平成30年度予算審査特別委員会(3月16日_国民健康保険特別会計)

○委員長(奥秋康子) これより議案第20号、平成30年度清水町国民健康保険特別会計予算、259頁、266頁から297頁までの審査を行います。

 担当課長に申し上げます。予算の中で特に説明を要する点があれば説明願います。

 町民生活課長。

 

○町民生活課長(松浦正明) 国民健康保険特別会計に関わりましてご説明申し上げます。予算書の259頁からでございます。予算の総額は1,354,000千円で、前年度に比べ192,000千円の減額、率にして12,4%の減となっております。予算の構成、内容につきましては、今年4月から始まる国民健康保険の都道府県化に伴い、大幅に予算の構成が変わっております。

 260頁、261頁をお開き下さい。まず、歳入予算の構成でございますが、下段のとおり、国庫支出金、療養給付費等交付金、前期高齢者交付金、共同事業交付金の款がなくなっております。これは、都道府県化により国庫支出金等の一部を除く公費は原則北海道が収入することとなります。また、北海道は国費や各市町村からの国保事業費納付金などを基に、各市町村の保険給付費の財源として道負担金である保険給付費等交付金として10分の10交付されることになります。

 次に、262頁、263頁をお開きください。歳出予算の構成でございますが、これまで市町村が支出してまいりました後期高齢者支援金等、前期高齢者納付金等、老人保健拠出金、介護納付金につきましては、北海道が取り扱うこととなります。市町村は新たに、医療給付費や後期高齢者支援金等、さらに介護納付金にかかる経費負担分を第3款の国民健康保険事業費納付金として北海道へ納付し、北海道から必要とする保険給付費と交付金を受け、第2款の保険給付費を支出することとなります。以上が歳入歳出の予算の大まかな構成でございます。

 北海道におきましては、広域運営事業としまして、北海道国保運営方針を定め、保険料負担の公平な支え合いを検討してまいりました。このたび、国民健康保険事業費納付金の算定がされ、それを基に予算を計上したところでございます。この納付金を支払うための財源としましては、保健基盤安定繰入金や北海道の特別交付金などの財源、更に現行保険税率による国民健康保険税の収入を推計したところでございます。

 結果としましては、被保険者の負担軽減策としてこれまでの一般会計からの法定外繰入額の範囲であること、今後の課税限度額の見直しが予定されていること等を勘案し、本年度は保険税の税率の見直しを見送ったところでございます。

 266頁をお開きください。以上により、第1款の国民健康保険税につきましては、被保険者数の減少等により現年課税分と滞納繰越分を合わせて、333,900千円を見込んだところでございます。

 267頁の2款、道支出金につきましては、保険給付費等交付金の保険給付金にあてる普通交付金として855,528千円、保険者努力支援分など特別交付金として12,097千円を見込んでおります。

 269頁でございます。4款の繰入金につきましては、一般会計繰入金と基金繰入金を合わせ、全体としましては151,649千円となり、前年度より17,511千円を減額しておりますが、特に一般会計繰入金の6節、その他一般会計繰入金・・・。申し訳ございません。繰入金の関係については初日に訂正させていただいた件で、一般会計繰入金につきましては今年度149,132千円、国民健康保険繰入金につきましては本年度予算が2,517千円と訂正させていただきますのでよろしくお願いします。

 6節のその他一般会計繰入金につきましても当初と数字が変わっておりますけれども、22,427千円を減額し、修正後で42,573千円としたところでございます。

 次に、歳出でございます。277頁の第1款、総務費につきましては、下段の委託料35番、診療報酬明細書点検委託料としてレセプトの過誤等の点検の委託費としまして、2,333千円を見込んでおります。

 次、280頁をお開きください。2款の保険給付費につきましては、過去の医療費実績や被保険者の減少から、2款全体で48,573千円の減額の見込みを立てたところでございます。

 284頁をお開き下さい。5項の葬祭費につきましては、先ほど条例改正で説明いたしましたが、現行1件1万円の葬祭費を3万円として予算計上しているところでございます。

 次に、285頁から287頁でございます。3款の国民健康保険事業納付金につきましては、北海道が算定しました額を基に見積もっており、大きく医療給付分、後期高齢者支援金等分、介護納付金の3つに分かれておりますが、総額で453,869千円を計上しているところでございます。

 最後に、国保会計は本来、国保税や北海道などの各種交付金などで運営されることが望ましいかたちでございますが、被保険者の負担軽減のため一般会計から繰り入れさせていただかなければならないことについて引き続きご理解をお願い申し上げます。

 以上、国民健康保険特別会計に関わっての説明とさせていただきます。よろしくお願いします。

 

○委員長(奥秋康子) これから歳入、歳出一括して質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 原委員。

 

○委員(原 紀夫) 今回の国税改正によって道のほうに集めてまた町のほうに戻してくるというかたちになるのですが、全体を通して今までの事務と今後の事務を比較すると楽になるのか、かえって負担になるのかを教えてください。

 

○委員長(奥秋康子) 町民生活課長補佐。

 

○町民生活課長補佐(青沼博信) 今のご質問で、広域化になることによって、事務が楽になるのか繁雑になるのかというご質問ですけれども、今予算でご説明申し上げましたとおり、広域化に伴って国庫支出金等の事務がなくなります。その分については軽減になりますので、事務が少なくなります。

 ただ、広域化となることによって今、被保険者の資格の異動ですとか、管理の事務が北海道と二重といいますか、清水町の保険者としても管理いたしますし、北海道としても被保険者の資格の異動等の管理運用をすることになるものですから、その辺の事務の調整などが増えたり、今、納付金の算定の事務などが新たに増えてきますので、少なくなる事務もあれば、増える事務があるのも事実でございます。

 個人的な感想になるかもしれませんけれども、今のご質問の答えから申し上げますと増えるというのが実感の事務の担当としてのお答えとさせていただきます。

 

○委員長(奥秋康子) 原委員。

 

○委員(原 紀夫) 私は減るのかと思ってお尋ねをしたのですけれども、増えると担当者が言っておりますので、増えるとなると今まででもそう暇ではなかったと認識をしているのですが、大丈夫ですか。

 

○委員長(奥秋康子) 町民生活課長補佐。

 

○町民生活課長補佐(青沼博信) 大丈夫ですかということでご心配をいただいたのですけれども、今これから制度が始まって、まだまだ見えていない事務、4月から、それから8月からも、これから制度改正が予定されております。本当に制度改正になって、事務、それからこれからいろいろな電算システムも変わってきますので、私、先ほど増えるのではないかということでお答えはさせていただいたのですけれども、あくまでも予想の範囲ですので、できる限り被保険者の方のために努力してまいりたいと思いますので、何とかやっていきたいと思っております。

 

○委員長(奥秋康子) ほかに質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(奥秋康子) 質疑を終わります。

 これで、議案第25号、平成30年度清水町国民健康保険特別会計予算の審査を終わります。

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