平成31年第2回定例会会議録(3月11日)

○議長(加来良明) これより本日の会議を開きます。(午前10時00分)

 

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○議長(加来良明) 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

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○議長(加来良明) 日程第1、諸般の報告を行います。

 事務局長。

(諸般の報告 事務局長 朗読)

○議長(加来良明) これで、諸般の報告を終わります。

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○議長(加来良明) 日程第2、請願第1号、地方公務員法及び地方自治法の一部改正における会計年度任用職員の処遇改善と雇用安定に関する意見書の請願についてを議題とします。

 委員会報告書を朗読させます。

 事務局長。

(委員会報告書 事務局長 朗読)

○議長(加来良明) 本件について、総務産業常任委員長の報告を求めます。

 委員長 奥秋康子 議員。

○委員長(奥秋康子) 請願第1号、地方公務員法及び地方自治法の一部改正における会計年度任用職員の処遇改善と雇用安定に関する意見書の請願につきまして、審査の結果をご報告いたします。

 議会初日の3月5日、本委員会に付託されました。本会議終了後、慎重に請願の審査を実施したところ、結果はただいま事務局が朗読したとおり全会一致で採決となりました。

 この請願書の趣旨は、同一労働同一賃金の法改正に向けてパートタイム労働者等に対する労働条件差別や均衡の取れた処遇を実現するため、国に求めるものであります。趣旨にご理解のほど、どうか採択をいただけますようお願いいたしまして、報告に代えさせていただきます。

○議長(加来良明) これより、委員長報告に対する質疑を行います。

質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

○議長(加来良明) これより討論を行います。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

○議長(加来良明) これより、請願第1号、地方公務員法及び地方自治法の一部改正における会計年度任用職員の処遇改善と雇用安定に関する意見書の請願についてを採決します。

 この採決は起立によって行います。

 この請願に対する委員長の報告は、採択です。

 請願第1号は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、請願第1号は委員長の報告のとおり採択することに決定しました。

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○議長(加来良明) 一般質問に入る前にあらかじめ申し上げます。最初の質問は通告の全項目について一括して質問していただき、再質問がある場合は一問一答方式になりますので、よろしくお願いいたします。

 また、質問・答弁にあってはわかりやすく簡潔に行われるよう、特にお願いいたします。

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○議長(加来良明) 日程第3、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 一般質問の前に、8年前の3.11の東日本大震災で犠牲となられた方々に哀悼の意を捧げます。

 それでは3項目について質問をさせていただきます。

 はじめに、家畜のふん尿対策についてお伺いいたします。

 清水町は農業の町として栄え、特に酪農が盛んであります。そういった中で牛の頭数は平成27年2月1日の農林業センサスでは36,000頭以上飼育されております。今後も同様に推移していくと思われます。しかし、最近は酪農経営規模の拡大に伴いまして、ふん尿処理が課題の一つとなっているところです。そこで、次の2点について伺います。

 1点目、バイオガスプラントについては現在稼働中の施設及び整備中の美蔓地区、また、羽帯地区でも検討されていますが、ほかにふん尿処理が必要と思われる地区があるのか。また、その地区の状況はどのように捉えているのか伺います。

 2点目です。第5期総合計画に、「【資源循環型農業の推進】家畜農家と畑作農家が連携して、完熟した堆肥と麦かんとの交換などにより、資源循環型を推進します」とありますが、町内における資源循環の現状をお伺いいたします。

 次に、2項目目でございます。高齢者の状況についてお伺いいたします。国内人口の推移と同様に清水町の人口も減少しておりますが、逆に65歳以上のいわゆる高齢者人口は増加している状況です。全国的にも高齢化が進み、清水町においても平成27年10月1日の国勢調査では、人口9,599人に対しまして、65歳以上人口は3,330人。34.7%を占めております。今も単身高齢者や高齢者だけの世帯が増え続けていますが、健康で元気な方もたくさんいらっしゃいます。そして、心配な部分については、単身高齢者及び高齢者だけの世帯がどのように生活をされているのか。要介護の方々は役場でも把握をされていると思いますが、要介護に近い方々の状況が気がかりです。そこで、次の2項目について伺います。

 1点目、第5期総合計画で、「【社会参画の促進】機会や情報の提供など、高齢者が社会参画しやすい環境をつくり、活動を支援します」とありますが、健康で元気な方々へ活動支援はどのようにされているのか、現状をお伺いいたします。

 2点目、同じ第5期総合計画で、「【自立して暮らせる地域づくり】町内会と連携し、緊急医療情報キットの配布や要援護者名簿の作成などを行い、高齢者世帯の実態の把握に努めます」とありますが、高齢世帯実態把握の現状について伺います。

 次に、3点目のコミュニティ・スクールについてお伺いいたします。町の教育委員会では"しみず「教育の四季」"の理念に基づいて町の教育活動を展開しておりますが、今年度新たにコミュニティ・スクールの来年度立ち上げに向けて検討をしているところでございます。そこで、次の2点についてお伺いいたします。

 1つ目は、今までの"しみず「教育の四季」"の実践推進方法との違いについてお伺いいたします。

 2点目につきましては、子育てが終わった世帯とのつながり、これをどのように今後考えているのかお伺いしたいと思います。

 以上3項目について質問いたします。よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、山下議員のご質問にお答えをさせていただきます。

 まず、1点目の大項目、家畜のふん尿処理対策についてであります。最初に小項目1のバイオガスプラントの整備が必要と考えられる地域についてであります。

 現在整備中の美蔓地区以降の計画として、来年度計画の策定を行う羽帯地区のほか、上羽帯でも検討を進めようとしていたところであります。

 しかし、北海道電力は昨年4月から送電線の空き容量がなくなったことを理由に新たな再生可能エネルギーの接続の申し込みを中止したため、上羽帯以降については検討が進められない状況になっております。

 こうしたプラントの整備計画の中断や中止は、清水町だけでなく十勝管内の他市町村でも問題となっていることから、昨年10月に十勝管内の関係機関、団体で構成する「十勝バイオガス関連事業推進協議会」を設立し、十勝管内での再生可能エネルギーの利活用について対応検討や要請活動を行っているところであります。

 本町の酪農は経営規模の拡大が進んでいることから、プラント整備の要望はますます増えていくことが予想されます。町としては事業推進協議会の動きと連携しながら、上羽帯以降のプラントの要望把握や整備に向けた検討を進めていきたいと考えております。

 次に2点目、資源循環型農業の現状についてですが、清水町は他町村と比べ畜産農家と畑作農家がバランス良く営農しており、多様な農業生産が行われていることから、耕畜連携による資源の地域内循環に取り組みやすい環境にあるため、半数以上の酪農家で麦かんと堆肥の交換が実践されています。

 このほか、農協ではセンター方式で家畜ふん尿をペレット等に加工し、「しみず有機」として販売をしており、一定量を施肥して栽培した野菜などを地域内循環によりつくられた安全・安心な「とれたんと」のブランドとして付加価値をつけて販売する取り組みを行っており、町も堆肥ペレットの普及等に対して支援をしているところであります。

 また、先ほど質問があったバイオガスプラントの新設により、家畜ふん尿の発酵処理の過程でつくられる液肥、いわゆる消化液が今後増える見込みであります。この消化液は完熟した良質な液肥であることから、畜産農家だけでなく畑作農家にも普及させていくこととしております。ご承知のとおり清水町では畜産農家の経営規模の拡大が進んでいることから、ほ場への過剰施肥等による環境への影響も懸念されていますので、町としては農協等と連携しながら、引き続き、耕畜連携による資源循環型農業を推進してまいりたいと考えております。

 次に大項目の2点目、高齢者の状況についてであります。そのうちの、小項目の1点目、第5期総合計画における社会参画の促進としての活動の支援の状況についてのお答えであります。町といたしましては、総合計画において高齢者の暮らしと社会参画を実現するための一つとしてシルバー人材センターを位置付けており、高齢者の持つ知識や経験技能を生かした就業の場を確保し、社会参画を図っていくため財政的な支援を行っているところであります。また、活動の場の提供としては、老人福祉センターや世代間交流センター、地域においては各福祉館を設置しており、ここでは老人クラブ活動をはじめとし、高齢者のサークル活動、サロン活動が実施されており、高齢者の趣味や活動やお互いに支えあう活動が行われ、必要に応じて保健師、栄養士がお伺いし、保健指導などを行っているところであります。また、平成29年度から町内の個店の協力を得て開始した地域カフェ事業につきましても、毎月個店ごとに多くの参加者があり、高齢者が集い、趣味の活動や交流の場となっているものであります。

 また、高齢者タクシー乗車券助成制度は、介護認定を受けた方や運転免許証自主返納者を対象としており、その目的は高齢者の外出する機会を増やすことにより、個々の活動を支援するものであります。

 町といたしましては、今後におきましてもこのような支援を通し、高齢者の知識や経験などを生かした活動を支えるとともに、周知に努めてまいりたいと考えております。

 次に、2点目、高齢者世帯の実態の把握についてのご質問ですが、町では要介護等、何らかの支援が必要な世帯、緊急通報システム設置世帯、このほか在宅福祉サービスを受けている世帯、また、健診等により保健指導や栄養指導などが必要な世帯など、要援護者世帯の把握に努めているところであり、今後におきましても保健福祉課職員が随時家庭訪問を行っていく中で、課題のある世帯の把握に努めるとともに、町内の各介護保険事業所からの情報をいただく場面もありますので、さらに連携を深めてまいりたいと考えております。

 また、見守り活動を独自で取り組んでおられる町内会あるいはご近所の方から私どもが把握していない世帯の相談を受けることもありますので、他の町内会などにもこのような活動が広がるよう情報発信をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) それでは、コミュニティ・スクールについてお答えをさせていただきます。

 教育委員会といたしましては、コミュニティ・スクールの導入に向け、清水町CS準備委員会を開催し準備を進めてきたところであり、平成31年度より導入をしてまいります。

 1点目の"しみず「教育の四季」"の実践推進方法との違いについてですが、本町ではこれまで"しみず「教育の四季」"を宣言し、感性あふれ表情豊かな子どもたちを育てるため、学校・家庭・地域が一体となり、町民総ぐるみで教育実践活動に取り組んでまいりました。この取り組みはコミュニティ・スクールでうわれている「地域とともにある学校づくり」そのものであると考えております。本町独自のコミュニティ・スクールの体制として、清水ブロックとしては、清水幼稚園・清水小学校・清水中学校を合わせて一つ、御影ブロックでは、御影小学校・御影中学校を合わせて一つの学校運営協議会としてそれぞれ設置し、"しみず「教育の四季」"の実践を基軸としたコミュニティ・スクールへの移行を図ってまいります。

 2点目の子育てが終わった世帯とのつながりをどのようにしていこうと考えているのかについてですが、"しみず「教育の四季」"を町民総ぐるみの教育活動として、いかに発展させていくか、特に地域住民の意識の高揚を図ることが重要であると考えており、これまで「子どもフォーラム」の開催、リーフレットの配布や、清水町の幼・保・小・中・高の取り組みを積極的に発信することにより、"しみず「教育の四季」"の浸透を図ってきたところであります。

 教育委員会としましては、新年度よりCSコーディネーターを配置し、学校とボランティアの橋渡しやCSの広報活動を担っていただくことにより、様々な方々の協力をいただきながら開かれた学校づくりをしていくことが、町民総ぐるみでの教育活動につながっていくものと思っております。

 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 最初に1点目の家畜ふん尿対策について再度質問をさせていただきます。

 ただいまご答弁いただきましたが、家畜ふん尿につきましては、バイオガスプラントという方法で処理をするということでここに書かれていますが、バイオガスプラント以外の処理方法についてはないのかどうか。それ以外の部分で何か考えている部分はないのかどうかという部分もお伺いをさせていただきたいと思います。また、資源循環型の部分で、この総合計画の中で話をされておりますけれども、その後総合計画がスタートして8年経ちますけれども、今の進み具合、当初の予定からどの程度進んだ進捗状況なのかという部分をお伺いさせていただきます。以上2点お願いいたします。

○議長(加来良明) 山下議員、1項目ずつですので、一問一答方式に2回目から変わります。まず1点目について答弁をもらいます。

○3番(山下清美) そうしましたら、家畜ふん尿関係のバイオガスプラント以外の処理方法について最初にお伺いいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) バイオガスプラントに今、発電も含めた消化液にする方法のほか、これは通常いわゆるフリーストールだとか、べとべととした堆肥に対してこういう措置が行われるのであって、肉牛だとかそういったものから出る、肉牛もたくさんうちにいます、育成牛も含めてたくさんいます。そういう処理についてはそれぞれ麦かんと交換したりだとか、そういったこともそこそこ進んでおりますし、それからまた先ほど答弁の中でお答えしましたように、農協に集めて、堆肥センターに集めて「とれたんと」という有機質肥料に変わったりしておりますので、バイオガスプラント以外の元々やっていた処理方法も立派な循環型農業の推進になりますので、それは今までどおりやりながら、更にバイオガスプラントの中で、フリーストール農家の人が随分多くなって規模も拡大してきましたので、そういった、どちらかというと液状のふん尿処理がすごく増えてきている状況にあるので、その対策をバイオガスプラントの中でしていこうと。どうしようかということの中で苦慮していた中でバイオガスの道があるということの中ですけれども、先ほどから説明いたしましたように、ふん尿の発電の空き容量がないということで、やはり売電として売らなければコストがかかって、いっぱい運んできては曝気して発酵しますので、大変コストがかかりますので、空き容量のあるところを狙ってそのプラントを設置して処理をして消化液として還元していくという方向を進めているところでございます。

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 次の項目ですが、同じく家畜ふん尿対策の関係ですが、資源循環型ということで、それぞれ畑作と酪農家がお互いに交換しながら実践をされておりますが、この循環型については総合計画策定当初から見て、ここでは半数以上の酪農家でということで答弁をいただいておりますが、当初の予定も半数以上の部分で考えられていたのかどうか。まだもう少し上の数字を考えていたのか。これからどのようにしていくのかについてお伺いいたします。

○町長(阿部一男) 先ほどもこの答弁の中に、2問目の再質問の部分もちょっと含めましたけれども、急激に増加してきているのはいわゆるフリーストール型の堆肥の部分であって、これらの総合計画にあった部分については昔から行われていたことですし、それからまたさらにそういうところの堆肥の肥料や有機質としての資源の評価というのは昔から高かったことでありますので、以前よりも増してそういった交換は確実に進んでいるところであります。当初のそういった部分での麦かんとの交換などについてはいろいろなシステムといいますか、どことどこが交換するだとかそういうのはしっかりとシステムができあがっている状況にあるかという思いでおりますので、これについてはそれなりの推進は図られているものかと。そしてまた先ほども答えたように堆肥の「とれたんと」という農協が一括して集めたところで一気にそういう部分に進んだかと思っているところでございます。

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 続きまして、高齢者の状況について再度質問をさせていただきます。1項目ずつということでお聞きいたします。

 最初に、高齢者の社会参画ということでご答弁いただきました。そういった中で、いろいろな部分で、人材センターの位置付け、あるいは各施設それぞれ紹介をしている。そして保健師、栄養士も指導にあたっているということでありました。社会参画の中で、総合計画の中では平成32年には40.6%に高齢者が達すると言われております。そして、総合計画の中でも長年の経験で培った知識や技術。それらを町の財産としてしっかりとまちづくりに生かしていくということで書かれております。そして地域社会の重要な担い手として社会参画を促すという言葉で総合計画に書かれております。今現在10人に4人が高齢者となれば、健康で元気な方もたくさんいらっしゃると思います。そういった部分でまずボランティアの部分というのは結構参画されております。これからは実際に元気な高齢者の方々に経済活動の一面も含めてまちづくりに参画していただける担い手として考えていかれてはどうかと思っております。シルバー人材センターもその位置付けにはなりますが、更に拡大したものを何かお考えかお伺いいたします。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) ボランティア、あるいは今シルバー人材センターのお話と経済活動の今後ほかに何か考えているものがあるのかということのご質問でございます。ご承知のとおりボランティアにつきましては社会福祉協議会がボランティアセンターというものを持ちまして、サロン活動のお手伝い、それからいろいろな社会福祉事業の中での活動、施設のボランティア活動、そういったことでご活躍をいただいているところであります。そして経済活動に至っては特に経済的な部分で云々という活動は今ボランティアの中でもしていないわけですけれども、いろいろな意味で私どもも介護ポイントですとか、そういった中でボランティア活動を支えていた経過があります。現在は健康ポイントというかたちの中でそれぞれポイントをつけて、いろいろな活動、それから自分の健康診断ですとかそういったところにいらっしゃった方、保健センターの2階のさわやかプラザにいらっしゃった方、そういったことでポイントをつけて支援をさせていただいているということでございます。改めて具体的に何かをやって金銭を得るような、いわゆる経済活動ということでの支援は、今のところシルバー人材センター以外は考えていないということでございます。

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 今のご答弁ですとシルバー人材センター一つで考えているということですが、いろいろな企業に対して働きかけとかそういった部分は考えてもらえないでしょうか。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) 高齢者の就労といいますか、企業のですね、これについては以前と違いまして、60歳過ぎて、65歳、70歳でもそれぞれ就労されている方は多くいらっしゃいいます。人材不足という部分もあるのかと思いますけれども、それはそれでそこそこの人が、高齢者と企業との間のやりとりという中でのことになるでしょうから、特に私どもとして企業にこういう人材を提供するだとかそういったことは考えていないところであります。

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 続きまして、町内会との連携の関係でお伺いをさせていただきます。高齢者の把握についてはいろいろな部分でかなりやっていらっしゃるということをご答弁の中でお伺いをいたしました。そういった中で元気な高齢者の方、今もお話の中でありましたけれども、実際に80歳になっても民間で働いている方がたくさんいらっしゃいます。そういった部分で今後、高齢者の方はいついかなるときどうなるか分からないという部分が結構ありますので、そういった部分について町内会で把握されている部分もあると思いますけれども、それ以外で本当に町内会によっては様々な温度差があるのかと思います。そういった部分である程度しっかりといろいろな、ここの町内会にはこういった方がいると把握されている町内会、あるいは把握されていない町内会という部分があるのかどうかお伺いいたします。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) 町内会活動の中でのそういった高齢者の把握の状況ですけれども、私どもで今確認できているいろいろな活動をされている町内会については14か所あります。これについては、安否確認、声かけ運動、見守り活動等を行っています。独居それから高齢者のみの世帯に関わらずそういう活動をされている。あるいは年1回ですが、頻度はいろいろあろうかと思いますけれども、高齢者に集まっていただいていろいろな親睦等を行っている町内会を含めて今14ということでございます。先ほど町長からも答弁させていただきましたけれども、こういう活動をされていることについては私どもも心強く思っておりまして、こういったことにつきましては町ももちろんですけれども、社会福祉協議会共々、町内に情報発信をさせていただいて広めていければと考えているところであります。

 以上です。

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 次の質問に移らせていただきます。続きまして3点目のコミュニティ・スクールにつきまして再度お伺いをさせていただきます。

 コミュニティ・スクールにつきましては教育の四季を今まで実践して来た中で、それを地域とともにある学校づくりそのものであるというご答弁をいただきました。そういった意味でこれについては最初に言った違いについては無いという押さえでよろしいのでしょうか。教育の四季の実践推進方法とコミュニティ・スクールの実践方法に、方向性については違いがないという押さえでよろしいのでしょうか。内容的には学校運営協議会、これらが設置の中で組織が多少変わるということでお話がありましたけれども、その進み方については変わりないということでよろしいのかお伺いいたします。

○議長(加来良明) 学校教育課長。

○学校教育課長(神谷昌彦) 先ほど教育長からも述べましたとおり、"しみず「教育の四季」"の基本理念といいますか、これにつきましてはコミュニティ・スクールでうたわれている地域とともにある学校づくりということで、一致しているということで、教育の四季の取り組みを継続しながらコミュニティ・スクールに合った組織に若干見直しをしていくということで、この教育の四季の基本理念と言いますか、取り組みにつきましては継承していくという考えでおります。

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 続きまして、2点目の子育てが終わった世帯とのつながり、これの分が答弁の中でもこれからが課題のようなかたちでお話をされておりましたが、本当に町内会の前を子どもたちが通っていくという部分があります。そして今、子ども110番の家庭がたくさんありますけれども、そういった部分とのつながりが結構薄いと感じられます。また、子どもたちが通る通学路の周りの方々の町内会、町民の方々のつながり、そういった部分も必要かという気がいたします。こういった部分で、組織的な部分ではいろいろな学校ボランティアやそういった広報活動等をされていますけれども、具体的な動きの中で通学路周辺の方々とのつながり、あるいは子ども110番の家とのつながり、そういった部分をまた進めていかれるとどうかと考えますがいかがでしょうか。

○議長(加来良明) 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) このことにつきましては大変大切なことだと思っております。組織の町の方々に集まっていただいていろいろ審議をしていただいているところでございますけれども、それが具体的に町民の方に広がってこその運動であると思っておりますので、今後こちらから積極的にそういう方々にも広がるような活動をしてまいりたいと思っております。そういう中でCSのコーディネーターの存在というのは非常に大きいと思っておりますので、コーディネーターを中心とした広報活動にも努めてまいりたいと思っております。

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○議長(加来良明) 次に、9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 通告に従いまして2件について質問をさせていただきます。

 まず1件目でございますけれども、本町における不祥事の対応策はということで質問させていただきます。

 本町において、残念ながら、職員・町・民間の間で不祥事が起きてしまいました。既に事案については報告を受けておりますが、新聞で話題となり、また、連続して起きてしまった、まさに町の汚点となったのは事実でございます。今後の対応については二度と起こさないように努力するということでございましたが、これらの件についてはプライバシー、仕事の意欲に結びつく事案であり、非常に難しい問題であるということは承知しております。しかし、現実にはまだまだ存在する事案ではないかと思っております。どうかこんなことで有名にならないよう、おのおのが取り組んでいかなければならないことでもあると考えております。まずは町長にこれらに対しての具体的な要因と今後の防止策についてお伺いをいたします。

 1つ目は、セクハラは論外である。パワハラの判断は業務上必要な指示や指導に不満を感じたりする場合と、いじめ・いやがらせから起きる場合があります。本町における事案は何を根拠にパワハラと認めたのか。本町にそれらの規定があるのか。安易に認めることは職場での指示、指導に影響を及ぼすのではないかと思いますが、そうした心配はないのかということを伺います。

 2つ目、アイスホッケーチームの中で全国的に話題となった事案がありました。そのほか町内のどこの職場においても起こり得る、既に起きているかもしれません。町長はこの件について、これらの要因と防止策をどう考えているかをお伺いいたしたいと思います。

 次2件目でございます。防災対策は万全かということでご質問いたします。本日3月11日、東日本災害があった日でもあり、また本町においても台風10号の影響を受けた災害から3年目を迎えております。防災全般を見直す意味でこの問題について取り上げてみたいと思っております。台風10号における災害復旧もほぼ終わりに近づいております。そうした中、防災対策は万全なのか。次の点についてお伺いをいたします。

 今後台風10号と同等、それ以上の規模の台風が来たとき、河川・橋・道路・畑・上下水道・農業用水、これらはどうなるのだろうか。最悪の場合の想定はできているのだろうか。この点についてお伺いをいたします。

 2つ目といたしましては、胆振東部地震でのブラックアウトによる被害は、酪農家だけでなく商業施設・工場・一般家庭等大きな影響を受けております。対策として発電機の導入等が行われておりますが、大規模酪農家が主であり、商業施設、一般家庭への対応策はどうなっているのかをお伺いいたします。

 3つ目、先般も厚真町で震度6弱の地震があり、JRは運休、国道は通行止めとなるなどの被害が出ております。本町においても大規模地震は必ず起こりうる。これらに対しても早急に対策をしなければなりませんが、その対策をお伺いします。

 4つ目、あらゆる災害を想定し、全町的な防災訓練を行うべきと思いますが、町長のお考えをお伺いいたします。

 以上2点、よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、口田議員の質問にお答えしたいと思います。

 まず1点目の本町における不祥事の対応策はということでお答えをさせていただきます。

 このたびのハラスメントに係る事案が起きましたことは誠に遺憾であり、町民の皆様に改めてお詫びを申し上げます。また、今後このような事案が起きないよう、指導・監督に努めてまいります。

 さて、ご質問にありました1点目についてですが、パワーハラスメントの概念としては、人事院及び厚生労働省によりますと「職務上の地位や権限または職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、人格と尊厳を侵害する行動を行い、精神的・身体的な苦痛を与え、あるいは職場環境を悪化させること」とされております。

 パワーハラスメントか否か判断する場合は、その言動等が適正な業務の範囲なのか、感情的・高圧的・攻撃的に行われていないか、社会通念上許されるものなのか、など多角的に判断しなければなりません。

 このたびの事案においては、関係者への聞き取り調査を基に、他のハラスメントにおける事例を参考に慎重な審議をし、事実関係を認定の上、関係者を処分したところであります。

 今後においては、「職場におけるハラスメントの防止等に関する要綱」の周知徹底を図り、ハラスメントは許されるものではないとの共通認識により良好な職場環境を整え、円滑な業務執行ができるように努めてまいります。

 2つ目の質問であります、町内でも同様の事案が起きているかもしれないとのことですが、働く職場においては、日頃から上司と部下など職員同士でコミュニケーションを十分に取ることが重要であり、コミュニケーションを図ることからお互いを気づかい信頼関係を築くことで、ハラスメントが起きない優良な職場環境が整うものと考えております。

 町内における各事業所・団体において、ハラスメントは許されるものではないと認識され、適切に対応されているものと考えております。

 次に、大きな2点目、大項目の2、防災対策は万全かとの質問にお答えをさせていただきます。

 まず1点目にお答えをいたします。あの台風・大雨災害から3年目を迎えます。国や道、関係機関の協力を得ながら被害を受けた畑や上下水道・農業用水の復旧は完了し、河川・橋・道路においても順調に進んでおりますが、あくまて「原状復帰」の復旧であります。

 河川上流部の国有林内の谷止工という土砂をせき止める施設の新設や一部の河川では川幅を広げる工事も行われておりますが、いろいろな災害を完璧に避けることはできない状況も考えられます。

 甚大な災害を防ぐことは難しいですが、町民の命を守ることを最優先に、災害対策本部の体制を早急に立ち上げ、被害状況の速やかな把握に努め、避難勧告等の発令判断や自衛隊の応援に係る北海道への要求などを適切に行うとともに、町民への情報提供をより確実に行うため、防災行政無線の再整備や庁舎の非常用発電機の整備を進めているところであります。最悪の場合の想定としては、河川の決壊にともなう道路・橋・畑の流出、水道・農業用水の断水や停電、電話の不通などが同時に発生することも考えられます。その状況に応じて適宜対応できるよう清水町建設業協会との災害応急対応支援協定や日本水道協会北海道地方支部との水道施設の応急復旧に係る相互応援協定や、食品スーパー、コンビニエンスストア、ホームセンターなどとも災害時の物資供給に係る協定を締結するなど対策を講じているところであります。

 2点目についてですが、町内においては地域により若干の差はありましたが、停電の復旧に約2日弱かかり、農業、商工業など全ての業種をはじめ、町民生活全般にわたり影響が出たところであります。特に酪農家は生乳2日分を廃棄せざるを得ず、大きな災害影響を受けたところです。

 国は酪農に関して、停電の影響により全国で生乳需給のひっ迫が懸念されることから、酪農家の非常用電源の整備等に対する補助の支援策を講じたところであります。

 商業においては、冷蔵・冷凍食料品の廃棄や物流の影響による休業、そしてまた工業においても工場の稼働停止などの影響がありました。町及び商工会で、商工業者へ清水町中小企業近代化資金融資制度の運転資金及び設備資金の無利子及び補償金免除制度や日本政策金融公庫による融資利率の軽減制度の活用などについてお知らせを行ったところであります。

 一般の家庭に対しましては、特段支援策を講じてはおりませんが、停電への備えなど、町民が災害から命を守るための情報を防災ガイドマップや清水町暮らしのガイドを活用し、町内会等地域の会合などに伺うなどして情報提供を行い、平時から家庭での備えや地域での助け合いについて協力をいただいているところであります。その中で、家庭において3日分の水や非常食の備蓄、さらに冬期間の停電に備え、暖房器具などの準備もお願いしているところであります。

 3点目ですが、政府の地震調査委員会が先日発表した自身の長期評価においては、十勝沖でマグニチュード8程度の地震が30年以内に起きる可能性は前回評価の8%から9%に上昇しました。大規模地震では、町全体で建物の全半壊などにより生き埋めとなった人や閉じ込められる人も多く予想され、道路の損壊などもあり、町や消防の救助や支援が届くまでに時間がかかります。

 普段から自分の命は自分で守る自助を基本に、町内会や自主防災組織において非常時には協力して助け合うことができるよう、日頃から連携・協力して防災活動に取り組む共助を進めることが特に重要と考えております。

 本年度から町内会・農事組合・地域集団に対し自主防災組織の結成をお願いし、131町内会・農事組合のうち、49の町内会・農事組合に結成をいただいております。防災意識の普及・啓発や、災害時に自ら避難することが難しい人に対し、手助けする人の選出、安否確認のための連絡網の整備などに取り組んでいただいております。今後、こういった活動の輪をさらに広げることで被害を最小限に減らせるよう、日頃の自主防災組織の活動に対しては職員を派遣し支援してまいります。

 最後の質問ですけれども、災害を想定した訓練は非常に大切であると考えます。昨年9月には大雨洪水を想定した避難訓練を、清水市街地と御影市街地の一部を対象に行い、約200名の参加をいただきました。参加した皆さんからは、避難所までのルートの確認や避難所となる施設をはじめて利用した方もおり、段ボールベッドや屋内用テントなど備蓄品の確認もできて、防災を考えるきっかけとなったという意見を多数いただきました。今後も町内会や地域集団、自主防災組織と連携し、大雨や地震を想定した避難訓練を定期的に行ってまいります。

 以上、答弁とさせていただきます。

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○議長(加来良明) ここで休憩します。      (午前11時00分)

○議長(加来良明)休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時10分)

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○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

 質問を受けます。

 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) それでは再質問をさせていただきたいと思います。

 最初に、セクハラについて質問をさせていただきたいと思います。私は先ほどセクハラは論外であると申し上げました。論外ということは、本町で起こった事案に対しては議論する余地なしと、悪質であるという意味でございます。セクハラについてはボディータッチから起こりうるもの、それから言葉上から起きるものと2つに分かれると言われております。いずれにいたしましても相手があるということでございまして、その相手が不快と感じた時点から起こるものでございます。この世の中、男と女がいる以上、この問題が起こりうるのは当たり前かもしれませんが、しかし、そのことによりまして心に傷をつけたり仕事に影響を与えたりしてはいけません。現在本町において町長はこの実態があると思いますか。お伺いいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 副町長。

○副町長(金田正樹) 現在でセクハラの実態があるかどうかという質問かと思いますけれども、それについてはありません。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 今、ありませんという答弁でございましたけれども、それは絶対間違いのない答弁か、それとも副町長あるいは町長の耳に入っていないのか、そういう可能性もあるのかと、そう言われれば、それは絶対にないと言い切れるのか。

○議長(加来良明) 副町長。

○副町長(金田正樹) ないと信じたいですけれども、その辺の話は入ってきておりません。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 絶対ないという断言はできないはずですけれども、信じたいと、それに尽きるのではないかと思いますし、私もそう思います。そういうことでセクハラについては現時点ではないと思います。次、パワハラの関係でございますけれども、これについて先ほど町長からいろいろとご説明をいただきました。業務上、いろいろな指示等によって起こる不満から起きるパワハラ、いじめ、いやがらせ、これから起きるパワハラ、これらについて今、現状の中で、庁内だけのこととは言いません。で言うと、現在そういう可能性が存在するのかどうかお伺いいたします。

○議長(加来良明) 副町長。

○副町長(金田正樹) 実際そういうことがあるのかどうか話は聞いておりませんが、これもないと信じております。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) ここであるとかないとかと責め合う気はございませんけれども、ないと信じているという言葉、ちょっとそれはどうかと私は思いますけれども、私の耳に実際ちょっと可能性があるということが聞こえてきているのですよ。今副町長は信じていると言うけれども、副町長の耳には必ず入っていると思うのだけれども、それは口外できないだけのことで、実際には存在していると私は思っているのだけれども、そこら辺の捉え方として、今現在ありませんということにはならないのではないかと思うのだけれども、そこら辺はどうですか。

○議長(加来良明) 副町長。

○副町長(金田正樹) 先ほど言われましたように、指導の一環とか捉え方の問題があるかと思います。信じていると、当然そうですけれども、実際にそういう状況があるという話は耳に入ってきておりません。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) セクハラにしろ、パワハラにしろ、相手のあることでございまして、相手の訴えにより表面化するものでございまして、実態ではほとんど訴えることができない状態でないかと思っているわけでございます。それらは訴えられる人はいいけれども、訴えられない人というのは我慢をしていることになるのではないか。そのことによって仕事にも影響するし、マイナス面のほうが多いということで、そういった面でいかにしてそれを見つけ出すと言ったらいいのか、対応策というのは考えておられるかどうか。

○議長(加来良明) 副町長。

○副町長(金田正樹) ハラスメント、人格も傷つけますし、広い意味では勤労意欲の低下ですとか仕事にも支障をきたしてくるかと思います。本町はハラスメントの防止等に関する要綱というものを決めております。先日も課長職を集めて説明をしておりますし、この辺は課の職員に周知するようにということを言っておりますし、課長職には絶えずアンテナを高くして、職員の違いに十分留意するようにと話をしております。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) パワハラの実態というのは、パワハラを受けている者の周りの人はたぶん気がついているのだろうと思いますけれども、それを安易に無視している。それが実態ではないかと思います。そこら辺もオープンにして明るい職場をつくっていただきたいと思っているところでございます。この件については置いておきまして、次にアイスホッケーの関係で質問させていただきます。

 アイスホッケーについては今まで全国的に清水の名をとどろかせていただきました。ところがパワハラ問題で一転して悪の所業がつけられました。町にとっても大きな汚点であると同時に、大変な事案であると思います。また、町全体の中でもどこにでも起きうる事案であると思っております。この件について町長からいろいろと説明がございましたけれども、特にアイスホッケーについては言及されませんでしたけれども、私もこの問題にはあまり触れたくはありません。しかしながら、あくまでも町の施設で起きた問題でございまして、町とは直接関係はございませんけれども、町長がこの件に対しての遺憾の意、あるいはいろいろな面の指示をなされたかどうかお聞きいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

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○議長(加来良明) ここで休憩します。      (午前11時19分)

○議長(加来良明)休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時20分)

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○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 社会教育課長。

○社会教育課長(佐々木亘) 町として今回のホッケーに関する問題に対して何か行ってきたかというところでございますけれども、問題が発生した時には当時の監督等々から聞き取り調査等も行っているところでございますけれども、特にその部分に対して私のほうからああしてほしいこうしてほしいというような指示などは行っておりません。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) もちろん町と直接関係あるとは思っておりませんけれども、あれだけ全国的に騒がれて、清水町=アイスホッケーなんてニュースが全国シェアで出たのですよ。そうした段階でこれは町の出来事ですから、町長が町民の代表として何らかの遺憾の意を表したのかと思っているし、町民の代表としてそこら辺の言及をなされるべきではないかと思ったもので今確認をしたところです。

○議長(加来良明) 質問は。

○9番(口田邦男) それがなされたかなされてなかったかということを町長に聞いているのです。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) その問題についてはもちろん教育委員会で聞き取り等、いろいろな経過等の報告は受けております。ただその中でこのアイスホッケー協会のパワハラ問題については、日本アイスホッケー協会がしっかりとした調査に乗り出して処分を下すという状況も逐次報告を受けておりましたので、最終的にはそこのいろいろな細かい調査の判断に委ねるという状況の中でしっかりとそれを精算し、また、この御影グレッズとしてスポンサーは変わりましたけれども残っているわけですから、今後競技は続けていけるような体制になることを見守っておりました。そういった中でそれらのことが十分清水アイスホッケー協会として再生の体制が整ったことも報告として受けておりましたので、新たに頑張ってほしいというメッセージについては十分に伝えてきたところでございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) もちろんこれからもアイスホッケーには頑張ってもらわなければならないし、活躍してもらうことは十分私も承知しているところです。町長といたしましても別にそれを批判するのではなく、これから頑張ってくれよという意味で、一つ、激励も兼ねた言葉があったのかということを今聞いたわけです。今の答弁で結構です。

 それで、セクハラ・パワハラのまとめとしまして、特に町職員は町の模範となる立場でございますので、思いやりある上下関係、思いやりある男女関係、これらを想定しながら素晴らしい職場をつくっていただきたいと思いますが、そこら辺の意気込みを一つお聞かせ願いたいと思います。最後に。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 副町長。

○副町長(金田正樹) 人間性として成長していくことも必要ですし、職員がその能力を十分に発揮できるような職場環境をつくり上げていく努力をしてまいります。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 次、防災関係についてお伺いをいたします。先ほど町長からいろいろとご説明がございました。災害復旧はほとんど終盤に近づいているということでございますが、あくまでも原状復帰だということでございますので、台風10号規模の台風が来た場合、それ以上の規模の台風が来た場合にはまた同じような状態になるということは明らかになったわけでございます。それに対しての対応策でございますけれども、いろいろと説明がありましたが、今までよりはスムーズに事が運ぶだろうと私も期待しております。ただ問題は、台風はいいです。経験済ですから。今度は地震だと私は思っているのです。地震に対しての対応策。まず、マグニチュード8なんていったらたぶん橋は全部落ちているだろうと思うし、民家も大半は倒壊するだろうと思っています。そうした場合において、橋は倒壊したら車の移動はできません。そうした場合において、火事が起きたり、建物の下敷きになったり、そういった災害が起きた場合に本当に対応できるのだろうかということを考えた場合に、そこら辺の対応策というのは考えておられるかどうかということをまずお伺いいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 総務課参事。

○総務課参事(山本 司) 大地震が発生した場合、過去の経験からいっても建物全半壊により全町的に人が生き埋めになった、または閉じ込められる状況が想定されます。私ども行政の救援・救護活動に関しましても、議員がおっしゃられたように道路の寸断等が発生しましたら、そこに行けない状況も多々発生する可能性が十分にございます。そこで私どもも地域の力、町内会、農事組合、隣近所の力を十分に発揮していただいて最低限助けられる状況があれば力を合わせて救出、救護に取り組んでいただくといった仕組みを各地域につくっていただけるようお願いもいたしますし、いざといったときの備えについて、普段から啓発啓蒙を図ってまいりたいと考えてございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 分かりました。とにかく地域でできることは当然今言ったとおりでございますけれども、地域に対応できない事案が起きた場合、例えば火災、けが人が出た場合、道路が寸断されているのだからまず運ぶのは無理でしょう。そうした場合の対応、そこら辺までいろいろ考えた対応策というのを考えておられるのかどうか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 総務課参事。

○総務課参事(山本 司) 最終的には私ども行政の力も及ばない、そこにたどり着かないという最悪の場合は、ヘリコプター、空輸ですね、自衛隊等の支援をいただく、または道の防災ヘリ等、空からの救出救護を含めて対応していただく手段が最終手段と考えてございます。町独自で当然空輸できる手段は持ってございませんので、私どもはそういった支援を受けながら最善を尽くしてまいりたいと考えてございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) もちろん道路が寸断されたりなんかしたら、空輸よりも仕方ない。それは分かるのですけれども、災害が起きた場合、特に起きた場合は本町だけの問題ではなくなるのですよね。地域全ての問題。空輸どうのこうのと言ったってそんなものできるわけないし、そうした場合にどうするか。そこまで詰めた防災の考えを持っておられるかどうか今聞きたかった。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 総務課参事。

○総務課参事(山本 司) 私どもとしては最低限各自で命を守ってもらう。そのために3日間以上、自分で非常食なり、水なりを確保してもらう。そういったことは最終的には命を守る上での非常に大事な根本でございますので、そういったことを引き続き、最悪の事態を想定しながら、自分でできることは自分で準備をお願いしたいという部分を今後周知・啓発してまいりたいと考えてございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 自主防災。自分の命は自分で守るという建前について考えておられるようでございますけれども、自分の命を自分で守れないような状態が起きた場合、何か良い方法はないか。そこまで詰めていろいろと防災計画を練っておられるのか。ある程度表面上の、自分の命は自分で守れ、それ以上のことはしょうがないから諦めろという考えなのか。まだまだこれから検討していく要素があるのか、そこら辺はどうですか。

○議長(加来良明) 総務課参事。

○総務課参事(山本 司) 自分の命は自分で守るというのは基本でございますけれども、地域、隣近所を含めて、町内会、農事組合、普段からのつながりの中で救える命を少しでも確実に救えるように普段からお話をしていただきたい部分もございますし、我々行政としてもよりよい方向を目指して、地域防災計画等を含めながら避難訓練等に結びつけていって、また、地域の皆さんの声も聞きながら、実践できる実行力のある支援体制というのを模索していきたいと考えてございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) いずれにいたしましても、私も無茶なことを言っているということは自分でも分かっているのだけれども、それでもそういう事態が起きるということもまず間違いないだろうと想定できます。そうした場合に、車がだめなら歩くしかない。よっぽど緊急の場合には病院の先生に歩いて現場まで行ってもらうという方法もとらなければならない。そこら辺まで詰めた防災計画をするべきではないかと思うのだけれども、それらを含めて今一度考え方をお願いいたします。

○議長(加来良明) 総務課参事。

○総務課参事(山本 司) 各地域、清水町全体広うございます。河川も多数流れてございますので、そこそこの地域で危険箇所等も、きちんとその地域の人方が把握していただきながら万が一に備えて最善の避難方法、また、命を守る方法を私どもも各地に行ってお話しする機会がございますので、そういった機会にまた改めて地域の皆様と話し合いをしながら防災対策に取り組んでまいりたいと考えてございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) いろいろ申し上げましたけれども、万全を尽くすように努力されるようお願い申し上げたいと思っております。

 最後防災訓練の関係でございますけれども、昨年、大雨洪水を想定した防災訓練がなされたと聞いておりますけれども、今度は先ほどから言っているように地震を想定した、全町的にどういう格好になるか、その辺を想定した訓練をやるべきではないかと思いますが、その点をお聞き願って、私はこれで質問を終わらせていただきます。

○議長(加来良明) 総務課参事。

○総務課参事(山本 司) 昨年は大雨災害を想定した訓練を実施いたしました。今後地震も当然想定した訓練を考えてございます。地震となると全町的な被害を受けた中での対応ということになりますので、今後地震に向けた避難の訓練も、全町的なものも含めて進めてまいりたいと考えてございます。

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○議長(加来良明) 次に、7番、佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) 8年前、3月11日、東日本大震災で被災されました皆様方に、お悔やみ・お見舞いを申し上げます。

 私はこのたびの議会議員選挙において町民の多くの皆様のご支援をいただき、3度、議員としてこの場に立たせていただくことになりました。身を引き締め、心も新たに町民の声を行政に届けてまいる所存でございますので、執行側におかれましても前向きに取り組んでいただきたいと思います。 

 それでは通告にしたがって、2項目3点質問させていただきます。

 1点目はJR十勝清水駅の跨線橋対策について伺います。この問題につきましては今回の選挙において町民の皆様方が一番関心を持っておられることだと改めて実感した次第であります。私は初当選以来、一貫してこの問題に取り組んでまいりました。今回も1つ提案をさせていただきます。

 エレベーター設置には多大な経費を要するので、早急な対応は困難であるとのことでしたので、財政負担をほとんど要しない対策を提案したいと思います。それは、構内通路、分かりやすく言いますと、構内踏切の設置です。これを設置すれば跨線橋を使わずに駅舎とホームが結ばれることになります。この構内踏切は、全国的には跨線橋や地下道の整備、駅舎の高床化などによって減少傾向にあると言われておりますが、地方の駅ではバリアフリー化のため復活している事例もあると言われております。現に北海道内におきましてもJR石北本線の網走駅構内や女満別駅構内、さらには函館本線の中ノ沢駅構内、仁山駅構内、野田生駅構内などほかにも多数設置されている状況でございます。全国的にはJRや私鉄など多くの構内踏切が設置されているようでございます。設置者はあくまでも鉄道事業者になりますので、町長が先頭に立って、官民一体となった期成会を立ち上げ、その実現に向けて取り組んでいただきたいと思いますが、町長の考えを伺います。

 2点目に、清水高等学校への支援について伺います。

 教育行政執行方針を読ませていただきました。清水高等学校の振興の項目はありましたが、わずか3行のみで何を取り組むのか全く分かりません。そこで、具体的にお聞きいたします。

 昨年12月定例会の質問に対し教育長は「教育委員会の若手職員を中心としたプロジェクトチームを設置し、魅力ある清水高校に向けて意見やアイデアを提案してもらっている」と答弁をいただきました。提案してもらっているのであれば、今回の執行方針で述べられるのが本来だと思いますが、その内容についてお聞きします。

 次に、これも12月議会の答弁で、高校生の昼食の確保について手伝えることがあれば協力していきたいと答弁されております。給食の提供と理解しておりますが、現状について伺います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、佐藤幸一議員の質問にお答えをさせていだきます。

 1点目の「JR十勝清水駅の跨線橋対策について」でございます。JR十勝清水駅の跨線橋対策につきましては、十勝清水駅のバリアフリー化のため、JR北海道の経営状況などからも町が設置などの経費を全て負担しないと解決しない状況であり、実現が難しい状況であることは12月の議会でも申し上げたとおりでございます。

 また、根本的な解決とはなりませんけれども、清水御影間のコミュニティーバスの運行のほか、昨年4月より運行しております、芽室や帯広方面の医療機関を経由した清水帯広線バスにより、高齢者や足の不自由な方を支援するほか、十勝圏活性化推進期成会などを通じ、国へJR北海道の鉄道施設の老朽化更新や路線維持に対する新たな支援制度の要望をしております。

 さて、今回提案をいただきました構内通路の設置についてですが、以前跨線橋対策についてJR北海道との協議の中でも、例えば列車の通行に支障のないように構内を近道してホームまで行けるようにできないかをお話しさせていただいたこともあるようです。

 しかし、安全面などの理由からできない旨、口頭で回答をいただいております。構内通路につきましては、今回JR北海道の釧路支社に尋ねたところ、道内にそのような構内通路のある駅もいくつかあるようです。しかしそのいずれも国鉄時代につくられたものであり、安全性の確保のため、JR北海道としては新たな構内通路の設置は行っていないということです。現在構内通路が復活した事例など、参考となる資料があればいただきたいとお願いし調べているところですが、列車乗降利用者の安全面を最優先に考えると設置は困難であると考えているところであります。以上でございます。

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 清水高等学校の支援につきまして、お答えをいたします。

 清水高等学校の支援につきまして、12月定例会でも答弁をいたしましたが、教育委員会の若手職員を中心としてプロジェクトチームを立ち上げ、魅力ある清水高校に向けて意見やアイデアを提案してもらっています。具体的な意見や提案内容については現在プロジェクトチームの中で検討をしておりますが、今後高校生及び中学生を対象にアンケート調査を行い、高校を選ぶ上で何を基準とするのかについてニーズを把握し、その結果を基に具体的な支援策を検討してまいります。

 2点目の、高校に対する給食の提供に向けた取り組みについてですが、町として学校給食の提供は現在のところ考えてはおりませんが、高校生の昼食の問題につきましては、高校の生徒会でも改善に向け、何らかの対応を検討しているとのことであり、生徒達の自主性を尊重しつつ、その検討結果により教育委員会といたしましてもお手伝いができることがあれば、積極的に協力してまいりたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 7番、佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) 1点目の跨線橋対策でございますが、構内通路については安全面から設置しないということでございます。答弁では新たな支援制度の要望をしているとありますが、どのような要望でございますか。お伺いいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 企画課長。

○企画課長(松浦正明) これまで跨線橋対策ということで、バリアフリー化の基準緩和などを進めてきたところでございますけれども、JR北海道の財政的なものもございますので、全道的にもそちらのほうも含めたかたちで、鉄道施設の老朽化更新とか路線維持、そちらのほうも含めた中で支援していただきたいというかたちで要望書を出しているところでございます。

○議長(加来良明) 7番、佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) 清水高校の支援でございますが、プロジェクトチームからの中間報告は受けておりますか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 現在、その調査書としてまとまったものが上がってきているということはございませんが、随時集まっていろいろなことを検討しているところでございます。また、相手のいることでございますので、高校側ともこんなアイデアはどうでしょうかということもいくつかご提案をさせていただいたところでございますけれども、今のところ、いろいろ高校側の事情もございまして、それに対して積極的なご意見をいただいているという現状ではございません。

○議長(加来良明) 7番、佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) これは清水高校が3間口にならないうちに、魅力ある清水高校に向けて真剣にスピード感を持って取り組んでいただきたいという考えから質問させていただいております。3間口になってしまうと学校の先生方もかなり減る予定でございますので、これについてはスピード感を持って取り組んでいただきたいと思いますが、再度教育長にお願いいたします。

○議長(加来良明) 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 昼食の問題につきましては、現在通っている高校生の支援につきまして非常に大きなことだと思っております。またほかに間口の減をなんとか食い止めるための施策につきましては、学校側とも十分協議をしながら、何が学校を選ぶポイントになるのかということをしっかりと調査をいたしまして、最も適格な施策を打っていくということを考えております。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) ここで休憩します。      (午前11時49分)

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時00分)

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○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 質問に先立ちまして、8年前の3月11日、未だに発見されていない方々もたくさんいらっしゃる中、今日の日を迎えるというのはまたいろいろな考えが浮かびますけれども、哀悼の意を表して質問に移らせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 まず1番目、観光協会への補助事業の拡大による商工業への振興策についてご質問をさせていただきます。

 昨年実施された清水公園の観光振興としての観光協会を経由した補助事業は、一事業者に総額1,500万円に上るものと私は認識しております。現時点での事業評価及び今後2年間の展望と、拠点としての清水公園の整備状況、さらには今後の構想・展開について考えをお伺いしたいと思います。

 また、現在最大の町内外者の交流を図られている場所は、既存の町内の飲食店や物販店であることは否めない事実であると思っております。より清水町全体を活性化させるために、個店の施設整備、さらには雇用の安定を図る政策が待たれる中、交流人口増加を前提として商工業者への本政策の拡大を求めたいと思いますが、その考えをお伺いします。

 2つ目に、結婚・少子化対策事業につきましてご質問いたします。本年度、年度の途中から始まりました結婚・少子化対策事業は、マスコミを非常に上手に活用しながら本町の取り組みを全国に少しでも知ってもらうものとして、今現在、順調に進捗していると思います。この事業の今後の進め方についてお伺いをさせていただきます。

 3番目に、立地適正化計画の策定についてご質問いたします。本町のマスタープランは平成31年度に作成されますと北海道のホームページに掲載されておりました。今現在どうなっているのかを含めて質問したいと思います。また、より高度な立地適正化計画はこのマスタープランがあってからのものと捉えております。十勝管内のほぼ全町村がマスタープランを持っている中で、本町としてはなぜ未だにないのかをお伺いします。

 それに伴ってまた、その中での公共施設やそれら新築等が行われるときに何を基準として事業が展開されていくのか、行われていくのかをお伺いします。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは鈴木議員のご質問にお答えをさせていただきます。

 最初に、観光協会への補助事業拡大による商工業への振興策についてでありますけれども、最初に清水公園に係る観光振興と補助事業について答弁いたします。

 清水町観光協会は、清水公園内の事業所と4月17日に委託契約を締結し、「十勝清水観光情報 清水公園サテライトステーション」として、観光案内業務、物産展示販売業務等を行ってきております。この委託事業は休業していた清水公園内の事業所の再開に合わせて、清水公園を情報発信の拠点として位置付け、本町の食や観光資源等の情報提供、物産の販売の充実を図るものであります。

 業務の実施内容については、毎月業務報告書の提出により、物産の展示販売業務、観光案内業務について報告をいただいております。事業評価につきましては、今年度の事業終了後に観光協会からの報告を受けて行いたいと考えております。

 平成28年の台風災害後、清水公園内の事業所が休業となった大きな要因である排水の処理について町が対応を行うことで、再開に向けての環境を整備するとともに、観光協会がハーモニープラザ等で行っている観光案内と物販業務の機能を清水公園内に設け、平成28年の台風災害による休業前の集客力や情報発信力の再現を目指して、今後2年間を想定し、委託事業を継続していく考えであります。

 清水公園の再整備については、関係課による協議を行い、清水公園活性化方針の検討を行ってまいりました。今年度に実施可能なものとして、公園内の樹木や園路の管理の充実、木製階段の改修、花壇の設置、トイレの改修などを実施し、来園者に対して再訪の魅力がある快適な環境を提供できるよう進めてきております。

 清水公園の再整備の今後の展開につきましては、池の下を通る水道管の更新工事の時期について関係機関と協議をしてきたところ、次年度に工事を実施できることとなりましたので、4月以降に検討委員会を立ち上げ、長期的な再整備のスケジュールも含め、その構想について町民のご意見を聞きながら検討し、計画の策定へ進めていきたいと考えております。

 次に、補助事業の拡大による商工業の振興策についてお答えをいたします。

 清水町が目指す観光振興スタイルとして「休憩型観光」により町内に賑わいを創出する「食の拠点構想」の具現化を進めたいと考えています。そのきっかけづくりとして、清水公園を「町民の憩いの場」とするとともに、町外の方が目的地として訪れる「観光施設」としての位置付け、清水公園の再整備を進めてまいります。

 観光協会によるこの委託事業は、清水公園を拠点とすることで交流人口の増加を目指し、清水公園に来られた方に対し、情報発信や観光案内業務を行い、既存の飲食店や物販店へ誘客することを目指しているものであります。

 商工業者の個店の施設整備や雇用の安定については、中小企業近代化資金の利子や保証料の補給事業や、「清水町起業・雇用促進補助事業」、「清水町新規開店者・空き店舗活用開店者支援事業」の活用により支援してまいりたいと考えております。

 今後におきましても、観光協会と連携しながら、交流人口の増加に向けた事業を充実させてまいります。

 次に、2点目、大項目2、結婚・少子化対策事業についてのお答えをいたします。

 結婚・少子化対策事業については、清水町人口ビジョン総合戦略の基本目標の一つ、「若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえる」ことを実現するための施策として、これまで清水町地域農業再生協議会で出会いの場を設ける事業など、結婚支援や少人数学級、幼児期からの英語教育などの実施のほか、保育料無料化、子どもの医療費無料化など、全国的にもトップクラスのサービスを展開しているところですが、思うような成果には結びついていませんでした。

 昨年9月には補正予算の成立を経て、結婚・少子化対策の強化に取り組みました。従来にない事業の企画推進のための庁内ワーキングチームの設置と、出会いの場の提供や結婚に至るまでのアフターケアを担う町民出会いサポーターを任命し、2つを合わせたプロジェクトチームにより事業がスタートしました。11月には帯広信用金庫が運営する結婚相談所と本町の事業推進のための包括連携協定を締結いたしました。本町の独身男性の情報を広く内外に発信するため、清水男子図鑑を製作し、町内周知のほか、帯広信金各支店や町内飲食店、美容室などにも配置し、さらにガバメント・クラウド・ファンディングを行って事業の寄附の募集と取り組みのPRを行ったところです。この取り組みが新聞やテレビなどマスコミに取り上げられ、清水町の結婚・少子化対策事業が広く周知されました。

 将来の担い手となる若者に向けて、人口減少対策などについて考えてもらう「清水町ミライ若者会議」を町内の中学3年生と高校1年生を対象に開催し、人口減少の現状を理解し、解決への取り組みについてワークショップを開きました。この取り組みのまとめとして、3月23日に講演会や各学校代表などによるトークセッションを開催いたします。

 気軽なコミュニケーションによる男女の交流の場を提供するため、1月から2回プロジェクトチームの協力のもと、軽食と飲み物を取りながら、それぞれの恋愛観・結婚観などを語り合う場をつくり、町外を含めた男女各10名程度の参加があり、今後も開催を予定しております。

 結婚・少子化対策事業は参加しやすい環境づくりに腐心したところですが、効果が出るにはまだ時間がかかる事業であります。新年度においても引き続きプロジェクトチームの力を借りながらこれらの事業に取り組み、結婚したい、子どもを持ちたいという方の希望をかなえられるよう、町ぐるみで応援し、清水町の持続可能な未来につなげてまいりたいと思っております。

 次に大項目3、立地適正化計画の策定についてご答弁申し上げます。

 本町の都市計画は、昭和24年に清水市街地を中心に区域を設定し、都市計画事業(都市計画道路、都市公園、公共下水道事業等)の整備を取り進めてきたところでございます。都市計画マスタープランについては平成4年に都市計画法の改正により、策定する旨の通知がありましたが、その後都市計画補助事業の終了により、未策定となっているところです。今後につきましてはさらなる都市計画事業の必要に応じ策定をと考えていきたいと思います。

 また、公共施設の新築等の基準につきましては、近年では建物の老朽化による建て替えが必要とされた施設において、総合計画の中で実施時期等を策定し、町誘致の未利用地を含めて有効利用を図る目的で建設場所を設定し、周辺の環境も考慮した中で進めてきたところでございます。

 以上、3点についてのご答弁とさせていただきます。終わります。

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 5番、鈴木孝寿委員。

○5番(鈴木孝寿) まず一番初めの観光協会の補助事業の拡大における商工業の振興策について再質問をさせていただきます。

 基本的に反対をしているわけではなく、非常に観光の拠点となるのは清水公園がなるだろうなというのはやはり自覚しておりますし、しっかりとそれを応援していきたいという立場であることはまずもって間違いではございませんので、その辺を踏まえた上で再質問させていただきたいと思います。

 とは言いながら、やはり3年で1,500万円というのは非常にそれもまた、生の数字というか、生の金額がそのまま行くというかたちもあります。これほど素晴らしいものを役場として出せるのであれば、商工振興に対してもものすごく勇気が湧く事業になるのではないかということで、まず拡大を求めたところなのですが、その中で細かい部分で質問をさせていただきたいと思います。

 まだ1年終わっていない段階でその実績とかはすごく難しいのかなと、その認知度の問題もありますでしょうし難しいと思うのですが、この3月まで若しくは販売実績の報告が上がっているということでございますので、先月2月ぐらいまでで販売実績と例えば斡旋実績というのはどのようになっているのかを質問したいと思います。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 販売実績、それから観光案内業務等の実績でございます。販売実績については月2回、案内業務については月1回、それぞれ報告書をいただいてございます。販売実績については2月末時点で約30万円の販売額となってございます。案内者につきましては、概ね2月末で500人ぐらいということで、1日あたりに直すと10人はいっていないのですけれども、そのような状況になってございます。以上です。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿委員。

○5番(鈴木孝寿) それではその販売実績の30万円というのはひと月あたり30万円ではなく、昨年からやって2月までで30万円。この数字についてはどのように理解していますか。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 販売実績ですが、ハーモニープラザ内、私どもの事務所においても物産販売を行っています。ちなみにそちらについても40万円から50万円というのが年間の販売額だと思っています。それからもう一箇所、夏場ですが千年の森でも販売等を行っておりますが、そちらについては今年度の事業を終了しておりますので、そちらの販売額については420万円ぐらいという実績でございます。多い少ないという部分についての評価はしておりませんが、清水公園内の事業所については4月に約2年間休業していたものを再開し、観光協会として物産それから観光案内を始めますということで観光情報ステーションのサテライトステーションとして事業を始めた初年度でございますので、観光協会としてもその周知等を行ってきたところでありますが、結果としては30万円程度ということで、実績として把握しているところでございます。以上でございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 続けて、その観光の斡旋実績というのが大体500人ぐらい。月にしたらたぶん50人程度ぐらいかと理解しますけれども、この50人程度の斡旋している実績というのはどういう所が多いのでしょうか。どのような内容があるのかということをお聞かせください。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 観光案内の内容につきましても、概要を報告書の中でいただいています。町内の食事できるところであるとか、何かアクティビティと言いましょうか、そんなことを楽しめるところはないでしょうか、若しくは町外も含めて飲食店であるとか、物産についてのことを聞かれているという報告をいただいています。

○議長(加来良明)5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) このあと事業が終わった段階で観光協会さんも含めて事業成果を見直すということですので、これについて少ないだの多いだのと言ってもあれなのですが、極論で言えば300万円ほどの人件費を毎年補助して、月に直すと3万円程度でしょうか、月に50人ということは1日平均1.5から2人ぐらいの問い合わせ。そのためにやっているという部分についてはやはり費用対効果と考えたときにはちょっと厳しいのかと思っています。ただこれがどう増えていくのか、若しくはこれが本当にこの事業として成り立っているのかという部分については、町長若しくは副町長にお答えいただける部分ではまだ足りないと思うのか、これからもっといってほしいのか、どれぐらいの数字的な部分であれば町内の商工業者も含めて町民が納得できる数字になるのかというのを、もし今の段階でお持ちであればお答えいただければと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 具体的な、何人だとかそういったものは持っておりませんけれども、私がまず一番先に考えたことは清水公園を観光の拠点とするということの中で、災害前まではあそこの公園を中心に、サルビアを中心に結構な賑わいを持って観光の一つの目的としてあそこに来て、たまたま食事も利用しただとかそういうこともあるのですけれども、そういった部分が災害の後、当たり前ですけれども、レストランもなくなり、そういう賑わいというのがすっかりと、清水から離れてきた経過がありますので、もう一度災害前の状況を確保しながら、更にプラスして清水の観光客、例えば入込数なんていうのは十勝管内の中でも下から数えて何番目かくらいの状況でありますので、そういった部分も含めて、せっかくの玄関口でありますから、清水も観光として素晴らしいところもあると、そんな情報を発信しながら観光事業を大いに盛り上げていく、さらには商工業者の、町内にある飲食店の発展というか、拡大につなげていく、そういう目的を持って、あそこの再整備に支援をしてきたところでありますので、そういった目的は今年も含めたトータル3年の中で十二分に土台はできてくるのかと。少なくとも、今年現在でも、私もたまに春の桜もそうですし、秋の紅葉もきれいですけれども、たまにあそこに行ってチェックをしながらずっと見ているのですけれども、そういった中では、災害前の賑わいは十分に取り戻してきて、いわゆる清水公園の評価の再認識には十分につながり、今後いろいろな面でプラスした効果が発揮できるものであると。そういう狙いで進めてきたのですけれども、その流れの中に今来ているかと。そんな思いで中間評価を私なりに、正式な評価は見ていないですけれども、私なりには中間評価をしているところでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 事業途中なので今の段階での評価はすごく難しいと思うのですけれども、これは町民も意外に、この事業がどういう内容なのかを知らないのですけれども、参考までにお聞きしたいのが、災害担当の総務課参事にお聞きしたいのですけれども、先ほどの答弁の中で排水処理について町が対応したという答弁をいただきましたけれども、このように100%やったというのはほかにあるのでしょうか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

総務課参事。

○総務課参事(山本 司) ほかにそういった例はございません。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) ですよね。それは分かっていて聞いているのですけれども、今度これは、建設課がたぶん担当の公園内だと思うのですけれども、この1年でトイレ改修をしました。そして公園内で壊れたものを補修しているというのはあるのですけれども、それ以外にこの3月までやられたことというのはどんなことがありますか。

○議長(加来良明) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 特に公園のトイレと木製階段、そちらのほうは修繕というか、若干改修はしております。それ以外に関しましては特段今のところ手はつけていない状況でございます。以上です。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) なぜこういうことを聞いたかと申しますと、昨年の3月の予算委員会での答弁の中に、しっかりその辺を考えてやっていきますと。どういう計画を持ってやっていくかということをしっかりこの1年間考えながらやっていくと言った割には、まず五百何万円と今回三百何万円これから支出すると思うのですけれども、その割には進んでいなかったのがこの1年、そして先ほどのご答弁いただいた中においても4月以降に検討委員会を立ち上げるというお話をいただきましたけれども、この1年は何もやらなかったと。まずは実績を見てからやるのだということで理解してよろしいでしょうか。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) この1年間の経過についてお話をさせていただきます。

 清水公園の活性化につきましては一昨年の夏以降に食の拠点構想という提案があり、関係課で協議をしてきております。

 4月以降につきましては、清水公園の活性化方針という内容をまとめようというかたちで関係課が集まって数度協議をさせていただきました。その中でまずは短期的に取り組めることは何か、それから長期的な視点の中で何が取り組めるのかということをまとめてきた経過がございます。

 昨年の5月に所管事務調査がありまして、その中で未定稿ではありますがその時点の活性化方針というものを提示させていただいて説明をさせていただいた経過がございます。

 今年度につきましては先ほど建設課長が申し上げました、園内の木製階段の改修というものをまずしましょうということで実施しています。

 それから、町として目的地となる観光地、人に寄ってもらう観光地としては何が必要かという部分では、やはりトイレがきれいでないと観光客といいましょうか、特に女性は寄らないだろうということで、9月の議会にトイレ改修の補正予算を上げさせていただいて、12月に改修工事が終了して、清潔な暖かいトイレを整備してきたということがございます。

 日常的な管理の中で施設に来られた方が「管理をしているのだな」と見られるような公園を目指すということで建設課の職員にそういったことを心がけて管理いただくということをこの1年してきたと商工観光課としては考えております。

 それから次年度以降、期間をかけて整備をしていかなければならないという部分でいくつか整理をしています。答弁の中でお話しさせていただいた池の改修というものがございますが、これは一昨年から検討している事項で、その中で水道管が池の下を通っている。それを順次、水道管の更新をしているのですけれども、国道をまたいでいたりJRをまたいでいたりするので、その関係機関との協議がなかなか整わなかったということがございまして、大きく手をつけると言いましょうか、池の改修についてはちょっと時期を待っていたということがございます。その協議がある程度整って、来年度、水道管の工事が実施できることになりましたので、池の改修の目途、スケジュールが立てられるということになりましたので、4月以降町民の方を含めて検討委員会というかたちでご意見を聞く委員会をつくって、その中で再整備の基本構想のようなかたちで意見をまとめ、基本計画、実施計画と進めてまいりたいと思ってございます。以上でございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 分かりました。4月以降にそういう検討委員会を立ち上げるというお話ですけれども、既に検討委員会を立ち上げる。ここで整備をしていくのだと言っているのですが、まずここを整備する。そういうものを町民に聞くということなのですけれども、そこを拠点とした観光の地位にすることは私も反対するわけではないですが、これを町民に聞く必要はなかったのかというのが、今から多分5、6年前に道の駅構想というのがいろいろありまして、私自身もそこの会に呼ばれたことがある。商工観光課に呼ばれていろいろな何人かとお話しした経過がございます。そのときには清水公園がいいのか、それとも駅前がいいのか、それともまた違うところがいいのかということで結論が出ないで終わってしまった。今回、私もちょっと2年ほど浪人しておりましたのでよく分からなかったのですけれども、この2年の間にここが拠点として決まっているという、まず裏づけというか、例えばパブリックコメントでそれが決まったのか、それともそれは町長としてやるのだということでやるのか、その実態としてはどのような方向があるのでしょうか。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 清水公園。拠点としてどう考えているかという部分でございます。

 まずは観光資源再生基本ビジョンというものが何年か前にまとめられています。その中で清水町が進める観光振興の方向性という中では、自然景観を生かしたおもてなしというか、景観を生かしたものを進めていきましょう。それから農業、食を生かした観光を進めていこう。文化・芸術・スポーツを生かした観光振興を進めていこう。3つの柱が定められたビジョンがございました。その中で自然景観を生かした観光振興という部分では、それ以前に4景プラス1というものを定めて、町として観光施設、観光地として推奨していくということを取り組んでいました。その中で、プラス1の1の部分は千年の森なのですけれども、いわゆる公共的な施設の中で有人施設、清水公園のように事業所さんがあるというのは清水公園だけということで捉えていますので、清水公園を拠点として情報発信ですとか、物産の販売をしていくという機能の充実が図られていくと考えています。その部分で今年度清水公園の活性化方針の中では清水公園を町民の憩いの場、それから目的地となる観光施設という位置付けを定めていて、取り組んでいるところです。鈴木議員がおっしゃったようなパブリックコメント等、そういったような手続きは踏んでおりませんが、役場庁内でそういったような方向付けをしてきたというところです。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員

○5番(鈴木孝寿) たしかに4景プラス1というものは当然あって、それを発展させていったかたちで今やっていくということで理解させていただきます。その割には4月以降に検討委員会を立ち上げて長期の云々とありますけれども、まず池の状態がこれでいいのかどうか。もちろん災害後ですからそれもやらなくてはならないでしょうし、水道管の関係も含めてやるというのは、これは既に次の計画を意識した上でやるのか。それとも計画はないけれどもまずはこれだけやっておきましょうという部分なのか。なぜそれを聞くかといったら、3番目の質問で立地適正化計画と書いてあるのですけれども、これとリンクしてくるのですが、全く計画がない中で実は進んでいる部分もある。青写真が何もないのにまず補助から始まり、事業所が活性化を取り戻した。取り戻したけどじゃあ次は何につながっていくのかということが全く見えてこない。それはなぜかと言ったら何の青写真もないからなのですね。今ここまでやっていますけど、このあとどうなっていくかという計画は今のところないということでよろしいですか。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 明確な計画ですとかそういった部分については、先ほど申し上げました観光資源再生基本ビジョンというものだと思います。

 今後町として今進めようとしている食の拠点構想という言葉がございます。食の拠点構想についてはいわゆる文章として定まっている部分は今現在まだないのですけれども、参考資料程度と言いましょうか、今年度に関係課で協議をさせていただいて、活性化方針を協議していく中で、清水町が進めるべき食の拠点構想はどのようなものがいいのかという部分で、一定程度まとめたものを共通認識としながら、清水公園の活性化という部分には取り組んできたつもりでございます。以上でございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 再生計画も含めていろいろな計画で、それを基にということは分かるのですけれども、現実的にはまだ今のところ何もない中で進もうとしているというのがあると思います。それについてはそれを急いでやれと言っているわけではないのですが、ただ去年もやると言っている当時の課長若しくは町長の答弁の中から、残念ながら進んでいないのが現状だと理解しています。これをできるだけ、ここに投資した部分というか、補助した部分において成果が出るように、4月以降と言わずスケジューリングをしっかりとして進めていただきたいと思います。

 合わせてここの部分でそんな細かいことを聞く予定ではなかったのですが、参考までにお聞きします。この建物の使用料というのはどのようになっているか。これは総務課に聞いたほうがよろしいでしょうか。使用料について、どうなっているかお聞かせ願います。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 公園内の事業所の使用料ということですね。毎年度、使用の占有許可という部分で町と契約を取り交わして、有償で、使用料をいただいて土地の部分についてはお貸ししている状況です。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) その金額的な部分について、もし公表できるのであればお願いしたいのと、ここは多分行政財産だと思うのですけれども、ここの行政財産における使用料の算定の仕方と普通財産の使用料の算定の違いというものが、もし単純に分かるのであれば教えていただければと思います。

○議長(加来良明) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 使用料でございます。この部分に関しまして、年額で約7,800円程度となっております。こちらのほうの根拠としましては、まず普通財産の算定を基本に持ってきております。なおかつ、その基礎資料となりますのが、町のほうの土地の評価額を基に試算をして評価しております。以上でございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。 

○5番(鈴木孝寿) それらを踏まえて、最初に戻るのですけれども、まず多分ここは、清水町の観光の窓口として、さらには交流人口を増加させるための場所として力を入れていきたいのだというのは聞いて分かるとおりです。ただ、現実的に清水町は、先ほど言われましたように食の町として売っていく以上、若しくは売る前からその交流人口の多さ、特に町内にはチェーンストアのFCというか、その本拠地もあったりとか、また、いろいろな大型店も古くからあったりとか、そういった飲食店や販売する場所等もあります。間違いなくそこに来る町内外者の交流人口というのは、たぶん清水公園よりまだまだあるのかなというのは数字的に把握していないと思うのですけれども、絶対的にあると思います。それで言えば、どちらもウィンウィンというか、観光の窓口もしっかりと機能する、そしてそれを受け取る受け皿としての町内の商店街を活性化させるための、ぜひこれぐらいの大型の事業を町内業者にも展開すべきだと思うのですが、先ほど答弁の中に、清水町企業雇用促進補助事業は空き店舗とか新規開店の支援事業と、これで支援していく若しくは中小企業近代化資金とか、これの利子保証料の補給でやっていくと言っているのですけれども、この部分については、今清水公園の事業者もこれを利用できると思うのですよ。ということは、町内の既存の一生懸命やっている、若しくは災害後も含めて厳しかった経営状況もなんとか乗り越えようとしているところにも、やはり同じぐらいの手厚さがなければ不公平感というものが間違いなく出てくるのではないか。ただし、皆さん知らないのですよ、こういう事業があることを。ということはこういう事業をやりましたとあまり大っぴらに言うと、「えっ?」とどうしても疑問符がついてしまうのも事実なので、であれば、一度こういう事業を展開しましたので、ぜひこれを商工業者に改めて新しい事業として展開していただきたいと思うのですがいかがでしょうか。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 今回の観光協会の補助事業を他の事業者にも拡大できないかというご質問かと思います。担当課として把握していると言いましょうか、認識をしているのは、補助事業の政策目的は観光の振興であり、清水公園の活性化が一番大きなものであると思っています。そのために園内の事業所の再開と言いましょうか、充実に向けて、それから観光情報の発信、物産の販売という部分を今年度から始めたと考えています。個店の事業者の支援ということではなく、観光施設、観光振興の拠点としての整備の一施策という捉えで取り組んでいるところでございます。飲食店、それから物販店等のそれぞれの個店の充実、拡大につきましては、最初に答弁させていただいた制度を利用していただいて、設備的な部分ですとか充実をいただくとか、そちらを活用しながら支援していきたいと思ってございます。また、次年度の事業、予算の提案をしてございますけれども、人材の部分につきましては業務に必要な資格取得の支援を行うとか、大学等で奨学金を借りて、償還をするような方が新採用になった場合にその償還金の一部を事業者さんと連携をしながら支援をするようなかたちで人材確保の部分を支援していくという事業にも取り組んでいくと予算を提案してございます。観光振興の部分については観光協会が事業者さん、会員さんと共に充実を図っていくのですけれども、各個店の事業につきましては答弁させていただいた内容で支援をしていくという考えでございます。以上です。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) まさに詭弁なのかなと思い切って言いたいのですけれども、それは逆に言えばどこの業者でも受けられる事業ですから、言うなれば公平性はどこにあるのかなということがあるのです。例えば町内でもそうですし御影でもカフェも含めていろいろ展開している人もいらっしゃいます。そこはそこで観光若しくはこの地域の発展のために、若しくは交流人口を増やしたい、さらにはいろいろなものをここで買ってほしいとかという部分で頑張っている人もいるわけです。一方では場所によって年間7,800円程度の使用料で、まちなかにいればもうちょっと土地の評価は高いでしょうけれども、でもあそこは7,800円というのは微妙なところで、良いのか悪いのかは分かりません。でも拡大できない理由というのが逆に言えば明確ではない。観光のためというのだったら観光のためでいいけれども、観光のための事業をすればいいではないですかとなりますよね。交流人口を増やすためにやるのだったら、それはOKしないと逆に、観光協会が今回出していることになっていますけど、現実的には役場が出しているわけですから、この部分について公平性はどうやって担保できますか。今の答えでは公平性は担保できないと思います。それについてはどう思いますか。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 繰り返しになります。この観光協会の補助事業につきましては、目的としては清水公園の再生です。なので、その清水公園という観光施設をどう活性化していくかという中での手法として、観光施設の中にある有人施設、一箇所しかないですが、そこを支援していくというかたちになってございます。町内たくさんあるそれぞれの個店に対しても広げていくかという部分とその部分ではやはり政策目的というのは異にしていると理解をしています。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 観光振興、清水公園が発展することに関しては何の問題もないと思っています。でも、最初に何で交流をしなければならないのかと言ったら、交流人口を清水町は増やしたいわけですよね。ということは、交流人口を増やすためにやる事業に対して、なぜ同じような事業が展開できないのかという質問が来たときにどうやって答えますか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 交流人口増のためということです。明確な部分でお示しはしていませんけれども、食の拠点構想というものが提案されて、町として進めるということになって、清水町の食ですとか、食を含めたいろいろな施策について、これからの観光振興の中心として進めていこうということになりました。その一つの拠点、きっかけづくり、情報発信であるとか、物販の販売もそうですけれども、ある程度拠点から広めていくということがない限り広がらないと思っています。その拠点として目的地となる観光施設として清水公園であるという整理をしたということを先ほどお話ししました。より清水公園に来ていただく方を増やして、そこに来ていただいた方に情報提供をして、町内のたくさんの事業所なりに誘引をしていくという、政策展開をしていくというのが今回の事業だと思ってございます。以上でございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 苦しい答弁をされているなというような感覚をしております。あまり僕も厳しいことを言うといろいろな某新聞紙上で騒がれるので柔らかい口調でやっていきたいのですが、ただ一方でそこに場所があったから、僕にしたら恩恵にしか見えないのですよね。その排水処理というのは基本的に個人財産を町が100%またやるということ自体が疑問点なのですけれども、でもそれを事業としてもうやってしまったのですよ。ということは、町内の商工業者も含めて、これは農村部の人たちもそうですよね。ただ農村部は個人で使う部分ですから別として、やはりこれはやる気のある、ある程度交流人口をどうしていくのか、例えばインターネットも含めてすごく集客をしていくのだという事業者がやる気になって、そして雇用もどんどん増やしていきたいのだ、そして清水町を活性化させていきたいのだ、食の町として本当に発展させていきたいのだという事業者のためには、ぜひこの公平性を含めたかたちでこの事業を拡大すべきだと思いますけれども、今一度町長にお聞きしたいと思いますけれども、この辺についてはどのように考えますか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 既存の事業者だとかそういった部分については、資金だとかいろいろなものの対応の中でやっている。それから今回私がなってから特に新しく事業を始める方たちの部分についてもここからあれはあったのですけれども、範囲と言いますか、町の中になかったら駄目だだとかそんなしばりがあったのですけれども、そんなことも含めて清水町の中で事業を新しく展開してもらう人たちだとかそういったものについては私になってから大きく支援をしてきている状況にあります。そして、ここの部分についても既存の店だったのだけれども、これをやらなければ再開は無理だというような状況で、しかも公園の水がずっと攻めてきて、今までもいろいろなことをやって、何箇所も掘りながらいろいろやってきたのだけれども、とうとうあの災害で水の処理というのはもう中途半端な、ちょっとした方法の中で単層を掘っていたのでは駄目だということになって、それが解決しなかったらそこのいわゆる基盤整備ですね、周りも含めて水がどんどんどんどん押し寄せて上から流れてきますので、そういったところを解決しないとこういったところの中での事業再開はまず不可能であるというようなそんなこともありましたので、先ほど言いましたように、食の拠点構想、それから観光情報発信の拠点として私は公約の中でもいろいろなことを考えておりましたので、それと実現するためにこういったところと連携をしながらやり、そしてその部分については先ほども言いましたように件数は少ないながらもいっぱい来たら何もコーヒー飲みにばっかり来るわけではないし、パンケーキばかり食べに来るわけではないし、牛玉丼や何かを食べたかったらここに行ってくださいと言って、かなりそういった面では公園に人が集まることによってほかのドライブインだとかそういったところ、飲食店や何かにも相当お客さんが多く入っているような状況は間違いなく確認できておりますので、ここから二次的なそういった支援というのも結果としてなっているのではないかな。そういう意味でこれから拡大するだとかそういうことではなくて、いろいろな交流人口を増やすためにいいアイデアが出てきたり、ただあるものを負担するだとかそういうことではなくて、そういうことがあって、いろいろなことの中で全体的に、例えば商工会から、あるいは観光協会からまたこのようなことをやりたいだとか、具体的にそういうものがあった中ではそれなりにしっかりと判断をしながら支援するかどうかも含めて、やはりただ店の建て直しで古くなったからそれに支援してくれと言ったって、それはできるようなものでもないですし、町にとってどういうプラスがあるのかないのかを含めてケースバイケースの中で考えていくことはしていかなければならないかと。本当にお客さんが少しでも入ってくれて、例えば牛玉丼や牛トロ丼についても、町内の人はカロリーも高いし、少し飽きがと言ったらあれですけれども、美味しいのですけれども、毎月毎月食べるわけにもいかない。やはり新しい観光で来た人の中に、そういった美味しいところもあるということをどんどん発展し、今3万食ぐらい牛玉ステーキ丼というのは出ているのだけれども、一時3万ぐらいまで減ってきているやつをやはり他所から呼び込んでそういうところにやらなければならない。そういったところには大いに効果は出てきているのではないかと思う。黙っていたらたぶんもっともっと減っていたと思います。そういう中でまた盛り返すような状況も出てきているなということで、それなりにこのところにいろいろと頑張って再建してもらったことがほかの人にもプラスの恩恵だったり、町にそれなりの部分は与えてくれているのかと。そんな先ほど言ったように中間的な判断はしているところであります。ただ、具体的な今の質問に対しては先ほどの繰り返しになりますけれども、いろいろな発想が出てきて、これがいいのだあれがいいのだということになれば、支援はしていく部分もありますし、それから私がなってから、本当に今まで農業の支援のほうが大きい部分があったのですけれども、例えば利子補給にしても予算書を見ていただいたら分かるとおり、商工の利子補給のほうが遥かに高くなっています。そして農業の利子補給もあるのだけれどもそれは逆に半分は国から出てきたやつでうちらは更に半分、予算としてはそこそこに載っていますけれども、見てもらって分かるとおり、私は農業ももちろん大事だけれども今比較的安定しているところもありますので、商工のそういった部分についてはいろいろな支援が、本当に必要な部分の支援についてはこれからもいろいろなことの考えの中でしていくのは、しっかりと、町の体制のこともありますけれども考えていきたいと、そんな思いは持っているところであります。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 町長から前向きな意見をいただいたと考えております。というのも、やる気のある事業者がいれば前向きに取り組んでいただけると私は理解しておりますので、その分については今後ともぜひこの事業をしていただきたいというかたちで、今後若しくは6月ぐらいに補正予算を組んでいただければそれでいいかと思っておりますが、そう簡単にはいかないと思いますけれども要望をしっかりとしていきたいと思います。1点確認なのですけれども、トイレの改修はなぜ今回行ったのか。どこから依頼を受けたのか、若しくはこれはやらなくてはいけないということだったのでしょうか。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 清水公園のいわゆる公衆トイレの改修ですね。先ほどお話ししました公園の活性化についての関係課の協議の中で、短期的視点、今年、来年度なりでできることはなんだろうということを協議した中で、トイレの現状を見たときになかなか人が寄りたいと。このあたりを観光で走っているときにどこか近くにトイレがないかといったときに寄りたいトイレなのかという議論があり、まずはそういったようなかたちで寄っていただけるようなきれいなトイレを整備することによって清水公園に来ていただいたりとか、そこで観光案内をさせていただいたり物販の販売をさせていただいたりということにつながるのではないかという議論の中、9月の補正予算の中で議決をいただいて、今年度中になるべく早くそういったようなトイレの整備をしたほうが良いという結論のもと、トイレの改修工事をしたという状況でございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 観光協会と打ち合わせをしながらいろいろやっているということなので、観光協会から上がってきたわけではなく、その部分でやったということですね。分かりました。もう1点だけ事務の部分で。私の持ち時間はあと35分しかなくなってしまったので、あとで結構ですので、販売実績と観光斡旋実績をぜひ、全部くれとは言わないですけれども、もし見せていただければ、これについてはまた予算委員会で再度質問していきたいと思います。どうしても時間の都合上これで1点目を終わらせていただきます。

○議長(加来良明) 鈴木議員。一般質問ですので、この場で資料を要求することではなくて、予算委員会等で要求していただきたいと思います。

○5番(鈴木孝寿) 分かりました。用意していただければ、予算委員会の分の発言については撤回させていただきながら、販売実績と斡旋実績、この部分についての資料の要求をしたいと思います。資料については要求とともにお聞きしたいのが、どなたが実績管理をされているのかお伺いします。

○議長(加来良明) 実績管理について答弁を求めます。

 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 提出場所につきましては商工観光課が観光協会の事務局となってございますので、商工観光課のほうに提出をいただいて、取りまとめといいましょうか、管理をしているという状況でございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) これは観光協会の監査の方が監査をするとか、若しくは最初に五百何万円の排水処理の関係をやったときの監査はどなたが行ったのかお聞きしたいと思います。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 観光協会の事業ですので、観光協会の事業の決定については総会で決定をしているという状況でございます。会計につきましては最終的には監事の方が2人おりますので、監事の方に最終的にほかの会計処理も含めて監査をいただいて、決算をしていくということになります。以上です。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) ということは、まず五百何万円の浄化槽の設置のときに、設置はしたけれどもその監査は観光協会及び商工観光課では特に行っていないという理解でよろしいでしょうか。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) ここで休憩します。      (午前14時00分)

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前14時15分)

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

 答弁を求めます。

 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 大変ご迷惑をおかけいたしました。浄化槽の整備につきましては、町と事業者さんによる観光振興施設整備事業ということで、町からの補助金を交付して実施をしてございます。昨年の4月に工事を行っているわけですけれども、4月に補助申請をいただきまして、4月末までに工事が完了し、その後、実績報告等をいただいて5月21日に確定通知ということで町として補助事業については確定の通知をさせていただいているというところでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) これは通常、例えばこれが公共工事等においてであれば、事業自体は、基本は観光協会ですよね。観光協会が監査しなければならないと私は認識しているのですけれども、この観光協会の監査はしていないということでよろしいですね。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 浄化槽の部分につきましては町と清水公園内にある事業所との補助事業ということで工事主体は公園内の事業所になります。観光協会が間に入っているというか、観光協会とは関係はないです。観光協会の補助事業につきましては、観光案内業務、物販業務という部分が観光協会の補助金。委託事業ということで実施しているというところでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 昨年の予算書を見た中では観光協会にいった部分でやっているという認識だったのですけれども、それは違う。役場から事業者に直接ということなのですか。分かりました。これは何の事業ですか。何の事業でやったことになるのですか。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 先ほどお話しさせていただきましたが、平成30年度清水町観光振興施設整備事業補助金というかたちで事業を実施いたしました。

○5番(鈴木孝寿) 議事録を見た段階ではそのような書き方ではなかったので、今回も観光協会に全て補助金対象をやって、観光協会から業者への直接の補助金という理解だったのですけれども、これはこれで違ったということなのですか。となりますと、これは五百万円以上ですよね、きっとね。入札の部分は通常に行われたと理解してよろしいでしょうか。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 町は補助金を交付しているということですので、事業主体は事業者になります。事業者さんがどういうかたちで工事を発注したかと言いましょうか、例えば見積書をとっているとかという部分については確認させていただいておりますが、事業所が工事主体ということでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 資料提供としてその補助事業の概要についてあとで書類提出を求めたいと思います。よろしくお願いします。参考までにお聞きします。この部分であれば観光協会の監査はないと思いますけれども、このような監査、僕は短い期間しか議員をやっていないのでよく分からないのですが、これは代表監事に聞いてよろしいかどうかなのですけれども、これは中間監査等対象でやられているかどうかということぐらいは言えるのでしょうか。これは代監にお聞きしたいと思います。

○議長(加来良明) 代表監査委員。

○代表監査委員(渡辺富士雄) 代表監査委員としましては、決算時点で監査しているというかたちで、中途で言えば、例月の出納事務とかそういう例月監査をしておりますけれども。例月監査のときにこの伝票、正直に言いまして見させてはいただいております。それ以上の答弁は今のところは。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) ますますちょっと、今の代監のお話しをいただきまして、それはそれで理解をしましたが、今回はそのレベルぐらいで本当は終わりたかったのですけれども、聞いていくと段々とよく分からない部分もありますので、これは再度もちろん調査をしながら一般質問等をまたしていきたいと思います。時間の関係もあるので次に移りますが、どうも今の観光協会の部分については、一番問題点なのは観光協会に、要は迂回したように思えてしまうのですね。迂回したような補助事業なのだろうと。これはなぜ直接行政がこれだけの観光支援で、町として一番の力を入れるところだと言っているにも関わらず、まっすぐ事業支援ができなかったのかというところが一つの問題だと思うのですけれども、今一度これ、過去にも昨年の3月にも一般質問で結構あったのですけれども、これは本当に適正に補助金が執行されているのかどうかという部分もよく分からない部分も出てきているので、これについてはしっかりと調査を続けていきたいと思います。それと同時になぜそんな面倒くさいというか、観光協会を通さなければならなかったのか。これは執行側でどのように判断してこれをやられたのか、今一度お聞きしたいと思います。

○議長(加来良明) 鈴木議員、先ほどから観光協会には通していない事業だと説明がありました。

○5番(鈴木孝寿) 残りの三百万円を含めて、商工観光課でやられている部分がありますけれども、なぜこのような複雑な展開をされたのか、であれば観光協会一発でやればよかった、若しくは観光協会を通さないでこちらが一発でやればよかった。どちらでもできた。なぜ2つに分けてしまったのか。誤解を招くようなことをしているのかというのをお聞きしたいと思います。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 観光協会の補助金の中に含まさっているかというようなご質問かと思います。業務内容として、観光振興、観光案内業務、情報発信、それから物販の業務という内容を観光協会の補助金の中で整理をしているというところでございますが、事業内容というのでしょうか、事業については観光協会が事業者に委託をしているというかたちで行っています。一時業者に対する委託補助ではなくて、観光協会が行っている町全体の観光振興、それから物産業務について町から観光協会に補助金を交付して事業展開をしている。その中で清水公園の中の事業所にそういった業務を行っていただいているというような流れと思っています。あくまで観光振興、交流人口の増のためにどういったようなかたちの事業展開がいいのかという中でこういったようなことになっていると理解してございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) これらは補助金要綱というか、観光施設に関わる補助金要綱とか文章を一連に関わる部分については資料要求したいと思います。

○議長(加来良明) 鈴木議員。要求等は一般質問ではできませんので、今後の予算委員会等でやってください。

○5番(鈴木孝寿) 資料を請求します。でよろしいでしょうか。

○議長(加来良明) 予算委員会でやってください。一般質問ですので、今必要な表であれば今出していただくか、質問を続けるかということになりますので、後日ということでは。

○5番(鈴木孝寿) 今欲しいのですがもう時間がありませんので予算委員会で要求したいと思います。

 次に移りたいと思います。大分混乱しております。思っていたのと違う部分がいろいろ出てきてしまいましたので、これについては再度またやっていきたいと思います。

 さて、結婚少子化の部分について時間もないですから本題のほうに入っていきます。清水町の結婚適齢期と思われる男女の人数をどのように把握されているかお教えください。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

(間が空く)

○議長(加来良明)答弁できますか。

 できるのですか、できないのですか。そのように答弁してください。

 企画課長。

○企画課長(松浦正明) 手元にはこれまでの婚姻率とか子どもの数等の資料はあるのですけれども、適齢期ということについては資料を持ち合わせていません。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) もし今調査中に出てきたのであれば後で教えていただきたいと思うのですけれども、続いての質問なのですけれども、今回20名で124万2千円となっていますね。通称イケメン図鑑、男子図鑑ですね。これについては一体、適齢期若しくは希望者を含めて、まだものすごい適齢者がいて、希望者も私の知っている限り希望を取ったという部分はない。自ら申告しないとこれは載れないというもので理解していいですか。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(松浦正明) 当初20名というかたちで進めさせていただいておりました。いろいろな募集とプロジェクトチームからの推薦等をあれしましたら、30名まではいかないのですけれども20名を超えたという状況でございます。その中から20名というかたちで職種とかバランス、年代等もバランスを取りながら20名を今回選ばせていただいたところでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 細かいところをいっぱい聞きたいところがあるのですけれども、時間も割愛しているので、その部分でお聞きしたいのですけれども、ここの編集でたしか40万円程度かかっていると思うのですけれども、編集者はどこの会社に委託されたのかお聞きします。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(松浦正明) 帯広市の会社でございます。会社名はプロコム北海道でございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) ごめんなさい。ちょっと聞こえなかったのでもう一回言ってもらってもいいですか。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(松浦正明) 失礼しました。帯広の会社で、株式会社プロコム北海道でございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) ここはどういう会社なのでしょうか。いや、ごめんなさい、これはまたしっかりと聞いていきたいと思います。婚姻に関して言えば、今回は入口の部分、入口の部分が何かと言ったら結婚をしたいけれども出会える機会がないというのが男女とも約50%。2015年度の調べですね。これは日本全国的なのですけれども、この部分をしっかりやっていくということでやられていると思っております。これがいわゆる地域少子化対策重点推進交付金の要領の中でやられていると理解しております。間違いないですね。ここについては全国で105市区町村。北海道では2019年1月現在では清水町が、注目はここであるのです。ただ、まず順番から言うと入口を入れたって出口が実は結婚を踏み切らないという部分の理由って何かご存知ですか。その辺は把握していますか。ちょっと時間がないので、把握と言うのは、お金がないのですよ。それと、お金がない、または住宅事情が伴わない、それが合わせると約50%になります。ということは、今若年層若しくは結婚をしたい層がやらなければならないのが、結婚をして生活ができる体制を取るのがまず一番なのです。これを取り組んでいるのが全国で260市町村なのですね。これが同じく31年1月現在。順番からいくとまず出口をやってあげないと、入口ばっかり入れたってしょうがないですよ。というのは、2つやらなければならない。清水町が結婚新生活支援事業に応募していないのですね、今の段階で。これは4月以降予算にも反映されていなかったと思うのですけれどもやる予定はありますか。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(松浦正明) 30年度については年度の途中だったということもございまして、見送ったということもございますし、31年度当初予算もこれから審議なのですけれども、それについても当面今年のやっていた事業を継続してというかたちで支援してまいりたいということで、今回当初予算には含めていない状況でございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) まず順番を追っていかなければならないですよね、結婚って。順番をしっかりと追うにはまず出口をつくってあげないと、水が何ぼ入ったって膨らんでいくだけですから。必ず入口があれば出口があるのですけれども、その出口が今詰まっているという状態なので、その部分の政策をしっかりやらないと、何ぼ推進したって最終的には結婚まで至らないというのが今の現実で、どこの町村、全国260のうちがやっているのはそれであって、清水町を含めた105市区町村の中の3分の1が出口と入口を一緒にやるのですね。その出口の結婚新生活支援事業というのは、そんなに難しいことではないのですよ。逆に要領さえ定めればできる。この部分をやってあげると結婚もしやすい状況ができる。さらにこれにプラスアルファすることによって清水町で結婚するとこういう利点があるよというようなかたちができると思いますので、ぜひそれをやっていただきたいと思います。と同時に、また別の質問になります。15分以内になってしまいましたので、今回のこの内閣府から出された、要は少子化対策なのですけれども、清水町の場合はすごく、イケメン図鑑、おもしろいやり方をしているし、私はこれについてはおもしろいと思っています。がしかし、内閣府では男子の後継者対策だけやれと言っているわけではないのですよ。一番必要なのは、女性のことについては全く手をつけていない清水町の結婚対策、少子化対策なのですけれども、女性の場合は下手に結婚すると町外に出られるからやらないと、そういう理由でやっていないのでしょうか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。女性に対しての対応です。

 企画課長。

○企画課長(松浦正明) 町としましても人口減少対策ということで、これまでも農業の後継者対策等を進めてまいったところでございますけれども、少しでも結婚したい男性、今までたくさんいますので、そういうかたちで支援した部分もございます。また女性についての極端な支援はございませんけれども、今回出会いの場というのは町外の女性だけを対象にしているというわけではございませんので、男性は町内の方ですけれども、町内の女性も当然出会いの場に参加できるというかたちになっているところでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 町内のこの10名程度の参加があったプロジェクトチームの中の、町内においていわゆる合コンみたいなものをやっているのは聞いております。ただそこに参加している女性の方でよく言われるのが、もうどうしても役場から頼まれて、彼氏もいるけど、そういう子も含めて友達を連れてきてくれと言うのなら分かるのですけれども、なかなか今の回答だけで言ったら清水町内の女の子だけで言うと無理があったりするのですよね。僕もいろいろなこの105市町村の取り組みの大体3分の1ぐらいしか見られなかったのですけれども、何をやっているかといったらこういう男性だけを中心とした後継者対策はどこの町もやっていないですよ。だから清水は注目されるのです。ということは逆を言えば公平性にかけている。さっきの何かの話ではないですけれども、これは男女間の公平性に欠けるわけですよ。このやり方をすると女性のほうはどうしたらいいの。町は地方自治の目的って福祉の向上以外の何物でもないですよね。基本的には。それで言ったら女性を軽視されているのではないかな。女性の幸せはどこにあるのかなっていうのが本当に、それでどうするのっていうかたちなのですけれども、女性についてはどういう取り扱いというか、取り扱いと言ったら怒られてしまうのですけれども、どういうふうにされていくつもりですか、これから。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(松浦正明) 先ほども申し上げましたように、今まで商工業の後継者とか農業後継者という部分からスタートしている部分もございますので、別に女性をないがしろにしているというわけではございませんけれども、まずは男性を先にという部分がございまして、当然先ほども言いましたように町内の男性と町内の女性の方が結ばれるということはすごく喜ばしいことだと思いますので、まずは男性からスタートしているということでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 女性のほうにアプローチするというのは一番難しい話だし、男性のほうが取り組みやすいとは思っています。ただ、過去に清水町には後継者対策協議会というものがあって、その中でやはり大きな実績をそこそこやっている。諸先輩はもう退職された方々が多いし、亡くなられた方もいらっしゃるだろうと思いますけれども、後継者対策協議会の諸先輩方にこの事業を展開していく上で何か、例えば役場OBの方なのですけれども打ち合わせとかしているのでしょうか。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(松浦正明) これまでの再生協議会のほうで後継者対策等を進めてきたわけですけれども、今回の事業につきましてはそれと並行しまして、どちらかというと先ほど言いました町民のサポーター等も各年代からかたよることなく選定させていただいたり、やり方についてはいろいろな、例えばしんきんさんの結婚相談所や何かにも相談しながら進めているところもございますけれども、そういうかたちで今までとやり方を変えた部分はあります。特に再生協議会の活動も話をしていますけれども、さらに深い、以前の活動は特にはしていないと思います。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 本来、今結婚の仕方も多様化していて今までの考え方が通じない部分というものが多々あるということを理解した上でぜひ今言った女性の部分とか、先輩方にどういうふうにいままでやってきたかというのは、実はここでいろいろお聞きしたかったのは、たとえば社会教育、実はこれ、事業をやるべきは社会教育課だと私は思うのですよね。やっぱりいろいろなものを活性化させた上でこういうものって、結婚というのは広がるのかと思っています。これはなぜ分かるのかと言ったら私もそういうところに独身時代入っていたからなのです。そういうことをやられていた方に「こういうの相談来たの」と言ったら「何も来ないよ。いいんじゃないの好きにやれば」というような、すごくそういう冷たい目線でも見られている事業でもあるのです。感想ばかり言っていてもあと5分しかないので、ちょっとお聞きしたいのですけれども、この20名の方が載りました。20名の方の本人、または家族とちょっとお話ししたことはあるのですけれども、多い方でも2回、少ない方で1回、フォローがあったと。このフォローの数は適正なのかどうなのか。この20名をせっかく載せたのだから、これは何とかしなければならないと思うのですけれども、これはどう考えていらっしゃいますか。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(松浦正明) これまで1月の下旬から2回ほど出会いの交流の場というかたちで開催しております。当然図鑑に載られた方にもご案内してやっております。また、今度の土曜、3月16日ですけれども、清水男子図鑑の婚活パーティーということで、その図鑑に掲載された男性と独身女性が気軽に交流できる場というかたちで企画を進めているところでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 結論から言うと結婚・少子化対策事業なので、これを知っている方は例えば極論を言ったら70歳の方でも「いつ俺のところにお鉢が回ってくるのかな」なんて冗談であっても言う人がいるわけですよ。ということは、もちろん少子化対策なのですけれども、結婚を希望する方は50代でも60代でもいるわけですよ。男性でも女性でも。町が行う、それも直接行うというところに、ちょっと私は無理があると感じています。これはやはり、先ほどの再生協議会ではないですけれども、どこの町も企画みたいなところが、政策室というところがやってみたり、若しくは社会教育でやっているところが非常に多い。さらにやはり協議会じゃないけれどもそういうふうにつくってやれば、後継者対策というのが打ち出せるわけですよね。今回これに限って言えば、女性のことが全く触れていない。さらには高齢者、高齢者と言ったら怒られますね。50代以上の方も触れていない。皆、結婚を希望する方は58、60歳ぐらいまでで、男女ともに8割以上が統計的にはいると言われています。この分については全く自分たちの仲間内だけでやっているのかどうしているのかわからないですけれども、非常に不透明感があるし、女性に関しても全く手をつけられていないというのは、行政としてはいかがなものかと思うのですが、この部分についてもし答弁いただければお願いします。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 先ほどから議論を聞いていたと言ったら他人事なのですけれども、まずちょっと認識が私と違うところがあります。清水町の独身男女の、例えば統計、さっき細かい数字は答えられませんでしたけれども、明らかに男性のほうが多いというデータがあるのです。それからいろいろなことを考えると、生涯独身率、今男性は23%、将来は30数%になるのではないかということも考えられる。女性はそれよりも10%ぐらい程度が低いところにあって、何を急がなければならないかというところにいくと、やはりこの結婚適齢期の10%ぐらいの開きがありますので比率からいきますとね、例えば男ですと40歳前後、あるいは30から40代で40%とか50%という数字が独身率で現れてきて、女の人はさらにそれからいくと10だとか20だとか低い。もし数字訂正があったら、大まかに言ったらそういうところがあるので、あるいは入口と出口の問題もありましたけれども、何を急いでやらなければならないか、これからどんどんどんどん人口が減少していくときに、何を急いでやらなければならないかというところに今みたいな政策になったということが1つと言うことと、それからまた先輩の意見を聞けと言ったところがありますけれども、今もってその流れの事業が展開しているのです。実は先ほどから鈴木議員には分からない、地域再生協議会、農業、地域再生協議会の中でずっとそれをやっているのだけれども、それもだんだんちょっと実績が減ってきているような状況にあって、それだけでやっていたのではこのままどんどんどんどんいわゆる子どもの数は少なくなっていく、婚姻数も下がっていく、人口が減っていくということがあったので、まずはうちで何を急いでやらなければならないかということの中で順番というかあれをして、私は必ずしも入口と出口で出口のほうが先ではないかというところも、あるデータからいくと必ずしもそうではなく、特に女の人は確信的に「私は結婚なんかいいんだ。受け付けない。」という人が圧倒的に女の人が多かったり、男の人もゼロではないけれども、男の人はやはりちょっと経済的な不安があったりだとか、それから子育てにいったときにすごく経済的な不安があって駄目だと。それから、自分の経済的な部分で不安があるだとかそういったところがあるのだけれども、それらについては例えば結婚のコンサルと言いますかね、そういう人にいろいろと手ほどきを受けながらいろいろなことを解決していこうということの中で始めたものでありますので、ちょっとその辺の公平性だとかいろいろなことがありましたけれども、何が急がなければならないかというその部分についてはある程度少し任せてもらわないと、全部広く見すぎて結局は何も進まないと今までのようなことを十分反省しながら今回の婚活事業につながっていったということだけはご理解をいただきたいと思います。

○議長(加来良明) 時間が過ぎていますので、これで終わります。

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○議長(加来良明) おはかりします。

 本日の会議はこの程度にとどめ、散会したいと思います。これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。

 よって、本日はこれをもって散会することに決定しました。

 明日は午前10時に会議を開きます。

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○議長(加来良明) 本日はこれで散会します。(午後2時47分)

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317