○議長(桜井崇裕) 日程第7、議案第1号、令和2年度清水町一般会計補正予算(第12号)の設定についてを議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。
副町長。
○副町長(山本 司) 議案第1号、令和2年度清水町一般会計補正予算(第12号)の設定につきまして御説明いたします。
総額に82,758千円を追加し、それぞれの総額を10,589,667千円とするものです。
それでは、歳入より御説明申し上げます。
7ページをお開きください。
14款2項3目、衛生費国庫補助金につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種準備に係ります補助金として、2,667千円の追加です。
5目、教育費国庫補助金につきましては、公立学校情報機器整備費補助金が交付決定となりましたことから、小中学生が自宅等で使用するモバイルWi─Fiルーター使用料に係る補助金500千円の追加です。
17款1項2目1節、1番、特定寄附金につきましては、新型コロナウイルス対応への指定寄附金1件がございました500千円の追加でございます。2番、いきいきふるさとづくり寄附金につきましては、12月定例会において増額補正いたしました寄附金でございますけれども、さらに増加する見込みとなったことから、70,000千円の追加です。なお、現在の予算額120,000千円が、補正後予算額190,000千円となります。
18款1項1目、財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正予算調整額として6,091千円の追加です。
8ページにまいります。
21款1項9目、教育債につきましては、小学校情報通信ネットワーク整備に係る起債対象事業費の確定等に伴い、3,000千円の追加でございます。
9ページにまいります。
歳出の補正です。
2款1項1目、一般管理費につきましては、令和3年度に北海道及び北海道市町村振興協会へ職員2名を研修派遣するために、3月中に研修先である札幌市内に住宅の確保が必要になったことから、11節、役務費で、借家の火災保険料18千円、13節、使用料及び賃借料で、派遣職員住宅借上料として625千円の追加でございます。
6目、企画費につきましては、歳入、寄附金でも御説明いたしましたが、いきいきふるさとづくり寄附金の増額に合わせまして、いきいきふるさとづくり寄附金、返礼品に係る経費として、7節17番、いきいきふるさとづくり寄附報償で23,925千円の追加、11節20番、郵便料等で5,644千円の追加、55番、インターネット寄附サイト利用手数料で5,024千円を追加するものでございます。
また、24節、寄附金につきましては、寄附額70,000千円の増額のうち、返礼品に係る報償費、郵便料に29,200千円を財源充当し、残った40,800千円をいきいきふるさとづくり基金へ積立てをするものでございます。
9ページ下段から10ページにまいります。
4款1項2目、保健予防費につきましては、歳入でも御説明いたしましたが、新型コロナウイルスワクチン接種準備に係ります補助金が交付されたことから、事業経費として、11節、役務費で615千円の追加、12節、委託料で1,465千円の追加、17節、備品購入費で587千円の追加でございます。
なお、11節の役務費につきましては、ワクチン接種案内文書及び接種券送付用の郵便料、12節の委託料につきましては、健康管理電算システムの新型コロナウイルスワクチン接種対応へのシステム改修委託料及びワクチン接種券等の作成委託料、17節の備品購入費につきましては、ワクチン接種受付用管理機器購入費となってございます。
ワクチン接種体制の詳細内訳につきましては、別紙として配付してございます議案説明資料を後ほど御覧いただきたいと思います。
11款1項2目、教育振興費につきましては、財源内訳のみの補正です。
11ページにまいります。
3項1目、中学校管理費につきましては、新年度における中学1年生の入学予定者が40名となっており、学級編制が1クラスとなる予定でございます。教室が密集状態となることから、新型コロナウイルス予防対策の観点からも、壁を取り除き、2つの教室をつないで、1つの教室とするための改修費の予算でございます。また、改修に併せまして、教室に設置するテレビを備品として購入するものでございます。事業費につきましては、14節の工事請負費で2,035千円の追加、17節、備品購入費で320千円の追加でございます。
13款1項1目、行政費、17節、備品購入費につきましては、新型コロナウイルス対策のため、役場本庁舎など4か所に、自動体温測定器及び消毒液の自動噴霧装置がついた機器を4台購入するため、1,700千円の追加でございます。
恐れ入りますが、3ページにお戻りください。
地方債の補正につきまして御説明をいたします。
第2表地方債の補正でございますけれども、歳入の補正額に併せまして起債発行限度額を変更する補正でございます。学校教育施設等整備事業につきまして、小学校情報通信ネットワーク整備事業の起債発行限度額を「11,600千円」から「14,600千円」に変更するものでございます。
以上、一般会計補正予算(第12号)の説明とさせていただきます。御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
○議長(桜井崇裕) これより質疑を行います。
質疑ありませんか。
12番、高橋政悦議員。
○12番(高橋政悦) 新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金についてちょっとお尋ねしますが、清水町2,667千円、これは国からいただけるものだと思うのですが、1月26日の勝毎に、広尾町が3,650千円と出ていたのですけれども、この数字が正しいかどうかというのは、確認したわけではないので分からないのですが、この補助金について、どう考えても清水町のほうが規模は大きいので、大きくなるのかなとも思ったのですが、これの算定基礎というか、これは町が国に対して出したものなのか、それとも国が何かの指標をもって決めた額なのか、その辺をちょっと教えていただければと思います。
○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。
保健福祉課長。
○保健福祉課長(佐藤秀美) 今回の新型コロナウイルスワクチン接種の補正ですけれども、国のほうから、ワクチン接種の体制整備事業補助金の上限額、予定の上限額が示されておりまして、この国の上限額が2つに分かれております。令和2年内に取り急ぎ必要となる経費というのが、清水町では今回補正しました2,667千円ということで国から示されております。
この後、今国会の中で審議されていますけれども、第3次補正の中にも国のほうでは予算を組んでおりまして、これの分がまだはっきりした額ではないのですけれども、一応予定として示されているのが16,901千円。ですから清水町としては、合わせると、上限の限度額としては約19,000千円以上の限度額は示されているのですけれども、今回本町のほうで補正をかけたというのは、取り急ぎ必要となる経費ということで、健康管理システムの改修、それから65歳以上の方の接種に備えた接種券の作成だとか、郵送料だとか、あと受付に必要なパソコンの整備ということで、取り急ぎの分だけ今回補正させていただきました。
国の3次補正、近々可決になると思いますけれども、その状況を見まして、残りの分については、また3月議会で補正等をして予算化していきたいと考えています。
○議長(桜井崇裕) よろしいですか。
ほかに質疑はありませんか。
10番、奥秋康子議員。
○10番(奥秋康子) 今回、いよいよワクチンが接種されるというような状況になったわけでございますけれども、このワクチンには、副反応というものがあるのではないかということで、非常に心配されている方もおります。
そういう中で、このワクチン接種によるメリットとかデメリットなど、何か町民に具体的な説明をする必要があるのではないのかというふうにも思いますけれども、それはどのような方法で説明をされますか。町として何か考えがあれば、伺いたいと思います。
○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。
保健福祉課長。
○保健福祉課長(佐藤秀美) これから、町民の方の接種に向けては、今回も補正していますけれども、接種券などを郵送することになります。その中に、このワクチンの部分の説明文書についても併せて郵送して、基本的にはワクチン接種、自己判断で接種するということになりますので、そういった説明のパンフレットみたいなものも併せて郵送していきたいというふうに思っております。
○議長(桜井崇裕) ほかに質疑はありませんか。
2番、川上均議員。
○2番(川上 均) 今ワクチンの話が出ましたので、関連して計画だけをちょっとお聞きしたいのですけれども、多分、集団接種が中心になると思うのですけれども、どのような場所で、あと、例えば1日の接種の予想数だとか、接種率ですね。大体国では平均65%とか言われているのですけれども、そこら辺で、大体いつから始まって何月ぐらいに終わるか、なかなか今想定できないと思うのですけれども、分かる範囲で教えていただきたいなと思います。
○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。
保健福祉課長。
○保健福祉課長(佐藤秀美) コロナワクチンの接種に関しましては、町内の医療機関のほうに説明をして協力の依頼を、先日、一通り5つの医療機関に行ったところです。これから接種体制を構築していく中で、各医療機関が今どんな協力をしていただけるのかということをまず取りまとめたいと思っています。
説明に伺ったところの話の中では、やはり集団接種、町が接種会場を設置して接種を行う集団接種、それから医療機関の中で行う個別接種、両方を併用した中で体制を構築していきたいなというふうに考えています。
集団接種の場所につきましては、これも医療機関からの話もあったのですけれども、やはり国のほうでは、ワクチンのその出荷単位を考えると、10日で1,000人ぐらいということは、1日100人ぐらいの接種体制を構築しなさいというふうに今言われておりまして、それを考えて、やはり文化センターの大集会室とか、あのぐらいの規模の会場は必要になってくるのではないかなというふうな話を伺っております。
ただ、まだ薬事承認が下りていない関係上、具体的なワクチンの供給体制がまだ明らかにされていませんので、そういったことが出てきましたら、当然医療機関とも協議して接種体制は組みたいと思っています。
あと、接種率ですけれども、報道によりますと、その集団免疫を得るには、60%とか70%というふうな話も出ておりますけれども、国のほうから特にそのパーセンテージは示されておりません。
それで、どのぐらいの期間がかかるのかということですけれども、ちょっとうちのほうで、これは本当に独自で試算した部分ですけれども、例えば清水町の町民の70%の方が接種を受けるとしますと、当初は3月下旬から65歳以上の高齢者の接種が始まるというような予定でしたので、3月下旬から平日に150人ずつ打っていったらどのぐらいかかるのかなということで試算してみましたら、7月いっぱいまでかかるようになっています。この辺はまた国のそのワクチンの供給の部分も含めて、今後考えていきたいと思っています。
以上です。
○議長(桜井崇裕) よろしいですか。
ほかに質疑はありませんか。
4番、中河つる子議員。
○4番(中河つる子) マイナンバーの話が接種について出ていまして、そのことについては、どのぐらいの強制というのか、マイナンバーに接種状況を読み込むなどの話も聞いていまして、マイナンバーを持っていない人が、ちょっと心配している人もいるものですから、町のほうにはどのように来ているか、お知らせください。
○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。
保健福祉課長。
○保健福祉課長(佐藤秀美) 自治体向けの説明会が、これまで12月に1回と、それから1月下旬に1回開催されていまして、1月の説明会の中で、そのマイナンバーの関係も説明が若干あったようです。
それで、マイナンバーと、その国のほうでは、ひもづけをするということも考えているようですけれども、接種者がマイナンバーカードを持ってくるということは想定していないようです。あくまでも自治体側の管理の中で、マイナンバーと結びつけていくと、そういったことを想定しているようです。
○議長(桜井崇裕) ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(桜井崇裕) 質疑なしと認めます。
これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(桜井崇裕) 討論なしと認めます。
これより、議案第1号、令和2年度清水町一般会計補正予算(第12号)の設定についてを採決します。
この採決は起立によって行います。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(桜井崇裕) 起立多数です。
よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。