令和3年度予算審査特別委員会(3月18日_農林業費)

○委員長(口田邦男) これより第6款農林業費、135ページから155ページまでの審査を行います。

 担当課長に申し上げます。予算の中で特に説明を要する点があれば、説明願います。

 農業委員会局長。

○農業委員会事務局長(渡邊義春) 農業委員会に係ります歳出予算につきまして御説明申し上げます。

 135ページから136ページの1目農業委員会費及び151ページから152ページの8目農地移動適正化あっせん事業費となっております。

 まず、135ページを御覧いただきたいと思います。

 1目の農業委員会費につきましては、昨年度と比較しまして3,334千円の減となっております。減額の主なものといたしましては、職員の人件費で3,261千円の減、8節の旅費、費用弁償が、昨年度は委員の改選年でしたので、その研修関係の減による23千円の減、11節需用費の消耗品が委員改選関係の減などにより40千円の減などとなっております。

 続きまして、151ページの下段を御覧いただきたいと思います。

 8目の農地移動適正化あっせん事業費につきましては、昨年度と比較しまして244千円の減となっております。減額の主なものといたしましては、ここ数年のあっせん件数から1節の報酬で220千円の減、8節の旅費、費用弁償で20千円の減などとなっております。

 簡単でございますが、以上、農業委員会に係ります歳出予算の説明とさせていただきます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。

○委員長(口田邦男) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 6款農林業費のうち農林課が所管する予算の中で、特に説明を要する事項について御説明申し上げます。

 農林業費の総額は185,938千円で、昨年度と比較して282,560千円の減額でございます。主な減額の要因としましては、御影地区の国営事業市町村負担金繰上償還が令和2年で終了したことによるものでございます。

 まず最初に農業振興費、138ページ中段、18節負担金、補助金及び交付金、32番畑作総合振興事業補助金16,333千円は、農協を通しての間接補助であります。

 そのうち新規事業といたしまして、土壌病害虫対策事業3,517千円を計上しております。

 コントラクターや機械共同利用による土壌への病害虫拡散を防止するため、緑肥による防除を行う生産者に対し、町と農協で4分の1ずつを負担し、品質及び生産性の向上を図り、収益低下リスクを軽減させるものでございます。

 次に畜産業費、140ページを御覧ください。

 140ページ上段、2節給料、40番2号職員給料、これにつきましては、次年度地域おこし協力隊2名分となってございます。

 畜産専門員として現在不足しています酪農ヘルパー業務に当たっていただき、そこでしっかりと経験を積んで、新規就農あるいは十勝清水酪農ヘルパー、有限責任事業組合の継続雇用など、希望に沿った活動への支援を行い、最終的には本町に定住し、これからの畜産振興を担う人材となっていただくことを目的としております。

 次に牧場費、143ページ中段、2節給料、40番2号職員給料につきましては、そのうち1名につきましては牧場支援員として地域おこし協力隊の採用を考えております。

 本町におきましては、農業実習をする場所がないこと、また来年度より、町営牧場において今後の労働力不足を解消していくため、ICT技術を活用した放牧牛の管理システム実証事業を行う予定となっており、その業務に関しても携わっていただこうと思っております。

 定住に向けましては、活動期間において可能な限り資格などを取得するなどして、新規就農あるいは町営牧場での継続任用など、希望に沿った支援を行いたいと考えております。

 146ページ下段の18節負担金、補助及び交付金、10番道営農業農村整備事業負担金につきましては、来年度が3年目となります。来年度事業としましては、装置整備に加え、育成舎と堆肥舎の整備を予定しているところでございます。

 次に土地改良事業費、148ページ下段、18節負担金、補助及び交付金につきましては、ここ数年の異常気象等に負けない農業基盤の整備を、引き続き次年度においても清水町全域で実施してまいります。

 最後になりますが、ページが飛びまして森林整備事業費、155ページの下段、18節負担金、補助及び交付金、33番森林環境整備推進事業補助金につきましては、森林環境譲与税を活用し、町内民有林の整備に対して、その経費の一部を補助し、造林事業の推進を図り、森林環境の充実を図ることを目的とするものでございます。

 以上、農林課所管の主な予算説明でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。

○委員長(口田邦男) 水道課長。

○水道課長(小林 進) 農林業費のうち、水道課が所管する主な予算の概要について御説明させていただきます。

 予算書149ページ中段から151ページ、7目農業用水管理費になります。35,610千円で、前年対比7,180千円の増額になります。

 農業用水管理費は、十勝川左岸地区、御影地区、美蔓地区の農業用水施設の維持管理費になっておりますけれども、主な増額の要員につきましては、149ページ、事務事業十勝川左岸地区の14節12番十勝川左岸地区畑地かんがい用水布設替工事1,650千円は、道営事業道路改良2路線に伴う農業用水管の移設工事になります。

 次に、151ページ上段、事務事業の御影地区の14節11番メーター交換等工事になります。2,473千円、17節10番メーター購入費2,602千円は畑総事業の御影地区におきまして、一括設置したメーター交換が検満により取替えが必要なため、増額となっております。

 以上、農林業費のうち水道課が所管する主な予算の御説明とさせていただきます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。

○委員長(口田邦男) これから、順次質疑に入ります。

 第6款1項1目農業委員会費、135ページ、136ページの審査を行います。質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。質疑を終わります。

 次に、第6款1項2目農業総務費、136ページ、137ページの審査を行います。質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。質疑を終わります。

 次に、第6款1項3目農業振興費、137ページから139ページの審査を行います。質疑ありませんか。

 深沼委員。

○委員(深沼達生) 2点ほど質問させていただきます。

 農村浄化槽設置推進事業9,100千円でありますが、これ、何か年々増えていっていると思います。昨年と比べると2,000千円程度増えているのかなと思いながら、今年度の、多分、全部が住宅なのか、それとも牛舎や事務所のものも入っているのか、全体で件数は今年度何件予定しているのか、よろしくお願いします。

○委員長(口田邦男) 農林課長補佐。

○農林課長補佐(葛西哲義) 来年度の予定数なのですけれど、5人槽で6基、7人槽で5基、10人槽で2基、合わせて13基の分の予算を計上しております。

 また、その農家の方の実際に住んでいる家以外という形ですけれども、今年度におきましても、職員の寮といいますか職員用の居住者用の住居、これらについても実際に補助しております。

 以上です。

○委員長(口田邦男) 深沼委員。

○委員(深沼達生) 分かりました。

 あと、もう一点なのですけれども、先ほど説明があった畑作総合振興事業補助金、その中で畑作土壌病害虫の対策として3,500千円程度予算を取られています。

 これ、実際、シストセンチュウ、センチュウの薬剤とかえん麦等の助成となっていまして、実際、この間、農協も予算案を出していました。それで、これ、以前は結構皆さん、緑肥等をまいていたのですが、ここ近年、やはり成果が、やはり見られないというか、経費ばっかりかかるとかで、やはりなかなか緑肥もまく人がだんだん減ってきていたのが現状です。

 そこで、こういった予算組みをしていただくことによって、より一層緑肥とかまいて、そういう害虫駆除にもなるかと思いますので、継続した形での予算組みをしていただきたいと思います。

○委員長(口田邦男) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 今、深沼委員のほうからお話のありました部分につきましては、農協さんと相談しながら、今回、予算計上させていただいたものであります。

 取りあえず、今年度、来年度限りということではなく、輪作、4年輪作ということで4年間は取りあえず続けていこうという話し合いにはなっているところでございます。

○委員長(口田邦男) ほか、質疑ございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。質疑を終わります。

 次に、第6款1項4目畜産業費、140ページから142ページの審査を行います。質疑はありませんか。

 川上委員。

○委員(川上 均) コロナの影響により、前回も、ちょっと一回お聞きしたのですけれども、外国人労働者の今年度の状況と、実際に不足しているのかどうなのかということを把握しているかどうか、お伺いしたいと思います。

○委員長(口田邦男) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) コロナの関係で、当初、入国が制限されているという部分では、こちらからも戻ることができないという部分で、ちょんちょんと言いましょうか、農業者の方にとっては、特段、支障はなかったということを聞いております。

 海外からそういう目的を持った方が入れるようになったという部分では、日本に来て2週間滞在、その滞在費用につきましても助成が出るという形の中で、2週間滞在した後にこちらに入ってきているという部分では、現状では農家さんのほうからは困ったという話は聞いてはございません。

○委員長(口田邦男) 川上委員。

○委員(川上 均) 現状そういうことということなのでしょうけれども、ただ、長い目で見たときに、これ、果たして今後、外国人労働者の方が、実際に入ってくるのかどうかということも、コロナも、やはり気になるところだと思うのです。

 特に話題になっています技能実習生が実際には低賃金で働かされて、脱走して問題になっているということもよく聞きます。

 そういった意味では、やはり外国人労働者に頼らないで、国内の、やはり労働者、失業、まだ状況が高いわけですから、そういった方たちに働いてもらう、そのための、やはり条件整備というのが必要なのかなと思っていますけれども、そういった中で清水の町として農協と連携でしょうけれども、そういう経営者に対するそういう指導というか、育成みたいな形のものというのは、人材育成いろいろやっているのですけれども、そういう中身のものというのはされているのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 今、おっしゃられた実習生の労働環境が悪いという部分に関しましては、いろいろな部分で表沙汰になって問題視されておりました。

 ただ、管理団体等がそういう部分では厳しく取り締まるというか、指導していくという部分では、今はそんなにひどい悪条件の中で働いているということはないかと思います。

 ただ、言われたとおり、いつまでも外国人労働者に頼っているというわけにもいかないで、まず労働力不足の解消につきましては、これからは既に本町もスマート農業の機械を導入はしてはいるのですけれども、さらにドローンだとかそういう部分の開発も行っておりますので、そういう部分で何とか労働力不足の解消につなげていきたいと思っております。

○委員長(口田邦男) 川上委員。

○委員(川上 均) 酪農ヘルパーの関係ですけれども、協力隊でやっていただいて、将来を担っていただくということで、大変、一歩前進した方向で進められていると思います。

 そういった部分で、今後も酪農ヘルパー組合の労働条件改善等、人材育成に向けて、改めて酪農の町、清水として力を入れていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

○委員長(口田邦男) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 酪農ヘルパー有限責任事業組合さんとは、直接はお話はしていないのですけれど、事務を担っている農協さんとは、その辺のことはよくよく話しております。

 ヘルパーさんの処遇改善等についても、事務局の方とは話しておりますし、組合としても改善に向けて前向きに検討してくださっているかとは思います。

○委員長(口田邦男) そのほか質疑ございませんか。

 鈴木委員。

○委員(鈴木孝寿) 畜産業費の関係で御質問させていただくのは、今、バイオマスプラントが個人で、法人で、どれも法人なのでしょうけれども、2か所、現在あります。

 それの、今、把握している部分でいったら、その稼働率というのですか、今あるところと、もう一か所ぐらいつくるというお話も過去にはありましたけれども、今の進捗状況というか、需要はどうですか。あるのですか。あるっていうか、稼働率はすごいことになっているというお話は聞いていますけれども、今後、それ、個別判断は別として、今後、どういう方向性を町としては担っていくつもりか、参考までにお聞きしたいと思います。

○委員長(口田邦男) 鈴木委員。

○委員(鈴木孝寿) ちょっと、その質問の先にあることを、実は先に言えばいいのですけれど、一応前段でそれを聞いてからやろうかなと思ったのですけれども、これ、町長にお伺いをしたいんです。

 町長、もともとそういう農地関係の専門でも、農業関係の専門でありますので、これ、いい悪いと言っているのではなくて、昨今、やはり清水町では、いわゆるメガファーム的な、もう巨大化しているというか、大きくなっている。

 ただし、それによって生乳生産も十勝で一番、一番はずっと、もう上位にはいるのですけれど、多分これから問題になってくるのは、やはり家畜ふん尿の処理というのが、やはり絶対的な問題になってきている。

 その部分、多ければ、うまく回っているうちはいいのですけれども、やはりこれ、昨今の硝酸態窒素の地下汚染の問題というのも、やはり避けて通れなくなってしまっている。

 とは言いながら、これ、各事業者の話ですから、町として規制する問題ではないけれども、将来的に、やはりこの小さな地域、十勝管内では比較的小さな土地って言ってたね。その中で、昔、言うのは、よくこの面積では大体このぐらいの牛の数だななんて言っていたのが、今となれば、ちょっと、まだまだ昔よりもどんどん増えているという状況も考えていくと、やはりふん尿処理の適切化というのですか、それが非常に今後の大きな問題になってくるであろう、そして農家さんも、牛屋さんも、それに対してものすごい、莫大な金額がかかってきているという現実もあって、これを結果的にやはり対処療法でやっていくというよりは、将来的にどうしたらいいかということも、やはり今から、もう遅いぐらいですけれども、何年か前からずっとやっていますけれど、これ、しっかり考えていかければならない時期なのかなというか、考えなければならない時期に、もう到達しているなって、もう行動に起こさないとならない時期とはいっても、解決策というのが、なかなかない。

 その中で、やはり十勝管内で、この酪農の部分では、やはりリードしている町として、今後、どういう方向性を見出していくべきなのかというのを、もし町長のお考えがあれば教えていただければと思います。今の段階で、もし考えがあれば、お願いしたいと思います。

○委員長(口田邦男) 町長。

○町長(阿部一男) それでは、今の御質問に私のほうからお答えしたいと思いますけれど、最初の稼働率といったのは、何の稼働率だったのですか。取り下げるって言ったけれども、その続きが分からないから、全体、今の話には関係ない、大丈夫なのですか。分かりました。ちょっと聞こえなかったものですから。

 それで、今、メガファームもいろいろあって、それから肥料の問題だとかあるのだけれども、これからも、まずはバイオガスのあれを、今、大きなやつが2基できていますけれども、それからバイオガス、ガスプラント、もう少し個別の人でも大きいやつもありますので、それを今、進めるような、まだ始まったばっかりですけれど、そういうようなことでします。

 ただ、バイオガスプラントから出てくる消化液も、決して量が減るわけではないですので、臭いやなんかはいいですけれども、ただし扱いやすくなった、それから肥料としてもアンモニアの窒素があるので、結構、化学肥料と同じような部分があるので、有効に活用していければ、それなりにまたいろんなメリットが出てくるのではないかなと思います。

 現在、清水の中では、これ、ちょっと古い、最近の本当の新品なデータは分からないですけれども、1.7倍ぐらいの、いわゆるあそこにまいて、2トンだとか3トンまいて、消化液にしても堆肥にしても、そうしたときに、まききれないくらいの量があるのです。発生している。それでなおさら処理に困っているのだけれども、そういう中で、十勝全体を見れば、まだ100は行っていないのです。

 だから、そういうところも含めた中で、堆肥欲しいところだってあるので、ただ、今までのベトベトの堆肥を運ぶだとか、そんなことは、現実的に考えられなかったこともあるので、全体的にそういうことの中で調整をしていくということも、今後は大事なことになっていくし、そういう処理の仕方だし、それからさっき言ったように化学肥料を、アンモニア態窒素ですから、みんな肥料というのは、アンモニア態窒素で化成肥料というのは入っているわけですから、それが堆肥みたいな形でアンモニア態窒素の部分が入るのだから、化学肥料を減らすだとか、そういったものにつなげていけば、これまたプラスアルファの効果が出てくるし、そういうシステム的なものを、自分としては今後つくっていきたいなというような思いを持っていますので、そんなことも含めて、どんどん大きくなっているのだけれども、ある程度処理が適正にできる範囲の中で、そういうところを大きくするのを応援していくというような形には持っていけるような状況にしたいな、そんな思いは持っています。

○委員長(口田邦男) 鈴木委員。

○委員(鈴木孝寿) 今回、どんな予算化でもするわけには、なかなかいかないですけれど、例えば、私も個別、個人的にはその畜大、例えば帯広畜産大学の教授方と何かお付き合いさせていただいている方もいらっしゃいますし、産官学だから、産じゃなくて官学か。産官学、まず清水だけではなくても、近隣の鹿追さんとか新得さんも含めてでもいいですし、やはり率先して、まず研究結果というか、どういうふうにやったらいいのだというのを、また民間の農機具メーカーを含めて、やはり音頭取りというのは誰か要ると思うのですけれども、やはりそれは、もしかしたら今回の場合は清水町発信でやるべきかなというふうな、そのほうが清水の酪農家さんも安心して生産活動ができるのではないかなと。

 そういう部分で、ぜひ今回は、そういう、どこでやるというわけではないのですけれども、もうちょっと先を見据えた中で考えていくという部署というか、やるべきかなと。

 これが本当に清水の農家さんの一番の懸案事項だと、実は皆さん思っているけれど、なかなか口に出せない部分もあるし、困る、絶対的に困るところだと思いますので、これ、積極的に、今回、どこかでできればいいのだろうし、ぜひそういうような取組を、今後していっていただきたいと思いますが、これは課長でもよろしいですし、町長でもよろしいですし、回答をお願いします。

○委員長(口田邦男) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) すいません。今年度から消化液の有効性という部分で、もっともっと消化液を使っていただこうということで、再生協議会のほうで、これまで消化液を使っていなかった畑作さんに使っていただいて、ちょっと3年間ぐらい続けていきたいなとは思うのですけれども、その中で収量だとか、生育だとかというものを普及センターさんのほうで最終的な結果を出してもらって、なおかつ本町にも、まだまだ消化液を使っていない畑作農家さんがおりますので、そういう方たちにPRをして、余すことのないように有効な資源ですので、余すことないように使っていきたいとは思っております。

○委員長(口田邦男) 鈴木委員。

○委員(鈴木孝寿) いや、そうなのですけれど、それだけでは、もう絶対足りないという話を、今、なったのです。なっているのです。

 清水町内だけでは無理だから、やはりそれを広げていくという方向で、しっかりその技術的な部分の検証をしたりとかして、それ、清水だけでやっても、なかなか分かってもらえないというか、そういうのもあるので、そういうのは本当に、何か新しい技術開発ではないけれど、我々でできる、できないことであれば、大学等々、話をかけてみるとか、それに対しては、やはりある程度のお金も必要になってくると思うのですけれども、そんなに莫大な金額ではないとは思うのですが、やはり研究を続けるということが必要なのかなと思いますので、ぜひ幅を広げて研究していただければと思うのですが、いかがでしょうか。

○委員長(口田邦男) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 消化液、家畜ふん尿の部分については、今後も本町にとっては、酪農の頭数規模からいうと、やはり問題になってくる部分ではあるかと思いますので、今、鈴木委員のおっしゃったとおり、続けて研究を重ねていきたいと思います。

○委員長(口田邦男) そのほか質疑ございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。質疑を終わります。

 次に、第6款1項5目牧場費、142ページから146ページの審査を行います。質疑ありませんか。

 深沼委員。

○委員(深沼達生) 28年度に災害が起きて、それでかなりなまきかえ、牧草のまきかえをしたと思うのですが、実際、今現状として完全に復旧、全てしているのか、28年度の前と同様の収量にまで戻っているのか、まずお伺いしたいと思います。

○委員長(口田邦男) 農林課参事牧場長。

○農林課参事(水野秀明) 今、委員、御質問のあった平成28年度の災害のその後の状況ですけれども、その被災のあった場所につきましては、災害復旧工事は翌年の年に復旧されて、さらに一旦、播種しまして、その翌年には、一応仮にですけれども、使えるような形にしたと。

 今、そのときの以前の状況まで復活できたかどうかというお話ですけれども、さすがに完全復活という形、収量の形はならなかったということもありまして、今、たまたま道営事業のほうで進めておりまして、その部分につきましては、昨年、令和2年度に草地更新しておりまして、令和3年度から完全に使えるような形にしていく予定でございます。

 以上です。

○委員長(口田邦男) 深沼委員。

○委員(深沼達生) そしたら完全に、まだ戻っていないということでしたけれど、実際、あの後、町外に委託して預かって、育成を預かってもらったりしていたのですけれど、今もそういった形が続いているのかどうか。

○委員長(口田邦男) 農林課参事。

○農林課参事(水野秀明) 町外のほうに預かっている牛のお話でございますけれども、その部分に関しましては、被災があった、なかったに関わらず、基本的に牧場への預託の希望が、町営牧場の入る入牧の限度を超えている状況でございます。

 ですので、令和2年度につきましては、町外の牧場4か所につきまして、トータル的には650頭程度、町外のほうにお願いして、預かってもらっているような状況です。

 以上です。

○委員長(口田邦男) ほか、質疑ございませんか。

 川上委員。

○委員(川上 均) 今、お話あったように、草地についても道営事業の中で、育成者を含めて整備されているということでされているのですけれども、これ、将来、牧場です。町長、このまま継続して、多分されるのだろうと思うのですけれども、場長も2年後には退職するということで、これ、人材育成についてはどのように考えていらっしゃるか伺いたいと思います。

○委員長(口田邦男) 町長。

○町長(阿部一男) 牧場の人材育成ですね。もちろん場長は2年、あるいは、ひょっとしたら3年になる可能性もあります。それはともかくとして、今、正職員、それから長期の臨時、2号職員、それから1号職員という形の中でしていますけれども、当初の頃はすごい高齢化もしていたのだけれども、私がここ、担当していた頃には、相当高齢化していたのだけれど、今、町長になって戻ってきてみたら、意外と年齢も、いい構成の中で、若い人もいっぱい牧場の中で働いていますし、そんなこともありますし、後輩も水野場長の、参事の後輩もしっかりと育っていますので、そういうことの中で、これから今回、入れるのだよね、地域おこし協力隊も入れるのだよね。そしたら、いい人材をよそからもまたあれしながら、しっかりと研修、研修というか経験を積んでもらって、そういうことの中で次の、ずっとできるような、経営が安定してできるような、そんな人材育成ということは、今までもやってきているし、これからもそういう流れの中でしっかりと育成は考えているところでございます。

○委員長(口田邦男) 川上委員。

○委員(川上 均) ただ正規職員がまたいなくなるということの中では、やはり長期的に見てどのようなものなのかなということでお伺いしました。その点についてはどのように考えて、正規職員の関係です。考えていらっしゃるか伺います。

○委員長(口田邦男) 町長。

○町長(阿部一男) 正職員が場長いなくなったら、当然減るということです。またいろいろな形の中で、しっかりとしたリーダーというのがいなければ、リーダー、あるいはサブリーダーというのがいなきゃ駄目な状況がありますので、そういったことの中では、またリーダーとなるべき人、しっかりと養成、次のリーダーもしっかりと養成をしていきながらいきたいなというふうには思います。

○委員長(口田邦男) ほか質疑ございませんか。

 西山委員。

○委員(西山輝和) 11番の役務費の中の58番廃プラスチックの処理手数料とあるのですけれど、これ、どういうのか説明してください。

○委員長(口田邦男) 牧場、参事どうぞ。

○農林課参事(水野秀明) 役務費の中の58節なのですけれど、廃プラスチック処理手数料。これは、牧場の飼料、スタックサイレージとか包み込む飼料のシートであるとか、よくあるラップサイレージ、ラップロール等のラップフィルムです。これは再生の廃プラスチックの部分なのですけれども、これらを処理するための手数料でございます。

 出先は町と農協でやっているプラスチック再生協議会ですか、そちらのほうに出させていただいております。

 以上です。

○委員長(口田邦男) 西山委員。

○委員(西山輝和) これ、牧草のロールまいてあるやつのラップも、それも全部入っているのですね。

 これから、廃プラが、今、これから問題になってきて、これ、処理するのに牧場だけではなくて畑もみんな全部関わってくるのですけれども、こういうものを将来的に、どういう具合にやっていくのか、ちょっと教えてください。

○委員長(口田邦男) 農林課参事。

○農林課参事(水野秀明) 廃プラスチックの処分方法という部分では、町内にも一か所、廃プラスチックを再生して何かつくるというようなところもやっているというのを聞いたこともございますけれども、そちらのほうでどの程度の処理能力があるのかというのは、処理能力があれば、こちらのほうもお願いしたほうがいいのかなという形はありますけれども、今のところは、今、こういった、先ほど申し上げたような方法しか、ちょっと考えつきませんので、今後はそういった処分の方法、いろいろちょっと探しながら対応していきたいなと思います。

○委員長(口田邦男) ほか質疑ございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。質疑を終わります。

 次に、第6款1項6目土地改良事業費、146ページから149ページまで審査を行います。質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。質疑を終わります。

 次に、第6款1項7目農業用水管理費、149ページから151ページの審査を行います。質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。質疑を終わります。

 次に、第6款1項8目農地移動適正化あっせん事業費、151ページ、152ページの審査を行います。質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。質疑を終わります。

 次に、第6款2項1目林業振興費、152ページから154ページの審査を行います。質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。質疑を終わります。

 次に、第6款2項2目町有林整備費、154ページ、155ページの審査を行います。質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。質疑を終わります。

 次に、第6款2項3目森林整備事業費、155ページの審査を行います。質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。質疑を終わります。

 これで、農林業費の審査を終わります。

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