令和4年第5回定例会会議録(6月16日_日程第3_中島)

○議長(桜井崇裕) 次に、9番、中島里司議員。

○9番(中島里司) 9番、中島里司。通告してございますことにつきまして、町長の考え方をお聞きしたいと思います。

 大項目として1項目で、小項目3ということで通告しておりますが、物価高騰などによる予算の適正執行はと。職員の方々の、私がこういうことを言うのは失礼かと思います。私よりずっと御承知の上だと思いますが、やはりこれからのどう変化していくか、私は全く分かりませんけれども、そういうことを含めて、町というか職員の皆さん方にも流れというものを十分承知していただいて、特に地元の関連する業者、個人商店等について先読みをしていただきたいという思いから、今回この小項目3項目に絞らせていただいて質問を通告したところでございます。

 現在、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、物流等の停滞により半導体の不足など諸物価の高騰が続いています。さらに国際情勢により原油価格も高騰し、原油関連商品を含む諸物価がさらに高騰を続けているところです。今年度の予算編成は基本的に昨年の11月から12月、そして町長査定が2月の上旬に終わっているかと思います。それは国際情勢の悪化前の時点での単価等により積算されているものも多かろうと思います。その予算内で適正な発注を行うことは難しいものがあるのではないかと、全てとは申しませんが。それで物価高騰により当初予算の一部見直しが必要ではないかと思います。

 今、年度当初、まだまだ2か月、3か月目ですけども、これらについては予防枠で予算を編成されていますから、不足部分が出てきていても分からない場合がありますが、これらについても先読みをしていただきながらということでございます。まず3点、予定しています。(1)につきましては、半導体の物流が滞り、また木材を含む建築資材等の価格が高騰している現在、国際情勢悪化前に積算した今年度予算の範囲の中で適正な価格での発注ができているのか。3か月ほどの経過ですが、もし具体的なものがあればお話しいただければと思います。

 (2)小麦をはじめとする食材が今後も価格高騰を続けるとの報道がされているところですが、給食が今のレベルで続けていけるのかどうか。

 3番目、委託事業などは、物価高騰や最低賃金の上昇により契約時と状況が変わることが予想されています。その場合の負担は、当初予算で見積もったのだから、それでやれということにはならないと思いますが、受注者の負担とならないようなことを希望を質問とさせていただきたいと思います。

 よろしく御答弁お願いいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、中島議員の御質問、物価高騰等による予算の適正執行についての質問に答弁させていただきます。

 まず小項目1点目の、国際情勢悪化前に積算した今年度予算の範囲の中で適正な価格での発注ができているのかについてでありますけれども、現時点における各種工事等の発注におきましては、当初予算の範囲内において適正な価格で発注できております。なお、今後、さらなる建築資材等の高騰が続き、予算内での発注が困難な状況が発生した場合においては補正予算等で対応してまいりたいと思っております。

 次に、小項目2点目の、給食が今のレベルで続けていけるのかについてであります。国際情勢等の影響による小麦や食用油など輸入原材料費の高騰や、原油価格の高騰に伴い生産コストが上昇する卵や食料、食肉の高騰、加えて天候不順等も含む野菜の高騰もあり、給食をつくるためのコストは確実に上昇しております。これにより給食の質、量の低下や保護者への給食費負担増が懸念されるという報道がされておりますが、本町においては質や量を落とすことなく給食を提供するため、今後、必要に応じて食材の購入に関わる補正予算等を計上し、対応してまいります。また、給食費負担金についても、保護者負担を増やす予定はありません。

 次に、小項目3点目の委託事業などにおける物価高騰等による受注者の負担についてですが、契約金額内で対応できる部分についてはその中で負担をお願いいたしますが、今後の物価高騰等により契約金額内での委託業務の遂行が困難な状況が発生した場合においては委託業者と協議し、委託業務に支障のないよう対応してまいりたいと考えております。

 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(桜井崇裕) 9番、中島里司議員。

○9番(中島里司) それでは、1点目(1)から一、二点ずつ質問をさせていただきたいと思います。これにつきましては、実際に担当者レベルで仕事をやる場合、担当者レベルで副町長とか町長まで書類が上がらないで、見積りをというか、仕事をやるときに当初予算でこれ見ているのだから、それでやってほしいという、そういう話が出ています。それですから、副町長や町長までいっていないだろうという話をちらっと耳にいたしました。

 ということは、ですから今、どこまであるとかいうことではない、どういう仕事ということでなくて、職員に上がった部分については着実にきちんと調査して上まで上げて、補正を組むなり、補正終わるまで伸ばすとかという考え方をしていただきたいと思うのですが。これもこの3点全部そうなのですが、やはり町長の考え方を周知して、一部で終らせないで。というのは、町長方が知らないうちに逆に一部の町民の方に、厳しいのだよなということを思わせないような、そういうものを周知してもらいたいと。このことは何回か出るかも分かりませんが、その辺について全職員に対して、そういう当初予算だからやりなさいと、当初予算で。

 今のところはほかのはないって言っていますから、それは小さな物件。大きな仕事は、今回触れていません。小さな地元の方々とのやり取りの中が主なものとして、だからほかの大きなことは書いていないです。金額的にも小さいかも分からないのですが、無理押しだけはしないでいただきたいと思うのですが、その辺も職員の方々からちゃんと上げるものは上げる、こういう問題がありましたと。だけど、こういうことで当初予算どおりやってもらいましたというのは、基本的にやはり報告してしかるべきだろうと思います。その辺について、町長どうでしょうか、もう少し直接町民に関わることの関係を私は質問していますので、その辺、今後そういうことのないような。

 私は確認して、確証もってしゃべっているわけではありませんけれども、そういう話を耳にいたしましたので、それらについて。そんな適当なことで質問するのかと言われたら、別な話し方になるのですけれど、その辺を今一度お考えいただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 町長。

○町長(阿部一男) 私の考え方については先ほど答弁したとおりでございますので、議員はそれをさらに職員に徹底するようにということでありますので、このとおりのことで、ここは公の場でありますので、しっかりとこの考えは自分の考えとして言わせていただいて、明日庁議がありますので、そのことも含めて、予算ですからできるだけ予算の中というのは基本になるけれども、こういう状況を考えた中でしっかりと町民全体が業者ばかりではなくて、いろいろな人のことの中で町民全体がこれらの大変な事態に対応できるような、今後そういういろいろな部門で予算だとかそういうものも含めてしっかりと対応してまいりたいと思いますので、全体について私の考えというのは、今後の答弁も含めて、第2問目も3番目も含めてこのとおりのことをしっかりと周知をさせていきたいなと思います。

○議長(桜井崇裕) 9番、中島里司議員。

○9番(中島里司) 町長の思いというか考え方、ぜひいろいろな部分で職員の方に理解をしていただきたい。私の思いでなくて、町長として、やはり職員の方にもいろいろな町長、考え方持っている、全てのいろいろな考え方、町長として持っていると思います。当然です。ただそれをどこまで、ものによっては職員全体にきっちり伝えていただく。今、お話いただいたように、ぜひそうしていただきたいと思いますが。

 これに関してもう一つ、値上げして今補正出したら、議会で了解を得られないよとか、議会は、あまり変な言葉は使えないので、チェック受けるよとかという、そういう言い方をしているということも耳にしていますので、これについては議会のせいではなくて、私が今言っているのは値上がったのは誰のせいでも、誰のせいってどっか原因がある訳ですけれど、今ここの清水町議会でその原因を追究していく必要はないと、そこまでの考え方は持っていないですけれど、やはりそういうものは議会はある分ではときによってはいろいろな考え方ありますが、説得、説明という責任も果たしていただきたい。

 これは今云々言っても、この件だけで言っていますけれど、これは云々どうのこう話をする時代ではないので、それが強いて言えば町民の方々の関係者に多少負担を負わせるのではないかという思いをさせていただいて、それを議会で承認を得られないから、そのままやってもらえなんていうような流れは間違ってもしない、起こさないように、明日の庁議ですか、その辺についてもよろしく御配慮賜りたいと思います。これ答えいただかなければならなので、町長、簡単でいいですから、お願いします。

○議長(桜井崇裕) 町長。

○町長(阿部一男) 答弁するとしたら、先ほどと同じような答弁になりますけれども、昨日ですか、二、三日前に道議会の中でこのコロナ対策、あるいはまた物価高騰対策、そういうことも含めて道議会の予算が通って、明日その一部分に関係する、急ぐやつだけ、今日終わってからの協議会の中で説明させていただきますけれども、そんなことは最終日に盛り込めるのですけれども、その後については、その予算も細かいやつが下りてきていない部分はありますので、そういったこともその中で予算として町村にまた下りてくる部分等もあると、ペーパーだけ見るとそのように感じられますので、そういうことも含めて物価高騰対策については町民みんながそれの中でしっかりと生活できるような、そんな対応を取っていく考えでおりますので、その辺についてもよろしくお願いをしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 9番、中島里司議員。

○9番(中島里司) それでは次にまいりたいと思います。2番目、給食費に関わることですが、これ私が気にしたのは、その後、状況が分かりませんけれども、委託している関係で、私はあまりないと思っていますけれど、輸入品があるのではないかという話が少し出ましたよね、あのときに。私はそれはないと思っていますけれども、あったとしてもこれはいろいろな事情ですから。今、よそから、国外からなかなかそういうものが入りづらくなっているという報道を聞いたときに、食材として、それだから国内産、あるいは地元産を使っていただけるというのは、私どもとしては非常に逆に言うとありがたいことです。この辺について、これはちょっと町長難しいかな。管理している給食のほうになるのかな。何かそれ、町長自体がそうですけれど、聞いて、入ってこないものがあるということは聞いたことはありませんか。食材。海外もので。

○議長(桜井崇裕) 学校教育課長。

○学校教育課長(大尾 智) 給食センター、先ほど議員委託と申し上げましたけれども、給食センター委託ではなくて、直接つくっておりますけれども。答弁の中にもございましたように、価格の高騰という話は聞いておりますが、食材が入りにくくなったというところまではまだ現場のほうからは今のところ聞いていない状況でございます。

○議長(桜井崇裕) 9番、中島里司議員。

○9番(中島里司) 今の答弁をお伺いして、今後、冷静に見させていただきたいということで、終わらせていただきます。

 (3)に移らせていただきます。これらにつきましては、委託業者というのは、これは私が先ほどから言っている大きな対象ではなくて、地元でいろいろな維持管理とか、いろいろな関係で委託しているものがある訳ですから、それらについて、今最低賃金の上昇とか、意外と表に出ていない、車等々のガソリンと言いますか、その値上げがそういうところにどの程度影響している動きという、そういう思いで、だから具体的にそれが云々ではないのです。そういうものがあれば、耐えられるものは耐えているかもしれないけれど、今後、限界がくると思うのです。

 それらについても、やはり事前にそれもどこの課ではなくて、町としてそういう関係、委託している関係者ですね。そういう人に対して情報収集を、それぞれの担当課で積極的に取り組んで、遅れのないような対応をしていただきたいという思いで、この3点目の質問をさせていただいておりますので、間接的に上がる、今後どういう影響して、今耐えているのかも分からないですね。確かに余談みたいになりますけれど。私も食べ物や何か買い物にいったら、この辺では3,000円ぐらいで終ったのに、対して変わらないのかなと、そういう思いをするときがあります。それは自分でやりくりすればいいことですけれど。商売やっている以上は、今言ったものに対してもう少し、もう少しではなくて、そういう状況をできるだけ早い時期に把握して、対応していただきたいという思いの中で、この3点目を出させていただきました。もう一度御答弁お願いいたしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 確かに御質問のとおり、各物価価格等高騰してございます。今後の委託につきましても、そういった業者に負担をかけるようなことがなるべくないような形で、適正な単価で積算をして委託を行ってまいりたいと思いますし、それに必要な予算がありましたら、当然それは補正予算等で対応してまいりたいと考えてございます。

○議長(桜井崇裕) 9番、中島里司議員。

○9番(中島里司) 総務課長、言葉尻を取る訳ではないのですけれど、この問題はなるべくではないです。絶対そんなことはないようにしてもらいたいと思います。それが、ということは、差がついてしまったらまずいのです。こっちはこのタイミングだったから上げた、こっちは我慢してもらうとか、そういう問題ではなくて、全体的として判断していただきたいなという思いがしますので、アンテナを十分張って、職場、役場全体で情報収集、それぞれ担当課で情報収集してもらいたい。これについては今一度、またお話ししたいですが、それらについて、総務課長、今一度、ないように、なるべくではなくて、ないように努めてもらいたいと思うのですけれど、それについていかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) 言葉が足りなくて申し訳ございませんでした。そういったことがないように、これは適正に業者間に差が出ないような形で、公平に対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○議長(桜井崇裕) 9番、中島里司議員。

○9番(中島里司) 質問に対して分かりやすいお答えをいただいたので、これ以上聞いていくとだらだらという質問になっちゃうのですが。先ほど、これで終われれば終わりたいと思いますが、今日明日、全課長職か、庁内会議だから、決まった中で、町長のほうから改めてその考え方を示していただけるということを聞いて、安心したところです。それを考えたときに、話変わってしまいますけれど、プレミアム商品券発売、これはもう少し早くてもよかったのかと思ったり、的を射ている時期にちょうど町民に発売になるのかなと。ある部分では非常に個人的にはいいタイミングだったという思いもあります。

 そういうことも含めて、これは全町で、町民に関わることですから、それを希望するしないは別として、そういうタイミングというのはある部分では非常に大事だと思います。それによって、何となくいろいろな値上がりしているけれど、ちょっと助かるわねというような、そういう思いのタイミングだと思って、私はいますが、もう少し早くてもよかったかなと言っている人もいるから、これは人それぞれの考え方ですから、それはそういうものもタイミングというのもありますので、くどい話になりますけれど、今回の周知、課長職に対して本当にしつこいようだけれど、町長、明日明後日の庁内会議で、ここに出席している職員の管理職の方々も、町民の思いというのをどうなのだろうということを、自分の持っている担当のエリアの中で町民の方たちがどう捉えているだろうというものを十分考えて、町長から発信される現状というのを私は把握して、お互いに連携を取りながら町民が安心してという状況じゃないと思います。これだけ物価が上がってきたら。

 でも、少しでも安心、役場が頑張ってくれているよね、町が頑張ってくれているよねと思えるようなことにしていただきたいという考え方で、その徹底を今日か明日か、町長からお話があるようでございますので、職員の方も町長の思いをしっかり受け止めて、その役割を果たしていただきたいと希望をしながら、町長の今一度その徹底についてお聞きして、いいお答をいただけると思いますので、終わりにさせていただきたいと思いますが、今一度お願いいたします。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 先ほど言ったとおり、自分の考えも含めて、いい会議になるようにしっかりと、その根底にあるのは町民の生活、そんなことも含めながら、指示だったり思いを伝えていきたいと思います。

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