平成30年第8回定例会会議録(12月18日_日程第1_一般質問 高橋政悦議員)

○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

 4番、髙橋政悦議員。

 

○4番(髙橋政悦) 通告に従いまして2点質問させていただきます。まず1点目として、除雪体制確保に向けての対策と今後の方向性についてということで、清水町はもとより積雪地域における除雪は通勤・通学、救急医療、消防・防災等、住民生活の上で非常に重要な事業の一つと考えております。さらに、産業経済の円滑な活動、地域間交流促進の観点から安定的、継続的な除雪体制の確保、維持は極めて重要な問題となっております。現在清水町の除雪体制はその多くを建設業者に担っていただき、地域住民の安心安全を確保してきていると思います。これは積雪地帯における多くの市町村が同様な体制であると考えますが、しかし、除雪業者の受託環境に関する課題、清水町でいえば災害復旧事業による受注増はあったと思いますけれども、今後は公共事業費の縮減が安易に予想できることであり、除雪業者の体力が心配されます。また、除雪オペレーターに係る課題として、除雪技術に優れたオペレーターの絶対数が減少しており、その確保が困難になりつつあること、また、さらに、除雪機械の維持管理費負担増など課題が深刻化していることは否めません。そこで除雪体制確保に向けて、行政としての対策、今後の方向性を伺います。

 次に2点目として、本年9月16日に開催された「十勝清水肉・丼まつり」についてでございます。清水町にとっては人に集まってもらえるとても良い企画であったと思います。9月16日を牛トロの日としたことでの開催であったと思いますけれども、清水神社の秋祭りを3日後に控えた時期の開催、そして本年は9月6日の胆振東部地震により多くの自治体が行事を中止した中、決行するに至った気持ちを含めて町長の事後評価と次年度以降の計画について、開催日、場所、寄附金・協賛金等の在り方を伺いたいと思います。

 以上2点、よろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) それでは髙橋議員の2つの質問にお答えをしたいと思います。

 まず1点目、除雪体制確保に向けての対策と今後の方向性についてのお答えでございます。この課題につきましては、多くの自治体で苦慮をしているところであります。本町においては、現在、町道の維持業務につきまして、夏は草刈業務と冬は除雪業務の委託をしておりますが、本年の除雪会議にて委託業者から、今後においてオペレーターの高齢化により担い手不足が生じるとの話があったところでございますが、例えばこれらについては大型特殊機械免許等の資格取得への支援策等も検討しながら対応してまいりたいと思っているところでございます。なお、豪雪時の緊急時体制につきましては、清水町建設業協会との災害応急支援に関する協定に基づき、協議の結果、協力体制の確立ができたところですが、様々な課題について委託業者と話し合いをしながら、安定的で継続的な除雪体制について協議を進めてまいります。

 次に大項目2点目、「十勝清水肉・丼まつり」についてのお答えでございます。これにつきましては今年6月頃より検討をはじめ、7月20日補正予算の議決をいただき実施をしました。「十勝清水 肉・丼まつり」については、議決後2か月ほどの短期間ではありましたけれども、商工会、建設業協会、観光協会等を実行委員とする実行委員会により準備を進め、9月16日は、予想を超える多く方の来場をいただき、9種類の丼やサイドメニューなど各店舗のメニューを堪能していただき、本町の優れた畜産資源を広くPRできたものと評価をしております。来場者数については、実行委員となっております十勝毎日新聞社の記事では1万2千人との記載もあり、各団体、メディアなどのお力添えをいただいたことが周知の部分で功を奏したものと考えております。次年度については、過日、実行委員会を開催し協議いたしましたが、開催日を9月1日日曜日、会場については本年と同じ有明公園で開催する予定としたところでございます。お尋ねの寄附金・協賛金についても、本年と同様に商工会、建設業協会、観光協会の会員にご協力を呼びかけ、賛同いただける事業所より協賛をいただくことを想定しているところでございます。

 以上、答弁とさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 4番、髙橋政悦議員。

 

○4番(髙橋政悦) それでは何点か再質問させていただきます。まず除雪体制確保に向けてのほうでございます。現在の除雪体制について清水町では何社とどのような契約を交わしているのかご質問いたします。

 

○議長(加来良明) 建設課長。

 

○建設課長(内澤 悟) 今現在委託業者、全業者数に関しましては7業者となっております。委託に関しまして3ブロック、ABCというかたちの中で分けた中の委託業務を発注しているようなかたちでございます。発注の仕方としましては、委託業者を3ブロックに分けた中で、企業体として公募による結果、それに基づいた中で契約をしております。なお本年度におきましては随意契約というかたちになっております。以上でございます。

 

○議長(加来良明) 4番、髙橋政悦議員。

 

○4番(髙橋政悦) ただ今の答弁の中で3ブロックという表現がありましたが、これは要するに清水町3つの地区に分けて、それぞれに担当してもらうということで、例えばABCと先ほど言いましたけれども、Aブロックがとにかく除雪がしやすくて、すぐ終わってしまった。でもCはとてもやりづらくて時間がかかっている。そのときにAからCに行くというようなそういうような横断的な作業の仕方ということにはならないのでしょうか。

 

○議長(加来良明) 建設課長。

 

○建設課長(内澤 悟) 今のご質問なのですけれども、Aブロックが一応2社入っております。Bブロックが3社、Cブロックが2社というかたちの中の共同企業体というかたちの中で複数というかたちの中のエリアの中で除雪作業をやっていただいております。もちろん一つずつの業者の中で出動というかそれはやっておりますので、そのブロック内で例えばちょっと遅れた業者があるというかたちになれば、もう一つの企業体組んでいる業者、そちらのほうが応援に入りながらそのブロック間の中で対応をしているというかたちでございます。

 

○議長(加来良明) 4番、髙橋政悦議員。

 

○4番(髙橋政悦) つまりあくまでもブロックはブロックで分けられているということですよね。つまり役場側からどんな命令が出るか分からないけれども、3つのブロックがあれば命令系統は3つということで、それを一つにして横断的にその事業をこなすというようなお考えはありますか。

 

○議長(加来良明) 建設課長。

 

○建設課長(内澤 悟) 今除雪体制の中で、ABCブロック、その中で代表というところを設けております。それぞれ年次ごとに動いていくようなかたちなのですけれども、もちろん町のほうのある程度の判断に基づいて、その代表者と協議しながら、話し合いをしながら、それで出動の時間帯だとか、あとは状況確認、それも含めて進めてきているところでございます。以上です。

 

○議長(加来良明) 4番、髙橋政悦議員。

 

○4番(髙橋政悦) それでは次の質問ですが、私の質問の中で、町長の答弁の中には除雪業者に対する体力維持に関する具体的な答弁がなかったように思うのですが、今のところそのようなことは検討することもできず、答弁もできないということでしょうか。

 

○議長(加来良明) 建設課長。

 

○建設課長(内澤 悟) 答弁の中でもちょっとお話ししたようなかたちなのですけれども、まず本年度、委託業者のほうからお話が出たのが、オペレーターの高齢化、それが出てきております。あと細かなことに関しまして、その町に対する要望等々というのは今のところ聞き取りをしておりませんので、今後におきまして委託業者のほうと念密な協議をした中でいろいろな対策のほうを考えていきたいというかたちで考えております。

 

○議長(加来良明) 4番、髙橋政悦議員。

 

○4番(髙橋政悦) 今の段階ではそういうことだということは分かりましたが、将来的に、私の質問が間違っているのかもしれませんが、要するに公共事業が減っていくだろう。当然災害復旧等でやることはやってしまう、ということはほかのところで通常の業務は減っていくだろうということで、それに携わっておられる建設業界の方々は仕事が少なくなった上で除雪だけは一生懸命やれと、そんな感覚になってしまうのかという気がしています。そういうことが、公共事業が減らないのだという答弁がいただけるのであれば、それはそれでいいのですが、もしその私の危惧している、減っていくだろうということが事実であれば、それに対する対策というのは何かあるのかお聞きしたい。

 

○議長(加来良明) 建設課長。

 

○建設課長(内澤 悟) 建設業ですね、言わば土木のほうなのですけれども、恒久的なお話はちょっとできないのですけれども、今現在国のほうでも橋梁の点検等々というかたちの中で修繕に関しましては本町も手がけてきているような状況でございます。この事業に関しましてはどちらかというとエンドレスというか、そんなようなかたちになると思いますので、ある程度の修繕事業に関しては維持というか、やっていかなければならないというかたちの中で考えております。以上でございます。

 

○議長(加来良明) 4番、髙橋政悦議員。

 

○4番(髙橋政悦) 次の質問にしますけれども、議会として町民との意見交換会等で毎回よく出るのが除排雪に対する意見でございます。その都度執行側に申し入れを行ってまいりましたけれども、除雪の基準といいますか、そういうものが今年それらの意見交換会での意見を伝えたことによって何か変わったところがあればお知らせ願いたい。

 

○議長(加来良明) 建設課長。

 

○建設課長(内澤 悟) 基準の見直しに関しまして、当初一般的な除雪に関しましての積雪した厚さ、これに関しましては10から15センチとなっておりました。この分に関しましては10センチ程度に改めまして、なおかつ市街地、御影市街、清水市街、両方の市街の中で、今までは交通安全上だとか除雪の作業効率、それを考えた中で日中の除雪というのは控えさせていただきました。これに関しましても3月の分、その辺を踏まえまして、本年度からはある程度雪が降って、日中でも継続しているときには町として除雪のほうを出していくというかたちの中で考えております。もう1点が交差点の除雪でございます。交差点の除雪に関しましても、全交差点というのは到底無理だと思いますので、幹線的な交差点、こちらのほうに関しましてもある程度積雪があった中で見通しが悪くなる場合には排雪作業をするということで決定しておりまして、なおかつ除雪会議の中でも委託業者のほうにその旨を周知した中で本年度は進めていきたいと考えております。以上でございます。

 

○議長(加来良明) 4番、髙橋政悦議員。

 

○4番(髙橋政悦) 今のことは、それは議会が少しは役に立ったという認識でよろしいかということです。

 

○議長(加来良明) 建設課長。

 

○建設課長(内澤 悟) この問題というか課題に関しましては町民全般からいろいろな意見をいただいております。もちろん議員さんのそういう思いも含めた中で本年度見直しをしたということでございます。以上でございます。

 

○議長(加来良明) 4番、髙橋政悦議員。

 

○4番(髙橋政悦) ありがとうございます。それでは2番目の質問にいきたいと思います。「十勝清水肉・丼まつり」について、答弁の中には受け入れ態勢とか提供食材について、この事業についての反省点が一つもなかったということなのですが、完璧な事業だったという認識でよろしいですか。

 

○議長(加来良明) 商工観光課長。

 

○商工観光課長(斉木良博) ご指摘のとおり決して完璧だとは思っておりません。当日答弁の中でも申し上げましたが、予想を超える多くの方に来ていただいてこちらのほうの対応が追いつかなかったという部分もございます。駐車場、それから近隣の店舗等の駐車場にもとまったりということで、いろいろな部分で課題を把握しています。次年度に向けてはそれらを解決するように準備、対応をしていきたいと考えています。以上です。

 

○議長(加来良明) 4番、髙橋政悦議員。

 

○4番(髙橋政悦) 次年度に向けてよろしくお願いしたいという気持ちは持っております。一つだけ、寄附金について、寄附金を集めている最中に何人もの方が私のところに相談に来て、「なぜ15,000円なのだ。寄附金って金額を決めないものではないのか」とか、必要なのかとかとよく質問されましたが、「寄附金は私の感覚では自由なのではないですか」という話をしましたが、その辺の意図が伝わっていなかったという面があると思います。その辺についてせっかくの機会なので、どういう意図で15,000円を募集したのか、次年度からも寄附金はいただきたいという答弁だったので、その辺をちょっとお知らせ願いたい。

 

○議長(加来良明) 商工観光課長。

 

○商工観光課長(斉木良博) 今年度、今年の肉・丼まつり開催にあたって、協賛広告というかたちでご協力のご依頼をさせていただいております。寄附というかたちの文書なりそういったようなかたちでは出してはいませんけれども、8月6日に実行委員長名で商工会の会員の方、正会員それから賛助会員も含めてです。それから建設業協会の会員の方、観光協会の会員の方、それぞれに協賛広告掲載のご協力の依頼ということで文書を発送させていただきました。今回実行委員会に十勝毎日新聞社も入っているということで、広報計画を考えた中でそれぞれの事業者さんに協力をいただいて事業者の協賛広告というかたちで取り組むということになりまして、文書を実は8月6日と8月16日2回出しております。なかなか分かりにくいというご意見もいただきましたので、問い合わせ等もいただきましたので、それを含めて、補足の部分も含めて8月16日に出させていただきました。十勝毎日新聞の紙面に事業者名等を記載して、その広告料の部分、25%ですけれども、その部分と残る部分については事業の協賛金というかたちで運営経費に活用させていただくというかたちでご説明といいましょうか、文書に記載をさせていただきました。新聞の協賛広告ということなのでそれぞれサイズが決まっているということがありまして、協賛金については15,000円からというような記載をさせていただいて文書を発送したという経緯でございます。以上でございます。

 

○議長(加来良明) 4番、髙橋政悦議員。

 

○4番(髙橋政悦) 協賛についてはよく分かりました。ただ、協力いただける事業者の皆さんに案内を出したところだと思うのですが、例えば清水町の予算の中で補助金を出している団体にその案内を出す。具体的に名前は言いませんが、例えば何千万円も出している団体に対してそれを議会の中で、例えば「5千万円出しました。これで運営してください」というものを出しているところが協賛金を出すために、例えば15,000円であれ、15,000円の協賛金を出すことによって、その協賛金を出すためにその補助金を出したわけではない。もしそれが、15,000円が協賛金でもいいのだったら、49,985,000円でよかったのではないかと思う方もおられると思いますが、その辺の対象にする考え方というかその辺はかっちりやった方が論理的ではないかと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。

 

○議長(加来良明) 商工観光課長。

 

○商工観光課長(斉木良博) 今年につきましては先ほど申し上げたとおり商工会、建設業協会、観光協会、それぞれの会員に文書でご依頼を差し上げたところでございます。実行委員会形式をとっていますので、それぞれ今回でいけば実行委員に商工会長、建設業協会会長、観光協会会長が実行委員として入っていて組織をしているという状況がございます。それぞれの会員についても平等にこちらとしては文書で依頼をさせていただいたつもりでございます。補助金云々の部分についてでございますけれども、それぞれの事業所が事業所なりの判断で協賛をいただくというのが協賛広告の趣旨かなと考えてございます。検討をということでございますが、今のところ平等にまた依頼をしたいと考えてございます。以上でございます。

 

○議長(加来良明) 4番、髙橋政悦議員。

 

○4番(髙橋政悦) 実行委員がそのように協賛を求めてきっと歩いたのだと思うのですが、そのときに威圧的な態度であったと、15,000円出すのか出さないのか、出さなきゃいけないだろう、そういうことの報告を受けたこともあるので、その辺の整理だけはきちんとやっていただきたいと思いますがいかがでしょうか。

 

○議長(加来良明) 商工観光課長。

 

○商工観光課長(斉木良博) 実行委員会に十勝毎日新聞社が入ってございまして、十勝毎日新聞社の関係グループ会社が協賛金のお願いということでそれぞれ事業所を回らせていただいたという状況でございます。そういったご意見等があったことを伝えましてまた次年度、次回協賛金についてのご協力をさせていただくときには留意したいと思います。

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