平成30年第8回定例会会議録(12月17日_日程第2_一般質問 桜井崇裕議員)

○議長(加来良明) 日程第2、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 2番、桜井崇裕議員。

 

○2番(桜井崇裕) 2番、桜井崇裕でございます。議長の許可を受けましたので、通告に基づいて一般質問をしたいと思います。

 まず1つ目として、地域コミュニケーションの場がない状況についてということで質問をいたします。町長は町民主役のまちづくりを進め、町民との対話を積極的に進められていると理解しています。また、町政執行方針の中で、町民自らが地域のことを考え、多くの意見を反映したまちづくりの計画を基に課題解決に取り組み、人口減少に立ち向かう活力あるまちづくりを推進するとしていますが、日本の地域社会は過疎化、高齢化、介護・医療、農林漁業の衰退、シャッター通りの商店街など、多くの課題を抱えております。そこに追い打ちをかけるように東日本大震災、熊本・胆振東部地震、豪雨、豪雪、巨大台風などの自然災害。思わずどうなってしまうのかと思うのは私ばかりではないと思います。地域とは家族が集まって暮らす生活の場であり人生の場である。様々な思いや考え方、そして多様な生き方と喜怒哀楽を抱える人々の集まりであります。誰もが心のどこかで、わが暮らし、わが地域を良くしたいと思っています。しかし、その思いや考えを出し合い、確かめ合う場がほとんど失われつつあるのも地域の現状であります。今求められるのは、自分たちの地域を良くするために地域の人々が気軽に集まり、話し合うための場づくりではないかと考えております。なぜならば地域を良くする主体は住民であるからであります。そこで町長にお伺いいたします。

 1つ、町長の考える地域とは何かをお伺いします。

 2つ目として、町民との対話の中で感じられる地域の課題は何であるかをお伺いします。

 3つ目として、町政執行方針を推進するためにどのような政策を今後行っていくのかをお伺いいたします。

 2つ目の質問としてです。旧熊牛福祉館・保育所について。町は旧熊牛福祉館・保育所については新たに建て替えをするよりも、新たな管理経費をかけるよりも解体を選んで、旧芸術高等学校、旧熊牛小学校に、新たな熊牛福祉館として整備をしました。この状況の中で、今後町の方針についてお伺いいたします。

 1つ目として、解体の時期はいつなのかをお伺いします。

 2番目として、解体後の活用計画はあるのか。

 3番目として、地域の要望などはあるのか。

 以上、質問としてお伺いいたします。よろしくお願いします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) それでは、ただ今の桜井議員の質問にお答えをしたいと思います。

 まず、地域コミュニケーションについては、時代の変化もあり、以前は町民運動会や老人クラブ活動、高齢者スポーツ大会も盛んに行われたときもありました。いろいろなイベントなどを通して地域の方々とコミュニケーションを自然にとっていたように思われます。子どもがたくさんいたときには、子ども会活動も活発であったし、それに伴い、子どもを持つ親同士の交流も盛んであったと記憶しています。また、多くの農事組合においても、以前は月に一度は集まって、話し合いや懇親が深められていたように思います。しかし、現在も子ども会活動、町内会や農事組合活動などが活発なところもありますが、少なくなったように感じており残念に思う次第であります。

 さて、1つ目の「町長の考える地域とは。」というご質問にお答えいたします。私の考える地域とは、単なる隣近所の付き合いだけではなく、災害時や何か困った時などに人と人とが互いに支えあえる地域、例えば、市街地であれば町内会単位、農村部であれば農事組合や各福祉館を中心とした連合会単位、更には清水地区・御影地区の大きなまとまりも地域の単位であると考えております。特に災害時は、役場職員なども地域に支援にまいりますが、それだけでは人手が足りなくなる場合があるとともに、緊急時の要支援者の介助などに身近な同じ地域に住む方々の協力が必要と思います。

 次に2つ目の「町民との対話の中で感じる地域の課題とは何か。」というご質問に対するお答えでございます。人口減少による町内会や農事組合の減少もあり、町内会長をはじめ役員のなり手が減少している。農事組合の合併したところもありますが、なかなか自主的に合併するのは難しいようです。送迎サービスもあることなどから各地域のサロンは増えておりますが、各老人クラブに入会する方は減少しているようです。また、核家族化の進展などによる高齢者の単身世帯や高齢者のみの世帯が増え、農村部をはじめ市街地においても通院や買い物などの自動車を運転しない、できない人の生活確保が課題となっております。また、子どもの減少により、中学校の部活動が単独でできなくなり、他校と合同チームで行っている状況で、他校まで親が送迎しないといけないこともあり親の負担が大きいなど、課題は増えているようであります。

 最後に3つ目の「町政執行方針を推進するため、どのような政策を行っていくのか。」というご質問に対するお答えでございます。清水町の災害復興は順調に進んでおりますが、人口減少対策をはじめ、各種公共施設の老朽化対策など多くの課題があります。これらの課題を解決し新たな課題を把握するためにも、私の公約にも掲げていますが、まちづくり基本条例を重んじ、皆で情報を共有し、互いに尊重し合い、助け合い、協働するようになるため、町民が主役のまちづくり、町民対話を重視したまちづくりを進めてまいります。そのため、毎月の「町長とのふれあいトークの日」を設け、一日在庁し町民をお待ちしております。また、本年度も夏に各団体と、11月には地域に出向いてまちづくり懇談会を開催し住民の声を聴いており、今後も続けてまいります。更に町政執行を推進するためには、町の新しい情報を沢山出すことが必要であると考え、広報紙やホームページ、町の公式フェイスブックだけでなく、私もフェイスブックにより情報を発信し、少しでも町民に近づき、気軽にお話のできるような雰囲気づくりに努めているところでございます。

 以上、桜井議員の質問に対する大項目の第一問を終わらせていただき、次に、大項目2の旧熊牛福祉館・保育所についての質問の答弁をさせていただきます。

 旧熊牛福祉館・保育所の建物は昭和46年に熊牛公民館として設置され、翌47年に施設の一部に熊牛保育所を移設して利用されておりました。平成17年3月に熊牛公民館を廃止し、4月から福祉館として活用しておりましたが、平成27年11月に福祉館を旧熊牛小学校の建物に移転し、28年3月には熊牛保育所を閉所しました。同建物は一部増築した部分もありますが、建築から47年が経過し、保育所等の閉所後そのままの状態で現在に至っております。(1)の解体の時期はいつかとのご質問でありますが、町有施設全体の整備・解体を計画的に順次進めていく中で、今後2年ないし3年の間で解体することができればと考えております。

 次に2問目の解体後の具体的な活用計画についてはというご質問の答弁でございます。現段階では明確な方向付けをしておりませんが、今後地域の振興につながる有効な活用方法を考えてまいりたいと思います。

 次に3問目、地域からの要望についてはに対する答弁でございます。平成26年に旧熊牛小学校校舎の施設利用に関する地域懇談会を開催した際に、福祉館を利用している老人クラブなどのサークルや、熊牛地域の方々の意向もお聞きした中で、跡利用についても触れたところでありますが、老朽化しているため、特に地域からの要望などはございませんでした。その後も具体的なご意見は受けておりませんが、活用計画を検討する際には地域との協議も行い取り組んでいきたいと考えております。

 以上、桜井議員の質問に対する答弁とさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 2番、桜井崇裕議員。

 

○2番(桜井崇裕) それでは順次再質問をさせていただきます。まず、地域のコミュニケーションの場がない状況についての質問をいたしたいと思います。町長の考える地域ということでご答弁をいただきましたけれども、私も議員となって当初から選挙に出るときに、人と人のつながりが地域をつくるのだと、地域のつながりが清水町の町をつくるのだという公約のもとに今まで議員としてやってきたつもりでございます。昔は各地域にも小学校、保育所があって、地域ぐるみでいろいろな事業を行ってきた状況があります。それも変わって、これは清水町ばかりではなく、全国的な流れなのだろうと思います。そういった中で町長はどういった、地域というものを認識されているかという意味で質問をしたところでございます。自分の住んでいるところは自分で守るというのが当然のことだろうと思います。その地域がなければ町もないということなのでございますけれども、いろいろな、2番目の質問と重複するかもしれませんけれども、現状の中で、農村部で言えば、規模も大きくなってなかなか人とのつながりと言いますか、経営が大きくなって人が集まる機会が少なくなっているというのが現状であります。それと、役員のなり手がいないということもありましょうけれども、いろいろな問題を抱えているというのもあります。その中で行政がという部分では、住民から町長に、町長というか町にいろいろ要望する部分もあろうかと思います。地域をとおして上げるという部分ではあろうと思いますけれども、町のほうから、町長も言っているように積極的に住民との対話をしているというのは十分分かります。分かりますけれどもそれがいろいろなかたち、極端に言えば社会教育の部分もあればいろいろな農林課の部分もあると。そういったものをとおしてなかなか行政のほうからできる部分というのは、はたらきかけるというか、あまりにも住民にサービスをしてしまうのではなくて、行政のほうからできる部分があるのではないかと私は考えているのですが、その部分についてちょっと質問、答弁をお願いします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) もちろん町の行政の中でそういった地域の中の活性化についてお手伝いできる部分はそれなりにあるとは認識しておりますけれども、町としてはどちらかと言いますと先ほど言いました清水地区、あるいは御影地区だとかそういった大きなところの中のそういった地域づくりをどうしていくかということの中で上手くつなげていくという場面が出てくると思うのですけれども、やはり本当の細かい地域で、例えば熊牛の連合会、そういった単位の地域でありますが、やはり地域の中の皆さんの中でいろいろとそういうところも議論を、ディスカッションをしてもらいながら、そしてまた町がこういうことを町にお願いして、自分たちの活性化も図っていくということがあれば手を差し伸べると言ったらあれですけれども、そういったお手伝いはおのずとできてくるのではないかと。私もそういうことを望んでいるところでございますし、それぞれ小さな単位の地域がまた活性化して、いろいろなものができてくるのではないかと思っております。

 

○議長(加来良明) 2番、桜井崇裕議員。

 

○2番(桜井崇裕) 答弁に基づいて質問したいと思いますけれども、町長は本当に積極的に本当に細かいところまで、こんなところにも町長が顔を出しているのだというところまで出しているのですが、その中でいろいろお話もされると思うのですけれども、地域の課題というのはさっき答弁いただきましたように、私も同じような認識のもとにいるのですけれども、全体的に町長とふれあう会だとか、どのぐらいの住民が参加されているのか。そういったことも、町長とのふれあいトーク、地域にいろいろな町長との時間も持っていますよね。そういった中でどれぐらいの集まりというか、どれぐらいの方がみえているのかちょっとお伺いします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) 今のご質問ですけれども、細かな数字はちょっと覚えておりませんけれども、でも、それこそ答弁にもありましたとおり、夏の団体等との懇談会につきましては、それぞれの目的団体ですね。今年も20近くの団体と実施をいたしまして、のべ人数で100人を優に超えているとは思います。そんな中で人数は必ずしもすごい人数が集まっているわけではないと思うのですけれども、今までの過去のいろいろなものに比べると少し増えているのかなという状況があり、その中でより活発ないろいろな意見を交わしながら、私の考えもはっきりと伝えさせてもらう、それから皆さんの考えもしっかりと聞いて、その中でいい方向を探っていくよというような政策に反映していくという方法をとっております。また、今年もやりましたのですけれども、11月の中旬から下旬にかけてのいわゆる地域単位の懇談会につきましては、去年に比べますとやはり人数的には大分減ったかなと。ですけれども、合計すると100人くらいだったかなという思いを持っています。そんな中で、人数は減ったとはいえ、逆に熱心な人がいろいろと来てくれまして、いろいろな細かな、相当いろいろな意見も聞きましたし、こんなことも逆に少人数だから言えるのかな、あるいは議論できるのかなとそういう思いも持ったところでございまして、どちらにしても今後においてもそういった地域の中でもしっかりと連携といいますか、懇談を図りながら私としては町政を進めてまいりたいと、大事にして皆さんとのそういうつながりを大事にしてまちづくりを進めてまいりたいと思っております。

 

○議長(加来良明) 2番、桜井崇裕議員。

 

○2番(桜井崇裕) 農村部において、私も今年の3月に農事組合の合併というか、再編というのはできないかという質問をした経緯があると思いますが、なかなか自主的にやられたところもあるのですけれども、なかなか行政でするのは難しいという答弁をいただいております。それも理解しているのですが、農事組合ですから農協が関わる部分がかなり多いと思うのですが、農協との関わりの中でそういった再編についての、やはり1人2人の農事組合では、それこそ基本的なことができないという部分もあるので、そういった農協との会合というか話し合いの中で再編に関するような話というのはされたことがあるのでしょうか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 農事組合の再編等については、私になってからの具体的な農協との話し合いはもっておりません。ただどちらかと言いますと農協もいわゆる13地区ある連合会単位の運営を営農懇談会や何かにしてもそういう単位で懇談会を設けていると思います。そしてまた私も今回行ったまちづくり懇談会ではその13の単位ということでやっておりまして、もうちょっと広い範囲の中のほうがいいのかなという部分もあります。ただ議員がおっしゃいましたように熊牛地区のことで、農事部の合併ということでありましたけれども、今年議員もいたと思うのですけれども、4月の総会だったと思いますけれども、熊牛の中熊牛1と、細かいことはちょっと分かりませんがたしか2だったと思います。7人と8人ぐらいの農事組合がいとも簡単にと言ったらおかしいですけれども、「はい合併します。いいですか」と、しゃんしゃんと合併をいたしました。その方法が良いだとか悪いだとかということではなくて、そういうような事例もあって、むしろそういうものの中で、地域の人の中で本当に1人や2人なら大変だということの中で、皆でそういった人たちを自分の農事組合の中に入ってもらってやるという方法が、私はしばらくぶりに農事組合の合併の部分を見たのですけれども、本当に皆さんが同じ目的を持てばそれなりに進んでいくのかなと、そんな思いも持っていたので、逆に言えば良い事例として参考にさせていただければという思いを持っているところでございます。

 

○議長(加来良明) 2番、桜井崇裕議員。

 

○議長(加来良明) マイクのスイッチをお願いします。

 

○2番(桜井崇裕) 次の質問に移りたいと思います。今年町長が変わって農村部のタクシーだとか、これは住民からそういう要望を受けて実施されているものだと思います。そのほかにも老人クラブ等にサロン的なものをつくったり、いろいろなかたちの中で進められているというのは認識しておりますが、今後町民との、地域との町長の話し合いの中で、今後はこんなこともしたらいいのではないかとか、こういうこともしてみたいというようなものがありましたらちょっとお聞かせいただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 特に地域という単位で考えますとやはり高齢化問題ということもいろいろありますので、特に今やっております高齢者の、例えばいつまでも元気で暮らしていける、なるべく介護にならないような状況の中で、いわゆる健康寿命の延伸、延ばすということの中で今後もそういった活動が上手くできればいいかなと思っているところでございます。その中で、例えば今1つ2つと出している農村地区の足の確保だとか、それらについても今以上に新年度に向かってはいろいろなかたちの中で今足の確保は町内も含めていろいろ行っているわけですけれども、さらに皆さんに利用がしやすいような、そしてまた元気で皆で集まってわいわい騒いだり元気を確認し合いながら皆さんに楽しんでもらえるような、そういったところのお膳立てができるような政策についてはまだまだ進めて打っていければと思っているところでございますし、地域の子どもたちのいろいろな今度は足の確保だとか、そんなことも今もちろんスクールバスだとかいろいろなことでやっていますけれども、もうちょっと踏み込んだ中でやっていければと、そんなことも考えながら進めているところであります。

 

○議長(加来良明) 2番、桜井崇裕議員。

 

○2番(桜井崇裕) 子どもたちということについては、昔学校がへき地にもあって、私の子どもあたりは全員スケートも乗れますし、あの頃は少人数だったので団体競技ができないのでバドミントンをやったり、バドミントンで優秀な生徒もいましたし、子ども会の中で全員が百人一首をできる。私なんかできないのですけれどもできるというような、そんな地域を含めてそういったものもありました。それを知れというわけではございませんけれども、やはり子どもの時代に本当に地域、熊牛なら熊牛で生まれて、ここで育って、この自然の中でというものをやはりそういった育むようなものというのは絶対大事だと思っておりますので、いろいろなかたちの中でお力添えをいただきたいと思います。もう1つ、防災の関係からお聞きしたいのですけれども、清水町は大変な災害に遭いました。しかしながら私の住む川東地区はそれほど大きな災害はなかったということで、町全体として防災計画を立てておりますけれども、川西と比べるとどうしても防災の意識が少ないかもしれない。そういった中で、これから防災、町内会を含めていろいろな、町長が言われたように共助の姿勢という体制をつくっていくということなのですが、防災計画、そういう認識はあるのかないのか、ちょっとお聞きしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 総務課参事。

 

○総務課参事(山本 司) 熊牛地域におきましては、十勝川、指定河川となってございます。大きな川がございますので、重要な防災対策という部分では必要に応じて現在の地域防災計画の見直し等も図ってまいります。あと地域におきましても、自主防災組織等の設立をいただいている地域もございますし、今ない地域につきましても、今後も自主防災組織の確立に向けて町としても地域にお邪魔しながらお願いをしてまいりたい、推進してまいりたいと考えてございます。

○議長(加来良明) 2番、桜井崇裕議員。

 

○2番(桜井崇裕) 行政として防災のみならずいろいろな担当課の中でいろいろな働きかけという部分があろうかと思いますので、今後とも地域あっての清水町だという、地域というのは町の人をないがしろにしているわけではないのですけれども、町であっても町内会があると。そういったものをやはり行政のほうからある程度積極的に働きかける部分もやはり必要なのだろうと思いますので、今後ともそういう、町長も積極的に住民の中に入っているということでございますので、行政のほうとしてもそれなりに各担当課がいろいろな部分で考えていただきたいと思いますが、町長に答弁を最後いただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) 今防災組織等に対する自主組織ですね。それらに対する支援を行っているところであります。そんな中で現在40ぐらいの地域がそういう組織を立ち上げ、そしてまた出来上がった地域については職員も配置をするということで今決めてございます。そしてそんな中でまだ農村部等はなかなか特に川東地区になるとそういう機運というのですかね、なかなか前回も災害がなかったということであり、今参事も答弁したようなことでありますけれども、今後なんぼかの地域は、例えば北熊牛だとか人舞地区ではそういう組織が出来上がっております。残念ながら熊牛までは出来上がっていないのですけれども、そういう組織が出来上がるような状況を町も含めていろいろな細かい事務の手続き、あるいは規約でうたうとか、そういうことはうちで全部、今までもほかの地域もそうですけれどもそんなこともお手伝いしておりますので、そんなこともまたお手伝いしながら町内全域にわたってそんなことができるような体制づくりはしっかりと進めていきたいと考えております。

 

○議長(加来良明) 2番、桜井崇裕議員。

 

○2番(桜井崇裕) 2番目の質問に移りたいと思います。旧熊牛福祉館あるいは保育所のことについてご答弁をいただきましたけれども、解体の時期ということでご答弁をいただきましたけれども、言ってみればいろいろな町の事情というかいろいろな優先順位もあろうかと思いますけれども、2、3年ということで、できれば解体したいと考えているという答弁をいただきましたけれども、空き屋対策等いろいろな立場の中でちょっと危険な部分も出てくるようなところもありますので、しっかり解体と決めたのでありますので、しっかり対応していただきたいと思いますが、改めて答弁をいただきます。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(田本尚彦) ただ今こちらからご答弁を申し上げた中で、危険等も考慮にということでございます。全体の中で計画的に取り組んでいくわけでございますけれども、個々の状況で急ぐべきところがあるという事情があれば、そういったところの調整は当然行いながら取り組んでいくことになりますのでご理解いただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 2番、桜井崇裕議員。

 

○2番(桜井崇裕) 2項目目の、現段階では明確な方向付けをしていないということなのですが、今後地域の振興につながるような活用法を考えてまいりたいと。例えばどういったことが考えられるかお伺いします。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(田本尚彦) 現在具体的なものを考えていないというところで、例えばというところの言及はなかなか難しいかと思うのですが、熊牛地域、過去にはかなり多くの方が、あそこが市街地ということで住まわれていたというところもあります。今農村部を求める移住の希望者などもおりますので、例えばそういった活用はできるのかどうか、あるいは地域での事業展開というところの申し出等があった場合はどうかと、いろいろな考え方が出てくると思いますので、現状ではその辺固定的な考えは持っておりませんので、また、地域のほうで把握している情報などもあれば積極的にいただいて考えていくことになろうかと思います。

 

○議長(加来良明) 2番、桜井崇裕議員。

 

○2番(桜井崇裕) 今ご答弁いただきましたように、私も熊牛町内というか、郵便局もございますし、かつては警察署もありましたし、いろいろな施設があって小さな町みたいな感じでありました。その中で新たにそこに家を建てて住まわれた方も、町外から来られて住まわれた方もいますし、この日高山脈の景観がいいということで住まわれた方もいます。いろいろな状況の中でせっかくの町有地、町の施設でございますので、定住促進、農村部に住みたいという方も、そういう要望が多いということもございますので、地域住民との話し合いもあろうかと思いますけれども、できればそういったもの、あるいは今後農村部に入る従業員の建物とかいろいろな考え方があろうと思うのですけれども、ぜひそういったもので対応していただきたいと思っています。それから最後になりますけれども、熊牛の住民の中から具体的な要望はないということなのですが、ぜひともいろいろなものを先ほど言いましたようなこともご提示されて有効に使えるような方策を考えていただきたいと思います。そういったことを申し上げて私の一般質問を終わらせていただきます。

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317