令和3年第2回定例会会議録(3月15日_日程第3_一般質問 佐藤幸一議員)

○議長(桜井崇裕) 日程第3、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 6番、佐藤幸一議員。

6番(佐藤幸一) 6番、佐藤幸一でございます。議長の許可を得ましたので、通告に従って質問をさせていただきます。2項目、3点質問いたします。

 今回は新型コロナウイルス感染症対策に絞って伺います。

 1項目、無症状の方が自費で受ける検査費用に対する助成措置について伺います。

 町長は昨年12月定例会で、私の質問に対し、PCR検査を実施しても、その時点だけの結果であり、ずっと不安が解消されるものではないので、検査費用の助成は考えていないと、答弁を頂きました。

 町長は、このたびの町長選挙において、新型コロナ感染症対策に力を入れますと公約をされております。ワクチン接種の時期も定かでない中、症状がなくても里帰り出産などの諸事情により、検査を受けたい町民が気軽に検査を受けられる環境づくりを望むものでありますが、再度伺います。

 2項目、プレミアム付商品券について伺います。

 1点目、2月に発行されたプレミアム付商品券のプレミアム率は30%でありましたが、今後発行される商品券のプレミアム率を引き上げる考えはないか、伺います。

 2点目、新型コロナ感染症の第3波により、町内事業者は大きなダメージを受けております。とりわけ飲食店の経営は悪化しており、町も緊急支援事業給付金を交付するなど、直接支援を行っておりますが、併せて利用客が増加する方法として、昨年実施した飲食店限定のプレミアム付商品券の発行を行う考えはないか、伺います。

 3点目、今年発行された30%プレミアム付商品券は、最高20組購入できることになっておりましたが、希望者が多く最高7組となったと聞いております。ステイホームが長引く中、町民の商品券の関心が高まったものと感じますが、せめて希望数の半分ぐらいは購入したかったとの声を聞いております。そこで、希望申込みで数量が確定した段階で、予算措置により、希望数に近づけることが、町内事業者の間接支援になるかと考えますので、今後の扱いについて伺います。

 以上、2項目、3点質問いたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。町長。

○町長(阿部一男) それでは、私のほうから佐藤議員の質問にお答えをしたいと思います。

 まず、大項目1のPCR検査費用に助成をという内容の答弁でございます。

 PCR検査の助成については、昨年の9月定例会、12月の定例議会の一般質問でもお答えをしておりますけれども、PCR検査は保健所や医師の判断により行われる行政検査が基本であり、健康保険が適用されて、患者の自己負担はないとされております。

 しかし、本人の希望による自由診療でのPCR検査は、医療機関等が設定した費用の負担が生じることになります。

 無症状の感染者を確認するためには、広くPCR検査を行うことも有効であると思うところでありますけれども、一度検査を実施したとしても、その時点だけの結果で、安心が持続するものではないと考えておりますことから、新型コロナウイルスの発症、重症化の予防に有効とされているワクチン接種の早期実施に向け、町内医療機関と連携した取組を最優先に考えており、PCR検査の費用の助成は考えていないところであります。

 続きまして、大項目2、プレミアム付商品券のことについてお答えを申し上げます。

 まず、小項目1のプレミアム率の引き上げについてでありますが、地域活性化商品券事業については、新型コロナウイルス感染症の影響が続いている中、町内の消費喚起を図るため、本年度に引き続き令和3年度においても、例年よりプレミアム率の高い商品券を6月30%、10月20%、2月20%の3回発行を行う予定で、予算を計上しているところであります。

 プレミアム率の引き上げについては、今のところは考えておりませんが、状況によっては、発行組数を増やすことなども含めて検討してまいります。

 小項目2の飲食店限定の商品券のことについてお答えをいたします。昨年5月にうきうき商品券を発行した際に、特に飲食店の影響が大きかったことから、1組15千円のうち、2千円分を飲食店専用券として発行したところであります。

 飲食業で利用された割合を見てみますと、専用券を発行しなかった場合は6%でありましたが、全体の利用の割合の6%でありましたけれども、飲食店専用券を発行したことにより、全体の発行額の27%と、飲食業での使用のポイントが21ポイントも増加し、大きな効果があったところであります。

 今後の商品券における専用券の発行は、町内の消費や売上げの状況などを見ながら進めてまいる予定でございます。

 小項目3の購入希望数に近づける予算措置についてでありますけれども、令和3年度、プレミアム商品券の発行総額は295,000千円を予定しており、一定の経済的効果があると考えております。

 本年度の6月の商品券は、世帯の組数を上限5組で販売し、希望どおり購入できました。10月と2月の商品券は上限20組にしたところ、回を重ねるたびに購入希望者が増え、10月は12組、2月は7組の購入制限となったところであります。

 そういう状況もありますので、購入希望者が希望どおり購入できるよう、商工会と発行組数の追加を含め、協議をしながら進めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○議長(桜井崇裕) 6番、佐藤幸一議員。

6番(佐藤幸一) 1項目、PCR検査の助成について、再度お伺いをいたします。隣の新得町が行っている同事業につきましては、5千円町補助となっておりまして、先日新聞報道がされておりましたが、町民には大好評であったとなっておりました。何かの事情でPCR検査を受けざるを得ないときに、25千円近い検査費用に助成措置を講じ、町民が安心して目的が果たされるよう取り組んでいただきたいが、再度伺います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。保健福祉課長。

○保健福祉課長(佐藤秀美) 今、佐藤議員から再質問で、新得町の例、示されましたけれども、令和2年度において、十勝管内各町で実施している状況を調査いたしました。令和2年度は、5町でPCR検査の助成を実施しております。

 今、議員お話があったように、新得町が一番多くて、3月8日に聞き取りをしたのですけれども、この時点で新得町が58件ということで、確かに一番多いです。ほかの状況なのですけれども、ほかにつきましては、17件とか、それから5件、それから4件、それからゼロというような町もありました。

 やはり、PCR検査、全額助成じゃなくて、自己負担もあるということで、ある町の、実施している町にお伺いしましたら、自己負担もあるということで、それほど件数伸びていないというような状況も伺っております。

 町長の初回の答弁でもお話しているように、これからワクチン接種が始まってきます。今、清水町でも、4月26日の週に高齢者向けの第1陣として、1箱届くということになっております。4月26日の日には全自治体に届くということになっておりますので、発症だとか、それから重症化の予防にワクチンは効果があると言われておりますので、そちらのほうを、まず最優先に考えていきたいと思っています。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 6番、佐藤幸一議員。

6番(佐藤幸一) 町長にお聞きをいたします。感染すれば、死ぬことも予想されるコロナ感染症でございますので、町民の皆さんの生命を守る措置として、取り組んでいただけないかお聞きをいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。町長。

○町長(阿部一男) 最初の答弁でもお答えしましたし、今、保健福祉課長のほうから、詳しくお答えいたしたところでございますけれども、PCR検査というのは、感染を防止するのものではなくて、そういう効果があるものでなくて、今、かかっているかどうか、今現在のところをあれするものでありますので、そういうことで、よその町政なんかもやっているような状況、確かに新得町58件あったのですけれども、皆さんやっぱりこれで安心を持続するものではないということでありますので、こちらについても、この状況の中であくまでも、先生の判断、病院の判断だとか、そういう医療機関の判断の中で、今後についても、打てるような状況が継続しながら、そんな当初からとってきた体制を維持しながらいきたいなと考えているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 6番、佐藤幸一議員。

○6番(佐藤幸一) 本当に、町民大変なことで、死ぬことも予想されるのですが、それを見つけてやるというのも町の仕事ではないかと思うのですが、それについては分かりました。

 それではプレミアム付商品券に移ります。昨年発行した50%のプレミアム率を求める声もありますが、検討願えないか伺います。

○議長(桜井崇裕) 答弁求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(高橋英二) 今、議員がおっしゃるとおり、昨年5月の商品券につきましては、プレミアム50%というところで発行した部分であります。

 町長の答弁でも触れましたが、来年度の予算としては、6月には30%、10月には20%、2月には20%、3回を予定しているところでございます。

 率については、プレミアム率の引き上げについては、先ほど答弁しましたとおり、今のところ考えておりませんが、コロナの感染については、これからどういう状況、今、変異種が拡大しているだとか、あと十勝でもクラスターが発生しているとかという部分もあります。

 それによって、経済に与える状況もいろいろ変わってくると思います。その辺も踏まえて、発行組数を増やすというようなことも含めて、柔軟に対応していきたいと考えております。

○議長(桜井崇裕) 6番、佐藤幸一議員。

○6番(佐藤幸一) よろしくお願いします。

 それでは、2件目の飲食店限定の商品券について伺います。昨年実施したとおり、事業は飲食店から助かったとの声が寄せられ、大喜びをしているところでございます。利用客が減少する中、再度飲食店限定の商品券を発行することにより、事業の継続を支援していただきたいと考えますが、再度伺います。

○議長(桜井崇裕) 答弁求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(高橋英二) 質問2番目の飲食店限定の商品券についてです。

 これについては、まだ予算の段階ですので、具体的に商品券の中身については、まだ協議をしていない、商工会と協議をしていないところです。

 ただし、答弁にも説明しましたように、昨年の5月、2千円分の飲食店専用券を出したところ、かなりの発行、専用券を出しているのですから、発行パーセンテージが上がるというのは当たり前のところもあるのですけど、かなりの効果があったということでつかんでおります。

 商工会のほうでも、いろいろ昨年やった部分等々について、分析をしているところです。先ほど言いましたけど、そのときの状況も踏まえて、専用券については考えていきたいと思っております。

○議長(桜井崇裕) 6番、佐藤幸一議員。

○6番(佐藤幸一) 大変な事業なものですから、よろしくお願いをしたいと思います。

 3点目の購入希望者の確保についてでございます。今回は10組以上の希望者は全員7組としたようですが、20組の希望者にしてみれば、希望数の35%しか購入できなかったことになります。

 先ほども申し上げましたが、せめて50%、10組が購入できる仕組みづくりを行うべきと考えますが、お伺いをいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(高橋英二) 組数の御質問であります。これにつきましては、昨年3回商品券を出して、答弁させていただいたとおり、1度目、6月は5組、10月と2月の2回目、3回目については20組ということで実施したところです。10月は12組、2月は7組ということで、制限が入ったわけですけど、特に2月については、各世帯に郵送して通知をしたところです。

 そういう部分もあって、今まで商品券を使ったことがなかった、あるいは知らなかったという方がいるかどうか分からないですけど、そういう部分も含めて、かなり町民が商品券を使うということに対しての認識というか、それが高まったと考えておりますし、個店を使うということで新たな個店の拡大ですか、今まで利用したことのない店に行くということでの効果は、非常に高かったなということで考えているところです。

 先ほどの、最初に町長もお答えしましたけど、今後の状況も考えながら、組数の部分で調整するなど、商工会が発行する部分のものですから、よく商工会とも協議をしながら、慎重に進めていきたいと考えております。

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