平成30年第8回定例会会議録(12月18日_日程第1_一般質問 西山輝和議員 )

○議長(加来良明) 次に、12番、西山輝和議員。

 

○12番(西山輝和) 一般質問、議長におかれまして許可されましたので4点について一般質問をさせていただきます。

 阿部町長は昨年2月19日の町長選挙にて、町民に対して公約として5つの約束、43の宣言をされました。そして多くの町民の期待を受け、見事に当選されました。以来、本町のまちづくりの船頭として舵取りをして来られましたが、あとわずかで早一期目の折り返しを迎えると思います。町長が町民と約束された43の宣言、言わば公約はどれを取っても重要なものだと思いますが、私はその中でも最も大切なものが町民との対話による新たなまちづくりであると考えております。フェイスブックの活用による町の情報公開を積極的に取り入れ、これを基本に現場に積極的に出向き、職員や住民との対話やミーティングなどを精力的に行い、そこで出された意見など重要と思われるものは多少リスキーであっても政策として果敢に取り組んできている阿部町長の姿勢を私は率直に評価し、よくやられているなと評価をしております。しかし、人口減少問題や町の財政問題、一朝一夕に対応できる問題ではなく、長期的に今後も抱えていかざるを得ない問題であり、わが町だけでは到底対応するのが難しい問題も多く含まれているかと思います。そこで、本町への私の一般質問として限られた持ち時間ではありますので、大まかに4点について質問をさせていただきます。

 1点目としては、清水町人口ビジョン・総合戦略に基づく取り組みの進捗状況と達成状況、更には計画見直しのお考えについて。

 2点目としては、住民の身近な近々の問題として、全町内での交通安全対策についての考え方について。

 3点目として、御影市街地中心部のまとまった未利用地の考え方について。

 4点目として、現在道内で急増しているコミュニティースクールの導入の考えについてお伺いします。

 まずは1点目ですが、平成27年度に作成された、「清水町人口ビジョン・総合戦略」については、現在4年目を迎えております。同計画の期間は平成27年度から平成31年度の5か年計画で、来年度で最終年度となります。町長としても計画推進の総指揮者として、その取り組みの推進を引き継いで2年目にあたります。作成されている総合戦略は原則として毎年度成果の検証を行い、必要に応じて実施内容の見直しを図るサイクルの下に推進するものとされているかと思います。そこで、総合戦略に挙げた各施策の進捗状況及び取り組み成果についてお伺いします。また可能であれば今後その内容を清水町人口ビジョン総合戦略進捗状況報告書としてまとめていただきたいが、そのお考えがありますでしょうか。お伺いします。さらに、現在の清水町人口ビジョン総合戦略の計画期間は来年度が最終年度になりますが、検証された取り組み内容を反映させ、同計画の改訂版を策定するお考えはありますでしょうか、お伺いします。加えて最近の新聞等報道によると、首相の諮問機関である地方制度調査会で公共施設などのまちづくりを複数市町村が連携して行う一定の圏域を行政区域として捉え、各市町村が全ての行政サービスを担ってきた従来のフルセット主義からの脱却を目指す、構想とその圏域の法制化で取り立たされております。複数市町村の連携については、本町としてすでに動いている広域消防組織や、来年度に予定しているごみ処理事業の十勝圏複合事務組合加入などのほか、清水町人口ビジョン総合戦略の中では今後の考え方として、保健・医療・福祉、観光等の広域連携の可能性も挙げておりますが、今後一層の人口減少や財政情勢の厳しさから、わが町だけでは到底対応することが難しいとする問題も出てくるかと思います。町長として、この辺の考え方について、現時点でどのようにお考えになっているのかをお伺いします。

 2点目ですが、御影地域づくり推進協議会では6年ほど前に御影地域の市街地、農村部を含め地域全域の交通安全危険箇所実態調査を実施し、信号、止まれ標識、白線、道路標識等の要整備箇所及び優先度について地図上に落とし、近々の課題として同資料を添付して町及び清水町安全推進協議会に要望し、その後公安に要請があがり、その結果、市街地や農村部の標識等の多くの危険箇所への止まれの標識設置や、止まれ道路標示などがなされ、感謝しているところです。にも関わらず御影地域では今年に入り市街地農村部とも数件の交差点事故が発生しております。基本的にはその原因はドライバー個々の注意力の緩慢によるところが多いと考えますが、清水町の住民の高齢化で運転免許証を返納する人が多くなり、歩いて町に出る高齢者が増えるでしょう。本町の中に信号機がついていますが、歩行者用が付いていない信号機が多く、身体障害者の人には視野の狭い人、目が不自由な人、映像が見づらく不便なもので歩道を渡るのは危険です。本通6丁目のフクハラ、山本ふとん店に買い物に来る人の多いところ、南2条10丁目北海道マツダ、ゆめあとむの交差点に車の通行量の多いところが、歩行者用信号機がありません。また、北3条5丁目の交差点、鳥せい商事のところ、道路幅が広くて横断するのが大変なところです。通学路にもなっているので、歩行者や信号機の設置を町から働きかけてはどうでしょうか。交通安全、交通事故防止のためには、町として地域としてやらなければならない対策だと思いますので、よろしくお願いいたします。

 3点目、現在御影市街地中心部に元食糧事務所跡地、元御影農協事務所跡、いずれも十勝清水町農協が所有している土地だと思います。まとまった面積の土地が未利用地として現存しております。この土地は私ども御影地域の住民としては今後の地域の市街地形成のあり方を左右するほど重要な位置にあるかと思っております。ついては町としては当該地の利用活用計画について、これまで土地の所有者である十勝清水町農協からの何らかの利用計画が、話が届いているのでしょうか。もし届いていないのであれば、計画の内容をお知らせ願います。清水町農協に対してお聞きいただいて、これから農協の協力をいただくかたちで地域の振興策として有効活用方法を検討していただきたいと思います。

 最後4点目ですが、コミュニティースクールは、学校と保護者、地域の皆さんが共に知恵を出し合い、一緒に協働しながら子どもたちの豊かな成長を支えていく地域とともにある学校づくりを進める仕組みと道教育委員会資料で紹介されています。昨年の地域教育行政法改正で、教育委員会が各学校へ導入に努める努力義務の規定が盛り込まれ、以来、各市町村での導入が相次いでいると報道等で承知しております。現時点において十勝管内の幼稚園、小中学校のそれぞれの導入状況についてお知らせください。

 2つ目に、コミュニティースクールを導入することによる代表的な活動例についてどのように考えているのかお聞きしたいと思います。

 3つ目に、コミュニティースクールの導入によってどのようなことが期待できるのかお聞きします。

 4点目、本町にとっての基本的な導入に向けての考え方と、導入時期についてお知らせください。

 5点目として、導入に向けての推進計画内容について教育長からお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 西山議員に申し上げます。通告時に確認できていない質問まで範囲が広がっている部分がありますので、最初では答弁できない部分もあると思いますけれども、再質問の中で質問を行っていただくようにお願いいたします。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) ここで休憩します。     

 

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) それでは西山議員の質問にお答えをしたいと思います。

 まず大項目の1点目でございます。平成27 年に策定した「清水町人口ビジョン・総合戦略」において、清水町人口ビジョンは平成72年、つまり2060年を見据えた人口の見通しと、清水町総合戦略は平成27 年度から平成31 年度の5か年間の計画期間となっております。この総合戦略については、毎年度の実施事業の評価は、当該年度終了後に各施策の推進状況、取り組むべき内容については重要業績評価指標に基づいて、施策効果や目標達成の状況等を検証し、更に取組みを進めていくこととしております。本年度も総合計画審議会などに平成29年度実施事業評価と人口の移動の状況を説明し、改善などのご意見をいただいております。取り組みの進捗は、総合戦略に掲載している具体的施策39事業について、平成29年度末時点で重要業績評価指標を期間内に達成できる見込みの事業は、農業振興対策事業、担い手対策事業、住宅リフォーム等奨励事業など23事業。更なる推進や強化が必要な事業は、移住交流推進事業やまちの子宝ありがとう事業など11事業です。そのほかには奨学金貸付事業のように貸付けは行っていますが、期間内に町内就職に結びつくことが困難な事業や、30年度以降に実施叉は検討予定である事業が5事業となっております。また、今年3月に国立社会保障・人口問題研究所が発表した2045年までの市町村ごとの推計人口によると、清水町は6,753人となり、清水町人口ビジョン策定時に推計された人口6,257人よりも496人多くなっており、道内の状況をみても比較的減少率が低くなっております。しかしながら、各施策効果による見込人口である6,840人と比較すると、87人減となり、更なる人口減少対策の検討が必要と思っているところでございます。なお、昨年度の清水町の住民基本台帳の人口動態では、社会増減は12人の減少、自然増減が100人の減となっており、特に近隣市町村への転出超過や、出生数の減少の傾向がみられ、早急な対策が必要であると考えているところであります。

 次に、平成31 年度で終了する「清水町人口ビジョン・総合戦略」につきましては、次期総合戦略の策定でございますが、平成31年度中に策定が必要になると思われますので、現在のところ国としての考え方や策定についての通知が来ていない状況であります。議員のおっしゃるとおり、ほとんどの自治体が人口減少する状況であり、住民のサービスを低下させないためにも、行政の効率化などによる複数市町村の連携は更に重要となると思います。現在も十勝定住自立圏の推進のほか、十勝圏複合事務組合などの一部事務組合や、各種事業促進期成会による連携を進めています。また、十勝ふるさと市町村圏基金を活用した広域事業としては、ブロック別広域連携事業、十勝への移住や観光PR事業などを行っており、十勝町村会では、十勝地域と東京圏との連携交流事業も検討しております。清水町総合戦略の中でも、産業、観光、教育など新たな広域連携を進めることとしており、これまでも、十勝・イノベーション・エコシステムなど連携してまいりました。今後も近隣町村など可能な連携事業があれば、進めてまいりたいと考えているところであります。

 次に2点目の、町内の交通安全対策についてのお答えでございます。町内の交通安全対策につきましては、町と清水町生活安全推進委員会等が連携し、交通安全啓発活動、新入学児童街頭指導、交通安全講習会、危険箇所の確認及び事故現場の注意喚起看板等の設置など多岐にわたり活動を展開しております。また、幼稚園、保育所、小中学校では、幼児・児童・生徒に対し交通安全教育を切れ目なく行い、町内事業所等においても交通安全啓発にご協力をいただいている状況であります。交通安全対策を講ずべき市街地や郊外のどちらにも、まだまだ対策が行き届いていない危険な交差点や見通しのよくない箇所が多くあることは承知しており、また、町内会や関係団体等から地域交通安全施設設置の要望を数多く受けており、徐々に改善を進めておりますが、改めて危険箇所等を確認することで、一層の交通安全対策を講じる起点にすることができるものと考えるところであります。今後におきましては、危険箇所や要望事項を再度点検し、一時停止標識や停止線等については、交通法規上の設置基準があることから新得警察署の助言を受け、また、町や清水町生活安全推進委員会等が独自にできるものについては、できる限り必要な安全対策を講じてまいりたいと考えております。

 次に第3点目、御影市街中心部のまとまった空き地活用対策についてお答えをいたします。十勝清水町農協の御影支所前の道路向かいにある十勝清水町農協の土地については、利用計画については特に私のところに届いてはおりません。先日、十勝清水町農協としての利用計画をお尋ねしたところ、現在は特に利用計画を持っていないようですが、近隣にも同農協所有の土地があり、農協として何らかの施設整備が必要になった時など、活用できるまとまった土地であることから、組合員全員の貴重な財産として保有しているそうでございます。なお、町から市街地の活性化につながる計画の提案などがあれば検討はしたいとのことでありますので、地域振興策など町として必要になった時には協議をしてまいりたいと思っております。

 以上、西山さんの質問のお答えとしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 教育長。

 

○教育長(三澤吏佐子) それでは大項目の4番目、コミュニティースクール導入の考え方についてお答えをいたします。

 コミュニティースクールは、学校と保護者や地域の皆さんがともに知恵を出し合い、一緒に協働しながら子どもたちの豊かな成長を支えていく「地域とともにある学校づくり」を進める仕組みであります。平成29年4月に「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」が改正され、教育委員会にコミュニティースクールの導入が努力義務化されたところであります。さて、1点目の現時点での道内、十勝管内の導入状況につきまして、幼稚園を除く導入割合では、道内で27.5%、十勝管内で23.8%となっており、一部のみ導入の市町村を含みますと、道内では99の市町村が、また、十勝管内においては9町村で導入済みとなっております。9月1日現在の導入状況について申し上げます。道内、幼稚園11、小学校265、中学校157、義務教育学校5、高等学校13、特別支援学校2、合計453でございます。また、十勝につきましては、幼稚園2、小学校23、中学校10、義務教育学校0、高等学校1、特別支援学校0、合計36でございます。

 次に2点目のコミュニティースクール導入に伴う代表的な活動につきましては、保護者や地域住民などから構成される学校運営協議会が設けられまして、学校運営の基本方針を承認したり、教育活動などについて意見を述べるといった取り組みが行われるところです。

 3点目のコミュニティースクール導入により期待するものにつきましては、学校と地域住民等が力を合わせて学校運営に取り組むことにより、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めていくことが出来ることにあります。

 次に4点目の本町の導入についての考え方と時期、予定についてでございますが、本町では、これまで"しみず「教育の四季」"を宣言し、感性あふれた表情豊かな子どもたちを育てるため、家庭、学校、地域が一体となり、町民総ぐるみでの教育実践活動に取り組んでまいりました。この"しみず「教育の四季」"の取り組み自体が、コミュニティースクールでうたわれている「地域とともにある学校づくり」そのものであると考えており、この「教育の四季」の組織を生かしながら、本町独自のコミュニティースクール体制として再編成し、平成31年4月から導入してまいりたいと考えております。

 次に5点目の導入に向けての推進計画につきましては、本年度、清水町CS準備委員会を2回ほど開催し、組織体制や推進計画等の検討を進めているところです。計画の概要といたしましては、コミュニティースクールに関わる学校運営協議会の設置に向け、現在の学校支援委員会制度を見直し、本町の清水・御影地域ごとに、それぞれ学校運営協議会を設置する方向で検討しています。清水ブロックとしては、清水幼稚園・清水小学校・清水中学校を合わせて1つ、御影ブロックでは、御影小学校・御影中学校を合わせて1つの学校運営協議会として設置することにより、幼・小・中の連携強化と滑らかな接続を意識した体制の構築を考えております。平成31年4月の導入に向けて、準備委員会において、更に具体的な部分を煮詰めてまいりたいと考えております。

 以上、答弁とさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 12番、西山輝和議員。

 

○12番(西山輝和) それでは再質問させていただきます。先ほどの答弁の中にもありましたけれども、清水町人口ビジョン総合戦略で、企画課でつくっていただいて新しい平成30年度の資料をいただきました。毎年見直しをして行うということで非常に良いことだと思っております。またその中を見ると、やはり先ほどおっしゃったように人口の流出が多いということで、近隣町村に転出する方が多いということでお話がありました。やはりそれをいかにこれから食い止めていくかということが一番難しいことではないかと思いますけれども、何か施策がございますか。

 

○議長(加来良明) 企画課長。

 

○企画課長(松浦正明) 今回平成29年度の実施事業の評価において人口の動態状況等を調べまして、先ほど申し上げたとおり人口社会増減自体はそれほど少ないのですけれども、その中で近隣町村への流出が多いということと、さらに、出生数が減っているということが、この2点が一番大きな問題かと思っております。今後定住、移住については更に力を入れてまいりますし、出生数については9月にも補正させていただきましたけれども、結婚対策として根本的な支援を強めているところでございますので、今後ともそういうところに力を入れていきたいと考えておりますのでよろしくお願いします。

 

○議長(加来良明) 12番、西山輝和議員。

 

○12番(西山輝和) やはりこれから清水町に働きに来ている方も非常に多いということで、段々高齢化になってきて一気に大きい事業所に働きに来てくれる方が減ってしまうと大変なことになるのではないかと思ってちょっと危惧しているところなのですけれども、どうでしょうか。

 

○議長(加来良明) 企画課長。

 

○企画課長(松浦正明) 今おっしゃったとおり、以前、昔はというか、私が役場に入ったぐらいについては国勢調査においても清水町から帯広方面に日中働きに行っている方が多かったのですけれども、現在は逆に清水町に働きに来る方が多くなっている状況でございます。そういうのを勘案しながら、清水町に住んでもらえるのが一番良いと思いますので、定住対策とかそういうところにはいろいろな方策を今後検討してまいるかたちになるかと思いますのでよろしくお願いします。

 

○議長(加来良明) 12番、西山輝和議員。

 

○12番(西山輝和) 子どもの出生率が非常に少ないということで、私も見てびっくりしたのですけれども、やはり人口をなんとか清水町に増やすことをもう少し積極的にやっていかないと大変なことになるかとは思うのですけれども、一番難しいことだとはよく分かるのですけれども、最近町長の頑張りで、今婚活も一生懸命やってこれからスタートしていろいろな面でお嫁さんを斡旋したり、来る人ということでやっていますので、この辺は少しは良くなるかと思って我々も期待しているところですけれども、その辺についてちょっとお考えをお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 企画課長。

 

○企画課長(松浦正明) 子育てについては当初総合戦略を策定したときにはいろいろ子育てに対する支援を考えてまいりましたし、当初は紙おむつの助成事業というかたちで進めておりましたけれども、現在はさらに、支援というかたちで出産祝い金制度に変えているところもございます。そのほかにも子育てについては、子育て世帯の負担を軽減する施策はいろいろ町の事業としてやっておりますので、そういうところも加味しながら、なかなか強制して子どもを生みなさいということにはなりませんので、生んで育てやすい環境をつくるのが重要かと思いますので、そういうところに力を入れて進めてまいりたいと考えております。

 

○議長(加来良明) 12番、西山輝和議員。

 

○12番(西山輝和) この総合戦略の中に見ても、観光とかそういうものを十勝広域でやるということになっていますけれども、どう見てもちょっと観光のほうがやはりよその町村から見ても弱いのではないのかと感じるのですけれども、その辺もう少し力を入れてやっていただきたいと思うのですけれどもどうでしょうか。

 

○議長(加来良明) 商工観光課長。

 

○商工観光課長(斉木良博) 観光についての施策についてのご質問をいただきましたので、一定程度お答えしたいと思いますが、観光分野については清水町、それから観光協会と連携をしながらいろいろな事業を行っているところでございます。他の町と比べると、という部分でいけば宿泊機能の部分で弱い部分があったりしているというところがそう見えるのかと思っておりますが、町の中では目的地となる観光資源の充実を図りながら町内に来ていただいて周遊をいただき、飲食店などにも寄っていただくような休憩型観光といいましょうか、そんなようなことの充実に向けて取り組んでいるところでございます。以上でございます。

 

○議長(加来良明) 12番、西山輝和議員。

 

○12番(西山輝和) 今年は肉・丼とかいろいろやっていただいて、観光客があれだけの人数が来るということもすごいことだと思って私も感心したのですけれども、ああいう大きいイベントをやはりやって、人を呼び込むということが一番大事なことだと思いますので、何かそういうもので町を、今言われたように、いろいろ食べて歩いて巡回できるようなシステムを早く築いていただきたいと思いますけれども。

 

○議長(加来良明) 商工観光課長。

 

○商工観光課長(斉木良博) 西山議員おっしゃるとおりでございます。イベントにつきましてはその日1日と言いましょうか、イベントだけの来町ということではなく、それをきっかけにして複数と言いましょうか、そのあとも町に来ていただくような周知、それからイベントの趣旨等のアピールを強めていきたいと思っています。それから観光協会で今年度スタンプラリーというものを取り組んでいたり、一か所ではなくいろいろなところに周っていただくような取り組み等にも取り組んでいるところでございます。今後におきましても次年度の予算の中でまたそういったような事業を検討していきたいと思ってございます。以上でございます。

 

○議長(加来良明) 12番、西山輝和議員。

 

○12番(西山輝和) それでは2点目の質問に移させていただきます。交通安全のことですけれども、一時停止標識ですとか、停止線、止まれの表示等が表示されているのですけれども、年数が経って見づらい箇所がけっこうあると思うのですけれども、そういうところをもう少し目配りをして、交通安全に気をつけていただきたいと思いますけれどもどうでしょうか。

 

○議長(加来良明) 町民生活課長。

 

○町民生活課長(高金信昭) 議員ご指摘のとおり、町内には複数の交通標識等がございます。経年をしておりまして見づらい部分、それから折れていたり曲がっていたりして不安定な交通規制になっているところがございますのは承知しております。その点については私ども担当のほうで把握をしておりまして、随時新得警察署をとおして北海道公安委員会のほうにご案内をして取り組んでいただいている状況でございますが、ただ全道を網羅している団体のところに申請しているもので、即時直るというところは数少ないということをご理解いただきたいと思います。以上です。

 

○議長(加来良明) 12番、西山輝和議員。

 

○12番(西山輝和) 先ほど言われたように町内の交差点というのは事故がけっこう多いのですけれども、どこで起きても学校の通学路の付近で事故が起きるということが多いので、やはり今まで幸いに子どもたちが巻き込まれていませんのでいいのですけれども、やはりああいうところにもう少し、道路上にはっきり白線を引いて分かりやすいようにしていただきたいと思うのですけれどもどうでしょうか。

 

○議長(加来良明) 町民生活課長。

 

○町民生活課長(高金信昭) ご指摘のとおり児童の通学に対しては最善の注意を図っていくべきだと考えております。今年になってから教育委員会主催によります通学路の安全推進会議というものがございまして、各小中学校から14か所だと思いましたが、安全対策を講じてはいかがかというご案内をいただきまして、関係の組織が集合いたしまして、各14か所について点検をいたしました。その中で一か所、特に御影中学校前の要望が過去からありまして、横断歩道を設置していただきたいということだったのですが、それは交通法規上なかなか、国道のところに歩道があるもので、それは設置できないということがありまして、どうするかということで新得警察署の交通課のほうと協議いたしましたところ、アドバイスをいただきまして、次年度におきまして道路上に通路帯というのですかね、そういうものを町道であるということで安全対策のために講じるということを進めることにいたしました。その他にも危ないところが多々ありますので、通学路の安全確保ということで検討を進めてまいりたいと思っております。以上です。

 

○議長(加来良明) 12番、西山輝和議員。

 

○12番(西山輝和) 町内観光施設への町外観光客の現地事故も続いておりますので、同観光施設への事故防止啓発もぜひ協力を呼びかけてほしいと思うのですけれどもいかがでしょうか。

 

○議長(加来良明) 町民生活課長。

 

○町民生活課長(高金信昭) 先に交通安全上のこちらの対応についてご答弁をしたいと思います。基本的には千年の森さんに行かれる観光客のことだと思いますが、団体で来られる方はバス、あとはレンタカーを使われているということで、そのエージェントさんだとかレンタカー会社さんにおきまして外国語でのご案内、日本の交通法規のご案内を徹底していただけるということを、町単独ではなくほかの町、それから観光連盟とも協議しながらお話をあげていきたいと思います。以上です。

 

○議長(加来良明) 商工観光課長。

 

○商工観光課長(斉木良博) 観光協会等の会議、それからいろいろな場面を通じて周知していきたいと思っています。以上です。

 

○議長(加来良明) 12番、西山輝和議員。

 

○12番(西山輝和) それでは3番目の質問に移させていただきます。御影市街地にまとまった土地があるわけですけれども、先ほどの答弁から言われますと、まだ何も考えていないということですので、ぜひやはりあれだけの大きい町の中に空き地があるものですから、やはり人口減少を防ぐためにもああいうところを住宅地として活用していきたいと思ってはいるのですけれども、やはり主権者が農協ということで、町からも何らアピールがないということですけれども、ぜひ住宅地として何か活用方法を急いで考えていただきたいと思いますけれどもどうでしょうか。

 

○議長(加来良明) 企画課長。

 

○企画課長(松浦正明) 先ほどの人口減少対策にも関わりますけれども、御影地区は公営住宅も建てている部分もございますけれども、やはり御影地区につきましては子どもの数が少ないとかいろいろな状況もあるように分析しております。今後はここの土地に限らず御影とか清水もそうですけれども空き地・空き家対策の有効活用については検討が必要と考えておりますけれども、全体的な計画の中で、ここの土地も含めた中でいろいろ検討を進めなければいけないと考えておりますのでよろしくお願いします。

 

○議長(加来良明) 12番、西山輝和議員。

 

○12番(西山輝和) まとまった大きい土地ですので、一個の建築屋さんというのですか、そういうところでなくて、十勝清水町の建築協会あたりが主体となって全部切り売りにしないでまとまって皆で共同で住宅を売り出すというような、そういう方策をやっていったらいいのではないかと思いますので、どうか企業体としても地域振興策のために協力をいただきたいと思いますけれどもどうでしょうか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 今議員からご案内いただきましたあそこの土地については非常に私も御影の中では一等地に準ずるところではないかという思いを持っています。それでちょっと話が飛びますけれども、今平成30年であります。それをざっくりと10年ごとで割っていくと、人口の動態を見てみますと、平成元年から10年までは御影地区も人口減少の中にずっとありました。ところが住宅政策ができて、いろいろな政策をやったときにその残りの10年から20年までの間は御影の人口が増加をたどりました。ところがその後また10年減少に転じているという状況があって、清水の本町はこの30年を10年ごとに全部とってもやはりずっと0.8%から0.9%ぐらい毎年減少でずっときていて、清水の人口がそれなりに保てているという部分は御影の真ん中の10年間があったからだということの中で私は捉えているところもあるのですけれども、今後いろいろなことをまちづくりを考えるとまた御影地区が帯広の通勤の範囲内だとかいろいろなことを考えていきますと、やはりまた清水もそうですけれども、清水も今町有地、国から払い下げをいただいた町有地やなんかはまた民間の人に売り出したりしていますけれども、ここは大事な、御影の今ご案内ありました土地については大事なところだと思うので、しっかりとした政策をもって、農協もいろいろな計画があれば相談に応じますよということがありますので、こういった部分も視野に入れながら、まちづくり全体を考えたときに、本当に重要な場所になってくると、そんな思いを持っているところでございますので、しっかりとまずは基本計画を立てた中で進めていければという思いを持っているところでございます。

 

○議長(加来良明) 12番、西山輝和議員。

 

○12番(西山輝和) ありがとうございます。それでは4点目のコミュニティースクールについてお伺いしたいと思います。本町では「教育の四季」という素晴らしいものがありまして、私もそんなにコミュニティースクールなんて必要ないのではないか、同じことではないかと思って考えておりました。その中で本町も努力義務の制約の流れを受けて十分な準備が整わない中でコミュニティースクールの設置に向けて無理に動かしても、急いでも駄目だと思いますので、ゆっくりとやっていただきたいという感じでいるのですけれども、どうでしょうか。

 

○議長(加来良明) 教育長。

 

○教育長(三澤吏佐子) 今議員がお話しいただいたとおり、清水町の「教育の四季」に関しましてはコミュニティースクールの内容を網羅した中ですでに13年を経過しているところでございます。そういう中で地域に根ざしたものがしっかりございますし、学校の教育現場の中でもそういう部分がしっかり根付いてきていると考えております。その中で最初から何か新しいことをするというかたちで混乱を招くのではなく、現在「教育の四季」で行っておりますことをしっかりと生かしながら緩やかに進んでまいりたいと思っております。さらに、始まりましてから細部につきましては少しずつ学校の運用なども含めまして直していかなければならないというところも出てくると思っておりますので、そういうところも考慮しながら進めてまいりたいと思っております。

 

○議長(加来良明) 12番、西山輝和議員。

 

○12番(西山輝和) 地域住民が学校運営に参加することは、学校を核にしてオールラウンドのコミュニティー推進にしていって、まちづくり推進につながるかと思います。一方で大きなデメリットも隠されているかと思いますけれども、その辺は丁寧に作業を進めていただいて、期待をして質問を終わります。ありがとうございました。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 教育長。

 

○教育長(三澤吏佐子) 「教育の四季」に関しましても、それからコミュニティースクールに関しましても、家庭・学校・地域の連携なくしてはならないものだと思っております。町民の方々のご協力をますますいただきながら、学校が、そして子どもたちがますます輝きますように、願っておりますので、努力してまいりたいと思います。

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317