平成30年第4回定例会会議録(6月18日_日程第3_一般質問 佐藤幸一議員)

○議長(加来良明) 次に、5番、佐藤幸一議員。

 

○5番(佐藤幸一) 通告にしたがって質問をいたします。3項目について伺います。

 1点目は、町が設置する看板等の管理について伺います。

 町が設置する看板塗装の剥離や街路灯の支柱が赤さびで真っ赤といった見苦しい状況が見受けられます。設置管理者として定期的に点検し、改修する必要があると考えますが、今後の対応について伺います。

 2点目は、生まれてすぐの赤ちゃんに難聴の疑いがないかを調べる「新生児聴覚スクリーニング検査」の全額公費負担について伺います。

 先天性の難聴は1000人に1名から2名とされ、早期に見つけて適切な療育を受ければ、聞いて話す力は身につけやすいとされております。この検査は難聴の有無ではなく精密な検査が必要かどうかを判断するもので、保険適用外で平均5千円ほどかかることから検査を望まない親も少なくないと聞きます。

 北海道では昨年9月、現在で8市町村のみが公費負担を行っておりましたが、今年4月からは30市町村が新たに負担を始めました。十勝でも4町が公費負担しております。士幌町、広尾町、足寄町、陸別町。本町においても誰もが検査を受けられるよう検査費用の全額公費負担を実施すべきと思いますが、子育て支援策に繋がることでもあり、町長の考えを伺います。

 3点目は、北海道清水高等学校の支援について伺います。

 このことについては3月の定例会で質問いたしましたが、最終的に今年の入学者は定員を大幅に下回り4間口の維持が困難となりました。今年は暫定で4間口のまま推移するようですが、来年度も今年のような入学者数になれば1間口減の3間口となります。

 教育委員会は学級維持のため出口対策を支援していくとしております。それも大切でしょうがまずは生徒の入学者を増やす方策も重要だと思います。私は3月に通学費の支援を提案いたしましたが、来年度の入学者確保に向けて清水高等学校への支援についてどのように考えているか伺います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) ただいまの佐藤幸一議員の質問にお答えを申し上げます。

 まず1点目の看板等の管理についてでございます。市街地の街灯設置箇所数につきましては、1,370基あり支柱を要する街灯数は約2割程度となっております。支柱の点検につきましては、職員により月1回程度で外形の状況の確認を行っております。なお照明器具の不具合については、町民からの連絡などにより随時対応をしてきております。また、道路の案内標識や看板などにつきましても道路パトロールの中で状態の確認を行い、腐食状況などにより標識等の修繕や交換を行っているところでございますが、更に注意を払いながら点検をしてまいりたいと思っているところでございます。

 次に、2項目目の「新生児聴覚スクリーニング検査費用」の公費負担についての答弁でございます。聴覚障がいは早期に発見され適切な支援が行われた場合には、障がいによる音声言語発達等への影響が最小限に抑えられることから、その早期発見・早期療育につなげるため全ての新生児を対象として新生児聴覚検査を実施することが重要とされております。

 十勝管内におきましては全ての産婦人科において検査を実施することができる体制となっており、昨年度生まれた本町の新生児につきましては、里帰り出産された方1名を除き、全て49名この検査を受けており、確認検査の必要な新生児はおりませんでした。

 さて、ご質問の「新生児聴覚スクリーニング検査費用」の全額公費負担でありますが、厚生労働省通知の「新生児聴覚検査の実施について」の一部が平成29年12月28日付けで改正され、検査費用の公費負担を積極的に行うことが求められております。町といたしましても受診者の経済的負担の軽減と、今後においても新生児全員が検査を受けることができ、聴覚障がいが発見された場合には適切な支援につなげることができるよう、早期に公費負担を開始できるよう取り進めてまいりたいと考えているところであります。

 以上、答弁とさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。

 教育長。

 

○教育長(伊藤 登) それでは、佐藤議員の大きな3項目目。清水高等学校の支援について、お答えをいたします。

清水高校の生徒確保に向けた支援策につきましては、清水高校振興会が主体となり、町長部局とも連携を図りながら取り組んできたところであります。

 総合学科としての幅広い教育内容を継続していくためには、4間口を確保することが重要と考え、清水高等学校振興会をとおして、就職時に有利な資格取得検定料の助成のほか、進学対策として模擬試験料の補助や「進路チャレンジクラス」におけるインターネット講習「スタディサプリ」登録料の一部助成など、生徒の学力向上や進路支援に向けた活動も実施してまいりました。

 しかしながら、本年度の清水高校への入学者数につきましては、97名、3間口となり、とても残念な結果となりました。

 管内的に中学校の卒業者数が減少していく中で、今後の見通しとしましては非常に厳しい状況ではありますが、教育委員会といたしても来年度以降の4間口確保に向けて取り組みを進めているところであります。

 中学校を卒業する生徒の皆さんに、一人でも多くの方が清水高校を選んでもらえるような「魅力ある高校づくり」を進めていくことが重要であり、清水高校とも連携を深めながら、様々な方策を検討してまいりたいと考えております。

 今年度の支援策につきましては、現在、清水高校、高校振興会役員の方とも協議を進めておりますが、具体的には3点ほどの新たな事業を予定しております。

 これまでは、生徒個人の携帯電話等を使用してインターネット講習「スタディサプリ」を受講しておりましたが、画面が小さく使いづらいため、インターネット環境を整備し、タブレット25台程度を配置することにより、「スタディサプリ」を自由に受講できる学習環境を整備し、更なる学力向上に努めてまいりたいと考えているところであります。

 また、清水町国際交流協会が行っております「アメリカ・チェルシー」との相互交流事業に、清水高校生も参加対象とさせていただき、派遣費用の半額程度を助成してまいりたいと考えております。

 次に、地域連携推進事業ということで、総合学科20期生卒業記念事業の一環として、生産技術系列の生徒を主体とした「清高ショップ」の開催や、地域イベント等への出店に係る経費の一部を助成し、生徒が地域と連携を深めるとともに、清水高校の魅力と活動内容を広くアピールしてまいりたいと考えております。

 その他といたしましては、新得町屈足地域の生徒が通学しやすいよう、「屈足セイコーマート前」までスクールバスの運行経路を拡大し、利便性の確保に努めているところであり、一人でも多くの方が清水高校に入学していただくことを期待しているところでもあります。

 今後も清水高校への支援策の充実を図り、4間口確保に向けて積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

以上、教育委員会といたしましての答弁とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 5番、佐藤幸一議員。

 

○5番(佐藤幸一) 看板等について再質問させていただきます。一例として国道38号の本通入り口に設置されている清水市街地の案内看板の照明器具が壊れたままとなっております。明るくするのに電気が配置されていますが、それが壊れている状況でちょっとみっともないようになっておりますし、274号線のここから見える3丁目道路、日甜側の街路灯がさびて曲がっているのですよね。町管理の機器かと思いますが、営業されていないしみず温泉の看板も問題ですが、せめて町が設置する看板等についてはきちんと維持管理をしていただきたいと思いますが、どうでしょう。

 

○議長(加来良明) 建設課長。

 

○建設課長(内澤 悟) まず、清水の本通りの38号線にある案内看板でございます。私も現場を見まして照明がちょっと脱落というか、落ちている状況の確認を取りまして、その部分に関しましては早急に取り外して、改修に向けていろいろと検討しているようなかたちでございます。もう一つの照明器具。274号線の3丁目の帯広側の部分の、1基の部分なのですけれども、実は昨年からいちまるさんの前ぐらいの照明を随時交換してきておりました。今回1基分が本年度更新するというかたちの中で進めておりまして、今後におきましてはそれの対応をしながら全体的なさびだとか、脱落部分。その部分を十分確認を取りながら進めていきたいと思いますので、何とぞよろしくお願いしたいと思います。以上でございます。

 

○議長(加来良明) 5番、佐藤幸一議員。

 

○5番(佐藤幸一) 目立った点はそこら辺が確認しておりますが、ほかにも1,320基のうち2割程度が該当となっておりますが、ほかの点については異常ないのでしょうか。

 

○議長(加来良明) 建設課長。

 

○建設課長(内澤 悟) 2割程度の部分で、実はこれは電柱の、替えるという話ではないのですけれども、今現在LEDのほうに替えてきております。なおかつ、それぞれの電柱のほうに添架というかたちの中で替えてきておりまして、その分は計画どおりいきまして、あと残り分に関しましては今のところ点検した中で大きな腐食、脱落等々ということは見受けられていないということで確認しております。以上でございます。

 

○議長(加来良明) 5番、佐藤幸一議員。

 

○5番(佐藤幸一) よろしくお願いしたいと思います。2番のスクリーニング検査でございますが、このことについては道も国も力を入れております。このように、町村に無料で取り組むように指導されておりまして、答弁もそのようなものになっておりましたが、このことについてもよろしくお願いをしたいと思います。検査にかかる費用を地方交付税にということでして、清水町も踏み込んでいるということでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。

 3番目の清水高校学校支援についてよろしいですか。少子化の中でいかに本校に来てもらう、魅力ある取り組みが必要だと思います。先ほどの答弁の中でタブレット、チェルシーとの交流、スクールバス利用等々、いろいろな取り組みをしております。高等学校維持もまちづくりの一つでございますので、私が3月に申し上げました通学費支援以外にも方策があると思います。教育委員会ではいろいろな取り組みをしておりますので、これからも努力を一つ惜しまないで頑張っていただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 質問はよろしいですか。

 

○5番(佐藤幸一) 努力の具合をお願いをしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 今後の努力について、答弁をお願いいたします。

 教育長。

 

○教育長(伊藤 登) 既に4間口維持に向けて意欲を持って臨んでいますので、また継続してまいりたいと思います。

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