平成30年第6回定例会会議録(9月21日_日程第1_一般質問 安田 薫議員)

○議長(加来良明) 次に、11番、安田薫議員。

 

○11番(安田 薫) 通告にしたがい1項目の質問をさせていただきます。その前に、北海道胆振東部地震で被害を受け、またいまだ臨時施設等で生活の皆さん、一日も早い正常に戻られることをお祈りいたします。また、多くの亡くなられた方にはご冥福をお祈りいたします。たまたまこの一般質問の通告が9月4日でしたので、もう少し2、3日通告が遅かったら、今回のいろいろな停電の問題、全道規模の停電の問題とかいろいろ質問される議員がたくさんおられたと思うのですけれども、これは12月の定例会までにしっかり皆さんが町の状況だとか、また北海道、また国がやらなくてはいけないこともあると思いますので、12月の定例会ではしっかり勉強させていただいて質問をさせていただきます。

 まず私の質問ですが、乳幼児健診で網膜芽細胞腫の早期発見を。小児がんのひとつに網膜芽細胞腫という眼のがんがあります。患者の95%は5歳までに発見されているが、発見が遅れるとがんが脳に転移して死に至る。発症は1.5~1.6万人に1人と少ないですが、親が赤ちゃんの目の異常に気づいても速やかに治療されないことがあります。早期発見であれば抗がん剤治療等によって眼球摘出を免れる場合もあり、網膜芽細胞腫はある程度進行すると、白色瞳孔や斜視の病状が現れます。これらを乳幼児健診でチェックできれば早期発見につなげることができます。これまで本町で発症例があるかを伺います。また、乳幼児健診の項目は市町村が指定することができるとあります。本町の問診の眼の項目に、白色瞳孔を追加してはいかがかをお伺いいたします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) それでは安田議員のご質問にお答えをさせていただきます。網膜芽細胞腫に係るご質問でございますが、国立がんセンターによりますと、網膜芽細胞腫は網膜に発生する悪性腫瘍で乳幼児に多い病気であり、出生児15,000~16,000人に1人の割合で発生すると言われております。現在まで、本町における発症例はありませんが、このような病気の早期発見、早期治療は大切であり、乳幼児健康検査の際に必ず持参していただく母子手帳の中に、白色瞳孔の症状を確認する項目が含まれておりますので、今後におきましても保健師がその内容を確認し、必要があれば眼科受診を勧めてまいりたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 11番、安田薫議員。

 

○11番(安田 薫) 私も言いました、町長も言いました、15,000人から16,000人に1人ということで、清水町で計算すると30年、50年で1人あるかないかということですけれども、本当に小さな病気になるかと思いますけれども、本当に赤ちゃんのときにこういういろいろな病状が早期発見されるのが理想だと思うので、町長の答弁にありましたけれども、保健師または町の病院等との連携をとって十分な検診をしていただきたいと思いますが、いかがでしょう。

 

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

 

○保健福祉課長(青木光春) 今回網膜芽細胞腫のご質問ということでございます。小児の慢性特定疾病の多くある中の一つでございまして、このほかにもたくさんそういう特定疾病がございます。私どもの乳幼児健診等におきましては、小児科の先生が特に眼のことにつきましては時間をかけてじっくりと診察させていただいて、それから腹部等もしこり等があるかないかということをこれもまた時間をかけていただいて診察をいただいているということで、現場の保健師からも報告を受けているところでございます。いずれにいたしましても今回は網膜芽細胞腫のことのご質問でございますけれども、他の疾病につきましても早期発見早期治療というのが大変重要だということは私どもも十分認識させていただいておりますので、そういう意味からも十分な検診、それから十分な目を持って乳幼児の検診にあたっていただいて、そして必要があれば今回は眼科ということになりますけれども、他の疾病につきましても必要な医療機関に受診を勧める、そういったことを今後におきましても進めてまいりたいと考えております。以上です。

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317