令和4年第5回定例会会議録(6月16日_日程第3_中河)

○議長(桜井崇裕) 日程第3、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) 日本共産党、中河つる子です。

 1項目め、公営住宅の申込要領の借換え条件の一部緩和について。

 公営住宅に入居している人は、長年にわたり入居している人もいます。その間に年齢を重ね、車の免許を返納するなど、入居者の生活条件も変わってきています。

 そんな中で親族の住む近くの公営住宅へ転居したい、また、子供のほうから自宅近くの公営住宅に来てほしいとの要望もあります。

 現在の申込条件では、「介護または看護のため」なら借換えは認められています。その条件の中に、新たに項目を加え、高齢になった人が借換えをしやすくするように緩和をする考えはないでしょうか。町長の考えをお伺いします。

 2項目め、生理の貧困対策について。

 昨年9月議会で、経済的な理由で生理用品の入手に苦しむ生理の貧困があり、小・中・高校、公共施設の女子トイレの個室に生理用品を置くべきではないかと質問しましたが、保健室に生理用品を備えることで対応し、養護教諭等と相談できる体制を整えることで、貧困の状況にある児童生徒の把握と必要支援につなげていきたいとの答弁でした。

 教育長に伺います。

 小項目1、養護教諭等との相談体制の中で、貧困の状況にある生徒の把握はでき、支援につながっていますか。

 小項目2、十勝管内でも新年度から帯広市の全小・中学校、市立高校をはじめ、芽室町、広尾町と女子トイレに生理用品を置くことが広がっています。

 コロナ禍は依然として続き、物価上昇など生活が圧迫されている中で、児童生徒が安心して通学できるように、本町でも小・中学校のトイレ個室に生理用品を置くべきではないでしょうか。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。町長。

○町長(阿部一男) それでは、中河議員の質問にお答えをさせていただきます。

 大項目1の公営住宅の申込要領の借換え条件の一部緩和についてのお答えでございます。

 公営住宅は、公営住宅法に基づいて、住宅に困窮されている低所得者のために、国の補助を受けて建設したものであり、収入基準などの入居要件があります。

 入居者が自宅で介護や看護が必要になった場合などには、室内に手すりや段差の少ないユニバーサルデザインの公営住宅への住み替えや通院や通所のため、介護施設などの近くにある公営住宅への住み替えは現在も行っているところであります。

 今後は、高齢により親族が住む近くの公営住宅に住み替えを希望する場合は、安心して本町に住み続けてもらえるよう、可能な限り対応してまいりたいと考えております。

○議長(桜井崇裕) 教育長。

○教育委員会教育長(山下 勇) 中河議員の2項目めの生理の貧困対策についてにお答えさせていただきます。

 1点目の貧困状況にある児童生徒の把握や支援の状況についてでございますが、日頃より担任や養護教諭などが中心となり、経済的に厳しい状況と思われる家庭の児童生徒については、学校での様子の見守りや声かけをきめ細かに行うなど、困り事や悩み事のある児童生徒を見逃さないよう、対応を行っております。

 今回、改めて各学校に確認したところ、昨年9月以降、児童生徒から養護教諭等に対し、生理用品が買えない、あるいは与えられないなどを含めた貧困に関する相談は寄せられておりません。

 2点目のトイレの生理用品の配置についてお答えいたします。

 相談は特にありませんでしたが、困り事や悩み事を自ら伝えることができずにいる児童が存在する可能性がありますので、小中学校の女子トイレに生理用品を置いた上で状況を見守ってまいりたいと思っております。

 今後とも引き続き困っている児童生徒に対し、十分な手を差し伸べられるよう、相談できる体制を継続してまいります。

○議長(桜井崇裕) 4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) それでは、1項目めです。

 借換えを可能な限り対応していきたいというお答えでした。なぜ、私はこの質問をしたかといいますと、今年に入り、町内で介護や看護を受けていないような人が自宅で倒れ、数日後に発見されるということが数件ありました。

 高齢になれば、急に体調を崩す可能性も大きいと実感しています。そういう中で、今回、住み替えの緩和は高齢者の見守りをしやすく安心につながると思います。

 この町民からの要望を聞いていただき、要望を寄せてくれた方、またはそれ以外の方も、安心の、これから見守りをしやすくなるので、安心したと思います。

 1項目めは終わりまして、2項目めに行きます。

 生理の貧困についてです。

 小項目の1に、養護教諭などの体制の中で、生徒の把握はできたかというのは、去年の9月の私の質問でしたので、まだ半年余りしかたっていないという中では、なかなか、それは難しいかなとも思いました。

 それで、先日5月29日に十勝毎日新聞に出ていました清水高校に生理用品を寄附したという十勝子育て支援センターにお話を伺ってみました。

 そうしましたら、そこの方のお話では、そこは高校に、7校ぐらいに寄附をしているそうですが、その状況から見ると、生理用品は日用品の中では高いものだと。そして、どうしても使わなければ、買わなければならないものなので、購入はするが極力節約して使っているという、そういうような支援センターでの返事といいますか、内容を聞いてきました。

 そして、それで2項目めに行きます。小項目2です。

 今回、こういうことで女子トイレに置いてくださるという返事をいただきました。小学生・中学生の女子生徒は、初めて自分の体の変化に感じ、悩むとき、学校のトイレに生理用品が備えつけてあると安心して登校できます。

 このトイレに生理用品を置くということは、全部の女性から称賛されることでしょう。これからも町民みんなで子供たちの成長を見守っていきたいと思います。

 これで終わります。

○議長(桜井崇裕) 中河委員、答弁はよろしいですか。確認します。

○4番(中河つる子) そうですね。

○議長(桜井崇裕) 大項目1の公営住宅の件についてですが、これについて答弁はよろしいですか。

○4番(中河つる子) はい。借換えをやってくださるということでは、要望に応えてくださると思いますのでよろしいです。

○議長(桜井崇裕) 2項目めの生理用品の関係については、答弁はよろしいですか。

○4番(中河つる子) すみません。それで、先ほどの十勝子育て支援センターのお話ということで、状況といいますか、学校でつかまえていない分の内容についてお聞きした分、聞いてきた分については、どのようにお感じになりますか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。学校教育課長。

○学校教育課長(大尾 智) 今回、教育長がご答弁したとおり、改めて学校のほうに、私のほうで各学校を回りまして、管理職あるいは養護教諭含めて状況をお聞きしました。

 やはり、その中では、やはり生理用品の部分に関しましては、忘れてしまったとかそういうことで、保健室に来るお子さんは、そういう相談はあるのですけれども、まだ買ってもらえないとか、そういう部分での具体的な相談は、まだ来ていないよという話でしたので、ただ、これも答弁いたしましたけれども、そういうことが話せない、言い出せないというお子さんのためには、そういう部分の解消をするためには、トイレに置いて、いつでも使える状況をつくることが、そういう部分の解消につながるのかなと今回考えて、御答弁をさせていただいたところでございます。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 4番、中河つる子議員。ボタン、押さなくて結構です。

○4番(中河つる子) これは、今後ずっと続くことですので、今後ともそのように子供たちを見守って、応援していただきたいと思います。

 終わります。

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