○議長(桜井崇裕) 日程第3、一般質問を行います。
順番に発言を許します。
6番、佐藤幸一議員。
○6番(佐藤幸一) 6番、佐藤幸一です。
議長の許可を得ましたので、通告に従って質問をいたします。
2項目質問をいたします。
まず、新型コロナウイルス感染症に係る飲食店の休業要請等に伴う支援について伺います。
国は、北海道に5月16日から31日まで緊急事態宣言を発令し、北海道は、飲食店に対し営業時間の短縮を求め、一定の基準に基づき支援金を支給するとしております。
しかし、この程度の支援金では営業の継続が難しいと悲鳴を上げているのは現状でございます。
しかも、当初の5月31日までの期間が6月20日まで延長され、35日間という長期間に及ぶことになり、飲食店としては死活問題だとの声も出ております。
この際、町も道の支援金に上乗せして支援することが必要と思うが、町長の考えを伺います。
次に、しみず温泉看板の撤去について伺います。
町が永年放置されてきた不法看板を撤去するとしてから半年が経過したが、いまだに放置されたままであります。もっとスピード感を持って取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
現在の取組状況について伺います。
以上、2項目、答弁をいただきます。
○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。
町長。
○町長(阿部一男) おはようございます。
それでは、私のほうから、佐藤幸一議員に対する、質問に答弁をさせていただきます。
まず、1点目、大項目1の飲食業の支援についてお答えをいたします。
北海道における緊急事態宣言は5月16日に発令され、当初5月31日までの期間とされていましたが、その後延長が決定され、昨日6月20日に解除されたところであります。
緊急事態宣言に伴い、人流を抑えるために様々な制限が課せられておりましたが、その中でも特に飲食店等事業者の皆様に対しては、休業や営業時間短縮などの要請が出ており、全面的に御協力頂いた事業者には支援金が支給されます。
要請内容と支援金は、札幌市を含む石狩管内を中心とする特定措置区域と、清水町を含む措置区域に分けられますが、本町区域における要請内容は、営業時短と酒類提供時短であり、営業時間は午後8時まで、酒類の提供は午後7時までとなっております。
支援金は、事業規模によって幅があり、中小企業においては1日当たり25千円から75千円、または売上の減少に応じて最大200千円が支給されます。
本町で緊急事態宣言が発令される前から、飲食店をはじめとする町内事業者の売上は減少しており、昨年度においては緊急支援事業給付金として、町内事業者に約59,820千円の給付を行ったところであります。
現在のところ、飲食店への今後の直接給付は考えておりませんけれども、6月19日に発行が始まりましたプレミアム商品券は、購入希望組数どおりに販売したことにより、約13,000組が予約され、金額にして169,000千円の規模になる予定であり、飲食店にとってもかなりの経済効果があると期待をしております。
ワクチン接種等の状況により、徐々に地域経済が回復することを期待しておりますが、本町の消費の落ち込みや、それに伴う支援については、今後におきましても商工会と継続的に協議を進め、必要に応じて予算措置をしたいと考えているところであり、商品券の効果を含め、売上げ推移等の状況を見極めながら、支援について検討をしてまいります。
次に、2点目の項目、しみず温泉看板の撤去についてお答えをいたします。
しみず温泉看板につきましては、撤去した場合の見積もりを解体業者に依頼し、撤去費用の算出を行ったところです。
今後、不法占拠として、裁判による明渡し請求に関わる訴訟で勝訴しても、直ちに相手がその判決を受入れ撤去に応じるかどうかは、また別の問題となります。
撤去に向けて提訴することも解決手法の一つでありますが、相手方に粘り強く理解を求めるとともに、町として総合的に判断し、最もよい方策を探ってまいりたいと考えておりますので、御理解いただきますようお願いを申し上げます。
以上で、答弁とさせていただきます。
○議長(桜井崇裕) 質問を受けます。
6番、佐藤幸一議員。
○6番(佐藤幸一) 休業支援金について伺いますが、町長は選挙公約に、未来に希望の持てる持続可能な商工業環境を整備しますと宣言をしております。
このままでは飲食店の持続ができなくなります。清水町から飲食店がなくなります。町独自の支援金について再度伺いますが、いかがですか。
○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。
商工観光課長。
○商工観光課長(前田 真) ただいまの質問にお答えいたします。
御指摘のとおり、緊急事態宣言の中、飲食店には営業の時短ですとか、酒類の提供自粛ですとか、大変な御協力を頂きました。それに関しては感謝を申し上げたいと思っております。
先ほど町長のほうからも御説明ありましたとおり、昨年度、約60,000千円の直接給付というのを行っております。この間、25千円から75千円の支援金を国のほうで給付いたしました。この給付が全ての飲食店に満額というか、希望どおりに行き渡っているとは、私のほうも把握しておりません。
先ほど申し上げたとおり、6月19日には、史上最大規模となる商品券の発行も予定しております。これは、佐藤議員が3月の一般質問でも、組数に制限を設けず、たくさんのお金を町内に循環させたほうがいいのではないかという指摘もあって実施した事業でございます。
この辺の様子を見極めながら商工会と継続的に協議をし、直接給付に関しても今後検討をしてまいりたいと考えております。
○議長(桜井崇裕) 6番、佐藤幸一議員。
○6番(佐藤幸一) 国等では、出歩くなという指令が出ておりまして、出歩かなければ飲食店まで来てもらえません。そうしますと、飲食店では、お客さんが来てもらえなかったら売上げがなくて、生活がすることができません。これについて町の支援金をお願いしたいと思いますが、再度お伺いします。
○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。
商工観光課長。
○商工観光課長(前田 真) 繰り返しの答弁になるかもしれないのですけれども、確かに佐藤議員おっしゃるとおり、経済というのは人の流れがあって初めてなし得るものだと思っております。
従来の営業の減少による補填と、あとは今後の経済を循環させるという意味での2パターンから、飲食店の支援というのは考えていかなければいけないと考えているところです。
商品券が約170,000千円、9月の30日までですが、170,000千円の商品券が町内に循環するはずです。かなりの金額が飲食店に落とされるのではないかと期待しております。これは、恐らくほかの自治体に比べても、かなりの経済効果があるものだとは思っております。
それでも飲食店が窮するような状態になれば、今、佐藤議員がおっしゃるようなことも、もちろん商工会と継続協議しながら考えていきたいと思っております。
○議長(桜井崇裕) 6番、佐藤幸一議員。
○6番(佐藤幸一) 飲食店、商売人も皆さんそうですが、皆さんみたく固定された給料ではございません。お客さんが来なければ収入もないものですから、皆さんの御協力を頂きたいと思います。
もとより皆さんが考えていただいて、町の食堂から固めて取っていただいているということは十分承知しております。それに上乗せをしていただければ、なかなか商店街ももっていけないわけですから、さらなる御支援を頂きたいと思います。
それでは、次の質問に入ります。
温泉の看板。
12月の質問には、このような答弁をされて、今回も同じような答弁をされておりますが、裁判も行い撤去する方法を検討している状況であり、看板の状況が改善のため、資料収集及び費用の積算を行っているということで、今もその積算をしておりますという答弁がございました。これ幾らかかりますか。
○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。
総務課参事。
○総務課参事(山田寿彦) 御質問のあった撤去費用の概算額については、町内の解体業者に見積りを依頼して算定しております。おおよそ850千円程度と考えていただければと思います。
以上です。
○議長(桜井崇裕) 6番、佐藤幸一議員。
○6番(佐藤幸一) 前回の御答弁にもあったように、相手があるということでございますので、難しいのは重々承知しておりますが、現在もまだ温泉に出かけているという方がおられます。何人か私も聞いておりますので、一日も早い手配をしていただきたいと思います。再度お伺いします。
○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。
総務課参事。
○総務課参事(山田寿彦) 御意見を頂いたことに関しまして、御迷惑をおかけしていることは大変申し訳ないと思っています。
今後、改善に向けて我々も粘り強く交渉をして、早期な改善に向けた努力をしていきたいと思っています。
以上です。