令和4年度予算審査特別委員会(3月18日_国民健康保険特別会計)

○委員長(高橋政悦) これより、議案第25号、令和4年度清水町国民健康保険特別会計予算、273ページ、279ページから298ページまでの審査を行います。

 担当課長に申し上げます。予算の中で、特に説明を要する点があれば説明願います。

 町民生活課長。

○町民生活課長(斉木良博) 国民健康保険特別会計について説明をさせていただきます。予算書につきましては273ページから310ページまでとなります。

 予算総額につきましては、1,303,000千円、前年度予算に比べまして12,000千円の増加、率にして0.9%の増となってございますけれども、12月議会で補正後の3年度予算との比較では4,811千円の増、0.4%の増ということになってございます。

 国民健康保険制度につきましては、平成30年度から新たに都道府県が市町村とともに保険者となる改革が行われ、市町村は住民に近い地方公共団体として保険税の賦課徴収、各種手続の対応と給付の決定などを担い、北海道は安定的な財政運営と効率的な事業運営を目指して5年目を迎えておりますが、全道単位での保険料水準の統一、その先にある保険料率の統一に向けて、制度構築のための努力が必要であり、また令和4年度予算につきましては、令和2年度からのコロナ禍の中での受診控えの影響や、後期高齢者医療制度への被保険者の移行などを考慮して積算を行う一方で、疾病予防、健康な日常を過ごしていただくための特定健診等の受診勧奨のための無料化、保健指導の充実を行った予算となってございます。

 279ページから283ページまでの歳入予算につきまして、279ページ、1款1項1目国民健康保険税につきましては、所得の推計をコロナ禍の影響により、伸び率をマイナス5.5%と見込み、昨年と同率の徴収率として積算を行い、前年度対比23,670千円の減としたところでございますが、7月1日、賦課決定をした後に確定額による補正を行う予定でおります。

 280ページ、2款1項1目保険給付費等交付金でございます。第2節特別交付金については、北海道からの通知により5,176千円の減となってございます。

 282ページ、4款1項1目一般会計繰入金につきましては、一般会計の4款1項1目保健衛生総務費国民健康保険事務の中の27節繰出金の内訳に当たります。基盤安定繰入金につきましては、所得に応じて軽減している保険税に対する補てん、今年度から減額となる未就学児の均等割に対する補てんについて、国・道とともに町としても繰入れを行っているもので、1節から6節までの財政安定化支援事業繰入金までが法定繰入金と言われるものでございます。

 同じく、7節その他一般会計繰入金2項1目の国民健康保険基金繰入金につきましては、歳入歳出の総額の補てんとして繰り入れるものでございます。北海道が積算する国民健康保険事業費納付金の増加が見込まれますが、一方で保険税の算出における所得のマイナス分があり、その差額として41,445千円繰入金が増加となってございます。

 283ページ下段、5款3項雑入につきましては、一番下です。昨年度まで、一部個人負担としていただいていた特定健診の健診料につきまして無料化としたため、全額減となってございます。

 次に、284ページから298ページまでの歳出予算につきましては、まず1款1項1目一般管理費につきましては、12節の38番、285ページ上段のほうになります。国民健康保険システム庁内ネットワーク設定変更業務委託料につきまして、国民健康保険の事務標準システムとして稼働している北海道のシステムの改修が行われ、それに伴って清水町側のシステム改修を行う必要があり、376千円を計上してございます。

 次、290ページになります。3款1項医療給付費につきまして、北海道へ納付するものですが、本町の保険税の賦課状況、医療給付の状況から推計された通知に基づく額を2項後期高齢者支援等分、それから3項介護納付金分とともに計上してございます。昨年度と比較して9,870千円の増額となっておりますが、この会計全体の増加の主体となってございます。

 294ページをお開きいただいて、下段から5款2項1目特定健康診査等事業費でございます。こちらにつきましては、295ページ12節委託料50番に特定健康診査委託料、昨年までいただいていた健診料の個人負担分を委託料として支出するため1,229千円の増加となってございます。

 以上、国民健康保険特別会計に係る主な変更点等についての説明とさせていただきます。

○委員長(高橋政悦) これから、歳入歳出一括して質疑を行います。質疑ありませんか。中河つる子委員。

○委員(中河つる子) 国保税は、均等割の部分、6歳未満は今年から半額免除になりましたけども、その年齢を義務教育までとか、そのように伸ばす考えは町ではございませんか。

○委員長(高橋政悦) 町民生活課長。

○町民生活課長(斉木良博) 国民健康保険の未就学児の均等割の減額につきましては、国の制度として市町村として実施をしているということで、その制度の拡充等につきましては、国の動向によって改正等があれば市町村として実施していきたいと思ってございます。町として独自という考えは、今のところございません。

 加えますと、未就学児童の減額分によって、2分の1になるのですけれども、それについては国と道と市町村、それぞれ補てんをしながら会計全体の財政については運営をしていくという考えでございます。

 以上です。

○委員長(高橋政悦) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(高橋政悦) 質疑なしと認めます。質疑を終わります。

 これで、議案第25号、令和4年度清水町国民健康保険特別会計予算の審査を終わります。

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