平成31年第2回定例会会議録(3月12日)

○議長(加来良明) これより本日の会議を開きます。(午前10時00分)

 

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○議長(加来良明) 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

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○議長(加来良明)  日程第1、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) 私は今回の選挙で、私に託された身近な声を町政に届けてほしい、女性の声を届けてほしい、困っていることを解決してほしいなどの声を町政へ届け、この町に住んで良かったと思える町になるように努力したいと思います。

 さて、本町でも町民の高齢化が進んでおります。本町の今年1月末の人口9,487人に対し、65歳以上の高齢者は3,396人。35.7%に達しています。これは昨日の山下議員の質問にあった、27年の国勢調査の時の数字から見ても、1%の上昇となっております。高齢者が1日でも長く元気で自分の事は自分でできるようにと日々努力している姿を目にします。町が支援している地域サロンや介護予防いきいき教室は、参加すると健康ポイントがもらえるなど老人も楽しみを持てる内容になっています。そのように努力していても、元気でいられないときがやってきます。それは体や頭が動きづらくなったときです。そうなったとき、その先をどのように暮らしていくかが、皆さんの大きな心配事になります。軽度の要支援や要介護のうちはまだ自宅で暮らせます。介護度が上がり、要介護の3や4になると、介護施設の入所も考えられます。その前の段階です。足腰が動きづらく不自由になったとき、家族や子どもさんたちはその生活を心配し、少しでも安全安心に暮らせるところ、多くは子どもさんの近くの都市の老人下宿や老人ホームへ入居を決め、子どもさんたちも通って世話がしやすいようにします。でも、大抵はその老人は納得できないことが多く、「行きたくない。行くのは嫌だ」と友人たちに訴えていることが多いのです。そんなとき清水町でも体が少し不自由になった老人達の住むことのできる家があったなら、町の執行方針の中で言っている介護が必要になっても住み慣れた地域で健やかに充実した生活を送れる地域社会の実現につながる生活を送ることができると考えます。清水町のまちづくり計画、第5期総合計画は、「住み慣れた地域で安心して生活できる高齢者福祉サービスを目指す」とあります。積極的な町の姿勢を大いに評価したいと思います。そこで質問です。

 1、今後どう高齢者が住みなれた地域で介護が必要になっても安心して生活をしていくのか。町の具体的な施策の構想を伺います。

 2、本町で高齢者が安心して住むことができる家、空き家の利用も含めますが、町内にも高齢者住宅やケアハウスのようなところができたなら、老人施設の入所や病院へ入院するまでの間、知らない都市へ行かなくても地元に住むことができると考えます。本町でそうした施設の取り組み状況はどうかをお伺いしたいと思います。

 以上です。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは中河議員のご質問にお答えをしたいと思います。

 まず1点目の答弁でございますけれども、高齢者が住みなれた地域で安心して生活できる施策に関するご質問でありましたけれども、町といたしましては、高齢者の日常生活を支えるため、給食サービスや移送サービス、除雪サービスなどの在宅福祉サービスの提供を行っており、在宅で暮らす高齢者の支援を行っているところであります。このほかにも高齢者タクシー乗車券助成や、見守り安心事業、緊急通報機器設置事業などにより、日常的な移動手段の確保や安否確認、急病等の緊急時の対応を行っており、町といたしましてはこのような制度を通じ、今後におきましても高齢者の生活支援に取り組んでまいりたいと考えております。

 次に2番目の、高齢者の住居に関するご質問でありますけれども、他町村においては単身者あるいはご夫婦を対象とした高齢者向け賃貸住宅などの整備を進めていることは承知をしておりますので、今後、本町においても高齢の単身者世帯や夫婦世帯が増加することが予測されることから、次期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の策定の際に行うアンケート調査によりニーズを把握し、必要があればこの計画に盛り込んでいくなどの対応をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○議長(加来良明) 再質問を受けます。

 4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) 介護が必要になったとき、重度になったときには、本当に施設が清水にも御影にもあり、そういうところに入るのは皆さんも悪くなったときにはそういうところに入りたいという目に見える施設があるので、そこのところは安心していることが多いと思います。それまでの間、少し動きづらくなったとき、そこがやはり先ほどの質問にもしましたが皆が心配しているところで、遠くへ子どもさんたちの近くへ行くのではないかとか、そういうことが本当に先を見たときに心配事としてよく聞くことなのです。そして周りにもそういうことがありました。それは、その介護施設に入るまでのそういう見通しを町のほうでも住み慣れた地域でというそういうことからすれば、そのちょっとの間を、それは町でやるのか民間がやるのかは分かりません。まだそこは私も分からないところではありますけれども、そういうものがあればもう少し安心して老人がこの町で住み続けることができるのではないかと思います。そういうものをぜひ考えていただきたいと思いまして、今回の質問になったわけですが、アンケートというものもありますが、実態を調査すれば、そういうものは随分出てくるのではないかと思いますので、もう少し早めの取り組みをお願いしたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 今、第7期の介護計画が平成30年、31年、32年とあります。32年になるとまた新たな8期の計画だとかそういったことが待ってございます。まずは30年度のいろいろな皆さん方の要望等に対しまして3か年の計画を立てたところでございますけれども、私も十分にそういった状況というのは実は把握してございます。例えばこういうデータがあります。今、清水町の人口の問題、縦書きには三千三百九十何人、12月現在ですね。1月末現在のやつを見ると、初めて高齢者の人口が3,400人を超えました。3,405人になりました。これもただこのままでいくと、私はせいぜい3,500人まではいかないと思うのですね。ですけれども今がピークで少し増え方が緩慢になってきている状況がありますけれども。でも中河議員の言うように、問題は介護の年齢になるとき。いわゆる前から言われています2025年問題というのがあって、団塊の世代の人たちが75歳になったとき。介護の需要度が急に高まってきたときにどうなるかということが出てくると思うのですけれども、人口のピークは、高齢者のピークはそうですけれども、要介護の人口のピークというのはやはり2025年から30年ぐらいの分析データもありますし私もそのように感じているところです。例えば医療なんかはぐっと減ってくるのだけれども、高齢者の絶対数も減ってくるのだけれども、介護の需要等について、清水町は2030年から35年くらいに117%ぐらいになるのではないかと言われているデータがあるのですね。私もそんな流れで高齢者の増え方のあれと、10年から15年後ぐらいに介護のピークが来るので、そんなデータもあるかなというところであります。その代わりその後当たり前ですけれども段々少なくなっていくという状況があって、清水町よりも小さい規模の町村はぐっと少なくなって117までならないですよね。でも大きな町村、例えば帯広なんていうのは160%ぐらいになってくるという状況があります。そういったことでうちの117%というのはどうかということのいろいろなことを考えていくと、何とかいろいろなことの中で私も少しそういったところで働いた経験もございますし、いろいろなことをあれすると何とかいい政策を打っていけば乗り切れるのはないかという思いを持って、都会はもう全然乗り切れるような状況ではなくて、すごいですので、本当に50%ぐらいの増大が、1万人ではなくて1千万人の50%と言ったらすごい話ですよね。そんなような状況が来ますので、しっかりとその辺を見ながら例えばケアハウスだとかそれからサービス高齢者住宅だとか、そういったこともしっかりと、今のある施設とのうまい組み合わせの中で地域密着型といろいろなことの中でうまい組み合わせの中で対応をしていくような方策は考えていかなければならないかと、数年後に、数年だったら遅いという話でしたけれども、2~3年後にできるような、そんなようなかたちの中で進んでいかなければ清水町の介護の需要だとかそういったものに対して対応できていかないだろう。ということは皆さん方が安心して地域の中で暮らせるということを私の公約等にも掲げてしっかりとやっておりますので、そんなところを達成するためにはそういったところに政策を展開していかなければならないかと、そんなことを考えているところでございますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。

○議長(加来良明) 4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) 町のほうでそういう取り組みをしようというお話、大変良かったと思いますし、私が去年まで務めていた民生委員時代、いろいろなご家庭を回っているときに、1件のお宅がご老人夫婦だったのですけれども、網走管内の津別町というところから来られた方ですけれども、そういうところに入っていてとっても良かったという話をご夫婦でされていたのですね。入っていた方が良かったというそのお話がすごく残っていて、そういうものが当町にもあればきっと皆が知らない都市なんかでそういうところに入るよりは安心して暮らせるだろうという考えをずっと覚えていたものですから、ぜひそういうのができればいいなということをずっと思っていまして、今回こういう町議になったものですから、そういうものが実現したらいいなということで発言してみました。これからもぜひそういうところで、そういう良いところのものも参考にしながら進めていってほしいと思います。よろしくお願いします。

 以上です。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 今のお話十分ありました。他所の町村のいいところもいっぱいあるし、清水町もその後の、議員もおっしゃられておられましたようにいいところがいっぱいあって、安心して本当の終の棲家で頑張って元気に暮らしてくれるというそういうところはしっかりと充実したところもありますのでね、そのつなぎの部分でという意見もありますので、私も十分そんなことは考えておりますので、しっかりとそういう計画に向けて、あるいはいろいろな角度から検討しながら本当に高齢者が清水町に住んでよかったと、皆さんが住んでよかったと思えるようなそんな施策をこの場面でも打っていきたいと思っておりますのでよろしくお願いしたいと思います。

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○議長(加来良明) 次に、6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) 通告に従い2項目について質問いたします。

 まず小学校の時間割配分についてということで、2020年度から全面実施される小学校の次期学習指導要領では、英語の教科化などに伴って標準時間時数が3年生以上でそれぞれ年間35時間以上増えると聞いております。ただしどこで増やすかというのはそれぞれの教育委員会若しくは学校等に任されているということでありますし、今後いろいろ知恵を絞っていかなければならないと思います。加えて英語以外に小学校でプログラミング教育の時間数、これはそんなに教科となっているわけではないので、重要かどうかというと、重要ではあるのですけれどもそこにも時間数を割かなくてはいけないという事象を踏まえ、年間授業日数を増加させて時間割、要するに夏休み冬休みを削って授業を組み込むのか、若しくは今短時間授業というものがあると思うのですけれども、清水町ではないかもしれませんが、いわゆるモジュール学習みたいな、時間を何か教科に振り分けるのか若しくは45分授業を週1増やして平日に負荷をかけるのか、それらいろいろ選択肢はあると思うのですけれども、いずれにしても部活であったり習いごとであったり課外活動への影響がかなり出ると思うので、学校の子どもたちにとってどんな時間割や授業日数がふさわしいのか、保護者地域一緒になって考えていく必要があると思いますが、清水町の考える効果的なカリキュラム・マネジメント、要するに時間配分についてお伺いいたします。

 2点目でございます。町営住宅を賃貸契約する際の連帯保証人についてということで、町営住宅管理条例では入居者が町と賃貸契約を結ぶ際の手続きとして第10条で連帯保証人の必要性を述べております。町営住宅管理条例施行規則では、連帯保証人を「町内に住所を有する者であること」が第8条に定めてあって、町営住宅の設置は公営住宅法を根拠としていると認識しておりますが、その公営住宅法はその目的を「国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与すること」としており、これは住生活基本法の第1条にも示されている目的、基本理念であることはご承知のとおりだと思います。そしてこの考えが住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律、いわゆる住宅セーフティネット法として定められていて、国及び地方公共団体に返して、住宅確保に配慮を必要とする人、住宅確保要配慮者については公的賃貸住宅の適切な供給を促進し、居住の安定を図るように求めています。そこで、住生活基本法、公営住宅法、住宅セーフネット法を通して求められる公営住宅の役割は、民間の市場においては自力で住宅に入ることが困難な方の住宅であること。つまり民間の賃貸住宅はなかなか借りられない方、社会的理由とともに多くは経済的理由で民間賃貸住宅の家賃を払うことが困難な方に対して公営住宅はその受け皿となることを求めていると思います。経済的困窮に至る経緯の中で頼るべき身内、知人との関係が疎遠になることも多いと聞きます。逆に言えば頼るべき身内、知人との関係が疎遠となり孤独になってしまったことが経済的困窮に至る要因になってしまうこともあると思います。その中で本町が求めている連帯保証人。これは町内に住所を有する者であることが1名、もう1人は二親等以内の親族が町外でもいいという条件で2名の保証人を求めています。現在申込者の中には人間関係が希薄になっている方が少なからずともいることも予想できますし、そうでなくても他の市町村から転入、移住しようと考えている方々に、町内在住の連帯保証人を探すことが難しいというのは容易に想像できることだと思います。セーフティネットとしての役割を求められる本町の公営住宅において、連帯保証人のこうした地域要件が定められている理由をお示しいただきたいのと、また、連絡を取ることが可能であればその要件を日本国内在住の方と広げるべきだと考えますがそれらの見解を伺います。よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 最初に、教育長。

○教育長(三澤吏佐子) それでは、小学校における時間割配分についてお答えをいたします。

 2020年度から小学校の新学習指導要領が全面実施されることに伴い、小学校3・4年生が「外国語活動」として年35時間、5・6年生につきましては「外国語科」として教科となりまして、年70時間の授業時数を確保する必要があります。本町といたしましては、既に小学校低学年から外国語活動に取り組んでおりますが、新学習指導要領にスムーズに移行できるよう、新年度から英語の授業時数を小学校3・4年生が年35時間、5年生が年60時間、6年生が年70時間の授業時数を確保してまいります。

 また、小学校におけるプラミング教育とは、新しく「プラグラミング」という教科がつくられるわけではなく、算数や理科、総合的な学習の時間など、既にある教科の中で子どもたちに「プログラミング的思考」と呼ばれる論理的な思考力を育むことです。

 具体的には、コンピュータが決して魔法の箱ではなく、プログラミングで動いている仕組みを知ってもらうことが重要だとされており、教育委員会といたしましても、必要な環境整備に努めてまいります。

 次に、カリキュラム・マネジメントですが、このカリキュラム・マネジメントとは、学校の教育目標の実現に向けて教育課程、カリキュラムを適切に編成・実施・評価し、改善していくことだと認識しています。また、社会に開かれた教育課程のあり方については、学校内だけではなく保護者や地域の人々を巻き込んだカリキュラム・マネジメントの確立が重要とされています。教育委員会といたしましては、新年度から導入するコミュニティスクールを学校と家族や地域がつながる重要なツールと考えております。

 学校運営協議会を通じて、保護者や地域住民等の意見を吸い上げ、学校運営に反映させることにより、「社会に開かれた教育課程」の実現につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは高橋議員の大項目2の町営住宅を賃貸契約する際の連帯保証人についてのお答えをさせていただきます。

 町営住宅の入居の際に伴う連帯保証人の要件として、入居後に関する町営住宅または共同施設の保管義務や家賃の納付義務などを入居者に遵守させること、並びにこれに違反したときに連帯としての責務を保証する目的で2名の連帯保証人を設定しているところでございます。特に、清水町在住者の制限を設けている理由としましては、入居者の安否確認等のための立会いや問題行動などが発生した場合に、速やかな対応が可能であり、連帯保証人との連携が容易にでき、早期の対応につなげるためであります。

 なお、2人の連帯保証人のうち1名に限り、2親等以内の親族であれば町外者を認めているところでございますが、家族構成の現状及び管内状況も踏まえて、更に緩和について検討をしてまいりたいと思っております。

 以上です。

○議長(加来良明)再質問を受けます。

 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) それでは順次再質問させていただきます。まず小学校の時間割配分についてですけれども、答弁の中では小学校3・4年生が35時間、5年生が60時間、6年生が70時間の授業時数を確保してまいりますという答弁でしたが、今保護者の皆さんが一番気にしているのが、どのように確保していくかということなので、その辺方針等あればお願いいたします。

○議長(加来良明) 学校教育課長。

○学校教育課長(神谷昌彦) 学校のほうとしましては、一年間のスケジュールといいますか、そういったことを立てまして、授業時数というものを計算しまして、不足分につきましては平日の5時間授業を6時間授業にするといったような対応をして授業時数を確保している状況でございます。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) たまたま、小学校のターゲットにあたるお母さん方と話す機会があって、話したところ、それぞれ皆さんばらばらの意見でこれをまとめるのはすごく大変なことだと思っていろいろ考えたのですけれども、意見が多かったのはとにかく土曜日やってくれという意見もあったり、逆に土曜日はやめてくれという意見があったり、たまたま今新得で土曜日の授業をやっているような話を聞いてきて土曜日にやってほしいというお母さんもいれば、平日今以上増やされるのは子どもたちの負担が多いとか本当に多くの意見があって、これを取りまとめるのは非常に大変だと思うのですけれども、今課長のおっしゃられた話でいくと、平日の時間を若干増やしてこなしていくというような理解でよろしいですか。

○議長(加来良明) 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) この問題につきましてはいろいろな方々が大変心配してくださっているというのは教育委員会としても承知をいたしております。そういう中で学校のほうとも随分細かくこの問題について話し合いをしているところでございます。学校のカリキュラム自体はきっちり時間が必要時間きちきちという状況ではなくて、ある程度余裕の時数というものを持っております。と申しますのは、先日のようにブラックアウトが起きてしまって学校を急に休まなければならない。さらには、インフルエンザ等があって休校しなければならない。そういうことを想定いたしまして、ある程度時数に余裕がございます。そういうものを活用する。それから、平日の時数を増やす。そういうような1つのことに特化して、どこかを増やして対応しようという考え方はございません。いろいろなかたちで分散をしながら、どこかに無理がかかるということがないように、皆さんのご意見を含めて考えていきたいと思っております。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) 分かりました。さらに、新たに英語教育、これは言うなれば今まで中学校でやっていた部分を小学校に下ろすような印象を受けるのですけれども、そうなると、小学校高学年に関しては英語教育については、指導内容の高度化プラス指導時間が増える現状で、高度な英語指導力を備えた人材の確保も急務だろうと思いますし、小学校中学年の担任も当然指導力が必要なため、指導体制の大幅な強化が必要だと考えますが、教育委員会の考え方はどうなのでしょうか。

○議長(加来良明) 学校教育課長。

○学校教育課長(神谷昌彦) 教員の指導力の向上につきましては、新年度、道教育委員会のほうで既に教職員等の研修も行いますし、指導教員ということで新年度は西部方面、新得・清水・鹿追方面で音更町のほうにいらっしゃる英語の先生が指導教員ということで1年間巡回をして、それぞれ授業に入っていただいて、教員の指導力の向上に努めるところでございます。それと合わせまして、既に清水町におります英語指導助手、AETですね、それと英語指導講師の方も授業に入っていただきながら指導力の向上に努めるところでございます。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) つい最近というか、昨日、一昨日の話かもしれませんが、文科省のほうで文部大臣、副大臣、政務官、この3人による学校の働き方改革というプロモーションビデオをご覧になりましたか。

○議長(加来良明) 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 申し訳ありません、まだ拝見しておりません。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) この1年に対して、先生自体が結構きつきつの仕事をしていると。本来の仕事内容ができないぐらいのいろいろなことをやらなければならないという状況で、それを改革していく。プロモーションビデオによれば教員の採用人数を増やすとか、そういうふうに変わっていくみたいなことを言っていました。中学校のときは教科担任制というものを採っていたのですけれども、それが将来的に清水小学校でも英語に関しては教科担任制を採っていったりする。そして先生たちの仕事量を減らすとかそういうことも考えておられますか。

○議長(加来良明) 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) 学校の働き方改革の部分、先生方の働き方改革の部分につきましては、本当に大きな問題だと思っております。ただし、それに対して必ずしも実態が伴っているかというとなかなかそれも難しいというのも現実でございます。そういう中で英語に関しましては、清水町はAETを既に2人配置して、それから指導していただく方も更に町費でお願いをしていて、そういうかたちでかなり手厚くその部分については早い段階から行っていると考えております。そういう中で教科担任につきましてはいわゆる専科の先生というかたちで、ほかの教科でやっている部分もございますけれども、この辺も教育委員会が率先してというかたちがよろしいのか、さらに学校側との協議もあります。それから学校の教員配置の問題というのは、非常に大きなことがございまして、今全国的に先生が足りない状況です。そういう状況がございますので、そのことも含めましてしっかり考えていかなければならないと思っております。問題意識はございます。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) 最後にその問題意識の中に1つ、実際問題どうなのか分からないところもあるのですけれども、今まで小学生は日本語教育を受けていて、日本語能力がままならないうちに外国語、いわゆる英語を加えることによって、さらに思考力までが低下するのではないかと言っている方もおられます。そうならないために清水の教育委員会が何か考えていることがあればお願いします。

○議長(加来良明) 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) この件につきましても諸説いろいろあるところでございます。ただ現代の要求からすると、この国際的な社会をどうやって乗り切っていく人材を育てるかということになりますと、やはり外国語教育というものは避けて通れないという実情もございます。そういう中で清水町の教育委員会といたしましては、日本語の最もトレーニングとしてふさわしいものとして考えるのが、読書でございます。読書活動の充実というものに随分前から取り組んでおりまして、特に清水町教育委員会としては教育の四季の中で毎月19日を読書の日と定めまして、読書活動を推進しているところでございます。学校においては朝の読書ですとか、子どもたちがそれぞれこんな本を読んだら楽しかったというような学校でのおすすめの本などというものも活動の中で行っていたり、それから学校の図書ボランティアの方々にもご協力をいただいたりしております。そういう中で私が考えておりますのは、今の図書館と、学校図書館と清水町の図書館との連携でございます。そういう中で更にネットワーク化をしっかり図っていきながら、図書活動を整えることで全ての学力の基礎になるのはやはり読む力であると思います。さらに読書活動の中からは感じることで感性を育てていくという清水町の教育目標の部分に大きく関わるところでございます。そういう中で日本語の活動と、さらには外国語の活動と、どちらも足りなくならないように両輪で進めてまいりたいと思っております。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) 2020年に向けてこの1年しっかりと準備して行っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 それでは再質問、次の項目に移らせていただきます。答弁の中に、2人の連帯保証人、それと1名は町内在住者ということで、万が一のときの安否確認とか問題行動が発生した場合に速やかに立会いしてもらうために町内在住者というふうに答弁がありましたが、その前段に連帯保証人の要件の中にそれらは入っていないのですが、それは何か義務化されていることなのか、安否確認のために立会いすることもお願いしますというのは、連帯保証人を頼むときにそういう項目があるのかどうか確認したいとおもいます。

○議長(加来良明) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 今の議員のお話なのですけれども、項目というか要綱というか、そういうものは、確かなものは載ってございません。ただし連帯保証人になるときにある程度その居住者の方の守らなければならない、そういうものも一応指導というかそれも含めた中でお願いをしているような状況でございます。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) つまりこの理由で清水町在住者、保証人がそうでなくてはいけないという理由にはならないと思うのですが、そのほかにこれ以外に清水町在住でなければいけないという理由をお示し願いたい。

○議長(加来良明) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 確かに要件等々で保証人の責務というか、確かなことは載ってございません。ただしケースとしまして、問題行動等々というかたちの中で、例えば住民とのトラブルだとか、あとは近隣の方が2~3日見受けられないかなというかたちの中で町のほうにご相談してくる場合があります。そのときに本町におきましては、合鍵というか、持っているようなかたちなのですけれども、実際的に居住区の中に入る場合におきましては、町の単独の中ではちょっと入れないというかたちがございます。その中で連帯保証人の方と一緒に中に入っていただきまして中の確認を行うというかたちのものがございまして、それをある程度は清水在住で、近場であれば早急な対応ができるというかたちの中でいろいろと進めてきているところでございます。以上でございます。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) 実際の話、立会いがどうのこうのってそのほうが便利だからとしか聞こえないのですけれども、執行側、もしそういう安否確認なんてするときは警察にお願いすることができるのではないかと一般的に思うことだし、この連帯保証人の清水町在住者限定というのは、町営住宅入居募集に対して、十数年前入居希望者がすごく多くて抽選だとかというのもよく聞いた話なのですけれども、そのときに選考基準の1つとしてこういう要件があっても良かったかなと思うのだけれども、今公営住宅、今回選挙でいろいろ住宅を回ったときも空き家がいっぱいある。そして少しでも町外から人が入ってくればなと思ったのが実情です。そんな状況の中でこの保証人の要件ぐらい少し緩和してもいいのではないかと思って今回の質問になったのですが、その辺についてどういう見解をお持ちですか。

○建設課長(内澤 悟) 問題のケースでございます。いろいろなケースがありまして、その中では例えば警察とか、あとは民生委員にお願いをして一緒に対応するという場面も中にはございます。ただしそれに至らないケースも中にはございます。その中でどうしても第3者というか、ある程度保証はされている方と一緒に行動した中で速やかな対応をしていきたいというかたちがございます。もう1つが、例えば冬場なのですけれども、水道凍結等々で破裂してしまったと。集合住宅の場合におきましては下のほうに、2階の方で事象が起きれば下のほうで影響が出る場合もございます。この場合に関しましてはなかなか警察だとか民生委員等々というかたちの中の対応はできない状況なのですけれども、今後におきましては警察と民生委員との連携のあり方ですか、それも含めていろいろなかたちの中で協議していきたいというかたちと、町長も答弁したようなかたちの中で、家族構成だとか、あとは管内状況、こちらのほうも更にいろいろな調査というか聞き取りをした中で再度緩和に向けての検討を進めていきたいと考えております。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) 前向きな答弁なのでこれ以上言いませんが、実際の話、町外から清水町に入りたかったというご夫婦がいたのですけれども、町内に親戚もいなければ何もいない、知り合いもほとんどいない、保証人なんか頼めない。そんな状況でその方は仕方なく新得に、新得には親戚がいたようなのですけれども、それで新得に移ってしまったと。貴重な2名、もったいなかったなという思いで今回この質問をさせていただきました。今課長のほうから前向きに検討していくということなので、よろしくお願いしたいと思います。これで質問を終わります。

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○議長(加来良明) ここで休憩します。      (午前10時48分)

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時00分)

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○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

 2番、川上均議員

○2番(川上 均) 私からは交通弱者に対するモビリティ政策についてご質問いたします。

 子どもや高齢者、障がい者の方にとっては通学、通院、買い物などの移動手段の確保が制限され、地域住民として安心に暮らし続けることが困難となってきています。そこで、町の政策として地域住民の日常の移動手段の充実とより住みやすい町にするため、現在コミュニティバス、乗り合いタクシー、そして清水帯広路線バスを運行していると思いますが、政策の柱となるコミュニティバス及び今後の地域公共交通の取り組みについてお伺いいたします。

 1点目ですが、コミュニティバスの運行日についてお伺いします。現在清水の巡回は、月曜・水曜・木曜、御影の巡回は火曜・金曜となっていますが、スーパーの特売日である土曜日にも運行してほしいという声が住民の方から寄せられております。それで、土曜運行を検討できないかお伺いいたします。

 2点目ですが、朝のコミュニティバスと清水帯広路線バスが接続できないかお伺いいたします。現在は朝のJRに合わせた接続になっており、私も清水帯広路線バスを利用したことがありますが、特に帯広市の医療機関を利用する人にとってはJRで行くよりもバスのほうが、格段に利便性があり、接続による利用者増も見込めると思います。

 以上が現状を前提とした2点の質問事項です。

 次に、3点目の質問ですが、将来的に費用対効果を考えた場合、コミュニティバスを廃止して全てタクシーの助成に振り替えたほうが経費の削減の利便性の向上が図られると考えられますが、この点についてお伺いします。平成29年度までのコミュニティバスの実利用実績は、清水御影合わせて1日平均約25人となっていると思います。町では平成31年度より乗り合いタクシーを見直し、社会福祉協議会と連携して生活支援を実施する予定と聞いておりますが、コミュニティバスの現在の利用者とバッティングし、バスの利用者が更に減る可能性が想定されるところです。また、将来的に停留所まで歩いて行けなく、コミュニティバスに乗れない高齢者が増えることは十分予想され、交通弱者対策の充実が求められます。平成30年度予算ベースでコミュニティバスは利用者1回あたり約1,900円になり、これをタクシーに単純に置き換えて料金に換算するとそれ以下で済む計算になると考えられます。この点について費用対効果の試算は明らかにして、将来的な方針についてお伺いします。

 以上、現状の改善策の2点と将来のコミュバスの在り方について1点の計3点について質問いたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは川上議員の質問にお答えをさせていただきます。

 コミュニティバスは住民の日常の移動手段として公共施設、医療機関、買い物施設などを巡回し、清水と御影の両市街地で運行し、JR乗降者の乗り継ぎに合わせた運行ダイヤの調整や、利用状況に応じた運行経路の見直しを始め、高齢者の運転免許自主返納者への運賃減免制度、フリー降車制度、回数券の導入など利便性を向上してまいりました。

 さて、1つ目の土曜日の運行を検討できないかというご質問ですが、これまで土曜日の運行について問い合わせもあるところですが、路線については公共施設や病院、銀行なども多く、土曜日は利用できない施設も多いことから、また、週5日から6日に増やすことで運行経費の負担が増えること、運転手の人員確保に苦慮しているなどにより困難な状況でございます。

 次に2つ目の朝のコミュニティバスと清水帯広線バスの接続についてですが、清水地区の巡回は朝8時から午後5時まで1人の運転手による運行業務の範囲で実施していること、コミュニティバスが地区を巡回するのに約1時間かかることなどから、清水帯広線バスの朝8時20分、十勝清水駅前発での接続は困難であります。また、清水帯広線バスは帯広方面の医療機関などに利用いただくため、十勝清水駅前を朝8時20分に発車し、帯広駅バスターミナルに9時33分到着するよう運行しております。このため、朝の発車時刻を遅らせると帯広到着も遅くなり、現在の利用者に不便になることも考えられます。なお、巡回の半分にあたる西清水を回る路線は、始発の朝8時に十勝清水駅を出発し、西清水や宮の森団地を回り、8時19分頃に老人福祉センターに到着しますので、コミュニティバスの大幅な遅れがなければ南2条5丁目付近で途中下車していただくと、清水帯広線バスの8時23分発、清水南2条5丁目停留所での乗車は可能と思われますので、これらについてはご利用いただけると思います。

 最後に3つ目の、コミュニティバスを廃止し、タクシーの助成に振り替えてはとのご質問ですが、コミュニティバスは予約や登録の必要がなく、決められた時間にバス停に行けば気軽に誰でも1回100円で乗車できると言う利便性があります。一方で利用者がいなくても定時に巡回しなければならないというデメリットもあり、人口減少の中、65歳以上の人口はわずかに増加しておりますが、年々コミュニティバスの利用者は減ってきている状況にあります。また、昨年4月から予約型乗り合いタクシーの実証運行をしておりますが、2月末現在48名の利用者登録に対し、実際にご利用いただいた方は延べ32名。実数では5名となっており、将来に備えて登録はあるものの、利用は少ない状況です。このため、予約型乗り合いタクシーの実証運行を本年度で終了しますが、現在登録しご利用いただいている高齢者の方に支障のないよう、清水町社会福祉協議会と連携し、交通弱者支援事業の試行運行を考えております。試行運行は1日の運行が9時から午後3時までと時間が短く、利用登録し、前日に予約が必要なことから、コミュニティバスのように乗りたいときに誰でも乗れるものとは若干利便性が異なっております。曜日によってはコミュニティバスの運行と重複することもあります。どの程度の影響があるかも含めてデータ等を取りながら分析してまいります。また、現在のコミュニティバスの車両も老朽化しておりますので、更新時期までには近隣の町で実施しているタクシー助成事業などの状況も調査し、費用対効果も含めコミュニティバスの全体的な在り方について、住民や清水町公共交通活性化協議会とともに、十分に研究してまいりたいと考えております。以上でございます。

○議長(加来良明) 再質問を受けます。

 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) まず1点目について再質問させていただきます。ご回答の中で、確かに路線には公共施設や病院、銀行なども多くて、土曜日は利用できないということは確かだと思います。そういう部分のワンストップサービスという部分では、十分まかなわれていると思うのですけれども、やはり土曜日だけ買い物に行きたい、スーパーの特売に行きたいという方のニーズも確かにこれはいらっしゃいます。そういう部分では、私が言いたいのは、やはり利用者のニーズをつかんでいただいて、柔軟な対応ができないかということです。ただ単に運行日を増やすというのではなくて、例えば今清水であれば月水金の3日ですけれども、例えば比較的ニーズの少ない曜日の午後の便を減らすとか、それかこのうち曜日を振り替えるとか、いろいろな柔軟な対応が必要でできると思うのですけれども、それについて伺います。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(松浦正明) 土曜日の運行でございますけれども、先ほど町長の答弁にもありましたように、買い物だけでなくほかの公共施設が開いていないところもあります。それとニーズの関係でございますけれども、例えば清水町で運行した場合、御影地区の方はどうなるのかという部分も当然出てきます。今後4月以降検討している内容としましては、先ほど言いました社会福祉協議会で移動支援サービスというかたちで運行していただくかたちを今検討している最中でございますけれども、その中には月曜から土曜までというかたちで、まだ案の段階なので詳しくはまたあれなのですけれども、その中には土曜日も含めて、どうしても買い物に支障だという部分についてはコミュバスと並行にそういうかたちで考えている部分もございますのでご理解願いたいと思います。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 私が聞いていますのは、柔軟な対応ができないのかどうかということですね。御影のほうは確かにスーパーに来られないかもしれないのですけれども、現在御影の方の利用は非常に少ないと聞いております。そういった中でやはり清水の市街地を中心に考えていただいて、何とか土曜日を、曜日の振替とかいろいろなやり方でできないのかどうか。そのような検討をされたかどうかについてお伺いいたします。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(松浦正明) 運行路線につきましては毎年清水町の公共交通活性化協議会に図りながら、運行路線、バス停の位置等については毎年利用者の声を聞きながら柔軟に検討して路線変更、平成30年度におきましては例えば公衆浴場も利用したいというご希望もありまして、時間を見直して何とか公衆浴場も利用できるようなかたちで検討してまいりました。そういうこともありまして、費用の面等もございますので、全体的な土曜も運行するとか、そこら辺については最後に申し上げたとおりコミュバスの運行については今後これから行う移動支援サービスのデータや何かも取りながら、全体的な在り方については今後検討していく予定でございますのでよろしくお願いします。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) これ以上お話ししてもかみ合わない部分もあるとは思うのですけれども、ぜひこの総合的な見直しの中で引き続き利用者のニーズに沿った見直しをお願いしたいと思います。

 続きまして2点目でございます。朝のコミュニティバスと清水帯広路線バスの接続についてですが、これにつきましても私が言いたいのは現在JRが8時56分ですね。それに接続するようなかたちで朝8時にバスが出ているのですけれども、帯広の路線バスが8時20分であれば中間をとって、単純な考え方ですけれども、15分か20分バスを早く出発して何とか路線バスも15分か20分遅らせてうまく接続できないかどうかという、そういう対応だとは思うのですけれども、それについてお伺いいたします。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(松浦正明) まず清水帯広線バスの関係でございます。これにつきましては清水高校スクール線の回送を利用してこういう線をつくってもらって1日1往復というかたちで運行していただいています。清水スクール線については8時5分に清水高校に到着して、そこから十勝清水駅まで来てそこから8時10分に出ているわけですけれども、時間を遅らせることは可能と聞いています。遅らせることによって、例えば15分遅らせると遅らせた分の人件費的な、その部分が増える可能性があるというのが1つ。それともう1点ですけれども、今現在8時20分に出発して帯広に9時30分過ぎに着くのですけれども、それを利用されている方が遅らせることによって15分とかそれぐらい到着時間が遅くなる。という部分が実際どうなのかという部分もあります。今運行している十勝バスに聞いてみますと、中には通勤に使っている方もいるようだということもあります。そこら辺の状況も確認しながら変えることによって、今乗っている方で不便になる方も出てくると。実際変えることは不可能ではないということでございますので、そこら辺は利用者の関係。それとコミュバスについては先ほど町長の答弁もありましたけれども、8時から5時までで一人工というかたちで運行していただいています。これは早くに回ってもらうということであれば後ろの分が短くなるのか、それとも全体的に長くなるということであればまたその分の人件費等が増えることにもなります。二人工みたいなかたちになることもありますので、そういうことも含めた中で一番いい方法というかたちで今現在すぐはできませんけれども、今後そういうことも含めた中で先ほど言いましたどういうかたちがいいのかというのは、前向きな回答とはならないですけれども、検討は当然進めていくかたちになります。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 確かに費用対効果という部分では15分の人件費がどれくらい積み重なれば大きくなるか分からないのですけれども、それによってやはり病院に行きたい方が利用できるということになれば、例えば厚生病院は今かなり駅から離れて、帯広駅から行くのにはかなり都合が悪い状況になっていると思うのですね。そういう部分では路線バスを使えば直接厚生病院にも玄関まで行くということで、利便性はかなり違うと思います。そういう部分もやはり住民の方のニーズを捉えながらやはり総合的に検討していただきたいと思います。

 もう1つ、2点目についてのご質問ですけれども、確かに西清水を回る路線は今ご回答ありましたように8時19分ごろに南2条5丁目停留所での乗車が可能ということですけれども、たぶんほとんどの住民の方は知らないと思うのですね。であれば、もっと周知が必要かと。例えばバス停にも帯広路線バスの接続がありますとか、僕がいろいろ話を聞いている中では高齢者の方はどうしても路線バスの乗り方さえ分からないという方がけっこういらっしゃるので、こういう部分の周知が必要かと思うのですけれども、その点についてお伺いいたします。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(松浦正明) 先ほど言いました例で、老人福祉センターに行く途中で下車すればという話をさせていただきましたけれども、予定では4分ぐらいの空きがあるので乗れる計算にはなっています。なので、大幅な遅れがなければ乗れるというかたちになっておりますけれども、これはあくまでも接続というかたちではないものですから、ちょっと遅れると例えば西清水の方が帯広に行くのにコミュバスに乗ってきました、到着したのが遅れて南2条5丁目から乗れなかったという場合の、接続であれば待っていてもらうということもあるのでしょうけれども、そういうかたちではないものですから、積極的なあれはできませんけれども、ただそういう乗り方もありますよという部分については、コミュバスなんかにチラシを置くだとか、どういうかたちで利用できるのか、何か良い方法があれば周知はしたいと思います。今言った路線バスも乗ったことがないという方がいるかと思いますので、その乗り方や何かも、何らかのかたちで周知ができればと思いますのでよろしくお願いします。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) ぜひ周知と、接続の便ではないのかもしれないですけれども、現状の中でそういう方法があるのであれば、何とか良い方法で接続していただいて進めていただきたいと思っております。

 3点目についてお伺いします。現在、平成30年度から予約型の乗り合いタクシーを実証運行しているということですけれども、実利用人数が5名ということで、少ないということですけれども、どうして少ないかその理由を分析されているかどうか伺います。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(松浦正明) 御影の方も少しでも乗っていただけるようにということで、清水に買い物に来られるような時間等もとっております。御影の方は御影の中でもAコープだとかそういうところに行かれる方もいるので、その中でも清水に買い物に来られている方も実際におります。清水に来られる方とか御影の中で買い物をする方、いろいろ考え方もございましょうけれども、そういう部分で若干その時間帯にうまく合わないだとかもあると思います。実際毎年清水町についても同じなのですけれども、若干ずつ本当に利用も減っております。確かに高齢者も増えているところですけれども。

 乗り合いタクシーの関係でございますけれども、5名と実質の乗っている方でございます。減っているというか昨年の4月から始めているので、減ってきているという利用が5名で、特に御影は登録者はおりますけれども、利用はゼロと聞いております。そういうかたちで防災無線とかお知らせ版等で周知はしているのですけれども、利用登録自体の希望はあるのですけれども、何かに備えてということで登録はされていると思います。実際は利用されていないという状況でございます。ニーズにつきましては、最近登録された方はすぐ利用されているという実状もありますので、とりあえず登録したいという部分があるのかと思っております。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) たぶん乗りあいタクシーの利用が少ないというのは、利便性が悪いというか使い勝手が悪いからかと思うのですけれども、それではちょっと新たに社会福祉協議会と連携して、生活支援の運行を考えられているみたいなのですけれども、これについても内容を見ましたら前日の予約が必要で、若干利便性がコミュバスとは異なっているということなのですけれども、乗り合いタクシーとどう違うのかというのが、僕から見ればよく分からないのですけれども、たぶん社会福祉協議会でやるのであれば、要支援か要介護の方が対象になって、逆に言えば現状より利便性が悪くなるのではないかと思うのですけれども、その点についてお伺いいたします。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(松浦正明) 社会福祉協議会では3年前から地域支援コーディネーターを置いて、高齢者のニーズ調査等を行っております。その中でもサロン送迎を行ってきた実績もございます。その中でいろいろと必要な方の声を聞くと、買い物だとか銀行への移動支援の要望が多いという状況でございます。そういう状況の中で確かに最初に登録していただいて、今の乗り合いタクシーと同じように前日に申し込みを受け付けるわけでございますけれども、社会福祉協議会で考えているのはニーズ調査のほかに必要と思われる家庭に出向いてこういう制度になりますよというのをPRというか、周知していくということで、町も周知の仕方もいろいろあったのでしょうけれども、そういうかたちで周知を図っていって利用者を増やしていきたいということでございます。また、地方の乗り合いタクシーとの違いでございますけれども、これは町のほうの昨年からの事業につきましては基本的には誰でも乗れるというかたちで、ただ地域が清水市街だとか御影市街以外の方、さらには御影地区であれば、御影の農村部であれば御影の市街までと制限されております。今回は清水町の町に買い物に来たいという場合、羽帯だとか旭山地区の方も送迎いただけるような方法を今考えているところでございます。実際先ほど言いました、乗っている5名につきましては全て車を持っていない高齢者の方でございます。そこら辺の実際に乗っている方の利用も考えて最低限そこに支障をきたさないようなかたちで運行していきたいと考えております。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 確かに社協も移送サービスでそういうサロンとか今お話ありましたようなかたちでサービスをやっていると思うのですけれども、先ほど言いましたように、あくまでも要支援とか要介護の方が対象ではないかと。誰でもいいということではないと思ったのですけれども、再度そこら辺についてお伺いいたします。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(松浦正明) 今そういうかたちでございますけれども、今度こちらのほうが町から委託して行っていただく考えで、計画している分については、対象者につきましては、原則65歳以上の方、高齢者ですね、これは特に要介護とか関係なく65歳以上。更に65歳以下でも障がい者の方だとか、免許返納者、そういうかたちで考えているところでございます。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 分かりました。特に既存のタクシー業者との関係の問題はないということでよろしいのかと、今の回答をうかがった中では思います。でも逆に言えば今までの乗り合いタクシー、今年度やっている乗り合いタクシーがなぜ市街地で運行できないのか、いろいろな制約があるかと思うのですけれども、農村部だけで市街地でできないのかをお聞かせ願います。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(松浦正明) 現在の乗り合いタクシーが4月以降運行できないかということでございますけれども、現在まだ2月末の実績しか出ておりませんけれども、先ほど町長が申し上げましたとおり、登録が48名おりますけれども、実際の利用は32回、実質は5名の方となっております。これまでにかかった経費というのは2月末までで1,024,500円というかたちです。それを単純に割れば、32で割るとけっこうな金額になるかと思いますけれども、先ほど言いました費用対効果も考えてもっと利用しやすいかたちで、金額の問題ではないのですけれども、利用者が使いやすいようなかたち。今回については先ほども言いましたようにコミュバスと並行して行いますので、重複することもありますけれども、そういうことのデータをとりながらコミュバスだとか今回も試行運行というかたちでがちっと決めるわけではない、対象者もいろいろ状況を見て柔軟にというか、検討していく部分もございますので、試行運行というかたちで計画まで、まだ予算が通っていませんので何とも言えませんけれども、試行運行として検討しているところでございます。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 私が聞きたいのは、要するに今の乗り合いタクシーが農村部だけではなくて市街地にもできないのかということなのですけれども、これについてお伺いします。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(松浦正明) これまでの乗り合いタクシーにつきましては農村部の方が市街地に来てコミュバスと接続できるようにというか、そういうかたちで運行していた関係もありまして、制度はちょっと違いますのでご理解願いたいと思います。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 分かりました。3点目の部分につながるとは思うのですけれども、現在コミュバスについては全国的にも各自治体で取り組まれまして、一定程度の成果は出されておりますけれども、問題点として住民意識の向上がなかなか図られにくい、あと行政負担が増大する傾向が見られるということなのですね。そういった部分で私が3点目に質問いたしましたタクシー振り替えの、いわゆるデマンドタクシーのメリットのほうがやはり将来的な交通弱者対策としてドアからドアへの対応は必要不可欠ではないのかと考えていたところです。私も今後議員として住民の方の話も聞いていきますけれども、ぜひ行政として何らかの方法で住民ニーズを拾えないか、ここら辺をどうやって拾うかなかなか難しいと思うのですけれども、そこら辺もし何かありましたらお伺いしたいと思います。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 全体的にコミュニティバスの運行、それから乗り合いタクシーの運行、そういったもので30年度はやりましたけれども、それは、町場にはコミュニティバスを走らせるけれども、山のほうではそういう需要は、何とか利用したいというか買い物にも行きたいし車がなかったり足がなかったりということの中で、乗り合いタクシーということで1年だけということではなくてずっとやるつもりでやったのですけれども、いろいろなことの中で利用が意外と少なかったということもありまして、今回乗り合いタクシーではない、乗り合いタクシーはやめて、新しいかたちの町場の人も使える新しいかたちの中でいわゆるデマンド方式ということの中で、川上議員が言ったような内容とは違って、デマンドタクシーではないけれどもデマンドコミュニティバスというような、そんなかたちには変えてきたつもりです。ただ、デマンドのタクシーをやると、相当ないろいろな部分も出てくるので、その前の段階として、一応試行としてこういうデマンドのコミュニティバスを走らせた中でどういう状況になるかということも含めて。ただ、いろいろずっとコミュニティバスは何年くらいになるのですかね、5年や10年まではいっていないけれども5年ではきかないと思うのですけれども、それも利用がその割に伸びていない。ですから補助金を大分減らされてきただとか、当初のころは600万円、700万円ぐらいでやっていたのを、はっきりとした数字は分からないですけれども、300万円だとかそれ以上の補助金をもらっていたのだけれども、利用が少ないということでさっき川上さんから指摘のあった、意外と利用が上がらないだとかやはりそういう問題が出てきて、例えば御影地区は利用が少ないから補助金が減らされる。逆だと思うのだけれども、そんなことの中で少し変えていかなければならないような状況が来ました。私の先ほどの答弁の中にもありましたけれども、コミュニティバスも20万キロ以上走ってそんなことの中で更新しなければならない場面も出てきたりだとか、いろいろなこと、それから思っている以上に例えばこういう輸送業界、運送業界のタクシーも含めて人手不足もいろいろなことの中で影響してきて、運転手さんの確保も委託するにしても難しいだとかいろいろなことが出てきた中で、今回こういう試行運行を含めてもう少ししっかりとした、時代に合ったようなかたちには変えていきたいと思うのですけれども、ただこの今回のやるデマンド型のコミュニティバスについては、相当いいところの、今後の中心になっていくのではないかという思いは持っているところでありますので、もうちょっといろいろなかたちの中で、私も本当に皆さんの、お年寄りの買い物に行きたい、病院に行きたい、そういったものの要望にはできるだけ応えたいという思いを持っていますので、そんな中で一番良い方法を今回試行運行も含めて、今考えられる良い方法だと思うのですけれども、更に良い方法がまだまだ満足度のことを考えるといろいろなことを考えながらしっかりとした、皆が「良かったね」と思われるようなバスあるいは高齢者の足の確保についてはしっかりと制度を確立していきたいとそんなふうに思っているところでございます。よろしくお願いします。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) ありがとうございます。確かにベストだというのは、確かにこれはないと思うのですね。あくまでも試行錯誤しながら、その中からベターな方法をとっていくという方法しかないと私も理解はしております。担当の方のご苦労も察しますので質問はこれで終わりたいと思うのですけれども、既にヨーロッパでは移動保障の自由ということで、交通権は基本的人権の1つとして考えられておりまして、営利追求の問題はやはり二の次という考え方が浸透しております。そういう部分でなかなか費用対効果をもちろん無視はできないのですけれども、広く交通弱者の方の足を確保するという部分で、前提で前向きに今後のご検討を進めていただきたいと思います。以上で終わります。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 先ほど言いましたように、今のヨーロッパ型は初めて聞きましたけれども、そんなことも勉強させていただきながら、先ほどの繰り返しになりますけれども、本当に皆が安心して買い物や病院やいろいろなところに行けるような、そういうやつ、清水型のしっかりとした交通体系を、送迎体系をつくっていきたいと思っておりますのでよろしくお願いしたいと思います。

○議長(加来良明) これで一般質問を終わります。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) 以上で、本日の日程は全部終了しました。

 おはかりします。

 議事の都合により、3月13日から3月18日までの6日間は休会にしたいと思います。

これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。

よって、3月13日から3月18日までの6日間は休会することに決定しました。

3月19日は、午前10時に会議を開きます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) 本日は、これで散会します。(午前11時40分)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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