令和3年第4回定例会会議録(6月21日)

○議長(桜井崇裕) 日程第1、請願第14号、2022年度地方財政の充実・強化に関する意見書の請願、請願第15号、2021年度北海道最低賃金改正等に関する意見書の請願、以上2件を一括議題とします。

 委員会報告書を朗読させます。事務局長。

○事務局長(田本尚彦) 朗読。

○議長(桜井崇裕) 本件について、総務産業常任委員長の報告を求めます。

 委員長、鈴木孝寿議員。

○総務産業常任委員長(鈴木孝寿) おはようございます。請願第14号及び15号につきまして説明をさせていただきます。

 2022年度地方財政の充実・強化に関する意見書の請願、また、その後の15号も最低賃金の改正等に関する意見書の請願でございます。

 こちらについては、審査の結果、昨年、これまでもやってきたからいいというわけではありませんが、実情に合わせてしっかりと要望をしていくということで、委員会で一致したところでございます。

 皆様の御審査のほど、よろしくお願い申し上げます。

○議長(桜井崇裕) これより、委員長報告に対する一括質疑を行います。

 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) 質疑なしと認めます。

 失礼しました。どうぞ。

 これより、請願第14号について討論を行います。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) 討論なしと認めます。

 これより、請願第14号、2022年度地方財政の充実・強化に関する意見書の請願を採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 この請願に対する委員長の報告は採択です。

 請願第14号は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(桜井崇裕) 起立多数です。

 よって、請願第14号は、委員長の報告のとおり採択することに決定しました。

 これより、請願第15号について討論を行います。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) 討論なしと認めます。

 これより、請願第15号、2021年度北海道最低賃金改正等に関する意見書の請願を採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 この請願に対する委員長の報告は採択です。

 請願第15号は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(桜井崇裕) 起立多数です。

 よって、請願第15号は、委員長の報告のとおり採択することに決定しました。

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○議長(桜井崇裕) 日程第2、請願第16号、義務教育費国庫負担制度堅持・負担率2分の1への復元、「30人以下学級」など教育予算確保・拡充と就学保障の実現に向けた意見書の請願を議題とします。

 委員会報告書を朗読させます。事務局長。

○事務局長(田本尚彦) 朗読。

○議長(桜井崇裕) 本件について、厚生文教常任委員長の報告を求めます。

 委員長、口田邦男議員。

○厚生文教常任委員長(口田邦男) それでは、私どもの報告をいたします。

 本委員会に付託された請願を審査いたしました結果、件名については、先ほど事務局が読み上げたとおりでございまして、いろいろ審査した結果でございますけれども、採択してもいいということで、採択というふうにさせていただきました。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) これより、委員長報告に対する質疑を行います。

 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) 質疑なしと認めます。

 これより討論を行います。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) 討論なしと認めます。

 これより、請願第16号、義務教育費国庫負担制度堅持・負担率2分の1への復元、「30人以下学級」など教育予算確保・拡充と就学保障の実現に向けた意見書の請願を採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 この請願に対する委員長の報告は採択です。

 請願第16号は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(桜井崇裕) 起立多数です。

 よって、請願第16号は、委員長の報告のとおり採択することに決定しました。

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○議長(桜井崇裕) 一般質問に入る前に、あらかじめ申し上げます。

 最初の質問は、通告の全項目について一括して質問していただき、再質問がある場合は一問一答方式になりますので、よろしくお願いいたします。

 また、質問・答弁にあっては、分かりやすく簡潔に行われるよう、特にお願いいたします。

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○議長(桜井崇裕) 日程第3、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 6番、佐藤幸一議員。

○6番(佐藤幸一) 6番、佐藤幸一です。

 議長の許可を得ましたので、通告に従って質問をいたします。

 2項目質問をいたします。

 まず、新型コロナウイルス感染症に係る飲食店の休業要請等に伴う支援について伺います。

 国は、北海道に5月16日から31日まで緊急事態宣言を発令し、北海道は、飲食店に対し営業時間の短縮を求め、一定の基準に基づき支援金を支給するとしております。

 しかし、この程度の支援金では営業の継続が難しいと悲鳴を上げているのは現状でございます。

 しかも、当初の5月31日までの期間が6月20日まで延長され、35日間という長期間に及ぶことになり、飲食店としては死活問題だとの声も出ております。

 この際、町も道の支援金に上乗せして支援することが必要と思うが、町長の考えを伺います。

 次に、しみず温泉看板の撤去について伺います。

 町が永年放置されてきた不法看板を撤去するとしてから半年が経過したが、いまだに放置されたままであります。もっとスピード感を持って取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 現在の取組状況について伺います。

 以上、2項目、答弁をいただきます。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) おはようございます。

 それでは、私のほうから、佐藤幸一議員に対する、質問に答弁をさせていただきます。

 まず、1点目、大項目1の飲食業の支援についてお答えをいたします。

 北海道における緊急事態宣言は5月16日に発令され、当初5月31日までの期間とされていましたが、その後延長が決定され、昨日6月20日に解除されたところであります。

 緊急事態宣言に伴い、人流を抑えるために様々な制限が課せられておりましたが、その中でも特に飲食店等事業者の皆様に対しては、休業や営業時間短縮などの要請が出ており、全面的に御協力頂いた事業者には支援金が支給されます。

 要請内容と支援金は、札幌市を含む石狩管内を中心とする特定措置区域と、清水町を含む措置区域に分けられますが、本町区域における要請内容は、営業時短と酒類提供時短であり、営業時間は午後8時まで、酒類の提供は午後7時までとなっております。

 支援金は、事業規模によって幅があり、中小企業においては1日当たり25千円から75千円、または売上の減少に応じて最大200千円が支給されます。

 本町で緊急事態宣言が発令される前から、飲食店をはじめとする町内事業者の売上は減少しており、昨年度においては緊急支援事業給付金として、町内事業者に約59,820千円の給付を行ったところであります。

 現在のところ、飲食店への今後の直接給付は考えておりませんけれども、6月19日に発行が始まりましたプレミアム商品券は、購入希望組数どおりに販売したことにより、約13,000組が予約され、金額にして169,000千円の規模になる予定であり、飲食店にとってもかなりの経済効果があると期待をしております。

 ワクチン接種等の状況により、徐々に地域経済が回復することを期待しておりますが、本町の消費の落ち込みや、それに伴う支援については、今後におきましても商工会と継続的に協議を進め、必要に応じて予算措置をしたいと考えているところであり、商品券の効果を含め、売上げ推移等の状況を見極めながら、支援について検討をしてまいります。

 次に、2点目の項目、しみず温泉看板の撤去についてお答えをいたします。

 しみず温泉看板につきましては、撤去した場合の見積もりを解体業者に依頼し、撤去費用の算出を行ったところです。

 今後、不法占拠として、裁判による明渡し請求に関わる訴訟で勝訴しても、直ちに相手がその判決を受入れ撤去に応じるかどうかは、また別の問題となります。

 撤去に向けて提訴することも解決手法の一つでありますが、相手方に粘り強く理解を求めるとともに、町として総合的に判断し、最もよい方策を探ってまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようお願いを申し上げます。

 以上で、答弁とさせていただきます。

○議長(桜井崇裕) 質問を受けます。

 6番、佐藤幸一議員。

○6番(佐藤幸一) 休業支援金について伺いますが、町長は選挙公約に、未来に希望の持てる持続可能な商工業環境を整備しますと宣言をしております。

 このままでは飲食店の持続ができなくなります。清水町から飲食店がなくなります。町独自の支援金について再度伺いますが、いかがですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) ただいまの質問にお答えいたします。

 御指摘のとおり、緊急事態宣言の中、飲食店には営業の時短ですとか、酒類の提供自粛ですとか、大変な御協力を頂きました。それに関しては感謝を申し上げたいと思っております。

 先ほど町長のほうからも御説明ありましたとおり、昨年度、約60,000千円の直接給付というのを行っております。この間、25千円から75千円の支援金を国のほうで給付いたしました。この給付が全ての飲食店に満額というか、希望どおりに行き渡っているとは、私のほうも把握しておりません。

 先ほど申し上げたとおり、6月19日には、史上最大規模となる商品券の発行も予定しております。これは、佐藤議員が3月の一般質問でも、組数に制限を設けず、たくさんのお金を町内に循環させたほうがいいのではないかという指摘もあって実施した事業でございます。

 この辺の様子を見極めながら商工会と継続的に協議をし、直接給付に関しても今後検討をしてまいりたいと考えております。

○議長(桜井崇裕) 6番、佐藤幸一議員。

○6番(佐藤幸一) 国等では、出歩くなという指令が出ておりまして、出歩かなければ飲食店まで来てもらえません。そうしますと、飲食店では、お客さんが来てもらえなかったら売上げがなくて、生活がすることができません。これについて町の支援金をお願いしたいと思いますが、再度お伺いします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 繰り返しの答弁になるかもしれないのですけれども、確かに佐藤議員おっしゃるとおり、経済というのは人の流れがあって初めてなし得るものだと思っております。

 従来の営業の減少による補填と、あとは今後の経済を循環させるという意味での2パターンから、飲食店の支援というのは考えていかなければいけないと考えているところです。

 商品券が約170,000千円、9月の30日までですが、170,000千円の商品券が町内に循環するはずです。かなりの金額が飲食店に落とされるのではないかと期待しております。これは、恐らくほかの自治体に比べても、かなりの経済効果があるものだとは思っております。

 それでも飲食店が窮するような状態になれば、今、佐藤議員がおっしゃるようなことも、もちろん商工会と継続協議しながら考えていきたいと思っております。

○議長(桜井崇裕) 6番、佐藤幸一議員。

○6番(佐藤幸一) 飲食店、商売人も皆さんそうですが、皆さんみたく固定された給料ではございません。お客さんが来なければ収入もないものですから、皆さんの御協力を頂きたいと思います。

 もとより皆さんが考えていただいて、町の食堂から固めて取っていただいているということは十分承知しております。それに上乗せをしていただければ、なかなか商店街ももっていけないわけですから、さらなる御支援を頂きたいと思います。

 それでは、次の質問に入ります。

 温泉の看板。

 12月の質問には、このような答弁をされて、今回も同じような答弁をされておりますが、裁判も行い撤去する方法を検討している状況であり、看板の状況が改善のため、資料収集及び費用の積算を行っているということで、今もその積算をしておりますという答弁がございました。これ幾らかかりますか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 総務課参事。

○総務課参事(山田寿彦) 御質問のあった撤去費用の概算額については、町内の解体業者に見積りを依頼して算定しております。おおよそ850千円程度と考えていただければと思います。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 6番、佐藤幸一議員。

○6番(佐藤幸一) 前回の御答弁にもあったように、相手があるということでございますので、難しいのは重々承知しておりますが、現在もまだ温泉に出かけているという方がおられます。何人か私も聞いておりますので、一日も早い手配をしていただきたいと思います。再度お伺いします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 総務課参事。

○総務課参事(山田寿彦) 御意見を頂いたことに関しまして、御迷惑をおかけしていることは大変申し訳ないと思っています。

 今後、改善に向けて我々も粘り強く交渉をして、早期な改善に向けた努力をしていきたいと思っています。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 次に、5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) それでは、議長の許可を得ましたので、3項目について質問をさせていただきます。

 ごめんなさい。最初に、5番、鈴木孝寿でございます。よろしくお願いいたします。

 まず、第1項目、新型コロナウイルスにおける本町の経済影響の分析と、その対応についてお伺いを申し上げます。

 新型コロナウイルスの感染は、町内の経済にどのように影響があるのか。休業する事業者、時短をする事業者をはじめ、様々な個人・法人事業者が減収や減益を受け、さらには廃業する事業者も散見されている現状があります。

 コロナ禍からおよそ1年半を迎える中で、経済的なその分析状況と、それに対応する施策についてお伺いしたいと思います。

 2番目、ハラスメントゼロに向けた取組についてお伺いをします。ハラスメントは絶対あってはならないと、これは本当に正しいモラルの構築して、ハラスメントゼロというのは成り得ないと、そういうふうに考えています。

 町長をはじめとした管理職の幅広い見識、さらには常識の日々の醸成が必要と考えています。これらの上で、また、ハラスメントゼロに向けた具体的な取組についてお伺いをしたいと思います。

 3番目、愛町購買の取組について。これは、町長が所信のときに書いてあったというか、発表された部分でございます。町内事業者の育成に向けて、現状において物品購入の場合、直接町外業者に発注をする案件も現状では少なくないと思っております。

 愛町購買を掲げる上で、今後、購入や入札に際して町内事業者への機会の創出等における愛町購買に際しての取組、今回の愛町購買運動をするといった取組について、その基本的な考え方をお伺いしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求

めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、鈴木議員の御質問にお答えしたいと思います。

 まず、大項目1の新型コロナウイルスにおける本町の経済影響の分析と対応についてでございます。

 この1年半で様々な経済分野に影響が出ておりますが、本町において落ち込みが激しいのは、経済センサスの区分における業種の中で、飲食・宿泊業であると分析しております。さらに、それらを細かく業種別に分析しますと、特に飲食業に関しては、令和元年と2年を比較すると、営業収入ベースでの落ち込みが顕著であります。

 全てを把握できてはおりませんが、商工会と協力し行った調査において、本町の飲食店の営業収入を比較しますと、平均値で前年比マイナス12.5%、中央値で前年比マイナス14.2%となっております。規模が違うので一概には分析できませんが、最大で4割以上の営業収入の落ち込みが見られる店舗から、逆に7割以上営業収入が増加した店舗もございます。

 ただし、これらの数値は、国の持続化給付金や町の緊急支援給付金等の新型コロナ対策に関わる支援金を加えた金額となりますので、それがなければ、さらに落ち込んだものと思われます。

 さらに、昨年度はプレミアム付商品券や飲食店用クーポン券の発行等、例年の3倍以上の消費喚起策を実施しての結果でありますので、今後においても楽観視できるものではないと考えております。

 ワクチン接種の状況により、徐々に地域経済が回復することを期待しておりますが、本年の消費の落ち込みや、それに伴う支援については、昨年度に引き続き、今後におきましても商工会と継続的に協議を進め、必要に応じて予算措置したいと考えており、売上推移等の状況を見極めながら検討をしてまいります。

 次に、大項目2点目のハラスメントゼロに向けた取組についてお答えをいたします。

 役場内におけるハラスメント対策につきましては、職場内におけるハラスメント防止要綱を定め、相談窓口の設置や、所属長並びに職員の責務を明示することにより、職員が快適に働ける健全な職場環境が確保されるよう努めております。

 また、全職員がハラスメントに対する理解を深めるため、職員研修会を開催しており、令和元年度においては管理職と一般職を分けて実施し、管理職向けにはパワハラと指導の違いを、一般職にはストレスマネジメントを組み合わせた研修内容とし、令和2年度においては、怒りの感情をコントロールするアンガーマネジメントを組み合わせた研修内容として実施しているところであります。

 また、本年度におきましても現在、内容は検討中でありますが、職場研修を実施してまいりたいと考えております。

 職場からハラスメントをなくすには、組織として、職員全員がハラスメントに関する正しい知識を持ち、常に全員がハラスメントリスクに対するアンテナを張っている状況をつくることがポイントでありますので、今後とも職員研修の開催など、継続した取組を行ってまいりたいと考えております。

 続いて、3点目、愛町購買の取組についての質問にお答えをいたします。

 町が指名競争入札に付する物品購入等に関わる事業においては、予定価格に応じて入札または随意契約にて契約を行っています。

 入札に指名する事業者につきましては、競争入札参加資格申請登録事業者の中から、指名委員会において指名選定を行っております。

 指名基準の中で、契約の適正な履行の確保を図ることができる範囲内において、町内業者の育成に努めなければならないとしております。

 随意契約においても同様の考え方となり、町内で取扱いのある物品等については、町内での購入を実施しているところであります。

 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(桜井崇裕) 質問を受けます。

 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) それでは、ちょっと若干質問をさせていただきたいと思います。

 まず、1項目目、コロナの関係ですけれども、売上ベースの関係で、平均値で前年比12.5とか中央値で14.2という、これは営業収入ですけれど、これは売上げですよね。これは利益とはまた違いますよね。利益はどのようになっているかは、分かりますか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) あくまでも売上収入、営業収入によるものなので、所得と言われるもうけの部分に関しては把握してございません。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 様々な事業者、先ほどもちょっと質問があって、それはかぶらないようにしますけども、多分間違いなく、利益に関して言っても、お酒が提供できないということは、居酒屋、もしくは飲食店に関しては間違いなく落ちる。

 ただ、明るい話ではないけれども、7割以上営業収入増加したという店舗もあるというのは、多分これは、テイクアウトの関係だったりするのかな、もしくは、どういう関係だったのかなと思うのですけれど、例えば、こういう部分を、町、せっかくやっているところを、そこをわざわざ教える必要は当然ないし、それは営業妨害になってしまいますから、ただ、やり方として、こういうこともあるよというような指導的立場というのが、商工会であってもいいし、それか町の商工観光課であってもいいと思うのですけれど。

 せっかくの機会ですから、そこは、ぼやかしながらも、こういう形で利益を上げていく方法もあるのだということを発信、もしくは何か、指導する立場ではないにしても、何かしらの相談業務の中で、商工観光課としてやるべきではないかなというふうに思うのですけれど、いかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 御指摘のとおりだと思っております。

 7割以上売上げを伸ばしている店舗を含め、昨年度、恐らく鈴木議員も気づいていることがあるかと思うのですが、テイクアウト事業というのを積極的に我が町の飲食業者は行いました。それによって、結果、従来の年よりも売上げを伸ばしている業者があるのも事実でございます。

 そうはいっても、ほぼ、ほとんどの店舗が厳しい状況であるということも現実でございます。

 中には、テイクアウトだったり、夜の居酒屋営業をやっているところが昼の事業に乗り出して売上げを伸ばしていったり、あるいは、従来、それぞれ常連さんによって支えられていた店が、チラシを折り込むこと等によって新しい顧客を獲得している事例もあるようです。

 その辺の先進事例は、できるだけいろいろな事業者と共有したほうがいいと思っていますので、商工会には飲食業部会という部会もございますので、その方たちと継続的に協議をして、さらなる売上増につながるような形を取っていければと思っております。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) どんどん積極的にやってほしいなというふうに思っています。

 それと同時に、ちょっと質問の中でも書かさせていただいておりますけれども、ここ一、二年で廃業されて辞められる事業者というのも、もちろん飲食ではございませんけれども、いろいろな業種の中で、総体として散見されてきているというのが、今までは1年に1件、2件あるかなぐらいが複数件出てくるとやはりドキッとするわけです。ましてや人口減の中でどうしていくかというのは、というか、非常に厳しい状態。

 飲食は今のところ踏みとどまっていますけれど、高齢化の中も含めて対処していかなければならない話が出てくると思います。

 今後、コロナウイルスは、飲食も大変なのですけれど、本当、やる気まで失せてしまうという状況もありますので、それを何とかしろというのはまた無体な話なのですけれど、やはり町としてしっかり応援をしていくんだよという、もしくは、それは例えば先進事例を見ながらとか、いろいろな相談をしながら、この後に出てくる愛町購買の絡みながら、積極的に応援してくるシステムをつくっていかなければならないな、そのために、ぜひ、いま一度商工会、もしくは商工観光課として、各事業者とも面談してみたり、せっかくだから現場歩いていただいて調査をして、現実の声を聞いてほしいなと思うのですけれど、どうでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 御指摘のありました廃業だったり、これはコロナに関係せずとも、事業を畳む方というのは毎年何件かいらっしゃいます。

 その要因の一つとして、商業だとか物を売るだとかいう仕事にモチベーションが上がらないだとか、それは今、鈴木議員がおっしゃったように、事業を継続する力が湧かないだとか、あるいは、後継者が不足している要因の一つに、その事業に魅力を感じない。その魅力を感じないというのが、持続可能な収入が得られないかもしれないという恐れからつながっているというのは、私どもも重々承知しているところでございます。

 これは、金額に限らず、産業の魅力という面も含めて、商工会と商工観光課が協力して、事業の継承だったり、継続だったりということは研究していかなければいけないと思っています。

 私どもも数値の分析だけではなく、今、鈴木議員がおっしゃるように、定量的なことだけではなく、定性的な事業者の聞き取りももちろん大事なことだと思っておりますので、ちょっと6月の20日まではなかなか事業所回りするのも遠慮していたというのもありますので、これから徐々に徐々にそれぞれの事業所のお話を聞いて、できるだけ清水町に事業所が残り、継続してもらえるような形というのを考えていきたいと思っております。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) ぜひよろしくお願い申し上げます。

 また話は変わるのですけれど、先般、商品券が、先ほどの中でもちょっとありまして、全体で170,000千円ぐらいがこれから還流していくと、これは3月でも一般質問の中とか、いろんな議員の中からも出ていました。今回の財源はたしか一般財源ですものね。そうですね、一般財源の中だと思います。

 こういう商品券のやり方というのは、非常に起爆剤的になっていいなとは思うのですけれど、これを何年もやってくると、これが当たり前になってくるわけです。

 残念ながら、これは前回3月にもありましたけれど、一番何に支払われているか、買った人が。これは悪いことではないですけれど、ライフラインに関することなのです。それはそれで間違ってはいないし、駄目だとも言えないし、それに従事する小売業の方もいらっしゃいますので、それは問題ないのだけれど、前々回でしたか、例えば飲食向けとかの商品券部分が、例えば3,000円とか2,000円ついていたというように私は認識しています。

 我々議員の中でも、一番影響を受けているのは飲食プラス飲食に卸している業者というのが一番厳しいわけです。そこに対して、そこだけ優遇しているわけではないのだけれど、一番苦しいところ、一番厳しいところに重点的配分をしていくというのも政策的なものだと思うのです。

 今のやり方は過去と一緒で、本当に起爆剤的なもので、全く政策としてはちょっと残念だなと思っています。

 これ前回も言っていたのですけれど、なぜそういう部分で飲食あたりに、飲食だけに使えるチケットというのがあってもよかったかなというふうに思うのですけれど、前回までの反省というか、ライフラインばっかりに、多くがライフラインのほうに行ってしまうというところではなく、もう少し町民にも分かっていただけるように、政策的な予算の配分、チケットの中でも配分できたのではないかと思うのですけれど、いかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) おっしゃること、もっともだと思います。

 今まで、令和元年度まで清水町が商品券というのは、年に2回、プレミアム率10%で発行しておりました。昨年度同時期に50%のプレミアム券を発行したことによって、商品券の存在というのが町民に広く知らしめられることになって、それ以降かなりの量の要望が来ております。

 昨年度の実績で申しますと、飲食店に商品券が約56,000千円出ております。もともと一番多いと言われている燃料系、生活インフラに関わるガソリンスタンドですとか灯油ですとか、そういったものには92,000千円の金額が落ちております。去年の事業種類別のデータを分析しますと、1番は、今言った灯油やガソリン関係ですが、2番目が飲食店に落ちているということもございます。

 1回目、2回目、3回目のデータを分析すると、特に飲食店に特化した商品券を使用しなくても、かなりの量が飲食店に落ちるということが実績として出ておりますので、昨年度は同時期に飲食店専用券というのを作ったのですけれど、今回は商工会と協議をし、今までの実績を見て、恐らくかなりの金額が飲食店にも落ちるはずだという見込みのもとで、こういったことをしたわけでございます。

 ただ、困っている業種に重点的に資金を投入するというのは、私も賛成でございます。

 総花的に清水町にたくさんのお金が回るといっても、もともと使われる部分に回るという恐れもありますので、これは飲食店や何かと協力をしながら商品券だったり、商品券以外のお金も飲食店だったり、あるいは飲食に関わる事業所に落ちるような仕組み、あるいはイベントみたいなものというのを提供していく必要はあると考えているところです。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 今、ガソリンスタンド92,000千円何がしと飲食店の56,000千円というのは、平均的ではなくて、この前の2千円だか3千円つけたときの、ではなくて全体ですか。トータルですか。(「はい」と呼ぶ者あり)

 たしかパーセントで3月のときに何かのやつを見たら、確かにこの2千円、3千円をつけたとき、飲食店分をつけたときには物すごく多かった。その後はやはり、割合的には飲食は二番手か三番手ぐらい、ほとんど変わらないですよね、三番手と。三番業種と言ったら怒られるけど。

 ただ、前回言っていたのは、150%で出したときというのは、あれはたしか国からの、要は政策的な部分で国から出てきている部分なので、何にやるべきかといったら、重点的にやるべきはそこだよねというとこだと思うのです。ライフラインのところを使われている町民の方を別に非難しているわけでもないです。それは賢い使い方だと僕は思っています。

 ただ、やるとしたら、政策としてこれをやる。ただ、ばらまきとしてやるのだったら、今のままでいいと思うのですけれど、やはり集中的な効果、清水町の持続的にこの事業者とかが回転できるような仕組みをつくるのであれば、政策的でなければならないと思うのです。慣例に従ってというのだけは勘弁してほしいなと思うのですけれど。

 今後、今、課長からも、それはしっかり考えていきたいというようなお話も頂きましたけれど、町長として、満遍なくという気持ちは分かるのですけれど、やはり今一番ここを守っていかなければならないというところの政策としてやるのであれば、そういうところにできるだけお金が回るような形を取るのが政策だと思うのですけれど、次回以降、もしこの事業があるとしたら、そういうふうな検討を町長、考えていただけるかどうかをお伺いしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 今の飲食店に特化したというか、指定した、去年の1回目に出した、2千円でたしか出したのではなかったかと思ったのですけれども、そんなことも十分今回の中で、今、担当課長が言いましたように、そのデータや何かも分析して検討をするというようなことの中で進めてきました。

 その中で、先ほどから本当に何度も出ていますけれども、商工会と十分打ち合わせした中で、今みたいなことの中でまずは、1回目は出してみようというようなことになったと、経過については伺っているところであります。

 この状況も踏まえて、相当、先ほど言いましたように、お金が169,000千円、170,000千円のお金が9月までの間に地元に落ちますので、それらも含めて十分皆さんの購買の状況、あるいは使う、消費する状況や何かも、さらにそのデータを取った中でいろいろとまた新しい、こういうふうにやったほうがいいだとか、そういう政策が出てくる可能性も十分ありますので、その辺は十分検討させていただきながら進めていきたいと、そんなふうに思っております。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) ぜひ、貴重な財源、これもひとつばらまいているわけではないのですけれど、170,000千円、169,000千円といったら物すごい金です、清水町にとって。もちろん還流してくれればいいけれど、それがすぐさま税収に変わるわけでもないので、であれば、まず人口を減らさないためとか、いろいろな意味で、せっかくやるのなら政策的にやってください。

 商工会は、商工業者のための商工会であって、どこのためにやってくれとはさすがに言えないはずなのです。飲食のためといったら、みんな、燃料屋さんもいるし、飲食もいるし、何でもあるわけです。

 だから、ここはやはり冷静に分析した結果として、町としてはこうしたいのだということをしっかり打ち合わせをしていただければ、なかなか飲食店と正直言ってしゃべると、こんだけ優遇されているようになると言いづらいんだよねっていうのが、正直なところになっています。そこまでやはり来ています。

 みんな、うちらだけ悪いよねと、みんな遠慮しているのに、でも、数字的にもはっきりしているのだからこそ、これは政策としてやるべきだなというふうに思いますので、強くそれは要望をしておきたいと思います。

 これについては特にあれですけれど、次の質問に移りたいと思います。

 ハラスメントゼロに向けた取組なのですけれど、これは3月の議会でも一部話題に上がって、いろいろな意味で話題に上がった部分でございます。そして、取組として昨年度はこうしているよ、本年度はこれからまたいろいろやっていくよというふうになっています。

 3月からどのように、今現在検討中とはなっていますけれど、どういう方向でやっていくのか、もしくは、そのアンケート結果についてはどういう方向で今整理をされているのかというのをお伺いしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 職員研修につきましては、これまで令和元年、それから、令和2年度とそれぞれいろいろ工夫をしてきたところでございます。今年度につきましても、またどういった研修をしたらいいのかということを今検討中でございますので、その辺も含めて今年度も開催をしてまいりたいというふうに考えてございます。

 そのほか、研修ではございませんけれども、今年度に入りまして地方公務員災害補償基金で作成をしておりますパワーハラスメント対応ということで、映像のDVDが配られてございますので、これについてもグループセッションのほうで職員が実際にそれを見て研修を受けれるような取組もしているところでございます。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) ちょっと厳しい言い方だけをさせていただく。その研修を受けて、そのアンケート結果がいろいろあった部分について、解消されると課長はお思いでしょうか。

 というのが、この6月に来てまだ検討中ですというのは、随分遅いなと、対応が遅いな。内容に触れることはしませんけれど、3月のときには結構センセーショナルな内容だったと私は理解していましたけれど、それは本当かどうかは別として。その割には何か、もう6月、もうちょっとしたら7月です。ちょっと随分とゆっくりかなというような印象を受けますが、なぜこれだけ遅れているのかをお伺いします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 例年、職員研修につきましては、秋というか年末頃開催をしております。現在においてもなかなかコロナ禍ということもあって、職員を集めて開催するというのも難しい状況もあって、昨年はリモートを使った、会場を分けて取り組んだところでございますので、そういった状況で今、ちょっと遅くなってございますけれども、今検討中という状況でございます。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 私自身も議会のたびに血圧が上がるものですから、アンガーマネジメントの本を読んだりしておりますので、若干の間があることはお許しください。

 ただ、やはり引き続き昨年やったことも、今年また同じことをやってもいいと思うのです。アンガーマネジメントの人を替えてやるとか、ストレスマネジメントについてはあれでしょうけれど、でも、日々研さんというか、日々どういうふうにしていかなければならないかということをやはり考えていかない限りは、職場が本当によくなっていくのか、悪くなっていくのかといったら、後者のほうになっていくのだろうな。

 ましてや、前回、やはり厳しい口調でそのアンケート調査を皆さんに配っていませんなんて言って、議会と対立しているわけではない、一部の議員と対立しているわけではないけれど、でも事実として出てきている部分なのかどうかは別としても、一番最初にやらなければならないのは、やはりハラスメントがなぜ起きたのかということ、まずこれから起こさないためにというのを両輪でやっていかないと、何の意味もなさないと思うのです。

 これ、コロナだからという言い訳は昨年から聞き飽きました、こんなところで。でも、やらなければならないことはやらないわけにはならないので、これどうなのですか。まだ今のところ何をやるかも決まっていないという段階でいったら、いつ、では年末に向けて予算消化でやるのだぐらいの意味でやるのですか。それともやはり計画的にやらなければならないとは思うのですけれど、ちょっとこの遅れている理由というのが、何か言い訳なのかもどうかも含めてよく分かりません。もう1回説明していただければと思います。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 職員研修におきましては、昨年度、年末に職員研修を、先ほど町長が答弁したとおり行ったところでございます。

 その後、今年度に入りましてまず、職員研修ではございませんけれども、先ほど申し上げましたとおり、地方公務員災害補償基金が作成をしました地方公共団体におけるパワーハラスメント対策、誰もが働きやすい職場を目指してという作成されたDVD、これにつきましては、それぞれのケースに応じた対応についてDVDが各市町村に配付されましたので、それについて職員向けにグループセッションで、パソコンで見て研修を受けれるという状況を現在取り組んでいるところでございます。

 その後、先ほど申し上げましたとおり、今年度につきましても今後検討をして、今検討中でございますけれども、職員研修を実施して、さらに理解を深めてまいりたいというふうに考えてございます。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) アンガーマネジメントではないのですけれど、怒らないように、怒らないように僕も頑張っているのですけれど、やはり困っている人、苦しんでいる人、それが耐えながらやっているだと思うのです、これはハラスメントを受けてです。とか、いじめとか。やはり、上司であったり仲間であったり、それを何とか直そうシステムをつくり上げていかなければならない。

 多分今、清水町役場は、多分ほかの職場なんかたくさんあるのは知っています。清水町役場に限らず、管内の役所においてもたくさんあるのは、実は実はいっぱい聞いています。

 でも、ほかは別として、うちの町はこういう形で今アンケートを昨年取ったよとか、それに対して、去年もマネジメントをいろいろやっていったよ、でも今回はどうするかといったら、ビデオを見ますみたいな感じ、ごめんなさいね、これはすごく後ろ向きなのかな。

 いい職場にするイコールやはりいい職員というか、職員がやる気になる。やる気になるイコール新しい職員も清水町に期待して入ってくる。それを僕は前回言いました。前回の一般質問でも、清水町役場に何人応募してくるか。いろいろな人が応募してもらって優秀な人材を集める、そういう町になってほしいという意味で言っております。

 もうちょっと計画的に、前向きにやったほうがいいかなと思うのですけれど、課長ばっかり言っても仕方がないので、町長、副町長あたりで、質問を長引かしても仕方がないので、もう少し積極的に取り組むべきだと思うのですよね。職員がやる気を出すためとか、職員が苦しんでいる人が一人でもいないために、そのためにこそ計画的にやってほしいなと思うのですけれど、いかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 副町長。

○副町長(山本 司) ハラスメントのない職場を目指して、常時目指して、職員研修だけではないのですけれども、普段からそういう意識づけを管理職も、あと、管理される側の一般職も十分心がけながら日々、職務に当たっていただきたいというふうに思います。

 年度当初、人事面談、各課全職員が課長職から受けてございます。そして、私は課長職の面談を、期首面談をしたところでございます。その中でも各課においての問題、課題等聞き取りをしまして、その中ではそれぞれの課で課題なりは当然ございますけれども、職員間の問題といった部分は特にないのでございますけれども、今後もそういった部分は十分注意してまいりたいというふうに考えてございます。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 積極的というか、あまりやりたくない案件で正直言ったら僕もあります。あまり手をつけたくないのです。でも、手をつけなければならないわけです。

 これは計画的に、日々、まずは管理職から、そして、管理職が、これはやはり管理職からなのです。管理職、そして、職場というか、各課とか、そういう単位でもしっかりと勉強会ではないけれど、一般論から学んでいくことに対して、いいのか悪いのかというのが何か分かってきますし、最近のインターネットでもいろいろ見て、本当、テレビでもそうですけれど、自分のやっていることがやばいなというか、やばいなと言い方は変ですけれど、駄目だろうなと思っている人というのは多少なりともいるのですけれど、意外に仕事をやっていくと結局たがが外れてしまって、厳しいことを言ったり、それが受ける側にしてみたらハラスメントと取ってしまうと。

 そこはすごく難しいところなのですけれど、やはりこれ、年末にやりますとか、計画的に考えますと言って、計画的でない状況を見たら、やはりこれはちょっと、これからも第2、第3、何かあるだろうなと。

 僕、一番怖いのは、ここで例えば自殺でもされたら本当に悔やんでも悔やみきれない、そういう部分の命に係わることですので、ぜひ、ちょっと口酸っぱく言って申し訳ないのですけれど、今後計画的というか、もっと計画的にどんどん進めてほしいなと思いますので、よろしくお願いします。

 副町長、答弁していただきましたので、2番目を終わらせていただき、3番目に移りたいと思いますが。

○議長(桜井崇裕) 鈴木議員、次の質問に入る前に、ここで休憩をしたいというふうに思います。

 再開は11時10分とします。            (午前10時57分)

○議長(桜井崇裕) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                         (午前11時10分)

 一般質問を続けます。

 質問を受けます。

 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) それでは、3番目、愛町購買の取組について再質問をさせていただきます。

 先ほどの答弁については、一番、これにしかないなという答弁ではございました。町長が積極的に愛町購買運動を掲げるという部分において、今後どういうふうに何か具体的に進めていくやり方、もしくは何か、今年からやることというか、そういう考えていることがもしあれば教えていただければと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 副町長。

○副町長(山本 司) 町内で購入できるものは、できるだけ町内の企業、事業所を通して購入するということも、これまでも行ってまいりましたけれども、今後とも継続してそういうことを進めていくと。

 あと、町内で直接扱ってはいないのだけれども、今後扱えるかどうかという部分も、私どものほうから事業者に確認した上で、扱えるものがあれば、当然、町内の事業所から購入等を考えていくといったことを積極的に進めてまいりたいというふうに考えてございます。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) ぜひ、先ほどの1番目のコロナ経済影響を含めて考えていくと、結構ゆゆしき問題になってきているので、当然今までもやっているとは思うのですけれど、できれば町内で扱えるものがあるのだったら、本当に町内の事業所でやってほしいな。

 ただ、それは、あまりそればっかりに気取られると、例えば、いろいろな町民から何か違う指摘もあったりしますので、入札等については厳密にやっていただきたいというふうに思います。

 実は、ここからが私の本当の質問に、本当の質問という言い方変ですけれど、質問になるのですけれど、入札の関係のちらっとお話をして、さらに入札の関係の答弁を頂きました。ちょうどいい答弁だなと思ったのですけれど、例えば、ちょうどいろいろな方がいらっしゃいますので、建設課長がいらっしゃるので、入札指名しました。指名業者に、指名している間に電話して頑張れなんて言うことはあるのですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 今のお話しなのですけれど、そういうのは一切ございません。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 1人だけ聞いたら悪いので、水道課長にお伺いします。そういう事実、例えば、入札指名しました。役場庁舎内から課長として、何々君頑張ってよと、これ取りなさいよなんて言うことはないですよね、当然。

○議長(桜井崇裕) 水道課長。

○水道課長(小林 進) 一切ございません。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 昨年来というか、北海道においてもそういう入札において、いろいろな不正があって、逮捕者がたくさんいろいろなところで出ています。

 もちろんそれは入札に関して厳密にやらなければならないというとこだと思うのですけれど、今言ったように入札参加業者に、役場の監督する立場、役場の管理職が入札する前というか、応札する前にそういう連絡をするということは、入札の基準とか規定とか、もしくは公務員の倫理規定、または職務規定において、総務課長にお伺いしますけれど、もしそういう行為があれば、それは抵触するという認識でよろしいでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) そういった公務員としてふさわしくない行為があったのであれば、当然それは基準に沿って処分することになるかというふうに思います。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 要は、発注者側が余計なことを言うと、入札自体が適正なものなのか、それとも不適正なのかという、その入札期間、期間の前後もそうです。全部そうです。オールタイムでそうですけれど、頑張れよなんて言って、取ったときに、じゃお金くれよなんて言ったら、それは完全にアウトですし、それは当然ないだろうなと思っています。

 ただ、予想でしゃべっているのかと言われたら、そうではなく、私はいろいろなところを調査した上で今回しゃべらさせていただいておりますけれど、ぜひ、課内で1回調べてほしいのです。そういうことが、私が今言ったように、業者に、一部業者に対して入札を混乱させるようなことがあったのではないか、なかったのか、そういう管理職がいらっしゃると、私の調査の上では、はっきりしています。

 どういう意味で言ったかは別としても、やはりそれをやると町民が困る、町民の財産ですから全ては。公務員の倫理規定云々という前に、まず町民の財産は、やはり厳格に私たちはちゃんと見ていかなければならない。

 その上で、個人の立場として、そういう事実がもしあったとしたら、僕はちょっと大きな問題になると思いますので、この分については、別に今日全てを明らかにする必要は僕はないと思いますし、役場内の自浄作用を、自浄能力を僕は期待しておりますので、一旦、この入札に関してのそれぞれの本人から聞き取りをしていただくということは可能かどうかをお聞きしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 副町長。

○副町長(山本 司) 今、議員がおっしゃったこと、業者に一部混乱を与えるような発言が課長職からあったということでございますので、聞き取りをしてまいりたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 課長職というよりも、管理職というふうに広げておきたいと思います。

 何が起きたかといったら、本当に、そういう指示を受けた、やってくれと、お前のところでやれよと、頑張れよという指示を、あったと、その相手先からも聞きました。

 とは言いながら、そこの会社も社会的に大きな会社というか信用のある会社なので、さすがにそれは勘弁してくれと、うちはうちでやらさしてほしいということで辞退し、結果としてそこが取ったわけでもなく、通常というか、しっかりと入札の公正・不正については、公正性は担保できたのではないかなと思いますけれど。

 一歩間違えたら、こんなのは不正ですし、まして、逆に頑張れよと言ったところに、頑張って取って、自社努力で取ったとして、俺のおかげで取ったのだよなと言った瞬間に、それは入札妨害の何物でもない。

 これは、昔でいう官製談合でないことを祈ってはいますけれど、誤解を受けるというよりは、誤解ではないです。ちょっと私の中では、鐘が鳴っているのではないかなというふうに思っています。相手先も調べたところ、そういう具体的なお話も頂きました。ただ、それには乗りませんでしたよと、私は。うちはうちでいきますという形でやったのですけれど、やはりそれは危険行為です。危険というか、アウトです。これはしっかりと調査をしていただきたい。

 調査内容については、またこの間なければ、私、9月にも一般質問をさせていただこうと考えていますので、よろしくお願いしたいと思います。

 これが今町内知っている人は知っている、知らない人は知らないけれど、町内の事業者、先ほど愛町購買運動で清水町を使ってくれって言っているけれど、その裏にそういうような話とかあったら、何が適正なのかどうなのか分からなくなっているのです。これは、もしかしてブービートラップなのではないかと思ったりもしますので、これは入札の根底を踏みにじる行為だというふうに私は認識しておりますので、ここについては厳しく調査をしていただきたいと、いま一度よろしくお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁。

 副町長。

○副町長(山本 司) 入札に関して厳粛に制度のもと予算執行をしていくというのが当然でございますので、誤解を招くような行為があったかどうか含めて調査をしてまいりますので、御理解よろしくお願いいたします。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) これらを含めて、何が正しくて何がだめなのかというのを、さっきの、これはハラスメントゼロとかにも全部共通してくるのですけれど、正しいことは正しいと、間違ったことは間違っていると、そこは本当に曖昧だけにはしてほしくないので、必要であれば、私の情報を提供する用意もございますし、その前に、やはり役場内としてしっかりと調査をしてほしいなというふうに、それを要望で、要望というか、やってください。

 やるって言っていただきましたので、これで結構ですけれども、そのぐらいちょっと大きな問題というか、結局は権力には負けてしまうのかと、町長の権力というのはやはり重いのです。世の中の内閣総理大臣のような権力者の力というのは強いのです。

 権力者が黒を白と言えば白になるし、白を黒と言えば黒になるし、そうならないように、本当にいい町にするためには、やはり前向きに、町長、やってほしいなと思います。

 最後、町長の答弁を聞いて、この質問を終わりたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 入札については、疑惑が持たれないような感じの中で今後もしっかりと進めていきたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 次に、3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 3番、公明党、山下清美でございます。

 事前に通告しております2項目について質問をさせていただきます。

 初めに、歩道・空き地管理について伺います。

 清水・御影の市街地中心部では空き店舗や空き地が目立つようになってきております。空き店舗等の前の歩道は近隣の町内会で協力しながら草取りを行っているところでございますが、手が回らない地域もあります。特に駅前通りのインターロッキングの歩道で管理がかなりなされていないという部分が見受けられております。

 町外から来客が訪れた際に、駅前は本当にメインストリートです。玄関口である本通りの歩道をきれいに管理する方法を検討してはいかがでしょうか。

 また、中心市街地の空き地、増えてきておりまして、草が伸びているところが目立つ土地もあります。町としても地権者に働きかけており、先週も防災無線で空き地の草刈りを呼びかけておりましたが、火災等の心配もございます。さらなる対策を考える必要があると思いますが、町長の考えをお伺いします。

 次に、体育館建設事業についてでございます。

 体育館建設事業については、3月定例会で、安全性に配慮した施設面積の確保、健康指向と防災機能、単なるスポーツの場にとどまらない施設、各種の分野で、庁内会議を進めていくとともに、町民検討会議での御意見、利用団体からの要望や事業費コストに留意し、町長部局と協議の上、建設事業を進めていくとの答弁で、その後3か月ほど経過をいたしました。

 以下の点についてお伺いをいたします。

 まず1点目ですが、体育館等建設に関わる庁内検討会議、これの検討状況、そしてまた、具体的に決定している部分はあるのかについてお伺いをいたします。

 2点目ですが、このような大規模事業というのは、町の将来を見据えながら、これからの町政を担う若い世代の職員の意見を取り入れていくべきではないかと思いますが、いかがでございましょうか。

 3点目です。建設後の維持管理費を考慮して、カーボンニュートラル、配慮した省エネルギーの構造、今年に入りましていろいろな部分で脱炭素社会という部分が世界的にも広がっております。国内においてもそういった表明をしている部分があちこちで出てきております。そういった部分を検討項目に加える必要があると思いますが、町としての考え方を伺います。

 以上、よろしくお願いいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、山下議員の質問にお答えをいたします。

 大項目1は私から、大項目2は教育委員会のほうからお答えをさせていただきます。

 まず、1点目の歩道の管理については、清水町清水本通り道路の十勝清水駅から5丁目まで、清水南2丁目道路の本通りから国道274号まで、御影本通り道路は駅前から国道38号までが、それぞれインターロッキングによる歩道として整備されています。

 山下議員御指摘のとおり、空き店舗などの前で管理されていないところが散見される状況であり、これまで町として除草剤等の散布など行った時期もありましたが、散布の制限などあり、現在は実施していない状況です。

 管理の方法として、町直営での除草が考えられますが、歩道の延長を考えると現実的ではありません。そのほかでは、業者委託による除草、地先の住民や町内会等による除草など考えられますが、予算や合意形成を必要とします。

 現在、自主的に草取りなど管理されている方もおりますし、プランターによる花いっぱい運動に取り組まれている町内会もありますので、地先の住民の方を含めた町内会への働きかけや、町内会単位での管理協定など、駅前を含めた町の玄関口としてふさわしい環境整備の方策について模索していきたいと考えています。

 空き地の管理については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律において、不法投棄の抑止のための清掃保持の努力義務が規定されており、また、十勝広域消防事務組合火災予防条例では、空き地に対し、火災予防上必要な措置を講じなければならないとされ、町民生活課、清水消防署から広報により、草刈りなど適正な管理について周知を行っております。

 また、空き地の状況に応じて、所有者に対し個別の文書を送付し、草刈りなど適正な生活環境の整備を依頼している状況です。

 私有地の空き地に起因する様々な問題については、草刈り等を強制することは難しい状況です。今後においても、私有地の管理は所有者等の責務であることの周知に努めるとともに、状況に応じた個別の依頼に努め、適正な生活環境の保持に努めてまいります。

 私からは以上でございます。

○議長(桜井崇裕) 教育長。

○教育委員会教育長(三澤吏佐子) それでは、大項目の2番目、体育館建設事業についてお答えをいたします。

 御質問の1点目、新体育館等建設庁内検討会議の状況については、新年度に入り、建設コンセプトや施設概要などを議題にいたしまして、5月11日に会議を開催しておりますが、具体的な部分についての決定事項はありません。

 庁内検討会議におきましては、今後開催してまいります町民検討会議での御意見や、利用団体からの要望なども踏まえながら、庁内議論を重ねてまいります。

 2点目の若い世代の職員の意見については、体育館建設事業は、まちづくりとして大きな施策であり、議員御指摘のとおり、これからの町政を担う若い世代の職員の参画も重要でありますので、庁内検討会議での議論や基本設計にも反映できるよう、意見やアイデアを聴取する機会を設けてまいります。

 3点目のカーボンニュートラルに関する検討については、脱炭素社会の実現を目指し、2050年度までのカーボンニュートラルの実現を基本理念とした地球温暖化対策推進法の改正が、本年5月26日に成立するなど、官民を問わず環境問題への取組が求められております。

 体育館建設事業におきましても、基本設計を進める中で再生可能エネルギーの活用なども検討してまいります。

 以上、体育館建設事業についての答弁とさせていただきます。

○議長(桜井崇裕) 質問を受けます。

 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 空き地・歩道の管理について御答弁を頂きました。

 こういった部分については、町内会の方々、町民の協力なくてはできない部分でございます。今回の総合計画、配付されていましたその31ページを見ましても、大小の中で協働による環境保全ということで、ボランティア清掃の実施件数なども元年度には103件と多くの方々の協力を得ながらやっていることは事実でございます。

 そういった中でも見過ごされている部分、そういったものがやはり出てきてしまっているという部分、さらなる呼びかけも必要になると思います。

 こういった住民の力、大変大きなものがあります。そういったものをさらに御協力頂けるような方策を何か考えていらっしゃるのかお伺いをいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町民生活課長。

○町民生活課長(斉木良博) 今御質問頂きました、さらに取組をする方法ということで御質問を頂きました。先ほど町長が答弁しております中で、地先の住民含めた町内会への働きかけ、町内会単位の管理協定などというふうなことで答弁をさせていただいているところでございますが、全国といいましょうか、先進地自治体では、町内会や企業、学校だとか、そういったようなところと自治体が管理協定を結んで、一定区間の道路だとか、公園だとかの清掃ボランティアをお互いに支援をしたり、活動をしたりをする管理協定を結んで行っている自治体がございます。

 町は、例えば清掃用具の支援をするとか、ボランティア活動に係る保険の負担をするとか、そのようなことを支援をし、活動を行う団体等については清掃のボランティアを行って、きれいな生活環境の補助をしていくという、今おっしゃったような協働の取組をしている自治体がございますので、清水町においても、本通りですとかのインターロッキングの部分で草が伸びているところ散見されます。

 取り組んでいる方ももちろんいて、きれいに管理をしているところもございますが、空き地ですとか、なかなか管理が届かないというところがありますので、町内会なのか、もしくは違う団体なのか、模索しながら管理協定を結ぶような取組ができないかなということを今後検討をしていきたいというふうに思っています。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) よろしくお願いいたします。

 空き地管理の関係でもう1点なのですが、周辺にいらっしゃる方々はたばこのポイ捨てだとかの火災の心配、あるいは、これからの虫が発生するなどの心配がそれぞれあります。

 そういった部分では、今の状況の中で、いろいろ町としても工夫されて啓発活動をされて、実際にそういった地権者のところに行ってお話をしているという話も聞いております。

 そういった部分の心配が周辺のところでありますので、何か周辺の方々がそういった心配を取り除けるような方策も考える必要はあるかなと思いますが、その点について考えがあればお聞きしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町民生活課長。

○町民生活課長(斉木良博) 空き地の部分につきましては、先ほど答弁をさせていただいたように、広報による周知、それから、防災無線においても周知をさせていただいて、それぞれ所有者の責務として適正な管理をお願いしているところでございます。

 また、個別な状況によっては、今おっしゃったように近隣の住民の方の心配等もございまして、こちらに連絡を頂いた部分については、個別に文書を発送して、具体的に、例えば草刈りの想定される費用なども積算できるような、平米当たりの草刈り委託料というのでしょうか、その料金も示しながら、適正な管理を呼びかけているというのが現状でございます。

 空き家という部分については、廃屋撤去の助成事業等を行っていて、そちらについては今おっしゃったような火災の危険だとか、もしくは防犯上の危険性があるということで、町としても取り組んでいるところですし、国でも空き家の部分については、空き家等対策の推進に関する特別措置法みたいな形で、法律で規定をしながら進めているというところでございます。

 一方、空き地についてはなかなかそういったような法律もなく、町としては今行っている周知、それから、状況に応じての個別の文書発送という部分を丁寧に行っていく考えでございます。

 以上でございます。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 市街地中心部については、本当にきれいになるような、市街地に住んでいらっしゃる方が本当に心配ないような管理をまた一層努力をお願いしたいと思います。この点についてはよろしくお願いします。

 続きまして、体育館の関係でございます。

 この体育館については、建物としては数十年に一遍という本当に大規模な建物、大きなプロジェクトと考えます。そこら辺のこの建物に対する構えというか、スタンスというか、小さいものを建てるような雰囲気のスタンスなのか、大きいものを建てるスタンスなのか、しっかりしたものをみんなで協力していけるような一大事業と考えますけれども、そこら辺の心構えをちょっとお伺いしたいと思います。

○社会教育課長(藤田哲也) まず、施設の大きい小さいというお言葉の部分もあっての質問でございましたけれども、基本的に3月の議会のほうでもお答えさせていただきましたように、まずは活動のために安全性に配慮した施設の面積の確保ということが当然必要になってくるということでございます。

 今後になりますけれども、各利用団体等の方との御面談や御意見を聞く中で、それぞれのスポーツ競技において、危険性やそういったものというものも当然御意見で何点か出てくるだろうというふうに考えているところもございまして、まずはそういった活動をする上で、きちんと安全に配慮できるというものを考えていきたいというふうに思っているところでございます。

 そういった点では、現在の建物の面積でございますけれども、こういった部分については一つのまずはベースになるのかなというふうに考えてございます。

 その上で、こういう部分は逆に広げる必要が出てくる要素だろうと、逆にいろいろ話を聞いたり、検討をしていく中で、ここはもうちょっと狭めてもいいだろうという部分というのは、それぞれの種目もありますし、最終的にまだ具体的なものは今お話しする形にはなりませんけれども、間取りとかそういったような工夫の中で考えていくという形になっていくかなというふうに思っております。

 また、本来のスポーツだけではなくて、これも3月の答弁と重なるところございますけれども、防災ですとか、健康志向であったりとかというような部分についても、配慮した施設にするために、必要があれば施設の規模であったり、そういったものも当然検討に加えて進めてまいるということになってまいります。

 以上でございます。

○議長(桜井崇裕) 質問を受けます。

 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) その進め方については、よろしくお願いをいたしたいと思います。

 2点目の関係の若い世代の職員の意見をいろいろ取り入れていこうということで、前向きの答弁をいただきました。

 そういった中で、全ての部分での部分的な部分にいろいろポイントを当てながら、いろいろな方が、職員がそういった協議に参加できるような、満遍なくばあっと全てに周知するのではなくて、このことについてどうだいということで、ポイントを当てながらそれぞれに参画をしてもらえるような工夫をしていく必要があると思います。

 これについて意見どうだいと庁内全体にぼんと出すという部分もあるかもしれないけれども、それだとなかなか出てきづらいという部分あると思います。こういった部分について集まって、数人ぐらいになると思いますけれども、そういった部分の意見を聞く方法についても何か考えられているのかお伺いします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 社会教育課長。

○社会教育課長(藤田哲也) 先ほど教育長のほうから答弁の中で、若い職員の参画する機会を設けてまいるということでの御答弁をさせていただいているところでございます。

 具体的に、何名かを例えばよくある各課から選出をしてプロジェクトチームみたいな形というところまでは、現時点では考えてはございません。

 ただ、まず利用者さんであったりとか、町民検討会議の中で、こういう意見が出てきているのだと、こういったことを、これは若い職員もございますけれども、全職員のほうに対しても、こういう意見を頂いているのだよというようなことについては、まず十分周知をして、その上で意見を聴取していくという形があろうかと思いますし、その中で、状況によっては直接数名の方を集まっていただいて、意見を交わすというような場面についても考えていきたいと思いますが、こういうときに、そういうときには、テーマというか、そういったものをある程度絞り込んで、明確にした上での議論というような形で進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) ぜひ、町庁舎全体で、みんなで体育館を、建設事業に携わっているのだという意識を持てるような意見の取りまとめを工夫していただきたいと思います。

 次なのですけれども、3点目のいろいろな部分のこれからの維持管理に関わっての課題になると思います。

 総合計画の中でも、先ほどの清掃と同様に、協働による環境保全の中で、省エネルギーの推進や再生可能エネルギーの利用を促進しますと、総合計画にうたっておりまして、これに基づいた体育館という部分もお考えだと思いますが、その考えがあれば、お伺いをしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 社会教育課長。

○社会教育課長(藤田哲也) カーボンニュートラルの関係でございますけれども、まず、法律改正等々もございますけれども、この環境問題というのは、今回の法律改正の以前から温暖化対策としてかなり世界的に問題になってきていると、議員からもお話がありましたように、総合計画の第1編第1章の中でも、省エネルギーの推進や再生可能エネルギーの利用を促進しますという形で出てございます。

 具体的に、こういった再生可能エネルギーに焦点を当てるとかいう部分については、現段階ではございませんけれども、建物を今後40年、50年と使っていく建物を建てていくときに、そういった環境問題に迎える新たな時代の中にふさわしい建物というコンセプトというか、そういう考え方を取り入れながら建設事業については進めてまいりたいと思います。

 したがいまして、基本設計の中では、複数の省エネの熱源の問題だったりというようなものも検討しなければならないだろうと思っておりますし、また、冷暖房というような主要な設備以外にも、例えば細かな点からいけば、外灯の照明であったりとか、使う資材に関しても再生品を部分的に用いることができないかとかいうのについても検討をしてまいります。

 もちろん、事業費、コストとの留意の関係もございますけれども、基本的なスタンスといたしまして、議員から御指摘がありましたように、今後の社会において必要となるという意味では、カーボンニュートラルには配慮したという環境問題に当然意識した建物づくりということを進めてまいりたいと考えております。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) この件に関しては、いろいろと方法はあると思いますので、今、課長からいろいろな方法も念頭に置いているという話がありましたので、その方向でぜひぜひよろしくお願いします。

 また、そういったものを含めまして、基本設計について4月以降にこれから委託を考えているのだという話でした。

 そういった部分では、いろいろな部分がまだ定かでない部分が多い中での委託という部分は、まだ難しいのかなと考えますけれども、こういった部分、いろいろな、これから練る部分が多い、そして、利用者の意見を聞きながら、そして、町民の意見を聞きながらという部分では、基本設計の委託というのはまだ先のほうでいいのではないかと思いますが、その辺どうでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 社会教育課長。

○社会教育課長(藤田哲也) 基本設計につきましては、現段階ではまだ入札というところまでは至ってございません。

 ただ、どのタイミングで発注をしてまいりますかという点ですけれども、当然、基本設計の業者が入っていただいて、そして、業者さん、基本設計の受注業者さんのほうと、こういった施設づくりを進めるにはどういう技術的な部分があるとか、課題があるとか、そういったようなことも、業者さんのほうも加わっていただくことは、大変重要な部分となってまいります。

 ですので、基本設計につきましては、まだ内部で協議はしていませんから、明確に何月に発注とは申せませんけれども、時期としては、私の立場としては早い段階で発注を進めていき、エネルギー問題もそうですけれども、建物の規模も含めて、複数の案というか、そういったものを内部的に練っていく上でも、早期に発注を進めてまいりたいということで考えているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) いろいろな部分も課題をそれぞれ基本設計の業者と相談しながら進めていくという話でございました。

 建設年度もある程度、その方向性を決めていますけれども、そういった部分にこだわらず、しっかりといろいろな部分の積み重ねの部分を重要にしながら、そういったものが出来上がって、建設年次が多少一、二年遅れても構わないと思いますが、その点の建設年次の進め方、いかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 社会教育課長。

○社会教育課長(藤田哲也) まず、建設のというか、新体育館の供用年次という意味かと思います。議論につきましては、重ねて一つ一つ進めていかなければならないということでございますが、まず、目標といたしまして、令和6年度中の新体育館オープンを目指しますということにつきましては、現町長の公約でございますので、これに向けて進めてまいるという考えでございます。

○議長(桜井崇裕) ここで休憩します。

 なお、再開は午後1時とします。         (午前11時49分)

○議長(桜井崇裕) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                         (午後1時00分)

 一般質問を続けます。

 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 8番、口田邦男でございます。

 今回は、1項目7点について質問をさせていただきます。

 さて、どんな事業を計画しても、コロナが収束しなければ何もできない。これが現実でございます。一日も早く収まることを願っている一人でもあります。

 そうした中、町の将来については、今年度スタートした第6期総合計画に基づいて町づくりが行われるのではないかと思われます。

 まずは、将来、清水町をどのように描いているのか、10年先を描いていると思いますが、前期5年先の思いと、町づくり事業について、全部とはいきませんが、一部の項目について町長の考えを伺います。

 1点目、農業の方向性。農業の経営規模拡大化、大規模法人の進出など、本町の農業の経営形態が将来どのようになっていくか、どのような方向に導いていくかをお答え願いたいというふうに思います。

 2点目、環境問題。特に家畜ふん尿による問題は、バイオガスプラントによる解決を行っておりますけれども、現在、本町の普及率と今後の目標についてお伺いをいたします。

 3点目、本町の商工業の形態と現状ということでお伺いをいたします。工業の現状と将来の見通しをどう認識しているか。商店は特にコロナの影響で、町内の消費購買が悪化し著しい状況にある。消費拡大推進のために行ったプレミアム商品券発行の効果と今後についてをお伺いをいたします。

 4点目、町民の健康問題。健康の基本は健診であり、常に自己の体調を知っておくことから始まります。町民の特定健診率が上がっていないようでございますけれども、これをどういうふうに考えているか、今後の問題についてお伺いをいたします。

 5点目、本町における観光事業。観光振興事業について、今後具体的にどのようなことを考えているか。また、情報発信拠点整備事業と、道の駅との関係についてをお伺いいたします。

 6点目、移住・定住の問題。移住・定住を促進する上で住宅供給が必要でございます。町内に空き地が点在している中、町で買上げ造成し分譲してはどうか。また、空き地の状況と、現状の対応についてをお伺いいたします。

 7点目、清水公園整備の進捗状況。現在の清水公園のリニューアルと体育館移設に伴う跡地整備についてをお伺いいたします。

 以上7件、よろしくお願いいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、ただいまの口田議員についての答弁を行います。

 大項目は1点ですけれども、小項目7つほどありますので、順を追って順番に答えていきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。

 まず、全体についてですけれども、本年度が計画初年度となります第6期清水町総合計画につきましては、町の将来像を「まちに気づく まちを築く とかち清水 想いをミライに築くまちへ」と定め、6つの分野に基づく施策体形を構築し、それぞれの分野で現状と課題から基本的方向と数値目標を示して、目標の達成に向け、各種取組を推進することとしております。

 その基本的な方向を踏まえて、それぞれの小項目についてお答えをいたします。

 まず、1点目の農業の方向性についてであります。

 本町における農業の方向性については、第6期清水町総合計画第4編第1章に基本的方向を示しておりますが、御質問のとおり、現状では農家戸数が減少する一方で、大規模経営は増加傾向にあります。

 農家戸数の減少は、農村地域の衰退への懸念もあり、町といたしましては、後継者、担い手の確保による農家戸数の維持に取り組むとともに、国においても中小・家族経営について、農業政策の計画に盛り込まれていますので、国の具体的な施策にも期待しているところであります。

 次に、2点目の環境問題についてであります。

 令和2年度におけるバイオガスプラント普及率についてですが、本町の全乳用牛頭数のうち、バイオガスプラントで受入れをしている乳用牛の頭数割合は29.4%となっております。

 バイオガスプラントでのふん尿処理については、酪農の大規模化が進む中で、御承知のとおり悪臭など環境問題だけでなく、有効な有機物資源であることから、化学肥料の減肥など、耕畜連携による地域内での普及の促進を図ってまいります。

 また、今後の目標としましては、5年後をめどに乳用牛の受入頭数割合を40%としているところであります。

 今後は、清水町地域農業再生協議会において、大規模酪農家における個別型バイオガスプラントの建設を、生産者とともに検討をしているところであり、さらに環境などに配慮した取組を推進してまいります。

 次に、3点目の本町の商工業の形態と現状についてであります。

 まず、工業についての認識ですが、令和元年度の工業統計調査によると、本町における製品出荷額は26,322,300千円であり、基幹産業である農業と並び、本町の地域経済を支える重要な産業であります。

 工業は、全国的な景気動向に影響を受けるほか、業種によってはグローバル化の影響も受けるため、今後より一層生産効率の向上や付加価値の向上等が求められる厳しい環境の中での経営を強いられると予想をしております。

 本町においてもこれらの事業所と連携し、各種動向を迅速に把握し、場合によっては支援等が必要であると考えております。

 次に、プレミアム付商品券発行についてですが、昨年度、本町においては新型コロナウイルス感染症の影響を勘案し、町内の消費喚起を図るため、3回の商品券を発行しました。プレミアム分を含む発行総額は325,331,500円となっております。

 令和元年度に実施した2回の発行総額が107,694,500円でありましたので、金額にして約3倍の資金量が町の中に出回り、かなりの消費行動につながったものと考えております。

 さらに、6月19日、一昨日ですけれども、発行が始まりましたプレミアム商品券は、購入希望数どおりの販売とし、約13,000組が販売され、金額にして169,000千円の規模になる予定であり、かなりの経済効果があることを期待しております。

 次に、4点目の町民の健康問題についてです。

 令和2年度の国民健康保険加入者の特定健診受診率は現在集計中で、秋頃に公表されますが、令和元年度の受診率は37.6%で、北海道の平均は上回っているものの、十勝管内の平均に達していない状況であります。

 平成20年度の開始以来、受診率は、平成28年度に大雨災害により一時低下しましたが、その後は徐々に上昇しており、生活習慣病やメタボリックシンドロームに対する認識が広まってきていると思われます。

 しかし、令和2年度においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、集団健診の延期、訪問による積極的な受診勧奨の自粛、医療機関への受診控えなどがあり、特定健診受診者数は大幅に減少し、大変厳しい結果となっております。

 本年度の受診率向上への取組につきましては、はがきで行っていた受診勧奨を、過去の健診受診歴に応じた内容の文書を個人ごとに送付することに変更し、インターネットによる予約も開始するなど、さらに受診を促す環境整備を図るとともに、町内医療機関にも協力を依頼し、健診を積極的に受け入れてもらえるような体制づくりを進め、町民の健康づくりにつなげていく考えであります。

 次に、5点目の本町における観光事業についてです。

 本町は、国道38号、274号や道東自動車道など、道央圏と接続する道東の玄関口である地理的利点に加え、豊かな自然や食が町の強みとして挙げられます。しかし、それらを生かしきれないのが現状です。

 これまで軽トラ市や農産物の直売所などを行っておりますが、魅力ある地域産品を発信する拠点が必要になってくると考え、その手段として、道の駅制度を活用したく、2期目の公約に盛り込んだところであります。

 道の駅に求められる機能は、時代の変化とともに少しずつ変わっています。従来は休憩機能に、地元産品の販売機能がある観光に重きを置いたものとなっておりました。近年は防災をはじめとする地方居住の維持機能や、地方居住への呼び込み機能など、その町そのものを支えるとりでとしての機能が求められていると考えております。

 今後は、観光協会や北海道開発局と協議を進めながら、場所や規模、機能等を総合的に判断し、清水スタイルの道の駅整備を目指していかなければと考えております。

 次に、6点目の移住定住問題についてであります。

 まず、本町における令和2年度の人口増減ですが、出生数と死亡数の差である自然増減がマイナス85人、転入者と転出者の差である社会増減が24人のプラスとなり、減少幅が小さくなりました。毎年100人前後の人口減少が進む町として、人口減少対策が喫緊の課題となっており、その一つに住宅政策が挙げられるということは、私も同様の認識であります。

 現在把握している空き地・空き家は約160か所程度ありますが、把握している空き地以外にも相当数あるものと思われます。現在の対策としては、老朽化した空き家に関して、撤去費用の一部を助成するとともに、空き地・空き家の有効な活用を促進するため、資産所有者と利用希望者の情報交換を支援する制度を設けております。

 移住・定住政策と住宅政策は一体となって進める必要がありますので、関係課、関係機関と協議し、条件が整えば民業に配慮しつつ、空き地を町で買上げ、造成することも検討してまいります。

 最後に、7点目の清水公園整備の進捗状況についてであります。

 清水公園については、令和元年に設置した清水公園再整備検討委員会において、今後の方向性について検討を重ね、令和2年に基本構想がまとめられ、町に答申されたところであります。今後、環境と景観を生かし、町内外から人が集う公園を目指し、整備を進めたいと考えております。

 ただし、池やレストラン、パークゴルフ場がある既存の公園部分に加え、体育館の移転を予定しているため、当面は池周りを中心とするリニューアル工事に取り組むとともに、体育館移設後の跡地についても現在、多くの町民が体育館前のパークゴルフ場を利用しておりますので、そこを拡張するなど、計画を具体化させたいと考えておりますが、既存の体育館の撤去工事も併せて、補助金や起債をはじめとする財源の確保など、どういった跡地活用が財政的に有利なのかも含め、慎重に判断していきたいと考えております。

 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(桜井崇裕) 質問を受けます。

 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) それでは、若干再質問をさせていただきたいと思います。

 まず、項目ごとに入る前に、まずは総合計画作成に当たった皆さん、大変御苦労さまでしたということでございます。

 さて、スタートに当たりまして、少なくとも4年間は阿部町長の下で、先導になり町づくりが行われるわけでございますので、町長は、この清水町、この先どういうふうに考えているか。

 失礼でございますけれども、何事もなく穏便に町づくりができればいいかなと思っているか、それとも、もっともっと活気のある町にするために、冒険的なことも考えてみるかというような気持ちがあるのかというふうに訪ねれば、どういうことになりますか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) ちょうど私も2期目のときに公約としていろいろなものを立てさせていただきました。

 そのときによく発言していたのは、清水町はやはり交通の要衝だとか、それから、いろいろなことを考え、農業も大きいし、それから、農業の関連する、先ほど工業と挙げましたけれども、工業も全部というか、ほとんどは農業に関連する砂糖の生産だとか、それから、いろいろなものも含めて、そういう部分がありますので、このポテンシャルの高さを利用して、今後においてもしっかりと町づくりに反映し、先ほど100人ずつぐらい減っているというような話しありましたけれども、2年度においては少しそれが緩和されたような状況にあります。

 今後においても、町の人口は少しずつ減ってきますけれども、清水町の総体的な全道の中での位置づけというのは、少しずつ何となく上がっていくようなデータや何かも出ておりますので、それらのことも含めてしっかりと町づくりをしていけば、いつまでもにぎわいのある町が、SDGsもありますし、持続可能な町ということが十分継続していけるのではないかなと思っておりますので。

 先ほども挙げましたいろいろなものについて積極的に、道の駅もそうだし、体育館のあれもそうだし、いろいろなことも含めて、商業、工業も、もちろん農業もそうですけれども、これからの発展していくべきいろいろな政策を具体的に打っていきたいと、そんな思いは持っているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) ありがとうございました。

○議長(桜井崇裕) 口田議員、質問の際、しっかりマスクをして発言してください。よろしくお願いします。

○8番(口田邦男) 分かりました。ちょっと発音が悪いから聞こえないかと思って。

○議長(桜井崇裕) いや、聞こえます、十分。

○8番(口田邦男) そうですか。分かりました。

 ありがとうございました。

 阿部町長、なかなか温厚な方で、おとなしい方だから、冒険心とかないのかなと思ったのだけれども、2期目となれば、ある程度冒険心を描いて、積極的にやられてはどうかなと、その決意を聞きたかったのです。

○議長(桜井崇裕) 町長。

○町長(阿部一男) 冒険心といえば、じゃ冒険心を持って積極的にということもありますけれども、私は、町づくりに対してそんなに大きく、この政策によってどうもとんでもない方向に行ったのだとか、そんなことはしっかりと防げるような、そういうふうにならないようなことで町づくりを進めていかなければならないという思いがありますので、今回、6期計画の総合計画に乗せたような、それから、自分の公約にも載せたようなものについて、冒険ではないですけれども、積極的に町づくり政策は、それらの実現に向けて進めていきたいというふうに考えております。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 分かりました。ありがとうございました。

 それでは、順次質問をさせていただきたいというふうに思います。

 農地の関係でございますけれども、農業の方向性ということでございますけれども、町長の答弁にも入っておりましたけれども、規模拡大についての心配を私はしておったわけでございますけれども、町長あたりも心配されているようでございますからあれですけれども、要するに規模拡大についてはもちろん毛頭反対するものではございません。

 しかしながら、そういうことによりまして、小規模農家、これは将来どうなっているのかなという心配があるのです、正直いって小規模農家が。農家戸数がどんどん減っていけば、やはり人口も減っていく、につながりますから、これが果たしていいことかなということになれば、ある程度自由だから勝手にやりなさいという方向がいいか、そんなことを考えたら、ちょっとやはりある程度政策の中で方向性を決める必要があるのではないかと思います。

 その点についてどうですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) まず、農家戸数の維持という点では、担い手の確保、それから、後継者の育成と、あと花嫁対策、こういったものの支援を行い、農家戸数の維持に努めてまいりたいと思います。また、新規就農におきましては、関連機関とともに連携を行いながら確保に努めてまいりたいと考えております。

 新規就農につきましては、地域の理解を得るのも最も重要なことかと考えております。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) その点は分かりました。

 それで、ちょっとまだ答弁されていないのがあります。というのは、大規模法人の進出が過去にありました。これからもそういった形態があるのではないかと危惧されるのだけれども、ここら辺についてはどういうふうにお考えかなと、これも放置しておいてもいいものかどうかなと。

 今はかなり進出された法人は大きくやられておりますし、町の生産額を押し上げている一部もあります。だからといって放置していいのかなという危惧もしているのだけれども、そこら辺どうお考えかなと思って。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) これからの大規模法人の進出でございますが、今現状、清水町においては、農地が余っている状況ではございません。そんな中で今後、大規模法人が本町のほうに進出するという可能性はかなり低いかと思っております。

○議長(桜井崇裕) よろしいですか。

 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) で、どうするというの。だからどうするというの。法人に対して何か方策があるのですか。自由に入ってきなさいという方向性でいくのか、進出だよ結局、法人の進出、清水町に来たいということになれば、どうぞいらしてくださいと自由に受け入れるのか、ある程度、将来を見越したらある程度のブレーキをかけるものも必要ではないかというふうに言うのだけれども、そこら辺はどうですか。

○議長(桜井崇裕) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 今現状そういった話はございませんが、そういった話があるときには、農協さんなりと協議して対応に当たってまいりたいと考えております。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 分かりました。ありきたりの答弁でございますね。

 それで、現状をちょっと把握するために、農業委員さんがいらしておりますので、農業委員さんの考え方をひとつお聞きしたいのですけれども、よろしいでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 農業委員会局長。

○8番(口田邦男) まだ聞くことを何も言っていないのだけれど。今質問の内容をまだ言っておりませんが、ただ質問をしてもいいか悪いかということを今尋ねたのです。

○議長(桜井崇裕) 失礼しました。質問をしてください。

○8番(口田邦男) それでは、農業委員さんがおりますので、農業委員の方にひとつお聞かせ願いたいなと思いますが、無農地の流動については売買、あるいは賃貸があります。今現状、どういうことになっておりますか、現状。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

○議長(桜井崇裕) 農業委員会局長。

○農業委員会事務局長(高橋英二) 遊休地とか、そういう関係でございますか。

○8番(口田邦男) 農地。

○農業委員会事務局長(高橋英二) 農地の関係ですね。農地については、今、先ほどの関係でいろいろ町長から答弁もありましたように、農地については効率的な農地の利用、その辺も含めて、農業委員会組織としても、最適化で堰の再生、農業農村の持続的な発展を目指す、地域の農村を生かし担い手を応援するということで、今、町長から答弁もありましたとおり、農家戸数が減少する中、後継者や担い手の確保に向けて、地域に根差した農業委員会活動を行っているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 私、どうしてこんなことを聞くかといったら、随分私らの近辺でも、他町から来て作付しているのです。よその町から。そうなると我が町でだんだん農地が少なくなって、さっきから言うように農家戸数の減少に結びつく、そういう要因がありますから、そこら辺はどういう対応をされているのかなというのを今聞きたかった。

○議長(桜井崇裕) 農業委員会局長。

○農業委員会事務局長(高橋英二) 他町からの部分のお話とかも確かにございます。その事案事案によっていろいろ問題があると思います。農業委員につきましては、地域の担当農業委員もおります。そういう農家の皆さんのお話とか、地域の農業委員が中心となって、その辺については検討しながら実施をしていくというような形になると思います。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 残念ながら、農業委員さんはいらっしゃるのだけれど、どうも相対で、農業委員を通さないで、個人的な約束ごとでやっているので、だから、農業委員会として把握できているのかなと思うのだけれど、どうですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 農業委員会局長。

○農業委員会事務局長(高橋英二) 個人売買とか斡旋とかいろいろな状況があると思います。普段から地域の農業委員さんがおりますので、そういうお話を聞きながら、そういう事例が出てきたときに、農業委員会としてもそういう部分は協議しながら、望ましい方向で進めていけるように活動を行っていきたいと考えております。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 分かりました。これはいいです。

 次に移ります。環境問題。

 30何%でしたか、町内は。バイオガスのふん尿の処理率というのかな。

○議長(桜井崇裕) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) バイオガスプラントの普及率ですが、本町における全乳用牛の頭数の割合で29.4%の乳用牛がバイオガスプラントでの処理をされております。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) これはまだもう1か所いろいろ計画されていると聞いておりますけれども、この見通しというのはどうなっておりますか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 現在、フィットが使えないという状況の中で、ただし、厳しい状況下ではあるのですけれども、個人の大規模酪農家さんとは数回にわたり個別型バイオガスプラントの建設に向けては相談しているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) まだいろいろなものがブレーキになって、そうスムーズにいかないのは分かります。

 しかし、清水町といえば牛だよと、酪農の町清水町なんて大きな看板を掲げながら、ふん尿処理はさっぱりというのでは駄目だと、これではちょっと格好悪いだけでなしに、通りませんので、これは積極的に何らかの方法を考えてこれ進めなかったらだめでないかと思うのだけれど、どうですか。その辺、担当課としてどう思う。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) これまでも幾度となく相談してきているところですが、個別型となるとまた、フィットは使えないのですが、ノーファーム型という接続の方法がございます。全量ではないのですけれども、空いた電力分だけ買い取ってくれるという制度がございます。

 それを使うことによって国の補助がもらえないと、個別型になれば、それだけ個人の負担もかかってくるという部分で、いろいろなバイオガスプラント建設の業者さんから見積り等を頂いているところでございます。

 今後も前向きな検討をされているところですが、今すぐ建設に至るというところまでには至っておりません。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 大変なことはよく分かります。だがしかし、他町村、周りの町村から見ても本当恥ずかしいぐらい、もっともっとほかの自治体は頑張っています、この問題については。ぜひぜひひとつ頑張ってください。やる気になって。いいですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) この部分につきましては、清水町地域農業再生協議会で取り組んでいる事業でございます。口田議員おっしゃったとおり、今後とも建設に向けて推進してまいりたいと考えております。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 分かりました。

 次に移ります。3項目目、本町の商工業の形態と現状ということでお伺いをいたしました。

 工業についていろいろ尋ねて、町長からいろいろと答弁を頂きました。なかなか工業についても大変だなということは若干分かりますけれども、商工業といってもかなり幅が広くて、工業と商業に分けてやらないことには、何もかも一緒くたでは事が進まないのでないかと思いますけれども、工業の見通し、あるいは商業の見通しに分けるとすれば、工業はまあまあ、商業は全くひどいとなるのか、そこら辺はどうですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 清水町の経済全般のお話なのですが、経済というのは、産業というのは一次産業と二次産業と三次産業に分かれます。

 いろいろな統計データがあるのですけれども、私ども行政で抑えているデータというのは、農業に関しては農林業センサスというデータ、工業に関しては、経済センサスや工業統計という調査がございます。それと、経済センサスの中で、三次産業の中で、卸売・小売というものに関しては、販売額というものが公表されております。

 清水町の経済全般でいきますと、農林業センサスで清水町の産出額というのは24,000,000千円ぐらいだと言われています。工業の出荷額というのが約26,000,000千円だと言われています。それに比較して三次産業である小売・卸売の部分なのですけれども、これが大体17,000,000千円ぐらいの町だと言われています。

 工業に関しては、事業所数は減少しております。これは、平成24年度、5年に一度ずつ調査をやっていたり、あるいは毎年の工業統計のデータによると、毎年度事業所数や、それに関わる従業員数というのは減ってはいるのですが、出荷額に関しては順調に伸びております。これは、生産効率を上げたものによるものだと思っております。

 コロナ禍の中、製造業に関しては、巣ごもり需要等もあって、順調だというお話を私のほうは伺っております。分かれて、三次産業と言われる商業のほうが、ここ一、二年、事業所数も減少していますし、従業員数も減少していますので、工業と商業を分かれて考えるときには、三次産業である卸・小売をはじめとするサービス産業というものの打撃が大きいのではないかという見込みを立てておるところでございます。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) それで、何でこんなことを聞いたかというと、この次にあるプレミアム商品券の効果ということでお尋ねしておりますけれども、この効果というのは薄れてしまうのではないかなと思ったものだから、その現状をお伺いしたのです。そこら辺は。

○議長(桜井崇裕) 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 先ほど、三次産業である、言わば一般的に皆さんが思い描いている商業と言われている部分の統計データが、卸売・小売しか公になっているものはないのです。このたび鈴木議員の質問もあって、私どもで調べれるだけ調べてみたのです。

 卸売・小売というのは、約16,800,000千円あるのですが、飲食に関わる業種というのが大体清水町は平年ベースで1,000,000千円ぐらいある町だということが分かっております。これは、抽出調査なので、正式な数字ではないのですが、平均値に事業数を掛けると、大体1,000,000千円ぐらいの売上げがある町なのです。

 ここ1年、コロナによって打撃を受けたものが、先ほどの答弁でも申し上げたのですが、15%ぐらいございますので、もともと1,000,000千円ぐらいある町が850,000千円ぐらいの売上げに落ち込んでいるということもあります。そういったものを分析しながら、今後においては、その商品券の活用が、どの業種にうまく行き渡るのかということは当然検討しながら次なる手を打たなければいけないと思っております。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) よろしくお願いします。

 次移ります。町民の健康問題。

 これは、私は何回もこの問題を取り上げておりますけれども、一向によくならない。全くよくならない。一体全体何をやっているのだと言いたいぐらいよくならないのではないかなと思っているのです。

 まだ結果は出ておりませんから、最近の結果は出ておりませんから、分かりませんけれども、さっき町長の答弁では、管内ではいいほうではないか、道の平均値は行っているけれども、管内では多分、下のほうではないかと思うのだけれど、そこに何が原因があるのだろう。何も改善されていない。ということですが、どうですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 保健福祉課長。

○保健福祉課長(佐藤秀美) 特定健診の受診率、口田議員のほうから過去にも何度も質疑・質問を頂いております。

 それで、町長の答弁にもありましたように、これまでの経過を見ますと、平成21年から特定健診始まったのですけれども、僅かずつですけれども、徐々に上昇をしてきました。平成28年に大雨災害がありまして、このときに数%落ちてしまったということです。

 その後、平成29年からまた徐々に上昇してきて、先ほど町長が答弁した令和元年度の受診率、37.6%、これが今までの清水町としては一番いい数字になっております。直近の公表では、この数字が今まで一番いいということになっております。

 十勝管内の平均でいきますと、全道の平均は上回っているのですが、全道の平均が28.9%、十勝の平均が49%ということで、十勝管内、平均的に高くて、清水町の順位は、十勝管内では下から3番目という状況になっております。

 取組につきましては、これまでも電話だとか戸別訪問等の受診勧奨を行ってきております。

 それから、受診していただけないというその理由につきましても、アンケート等で調査もしております。

 その中で一番多いのは、自分の病気で病院受診しているので、特定健診を受診しないという、そういった回答が多いものですから、各医療機関での受診の際に検査したデータを特定健診の受診とみなすという情報提供の制度もございますので、そういった部分につきましても医療機関、それから、国保の加入者等にもお願いして、何とか少しでも受診率を上げれるようにということで、継続して努力しているところであります。

 決して町のほうで何もしていないということではありません。徐々にでも上昇してきたということで、そういった部分については御理解頂きたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 何もしていないとは言いませんけれども、健診というやつは、とにかく健診を受けておけばよかったなというのは何人も聞いているのです。それは個人の責任だから仕方ないかもしれないけれど、少なくても、しゃにむにでも健診を受けさせて、いち早く病名を見つけると、そして対応をするというのが必要ではないかなと思います。

 今、課長が言ったように、病院の数値、それも一層入れているのではないかというような話がありましたけれど、それは多分入っておるんでないか、ほかの町村。多分、そうなると、そんな数字が違うはずがないのだけれども、そこら辺ちょっと検討をしてみてください。以上です。

 次に移ります。次、本町における観光事業ということでございます。

 これにつきましては、清水町は観光には非常に弱い町です。現在のこの町の観光の情報発信拠点というのは、今どこになっているのですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 情報発信拠点ですが、先日、常任委員会のほうからもあったとおり、清水町が物産を通して情報発信拠点だと位置づけているのが、清水公園内にあるサルビアと、羽帯にある千年の森を中心にしまして、もちろん役場ですとか、支所ですとか、そういったところにもパンフレットは置いて宣伝はしているのですが、実際にその物産を絡めた中での情報発信をしているのは、今申し上げた2か所でございます。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 町長、また失礼になるかもしれないけれど、町長は当初、この観光の拠点は清水公園のサルビアだよと、道の駅の話をしても、いやサルビア、あそこが拠点なのだと、あそこを中心にして広げるのだよというような構想ではなかったのですか。その話が今何もなくなってしまった。一体どうしたのだろうっていう疑問はあります。どうですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) サルビアというか、清水公園も災害で非常に打撃が受けて、公園のレストランが閉鎖したというようなこともあって、やはり、あそこに人を呼ぶことが、この観光の事業を推進するに当たって、まずはそれを第一に考えて、公園の再開発も含めて、ほかの部分、例えば遊具とか池の開発だとか、そういうことも含めて、その中の一番最初の目標にしたところはございます。

 そのとおり今なってきているのではないかなと思うのですけれども。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) そうですか。いや、当初、ちょっとえらい勢いだったのです。あそこの拠点はサルビアと何々とあそこはサルビアだったのです、観光の拠点みたいなことは。

 今はあまり、あそこが拠点だ、サルビアだ、サルビアだというような話、町長の口からあまり聞こえないのですわ。だから、どうなってしまったのかなと思って今聞いているのだけれども、いや間違いない、あそこが拠点だよとおっしゃるのなら、分かります。

○議長(桜井崇裕) 答弁。

 町長。

○町長(阿部一男) 拠点にしていろいろなことを考えてきた。でも、いろいろトータル的に考えると、一番先の順番をつくれば、一番最初に手がけなければならないことだなと思って、清水町に人を呼ぶのに一番早い方法は、あそこの復活だなということも含めて、そういうような施策を展開してきたのですけれども、その後いろいろなことがありまして、それだけでは、やはり絶対的に人を多く呼ぶことはできないなと。

 今までの元のにぎわいは回復したにしても、観光全体としていろいろなことをやっていくときに、まだまだほかに必要な、清水町として要素はあるのではないかと、その一つが道の駅であったりだとか、そういうことの中で、今、両方一緒になって進めていく状況を考えているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 分かりました。

 それではもう一つ、道の駅という話が出ました。道の駅、町長、どこかの場所で、道の駅は2か所つくるのだよと、2か所、清水町と御影に造るのだよと、そんな発言されたことあるのですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 2か所をするということは、発言はしておりません。2か所も考えられることだなということで、2か所絶対するよということでなくて、広い清水町で、国道2本を抱えている清水町ですので、将来的にはそういう2か所もあってもいいかなというような発言はしました。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 2か所であろうと3か所であろうと、それは構いません。でも、町民は、町長が発したことは決まったことだと理解するわけ。私も何人かに聞かされました。道の駅って2か所造るのだってなという話なのです。冗談でない、そんな話なんか聞いておりませんよと、それは町長の一人のたわ言だと、何も相談、みんな相談してないはずだがなと答えたのだけれども、それでいいですよね。

 町長の独り言だと理解してよろしいですか。

○議長(桜井崇裕) 町長。

○町長(阿部一男) 独り言ではありません。公の場で発言しておりますので、将来においては2か所ということもあり得るかなと、先ほど言ったような状況の中で。

 ただ、今すぐ2か所を進めるのかだとか、そういうことではなくて、当然、これからどこの場所にしながら進めていくかなということを少し絞っていきますけれども、いろいろなことを考えたら、そこだけでは物足りないような、とにかく清水町のこの観光の拠点を見ると、上は清水ドライブインからずっと来て、下は御影の森林組合のあたりまでいろいろずっと長い国道の距離がありますので、そういったことの中でいろいろと考えていったときに、町の発展をするためにはどういうものがいいのかなということの中で、2か所もあり得るということはしましたけれど。

 当然、この中には一遍に進められるわけがなくて、タイムラグというのは当然出てきます。それは、公園開発や何かも含めていろいろなことの中でまだまだ時間が要する場面だとか、そんなことも含めていくと、長いスパンの中でいくと、そういったことも視野に入れて自分としては発言した経過はございます。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 分かりました。そういう思いで発言したということは分かりました。だけど、受け取る側にしては、町民の受け取る側にしては2か所だけしか聞こえてないのだわ。だから、その後の言葉も強く発言してもらって、間違った解釈をしないようなひとつ答弁をしてほしいなというお願いです。どうですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) いろいろ、もしそういったような誤解を与えたとしたならば、ただ、2か所があり得るということを言ったのは間違いないことでありますし、自分としては、そういうふうになったときに、町づくりが完成するかなという思いを持っていますので、そういったところの目標に向かっては今後も進んでいきたいと思いますし、長い時間をかけた中で、それら一つ一つ進めていきたいなと思っているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 分かりました。よろしくお願いします。

 次、移住・定住の問題でございます。これについては、町長の答弁と私の考えも同じでございます。

 それで、私は、地域的に清水だ、御影だ、と区別するのが嫌いです。そういう区別はしたくないです。しかしながら、帯広の通勤圏内、これはやはり優位であると考えられます。

 御影も現在も何軒か住宅を建てている最中、いっぱいあります。そういうところから見れば、地域にこだわってはうまくないかもしれないけれども、通勤圏内にメスを入れる値があるのでないかと思いまして。それで、それが証拠に、今年の新入生、1年生、本町では30人ちょっと、御影が20人というように、御影地区には若い世帯が定住しているのです。

 そういうことを考えると、あそこをひとつ拠点にして人口増を狙うと、そういう方策はどうかなと考えておりますけれども、いかがですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 自分も今、口田議員が言ったのと同じような考えも持っていますし、ただ、全部それだけで進むわけにもいかないのであれですけれども、例えば、平成を10年ずつの単位に分けて、直近の10年、中間の10年、それから、最初の10年、こうやったときに、最初の20年、10年ずつの区切りでいくと、御影地域と清水地域の人口減少率は大分違うのです。

 清水のほうが10年ごとでいくと9.8%、さらに9.8%ということで、合わせて20%ぐらいな減少率になっておりますけれど、御影は1桁台の2.何ぼだとか、10分の1までとはいきませんけれども、5分の1以下の数字になってきているのです。

 でも、直近の10年間を取ってみますと、御影のほうが11.5%減少、清水のほうはずっと同じような状況が続いて、むしろちょっと減り具合の9.1%減少というようなことになっていて、これは過去にやった御影の住宅団地だとか、そういう人たちが高齢になられて、若い人の移住というのが、あるいは子供たちがいた人がいっぱい来たけども、大きくなってよそのほうに就職したと、もちろん残ってくれている人もいますけれども。

 そういったような減少があるというふうないろいろなことを考えると、私も、これからの町づくりを考えたときに、御影のそういったところの減少を、今、過去の20年と直近の10年とでこうやって逆転をしてきましたので、もう一度そういった住宅政策や何かの一つとして、御影地域を大きな住宅団地にするだとか、そういうことでなくて、そのようなことで人口減少を少しでも食い止めて。

 もちろん清水は清水で今の9.1でいいわけないですので、いろいろな施策で、例えばトマムから来てるだとか、そういったことで、ちょっとずつ減ってきているような状況はありますけれども、減少がありますけれども、今後についてもそういったような大きな具体的な目標を定めた中で、住宅政策というのは進めていきたいかな。

 子供のいる世帯の移住ということが、その中でも特に大事なことになってくるのではないかなと、そんな思いを持っているところでございます。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 今、町長がおっしゃられたとおりでございまして、私、さっき言ったように、清水だ、御影だ、と特定するのは嫌いなのだ、本当。本当は嫌い、でも、これからの人口問題を考えると、やむを得ない、偏ってもやむを得ないなということで、今この提案をしたので、町長も同感だとおっしゃられるので、これからよろしくお願いします。

 次に移ります。清水公園の整備、進捗状況、これについていろいろと説明がございました。

 ただ、去年、一昨年、検討委員会がいろいろと案を出されました。新聞沙汰になっていろいろと問題になって、昨年は予算で認められませんでしたので、手がつけられませんでしたけれども、あの検討委員会というのはまだ生きているのですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 現在、検討委員会は答申をもって解散しております。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) そしたら、前回の答申は全然、答申をもらって解散ですね。その答申は、これから答申に沿っていろいろと協議なされるのか、それはこれからの問題だと思うけれども、新たにまた検討委員会を立ち上げるつもりなのか、どうですか。

○議長(桜井崇裕) 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 検討委員会の答申を尊重するのはもちろんのことでございます。

 検討委員会は検討委員会として、住民が公園の使い勝手に対していろいろなアイデアを提言してくれました。それが実現可能かというのは、役場の中の課長の会議でしたり、そういったところで実現性というのをまず勘案して、その後様々、その部分から手がけたらいいかということを予算化するという手順になっております。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) それで、改めて検討委員会はつくらないと、内部でいろいろと検討をしていくことですね。

○議長(桜井崇裕) 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 検討委員会から頂いたものは、最大限尊重したいと思っております。池の整備でしたり、あとほかにも遊具の設置でしたり、実現が予算的に早そうなものから、例えば斜面のパークゴルフ場の改修や体育館の跡地利用など、時間のかかりそうなものまで幾つかあるのです。

 私どもが考えているのは、まずは取り組める部分、体育館ではない側の池のほうから取り組めることは取り組んでいきたいということを考えています。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 私は、体育館、それから柔道場とかいろいろな施設あります。あれは全部取り壊して、総体の中で描く公園ができるのかなと思っていたのだけれども、そうではないと理解していいか。

○議長(桜井崇裕) 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) まだ先の話にはなるのですけれども、体育館の跡地利用に関しては、今のところ有利な財源を見つけて、体育館はまず撤去しなければいけないと思っています。あの建物をまた再度違うものに使うというのは、災害のときに浸水区域になったということもあって、考えていないのが状況です。

 今のところ、もし財源的に可能なのであれば、体育館の前で今もパークゴルフを楽しんでいる町民がいっぱいいらっしゃいますので、そのパークゴルフ場の拡張等を前提にしていろいろなことが考えられたらなとは思っているところです。

○議長(桜井崇裕) 8番、口田邦男議員。

○8番(口田邦男) 分かりました。今のは先の話でございますので、これからいろいろな話が出ると思いますけれども、よろしくお願いしたいというふうに思います。

 これで、私の質問は終わります。ありがとうございました。

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○議長(桜井崇裕) お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、散会したいと思います。これに御異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) 異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって散会することに決定しました。明日は午前10時に会議を開きます。

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○議長(桜井崇裕) 本日はこれで散会します。

(午後2時01分)

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