○議長(加来良明) 日程第9、請願第24号、日米物品貿易協定交渉に関する請願についてを議題とします。
請願文書を朗読させます。
事務局長。
(請願文書表 事務局長 朗読)
○議長(加来良明) 請願第24号について、紹介議員の説明を求めます。
1番、大谷昭宣議員。
○1番(大谷昭宣) 日米物品貿易協定交渉に関する請願書について請願理由。
北海道農業は、専業的な農家が主体となり安全で安心な農畜産物の安定供給を図っております。地域経済・社会を支える基幹産業として重要な役割を果たしているところであります。しかし、農産物輸出大国との経済連携交渉が北海道農業に大きな影響を及ぼしております。日豪EPAを上回るTPP11、それを超える日EU・EPAへと、次々と市場開放が進められております。TPP11は12月30日に発行し、日EU・EPA協定も来年2月に発効される見通しとなっております。こうした中、米国政府が検討していた輸入自動車25%追加関税を見送る代償として新たに二国間物品貿易協定交渉の開始に合意したことは、一層の農畜産物の市場開放へとつながるおそれがあります。北海道農業への多大な影響が危惧されるため、地域住民や農業関係者などからは強い懸念の声があがっております。よって国は米国との物品貿易協定交渉にあたっては次の事項について十分配慮するよう強く請願いたします。
1、日米物品貿易協定交渉は、TPP水準を交渉のベースとしているが、米国政府の強硬姿勢によって、更なる高い水準での農畜産物関税の削減・撤廃を求められるおそれがあることから、毅然とした姿勢を貫き、安易な農畜産物関税協議は行わないこと。
以上であります。よろしくお願いします。
○議長(加来良明) これから、質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
○議長(加来良明) おはかりします。
ただ今議題となっています、請願第24号、日米物品貿易協定交渉に関する請願については、総務産業常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
よって、請願第24号は、総務産業常任委員会に審査を付託することに決定しました。