平成30年第4回定例会会議録(6月11日_日程第4)

○議長(加来良明) 日程第4、行政報告を行います。町長から行政報告の申し出がありました。これを許可します。

 町長。

 

○町長(阿部一男) 行政報告を2件報告させていただきます。

 まず、1件目です。

 町道西十勝道路の共栄橋通行止めの対応について、ご報告申し上げます。

 5月16日午後に通行者から、共栄橋の橋梁の傾きについて通報があり、職員が現地へ向かい調査を行ったところ、橋脚1箇所が上流側へ傾斜していることを確認したため、午後1時15分に通行止めの措置を行い、関係機関へ連絡、並びに町民へ防災無線での周知を行いました。

 要因につきましては、融雪出水により橋脚基礎部の洗掘が生じ、沈下したため上流側へ橋脚の傾斜が発生したものであります。

 その他、橋梁の損傷につきましては、橋脚と橋桁のひび割れを確認し、経過監視を行っているところであり、今後につきましては、災害対策等緊急事業推進費の申請に向け、詳細な調査を実施し、復旧について進めて参ります。

 また、河川管理者である帯広開発建設部と協議し、橋脚の傾斜の進行を防止する対策として、河川内にコンクリートブロックの投入と河道の切替えを実施していただいたところです。

 なお、今回の保安措置などに要した費用と復旧に向けた測量調査設計費用につきましては、本定例会にご提案させていただいておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。

 以上、町道西十勝道路の共栄橋通行止めの対応についての行政報告といたします。

 続きまして、6月1日現在の農作物の生育状況等につきまして、ご報告申し上げます。

 今春は、4月中旬、下旬に晴れが多く5月上旬にはまとまった雨が降りましたが、温暖により植付け作業は早まり、5月8日にはてん菜の移植、馬鈴薯等の植え付けも順調に終了いたしました。

 デントコーンや豆類の播種作業につきましては、デントコーンと大豆は5月17日、小豆は5月19日、菜豆類は5月28日にそれぞれ播種最盛期を迎える等、平年並みの進捗状況となっております。

 主な作物の6月1日現在の生育状況は、てん菜は3日早く活着の良否で「やや良」、大豆は播種作業も順調に進み出芽の良否で「やや良」、牧草は3日早く「良」、秋まき小麦も3日早い「良」となっており、4月から5月の好天により順調な生育となっております。

 以上、6月1日現在の農作物の生育状況等についての行政報告といたします。

 なお、今後におきましでも、農業関係機関と連携のもと適正な管理作業などの指導に万全を期してまいりたいと考えております。

 

○議長(加来良明) 行政報告ですが、特に質疑ありましたら、許可します。

 質疑はありますか。

 1番、大谷昭宣議員。

 

○1番(大谷昭宣) 共栄橋の関係でございますけれども、5月16日から通行止めということで、僕ら地元としては大変不便をしているところですけれども、今の状況を意外と地元の人もわかっていなくて、写真等や、何かで報告してほしいということが1点と、この原因について、融雪の出水ということになっていますけれども、僕ら毎日のように通っているわけですけれども、やはり平成28年の台風の影響で水の流れが変わったように、それが大きな原因ではないかと思います。その辺のお話と、農地の通い作で、すごくこの話、北熊、美蔓の方が、人舞、佐幌、又は神居方面、清水方面に通い作として行っております。大抵の方がこの橋を利用しているわけですけれども1日も早い復旧をお願いしたいのと、今のところいつまでという予定があるのかどうかお聞きしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 建設課長。

 

○建設課長(内澤 悟) 第1点目ですけれども、写真等のわかるような形の中でということですか。

(大谷議員うなずく)

 わかりました。そうしましたら後でお話ししまして、用意はさせていただきたいと思います。この用意は本日中というかたち・・・・・・。

 

○議長(加来良明) 課長。個人的にどうのこうのではなくて、町民の方に現状を、写真等を用いてどのように情報を知らせたらよいかということですので、答弁をお願いします。

 

○建設課長(内澤 悟) すみません。今のところ現状が、今押さえている中で、現下としては写真等々あるようなかたちになっております。今のところ町民への写真等での報告だとか、そういうものは考えていないのですけれども。

 それと、その次の台風10号の関係なのですけれども、議員が言われるようなかたちの中で、平成28年、十勝川が人舞側のほうに大きく流れが変わったような状況というのはご承知かと思います。その後におきまして、平成29年に増水があったりだとか、最終的には本年の3月上旬の暖かい時期に大雪が降ったことと、あと雨が降りまして、それが最終的な要因というかたちの中で町としては考えているようなかたちになっております。

 それと最後のほうなのですけれども、工事の完成予定のお話だとは思うのですけれども、一応今、緊急対策事業推進費、これの申請に向けて進めてきているような状況でございます。

 ただし、今現在も河川管理者である帯広河川事務所、そちらのほうと協議しまして復旧時期や工事のできる時期、それも含めて協議はしているのですけれども、一応建設課としましては平成32年の3月末を目指すというかたちの中で進めてまいりたいと思いますので、何とぞよろしくお願いしたいと思います。

 以上でございます。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(田本尚彦) ただ今、建設課長からご説明を申し上げた部分で補足でございますけれども、写真等のわかりやすいもので住民に内容が理解できるようにというお話でございました。若干、ホームページには通行止めについての情報を載せてございますけれども、そういった状況がもう少しわかるような内容の情報提供ということと合わせまして、関係する地域につきましてはまた調整をいたしまして、状況がわかるようなところを対応してまいりたいと思います。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 9番 中島里司議員。

 

○9番(中島里司) これからだと思うのですが、この通行止めの関係。共栄橋ですね。これは実際に今どういうかたちで復旧をするのかというのは、この文面を見る限りわからないのですが、どういう事業なのか。ただ、今課長からたまたま春先の大雪による融雪影響という答えが出たと私は理解しています。ただ、河川の専門家の方の判断だと思いますが、私個人的には、平成28年の災害が全く影響なかったとは思えないのですよね。現実にその時点では気がつかなかった、見えなかった。だから私は、これは担当者レベルでは事務方として流れがあると思いますけれども、これはある場合によったらもう遅いと思いますが、場合によっては政治的なものも使って、やはり町の負担を少しでも減らして復旧していくのだという基本姿勢があっても然るべきだったと思うのですが。その事業名はもうわかっているのかどうかわかりませんけれども、これからなのかもわかりませんけれども、やはり町として努力して実際2年前にあの災害で、私は個人的に素人としてはかなりえぐられただろうと。それがたまたま水の中のことだからわからないけれども、えぐられたところにまた石がつまって、一時的に持ちこたえていたのだろうと。融雪材で多少水の流れが変わるわけだから、それによってある程度支えていた石がなくなってということだと思う。一度災害は受けていると。この辺はやはりいろいろな手を使って、改めて道や国に要請しながら、町の負担をもう少し軽減する方法はなかったのかと私はこの報告を見て思っております。これは机上でやっていても事務処理だけで終わるわけですから。災害というのはある部分ではいつも出ていますけれども、政治的な部分の判断で大きな影響があるというのが現実だと思います。それを考えた場合にやはり災害というものをもう少し全面に出して実際にやったかどうか、1点だけお聞きしたい。しつこく聞く気はありません。国や道と平成28年の台風10号による災害。これを話題に協議の中で出てきたかどうか。それについてお答え願いたいと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 建設課長。

 

○建設課長(内澤 悟) 公共施設災害復旧事業というかたちで平成28年度に橋梁や道路の復旧工事を進めてきたような状況でございます。今回の事象に関しましても北海道のほうに平成28年度、ある程度広がってきているというかたちのものも含めて公共災害復旧事業でいけるかどうか。その辺のお話もさせていただきました。最終的にはこの要件に関しましてはいろいろな条件がありまして、この災害復旧事業の要件にはちょっと該当しないというかたちの中で、今現在のお話をさせていただいた災害対策と緊急整備推進費、そちらのほうの、まだ申請はしていないのですけれども、申請に向けて今詳細な調査等々を行ってきているような状況でございます。以上でございます。

 

○議長(加来良明) 9番 中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 今担当課長からの説明は事務的な流れ。これは当然だろうと思います。流れとして。私がさっき言ったのは、これは担当課とは直接関係なくなると思いますが、実際にやはり町のお金を少しでも少なく、そして原因をはっきりしてもらうという部分からいけば、私は平成28年の災害にちょっと関わらせてもらったときに、事務方と打ち合わせしたときの答えと、政治的な部分ですね。そういう部分で現実に違いがありました。要するにその辺を私は、政治的な部分ということになれば、やはり町のトップの動きが大事だと思っています。たまたま担当者から「町長、あいさつに行ってください」と言われれば動くのではなくて、やはりこの辺をどこか探って、何か負担を軽減する方法はないだろうかという動きというのが町長にあってもいいのではないかという思いを感じています。町長の動きが町に対してすごく、いろいろな部分で大きな影響があるという部分を踏まえて改めて、町長を責めるとかそういう意味ではなくて、災害というのは結局は机上だけで流されたら事務方の判断で終わるけれども、それ以上の地元に対する財政軽減とか、そういうものが必ずあるということも思いながら行動していただきたいと思っているのですが、今回も含めて今後もこういうことはないとは言えないと思いますので、町長の考えをお聞かせ願えればと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) 私もこの部分につきましては災害のあった所が町道にかかる橋で、連絡が入ったときにすぐ町営の橋だということを認識した中で、いろいろな動きはとっているのですけれども、今後どういう、少しでも町の予算の部分で一般財源の持ち出しの部分が少なくなるような動きはとりながら、たとえば国土交通省の札幌のほうに行ってくるだとか、そんなことも含めて動いてはいるところでありますし、今後についてもまだまだそういう動く場がある。実は6月13日からこの部分も含めていろいろなかたちの中で上京して、こんなところも動きをとりたいという思いを持っておりますので、その辺はしっかりと今議員の言われたことも含めて活動し、行っていきたいと思いますけれども、ただ一つだけ、災害のときの写真が逆にいっぱい残っているのですね。その中でここの傾いた橋梁のところには逆に影響が全然出ていなかったという、川の流れだとかそういったことも写真の中で確認をさせてもらった中で、かと言って、川が変わったことが一番の大きな部分であると思いますので、その変わった川が、それまでは橋梁に影響を与えていなかったのだけれども、その後の出水の中であれしたと。そうしたら、その因果関係はゼロかというとゼロではないというようなことも含めて、そこそこに大きなものがあるのではないかということも含めて、今後またそんな中でいろいろと要請していくものは要請していきたいと考えているところでございます。

 

○議長(加来良明) ほかに質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) これで質疑を終わります。

 

○議長(加来良明) 行政報告は終わりました。

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