令和4年第5回定例会会議録(6月16日_日程第3_鈴木)

○議長(桜井崇裕) 次に、5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 議長の許可を得ましたので、一般質問をさせていただきたいと思います。大項目で二つあります。よろしくお願いいたします。

 まず一つ目、日勝峠展望台トイレの今後の予定について、お聞きいたします。さきに行われた3月の議会、予算委員会において日勝峠展望台のトイレの閉鎖方針から、ぜひ継続のお願いをさせていただいたところです。それを受けた上で、現在の状況をお伺いしたいと思います。また、景勝地として日勝峠というのはございますので、その日勝峠展望台に来訪される方々から、本当に私も何度かお邪魔させてというか、見にいって、再開の声が正直聞こえております。今後の清水町の観光の位置づけについても含めた今後の流れというか、今後の予定について町長の考え方をお伺いしたいと思います。

 2点目、てんさいの減産協議における今後のまちづくりの考え方についてということで、御質問させていただきます。コロナ禍において砂糖需要の低下に伴って、また以前から健康ブームで消費が落ち込む砂糖の今の現状、現在の状況下において、現在はてんさい作付そのものの減産協議が行われています。農業と農産加工の町として発展してきた本町において作物としてのてんさい、これは輪作体系の作物のてんさい、そしてその加工を担う製糖工場を持つ清水町としては、その位置づけは本当に極めて重要だと考えています。これらを含めて、今後のまちづくりに、この一つ一つのことが多大な影響を及ぼすと考えておりますが、これについて町長の考えをお伺いしたいと思います。

 ○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、鈴木議員の質問にお答えをさせていただきます。まず大項目1点目の日勝展望台トイレの今後の予定について、お答えをいたします。このトイレにつきましては、毎年5月から10月にかけて開設していましたが、施設の老朽化に伴う大幅な改修等が必要となったこと、また今後も維持管理する上で相当の費用が予想されることから存続は難しいと判断し、今年度の使用を休止し、清水公園やとかち清水よりみち情報館、清水ドライブインのトイレへの案内を表示しているところです。

 現在、展望台周辺の環境や衛生面の影響を懸念し、定期的に点検等を行っていますが、景色を楽しんでいただくのみの状況であり、展望台の滞在時間は短時間で、目立った影響や苦情はありません。今後、来年度に向けて各団体との懇談会などで意見を聞きながら、日勝展望台トイレの方向性について検討してまいります。

 次に、日勝展望台の観光の位置づけについては、清水町絶景スポットを御紹介する十勝清水四景プラス1として本町の魅力を伝える観光資源の一つとして整備されており、今後においてもその魅力をPRしてまいりたいと考えております。

 続いて、大項目2のてんさいの減産協議における今後のまちづくりの考え方について、お答えをいたします。農林水産省においては、砂糖の消費量が減少し続けていることから、昨年の12月に国の補正予算において需要に応じた生産体制の構築に向け、てんさいから需要の高い作物等への転換を促すため新たな事業を創設し、さらにてんさい生産者に交付金を支給する国の糖価調整制度で対象となる生産枠を2割程度引き下げる等の報道もされているところです。

 てんさいは北海道の輪作体系の根幹であり、他の作物には簡単に転換できるものではなく、さらにてんさいが減産となれば、生産者をはじめ製造業や運輸業など本町の地域経済・雇用に深刻な影響をもたらすことになります。国に対しては、てんさいの重要性を考慮した上で、経営所得安定対策の健康水準の継続や砂糖を使用する食品、メーカー等による輸入砂糖から国産砂糖への切り替えに対し支援を行うなど、まずは国産砂糖の消費拡大が図られるよう、北海道86市町村で組織する北海道てんさい振興自治体連絡協議会の理事となっている私も含め、7月13日には北海道農政部長と道議会の各会派に対し、また7月27日においては中央要請として農水省政務三役並びに道選出議員に対し要請活動を行っていく予定でございます。

 本町としても、生産コストの削減に取り組んでいる製糖工場の支援をするとともに、生産者に対しては関係機関とも連携し、効果的な補助事業等の支援を行い、今後ともてんさいの作付面積の維持に努めてまいりたいと考えております。

 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(桜井崇裕) 質問を受けます。5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) それでは、質問をさせていただきます。てんさいの関係については、今後どうしていこうかということは本当に相談的な質問になるのかなと思います。これ日勝の展望台については、いつものように質問させていただきますので、よろしくお願いします。

 先ほど御答弁いただいたところで、まずこの日勝峠の最後のほうに答弁いただいた観光地というか景勝地というのかな、ここはどちらかというと。今後の計画ってどういうものを持っていらっしゃいますか。ないならないで結構ですし、今の考えではなくてあるかないか。あればどんな計画があるのかなというのをお聞かせ願いたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 建設課長。

○建設課長(山田寿彦) 現在、休止している状態でありますが、今後においては懇談会等の意見を聞きながら計画を進めていきたいという考えでいます。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) ありがとうございます。それと同時に景勝地、観光地として、これは商工観光になると思うのですけれど、どういう生かし方を考えていらっしゃるか、その計画があるかないかで、あればお答えいただければと思います。

○議長(桜井崇裕) 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 平成23年に四景プラス1ということで、清水町の景色のいいところを観光資源としてよりPRするという形を取って以来10年以上が経過します。その後、日勝峠展望台を具体的にリニューアルするですとか、さらにこれ以上何か手をかけるという具体的な計画はございません。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 分かりました。3月においての予算委員会でお願いしたときも、結論から言うとあの時に言ったのは、要は町民が使わない施設になかなか莫大な予算、修繕費も結構大きいから、それはかけられないのだというのは一定程度で理解をしようかとは思ってございますが、基本的にはそこの部分で引っかかっている。要は予算がかかり過ぎるというか、修繕費それとこれからの毎年の維持費もかかるということで、やめる方向性を持ってこれから検討したいという全体的回答はそういうことでよろしかったですか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 副町長。

○副町長(山本 司) 3月の答弁で経費がかかり過ぎるという部分は、確かにお話しさせていただきました。

 そして、今先ほど商工観光課長等がお話ししたとおり、あの場所に今ある歓迎の鐘、あと東屋、観光スポットとして写真を撮れる場所、それ以上の新たな集客を望むような施設の展開というのは、現在は考えてございません。

 そういうことで、今後の経費等を考えた上で苦しい部分もあるのですけれども、できれば続けていきたいという部分もありますけれども、その辺を総合的に判断して廃止を含めて検討させていただきたいと、継続も含めてですけれど、そういった両方を検討させていただきたいということで御答弁させていただいた次第でございます。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) あまり回りくどく言うとあれですけれど、例えば円山牧場、円山展望台に今年トイレを置きました。先ほど答弁いただいた中でも、景色を楽しんでいただくのみの状況ということもあって、正直言えばここ何年も閉鎖している円山展望台のトイレも閉鎖していたけれど、それはそれで新しいのがついたのかな、これからかな。もう完成しているのですか、まだですね。後になってつける。「あそこは何するの」って言ったら、基本は水が出ないので日勝と同じですね。そこは何かキャンプ場にするとかしないとかという噂も聞こえるのですけれど、現実的には難しいのかなと思ってはおります。

 その中で一方では、景勝地としての円山展望台4景プラスワンの一か所ですね。一方ではトイレを新設する訳ですね、新設というか、継続するための予算を出して、一方では継続しないで、どちらも町民が使うのかといったら、町民ではない人が使うのです、基本。となると、ちょっと当面難しいというか、考え方はやはりどちらかを立てればどちらつかずではないのだけれど、考え方がダブルスタンダードになってしまっているので、町として、その辺の整理整頓をもう一度したほうがいいのかなというような気はするのですけれど、いかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 副町長。

○副町長(山本 司) 確かに議員がおっしゃったとおり、一方ではやめたい、一方では新たな仕組みを作って継続したいといった部分がございます。

 私ども円山展望台に関しては、町の牧場内にある施設ということで、毎週草刈り等を建設課のほうで草刈り等の管理をして、一つの景勝地としてあそこも有効だと、以前は牧場祭り等も開かれたといった部分で、あと「なつぞら」の放送等もございまして、一定程度お客さんも一時的ではございますけれども、増えているといった状況もございます。

 そして、あの広場を使ってトイレを復活させて、なおかつ今のコロナ禍のベースキャンプというのですか、デイキャンプ的なものを広場を使って、今後考えていきたいといった部分もございまして、円山のほうは積極的な復活を含めて考えていきたいといった状況もございまして、予算、片方では落としたけれども、片方ではつけたといった状況でございます。

 具体的に円山展望台を今後どうするといった部分は、試験的にキャンプ等ができるような仕組みを今年度も含めて考えていきたいと思ってございます。日勝をどうしてもやめることを前提に考えたわけではないのですが、結果として議員がおっしゃったようにとられる場合もあろうかと思います。町としては、町民外という部分の区別を特別するつもりはございませんけども、より利用されやすい施設としては円山のほうに力を入れていきたいといった考えでございます。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) そういうことなんだろうなと、完全理解をしているのですけれど、ただ、町民の声というのは違うのかなと思うのです。その客観的な資料としては総計をやるときにたしかアンケート調査をしていたと思います。清水の強みは何ですかと言ったときに、4点ぐらい出てきたと思っています。もう時間を見ながらやらないといけないのでつらいのですけれど、一つはもう一々全部言わなくていいけれど、町の強みを住民アンケートしたときに、豊かな自然と景観となるとそのとおりですね、食と農業、第九やアイスホッケーなどの文化・スポーツ、そして交通の要衝と豊かな自然と景観というのが町の強みだと、まず町民アンケートからも結果が出ています。

 町長の挨拶文の中にも入っておりましたけれど、まずアンケート結果によるとそうなっているのです、町民の。ここはやらなければならない、ここは大事だと町民は分かっている。ただお金出すか出さないかは、また別問題ですけど。

 基本構想の一部の中に、このような記載があります。「交通の要衝で利便性が高い道東の玄関口である十勝の自治体としての自覚と誇りを持つこと」、「清水と聞いただけで多くに人に認知してもらえるような魅力ある町となり、十勝を牽引していくという強い思い。」ということは道東の玄関口であるし、十勝の本当に入り口で、そこの自治体としてどういう気概を持って十勝観光の一翼を担うのかというのがこの清水町なのかなと。いろいろ言い訳を考えるわけですよ、僕も。どうやったら作ってくれるかな。

 ただ、町民アンケートとこの流れから行くと、僕はやはり少なからずどういう方向になるかは別としても、継続していく方向がいいのかなと。それと同時に合わせて質問ですけれど、一問一答ですけれど関連しているのでいきますけれど、例えば日高山脈国立公園化になったときに、今、壊してしまうと国立公園化したときに新築でまた建てるということは絶対駄目だろうなと、難しいだろうなと、それらの絡みも含めていくと今はやはり残すべきではないかなと、それが将来の清水町につながっていくと考えるのですけれどいかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 町長。

○町長(阿部一男) そういうことも含めて自分としては最初の3月の議会の予算のときに、総合的に判断した経過ですけれども、その後こういう少し立ち止まって考えてみますかということで、ただ、今回の答弁にもありましたように、いろいろな4景プラスワンは分かるし、町民もそういうことをしっかりと平成二十何年に作ったそれを理解していただいてということであって、それも分かるし自分もそう思っているのですけれども、このトイレを取ったことによって、そこの4景プラスワンの5つのスポットの中の日勝峠が、大きく何かにあれして後退するかということでなくて、滞在時間が短いだとかいろいろなことを考えると、その辺から最終的には予算も含めていろいろなことを考えた中でそういう結論出したところでありますけれども、その後、何回も答弁になりますけれども、少し立ち止まって考えてみるかということでありますけれども、これから懇談会等もありますので、具体的に毎年7月になってから各団体とそういうことの中で懇談会を行っておりますので、関係団体との懇談会ももちろん、商工会だとか観光協会だとかありますので、そういった中でも意見を聞きながら、最終的な判断はしていきたいなと思うところであります。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) それでは休憩になるかなと思ったのですけれどならないようなので、今、僕が少し心配しているのは町民が作った総計にはトイレの事は一つも書いてないわけです。けど、今ホームページも含めて公開しているところにおいては、総計から基づいて個別施設計画でしたか、公共施設と総合管理計画、要はこれはどうやって作るかといったら、総計に基づいて作ると付議されているところでございます。

 日勝峠の展望台については、令和4年の今年の3月計画ができたのは。3月の段階では今後、令和4年から令和12年までそのまま現状維持で使っていくとなっているのです。ということは、多分、役場の職員も含めてお金はかかるけどやはり町の総計に基づいてこの基本計画というか、個別施設計画を作るときにはなっていた訳ですね。

 ということであれば、もしこれをやめるという形になるとそれは政治判断には当然なると思うのですけれど、政治判断の前に清水町の総計の位置づけというのは最高位にあるはずなのです。ここをやはり今度は修正しなければならないのかなと勝手に思ったりもしたりしてということで、マイナスというよりは、できれば皆さんとしっかり考えて本当は維持するつもりだったのだなというのが後々分かるのですけれど、結局、こういうふうになっていくのは少し残念だけれども、やはりどうやったら再開できるか、どうやったら経費がかからないでできるかということも、改めてそれを考えた上でぜひ懇談会に行ってほしいなと。

 今は本当に閉鎖ありきの雰囲気にどちらかと言ったら強いので、そこは心配するとこなのですけれど、どうでしょうね、そういうような考え方にはなれないですか、どうでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 町長。

○町長(阿部一男) 自分の考えは何度も申し上げておりますけれども、実は、公園のところにいいトイレを作った、そういうことも含めて相当あれしてきました。

 やはりこういうことがあって、そこに誘導するということの中で公園改革の中で公園再整備の中でほぼ一番最初に公園のトイレも整備してという、ちょうどその中につながってくるところということも、まさかこうなるとは思ってなかったけれど、でもそういうことも含めて判断したところであります。

 それからやはり大きな違いは、水もなかなか落とすのに苦労するし、管路の一部が相当破損して、これからいろいろなことを考えていくと相当さらに大変なことになるなと。それから、何せ、そのときには予定になっていなかった、予定というか、あれしてなかったこれだけ安全に使うために修理だとかいろいろなものにお金がかかる。それから維持費にはいつもいっぱいかかっていたので、それなりのこともあるのだけれど、でもそれがプラスされると相当な金額になるし、さっき言ったようにさらに維持費、普段の維持費のほかに管路が破損されてなかなか水が落ちてこなくなったと。

 災害でいろいろなことがあって、それも復旧したのですけれど、復活したのだけれども、やはりそのときの後遺症みたいなものが出てきて、それにもお金がかかるということの中で、やはり予想していない事態が起きてきたので、そんなことも含めて自分としては判断したところでありますけれども、先ほど言ったように今後、皆さんのさらに意見を聞きながら最終的には判断していきたいという答弁については、前回と同様変わらない思いを持っているところであます。

○議長(桜井崇裕) 鈴木議員、この質問続きますか。

○5番(鈴木孝寿) はい。

○議長(桜井崇裕) それであれば、ここで休憩をします。再開は午後1時とします。(午後0時06分)

○議長(桜井崇裕) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時00分)

 一般質問を続けます。

 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) この問題、午前に引き続きトイレの日勝展望台の関係ですけれど、あと何点か聞いたら、これもう終わりたいと思います。

 確認をしたいのですけれど、これ建設課にお聞きします。この建物自体は耐用年数が38年のところ今のところ30年、まだ耐用年数は経過していない。今回、結構改修にかかるとあったと思うのですけれど、改修計画が何年おきって、当然ある程度のめどを立てていたと思うのですけれど、日勝峠というのはすごく雨風雪の厳しいところなので、やはり修繕的にもうちょっと前倒しにどんどんやるべきだったのかなとも思ったりもするのですけれど、どうなのでしょうか。耐用年数前にこれもし壊すとなると少し残念、もともとの計画もしくは保守ができていたのかどうかというのがやはり問われるところですけれど、いかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 建設課長。

○建設課長(山田寿彦) まず、再開するに当たっての修繕が現在必要になっています。必要になっている部分については、現在、今、建物本体事態が雨漏りしているので、屋上防水の改修が必要になります。

 それと、自動ドアも不具合がありますので、そのあたりの修繕を行っておおよそ再開に向けては4,000千円ぐらいの予算がかかる予定となっています。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 聞きたいこととは違う回答だったのですけれど、要は今回耐用年数前にこれだけくるというのは、やはり想定しているのかどうかというのは非常に難しいところなのでしょうけれど、今後、これらも含めて、場所によって不具合が出る前に前倒しでこういう補修とか何とか、かけるべきかなと思いますので、その点については今の回答でも結構です。

 もう一点、商工観光課にお尋ねしますけれど、先ほど1番目の質問のときに景勝地として今後の計画はないと。あれを利用した何かをする予定も今のところないのか、それともほかはあるのだけれど「4景プラスワン」という名前言っている割には何もやっていないということの逆になってしまうのかなと。日勝峠の展望台の活用方法について、やはりこれまで、意外に手をつけてなかったのかなというような気はしています。

 今後、これについてはトイレがある・ないは別にしても何らかの形で景勝地としてはやはり非常に有名なところ、北海道内では難所の峠ということで有名でもありますし、そこから峠通って日高側から来た場合の開けた日勝峠の展望というのは、非常に評価が高いはずなので、それらも含めて何か今後対策というのを考えてほしいと思うのですけれど、いかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 鈴木議員御指摘のとおり清水町と日勝峠というのは密接な関係にございます。先人たちが昭和31年ぐらいからあそこの道路の開通に向けて努力をしてきたということが、町史や何かにも残っております。昭和40年に日勝峠を開通した後に、あそこの第一展望台というのは、清水町にとって景勝地としてとても大切な施設として今までつながれてきているところでございます。

 私どももあそこには平成6年には第一展望台にカリヨンを建設してみたり、平成9年にはそのカリヨンを山側に移設してみたり、先ほども御答弁申し上げたとおり平成23年には「4景プラスワン」として登録したり、清水町の魅力の一つとして観光パンフレットですとか、あるいは清水町に訪れた人たちの視察の対応のときですとか、そういったときには日勝展望台というのに御案内するということをしております。

 どうしても国の施設ということもありまして、私どもが日勝峠そのものを使ってイベントをやるということは、今までもなかなかできていなかったのですけれども、これからもその4景プラスワンの町民ツアーの御案内ですとか、そういったことはこの施設を含めて様々な場面でPRに努めてまいりたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 今全体のお話を聞きながら、町長からも何度もお話を伺っているところです。総計の中からも町民のアンケートの結果としては、やはり重要だとは直接は言ってないものの、やはり交通の要衝の町として、さらには道東の玄関口である十勝の自治体の本当の玄関口として自覚と誇りを持つことというのが、総計の中にもうたわれています。

 その中で関係者と懇談をした上で決められるということでもありますけれども、総計を作った意味を今一度考えながら、ぜひ将来にどうやって残していくかという議論がないまますぐ壊してしまうというのはそれこそ早計かなと、これはだじゃれでも何でもないのですけれど、そう思ってしまいますので、ぜひ前向きに懇談をされるときに前向きにしてほしいなという要望とていうか、要望ではだめですよね。と思うのですけれど、今一度町長のお答えを聞いてこの質問は終わりたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 町長。

○町長(阿部一男) 何度も言っていますように、前向きだとか後ろ向きだとかということでなくて3月に御答弁したように、今後の町民の皆さんの意見を聞いて、町にとってどういう、やはり総計のことも言われて、総計この間作ったばかりだといえばそれまでですけれども、こんなふうになるとも思わなかった。

 すごく傷んでいただとか、そういうことになるとも思わなかったところもあって、ちょっとしたことが変化もありましたし、それから長い年月かけて歴史もいっぱいあるのだけれども、やはり高速道でせいぜい高速からも戻ってきて上る人はドライブインまででどうも終わってしまう場面も多いということもいろいろ考えると、もちろん峠を越えて来る人のあれもいると思うのですけれども、若干はいると思うのですけれども、そんなことからすると、大分状況は変わってきたところもあると思いますので、そんなことも考慮した中で何度も言っていますように、懇談会等で皆さんの意見を聞きながら、町にとってどうなのかと、今後、それから逆に将来をずっと見据えたときに本当に個々の部分でそれなりの維持費も毎年のコストも含めて、イニシャルコストも含めていくことがいいことなのかなということも含めて判断していかなければならないなと思っていますので、その辺でよろしくお願いしたいなと思います。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) これの質問は終わりますけれども、私も何回か行ってちょうどトイレにガッとみんな入ってくるのですよね。そのまま、あ、やってないんだと言ってそのまま出て行ってしまう、そういう光景を何度も見て残念だなと思ったところでございますが、よろしくお願いしたいと思います。

 次の質問に移りたいと思います。

 てんさいの減産協議については、これは本当に具体的にはいろいろ言えないとこもあるけれども、はっきり言ってしまえば、例えば我が町の製糖工場があると、製糖工場がある町で減産が続いてその工場のまず損益の部分、工場は物がないと物が作れない、砂糖が作れないというのがありますので、本当にこれがなくなると大変なことになるなと、大変なことになるかというのも何か他人事みたいになっていますけれども、多分、いろいろな部分で町の活力というのがとても失われるというような考えをします。

 であるからこそ、町長にはいろいろ政治的な部分も含めて来月にはいろいろ言っていただくということですけど、改めてこれ外部には町長を先頭にしていろいろやっていただきたいと思うのですけれど、町内に向けてどう発信をしていくか、町民に向けて要はこれは一つの砂糖というのは、清水町でいくら頑張ったってしれているのですね。みんなが1キロも食べようなんていったら体に害するだけですから、ではなくてやはりこれは大事だというとこを、町民向けにやはり知らせていくことが必要だし、理解してもらうということも必要なのかなと思いますけれど、今後、町民向けにどう、生産者は別として、工場も別としてどう何かをするという考え方はあるかどうかをお聞きしたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 具体的には今言われたように町民に向けてということは、そんなに大きなことは思っていないところはあります。ただ、二、三年前に実は町民向けにビート祭りというのをやりたいなという思いがあって、そのときに士別だけが全道の工場のある中で、士別市だけが日甜の工場で2年に1回ビート祭りというのをやって、いわゆる町民にみんなビート工場の大事なところがあって、歴史があって、そしてというようなことの中でやっていることがあったので、自分もその裏の年に2年に1回でしたので、ホクレンの工場もあるし砂糖のそういったところでスイーツ祭りみたいなのをやってみたいなだとかそんな思いは持って、ホクレンに相談したことはあったのだけれども、実は天下糖一というあの基本方針を出したときにあったのだけれど、なかなかうまくいかなくてその予算も使わせてくれと言ったときになかなかうまくいかなくて、それが実現できなかった経過があって、士別にまで行ってこうあれしてみましたので、経過はあるのですけれども、なかなか今後においては、また情勢も変わってきたので、例えばそんなアピールの仕方もあって。

 ただ、議員おっしゃったように最も本当にうちがたくさん砂糖を食べたからと言ってしれたところですけれども、そんな思いを持っているところですし、そしてまた砂糖の全体の消費というのですか、摂取量というのは国民のカロリーの中で実は8%ぐらい占めているらしいですね。だから2,200カロリーぐらいに多分平均すると、実態はどうか分からないが、このくらいあればいいよというようなところの中で8%といったら、結構な大きなカロリーが国全体のカロリー摂取の中で、それだけ大きな役割を果たしているということもありますし。

 それから町内の砂糖の自給率が実は三、四十%ぐらいで、あとは外国産のやつが入ってくるというようなことも含めていきますと、そのうちの三、四十%あるのですけれども、さらに食糧自給率って今37だとか何か言われていますけれども、その中の40%のときのあれはどのくらいだったかというと、砂糖の占める割合というのが内数でパーセントでなくて内数で2.8だから結構な部分を占めている状況があるので、このカロリーの重いとこと、これだけ食糧難だ、食糧安保だと言われているときに、自給率が下がって45に上げろと言ったって下がるばかりだから、こういうこともきっちりとした中で分析して、砂糖でもって例えば米だと22.5%、40%のうちの22.5%は米の中で40のうちを占めてくる、半分以上米で占めている。

 その中の2.8%を占めているということを含めていくと、今後のいろいろなことを考えていくときに、ここのシステムを変えてもらえるような、そんなに簡単にいく話ではないのだけれども、そうして、もちろん国内の砂糖を食べてもらう、国産の砂糖を食べてもらうということも大事なところなのだけれども、こういうところも含めてシステム全体を、なかなか難しいのですよ、難しいですよね。

 外国産の物を輸入して安いやつを輸入して、それに関税をかけて地元の農家の人にその差額金を払って反当り何ぼ、トン当たり何ぼという単価が決まって補填していますので、その辺難しいところはあるのだけれども、そんなことも含めてさっきの自給率だとかいろんなことを含めて総合的にシステムのことを変えていかないと、いつでもこういう話が出てきて、相変わらず現地少し我慢しろ、買いなさい、作付け体系変えなさいとか、そういう話になるのでこれからもますます食糧安保というところで、すごく大事な要素などになってくると思いますので、そんなことも含めてこれから先ほど言ったいろいろなところの中で、すぐ受け入れられるはずもないのですけれども、地道にそういうことも提案して安心して地元の工場が操業できる。そしてまた安心して砂糖生産ができて国民の役に立つと、そんな視点の中でそんな方向からいろいろと動いてみたいなとそんな思いを持っていたりしていますけれども。

 何せ政治家の人たちも、いまいち要請に行っても知ってのとおりというところがあったりして、物足りないところをすごく感じていますので、そんなことも含めて自分としてはしっかりと大事な基幹産業の中の、さらに一番大事なところの作物でありますので、そんなことも含めて行動はしたいなと思っているところであります。聞かれてないこともしゃべりましたけれども、お願いします。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 何点か、今度町長以外というか実務的なお話をさせてもらえばあれなのですけれど、3月に総務産業で調査をさせていただいたときに、ホクレンに限らず清水は農産加工の町だよと、今はホクレンもあればプリマハムだってあって、日甜もあっていろいろあるのです。

 清水の農産加工をピックアップして、例えば砂糖なら砂糖の大事さ、日甜なら日甜のイースト菌とかいろいろな部分でやっていることを紹介したいと、発するという機会何かホクレンだけやるとホクレンの宣伝の回しものになってしまいますので、でもプリマハムもあればこういうような町をやっているというのを、広報等でお知らせをするべきではないかというようなお話をさせていただいたのですけれど、それは広報が担当なのか、それとも農林課なのか、農産加工になってくると。

 これはやるのか、前に少し待ってくださいというような話もチラッと聞いてはいるのですけれど、やはり少しずつ町民の意識を、何しても関係ないと言ったら関係ないかもしれないけれど、すごい関係あると、町の中で生きていく上では本当に相当な貢献をされているそれぞれの工場があって、それをどう町と経済につながっているのか、もしくはこういうものがうちの町で生産しているというのを紹介するような広報があってもいいかなというような形で言ったつもりだったのですが、今はどうなっていますか。広報の絡みも含めて記事として町民にどんどん理解していただくようにやってはいかがかということで委員会報告をしたつもりですが、どうでしたでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) まず、てんさいに限ってのことですけれども、てんさいは本町の産業構造を支える大事な作物ということで、質問にもありましたとおり健康ブームといいますか、ダイエットブームで砂糖は太るといった悪いイメージがありますので、そういった砂糖は太るということだけではなくて脳の活性化につながるだとか、正しい知識を町民の方に知らせる手段としまして、食育推進協議会が発行します食育通信だとかというのも利用していきたいなということで、まずてんさいについては考えておりました。

 以上です。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 食育は大事なことだと思います。その質問をする前にこっちの質問をしたほうがいいのかなと思うのですけれど、さっき答弁の中で本町の地域経済や雇用に深刻な影響をもたらす。もし仮に、本別町のように北糖さんがなくなった場合、清水で言うホクレンがなくなった場合の深刻な影響をもたらす、深刻、例えば人口がいくらになって経済がどうなるかというのは電卓をたたいているのかいないのか、想定は当然する必要はないのだけれど、こうやって先ほど答弁書にあったのですけれど、それはどう把握されているのか。具体的にもしあれば教えてください。

○議長(桜井崇裕) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 地域経済の影響という試算はまだしてはいないのですけれども、先ほど答弁の中にもありましたとおり製造業、運輸業、雇用など計り知れないものがあるとは考えております。

○議長(桜井崇裕) 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 私、商工の工も持っておりますので、割とそういったデータを集めるようにはしています。工業統計調査というのが企画課が所管しているのですけれどもあります。清水町農業が基幹産業だと言われており、先日もその農業総生産額が330億円を突破したというお話が新聞にも出ていましたけれども、工業もなかなか盛んで、その農林業センサスと工業統計というのを比較したときに、農林業センサス上では清水町というのは約230億円の総生産額があると言われています。それに対して工業統計では、清水町のその農産加工業を中心とする工業系で263億円程度の出荷額があると言われています。

 今、鈴木議員ホクレンのことを気にしていたので、これは事業所ごとに細かくは出ないのですけれども、従業員の数によって分かれております。この263億円のうち約半分ぐらいがホクレンによる出荷額だと睨んでおります。なおかつ、従業員もホクレンの本体、いわゆる工業に携わっている人というのが約160名ぐらいいるということを押さえております。もちろん、この方たちには家族もいらっしゃいますし、ホクレンにはホクレンの本体だけではなくて協同サービスという人材派遣業もございますし、恐らく携わる住民というのが1,000人は下らないのではないかということを考えております。

 そういったことを勘案すると、清水町の人口は約9,200人程度なのですが、これらを勘案しても、単純に考えてみて人口はホクレン単体で1,000名程度は減るということ、もし撤退されたらですけれど。

 さらに、それに付随する運輸業ですとか、そういったものも、もしホクレンがなくなることによって影響を受けるとすれば2,000人程度は下らないということになり、今9,200人の人口が恐らく7,000人程度の町になるのだということは、数字の上からでは推定できると思います。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 前に課長ともそういう話もさせていただいた中で、今お話しをしました。

 これを受けて、だからこそ砂糖をいっぱい食べろと言ったって限界があるけれど、町全体としてやはりここは残していかないといけないのだよと、これはぜひ一緒になってこの町、ともに生活をしていきたいというか、持ちつ持たれつといういい方も変だし、大事なのだよ、まちづくりにおいては本当にそれぞれの加工場というのはキーパーソンとなってそれぞれがそれぞれ本当に従業員も抱えて、そうやってまちづくりは町の構成を担っているということを考えると、先ほど農林課長が言った、食育だけの通信だけでは足りないんですよ。

 やはり今ホクレンでやっている天下糖一プロジェクトではないけれども、清水町の中でも本当にこの砂糖とかプリマさんのハム類も含めていろんな工場はありますけれど、それらの大切さというのを今一度分かってもらえるための何かコラムでも記事でもいいから、広報でぜひ企画しなければならないのかなということで3月に言ったつもりだったのですけれど、これを今の私の質問を受けて早急にというか、早急にパッと書いてできるようなものでは当然ないのだけれど、それこそ広報の一つの町民に対する理解をどんどん増やして、やはり地域を愛するためには、そういうものを絶対必要だとは思うのですけれど、それらについてモチベーション、絶対てんさい糖を守っていく。てんさい生産自体も守って要は輪作体系もそのまま残していくというぐらいの気持ちで、まず工場のある町、ましてやてんさい製糖をしっかり畑から何から全部完結して町として、そういうことがあってもいいかなと思うのですけれど、広報としてぜひやっていただきたいと思うのですけれど、いかがでしょうか。

○議長(桜井崇裕) 企画課長。

○企画課長(鈴木 聡) 広報を担当している課としまして、特集についてはその都度季節に合った特集というものを組まさせていただいて、広報を発行させていただいております。

 6月号、今月号につきましては、農業の生産額というものに絞った形で畑作と酪農の魅力というものを伝える特集を組ませていただきました。

 今後においての議員おっしゃるとおり加工品というものも町の大切な産業でございますので、どのタイミングになるかは検討させていただきたいと思うのですが、そのタイミングに合った特集というものを検討していきたいと思います。

○議長(桜井崇裕) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) そんなに僕は質問をしないのですけれど、タイミングなんて今なのですよね。できるだけ早くやってほしいと指摘したいと思います。こればかりは議会でけんかしているわけではないのですけれど、こればかりはまちづくりにおいても本当に全員がタッグ組んでやらないと、とんでもないことになる。後々本別には悪いですけれど北糖が来年3月末に撤退した後に、一体どうなっていくのかというのも注視しなければならないと思いますし、でも我々の活動としては清水町民としては一緒にやっていくのだという、まず意識醸成をしっかりやってその上で町長を先頭に関係団体、我々も含めて何らかの例えば陳情ではないけれど、何かしていかなければならないと思っていますけれど、やはり町民挙げてやるべきだというふうに思うのですが、今一度町長のお考えを聞いて、これで終わりにしてもいいかなと思っています。

○議長(桜井崇裕) 町長。

○町長(阿部一男) 農業に対する理解は農業関係の支援などを町として、結構な部分でやっています。

 今はこういうコロナ禍の時代で、結構、商工のほうが目立った部分があるのですが、実は何十年も前から基礎的な支援だとかそういうものについては、しっかりとやってきた経過がありますので、今後の広報も含めて先ほど言いましたように今週は、昨日発行になった今月号は「農業特集」というのをやっていますので、さすがに来月というのは無理かもしれませんけれどできるだけ早い機会にそんなこともして、町民の理解を得て町も支援していると、大切な予算の中で支援をしているのだということを理解して、それが全部経済の商工にもいい影響を与えているのだからねということをしっかりと理解していただくためにも、今御案内のあった広報についてはちょうどいい機会だと思いますので、しっかりとそういうことも含めてPRしていきたいし、ほかの大きな産業の工業の部分も含めて、何回かに分ける必要があれば分けてでもいろいろとやっていきたいなと思っております。

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