令和3年第2回定例会会議録(3月15日_日程第3_一般質問 山下清美議員)

○議長(桜井崇裕) 次に、3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 3番、公明党、山下清美でございます。事前に通告しております3項目について質問をいたします。

 初めに、新型コロナウイルス対策について伺います。

 新型コロナウイルス感染症の影響による町内商工業者への対策については、昨年、町独自の緊急支援事業給付金交付により、事業継続の助けとなりました。また割増率の高い商品券への助成を行い、町内の購買力向上にも大きく効果をもたらしたところでございます。

 町長は、今回の選挙で、まずは新型コロナ対策による生活の安定を図りますと訴えておりました。新年度予算の中でも、商工費で中小企業近代化資金の特別貸付及び地域活性化商品券のプレミアム率の一昨年よりもアップして予算計上をされております。

 しかしながら、町内では5人以上の会食など外食を控えており、飲食店や、それらに関連する商店では、まだまだ元の状態に戻っていない状況です。ワクチン接種の進み方によっては、さらに厳しい状況になることも考えられます。

 そこで、飲食業等の個々の状況を聞き取りを継続しながら、必要に応じて給付金などの追加支援を行うことも考えなければならないと思いますが、町ではどのように考えているか伺います。

 次に、道の駅について伺います。

 道の駅については、昨年9月定例会で一般質問をしたところ、町長は、第6期総合計画に盛り込んでいければと答弁がありました。選挙でも、道の駅を整備しますと宣言をされております。町長は、任期中の4年間でどのような方法で調査研究を進めて、どのようなスケジュール感で取り組もうと考えているのかお伺いいたします。

 最後に、体育館の関係についてお伺いをいたします。

 現在の体育館は築50年になろうとしており、管理面でも工夫しながら維持管理を進めており、指定管理者の方々には大変御苦労をいただいて、おかけしているところでございます。

 いよいよ待望の新築に向けて利用者、関係者にとっても、期待をしているところだと思います。

 体育館建設事業については、新年度予算で町民検討会議に諮って建設基本設計を行う予定でございます。スポーツ関係者との意見交換や町民アンケートを実施しましたが、それぞれの町民の意見を町としてどのように解釈され、分析されたのか伺います。

 また、新体育館等建設庁内検討会議では、規模、位置、付帯施設など、どの程度まで検討が進んでいるのか、具体的な方向性はあるのかお伺いします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。町長。

○町長(阿部一男) それでは、私のほうから、山下議員の質問に、1項目、2項目は私で、3項目は教育委員会のほうから答弁をしたいと思います。

 まず、1項目の大項目1、コロナ禍の飲食業等への支援についてでありますけれども、本年度コロナウイルス感染症による影響で売上げが減少した事業者へ対しての緊急支援事業給付金の交付実績を申し上げます。

 昨年の3月から6月の売上減少に対する給付でございますけれども、132件、32,640千円。そしてまた12月の売上減少に対する年末給付金として、事業を行ったわけでございますけれども、それに関する部分については、76件、27,180千円の給付を行ったところであります。

 今後の感染者数の減少やワクチンの接種等の開始により、地域経済の回復を期待するところでありますけれども、引き続き飲食店や卸小売業等への関係者の売上げの状況などをしっかりと把握し、再びコロナ感染者の増加により消費が大きく落ち込むなどの状況によっては、関係機関と連携を取りながら、支援について検討してまいりたいと考えているところでございます。

 続きまして、2点目、大項目の2、道の駅についての御質問にお答えを申し上げます。

 昨年の9月の定例会の山下議員の質問に対し、清水町の現状に合った特色のある道の駅の在り方について調査、研究を進めていきたいと答弁したところであります。

 高速道路のインターチェンジや、国道274号線と38号線が交差する交通の要衝である恵まれた立地条件を生かし、情報発信拠点として、道の駅の整備を行いたいと考えているところであります。

 道の駅の設置に向けては、民間と連携を行った中で進めていこうと考えているところでありますけれども、地域の住民や関係する機関や団体等の意見を聞き、経済効果や交流人口の増加が図られるよう、調査、研究を行い、設置場所や整備の主体、整備の内容、管理運営の手法等も含め、慎重に全体構想の計画を進めていきたいと思っているところでございます。

 私からは、以上です。

○議長(桜井崇裕) 教育長。

○教育委員会教育長(三澤吏佐子) それでは、体育館につきまして、私からお答えをさせていただきます。

 御質問のスポーツ関係者との意見交換や町民アンケートの実施を通じて、町民の意見をどのように解釈、分析したかという点についてですが、スポーツ関係者による体育館建設準備委員会にあっては、現体育館の課題、競技時の安全性に配慮した施設面積の確保、さわやかプラザと体育館トレーニング室の在り方、防災機能のほか、町民アンケート結果等、様々な意見交換をしておりますが、体育館利用者だけでなく、幅広い町民の理解を得て、体育館建設を進めることを強く意識した中での意見交換となっております。

 また、町民アンケートの結果については、健康、体力づくりの拠点であるとともに、防災施設としても利用できる施設であることを求める回答が多く、建設場所にあっても市街地を望む回答が多いだけでなく、防災面を考慮した敷地の広さを求める回答もあり、健康思考と防災意識の高まりの現れと、単なるスポーツ活動の場にとどまらない施設が望まれているものと受け止めております。

 さらに、将来の財政悪化を招かないため、町の財政力に見合った施設規模とするべきとの回答もあったところでございます。

 次に、役場庁内の検討会議の状況については、連携会議として、防災関係、保健福祉関係に係る関係間協議を行っており、新体育館の建設場所については、浸水想定区域外が望ましいこと、防災機能として災害発生初期の避難所となるほか、災害物資受入れや防災備蓄の拠点としていくこと、さわやかプラザと新体育館トレーニング室との統合について、利用者の意見を踏まえて、検討していくことなどの方向性を定めたところです。

 今後さらに、各種の分野で、庁内議論を進めてまいりますとともに、町民検討会議での御意見、利用団体からの要望や事業費コストに留意し、町長部局と協議の上、建設事業を進めてまいります。

 以上、体育館建設事業についての答弁とさせていただきます。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) それでは、最初に新型コロナウイルス対策について、再度御質問いたします。

 新型コロナウイルス対策については、昨年度も、答弁にありますが、いろいろと交付をしていただきました。今、それぞれ町内で経営が継続されているところでございます。

 しかし、管内でもコロナ以外の要因もあると思いますが、閉店されていっている店が増えていっているように思われます。そういった意味では、細やかな聞き取り、しっかりとどういった事情の聞き取りになるか分かりませんが、個々の事情をしっかりと聞き取りをしながら、いつでも必要な手が打てる対策を、対応を求めたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(高橋英二) 今後、この売上げについては、今、3月ですか、3月、そして4月の歓送迎会の時期というか、総会といろんな部分が通常であれば行われるという中で、コロナの影響でどのような、特に飲食店も含め、ほかの事業者も含め、どのような状況になるかということも、こちらのほうで把握しなければならないなとは思っております。

 今、御質問にありましたように、聞き取りについては、昨年も主なところという形になってしまうのですが、実際に回って現状を聞いて、いろんな対応をしてきたところですし、商工会においても、11月にアンケート等を取って、その辺の部分の聞き取りを行っているところです。

 さらに、状況がいろいろ変わるという中で、聞き取り、そういうアンケートも含めた、そういう部分も検討しながら、行いながら、そういう部分の状況には、すぐ対応できるような形で取り組んでいきたいというふうに考えております。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) よろしくお願いをいたします。

 次に、道の駅について、再度お伺いをいたします。

 管内では立派な道の駅が点在している状況にあります。規模についてはこだわらずに、立ち寄る人が、そういった推移を見ながら勘案して、徐々に拡張することもできると考えられますが、そこら辺の規模的な部分について、再度お伺いいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。町長。

○町長(阿部一男) 私のほうからお答えをさせていただきます。

 今、山下議員おっしゃいましたように、管内にもいろいろ16ですか、そして17番目がまた音更駅にできるのかな、それを入れて16だったか、そんな状況もあるのですけれども、非常に豪華な建物の状況が、道の駅ができたりだとか、いろんな形の道の駅があったりするのですけれども、どちらにしても、その建物が豪華とか、そういうことではなくて、しっかりと町内外の皆さんがここに立ち寄って、集まってくれて、そしてそこで自分の情報の発信だとか、それらをしっかりと受け止めたり、また、地域の地場産のものが買えたりだとか、そんなようなことの目的がかなうように、そういった施設にはしていくつもりでおります。

 これは当然の、道の駅の一番の目的ですけれども、そんなことをしっかりと、先ほども言いましたように、国道が2本交差する交通量の多い清水町でございますので、そういう場所だとか、いろんなことも含めた中で、しっかりと今後議論を、いろんな方から意見を頂きながら、議論を煮詰めた中で、道の駅構想については進めていきたいなと考えているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 規模については、しっかりと検討を重ねながらお願いをいたします。

 また、こういった道の駅というのは、こういった成功に関わっては、住民の方々、また各関係団体、機関の方々の協力なくしては、運営がなかなか難しいと思われます。運営主体については、今御努力されていると思いますが、さらにそれに向けて、どのように努力されるか、そこら辺をお伺いをいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。町長。

○町長(阿部一男) 運営については、前から少し発信、私として考えを申し上げてきたことあると思うのですけれども、できるだけ民間の事業者の方たちも一緒になって、この構想に参加して運営も一緒になってできるような、そんな道の駅を目指していきたいなと思います。

 ただ、道の駅という名前がつくからには、最低自治体としてやらなきゃならないことというのは、当然出てくる場面があると思いますけれども、そういうとことしっかりすみ分けをしながら、今後の構想を練っていきたいなと考えております。

 できるだけたくさんの民間の人に参加していただきながら、運営というのを考えておるところでございます。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 今、町長の考えをお聞きさせていただきました。そういった中で、道の駅について、再度質問させていただきますが、運営主体については、今御努力をされていまして、毎年の運営経費、設置後の経費については、そういった中で考えていかれると思います。

 そういったものを基本として、しっかりと研究を進めていただきたいことと、また、情報発信拠点、そういったものを清水町にふさわしい、清水町のスタイル、そういったものの道の駅を、新たな道の駅としての向けた、慎重に調査、研究を進めていただきたいと思いますが、そういった部分の今のお気持ちを、町長の気持ちをお伺いいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。町長。

○町長(阿部一男) もちろん今、山下議員が言われたのは基本だと思いますので、その部分もしっかりと、先ほど来申しておりますけれども、みんなと打ち合わせをしながら、協議をしながら、今後も進めていきたいなと、そして今の御意見は十分に承った中で進めていきたいなと思いますので、どうぞよろしくお願いをしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 道の駅についても、よろしくお願いをいたします。

 続きまして、体育館建設事業について再度質問をさせていただきます。これについては、町民アンケートも検証されたという御答弁を頂きました。

 そういった中で、規模について再度質問させていただきます。清水町は人口推計でも分かるように、これから人口が減っていく状況にあります。今の体育館も50年前に建設したときの人口とは大きく変わっております。

 そういった中で、安全性を配慮した中で、そういった防災、健康増進、そういったものの機能を付加した中での施設ということで、基本的にそういった人口に見合った、またそういった部分で、どの程度で考えられているのか、具体的な数字は必要ないかと思いますが、今の施設に比較してどの程度かという部分があれば、お示しいただきたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。社会教育課参事。

○社会教育課参事(佐々木亘) 社会教育課の佐々木です。よろしくお願いいたします。

 体育館の建設の規模という御質問でございますけれども、現状といたしましては、どれぐらいの規模というのは、まだ決まっているところはございません。

 ただ、1点、山下議員言われますように、今後人口減少ですとか、そういったところ点も踏まえながら新年度、町民検討会議ですとか、庁内会議等々において、規模等については検討してまいりたいと考えております。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) もう一点質問させていただきたいと思います。

 今回、基本設計を委託する部分の予算が提案されております。そういった中で並行して基本設計やるとすれば、用地選定というか、ある程度の用地のめどが立たなければ、基本設計難しいと思うのですが、用地を選定するめど、あるいは基本設計を進める部分のめどというか、そういった部分は立っているのかどうかお伺いいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。社会教育課参事。

○社会教育課参事(佐々木亘) 建設場所、用地につきましては、現状といたしましては、先ほど教育長の答弁にもありましたとおり、防災関係のほうと協議をさせていただいた中では、浸水想定区域外が望ましいということで、それ以外の部分について今、検討はしているところでございます。

 あと、広さ的な部分に関しましては、体育館本体、それと駐車場等々も含めた中で、広さ的には、1万平方メートルが確保できるぐらいの用地が必要でないかなということで、考えてはおります。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 再度お伺いしますが、この基本設計を委託するにあたって、用地を選定後に行うのか、用地選定前にスタートさせていくのか、その辺をお伺いします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。社会教育課長。

○社会教育課長(藤田哲也) 基本設計業務につきましては、業者の選定については、4月の下旬頃を予定しております。

 御質問の用地の確保関係でございますが、先ほど当課の参事のほうから1万平方メートル程度が、確保が必要という見通しを持ってございます。また、浸水想定区域外という部分でございますと、既存の町有地、もしくは町内の民有地、こういったものについては、内部の中では検討を重ねているところでございます。今、具体的に民有地の部分につきましては、申し上げること差し控えさせていただきますけれども、そういった検討重ねているということでございます。

 相手方が民有地となりますと、そちらとの調整等々の中で、スケジュールが出ておりますので、基本設計は用地が確定しなくても、4月以降進めていく考えでございます。当然完了する前にも、用地は固まってないといけないわけですから、令和3年度の早い段階での用地確定に向けて、庁内議論等を進めていくという考えでございます。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) ただいまの基本設計については、4月スタートを予定しているということで話がありまして、その後、用地確定については、その後並行して進めるような話でした。

 基本設計について、基本的な部分で、用地確定しなくても設計して、それが無駄にならないのか、どうかという心配があるのですが、そこら辺は無駄にならないような基本設計にしていくのかお伺いいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。社会教育課長。

○社会教育課長(藤田哲也) 用地確定と並行して基本設計進めていく場合に、特に外構工事費の概算積算というのが、かなり大きな影響が出てくるので、そういった部分でも早い段階での用地確定というのが必要だということでございますけども、建物本体、これにつきましては、1万平方メートル程度の駐車場(カタ)敷地の中では、余程土地の形状がいびつにならない限り、建物建てていく上での障害という部分については、大きなものはないのかなと考えてはいるところでございますし、そういった支障が出ないように、調整のほう進めてまいりたいと考えておるところでございます。

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