○議長(桜井崇裕) 日程第2、一般質問を行います。
順番に発言を許します。
4番、中河つる子議員。
○4番(中河つる子) 4番、日本共産党、中河つる子。
最初に、コロナワクチンの接種に当たり、町内各医療機関並びに土、日曜日の集団接種に当たり、多くの町職員が支援に当たられていることに敬意を表したいと思います。
それでは、質問に入ります。
安心して老後を送るため、町で行っているサービスを積極的に住民に知らせてほしい。
私たち高齢者は、毎日、元気に普通の生活をしようと努力しても、体のあちこちが衰えてきて、病院や買物などの生活が少しずつ困難になってきます。そのとき、町の福祉サービスの利用について、清水町暮らしガイドを見たり、買物GOとか買物・銀行バスのチラシを参考にしますが、暮らしガイドやチラシの文章には、介護認定を受けると利用できる人、また、概ね65歳以上の文字が並んでいて、この文章では、介護認定を受けてない人、65歳以下の人は、自分は該当しないとあきらめてしまいます。具体的な困りごとを各係へ相談すると、大抵のことは、こういう方法がありますと答えが返ってきます。その中には、暮らしガイドやチラシを読んでもわからない内容もあり、それを困っている人たちにお知らせすると、解決の方向に向かうことがあります。
そこで、安心して老後を送るため、町で行っているサービスを積極的に住民に知らせてほしい。そのために、以下の点について考えをお伺いいたします。
1つ、せっかくある住民サービスを、住民にわかりやすく知らせる努力をしてほしい。
2つ目、困ったときはいつでも相談してほしいと、門戸を開いてほしい。
3つ目、老人クラブ、サロン、町内会などに出向き、サービスの内容を話してほしい。
以上です。よろしくお願いします。
○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。
町長。
○町長(阿部一男) おはようございます。それでは、私のほうから、中河議員に対する質問の答弁を行いたいと思います。
まず、順番に1、2、3項目ありますので、順番にお答えをしていきます。
まず1点目、高齢者等の在宅福祉サービスについては、給食サービス、移送サービス、除雪サービス、高齢者等見守り安心事業、高齢者等短期入所事業、緊急通報機器設置事業、高齢者タクシー乗車券助成事業、高齢者介護用品購入助成事業を実施しており、サービスの概要を、2018年作成の清水町暮らしガイドに掲載しているほか、毎年、広報しみずお知らせ版に掲載し、さらには、町のホームページにも掲載して、町民への周知に努めているところであります。
サービスの概要掲載については、サービスごとの内容、対象者をわかりやすく表にして掲載しており、それぞれのサービスの目的に応じて、対象者は異なっている状況であります。
なお、要介護の方を対象としているサービスは、高齢者介護用品購入費助成事業だけであり、また、高齢者を対象にした事業のため、一定の年齢基準を設けておりますが、必要としている多くの方にサービスが提供できるよう、柔軟な対応が可能となるよう、概ねという表現を使っております。
次に、2点目の答弁になります。
高齢者の皆さんが、住み慣れた地域で安心した生活を続けられるよう支えていくための拠点として、保健福祉課内に清水町地域包括支援センターを設置しております。
地域包括支援センターは、保健師、社会福祉士、主任ケアマネ―ジャー等を配置して、介護予防に関するマネジメントを初めとする高齢者への総合的な支援を行っており、在宅福祉サービスに限らず、様々な相談を受ける体制を整備し、令和元年度には567件、令和2年度には624件の相談が寄せられている状況であります。
また、本年度から在宅高齢者等の日常生活における様々な相談に対応するため、保険福祉課在宅支援係に高齢者支援員を配置して体制の強化を図っており、在宅福祉サービスの概要を広報しみずお知らせ版に掲載の際も、サービスの利用希望者は在宅支援係(地域包括支援センター)に相談いただくよう周知をしております。
次に、3点目の答弁になります。
本町のまちづくりについて知りたい、聞きたい、学びたいと希望される団体、グループ等を対象として、企画課が窓口となって、ふれあいトーク出前講座ですね。これを実施しております。
ふれあいトークの内容についてはテーマを設定しており、その中に、在宅福祉サービスについてや認知症についてのテーマの設定もあることから、ふれあいトークの制度を利用することも可能でありますし、ふれあいトークの制度を利用されなくても、高齢者等の在宅支援サービスの説明を希望される場合は、申し出いただければ対応していきたいと考えております。
以上、3点についての答弁とさせていただきます。
○議長(桜井崇裕) 質問を受けます。4番、中河つる子議員。
○4番(中河つる子) 住民のところを回りますと、高齢者から出てくるのは、やはり足の問題です。足の衰えが生活の質を落としてしまいます。
それで、昨年10月、清水のコミバスの改定で、バスの停留所がなくなったり、増えたりしたところが何か所あるか、お答え願いたいのですが。
○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。
企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) 申し訳ありません。昨年10月から御影の巡回線が廃止されたというふうなところは事実なのですが、その際に、停留所の数がどうなったかというのは、申し訳ありません。あいにく、数字を持ち合わせておりませんので、お答えすることは、今できないという状況でございます。申し訳ありません。
○議長(桜井崇裕) 4番、中河つる子議員。
○4番(中河つる子) 公営住宅のほうで停留所がなくなったということで、不便になったという声が聞こえてきて、公営住宅とか団地のほうでは、やはり、高齢者が住んでいるので、人数、乗る方は少ないかもしれませんけれど、とても不便に感じている人がいるという、そういう話が聞こえてきます。
それで、これからますます高齢化社会になって、そういう方の利用が増えると思いますので、それを再度、なくなった停留所をまた、もとに戻すということは可能でしょうか。
○議長(桜井崇裕) 企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) 高齢者の方の足というものに関しては、コミュニティバスというものが重要視されていることは理解しているところでございますけれども、ただやはり、コスト、乗車人数の関係もございます。また、運行会社、委託しているのですけれども、委託業者との協議も必要かとなりますので、バス停の数につきましては、今後、いろいろな協議会の場もありますので、いろいろな御意見を踏まえた中で検討していきたいと思います。
○議長(桜井崇裕) 4番、中河つる子議員。
○4番(中河つる子) 今回の停留所の件では、古いものと今のとを合わせてみても、たくさんの数ではないように思います。ちょっと、続きが違っている面もありますので、はっきりしたことは私もわかりませんけれども、そういうことでは、ほんの1か所、止まるか止まらないかによって、町民の足の不便さというのは、とても大きいものがあると思いますので、この次、そういう協議会があるときには、そういう話合いをしてもらいたいと思います。
次に、御影市街地を回るコミュニティバスが全面的になくなりました。コミバスは年齢に関係なく、だれでも乗ることができ、買物、病院、金融機関、友達のところへ行くなど、利用するのにとても便利で、時刻表を見ながら、使い勝手のよいものでした。なくなって初めて、その便利さに気がつくようです。
現在、月、水、木曜日に清水市街地を走るコミバスを、その中で、週に1回でも、そのほかの日ですね。以前のように、御影市街地を回る便の復活がないでしょうか。
○議長(桜井崇裕) 中河議員、通告と趣旨が若干ずれていると思いますので、そこら辺、ちょっとよろしくお願いします。
答弁を求めます。
企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) 先ほど、答弁させていただいたこととちょっと重なるところはあるかと思いますけれども、コミュニティバスの関係につきましては、いろいろなコスト面等々も踏まえて、どのような形が一番使い勝手がよくて有効なのかということを今後も継続して検討していきたいこともありますし、既存のあります買物・銀行バスも最大限活用していただく中で御利用いただければと思っております。
○議長(桜井崇裕) 4番、中河つる子議員。
○4番(中河つる子) そうですね。買物バスも運行されています。このバスの対象は、利用対象が65歳以上となっており、その以下の人は利用できないですね。そのことを、運行している社会福祉協議会に話しますと、相談に応じると言われます。利用したい人がいれば、65歳以下の人にでも相談に乗って、買物バスを利用できるのでしょうか。
○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。
企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) 買物バスの利用者の登録につきましては、社会福祉協議会のほうに委託させていただいているところでございますけれども、利用者につきましては、免許証の返納された方とか、そういう方が対象となっておりますけれども、具体的な内容につきましては、社会福祉協議会ときちっと相談した上で決めてまいりたいと考えてございます。
○議長(桜井崇裕) 4番、中河つる子議員。
○4番(中河つる子) 次に、高齢者在宅福祉サービスの中に、高齢者タクシー乗車券助成事業があります。その内容は、要介護、要支援の認定を受けている方、そして、介護予防、生活支援サービス事業の対象者の方、運転免許証自主返納者の方となっています。先ほどの答弁の中にあった在宅福祉サービスの中の1つのサービスでも受けていれば、このタクシー乗車券の助成対象になるのでしょうか。
○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。
保健福祉課長。
○保健福祉課長(佐藤秀美) 高齢者タクシー乗車券助成事業の対象者の質問だと思いますけれども、今、中河議員おっしゃったように、対象となる方は要介護、要支援の認定を受けている方、それから、介護予防生活支援サービス事業の対象者、それから、運転免許証の自主返納者、そして、本年度から新たに追加したのが、運転免許証の失効者、この方たちを対象に事業を実施しております。
○議長(桜井崇裕) 4番、中河つる子議員。
○4番(中河つる子) それでは、この該当する方は、申請すれば、タクシー乗車券の交付を受けられるということですね。
○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。
保健福祉課長。
○保健福祉課長(佐藤秀美) はい、そのとおりでございます。
○議長(桜井崇裕) 4番、中河つる子議員。
○4番(中河つる子) わかりました。
それでは、次の項目にいきます。
次の2と3をまとめて質問します。
町内には、各地域に老人クラブがあり、サロンも活動しています。町内会もあります。そういうところへ保健福祉課の専門家、先ほどの保健師さん、社会福祉士、ケアマネージャーなどですね。そういう方たちが出向いて、町ではこんなサービスをしていますよと話してほしいと思います。足の不自由な人に、役場に来てくださいというよりは、若い係の方が出向いていって説明をしてほしいと思います。
第6期清水町総合計画の中に、まちづくり基本理念。その中に、小さくても、質の高いサービスを提供し、住む人の幸福感を増やす。その中に、町の規模が小さくなる中で、健康、福祉、子育て、教育、文化などの質を高める施策を展開し、住む人の幸福感や満足感を増やすことのできる町の未来を目指すとあります。
町には、医療・福祉の専門家、そういう人たちがいて、知識も経験も積んだ人たちがいます。その力を生かして、清水町に住む人たちに質の高いサービスを提供し、幸福感を増やしてほしいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。
保健福祉課長。
○保健福祉課長(佐藤秀美) 今、中河議員おっしゃいましたように、団体でなくても、例えば、個人の方でも、高齢者のサービスについて、利用したいという相談があれば、当然、保健福祉課の職員が出向いて、説明に行きたいと思っておりますので、そういった声があれば、保健福祉課のほうに相談していただければと思います。
○議長(桜井崇裕) 4番、中河つる子議員。
○4番(中河つる子) 先ほども言いましたが、質の高いサービスを提供して住んでいる方、老人の方たちが幸福感を増やすような、そのような清水町になってほしいと思います。
質問を終わります。