令和3年第2回定例会会議録(3月15日)

○議長(桜井崇裕) これより本日の会議を開きます。

(午前10時00分)

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○議長(桜井崇裕) 日程第1、諸般の報告を行います。事務局長。

(諸般の報告 事務局長 朗読)

○議長(桜井崇裕) これで、諸般の報告を終わります。

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○議長(桜井崇裕) 日程第2、請願第13号、悪質商法による消費者被害をなくすために、預託法の改正及び執行強化、並びに特定商取引法の改正、同法指針の改正及び執行強化を求める請願についてを議題とします。委員会報告書を朗読させます。事務局長。

○事務局長(田本尚彦) 委員会報告書を朗読。

○議長(桜井崇裕) 本件について、厚生文教常任委員長の報告を求めます。

 委員長、口田邦男議員。

○厚生文教常任委員長(口田邦男) 本委員会に付託された請願については、12日本会議終了後、委員会を開き、内容について検討させていただきました。請願内容は、清水町消費者協会から出されたもので、悪質商法による被害をなくすための法改正と法指針の改正、執行強化を求める請願でございまして、内容については問題なく、必要性を感じ、全会一致で採択させていただきました。どうぞ、御審議のほどお願いいたします。

○議長(桜井崇裕) これより、委員長報告に対する質疑を行います。

 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) 質疑なしと認めます。

 これより討論を行います。討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) 討論なしと認めます。

 これより、請願第13号、悪質商法による消費者被害をなくすために、預託法の改正及び執行強化、並びに特定商取引法の改正、同法指針の改正及び執行強化を求める請願についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 この請願に対する委員長の報告は採択です。

 請願第13号は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(桜井崇裕) 起立多数です。

 よって、請願第13号は、委員長の報告のとおり採択することに決定しました。

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○議長(桜井崇裕) 一般質問に入る前に、あらかじめ申し上げます。

 最初の質問は、通告の全項目について一括して質問していただき、再質問がある場合は一問一答方式になりますので、よろしくお願いいたします。

 また、質問、答弁にあっては、分かりやすく簡潔に行われるよう、特にお願いいたします。

 なお、本定例会においては、初回の質問、答弁ともに自席において行っていただくことにします。

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○議長(桜井崇裕) 日程第3、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 6番、佐藤幸一議員。

6番(佐藤幸一) 6番、佐藤幸一でございます。議長の許可を得ましたので、通告に従って質問をさせていただきます。2項目、3点質問いたします。

 今回は新型コロナウイルス感染症対策に絞って伺います。

 1項目、無症状の方が自費で受ける検査費用に対する助成措置について伺います。

 町長は昨年12月定例会で、私の質問に対し、PCR検査を実施しても、その時点だけの結果であり、ずっと不安が解消されるものではないので、検査費用の助成は考えていないと、答弁を頂きました。

 町長は、このたびの町長選挙において、新型コロナ感染症対策に力を入れますと公約をされております。ワクチン接種の時期も定かでない中、症状がなくても里帰り出産などの諸事情により、検査を受けたい町民が気軽に検査を受けられる環境づくりを望むものでありますが、再度伺います。

 2項目、プレミアム付商品券について伺います。

 1点目、2月に発行されたプレミアム付商品券のプレミアム率は30%でありましたが、今後発行される商品券のプレミアム率を引き上げる考えはないか、伺います。

 2点目、新型コロナ感染症の第3波により、町内事業者は大きなダメージを受けております。とりわけ飲食店の経営は悪化しており、町も緊急支援事業給付金を交付するなど、直接支援を行っておりますが、併せて利用客が増加する方法として、昨年実施した飲食店限定のプレミアム付商品券の発行を行う考えはないか、伺います。

 3点目、今年発行された30%プレミアム付商品券は、最高20組購入できることになっておりましたが、希望者が多く最高7組となったと聞いております。ステイホームが長引く中、町民の商品券の関心が高まったものと感じますが、せめて希望数の半分ぐらいは購入したかったとの声を聞いております。そこで、希望申込みで数量が確定した段階で、予算措置により、希望数に近づけることが、町内事業者の間接支援になるかと考えますので、今後の扱いについて伺います。

 以上、2項目、3点質問いたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。町長。

○町長(阿部一男) それでは、私のほうから佐藤議員の質問にお答えをしたいと思います。

 まず、大項目1のPCR検査費用に助成をという内容の答弁でございます。

 PCR検査の助成については、昨年の9月定例会、12月の定例議会の一般質問でもお答えをしておりますけれども、PCR検査は保健所や医師の判断により行われる行政検査が基本であり、健康保険が適用されて、患者の自己負担はないとされております。

 しかし、本人の希望による自由診療でのPCR検査は、医療機関等が設定した費用の負担が生じることになります。

 無症状の感染者を確認するためには、広くPCR検査を行うことも有効であると思うところでありますけれども、一度検査を実施したとしても、その時点だけの結果で、安心が持続するものではないと考えておりますことから、新型コロナウイルスの発症、重症化の予防に有効とされているワクチン接種の早期実施に向け、町内医療機関と連携した取組を最優先に考えており、PCR検査の費用の助成は考えていないところであります。

 続きまして、大項目2、プレミアム付商品券のことについてお答えを申し上げます。

 まず、小項目1のプレミアム率の引き上げについてでありますが、地域活性化商品券事業については、新型コロナウイルス感染症の影響が続いている中、町内の消費喚起を図るため、本年度に引き続き令和3年度においても、例年よりプレミアム率の高い商品券を6月30%、10月20%、2月20%の3回発行を行う予定で、予算を計上しているところであります。

 プレミアム率の引き上げについては、今のところは考えておりませんが、状況によっては、発行組数を増やすことなども含めて検討してまいります。

 小項目2の飲食店限定の商品券のことについてお答えをいたします。昨年5月にうきうき商品券を発行した際に、特に飲食店の影響が大きかったことから、1組15千円のうち、2千円分を飲食店専用券として発行したところであります。

 飲食業で利用された割合を見てみますと、専用券を発行しなかった場合は6%でありましたが、全体の利用の割合の6%でありましたけれども、飲食店専用券を発行したことにより、全体の発行額の27%と、飲食業での使用のポイントが21ポイントも増加し、大きな効果があったところであります。

 今後の商品券における専用券の発行は、町内の消費や売上げの状況などを見ながら進めてまいる予定でございます。

 小項目3の購入希望数に近づける予算措置についてでありますけれども、令和3年度、プレミアム商品券の発行総額は295,000千円を予定しており、一定の経済的効果があると考えております。

 本年度の6月の商品券は、世帯の組数を上限5組で販売し、希望どおり購入できました。10月と2月の商品券は上限20組にしたところ、回を重ねるたびに購入希望者が増え、10月は12組、2月は7組の購入制限となったところであります。

 そういう状況もありますので、購入希望者が希望どおり購入できるよう、商工会と発行組数の追加を含め、協議をしながら進めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○議長(桜井崇裕) 6番、佐藤幸一議員。

6番(佐藤幸一) 1項目、PCR検査の助成について、再度お伺いをいたします。隣の新得町が行っている同事業につきましては、5千円町補助となっておりまして、先日新聞報道がされておりましたが、町民には大好評であったとなっておりました。何かの事情でPCR検査を受けざるを得ないときに、25千円近い検査費用に助成措置を講じ、町民が安心して目的が果たされるよう取り組んでいただきたいが、再度伺います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。保健福祉課長。

○保健福祉課長(佐藤秀美) 今、佐藤議員から再質問で、新得町の例、示されましたけれども、令和2年度において、十勝管内各町で実施している状況を調査いたしました。令和2年度は、5町でPCR検査の助成を実施しております。

 今、議員お話があったように、新得町が一番多くて、3月8日に聞き取りをしたのですけれども、この時点で新得町が58件ということで、確かに一番多いです。ほかの状況なのですけれども、ほかにつきましては、17件とか、それから5件、それから4件、それからゼロというような町もありました。

 やはり、PCR検査、全額助成じゃなくて、自己負担もあるということで、ある町の、実施している町にお伺いしましたら、自己負担もあるということで、それほど件数伸びていないというような状況も伺っております。

 町長の初回の答弁でもお話しているように、これからワクチン接種が始まってきます。今、清水町でも、4月26日の週に高齢者向けの第1陣として、1箱届くということになっております。4月26日の日には全自治体に届くということになっておりますので、発症だとか、それから重症化の予防にワクチンは効果があると言われておりますので、そちらのほうを、まず最優先に考えていきたいと思っています。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 6番、佐藤幸一議員。

6番(佐藤幸一) 町長にお聞きをいたします。感染すれば、死ぬことも予想されるコロナ感染症でございますので、町民の皆さんの生命を守る措置として、取り組んでいただけないかお聞きをいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。町長。

○町長(阿部一男) 最初の答弁でもお答えしましたし、今、保健福祉課長のほうから、詳しくお答えいたしたところでございますけれども、PCR検査というのは、感染を防止するのものではなくて、そういう効果があるものでなくて、今、かかっているかどうか、今現在のところをあれするものでありますので、そういうことで、よその町政なんかもやっているような状況、確かに新得町58件あったのですけれども、皆さんやっぱりこれで安心を持続するものではないということでありますので、こちらについても、この状況の中であくまでも、先生の判断、病院の判断だとか、そういう医療機関の判断の中で、今後についても、打てるような状況が継続しながら、そんな当初からとってきた体制を維持しながらいきたいなと考えているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 6番、佐藤幸一議員。

○6番(佐藤幸一) 本当に、町民大変なことで、死ぬことも予想されるのですが、それを見つけてやるというのも町の仕事ではないかと思うのですが、それについては分かりました。

 それではプレミアム付商品券に移ります。昨年発行した50%のプレミアム率を求める声もありますが、検討願えないか伺います。

○議長(桜井崇裕) 答弁求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(高橋英二) 今、議員がおっしゃるとおり、昨年5月の商品券につきましては、プレミアム50%というところで発行した部分であります。

 町長の答弁でも触れましたが、来年度の予算としては、6月には30%、10月には20%、2月には20%、3回を予定しているところでございます。

 率については、プレミアム率の引き上げについては、先ほど答弁しましたとおり、今のところ考えておりませんが、コロナの感染については、これからどういう状況、今、変異種が拡大しているだとか、あと十勝でもクラスターが発生しているとかという部分もあります。

 それによって、経済に与える状況もいろいろ変わってくると思います。その辺も踏まえて、発行組数を増やすというようなことも含めて、柔軟に対応していきたいと考えております。

○議長(桜井崇裕) 6番、佐藤幸一議員。

○6番(佐藤幸一) よろしくお願いします。

 それでは、2件目の飲食店限定の商品券について伺います。昨年実施したとおり、事業は飲食店から助かったとの声が寄せられ、大喜びをしているところでございます。利用客が減少する中、再度飲食店限定の商品券を発行することにより、事業の継続を支援していただきたいと考えますが、再度伺います。

○議長(桜井崇裕) 答弁求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(高橋英二) 質問2番目の飲食店限定の商品券についてです。

 これについては、まだ予算の段階ですので、具体的に商品券の中身については、まだ協議をしていない、商工会と協議をしていないところです。

 ただし、答弁にも説明しましたように、昨年の5月、2千円分の飲食店専用券を出したところ、かなりの発行、専用券を出しているのですから、発行パーセンテージが上がるというのは当たり前のところもあるのですけど、かなりの効果があったということでつかんでおります。

 商工会のほうでも、いろいろ昨年やった部分等々について、分析をしているところです。先ほど言いましたけど、そのときの状況も踏まえて、専用券については考えていきたいと思っております。

○議長(桜井崇裕) 6番、佐藤幸一議員。

○6番(佐藤幸一) 大変な事業なものですから、よろしくお願いをしたいと思います。

 3点目の購入希望者の確保についてでございます。今回は10組以上の希望者は全員7組としたようですが、20組の希望者にしてみれば、希望数の35%しか購入できなかったことになります。

 先ほども申し上げましたが、せめて50%、10組が購入できる仕組みづくりを行うべきと考えますが、お伺いをいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(高橋英二) 組数の御質問であります。これにつきましては、昨年3回商品券を出して、答弁させていただいたとおり、1度目、6月は5組、10月と2月の2回目、3回目については20組ということで実施したところです。10月は12組、2月は7組ということで、制限が入ったわけですけど、特に2月については、各世帯に郵送して通知をしたところです。

 そういう部分もあって、今まで商品券を使ったことがなかった、あるいは知らなかったという方がいるかどうか分からないですけど、そういう部分も含めて、かなり町民が商品券を使うということに対しての認識というか、それが高まったと考えておりますし、個店を使うということで新たな個店の拡大ですか、今まで利用したことのない店に行くということでの効果は、非常に高かったなということで考えているところです。

 先ほどの、最初に町長もお答えしましたけど、今後の状況も考えながら、組数の部分で調整するなど、商工会が発行する部分のものですから、よく商工会とも協議をしながら、慎重に進めていきたいと考えております。

○議長(桜井崇裕) 次に、3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 3番、公明党、山下清美でございます。事前に通告しております3項目について質問をいたします。

 初めに、新型コロナウイルス対策について伺います。

 新型コロナウイルス感染症の影響による町内商工業者への対策については、昨年、町独自の緊急支援事業給付金交付により、事業継続の助けとなりました。また割増率の高い商品券への助成を行い、町内の購買力向上にも大きく効果をもたらしたところでございます。

 町長は、今回の選挙で、まずは新型コロナ対策による生活の安定を図りますと訴えておりました。新年度予算の中でも、商工費で中小企業近代化資金の特別貸付及び地域活性化商品券のプレミアム率の一昨年よりもアップして予算計上をされております。

 しかしながら、町内では5人以上の会食など外食を控えており、飲食店や、それらに関連する商店では、まだまだ元の状態に戻っていない状況です。ワクチン接種の進み方によっては、さらに厳しい状況になることも考えられます。

 そこで、飲食業等の個々の状況を聞き取りを継続しながら、必要に応じて給付金などの追加支援を行うことも考えなければならないと思いますが、町ではどのように考えているか伺います。

 次に、道の駅について伺います。

 道の駅については、昨年9月定例会で一般質問をしたところ、町長は、第6期総合計画に盛り込んでいければと答弁がありました。選挙でも、道の駅を整備しますと宣言をされております。町長は、任期中の4年間でどのような方法で調査研究を進めて、どのようなスケジュール感で取り組もうと考えているのかお伺いいたします。

 最後に、体育館の関係についてお伺いをいたします。

 現在の体育館は築50年になろうとしており、管理面でも工夫しながら維持管理を進めており、指定管理者の方々には大変御苦労をいただいて、おかけしているところでございます。

 いよいよ待望の新築に向けて利用者、関係者にとっても、期待をしているところだと思います。

 体育館建設事業については、新年度予算で町民検討会議に諮って建設基本設計を行う予定でございます。スポーツ関係者との意見交換や町民アンケートを実施しましたが、それぞれの町民の意見を町としてどのように解釈され、分析されたのか伺います。

 また、新体育館等建設庁内検討会議では、規模、位置、付帯施設など、どの程度まで検討が進んでいるのか、具体的な方向性はあるのかお伺いします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。町長。

○町長(阿部一男) それでは、私のほうから、山下議員の質問に、1項目、2項目は私で、3項目は教育委員会のほうから答弁をしたいと思います。

 まず、1項目の大項目1、コロナ禍の飲食業等への支援についてでありますけれども、本年度コロナウイルス感染症による影響で売上げが減少した事業者へ対しての緊急支援事業給付金の交付実績を申し上げます。

 昨年の3月から6月の売上減少に対する給付でございますけれども、132件、32,640千円。そしてまた12月の売上減少に対する年末給付金として、事業を行ったわけでございますけれども、それに関する部分については、76件、27,180千円の給付を行ったところであります。

 今後の感染者数の減少やワクチンの接種等の開始により、地域経済の回復を期待するところでありますけれども、引き続き飲食店や卸小売業等への関係者の売上げの状況などをしっかりと把握し、再びコロナ感染者の増加により消費が大きく落ち込むなどの状況によっては、関係機関と連携を取りながら、支援について検討してまいりたいと考えているところでございます。

 続きまして、2点目、大項目の2、道の駅についての御質問にお答えを申し上げます。

 昨年の9月の定例会の山下議員の質問に対し、清水町の現状に合った特色のある道の駅の在り方について調査、研究を進めていきたいと答弁したところであります。

 高速道路のインターチェンジや、国道274号線と38号線が交差する交通の要衝である恵まれた立地条件を生かし、情報発信拠点として、道の駅の整備を行いたいと考えているところであります。

 道の駅の設置に向けては、民間と連携を行った中で進めていこうと考えているところでありますけれども、地域の住民や関係する機関や団体等の意見を聞き、経済効果や交流人口の増加が図られるよう、調査、研究を行い、設置場所や整備の主体、整備の内容、管理運営の手法等も含め、慎重に全体構想の計画を進めていきたいと思っているところでございます。

 私からは、以上です。

○議長(桜井崇裕) 教育長。

○教育委員会教育長(三澤吏佐子) それでは、体育館につきまして、私からお答えをさせていただきます。

 御質問のスポーツ関係者との意見交換や町民アンケートの実施を通じて、町民の意見をどのように解釈、分析したかという点についてですが、スポーツ関係者による体育館建設準備委員会にあっては、現体育館の課題、競技時の安全性に配慮した施設面積の確保、さわやかプラザと体育館トレーニング室の在り方、防災機能のほか、町民アンケート結果等、様々な意見交換をしておりますが、体育館利用者だけでなく、幅広い町民の理解を得て、体育館建設を進めることを強く意識した中での意見交換となっております。

 また、町民アンケートの結果については、健康、体力づくりの拠点であるとともに、防災施設としても利用できる施設であることを求める回答が多く、建設場所にあっても市街地を望む回答が多いだけでなく、防災面を考慮した敷地の広さを求める回答もあり、健康思考と防災意識の高まりの現れと、単なるスポーツ活動の場にとどまらない施設が望まれているものと受け止めております。

 さらに、将来の財政悪化を招かないため、町の財政力に見合った施設規模とするべきとの回答もあったところでございます。

 次に、役場庁内の検討会議の状況については、連携会議として、防災関係、保健福祉関係に係る関係間協議を行っており、新体育館の建設場所については、浸水想定区域外が望ましいこと、防災機能として災害発生初期の避難所となるほか、災害物資受入れや防災備蓄の拠点としていくこと、さわやかプラザと新体育館トレーニング室との統合について、利用者の意見を踏まえて、検討していくことなどの方向性を定めたところです。

 今後さらに、各種の分野で、庁内議論を進めてまいりますとともに、町民検討会議での御意見、利用団体からの要望や事業費コストに留意し、町長部局と協議の上、建設事業を進めてまいります。

 以上、体育館建設事業についての答弁とさせていただきます。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) それでは、最初に新型コロナウイルス対策について、再度御質問いたします。

 新型コロナウイルス対策については、昨年度も、答弁にありますが、いろいろと交付をしていただきました。今、それぞれ町内で経営が継続されているところでございます。

 しかし、管内でもコロナ以外の要因もあると思いますが、閉店されていっている店が増えていっているように思われます。そういった意味では、細やかな聞き取り、しっかりとどういった事情の聞き取りになるか分かりませんが、個々の事情をしっかりと聞き取りをしながら、いつでも必要な手が打てる対策を、対応を求めたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(高橋英二) 今後、この売上げについては、今、3月ですか、3月、そして4月の歓送迎会の時期というか、総会といろんな部分が通常であれば行われるという中で、コロナの影響でどのような、特に飲食店も含め、ほかの事業者も含め、どのような状況になるかということも、こちらのほうで把握しなければならないなとは思っております。

 今、御質問にありましたように、聞き取りについては、昨年も主なところという形になってしまうのですが、実際に回って現状を聞いて、いろんな対応をしてきたところですし、商工会においても、11月にアンケート等を取って、その辺の部分の聞き取りを行っているところです。

 さらに、状況がいろいろ変わるという中で、聞き取り、そういうアンケートも含めた、そういう部分も検討しながら、行いながら、そういう部分の状況には、すぐ対応できるような形で取り組んでいきたいというふうに考えております。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) よろしくお願いをいたします。

 次に、道の駅について、再度お伺いをいたします。

 管内では立派な道の駅が点在している状況にあります。規模についてはこだわらずに、立ち寄る人が、そういった推移を見ながら勘案して、徐々に拡張することもできると考えられますが、そこら辺の規模的な部分について、再度お伺いいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。町長。

○町長(阿部一男) 私のほうからお答えをさせていただきます。

 今、山下議員おっしゃいましたように、管内にもいろいろ16ですか、そして17番目がまた音更駅にできるのかな、それを入れて16だったか、そんな状況もあるのですけれども、非常に豪華な建物の状況が、道の駅ができたりだとか、いろんな形の道の駅があったりするのですけれども、どちらにしても、その建物が豪華とか、そういうことではなくて、しっかりと町内外の皆さんがここに立ち寄って、集まってくれて、そしてそこで自分の情報の発信だとか、それらをしっかりと受け止めたり、また、地域の地場産のものが買えたりだとか、そんなようなことの目的がかなうように、そういった施設にはしていくつもりでおります。

 これは当然の、道の駅の一番の目的ですけれども、そんなことをしっかりと、先ほども言いましたように、国道が2本交差する交通量の多い清水町でございますので、そういう場所だとか、いろんなことも含めた中で、しっかりと今後議論を、いろんな方から意見を頂きながら、議論を煮詰めた中で、道の駅構想については進めていきたいなと考えているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 規模については、しっかりと検討を重ねながらお願いをいたします。

 また、こういった道の駅というのは、こういった成功に関わっては、住民の方々、また各関係団体、機関の方々の協力なくしては、運営がなかなか難しいと思われます。運営主体については、今御努力されていると思いますが、さらにそれに向けて、どのように努力されるか、そこら辺をお伺いをいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。町長。

○町長(阿部一男) 運営については、前から少し発信、私として考えを申し上げてきたことあると思うのですけれども、できるだけ民間の事業者の方たちも一緒になって、この構想に参加して運営も一緒になってできるような、そんな道の駅を目指していきたいなと思います。

 ただ、道の駅という名前がつくからには、最低自治体としてやらなきゃならないことというのは、当然出てくる場面があると思いますけれども、そういうとことしっかりすみ分けをしながら、今後の構想を練っていきたいなと考えております。

 できるだけたくさんの民間の人に参加していただきながら、運営というのを考えておるところでございます。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 今、町長の考えをお聞きさせていただきました。そういった中で、道の駅について、再度質問させていただきますが、運営主体については、今御努力をされていまして、毎年の運営経費、設置後の経費については、そういった中で考えていかれると思います。

 そういったものを基本として、しっかりと研究を進めていただきたいことと、また、情報発信拠点、そういったものを清水町にふさわしい、清水町のスタイル、そういったものの道の駅を、新たな道の駅としての向けた、慎重に調査、研究を進めていただきたいと思いますが、そういった部分の今のお気持ちを、町長の気持ちをお伺いいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。町長。

○町長(阿部一男) もちろん今、山下議員が言われたのは基本だと思いますので、その部分もしっかりと、先ほど来申しておりますけれども、みんなと打ち合わせをしながら、協議をしながら、今後も進めていきたいなと、そして今の御意見は十分に承った中で進めていきたいなと思いますので、どうぞよろしくお願いをしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 道の駅についても、よろしくお願いをいたします。

 続きまして、体育館建設事業について再度質問をさせていただきます。これについては、町民アンケートも検証されたという御答弁を頂きました。

 そういった中で、規模について再度質問させていただきます。清水町は人口推計でも分かるように、これから人口が減っていく状況にあります。今の体育館も50年前に建設したときの人口とは大きく変わっております。

 そういった中で、安全性を配慮した中で、そういった防災、健康増進、そういったものの機能を付加した中での施設ということで、基本的にそういった人口に見合った、またそういった部分で、どの程度で考えられているのか、具体的な数字は必要ないかと思いますが、今の施設に比較してどの程度かという部分があれば、お示しいただきたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。社会教育課参事。

○社会教育課参事(佐々木亘) 社会教育課の佐々木です。よろしくお願いいたします。

 体育館の建設の規模という御質問でございますけれども、現状といたしましては、どれぐらいの規模というのは、まだ決まっているところはございません。

 ただ、1点、山下議員言われますように、今後人口減少ですとか、そういったところ点も踏まえながら新年度、町民検討会議ですとか、庁内会議等々において、規模等については検討してまいりたいと考えております。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) もう一点質問させていただきたいと思います。

 今回、基本設計を委託する部分の予算が提案されております。そういった中で並行して基本設計やるとすれば、用地選定というか、ある程度の用地のめどが立たなければ、基本設計難しいと思うのですが、用地を選定するめど、あるいは基本設計を進める部分のめどというか、そういった部分は立っているのかどうかお伺いいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。社会教育課参事。

○社会教育課参事(佐々木亘) 建設場所、用地につきましては、現状といたしましては、先ほど教育長の答弁にもありましたとおり、防災関係のほうと協議をさせていただいた中では、浸水想定区域外が望ましいということで、それ以外の部分について今、検討はしているところでございます。

 あと、広さ的な部分に関しましては、体育館本体、それと駐車場等々も含めた中で、広さ的には、1万平方メートルが確保できるぐらいの用地が必要でないかなということで、考えてはおります。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 再度お伺いしますが、この基本設計を委託するにあたって、用地を選定後に行うのか、用地選定前にスタートさせていくのか、その辺をお伺いします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。社会教育課長。

○社会教育課長(藤田哲也) 基本設計業務につきましては、業者の選定については、4月の下旬頃を予定しております。

 御質問の用地の確保関係でございますが、先ほど当課の参事のほうから1万平方メートル程度が、確保が必要という見通しを持ってございます。また、浸水想定区域外という部分でございますと、既存の町有地、もしくは町内の民有地、こういったものについては、内部の中では検討を重ねているところでございます。今、具体的に民有地の部分につきましては、申し上げること差し控えさせていただきますけれども、そういった検討重ねているということでございます。

 相手方が民有地となりますと、そちらとの調整等々の中で、スケジュールが出ておりますので、基本設計は用地が確定しなくても、4月以降進めていく考えでございます。当然完了する前にも、用地は固まってないといけないわけですから、令和3年度の早い段階での用地確定に向けて、庁内議論等を進めていくという考えでございます。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) ただいまの基本設計については、4月スタートを予定しているということで話がありまして、その後、用地確定については、その後並行して進めるような話でした。

 基本設計について、基本的な部分で、用地確定しなくても設計して、それが無駄にならないのか、どうかという心配があるのですが、そこら辺は無駄にならないような基本設計にしていくのかお伺いいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。社会教育課長。

○社会教育課長(藤田哲也) 用地確定と並行して基本設計進めていく場合に、特に外構工事費の概算積算というのが、かなり大きな影響が出てくるので、そういった部分でも早い段階での用地確定というのが必要だということでございますけども、建物本体、これにつきましては、1万平方メートル程度の駐車場(カタ)敷地の中では、余程土地の形状がいびつにならない限り、建物建てていく上での障害という部分については、大きなものはないのかなと考えてはいるところでございますし、そういった支障が出ないように、調整のほう進めてまいりたいと考えておるところでございます。

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○議長(桜井崇裕) ここで休憩します。再開は11時とします。

(午前10時50分)

○議長(桜井崇裕) 休憩前に引き続き会議を開きます。

(午前11時00分)

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 一般質問を続けます。

 4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) 4番、日本共産党、中河つる子です。それでは、新型コロナウイルス感染症の発生を防ぐため立ち向かっている医療、介護施設へ必要な経費の支援を、で質問します。

 昨年、2月に十勝管内で新型コロナウイルスの感染が確認されてから1年がたち、累計で700人にもなりました。その後、3月に入ってからも毎日感染が確認されて、12日現在で124名、累計859人になっています。昨年11月には、十勝でも初の集団感染が確認され、その後当町でも発生しました。発生が多いのは主に老人施設ですが、病院でも出ています。

 これらのニュースを毎日見て、我が町の介護施設、医療機関は感染を出さないためにどれほどの注意を払い、対策を施しているのかを調べてみました。予防対策として、消毒、清掃の徹底では、通常の3倍の時間をかけ、人の触ったところ全ての消毒、拭き取り、そのための人の増員、介護職1人をつけている。職員への私生活についての注意喚起として、施設内に病原菌を持ち込ませないための徹底をし、買い物は15分以内など、また、風邪、熱の症状、接触の疑いがあれば5日から2週間休んでもらう。休んだ人の補充は残った職員で勤務し、超過勤務で補う。連絡はLINEで全職員へ送る。この緊張した勤務が1年も続いているのです。医療・介護施設の職員の方は、地域の医療、介護に責任と使命感を持ち、長期間闘ってきています。

 これらの対策のためには、経費も相当かかっていることでしょう。昨年、6月議会で、コロナ対策として町内の医療・福祉施設へ消毒洗浄に要する費用の一部として補正予算が組まれましたが、今回、国の第3次新型コロナウイルス感染症対策臨時交付金を使い、医療・介護施設を支援するべきではないでしょうか、町長の考えをお伺いします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、中河議員の御質問にお答えをしたいと思います。

 新型コロナウイルス感染症の感染者が確認されてから1年以上が経過しておりますが、この間、医療機関や福祉施設においては、消毒等の感染防止に向けた取組を徹底し、従事者は不要不急の外出を控えるなどの対策を講じて、地域住民への医療・介護の継続的な提供に努められておりますことに、改めて敬意と感謝を申し上げるところでございます。

 こうした医療機関や福祉施設の取組に対して、本年度、国の地方創生臨時交付金を活用した本町独自の施策として、施設等の消毒や洗浄などに要する費用の一部を支援する目的の福祉・医療施設等感染症拡大防止支援金を交付しております。

 現状では、新型コロナウイルス感染症の終息が見込めない中、消毒等の感染防止の取組は今後も継続されることから、令和3年度において福祉・医療施設等感染拡大防止支援金の交付を予定しているところでございます。

 以上でございます。

○議長(桜井崇裕) 4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) 昨年11月30日付で、議会より町長へ要望書を提出しましたが、その中に、保育所、こども園、幼稚園、小中高校における早急な検査実施と役場業務委託先などの職員、医療・福祉職員の早急な検査実施とその負担を要望しています。

 この検査とはPCR等の検査のことですが、定期的に検査をすれば無症状者を早期に発見し、隔離し、それぞれの働く人たちを支援できると思いますが、いかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 保健福祉課長。

○保健福祉課長(佐藤秀美) 今、昨年の議会からの要望書の関係の再質問ですけれども、以前もお答えしていると思いますけれども、役場のクラスターを受けまして、その後、役場庁舎とか、それから保健福祉センター、それから文化センター等に勤務している委託先の従業員につきましても、町が費用を負担して検査を受けていただけました。

 保健センターの部分では、デイサービスセンターが入っておりますので、デイサービスセンターの職員につきましても、町費で検査を受けていただいたというところであります。

○議長(桜井崇裕) 質問を受けます。

 4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) やはりPCR検査っていうのはすごい威力を発揮し、役場のクラスターが出たときも、やはり全員をPCR検査したために、うつっている人と、陽性と陰性を分けたということが、それはすごい大きな力を発揮し、早く鎮められたと思うのです。

 それで、やはり先ほどの答弁、佐藤議員の答弁にもありましたが、PCR検査というのはその場限りだというのはありますが、陽性者を発見するというのではすごい威力を発揮し、症状が出ていない人を発見して隔離するということができるということでは、大きな力を発揮すると思われます。そういうことで、PCR検査というのは有効だと思います。

 それから、PCR検査をするにはたくさんのお金がかかるというのもありますが、今、ソフトバンクなどでは、北海道に事業所を持って2千円ほどの金額でPCR検査をできるというもありますし、そういうものも使いながらPCR検査というものを有効に使い、医療・介護施設を支援するという方法を考えることはできないでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁。

 保健福祉課長。

○保健福祉課長(佐藤秀美) 先ほどの佐藤議員の質問ともちょっとかぶってくるのですけれども、今、ワクチン接種につきましては、発症それから重症化に有効であると言われております。国のほうも、そういったクラスター等も考慮しまして、医療従事者から今ワクチン接種が始まっております。まず第1順位として、医療従事者のまずワクチン接種を行うという国の方針です。

 それに引き続いて65歳以上の高齢者が接種対象になってくるのですけれども、先日の補正予算の質疑の中でもお答えしましたが、65歳以上のくくりの中で、態勢が整えば高齢者施設、介護施設に従事している方も、入所者と一緒に従事者もワクチン接種を受け入れるという特例が設けられておりますので、そういったワクチン接種、やはりなるべく早く受けていただいて、クラスター等の対応に役立てていきたいなというふうに考えております。

 PCR検査よりも、やはりワクチン接種が一番の予防につながるのではないかなと思っておりますので、ワクチン接種のほうを最優先に考えたいなと思っています。

○議長(桜井崇裕) 質問を受けます。

 4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) 先ほどもありましたが、ワクチン接種も4月の末でしたか、から医療関係者が行われるというのもありましたが、ワクチンはコロナ終息に向けた有力な手段ですが、順調に進んでも社会全体で効果が現れるには一定の期間を要します。現状では、無症状感染者を発見し、保護するためにはPCR等の検査を定期的にすることが医療・介護従事者を支援することにつながるのではないかと考えます。再度お伺いします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 保健福祉課長。

○保健福祉課長(佐藤秀美) 先ほどのちょっと答弁もかぶるかと思いますけれども、まず、医療機関それから介護施設のクラスターを防ぐためにという御質問だと思いますけれども、先ほどの答弁と同じように、やっぱり優先順位、医療従事者それから介護施設の従業員というのをなるべく早い段階でワクチン接種を受けていただいて、発症それから発症の予防につなげていければなと思っておりますので、先ほどとまた同じ答弁になってしまいますけれども、ワクチン接種を最優先に考えていきたいなと思っております。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) 長引く新型コロナ感染症で住民も疲弊していますが、病院、介護施設はさらに緊張した時間を過ごしています。何とか支援が届き、元気でこのコロナのワクチンが全体に行き渡るまで、効果が現われるまで乗り切ってほしいというそのための支援が届いて、元気で乗り切ってほしいと思います。

 そういうことで、質問を終わります。

○議長(桜井崇裕) 答弁はよろしいですか。

 次に、10番、奥秋康子議員。

○10番(奥秋康子) 10番、奥秋康子。今回、2項目につきまして、質問をさせていただきます。

 まず、1項目の道の駅整備についてお伺いをします。

 阿部町長は、選挙公約の一つに道の駅の整備が掲げられ、これまで以上に観光に注力をしていくという熱意が感じられるところでございます。

 昨年の9月議会では、同僚議員の道の駅を設置する考えはないかとの質問に、町長は、今後に向けては既存のドライブインやレストランなどの民間施設の活用も含めた物産販売や産直市場など、清水の現状に合った特色のある道の駅の在り方について調査研究を進めていきたいと考えておるという答弁をされておりました。

 道の駅は、制度発足から四半世紀がたち、国土交通省により登録される休憩施設と地域振興施設が一体となった道の駅が、全国に令和2年7月で1,180駅が指定され、そのうち128駅が北海道にあります。

 道の駅も、今では過当競争に突入し、全国的に業績不振に陥る傾向があると聞いております。

 道の駅は、休憩機能や情報発信機能を持つ一方で、販売、飲食など経済機能を持っており、公益事業と収益事業を両立させているところが特徴ではないかと思います。

 今ではコロナ禍が長期化し、さらに市場環境が変化する中で、公益性を発揮しつつ健全経営を目指していくというのは容易ではないと考えます。そういう意味では、現在、道の駅はどう発展すべきか、岐路に立たされている状況ではないかと思われるわけでございます。

 そこで、町長の道の駅構想について、次の点にお伺いをいたします。

 1点目、道の駅ということから、当然、道路利用者の利便性、安全性の提供という公益的な目的がありますが、それ以外にどのような目的を持たせるのか明らかにする必要があります。道の駅整備の目的と、どのような効果を期待できるのか伺います。

 2つ目で、道の駅を整備するに当たり、清水町独自で実施するのか、また、道路管理者と共同整備を実施するのか、整備手法について伺います。

 3つ目、道の駅の目的は、収益を上げることではないと思いますが、採算性も無視できないと思います。準備段階で清水町の立ち位置を確認し、可能性を探るため、時間をかけ慎重に調査をしていただきたいと考えます。町長の所信をお伺いいたします。

 次に、2項目、投票時間の見直しについてお伺いをいたします。

 投票時間の見直しをした平成22年の参議院選挙から、町内9か所の投票所の閉鎖時刻を2時間繰り上げて午後6時とし、上羽帯少年自然の家の閉鎖時刻は、地域の戸数が少ないので午後4時までとしております。当時は、既に期日前投票制度の創設で投票機会が拡大されていたためであるが、市街地の投票所、4か所におきましては見直しをしませんでした。法定時刻の午後8時まででございます。

 14か所の投票所のうち10か所の閉鎖時刻を繰り上げても、全ての投票箱が集結しなければ開票作業に取りかかることができません。開票時刻が投票時間の見直し以前と同じ9時では、開票確定時刻が深夜になることもあります。有権者の結果を早く知りたいという心情に、住民サービスの面から見ても応えられていないと考えます。

 期日前投票制度の利用が定着をしており、投票日当日に投票する人は減少していると考えられます。投票所の閉鎖時刻を午後6時に繰り上げても投票率に支障はないのではないかと考えますが、次の点について伺います。

 1つ目は、平成15年に期日前投票制度が創設され、利用が定着してきていると思いますが、全投票者数のうち何割が期日前投票を利用しておりますか。また、投票日当日の割合についてもお伺いをします。

 2つ目、投票日当日の午後6時から午後8時までの投票者数、4か所の合計はどのくらいですか。

 3つ目、開票に当たる職員が深夜まで勤務して、次の日も出勤となると非常に負担が大きいのではないかと思います。投票時間短縮のメリットとして、経費節減や立会人の負担軽減、住民サービスの観点から、早く結果を知りたいと思う有権者の心情に応えることができる。市街地4か所の投票所の閉鎖時刻を午後6時とし、開票時刻を午後7時にすることはできないでしょうか。選挙管理委員会の所見をお伺いいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、私のほうから奥秋議員の質問にお答えしたいと思います。

 まず、大項目1の道の駅の整備についての答えでございます。小項目3つありますけれども、順次まとめて答弁をしたいと思います。

 小項目1の道の駅の公益的以外の目的についてでありますけれども、道の駅は道路利用者への安全で快適な道路交通環境の提供のほかに、地域振興に寄与することを目的としております。

 地域振興としての道の駅は、魅力のある地元の特産品の販売や観光情報案内を担う情報発信拠点の施設として役割が大きく、観光客の入り込み数の増加や経済の波及効果が期待されるところであります。

 小項目2の整備手法ですが、道の駅の整備の方法については、道路管理者である国と市町村等で整備を行う一体型と、市町村等が単独で行う単独型があります。

 十勝管内の道の駅は現在16か所あり、一体型が6か所、単独型が10か所となっている状況でございます。

 駐車場、トイレ、情報提供施設、休憩施設の整備は道路管理者または市町村等のどちらかが、観光・物産施設などの地域振興施設は市町村等が整備をすることになっております。

 いずれにしましても、整備手法については、今後、整備の構想を進めていく段階で協議を行っていきます。

 小項目3についてでありますが、道の駅の管理運営については、道内の道の駅でも赤字のところが多く見られることから、設置に当たっては道路交通量や観光客の入り込み数など、経済効果の分析を行い、採算性も十分に検討した中で慎重に進めてまいりたいと思っているところでございます。

 以上であります。

○議長(桜井崇裕) 次の答弁を求めます。

 選挙管理委員長。

○選挙管理委員会委員長(山本修一) 投票時間の見直しについてお答えいたします。

 1点目、期日前の投票の割合ですが、令和元年7月の参議院議員選挙については、全投票者数の31%が期日前投票で、投票日当日の投票する方は69%となっております。

 2点目、投票日当日の午後6時から8時までの投票者数については260人、全投票者数の約5%となっております。

 3点目、市街地4か所の投票所の閉鎖時刻を午後6時とすることについてですが、投票時間短縮のメリットとしては、経費の節減や立会人の負担軽減のほか、開票開始時刻を早めることにより、開票結果を早く知らせることができます。

 しかし、選挙管理委員会としては、投票率向上のため、投票機会の確保にも努めなければならないことや、投票時間の繰上げは、公職選挙法により特別な事情がある場合に限るとされていることもあり、投票時間の見直しについては十分に協議し、検討してまいりたいと考えております。

 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(桜井崇裕) 質問を受けます。

 10番、奥秋康子議員。

○10番(奥秋康子) それでは、まず道の駅から再質問をさせていただきます。

 この小項目の1でありますけども、目的は地域振興として魅力のある地元の特産品や販売品をここで売ることによって、観光客の入り込み数とかその増加が期待されて、経済の波及効果が期待されるということでございます。

 では、地域振興を目的としておりますが、道の駅を造ることによって、既存の商店に影響が、与えることはないのかあるのか。あるとすれば、どのような影響がありますか、お伺いをします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 商工観光課長。

○商工観光課長(高橋英二) 小項目1の公益的以外の目的についてですが、清水町については、やはり情報発信拠点というか、清水に来て、ここに来たら清水町の特産品とか物とか、そういうのが全て買えるとか、あるいは観光の情報がそこに来れば分かるという目的地になって、集まる場所というか、そういうところが今の状況ではないのが現状だと思います。

 今、御質問のあったように、ほかの商店に与える影響なのですが、逆に、ここに来れば清水町の例えば飲食店でこういうものがあるよとか、こういうお店があるよとか、そういう分の情報を把握できるということで、そこで通過型で清水町に寄らないで違うところに行ってしまうというよりも、寄るポイントがあれば、そこからいろんな部分でまたここに寄ってみようとか、こういう店に行ってみようとか、こういうものを食べてみようとか、こういう体験観光を行ってみようとかっていう、そういう部分のメリットが広がると思いますので、その部分のほうが大きいかなというふうに考えています。

○議長(桜井崇裕) 10番、奥秋康子議員。

○10番(奥秋康子) 地元特産品の、ここで販売目的じゃなくて、いろいろと情報発信をしたいということでございますが、清水町には、今現在どのような特産品というものが考えられますか。どのような特産品が考えられるか、お伺いします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 商工観光課長。

○商工観光課長(高橋英二) 具体的なこれこれっていうようなことはあるとは思うのですが、やはり清水町は農畜産品ですか、農業生産、畜産の生産が高いということで、やっぱり農畜産品を中心とした産品がいろいろあると思います。

 ただ、先ほどにもお話ししましたけど、なかなかそれが浸透しないというか、清水の特産品だというのが浸透しないという部分がありますので、数多くの特産品はいろいろ持っていると思いますので、それを集約して販売するような拠点の場所が必要だというふうに考えております。

○議長(桜井崇裕) 10番、奥秋康子議員。

○10番(奥秋康子) これ、構想を練る段階で、やはり総体的な計画というものが出てこなければ、なかなか町民へとか関係団体というものが、巻き込むこともできないと思うのです。構想段階の前に、やはり具体的にこういうことをやりたい。本当にこれが道の駅なのか、販売目的なのかっていうことも、きちっと仕分けしたほうがいいのかなと思いますけれども、どのくらいの規模でやりたいのかなということも、今の段階でありますか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 商工観光課長。

○商工観光課長(高橋英二) 現状では、道の駅を整備する方向で考えていきたいという町長の答弁でもありますように、今の段階で場所がここにやるとかっていうのを決まっているわけではありません。それで、その部分も含めまして、全体的な中でいろいろ検討していって、もちろん今お話ししたように清水の特産品をPRして、お客さんに来てもらうということが重要なことですから、その辺も含めながら慎重に検討していきたいということで考えております。

○議長(桜井崇裕) 10番、奥秋康子議員。

○10番(奥秋康子) 今の段階では、まるっきり白紙状態なのですけれども、やはり清水町の強みというと、もう何回もお話しされますけど、高速道路があって国道が2本あると、ただの通過点にはしたくないという、そういう思いもありますけれども、あと十数分ほど走ったら、今、音更に大きな道の駅が間もなくオープンをされようとしておりますが、何か気になる存在ですけれど、これらについてはどのように受け止めていらっしゃいますか。

○議長(桜井崇裕) 商工観光課長。

○商工観光課長(高橋英二) 道の駅は、各町村にですか、ほぼ各町村にあるような形が多い、管内にも16あって、やはり道の駅を運営していくに当たって、清水町なら清水町の特色を出した道の駅でないとだめだというふうに考えております。

 だから、清水町だからこういうものがあるから清水町に来るというようなことが重要だと思いますので、ほかの町がどんな道の駅があるというよりも、うちの町としてどういうような道の駅、魅力のある道の駅にするにはどうしたらいいかということを考えながらお客さんを呼んでくる、清水町らしさっていうのですか、清水町の魅力を発信していくというような特色のあるものにしなければだめだというようなことで考えております。

○議長(桜井崇裕) 10番、奥秋康子議員。

○10番(奥秋康子) 本当、そういうことで魅力のあるものをどんどん発信してもらえれば、本当にいいことだと思います。

 しかし、採算性もやはり、これは無視できないのかなとも思います。町民は、道内に128の道の駅があります。こんなに道の駅が今非常にはやっております。あったらにぎやかになる、清水にも欲しいねっていう、このような声はもう非常に以前からあったわけでございますが、もちろん道の駅というものは、目的っていうのは利益の追求ではございません。

 そういう中で、先ほど御答弁にもありました地域の経済の波及効果が期待されるという重要な役割を持つということであれば、やはり利益を出す形にしなければならない、私は思います。

 そういう結果にならなければ、一体道の駅の目的は何だったのだろうなっていうことになってしまいますけど、そこら辺はどうお考えになっていらっしゃいますか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 商工観光課長。

○商工観光課長(高橋英二) 今、議員のおっしゃったとおり、道の駅を開設して利益を得るということは非常に重要なことでありますが、今答弁でもお答えしたように、現状ではなかなか全体の道の駅の中で黒字になっているところは少ないというのが現状であります。目指すところはやはり利益を追求するっていうことですが、赤字にならないようにいろいろな部分で設置に対しても慎重な部分で進めていかなければならないというふうに考えております。

 答弁でもお話ししたとおり、清水は交通の要衝で、国道38号線、274号線、そして高速のインターから近いという利点もあります。どのくらい高速のインター、あるいは274号線、38号線から交通量がどのぐらいあるのか。あるいは、観光の入り込み客がどのくらいあって、どのくらいの経済効果があるというような、設置に当たってはきちっとした分析を行って、それにうちの道の駅としての、どのような道の駅を置いたらいいかを含めて、採算性も考えた上で慎重に対応しなければだめだというような考えであります。

○議長(桜井崇裕) 10番、奥秋康子議員。

○10番(奥秋康子) そのとおりだと思います。まず、公金で施設を造って、施設の管理費に毎年必要経費として公金を投じていくということは、なかなかこれはうまくないのかなと思います。清水町が道の駅の整備をつくりたい、この事業は、言うならば一大プロジェクトと言ってもいいのではないかなと、私は決して言い過ぎではないと思います。

 やはりこれを実現するために、計画、そして策定前の準備段階でのこのプロジェクトに、しっかり知識のある人、そして民間の意欲のある人、そして、物販や観光の専門家というものが関わるべきではないかと思いますが、今後、その予定があるのかないのかお伺いをします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 今、具体的な質問は専門家に伺うとかっていうようなお話ですけど、もちろんそんなことも視野には入ってはおりますけれども、ただ、先ほどからいろいろ問題にもなっている損益の、いわゆる利益っていう部分についてですけども、やはりそんなことも、損益分岐点っていうのですか、しっかりと把握しながらということもあると思いますけれども、ただ単純にうちが持ち出した分の赤字だとかそういうことでなくて、行政がいろいろとやっていく中に、やはり地域全体の経済効果がどうなったのか、それと道の駅の運営の損益の分岐のところでどういうふうな影響が出てくるのかだとか、やはりそういうことが最終的に大事になってくるのではないかなと思いますので、そんなことも含めていろいろとこれから皆さんと煮詰めていく中で、そんなことも含めた中でしっかりと慎重に協議をしながら進めていきたいなというふうに考えております。

 ただ私、本当の1期目の当初の頃は、むしろ道の駅までは考えていないよって、いろんな答えをしてきた経過があったのですけれど、昨年の、あるいは一昨年の暮れ辺りからは、少し前向きな発言をしてきた経過はあるんですけども、以外と皆さんが道の駅に対する思い、町民の皆さんが思っている思いが強いのだということも含めていくと、悪い今までの事例もいっぱい128あるうちの赤字だという話もいっぱい聞きますけど、そんなこともしっかりと勉強した中で、うまい、清水町独自の、独自というか、特色を生かした道の駅づくりに進んでいけるのではないかなと、そんな判断もしているところでありますし、ちょっと経過を見守っていただければなと、そんなふうな思いを持っているところであります。

○議長(桜井崇裕) 10番、奥秋康子議員。

○10番(奥秋康子) 今、町長から心強い答弁を頂いたところですけれども、私、決して道の駅を反対するものではないわけです。過去に我が町だけ温泉がないと、温泉が欲しい、その町民の要望だとしてできた温泉は、わずか12年ほどでやむなく閉鎖をしてしまいました。当初13億円もの多大な公金を投資し、毎年4,000万円前後の血税を一種の弥縫策のために持ち出し続けてきたわけでございます。

 当時、その温泉についていろいろ一般質問をして、答弁を頂きました。町民の強い要望もあるので、毎年3,000万くらいの赤字なら、町でもやっていけると思った、当初の計画が甘かったと答弁をされました。また、造るときは簡単にできる、廃止、売却は非常に難しいともおっしゃっておりました。しかし、売却はされたものの、閉鎖されたままのあの建物は、あの小高い丘で再び明かりがつくことが、奇跡を信じて今なお風雪にさらされております。

 これは、たった僅か13年前ほどの非常に苦い教訓を、その経験をしました。これは、みんなで再びこのことがないようにと、教訓にしていかなければならないと、心にみんな秘めたというのか、同じ思いだったと思いますので、ぜひ、こんなことがないように、今、阿部町長の決意でありますので、ぜひ、拙速を避けてしっかりと調査をして、町民の利益となるための、町民のメリットのために道の駅を整備していただきたいと思います。

 これについて、町長、何かあればお願いします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 今、たまたま温泉のことを、フロイデ温泉のことを引き合いに出されたですけれども、ちょうどやめるっていったときに、私がちょうど担当していた部署でございます。私の管轄する部署で担当していた経過がございます。当時、産業振興課っていったと思うのですけれども、そんな中で、十分そのときの、始めるときは、私、まだ役場に本当に入ったばっかりで、平成7年からでしたので、全然関係ないところにいたのですけれども、そんな反省も十分して、そのときの悔しさは今も忘れないで持っております。そんなことも含めて、しっかりとそんなことにならないように、この道の駅構想については、先ほども言ったように、地域への経済効果がどれだけあるのかなと、それからいくと温泉とのまたちょっと大分違うところが出てくるのじゃないかなというふうなこともありますので、そんなことにならないように慎重に、しかし、それなりに要望も強いところがございますので、しっかりと前に計画を進めていければなと、そんな思いを持っているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 次の質問を受けます。

 10番、奥秋康子議員。

○10番(奥秋康子) すいません、それぞれ今、選挙管理委員会から御答弁を頂きました。

 なかなか検討してくださるとは思いますけれども、非常にこれは投票率を上げるために8時までやってきたのかなと思いますが、清水町だけが特別の理由がなければできないということでございます。

 それも、特別の理由がなくても、国のほうは4時間以内なら清水町の、その町の事情によって短縮もできるし、朝も遅くもできますよということでございますので、清水町はなぜできないのでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 清水町ができないかというわけではなくて、選挙管理委員会としましては、当然、選挙の方が一人でも多く選挙していただけるということで、その選挙機会の確保ということで、有権者の多い市街地については午後8時まで、そして、有権者の若干少ない農村部については午後6時まで、そして、一部、1か所については4時までということでさせていただいているところでございます。

 特別の事情といいますと、有権者が少なくて短縮してもそんなに影響がないということ等が考えられる場合については、短縮することもできるということでありますけれども、清水町においては今まで市街地の有権者の多いところについては、やはり投票機会の確保という観点で午後8時までということでさせていただいているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 10番、奥秋康子議員。

○10番(奥秋康子) 市街地4か所で全投票数の5%、260人ということは決して少なくない数でございます。しかし、この人たちには、何らかの手法、方法で周知をして、個人的にはできませんけれども、町民の皆様に期日前投票というものが非常に定着をしておりますけれども、その人たちにも周知をする必要があると思うのですけど、そういう周知はあまり、どのような周知をされておりますか、期日前投票の周知の方法。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 投票時間の周知につきましては、まず、選挙広報等で投票時間の周知をしておりますし、町のホームページにも掲載してございます。それと、入場券の発送の際にも、入場券のほうにそれぞれの投票所の投票時間について記載をさせていただいているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 10番、奥秋康子議員。

○10番(奥秋康子) そうですね、非常に期日前投票って、非常にメリットがあると思うのです。自由なときに行けるし、当日の投票と同じように、投票箱にも入れて、選挙、投票ができるというのもありますけれども、それらについてももう少し町民の皆様に分かりやすくアピールする必要があるのではないかなと思いますけれども、それは考えていませんか。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 期日前投票につきましても、もう制度が入ってからかなりたっておりまして、町民の方にも浸透してきているという状況もありまして、先ほど委員長からも答弁ありましたとおり、全投票者の約3割の方が期日前投票を利用されているという状況もありますので、期日前投票という制度自体はかなり町民の方に浸透してきているのか

○議長(桜井崇裕) 10番、奥秋康子議員。

○10番(奥秋康子) 法定時間の8時まで待つのも仕事ですけれども、やはりもう少し具体的に、何ていうのかな、期日前投票っていうものが気楽にできるということは、もっと私はアピールするべきだと思います。今後、そのようにして検討していただけないでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 期日前投票につきましては、今後も継続して周知をしていきたいというふうに考えてございます。

 それと、参考までなのですけれども、管内の町村におきましても、投票時間の繰上げをしているところが19市町村ありまして、清水町を含めた5市町が市街地については午後8時までを実施しているところでございます。残りの14町村が、全ての投票時間を短縮している状況がございまして、市街地について1時間短縮しているところが9町で、2時間短縮しているのは5町村という状況もございますので、やはり有権者の多い市町村においては、やはり投票時間を8時まで確保している状況で、やはり有権者の少ない町村については時間を短縮しているという状況もございますので、そういったことも含めて検討してまいりたいと考えてございますし、開票時間の開始なのですけれども、一応、国政選挙、それから都道府県の選挙におきましては、8時までが投票時間となっておりますので、早めても国政選挙、都道府県の選挙については8時以降でないと開票が開始できないという状況もございますので、そういった点も含めて検討させていただきたいというふうに思っております。

○議長(桜井崇裕) よろしいですか。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 ここで休憩します。再開は、午後1時とします。

(午前11時52分)

○議長(桜井崇裕) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

(午後1時00分)

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 一般質問を続けます。

 1番、深沼達生議員。

○1番(深沼達生) 1番、深沼達生です。よろしくお願いいたします。

 まず、公園の現状と今後について、御質問したいと思います。

 本町には清水公園や清水中央公園などの都市公園が14か所あり、そのほかの公園が7か所ある。遊具の経年劣化による老朽化が進み、公園の遊具が徐々に減っているのが現状である。その中で、公園に行っても幼児用の遊具がなくて、子供を遊ばせられない、また、本町には大型の遊具やアスレチック的な遊ぶ場所がないので、他町村に遊びに行っているという声を聞く。

 そこで、次の項目について伺う。

 小項目1、利用の少ない小規模公園については、劣化の著しい遊具を順次撤去することとし、緑地化を進めるとあるが、新しい遊具や幼児の遊具など設置する考えはあるのか伺う。

 2、道東の玄関口でもある清水公園に子供たちがのびのびと遊べる大型遊具やアスレチック的な公園を作る考えはあるのか伺う。

 3、今年度の計画で清水中央公園と御影公園の遊具を改修、更新するとあるが、複合的なものを考えているのかを伺う。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、深沼議員の質問にお答えしたいと思います。

 小項目1、2、3、続けて答弁したいと思います。よろしくお願いいたします。

 小項目1点目の小規模公園についてでありますが、本町には敷地面積が1ヘクタール未満である小規模公園が、都市公園として清水市街地に11か所、その他の公園として清水市街地に2か所、御影市街地に3か所が点在しております。その公園の遊具については、毎年定期点検を行い、危険な遊具については、一部撤去してきたところであります。今後においては、遊具の状態に応じた修繕や周辺の居住者の状況に応じた更新を図るとともに、利用者の少ない公園については緑地化することも含めてそれぞれの公園にあった利用環境を整えてまいりたいと思います。

 小項目2点目の清水公園の整備についてでありますが、公園を町民の憩いの場とするとともに、町民の町外の方も目的地として訪れるパークゴルフ場やキャンプ場など、体験型観光の場となるよう、体育館跡地を含めた公園整備計画の検討を進めており、その中で遊具の設置、充実など、長期的な視点で、できるところから整備してまいりたいと思っております。

 小項目の3点目であります。市街地の中央に位置する清水中央公園と御影公園については、町民の憩いの場として広い緑地もあり、集まりやすい場所であることから幼児用の複合遊具等を令和3年度に整備し、より楽しんでもらえる公園としていく考えであります。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 質問を受けます。

 1番、深沼達生議員。

○1番(深沼達生) まず初めに、小項目の1番なのですけど、実際小規模の公園自体、遊具の経年劣化により撤去をされている公園がだんだんとやはり目立ってきている状況の中で、このままずっと撤去ばっかりしていけば、公園自体なくなるのではないかという声も聞くのですが、その点どう考えているのかお聞きします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 小規模公園に関しましては、町長のほうからお話しあったような形で、それぞれ御影市街、清水市街、点在してあるような公園になっております。その中で、遊具の状況におきましては、経年劣化はしてきているような形でありまして、その中でも修繕、ある程度できるものに関しましては修繕をしていこうかなということで考えているところでございます。

 あと、遊具の更新のほうなのですけど、更新に関しましては今後においても人口減少等々という問題もあります。その人口減少の問題の中で、それぞれの公園の近くの居住者の年齢構成、これがいろいろ変わってくるような状況になると思いますので、その辺をある程度見据えながら更新のほうは考えていきたいということで考えておりまして、全体的に緑地化、全部を緑地化するということで考えているところは今のところはございません。

 以上でございます。

○議長(桜井崇裕) 1番、深沼達生議員。

○1番(深沼達生) 今、実際答弁にあったように、かなり劣化してかなり古い状態の公園も実際あります。その中で、やはり安全性も考えれば撤去しかならないというのは分かります。その中で、やはりその町内会によっては小さいお子さんなどを持っている家族とかそうでない町内会も実際あると思うのですよね。実際公園自体を見ると、使っていない公園は見ただけで何か分かるような感じの公園も実際ありました。その中で、やはり、ただ、小さいお子さんとか小学生を持つ親にとってみれば、散歩がてら公園に寄って、ちょっと子供たちを遊ばせたりするっていうのもあると思うので。今回、清水中央公園など御影公園、今回予算づけで作ることになっていますが、ちょっとやはりこういう中心の町から離れたところに住んでいる町内会の人だとなかなか散歩がてらというよりも、車で来てとかってなると思うので。

 あとは、その町内会でどう思っているのか、公園自体を。そういった声を聞きながら、整備していってほしいと思うのですがいかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) それぞれ点在しておりまして、年齢構成等々いろいろ変わってくるような形になりますのと、あと、今後においても、ずっとその年齢構成の変化というのはその公園の周辺ですか、いろいろ変わってくるような形になりまして、なかなかこの分がどういうふうに強化というか更新するかというものに関しては、難しいような状況が出る場合もあると思います。その中で、町内会のほうも、聞き取りするかしないかは別にしまして、私たちも公園管理の中で利用状況等々、それもちょっと踏まえてきているところもあります。それも鑑みした中で、公園の整備ということを考えていきたいという形で考えております。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 1番、深沼達生議員。

○1番(深沼達生) 分かりました。よろしくお願いいたします。

 続いて、小項目2番目ですか。この清水公園を整備することによって、町外、また管外からの人を呼び込んだりもできるのではないかと思います。そしてまた、それによって昼食時でありますと、清水の飲食店なり立ち寄っていただいて昼食をとっていただいたりするようなふうにもなると思うのですが、実際、やはりなかなか今の清水町にはそういった場所が、アスレチック的なものとか大型公園などがやはりない部分もあり、町外に遊びに行ったりしているのが、現状だと思います。

 実際、私もどのようなものか分からないので、昨年孫たちを連れていって、実際に遊ばせてみました。そしたら、のびのびと。暑い日でしたけど、熱中症になってもそれを忘れるぐらい本当に楽しく遊んでいた姿を思い出します。そういったこともありまして、やはりお金がかかることなので、今すぐどうのこうのとならないと思います。ただ、将来的な部分の中で、やはり今の274号線、国道がある中で、いろんな車が通る場所でもありますので、将来を見据えた形での公園づくりを目指していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 商工観光課長。

○商工観光課長(高橋英二) 清水公園というのは、確かに274号線、国道から入ってきて、町民の憩いの場以外には町外からも今でもたくさん来ているという状況です。公園整備については、全体的な整備計画の検討もありますけど、やはりそこに来て滞在して遊んでもらうという滞在型ということも考えた場合に、やはりそういう遊具も含めた部分も検討した整備計画を立てていかなければならないなというふうには考えております。

○議長(桜井崇裕) 1番、深沼達生議員。

○1番(深沼達生) どうかよろしくお願いします。そして、今、冬キャンプなんていうのも流行ったりして、たまに通ると、高速を通って、真っ白い中、冬キャンプなんてしているのを見たこともありますので、いろいろ考えながら検討していただきたいと思います。

 続きまして、小項目3ですが、今回清水中央公園と御影公園に幼児用の複合施設等を作る計画で予算も上がっています。清水中央公園であれば噴水などもあって、今まで幼児というか1歳2歳ぐらいのお子さんたちが噴水のところで水遊びしている姿も見受けられたのですが、実際あそこの遊具で小さい子が遊べるような遊具がなかったということで。なんですが、今回そういう幼児用の遊具も作られるということで、これは全部今までの遊具を撤去して、新しいものを作るということでよろしいですか。それとも既存のある中で、追加で作るのか。ちょっとお答え願います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) まず、清水中央公園のほうなのですけど、遊具自体がそんなに数はない。現状ではないような状況でございます。それで、全体的に遊具の更新というか、改修という形の中で考えておりまして、ある程度撤去して、複合遊具も含めた中で、公園遊具等の整備ということで考えているところです。

 御影公園に関しましては、御影公園の噴水側のほうに置く計画を持っております。そうなると、既存のところからちょっと離れてきますので、噴水の水遊びと、あとは複合的な遊具という形の中で整備のほうを周辺の環境のほうを整えていきたいということで考えております。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 1番、深沼達生議員。

○1番(深沼達生) 清水中央公園なり御影公園、これはやはり町民にとって中心地にありますので、大人たちの憩いの場所でもありますし、子供たちが楽しく遊べる部分でもありますので、どうかそういったのびのびと子供たちが遊べるような施設等を作っていただければと思います。

 これで終わります。

○議長(桜井崇裕) 答弁はよろしいですか。

○1番(深沼達生) いや。

○議長(桜井崇裕) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 清水中央公園と御影公園、それぞれ文化センター、あとは御影の公民館という形の中で、結構人が集まるようなところに位置しているような形がございます。そして、今後のその2つの公園のあり方というか、作り方としましては、やはり異世代というか、年齢層、各年齢層の方が多く来られる公園という形の中で、その辺を配慮した中で、今の景観も生かした中で整備のほうを進めていきたいと思います。

 以上でございます。

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○議長(桜井崇裕) お諮りします。

 本日の会議はこの程度に留め、散会したいと思います。

 これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) 異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって散会することに決定しました。

 明日は午前10時に会議を開きます。

 本日はこれで散会します。

(午後1時18分)

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317