平成31年第2回定例会会議録(3月12日_日程第1_一般質問 中河つる子議員)

○議長(加来良明)  日程第1、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) 私は今回の選挙で、私に託された身近な声を町政に届けてほしい、女性の声を届けてほしい、困っていることを解決してほしいなどの声を町政へ届け、この町に住んで良かったと思える町になるように努力したいと思います。

 さて、本町でも町民の高齢化が進んでおります。本町の今年1月末の人口9,487人に対し、65歳以上の高齢者は3,396人。35.7%に達しています。これは昨日の山下議員の質問にあった、27年の国勢調査の時の数字から見ても、1%の上昇となっております。高齢者が1日でも長く元気で自分の事は自分でできるようにと日々努力している姿を目にします。町が支援している地域サロンや介護予防いきいき教室は、参加すると健康ポイントがもらえるなど老人も楽しみを持てる内容になっています。そのように努力していても、元気でいられないときがやってきます。それは体や頭が動きづらくなったときです。そうなったとき、その先をどのように暮らしていくかが、皆さんの大きな心配事になります。軽度の要支援や要介護のうちはまだ自宅で暮らせます。介護度が上がり、要介護の3や4になると、介護施設の入所も考えられます。その前の段階です。足腰が動きづらく不自由になったとき、家族や子どもさんたちはその生活を心配し、少しでも安全安心に暮らせるところ、多くは子どもさんの近くの都市の老人下宿や老人ホームへ入居を決め、子どもさんたちも通って世話がしやすいようにします。でも、大抵はその老人は納得できないことが多く、「行きたくない。行くのは嫌だ」と友人たちに訴えていることが多いのです。そんなとき清水町でも体が少し不自由になった老人達の住むことのできる家があったなら、町の執行方針の中で言っている介護が必要になっても住み慣れた地域で健やかに充実した生活を送れる地域社会の実現につながる生活を送ることができると考えます。清水町のまちづくり計画、第5期総合計画は、「住み慣れた地域で安心して生活できる高齢者福祉サービスを目指す」とあります。積極的な町の姿勢を大いに評価したいと思います。そこで質問です。

 1、今後どう高齢者が住みなれた地域で介護が必要になっても安心して生活をしていくのか。町の具体的な施策の構想を伺います。

 2、本町で高齢者が安心して住むことができる家、空き家の利用も含めますが、町内にも高齢者住宅やケアハウスのようなところができたなら、老人施設の入所や病院へ入院するまでの間、知らない都市へ行かなくても地元に住むことができると考えます。本町でそうした施設の取り組み状況はどうかをお伺いしたいと思います。

 以上です。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは中河議員のご質問にお答えをしたいと思います。

 まず1点目の答弁でございますけれども、高齢者が住みなれた地域で安心して生活できる施策に関するご質問でありましたけれども、町といたしましては、高齢者の日常生活を支えるため、給食サービスや移送サービス、除雪サービスなどの在宅福祉サービスの提供を行っており、在宅で暮らす高齢者の支援を行っているところであります。このほかにも高齢者タクシー乗車券助成や、見守り安心事業、緊急通報機器設置事業などにより、日常的な移動手段の確保や安否確認、急病等の緊急時の対応を行っており、町といたしましてはこのような制度を通じ、今後におきましても高齢者の生活支援に取り組んでまいりたいと考えております。

 次に2番目の、高齢者の住居に関するご質問でありますけれども、他町村においては単身者あるいはご夫婦を対象とした高齢者向け賃貸住宅などの整備を進めていることは承知をしておりますので、今後、本町においても高齢の単身者世帯や夫婦世帯が増加することが予測されることから、次期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の策定の際に行うアンケート調査によりニーズを把握し、必要があればこの計画に盛り込んでいくなどの対応をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○議長(加来良明) 再質問を受けます。

 4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) 介護が必要になったとき、重度になったときには、本当に施設が清水にも御影にもあり、そういうところに入るのは皆さんも悪くなったときにはそういうところに入りたいという目に見える施設があるので、そこのところは安心していることが多いと思います。それまでの間、少し動きづらくなったとき、そこがやはり先ほどの質問にもしましたが皆が心配しているところで、遠くへ子どもさんたちの近くへ行くのではないかとか、そういうことが本当に先を見たときに心配事としてよく聞くことなのです。そして周りにもそういうことがありました。それは、その介護施設に入るまでのそういう見通しを町のほうでも住み慣れた地域でというそういうことからすれば、そのちょっとの間を、それは町でやるのか民間がやるのかは分かりません。まだそこは私も分からないところではありますけれども、そういうものがあればもう少し安心して老人がこの町で住み続けることができるのではないかと思います。そういうものをぜひ考えていただきたいと思いまして、今回の質問になったわけですが、アンケートというものもありますが、実態を調査すれば、そういうものは随分出てくるのではないかと思いますので、もう少し早めの取り組みをお願いしたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 今、第7期の介護計画が平成30年、31年、32年とあります。32年になるとまた新たな8期の計画だとかそういったことが待ってございます。まずは30年度のいろいろな皆さん方の要望等に対しまして3か年の計画を立てたところでございますけれども、私も十分にそういった状況というのは実は把握してございます。例えばこういうデータがあります。今、清水町の人口の問題、縦書きには三千三百九十何人、12月現在ですね。1月末現在のやつを見ると、初めて高齢者の人口が3,400人を超えました。3,405人になりました。これもただこのままでいくと、私はせいぜい3,500人まではいかないと思うのですね。ですけれども今がピークで少し増え方が緩慢になってきている状況がありますけれども。でも中河議員の言うように、問題は介護の年齢になるとき。いわゆる前から言われています2025年問題というのがあって、団塊の世代の人たちが75歳になったとき。介護の需要度が急に高まってきたときにどうなるかということが出てくると思うのですけれども、人口のピークは、高齢者のピークはそうですけれども、要介護の人口のピークというのはやはり2025年から30年ぐらいの分析データもありますし私もそのように感じているところです。例えば医療なんかはぐっと減ってくるのだけれども、高齢者の絶対数も減ってくるのだけれども、介護の需要等について、清水町は2030年から35年くらいに117%ぐらいになるのではないかと言われているデータがあるのですね。私もそんな流れで高齢者の増え方のあれと、10年から15年後ぐらいに介護のピークが来るので、そんなデータもあるかなというところであります。その代わりその後当たり前ですけれども段々少なくなっていくという状況があって、清水町よりも小さい規模の町村はぐっと少なくなって117までならないですよね。でも大きな町村、例えば帯広なんていうのは160%ぐらいになってくるという状況があります。そういったことでうちの117%というのはどうかということのいろいろなことを考えていくと、何とかいろいろなことの中で私も少しそういったところで働いた経験もございますし、いろいろなことをあれすると何とかいい政策を打っていけば乗り切れるのはないかという思いを持って、都会はもう全然乗り切れるような状況ではなくて、すごいですので、本当に50%ぐらいの増大が、1万人ではなくて1千万人の50%と言ったらすごい話ですよね。そんなような状況が来ますので、しっかりとその辺を見ながら例えばケアハウスだとかそれからサービス高齢者住宅だとか、そういったこともしっかりと、今のある施設とのうまい組み合わせの中で地域密着型といろいろなことの中でうまい組み合わせの中で対応をしていくような方策は考えていかなければならないかと、数年後に、数年だったら遅いという話でしたけれども、2~3年後にできるような、そんなようなかたちの中で進んでいかなければ清水町の介護の需要だとかそういったものに対して対応できていかないだろう。ということは皆さん方が安心して地域の中で暮らせるということを私の公約等にも掲げてしっかりとやっておりますので、そんなところを達成するためにはそういったところに政策を展開していかなければならないかと、そんなことを考えているところでございますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。

○議長(加来良明) 4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) 町のほうでそういう取り組みをしようというお話、大変良かったと思いますし、私が去年まで務めていた民生委員時代、いろいろなご家庭を回っているときに、1件のお宅がご老人夫婦だったのですけれども、網走管内の津別町というところから来られた方ですけれども、そういうところに入っていてとっても良かったという話をご夫婦でされていたのですね。入っていた方が良かったというそのお話がすごく残っていて、そういうものが当町にもあればきっと皆が知らない都市なんかでそういうところに入るよりは安心して暮らせるだろうという考えをずっと覚えていたものですから、ぜひそういうのができればいいなということをずっと思っていまして、今回こういう町議になったものですから、そういうものが実現したらいいなということで発言してみました。これからもぜひそういうところで、そういう良いところのものも参考にしながら進めていってほしいと思います。よろしくお願いします。

 以上です。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 今のお話十分ありました。他所の町村のいいところもいっぱいあるし、清水町もその後の、議員もおっしゃられておられましたようにいいところがいっぱいあって、安心して本当の終の棲家で頑張って元気に暮らしてくれるというそういうところはしっかりと充実したところもありますのでね、そのつなぎの部分でという意見もありますので、私も十分そんなことは考えておりますので、しっかりとそういう計画に向けて、あるいはいろいろな角度から検討しながら本当に高齢者が清水町に住んでよかったと、皆さんが住んでよかったと思えるようなそんな施策をこの場面でも打っていきたいと思っておりますのでよろしくお願いしたいと思います。

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