令和4年第3回定例会会議録(3月23日_日程第12)

○議長(桜井崇裕) 日程第12、決議案第1号、ロシアによるウクライナへの侵攻を非難し平和的解決を強く求める決議についてを議題とします。

 職員に決議案を朗読させます。事務局長。

○事務局長(田本尚彦) 朗読。

○議長(桜井崇裕) 本案について提案理由の説明を求めます。高橋政悦議員。

○12番(高橋政悦) 決議内容についてはただいま朗読したとおりでございます。

 ロシアの軍事侵攻は、国際社会においてはとても容認できるものではありません。よって、一日も早い解決に向けて決議するものです。賛同いただけますよう提案させていただきます。

○議長(桜井崇裕) これから質疑を行います。質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) 質疑なしと認めます。

 これより討論を行います。討論はありませんか。2番、川上均議員。

○議長(桜井崇裕) 失礼しました。原案に反対者の発言を許します。2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 私はあらゆる紛争の解決の手段として、軍備による紛争解決には断固反対するものです。一方、今回のロシアのウクライナに対する軍事侵攻について、両国の歴史的背景があることを十分知った上で考えていく必要があります。

 アメリカは199112月に、旧ソビエト連邦の解体に成功しました。しかし、以後もその手を緩めず、分かりやすく言えば、ウクライナ人が運転手で後ろにアメリカを中心とする西側諸国を乗せた車がこの間執拗にロシアという車にあおり運転や幅寄せを繰り返し、それに対し、ロシアはそのあおり運転や幅寄せを危険だからやめるように散々警告を発していたにも関わらず、ウクライナ車はそのあおり運転と幅寄せをやめようとせず、いよいよ崖っ縁に立ったロシア車がやむなくウクライナ車の側面にぶつかり、阻止にかかったというのが歴史的事実です。

 しかし、その後もウクライナ車の後ろに乗ったアメリカ・西側諸国はさらに拍車をかけ、あおり運転と幅寄せをエスカレートさせています。このままだと本気に怒ったロシア車がウクライナ車に体当たりし、アメリカ・西側諸国もろとも崖から落ち、反動でロシア車も崖から落ちるという、第3次世界大戦に突入するという最悪のシナリオが待っています。

 今、私たちに求められていることは、早急にウクライナに対しあおり運転と幅寄せをやめるメッセージを発することであり、今回の決議は対外的に誤ったメッセージを発するもので、私は断固反対します。

 皆さん、今私たちがやらなければならないことは、いま一度、情報戦に惑わされて一時的感情で動くのではなく、冷静に立ち止まり、この歴史的背景を十分知った上で行動することではないでしょうか。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 次に、原案に賛成者の発言を許します。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) ほかに討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(桜井崇裕) これで討論を終わります。

 これより、決議案第1号、ロシアによるウクライナへの侵攻を非難し平和的解決を強く求める決議についてを採決します。

 この採決は起立によって行います。

 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(桜井崇裕) 起立多数です。よって、決議案第1号は原案のとおり可決されました。

○議長(桜井崇裕) 討論なしと認めます。

 これより、意見案第1号、コロナ禍での消費拡大対策の強化に関する意見書についてを採決します。

 この対決は起立によって行います。

 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(桜井崇裕) 起立多数です。よって、意見案第1号は原案のとおり可決されました。

 提出先は、内閣総理大臣、財務大臣、農林水産大臣といたします。

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317