令和元年第4回定例会会議録(6月17日)

○議長(加来良明) ただいまの出席議員は13名です。

 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

 

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○議長(加来良明) 日程第1、請願第2号、2020年度地方財政の充実・強化を求める意見書に関する請願について、請願第3号、2019年度北海道最低賃金改正等に関する意見書の請願について、請願第5号、日米貿易協定交渉から日本の農業・農村を守る請願について、以上3件を一括議題とします。

 委員会報告書を朗読させます。

 事務局長。

 

(委員会報告書 事務局 朗読)

 

○議長(加来良明) 本件について、総務産業常任委員長の報告を求めます。

 委員長、奥秋康子議員。

 

○委員長(奥秋康子) 6月10日、本委員会に付託をされました請願番号第2号、第3号、第5号につきまして報告をいたします。

 6月10日の本会議終了後、早速委員会を開催し、請願の内容を慎重に審査をいたしました。その結果、それぞれ請願3本とも全会一致で採択となりました。各議員のご理解をいただきましてご審議のほどをよろしくお願いいたしますようお願いいたしまして、報告といたします。

 

○議長(加来良明) これより、委員長報告に対する一括質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 これより、請願第2号について討論を行います。

 討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 これより、請願第2号、2020年度地方財政の充実・強化を求める意見書に関する請願についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 この請願に対する委員長の報告は採択です。

 請願第2号は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、請願第2号は、委員長の報告のとおり採択することに決定しました。

 これより、請願第3号について討論を行います。

 討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 これより、請願第3号、2019年度北海道最低賃金改正等に関する意見書の請願についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 この請願に対する委員長の報告は採択です。

 請願第3号は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、請願第3号は、委員長の報告のとおり採択することに決定しました。

 これより、請願第5号について討論を行います。

 討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 これより、請願第5号、日米貿易協定交渉から日本の農業・農村を守る請願についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 この請願に対する委員長の報告は採択です。

 請願第5号は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、請願第5号は、委員長の報告のとおり採択することに決定しました。

 

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○議長(加来良明) 日程第2、請願第4号、「子どもの貧困」解消など教育予算確保・拡充と就学保障、義務教育費国庫負担制度堅持・負担率2分の1への復元、教職員の超勤・多忙化解消・「30人以下学級」の実現に向けた意見書に関する請願についてを議題とします。

 委員会報告書を朗読させます。

 事務局長。

 

(委員会報告書 事務局長 朗読)

 

○議長(加来良明) 本件について、厚生文教常任委員長の報告を求めます。

 委員長、高橋政悦議員。

 

○委員長(高橋政悦) 審査結果の報告をいたします。

 清水町の子どもたちのきめ細やかな教育のために、教育予算の確保・拡充、就学保障の充実という観点から、請願第4号については採択としたものでございます。よろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) これより、委員長報告に対する質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 これより、請願第4号について討論を行います。

 討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 これより、請願第4号、「子どもの貧困」解消など教育予算確保・拡充と就学保障、義務教育費国庫負担制度堅持・負担率2分の1への復元、教職員の超勤・多忙化解消・「30人以下学級」の実現に向けた意見書に関する請願についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 この請願に対する委員長の報告は採択です。

 請願第4号は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、請願第4号は、委員長の報告のとおり採択することに決定しました。

 

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○議長(加来良明) 一般質問に入る前に、あらかじめ申し上げます。最初の質問は通告の全項目について一括して質問していただき、再質問がある場合は一問一答方式になりますので、よろしくお願いいたします。

 また、質問・答弁にあっては、わかりやすく簡潔に行われるよう、特にお願いいたします。

 

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○議長(加来良明) 日程第3、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 5番、鈴木孝寿議員。

 

○5番(鈴木孝寿) 議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきたいと思います。

 まず1番目、社会福祉協議会のデイサービス事業廃止に伴う今後の福祉事業のあり方について、質問をさせていただきます。

 社会福祉協議会が運営しておりましたデイサービス事業が廃止される方向で検討されているというふうに伝わっております。今後の町が考える町民福祉の方向性について、改めてここでお伺いをさせていただきます。

 また、社会福祉協議会がこれまで長年行ってきた介護事業の行き詰まりの結果が廃止となるということ、この根本原因について、運営の社会的責務を負う町としての見解をお伺いさせていただきます。

 2番目、十勝清水駅の高齢者の利用を見越した改修への考えについて。

 清水高校バスを利用した帯広等への交通移動は、利用者数は決して多くはないと聞いておりますが、その運行を歓迎する方もたくさんいらっしゃいます。しかしながら、時間的な制限から、なおJR利用を望む方は多いと、これも町民からよく聞く声でございます。

 今後、今、社会問題となっております免許の返納を含め、公共交通機関の役割は非常に重要になると考えておりますが、駅のエレベーターの設置を含め、より駅の利便性を高める必要性が迫っていると考えます。現状、町が描く将来像をお伺いさせていただきます。

 3番目、清水町ピンクシャツデーの制定について。

 あってはならない職場や学校内のいじめを絶対にこの町からなくすために、意識の変革や移り変わる世の中の現状と常識を改めて知る必要があると考えております。

 未来を見据えて町政やまちづくりを考える上で反省すべきは反省して、改めて社会倫理を考える機会としてピンクシャツデーの制定をすべきと思いますが、町長の考えをお伺いさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) それでは、鈴木議員の質問にお答えをいたします。

 まず1点目、社会福祉協議会関係の答弁でございますけれども、社会福祉協議会においては数年前から、介護保険制度の改正等により、介護保険事業の運営は厳しい状況が生じており、昨年度、法人内に介護保険事業等運営検討委員会を設置し、検討を行ってきたところであります。

 その中において、高齢化が進む中、在宅での生活を支える上においてもデイサービスを廃止することはできないことであり、ある程度、規模の大きな、なおかつ地域にかかわりのある事業者に運営を移譲し、事業を継続してもらうことを検討すべきであるとの報告がなされ、これを受け、社会福祉協議会理事会においては、町内の事業者に運営の移譲についての要請を行っているところでありますが、現在において、要請先からの結論はいただいていないとのことであります。

 町といたしましては、高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画において、高齢者の生活を支えるサービスの提供を基本目標の一つとしており、社会福祉協議会との協議を行う中においては、現在利用されている方々がデイサービスを利用することができないということがないようにと申し伝えているところであります。

 現在、社会福祉協議会の移譲に向けた取り組みを見守っておりますが、町といたしましては、介護が必要な方が必要なサービスを地域の中で受けることができるよう、介護保険サービスの充実を図るという考えでありますので、仮に社会福祉協議会において移譲先の確保が難しい状況となった場合においては、サービス提供事業者の確保について取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、社会福祉協議会の介護事業の行き詰まりについて、町の見解とのことでありますが、社会福祉協議会は昭和56年に法人化され、在宅福祉事業等を実施しており、介護保険事業は平成12年の介護保険制度が導入されて以来、サービス提供事業者として運営を行っております。この間、介護報酬により、多くの支払い資金残高を残すことができた時期もありますが、平成24年度以降は、介護保険制度の改正もあり、徐々に残高が減少し、28、29年度においては、単年度でそれぞれ約1千万円の赤字決算となり、支払い資金残高も大きく減少をしております。

 社会福祉協議会は社会福祉法により市町村ごとに組織されたものでありますが、社会福祉協議会が行う介護保険事業については、いわゆる民間の介護保険事業者と同一事業者であります。したがいまして、社会福祉協議会の介護保険事業における現在の財政の厳しい状況については、介護保険事業収入の減少ということが大きな要因であり、社会福祉協議会としても改善を図るべく、運営内容の変更等を行うなど、対応してきましたが、なかなか改善に結びつかなかったものと考えております。

 町といたしましては、社会福祉協議会の介護保険事業がこのような状況となっていることを重く受けとめておりますが、何よりも利用者に御不便が生じないことが重要であり、社会福祉協議会の取り組みの中でスムーズにデイサービス事業の運営が移譲されるよう、現在のところは見守ってまいりたいと考えております。

 次に、2点目、十勝清水駅の改修等についてのご質問でのお答えでございます。

 この問題につきましては、十勝清水駅の改修につきましては、3月定例会においても跨線橋対策についてのご質問があったところであります。高齢化が進む中、足の不自由な方に大変ご不便をおかけしていることは承知しておりますが、エレベーターの設置については財政負担等を考えると実現が難しいと考えております。ほかにも、ホームを手前に設置し、ダイヤを改正すること等について協議・要望しておりますが、いずれも実現が難しいとの回答を得ております。

 しかし、そうした人たちにできるだけご不便をかけないよう、昨年4月より、清水高校スクールバス線の回送を利用し、清水・帯広間バスを運行し、昨年度は1,456人の利用者がございました。さらに、清水・御影間のコミュニティバスを運行するなど、JR以外の移送手段により、交通弱者の支援をしているところでございます。

 新聞報道等にもございますが、昨今の高齢者ドライバーによる痛ましい事故の増加により、今後、高齢者の免許返納が増える可能性があります。そのような状況を鑑み、今後も継続して駅の利便性を高めるためのさまざまな手段についてJR北海道と協議を進め、国へ新たな支援制度の要望をしていく所存であります。

 次に、3点目、清水ピンクシャツデーの制定についてのご質問に対するお答えでございます。

 町内小中学校においては、平成28年からPTA役員を中心にした実行委員会を組織し、町や教育委員会も講演した中で、2月の最終水曜日に実施されているところでございます。

 ピンクシャツデーはカナダ生まれのいじめ反対運動であり、ピンクシャツを着たり、ピンク色の物を身につけることでいじめ反対の意思表示をする日です。子どもから大人まで誰もが参加することのできるキャンペーンであると理解をしております。

 キャンペーンには、職場におけるいじめ、各種ハラスメント、人権問題への啓発の観点から、学校だけでなく、企業や団体が参加している例もたくさんあるようです。

 清水町においても趣旨に賛同し、町ホームページ、広報等により、この運動を知っていただくことでいじめの意識を高め、人々の中にある偏見や差別と向き合い、多様性を認め合う姿勢を積極的に発信していきたいと思います。

 職場や学校内のいじめはあってはならないというのは私も全く同様の考えでございます。時代の移り変わりにより、世の中の常識が変わってきていることを強く感じています。職場においてもさまざまな場面で自分が正しいと思う過去の経験だけに頼るのではなく、何が業務の適正な範囲で、何がそうでないのか、その範囲を明確にする取り組みを行うことが必要であると考えているところでございます。

 以上、3点についての答弁とさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 5番、鈴木孝寿議員。

 

○5番(鈴木孝寿) それでは、まず、1番目のデイサービスの関係からご質問をさせていただきます。

 今、ご答弁をいただいたとおり、デイサービスは移譲という方向で検討されている。ただ、社協のほうもまだ総会前でしたか。まだ決定をしているかどうかというのはちょっと微妙なところ、その報告がまだなされているか、なされていないかというところもあるとは思いますが、町として考える──社会福祉協議会は、今、答弁の中では、一つの事業者であると言い切ってはおりますけれども、これまでの歴史から考えていくと、そして、社会福祉の部分を考えていくと、やはり町と切っても切り離せない状況、そして、ましてや福祉の部分でデイサービスというのは非常に重要だということでございますので、今後、どのようなタイムスケジュールでなっていくのか。例えば、来年の4月1日から徐々に変えていくのだよ、もしくは、来年なのか、再来年なのか、そういう部分でタイムスケジュール的な部分を今どのように考えているのかお聞かせいただければと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 保健福祉課長。

 

○保健福祉課長(青木光春) 社会福祉協議会のデイサービスの移譲に向けたスケジュール的な部分でございます。

 社会福祉協議会、いずれにいたしても主体的に今取り進めていると、もちろん、経営が社会福祉協議会でありますので、そちらの案件だということに変わりはございません。

 スケジュールについては、社会福祉協議会の中の考えによるところでありますけれども、できるだけ早い時期に結論を出して、そして、移譲先に現在要請をしているということでございます。先方もいろいろな今の社会福祉協議会のデイサービスに関わっての財務状況等を確認する必要もあるというようなお話もお伺いしています。そういったことを含めて、先方の中でもいろいろ検討をされて、そして、受けた後、経営が成り立つかどうかも含めて細かく検証されると思います。協議会のほうの考え方としては、できるだけ早いうちに結論を出したいということを伺っているところであります。

 

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

 

○5番(鈴木孝寿) ということは、実質的には、タイムスケジュールは今のところ白紙であるということでよろしいでしょうか。

 

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

 

○保健福祉課長(青木光春) 具体的に何月まで云々というのは、考え方の中には今年度中には、今年度中といいますか、来年の4月までには何とかというお話は伺っていますけれども、これはもう相手先があるということですので、そのような予定でいくかどうかというのはこれからのことかなというふうに考えています。

 

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

 

○5番(鈴木孝寿) まず、タイムスケジュールをぜひ、利用されている方はもちろん、利用されている家族の方が一番心配するところだと思いますので、ぜひ、町のほうは主導して町民の動揺がないように、ぜひ、この辺はタイムスケジュールをはっきりした上でしっかりと進めていただきたい、展望を持って進めていただきたいと思います。

 その中で、先ほど、今、町長からご答弁をいただいた中で、社会福祉協議会の本事業については、介護保険事業の法律がよく変わって非常に良いときと悪いときというのがあったというふうな答弁だったかと思います。現実的にはそうだというふうに聞いております。私の知人でも、道内、帯広を中心として個人事業をやられている方が結構いらっしゃいますので、非常に苦しんでいると、苦しむところは苦しんでいるというふうに聞いておりますが、まず、社協でやって本当にこのまま今の状態でそのまま民間企業にやった場合、民間企業ももちろんそこでしっかりと計算しながらやられるので、かといって社協が計算していないと言っているわけじゃないのですけれども、その中で、同じような経営をすると、結局はまたどこかに譲渡しなければならない、移譲しなければならないという問題が出てくると思います。これについて、ある意味、清水町として永続的にデイサービスを実施するために、改めて、今後考えていく方向、見守るだけではなくて、積極的に関与していく方向性、その手法とか手段とかは今のところ考えているか、考えていないか、お聞かせください。

 

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

 

○保健福祉課長(青木光春) 先ほど、社会福祉協議会の、町長からご答弁いただいたところでございますけれども、一番いいときで平成23年に累積の残高が一番高かったということで、それが年々減少してきてもう間もなく底をつくなという状況になってございます。

 今ご質問の永続的に新たな事業者が運営できるように何か考えているかということでございますけれども、これについては、基本的に介護保険事業というのは、これはどこの町でもそうかと思いますけれども、事業者が自分の事業者内で経営できるかできないかということを正確に判断されまして、そして経営されるものというふうに私どもは考えています。したがいまして、特段、例えば、事業者が移ったからと、違う事業主体に変わったからということで何か私どものほうで特段の措置をするかということは考えてございません。

 ただ、現在の社会福祉協議会に私どもの保健福祉センターを行政財産ということで置かせていただいています。これの使用料については、条例等の規定に基づきまして、これは減免・免除しているということでございますので、それは継続的にさせていただくという考え方でございます。

 

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

 

○5番(鈴木孝寿) わかりました。これ、一般の事業者、帯広とか全国的な組織の方、もしくは、あとは今、介護保険に関する多くの本とかが出ているのですけれども、それをちょっと読ませていただいた中で、今これに対応していくのは小規模というよりは分母を大きくしていかないと経営がなかなか難しいというのが正直に言ったら現状だと思います。それに対応できるというか、毎年変わる保険収入というか、手数料の問題等々が経営にすごく敏感になってしまう。そういうときには小さな事業所だと厳しくなっていくという部分があります。かといって、清水町にじゃあどういうふうになっていくかといったら、小清水、隣、また新得、鹿追さんとかがありますけれども、それぞれがまた大変な事業になっていくなという中で、1つのここの町でやっていってもらえる。そして、そこにはまた雇用が生まれて職場として成立する。そういう部分でいけば、何らかの形で育てていかなければならない、もしくは、一緒になって考えていかなければならないという事業者があるべきだと、そういう福祉であってもいいのかなと思いますが、改めて、今、減免等々と話がありましたけれども、それで終わるのではなく、何かしらの金銭だけではなく、知恵も含めて、そういう何か新しい体制というか、新しい考え方を持ってこの町にしっかりと根づくようなデイサービス事業になってほしいと思うのですが、これについては課長に聞くのもまた変なので、町長または副町長に答えていただければと思います。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 私もこの問題、非常に頭が痛いなと思っているところでございます。たくさんのデイサービスに通っている人、もう100人以上の登録をして、そういう人たちをしっかりと今後もサービス、支えていかなければならないなと、そんな観点の中でこういう今の事業の移譲も含めて、それから、社会福祉協議会の中ではちょっと難しいなということも含めて重く受けとめているところでございますけれども、今、議員の言われたように、今後、移譲先、今、社会福祉協議会がそれなりに働きかけをしている状況でありますけれども、あるというふうに話を聞いておりますけれども、先ほど議員が言われたように、分母の大きい、そういう部分も含めて大切なことではないかなと。デイサービスからいくと、やはりどこも、うちの社会福祉協議会ばかりではなくて、よその町村も含めて、いわゆる介護保険制度の変更もあって非常に厳しい状況があるみたいですので、議員が言われたような分母の大きいところというのはすごく大事ではないかなというふうな思いも持っているところでございます。そんなことも参考にさせていただきながら、今後、しっかりとこちらでアドバイスもしながら、経営の移譲、あるいは、移譲はもちろんですけれども、今まで同様、あるいはそれ以上に清水町のデイサービス事業が円滑に、そして、また、それを利用している人が喜んで利用してもらえるような、元気で利用してもらえるような、そんな今後も運営については支援をしていきたいなと、そんなふうに思っているところでございます。

 

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

 

○5番(鈴木孝寿) ぜひ、町一体となって本当にこれはやらないと、安心して暮らせる町が本当に基本中の基本だと思いますので、社会福祉協議会や譲渡先候補にただ丸投げするというか、頼るわけではなく、積極的に関与をしたほうが、町民が安心して暮らせるのではないかなというふうに思いますので、ぜひやっていただきたいと思います。

 社会的責務については先ほど回答がございましたので、デイサービス、1番目の質問についてはこれで終わらせていただきます。

 移りまして、2番目の十勝清水駅の高齢者利用を見越した改修についてですが、これも先輩議員の佐藤議員が何度か質問されております。そして、先ほども回答の中で難しいと位置づけされていることも報告をいただきました。回答をいただきました。

 しかしながら、今、バスの利用があります。でも、バスを利用されている方のお話を実際に伺ってみたら、行きはいいのですね。帰りが今度はその時間にまた帰ってこなければならない。その時間まで、すぐ終わる場合とか、非常に、要はその時間で行くときのスクールバス線と帰りのスクールバス線にまた乗ってくる。そういう部分で時間的制約が非常に厳しいのだと。その中で選択できる部分であれば非常に楽なのだよなという声がございます。

 ご回答をいただきましたが、清水・御影間については、今、JRを利用する方はそんなに学生ぐらいしかいらっしゃらないのではないかなと思うのですが、問題は、帯広に行って病院とか、清水にない例えば眼科、皮膚科、専門とか、そういうところとか、あとはもう札幌にどうしても行きたいけれども、清水から乗れないという問題を抱えています。せっかくあるJRを、それも今何十億もかけて僕は改修する必要はないと思っています。本当に知恵を出して、例えば、今のハーモニープラザのあそこのところから何とかできる方法がないのか、そして、ホームで1基だけ接続すれば、1基だけホームエレベーター、車椅子が入るような本当に小さなものでいいので、そういう部分で設置をやれば、町の単費からでも、もしくは起債を起こしたとしてもそんなに大きな負担にならないのではないかなというふうに思っています。それらを国やJRの結果を待つという消極的、これはやらないと言っているようにしか聞こえないのです。ただ、JRという公共の機関を清水町としてどのように今後を考えていくのか、これをどういうふうに考えていくべきなのか、今のところ、その考え方がこの中では見当たらない。JRは使える人だけ使ってくれというふうにしか、私には先ほどの回答はそういうふうにしかとれなかったのですが、将来的に清水町として十勝清水駅を公共機関の根本たるJRですね、もちろんバスもありますけれども、JRをどのような位置づけで考えていくのかを端的に聞かせていただければと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 企画課長。

 

○企画課長(前田 真) 今、議員からご指摘のありました十勝清水駅のバリアフリーですとか利用増進に向けては、古くは平成20年から清水町、JRですとか各種関係機関に要望してきているところでございます。もともとは1番ホーム、駅の手前の跨線橋を渡らずとも1番ホームから乗り降りができるようにしてはどうかという要望がきっかけだということでございます。JRとさまざまな協議をした結果、1番ホームを設置するよりは、エレベーターの設置のほうが安価に仕上がるのでということで、その後、何度も協議を重ねてまいったところでございます。

 3月の定例会でもお答えしましたが、現在のところ、JR側から見積もりをいただいているエレベーターの設置は約2億円という見積もりをいただいているところでございます。ホームを設置するとなると、さらにそれ以上かかるという回答を得ているところでございます。今のところ、エレベーターの設置をするのであれば、役場としては単費で対応しなければいけないという結論も達しているところでございます。もちろん、あそこの駅、昭和41年に建設されて、その後、何度か改修はしているものの、老朽化していることは事実でございますので、将来的には何らかの改修はしなければいけないとは思っているところでございますが、現在のところ、単年度で2億円を負担するということがネックになって、公共交通全体で考えようということで、十勝バスに協力をしてもらって清水・帯広間を走らせてみたり、あるいは、段差で悩んでいる方のために清水から御影駅までコミュニティバスを走らせたりということで対応しているところでございます。

 

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

 

○5番(鈴木孝寿) それは3月の回答でも存じているところですが、ここであえて私が質問させていただくのは、清水町としてお世話になってきたJRとは言いません。でも、実際にはお世話になっているというか、駅がまずないと町としての第一印象が悪くなるわけですね。今、新規定住・移住等々をやっている中、さらには観光のいろいろなことをやっている中で、メーンとなる駅が非常に使いづらいのは、多分これは誰もがもう事実だとして受けとめていると思うのですよね。であるならば、やはりこれは積極的に関与せざるを得ないというか、やっていかないと、まずはこれをやらないと次に続いていかないのではないかなと。結局、一番ネックなところを後回しにするというのが果たしていいことなのか、悪いことなのか。そして、バスをどんどん走らせることによって逆にそれを、もちろんバスだとドア・ツー・ドアで行けることも考えられますので非常に便利ですけれども、現実的にその金額を最終的に10年後、20年後で試算した場合、ここで今ある1本の交通機関をしっかりと使えるようにすることも一つの選択肢になると思うのですが、それについてはいかが考えますでしょうか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 町の発展も含めて、JRの駅の、あるいはJRの位置づけということのご質問かと思いますけれども、確かに町の発展はJRとともにあった部分は強くあるという認識もしております。

 ただ、ずっと平成20年あたりからこういった駅のエレベーターも含めて何とかするという問題に対し、うちのいろいろな財政事情等もありましてそれらにお応えすることが、いわゆるエレベーターをつけるだとか、ホームを変えるだとか、そんなお応えが、そういうふうな対応をすることができないで来ているわけでありますけれども、その中で、少しでもより交通弱者の人、階段を上れない、不便に感じている人たちに対しては、清水高校の回送線だとか、そういったことを利用して、以前に比べれば相当サービスは良くなったのではないかと思うところでありますけれども、まだ満足度は100%でないのは承知しているところでございます。

 今後においても、もう少し、さっき言いました札幌行くときの不便さだとか、いろいろなことを考えた中で、工夫を一工夫しながら、みんなが安心して駅というかJRをしっかりと利用できて、JRとともにまたここの少なくても本線は、最近またいろいろ話題になっている廃止路線からは全然候補に挙がっていなくて、むしろ発展する路線として位置づけられていることもあり、うちの駅のさらなる繁栄も含めてもう少し工夫を凝らしながらやっていくのが私としては大事なことになるかなと、そんな捉え方をしているところでありますけれども、徐々に満足度をアップするような施策については今後も打っていきたいと思いますので、今、ここでやるということはなかなか言えないのですけれども、間違いなく一歩ずつ満足度が上がるような、そんな施策を打っていきたいなというふうに考えておりますので、その辺についてもご理解をいただきたいなというふうに思います。

 

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

 

○5番(鈴木孝寿) 以前よりも一歩踏み込んだ内容で答弁いただきましたことに感謝を申し上げます。ぜひ、ここで英断を下す、もしくは、大きな動き、うねりをつくることによって阿部町長の名前が100年先にも必ず残るような、そういう施策になると私は思っていますので、ぜひこれを積極的にやっていただきたい。

 ただし、今、高齢者、そして、障害を持つ方にとっては非常に使いづらいというか、使えない駅であるというのは多くの町民の認識のところです。また、今、社会的な部分でいったら、免許の返納を含め、いろいろな問題が出ていますけれども、いつまでも先延ばしにできる問題ではない。やらないなら「もうやらない」とはっきり言うか、もうそういうふうにはっきりしてバス交通に変えていくか、それともどっちがいいのかということをやはり真剣に考えるべきだと思うのですよね。今まではもちろん真剣に考えられたと思いますけれども、過去も含めて考えられたと思いますけれども、今までの経験則ではなくて、まちづくりをしっかり考えていくと、絶対にこれは避けては通れないところだと思いますので、ぜひとも積極的なJRとの協議を含めて、国の要望も含めてやっていただきたいと思います。2つ目の質問を終わります。

 3つ目の質問に変えさせていただきます。

 ピンクシャツデー、私もPTA活動もしておりましたので、直接この活動をしたことは現状ではありませんが、いわゆるいじめ問題、一般論でまずはいじめ問題について聞きたいと思います。教育委員会にお聞きしたいと思います。例えば、小学校、中学校においていじめが行われたとき、または通報・報告があったときは、どのような調査を通常行うのか。例えば、教員に聞き取りなのか、本人聞き取りなのか、周り聞き取りなのか、その辺はどのように今まで対応してきたか、もしくは、対応するほどのことは先に芽を消していますから大丈夫ですと言うのだったらそれはそれで構わないのですが、今までそういう問題が出てきたときの対応の仕方というのをお聞かせいただければと思います。

 

○議長(加来良明) 学校教育課長。

 

○学校教育課長(神谷昌彦) 清水町におきましては、清水いじめ防止基本方針というのを策定しておりまして、これに基づきまして小中学校のほうで取り組んでいるところです。

 幸い、清水町では、これまでいじめ問題というのは確認されておりませんけれども、常日頃、学校の先生におきましては子どもたちの日頃の変化について常に目を配っていただきまして、もし変化があれば早期に対応するということで、もしいじめが確認された場合におきましては、まず、いじめを受けたお子さんの安全の確保が大事だと思います。それをあわせまして、いじめの原因等について学校のほうで調査をしながら、速やかに教育委員会のほうに連絡をいただきまして、教育委員会と学校、あるいは、場合によっては関係する機関と連携しながら、その状況に合った対応というものを速やかに行っていくような体制をとっているところでございます。

 

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

 

○5番(鈴木孝寿) 先ほど、答弁書の中で、平成28年からPTA役員等を含めてこの運動をし始めたということですけれども、まず、教育委員会の中でいじめに関しての啓蒙活動、もしくは、いじめが起きたときはすぐ相談しなさいよという流れ、子どもたちまたは保護者にどのように、何かあったときには報告してくれ、もしくは、何か困ったときはこういうパンフレットを見て、パンフレットを見てというのは変ですけれども、ぜひこういう相談をしてくれという何か具体的なものはやっているのか、やっていないのか。

 

○議長(加来良明) 学校教育課長。

 

○学校教育課長(神谷昌彦) 学校のほうでは年に数回、子どもたちにアンケートをとりまして、いじめがあるのかどうかということを常に確認しながら、あった場合については早急に対応するというような対処をとっております。

 

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

 

○5番(鈴木孝寿) 先般、町民の方から相談を受けて、その後、教育委員会にも相談をさせていただいた結果、非常に早い対応をされていたということで、やはりいいことは報告をしなければならないです。これは教育委員会がしっかりやられているのだなというふうに思っております。

 しかしながら、やはりいじめと言うと、報告すると、今度、ましてや今は昔みたいに40人学級ではなく、45人とか40人ではなくて、もうその半分の20人とか、全体のクラスによっては30人なり40人近く今はいると思いますけれども、コミュニティーが非常に狭まっているのですね、少子化の中で。相談したくてもこのぐらいはしょうがないかなというような流れがどうしてもあるというふうには聞いております。子どもたちもやはり少なからずともそういう部分があるというふうに、ちょっと嫌な相手とか、まだいじめまではいかないけれども、そういう部分でどうしても人と人との間でしかおりませんので、いじめがあるとは言い切りませんけれども、啓蒙活動もしくは教育的な活動、それを全体的な活動にすべきだというふうに思うのですが、改めて、今の段階で特別考えていることがなければないでよろしいですけれども、こういう部分について、いじめとか、本当に人の命の大切さとかの教育について、もし、何か、今、課長もしくは教育長の中でこういうふうな形で今後はやっていきたいという気持ちが特にあれば教えていただければと思います。

 

○議長(加来良明) 教育長。

 

○教育長(三澤吏佐子) いじめに関しましては、どんな場合であっても、どんな理由であっても絶対に許すべきではないという方向性、このことは変わらないものだというふうに思っております。特に学校の側では、生徒会、児童会等も中心になりまして、それから、教育の四季等でもこの問題について非常に問題意識を持っているところでございます。そういう中で、いじめ撲滅運動のようなもの、それから声かけ運動のようなもの、そういうことに関しましても学校独自で、また、生徒会独自で一生懸命取り組んでいるところでございます。そういう部分も教育委員会といたしましてしっかりサポートをしていきたい、推奨をしていきたい。褒めることは大事なことだと思っております。なので、いじめが起きる前からの対処についてはこれからも丁寧に行っていきたいと思っております。

 

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

 

○5番(鈴木孝寿) ぜひ、まず、いじめって多分私たちも子どもの頃、もしくは大人になってからでも経験はしていると思います。それを見たとか、もしくは、した・された。ただ、これは今本当に強い子ばかりではなく、いろいろな多様性のある子たちがたくさんいますし、それは大人であっても一緒なのですね。ということは、どこかでしっかりとやっていかなければならない。何かをやっていかなければならない。行動を起こしていかなければならない。そのためのピンクシャツデーの制定というような形で今回お話しをさせていただきました。

 参考までに、特定非営利活動法人チャイルドライン支援センターというのはご存じですか。知らないですよね。実はこれ、子どもたちが24時間どこでも電話できる。相談できる。18歳以下の子ども。これは特定の認定NPO法人がやられているのですけれども、そこでホームページなどでよく書かれている、これは文科省でも推奨しているところでございますので、いじめの相談で一番大切なこと、一つ、相談者の秘密を守る。どんなことも一緒に考える。3つ目、切りたいときは電話を切っていい。さらに、4つ目、名前を言わなくていい。この4つ、これがやはり相談をするときに一番大切だというふうに言われています。

 さて、触れないわけにはいかない問題もたくさんあります。現在、清水町内においていろいろないわゆる怪文書というものが出回っております。これは正常ではないと思っています。異常なことだと思っています。しかし、啓蒙活動というか、みんな、まず反省すべきは反省して、そして、みんなでもう1回立ち返ってやらなければならないというのが今回の私の提案というか、やってはいかがかというようなお話というか、提案なのですけれども、命にかかわる──怪文書、庁内の皆さんのところにも、多くのところにも行って、それは怪文書なのか、一体何の嫌がらせなのかわからない。基本的に私はあの怪文書、最近出たというやつは強く非難したいなと思っています。ああいう形で出すのはまず強く非難するし、どういう活動でも本当は非難すべきところなのですが、先ほど言った秘密を守る、どんなことも一緒に考える、切りたいときは電話も相談しなくてもいい、名前は言わなくていいと、この4つ、子どもたちにとっての4つというのは大人にとっても大事だと思うのですね。

 早く質問しろというところもありますけれども、今、質問を考えながらしゃべっているのですが、先日、本会議の一発目で、補正予算でいくのだ、ハラスメントに対する支援、相談窓口を1,600千円程度だったと思います。補正予算で可決をさせていただいたところです。あれは相談するところだと思うのですよ。しかし、今、大切なのは、相談した後が結局庁舎内の問題だと、庁舎内、この4つが守られないのですよね。秘密を守る。どんなことも一緒に考える。切りたいときは電話を切っていい。名前を言わなくていい。この4つがどうしてもやはり役場庁舎内だけとは言わないです。町内のいろいろなところでもさまざまな問題があると思うのですが、ここをまず根本的にしっかり考えるような、まず、役場でいえば、電話相談だけではなく、もう少し匿名性の高い庁舎内で相談できる窓口を今度つくるべきではないかなというふうには思うのですが、総務課長にご質問させていただきます。今、そういう考え方はあるか、ないか、お聞かせください。

 

○議長(加来良明) 鈴木委員、先ほど、一般質問に入る前にお願いしたように、簡潔にできるだけご協力をお願いいたします。

 答弁を求めます。

 総務課長。

 

○総務課長(田本尚彦) 先日の補正予算で議決をいただきまして、外部機関の専門的な業者を活用しながら各種相談、これは健康面ですとか、あるいはハラスメント、それから家庭の事情の法律相談、いろいろな分野を相談していただいて、その中で、相談機関との間でいろいろアドバイスを受けて早期に解決できるものがあればそういう解決を図っていきたい、深刻化事案の発生につながらないような予防的なところをまずはそこでやりたいというお話をさせていただきました。

 その後、当然、解決を求める相談ということに対しましては、従前同様、庁舎内の所属長あるいは役場の総務課の窓口で相談を受けるようにしておりますし、当然、相談を受けた部分につきましては、一々その内容が外に出ることがないようにということで秘匿性というものを持って対応しているところでございます。

 そのことについて、匿名というところの今お話もありましたけれども、匿名の通報に対してどういった対応をしていくかというところは、先ほどお話のあった例えば不特定の方が発信をした文書とか、そういった部分で根拠がないものになってまいりますと、そこに名前が書かれているようなところがあっても、それを一々全体調査というところはそれぞれの個人の部分もありますので難しいかなというふうに感じるところであります。

 

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

 

○5番(鈴木孝寿) そうなのですよ。特定してそれを調査する必要が本当にあるかないかといったら、僕はないと思っています。なぜそれを言うかと申しますと、私自身にも、この問題、ハラスメントの問題に触れるな、さらには、特定の課内への質問はするなという脅迫状が実際届いております。警察にも相談はさせていただいております。ただ、ニュアンスが最後、「清水には住めなくするぞ」という、「家族を含めて清水に住めなくさせるぞ」という、僕自身にもそういう非常にいやらしい、ただ、私の場合は政治のほうの、政治家ではないですけれども、政治家みたいなものなのでそんなものは別に気にもしないのですが、まず、清水町において、基本的に先ほど言ったピンクシャツデーの部分でいったら、本当にまず何か人の命の関わることについての啓蒙というか、しっかりとしたそういうことではなくて、いじめとかではなく、正しいまちづくりというか、風通しのいいまちづくりをしていかなければならないというふうに強く思うのです、こういうのが来ると。それを受けて、今現在において、この前も出てきてしまったのはちょっと悲しいとは思うのですけれども、端的に質問します。いろいろなものが出ているというのは町長もご存じだと思いますけれども、町長はこれに対して今どのように捉えているか、今の率直なお気持ちをお聞かせいただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) ごめんなさい、何に対してですか、率直なというのは。

 

○議長(加来良明) もう一度、すみません。

 

○5番(鈴木孝寿) 端的に言うと、今、いろいろな怪文書と言われる怪文書、もしくは、告発文ととれるような告発文、私のところに来るのは別としても、職員が仕事しづらくなると思うのですね。そして、家族も心配しなければならない。そういう中で、今こういう状況において何が問題なのか、もしくは、今、どういうふうにしたら解決できるかと、今の町長の気持ちなどがもしあれば教えていただければと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) 今のこうして怪文書という表現も議員は使われておりましたので、そういうことも含めて、役場内の中で非常に悲しむべきことが起こっているのは非常に残念でございます。役場の中の最高責任者として本当に不徳のいたすところかなと、そんな反省も持っているところでございます。

 そのような中で、今後の部分については、しっかりとどういった形の中で、今、相談窓口を設けたよと、そんなことももちろん皆さんからの強いご指摘といいますか、そんなこともありましたし、もっともだと思いましてそのようなこともやらせていただきました。

 ただ、今後、役場の中でそういった問題を鎮静化させるには、先ほど言っていただいたピンクシャツデーの庁内への、役場内での、学校だけにとどまらず、一般のこの回答の中にも書きましたけれども、庁内の中にそういった部分も設けながら、みんなでそういったものをなくそうという意識を高めるような、そんな運動もしっかりとしていかなければならないのではないかなと思いますけれども、ただ、今、原因ということもちょっとおっしゃったのであれなのですけれども、組織の中で今ちょうど年代の30代の職員がすごく少ない状況があって、一番組織としていいのは、どうしてこんなことになるのかなと思ったときに、組織としていいのは、20代の若手職員がそういうふうな状況に陥ったというときに、直属の上司がいてそれを指導するなり、仕事の指導をするなり、いろいろなことをやる。上の人がどっとやるのではなくて、そして、その次にその上の、だから、30代の人がいない状況が今は残念ながらできてしまっていると。その上の40前後の係長がまたさらにその人を順繰りに指導していく。そして、補佐がいて、課長がいてという、そういう流れの中で、ちょうど今は下の30代の同僚、あるいはちょっと上の先輩がいないというのが大きな組織としてはまずい部分が出てきているのではないかな、そういうギャップといいますか、ハンデをどうやって埋めていくかというものも大事な部分になってくるのではないかなと。年代が大きく離れれば離れるほど、今の特に若い人が宇宙人だとか何とかでわからないと我々もよく言われたのですけれども、年代が離れれば離れるほどわからなくて、指導がついつい厳しい指導になってしまったりだとか、そんなところがあるようにも考えていますので、うちのそういう状況を今後しっかりと直していくのには、少し工夫はもちろんいろいろとやっていくつもり、さっきの言いましたね、やっていくつもりですけれども、厳しい状況はありながらも時間は少しかかるかなと。ただ、あんまりのんびりしていられるような問題ではありませんので、事情を阻害している部分もありますので、その辺、今後についてはしっかりとみんなが安心して働いて、町民の負託に応えられるような役場としてしっかり仕事ができるような体制づくりというのはしっかりとつくっていきたいなと、そんなふうに考えながら今いるところでございます。

 

○議長(加来良明) 質疑ありますか。

 

○5番(鈴木孝寿) あります。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) それでは、ここで休憩します。(午前11時06分)

 

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時20分)

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

 質疑を受けます。

 5番、鈴木孝寿議員。

 

○5番(鈴木孝寿) 先ほど、休憩前に町長からご答弁をいただきました。ちょっと時間はかかるかもしれないけれども、しっかり解決に向けて風通しのいい、本当にそういう職場をつくっていただくということで回答をいただきましたけれども、時間はかかるかもしれないですよね、間違いなく。しかしながら、時間をかける問題でもない。何かというと、今いる若い人たちが、今、どこの職場もそうなのですけれども、どんどんいい職場、より経験してさらにステップアップするためにどんどん新しい職場へ行くという方もいろいろな職場を見ていることがあります。ましてや、今度は優秀な人材をリクルートするとき、来年4月以降、清水を受験してもらえる方がいるとするならば、清水がこのような問題でいろいろと騒がれているような状況ではやはりよくない。いい話は一つもないということは、早急に何らかの形でどんどん取り組んでいかなければならないなと、そんな検討しますというような状況ではないと思いますので、一番導入しやすいのはピンクシャツデー、これの期待される効果というのはありますけれども、これ、すごく今の町内、または学校も含めて全てに該当してきますので、ぜひ、この制定に向けて具体的なスケジュールを詰めてほしいと思うのですけれども、今の段階ではどういうふうに考えているかお聞かせ願いたいと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) 先ほども答弁の中にもありますように、町内にしっかりとピンクシャツデー、このまま呼ぶかどうかは別として、基本理念の部分をしっかりと持った中で、今まで学校だけにとどまっていた部分ではなくて、町内にも、役場の中にも、あるいはほかの企業も含めて、全町を挙げてやりましょうという、そういうものをしっかりと構築していければなというふうに思っております。

 

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

 

○5番(鈴木孝寿) あと、ちょっとご指摘をしていきたいのが、私のところにも、ここ何年かで退職された方でも、定年前にしてやめられる方も何人かいらっしゃったと、その中にもそういうような嫌な思いをしてやめられている方も多々いると聞いております。ということは、庁舎内の基本的に今、30代が非常に少ないとか、年齢的なバランスが非常に崩れている中で、そういう問題が起きる温床がというか、そういう土壌が残っているという感じだと思うのですよね。

 先日の補正予算のときにもお聞きしたのですけれども、相談窓口はやるけれども、例えば、職員向けの──今回は職員向けで今お話しをしていますが、職員向けのハラスメントに対する講習会もしくは勉強会というのはどういうふうに進めていくか、それを確認させてください。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(田本尚彦) 職員に向けての研修等につきましては、この間もご説明しましたけれども、前年度も取り組んでおりますが、職員研修ということで、全体の職員を対象にした研修を今年度も予算を見て準備をするようにしているところであります。

 また、厚生労働省のほうで、こういったパワハラについてのどういったところが問題かというようなものの資料等も配信提供されているものがありますので、そういったものも職員に内容を確認してもらうようなところも取り組んでいきたいという考えでございます。

 

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

 

○5番(鈴木孝寿) ぜひ進めていただきたいのと、実は、今、問題になっているのは、管理職という方が長くいられる方が多いという部分もあって、現実論からいくと、今までの経験、役場にいる経験則、仕事に対する昔からの先輩からの教え方というのが必ずしも今の現代では合っていないということはもう確実だと思っているのです。それはよく聞く話でございますので、改めて、管理職の方がこれを整備しなければならない立場におりますので、管理職向けの研修をひとつ多くしていったほうがいいというふうに思いますが、いかがでしょうか。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(田本尚彦) 長年、職場の中で、当時、私たちが入ったころの50代の先輩とのやりとりというのが今の人たちに通じるところではないと思います。ただ、それぞれの職場、それから職種によっては、言葉尻がきつくなってしまうけれども、けがをしないようにだとか、そういったところでとっさに出る言葉とか、そういうものもあるとは思います。それは職場のそれぞれの経験則、あるいはその職場における特殊な部分というものは当然あるかと思います。しかし、それが納得し得る忠告というふうに受けとめられるようなものというのはどういったところにあるのかというのは、これはいろいろな話も聞かないとまた難しいと思いますので、今、ご指摘のありました管理職に向けてのそういったメニューというのも積極的に導入していくように検討してまいりたいと思います。

 

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

 

○5番(鈴木孝寿) ぜひやってほしいのですけれども、ただ、今言ったのは、こういう言葉が、例えば、「気をつけろよ」などの言葉をちょっと違う言い方ですることによってパワハラになるとか、その時点でまず違うのですよ。パワハラとかハラスメントのやつをまず理解されているのかなという疑問になってきますので、ぜひ、やはりこれ、管理職の方も含めてしっかりと研修した上で、本当に何が必要なのかということをやっていただきたいなと。多分、認識が、今の世の中の認識と今の回答の認識では少しずれているなというふうに思っています。そこは強く指摘させていただきます。

 最後に、先ほどのこれはまた町民に対するメッセージでもありますし、メッセージというか、先ほども出しました怪文書、いわゆる告発文という怪文書も来ると。そして、私にも脅迫文が来る。そういう部分が、これは絶対におかしいのですよ、この町の今のやり方というものが。もちろん何かを変えていかなければならないと思うのです。そこはやはりよい町にしようというのは誰もが共通して考えていることですので、改めて、町長から町民に向けるメッセージも含めて、こういう町にしていきたいという気持ちをお聞きして質問を閉じたいと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) この問題については、本当に先ほどから言っていますように、憂慮するところが多々ありますけれども、今後においてはしっかりとまず私の意識も変えていかなければだめかなと。パワハラは絶対、パワハラ、いろいろなハラスメントというのは絶対、職場にとってはマイナスだというところはもう強く認識しておりますので、今、こういう問題が起きて少し職員の意識が停滞しているところもちょっと見受けられるので、そういったことは全体としてすごくマイナスなところもございます。そんなところも含めて、私もそういう意識を変えながら、絶対あってはいけないよということをしっかりと認識しながら、また、みんなにその思いを伝えていきたいと思いますし、また、さらに、健全なそういった職場のあり方みたいな部分、規律といいますか、そんな部分もしっかりと持ちながら、さらに、また、啓発活動、そういったパワハラ等の人たちについては、これが本当にパワハラだったのかと思うような意識の部分を相当持っていて、「えっ」というところも調査をした結果を聞きますとそんな部分もあるので、そういったことも含めてしっかりとした啓発活動もしていかなければならないなということも考えておりますし、また、先ほどから何度も出ておりますように、新しい相談体制もしっかりとした中で、さらにまた今言われたように、庁内の今まであった相談体制もよりそれとタイアップした中でしっかりと組織して、本当に相談の受けやすい、あるいは、最終的には未然に防げるような、そんな体制もしっかりと持っていかなければならないなということを今後含めてやっていきたいと思いますし、まず、さらに第一として、今、外部の事業者と、この間、補正予算が通りましたので、そういった人たちと契約をして少し、少しではない、あまり待っていられないのですけれども、落ちついたところに、私の職場ハラスメントの防止に対するメッセージというのをしっかりと職員に、あるいは、もしあれでしたら町民にも伝わればいいことでありますけれども、まずは職場内でのそういった今までの起こったところの反省等を踏まえて、私はこういった姿勢で臨みますよという、そういうメッセージをしっかりと出して職場内に周知をしていきたいと、そんな思いを持ってこれから対処していきたいと思いますので、ご理解のほど、よろしくお願いしたいと思います。

 

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○議長(加来良明) 次に、1番、深沼達生議員。

 

○1番(深沼達生) まず、農村でのインターネット事情についてということで、清水や御影の市街地には光回線が通っていますが、農村地域ではエリア外となっています。ポケットWi─Fiを設置したり、ギガ数を多く契約したり、それぞれ対応をしているところですが、とても不便だという声を多く聞きます。

 農業も自分で生産から加工、販売までできる世の中になりつつある中で、情報を取り入れる手段としてインターネットを活用することは新たなビジネス展開につなげる上で必要不可欠になると思いますが、町としての考えを伺います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) それでは、深沼議員のご質問にお答えをします。

 現在、情報通信手段は日々進歩しており、インターネットを利用して誰もがどこにいてもあらゆる情報を入手できる時代となっております。

 また、農業分野においても、インターネットを利用した生産物の情報発信やスマート農業の取り組みなど、情報通信技術の活用が進んでおり、今やインターネットは日常生活や農業経営において必要不可欠なものとなっていると理解をしております。

 本町におけるインターネット環境については、議員ご指摘のとおり、市街地のみに光回線が整備され、農村地区においては携帯電話網を利用しなければならない状況となっております。

 その対策を行うべく、昨年度、無線LANを利用した場合の電波伝搬調査をするなど、あらゆるシステムを調査研究しておりますが、それぞれ一長一短があり、有効な手段を決めるところまで至っていないところであります。

 今後においては、新たな通信システムである5Gの早期普及と施設整備に対する財源措置を、国をはじめ、関係機関に働きかけるとともに、町といたしましてどのような施設整備が有効なのか、費用対効果も含め、さらに調査研究を進め、インターネット環境が改善されるよう努力してまいりたいと思っております。

 以上でございます。

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 1番、深沼達生議員。

 

○1番(深沼達生) このことは清水だけではなく、ほかの町村も抱えている問題だと思うのですが、ほかの町村ではどのような対応をしていたりするのか、わかる範囲でいいですからご説明いただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 総務課参事。

 

○総務課参事(鈴木 聡) インターネットに関する各町村の取り組みですけれども、場合によっては無線LANを利用して全町に対してインターネット環境を提供している町村もあれば、光回線を国の補助事業を利用して敷設した上でそういう環境を整えているという町村があるというふうに聞いてございます。

 

○議長(加来良明) 1番、深沼達生議員。

 

○1番(深沼達生) この問題はとても重要なことだと思います。

 それで、先ほど答弁にあった、昨年度、無線LANを利用した場合の電波伝搬調査とありますが、具体的にどのような調査を行ったのか教えていただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 総務課参事。

 

○総務課参事(鈴木 聡) 昨年度行いました調査につきましては、役場に親機といいますか、送信元を置きまして、各町内、避難所に指定しております福祉館等々までの無線の電波の伝わり方と、あとはそれに伴う情報通信の速さなどを測定する調査を行ってございます。

 

○議長(加来良明) 1番、深沼達生議員。

 

○1番(深沼達生) その結果、一長一短あるとも書かれていますが、いいこともあれば悪いこともあるということだと思うのですが、具体的にどのようなことなのか教えていただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 総務課参事。

 

○総務課参事(鈴木 聡) 一長一短についてですけれども、まず、メリットとして挙げられる点とすれば、通信事業者と町が契約する形になりますので、利用料につきましては、既存の携帯通信会社との契約との差は発生し、安価になるのではないかというふうに思っています。

 ただ、デメリットとしましては、それに伴う費用の設備が数億単位でかかるというものと、あと、情報通信速度も今の光回線ほどのスピードは出ないという結果が出ておりますので、スピードをどこまで求めるかというところも検討しなければならないですし、また、その後、施設整備に際してはいろいろな財源措置がありますけれども、ランニングに対してはほぼ単費で対応しなければならないということもありますので、ランニングコストというものも考えながら、施設整備またはシステムの選択というものを考えていかなければならないと思っております。

 

○議長(加来良明) 1番、深沼達生議員。

 

○1番(深沼達生) このようなインターネットは農業経営にとっても必要不可欠なことから、これからも国をはじめ、関係機関に働きかけていただき、そういった情報を農村部のほうにもいろいろ情報を提供していただきたいなと思うのですが、いかがですか。

 

○議長(加来良明) 総務課参事。

 

○総務課参事(鈴木 聡) 今後につきましてもインターネット環境というものは重要ですので、各関係機関に財政措置ですとか、施設の普及というものを働きかけていきたいと思っております。

 また、こちらで仕入れた情報についてはできる限り皆様にお伝えしていきたいと考えます。

 

○1番(深沼達生) よろしくお願いします。終わります。

 

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○議長(加来良明) 次に、3番、山下清美議員。

 

○3番(山下清美) 議長のお許しをいただきましたので、2項目について質問をさせていただきます。

 初めに、道の駅についてお伺いをいたします。

 管内には数多くの道の駅が設置されておりまして、私も何箇所か行ったことがあります。その中で、管内にも多くの観光客が訪れる道の駅がありまして、本町には日本の国道、それが交差しまして、また、高速のインターチェンジもあります。道の駅を設置するには好条件と思われますが、清水町の交流人口増加が見込める施設となると思います。

 また、第5期総合計画の中では、第4編第5章の中で、地域の資源を生かした観光産業の創出、現状と課題として、国道274号、38号や道道などが通過するとともに、道東自動車道の道央圏との接続など、地理的条件に恵まれながら、本町にとどめることができず、目的地となる食や観光地としての確立とともに、効果的な情報発信が求められていますとありまして、そういった部分で次の3点について伺います。

 まず、1点目は、管内で観光客が数多く立ち寄る道の駅、こういったことが、交流人口がもたらす町への波及効果、どの程度あるのか。また、そういったものが本町としてどのように捉えているのでしょうか。

 2点目につきましては、もし本町に道の駅を設置した場合の交流人口の増加及びそれがもたらす波及効果、これを試算したことはございますでしょうか。

 また、3点目、管内では新たな道の駅を計画している町があると聞いておりますが、本町では道の駅を設置する考えはあるのかどうか、これらについてお聞きをいたします。

 2点目の児童虐待防止についてお伺いをいたします。

 平成12年には児童虐待防止法が施行されまして、今年、親による体罰禁止が法制化されたところでございます。しかし、最近も頻繁に児童虐待に関する悲惨なニュースが流れており、この一般質問を通告した後にも、道内において幼い子どもが犠牲になる事件が発生しております。本当に心を痛めているところです。

 このような事件が起こるたびに清水町は大丈夫なのかなということを本当に心配しております。町としても各課が連携をしながら注意を払っていることと思いますけれども、次の2項目についてお伺いをいたします。

 1点目でございますが、第5期総合計画の中で「支援体制の整備、児童委員や地域と協力し、児童虐待・育児放棄の防止と早期発見に努めるとともに、関係機関と連携し、問題の解決を図ります」とありますが、今までに心配な状況をキャッチし、関係機関が連携して対応したケースはどの程度あるのでしょうか。

 2点目ですが、地域ぐるみでの支援とありますが、これまでに取り組んだ事例はあるのでしょうか。

 以上、2項目についてお伺いをいたします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(阿部一男) それでは、山下議員のご質問にお答えをさせていただきます。

 まず、1点目ですが、道の駅は道路利用者への安全で快適な道路交通環境の提供と地域振興に寄与することの2点が目的とされています。地域振興に寄与するものとして、交流人口や経済波及効果の増加を目指し、道の駅において、地元の特産品や農産品、飲食などを提供している施設が多いと認識をしております。

 十勝管内には14の道の駅があり、年間50万人以上も来場されている施設もあり、それぞれ特色のある運営がされているものと思っております。地場産品の販売拠点としての道の駅の売店の売り上げのほか、道の駅から他の施設への周遊効果など、その町の資源の多寡や内容によって波及効果は違ってくるものと思います。付加価値の高い商品やサービスの提供により、収益力のある道の駅はそれ自体が目的地となり、経済波及効果を生み出すものと考えております。

 次に、2点目と3点目について一括して答弁とさせていただきます。

 本町においては平成23年、27年3月に策定した清水町観光資源再生基本ビジョンの中で、目標を交流人口の拡大と元気な町民の増加としています。

 この目標を達成するためのコンセプトを十勝の玄関口として「気の利くおもてなし」と設定し、「十勝清水四景+1」など自然・景観を生かしたおもてなし、全道5位である畜産分野の産出額や全国・全道のグルメイベントで1位となったメニューなど農と食を生かしたおもてなし、第九合唱、アイスホッケーなど、文化・芸術・スポーツを生かしたおもてなしを展開していくとの考え方が示され、資源を活用した実践がされているところです。

 これらのすぐれた観光資源が数多く存在しておりますが、効果的な情報の発信や観光を担う人材の育成、推進体制の構築などが課題となっています。

 道の駅など情報発信拠点の必要性の検討のため、平成28年度から情報発信拠点整備検討実証事業を取り組み、ハーモニープラザと十勝千年の森の施設内に観光情報ステーションを設置し、物産の販売や観光案内などの実践を通してニーズや実態の把握に取り組んできました。

 観光情報の収集の傾向として、事前にインターネットや各種の媒体による情報収集をして目的地に向かう行動が主であり、現地による情報収集は多くはない状況であり、また物販についても町内への周遊など波及効果は少ないなどの状況から、昨年度末でハーモニープラザの事業は継続しないとの判断をしてきたところであります。

 また、昨年4月に清水公園内に飲食施設が再開し、その施設内において観光案内や物産の展示販売を行う情報発信拠点のサテライト施設の設置を行い、現在は十勝千年の森と2か所において観光情報の発信、物産の販売を行っております。

 本町における道の駅の可能性について検討するため取り組んできましたが、運営主体の想定が見出せなかったことや、本町においては既存の飲食店、物販施設、コンビニなど道の駅の機能のある休憩や飲食の機能が一定程度充足しており、新たに道の駅を設置することで経済効果や交流人口の増加が図られるものではないと考えており、現時点では道の駅を設置する考えはないところであります。

 清水公園や十勝千年の森など、現在でも集客の見込める施設などでの情報発信、物産の展示販売について充実していきたいと考えております。

 次に2点目、児童虐待防止についてのお答えをさせていただきます。

 1点目の児童虐待の防止と早期発見については、関係機関と連携を図って進めることが大変重要であると考えております。

 対応した件数については、年に三、四件程度、多いときで10件ほどになるときもあります。本町においては、乳幼児健診の際の保健師によるお子さんの様子の確認、また、保育所や幼稚園、学校においてもお子さんの様子をよく見るよう努めているところであり、その中で虐待などの兆候を感じた場合、また近隣の住民の方などから通報のあったものなどについて状況を確認の上、関係機関によるケース会議を開催して、それぞれの情報を共有し、役割を確認、整理しながら対応に当たっています。

 次に、2点目の地域ぐるみの支援につきましては、児童虐待対策だけのものではありませんが、以前からファミリーサポート事業を行っており、育児のお手伝いをしてほしい人と育児をお手伝いしたい人とをつなぎ、必要な育児や家事の支援を行って育児の負担が小さくなるよう努めております。

 また、読み聞かせサークル五月会による読み聞かせや食生活改善推進員パセリの会に親子ランチ会を実施していただくなど、地域の方々とともに子育て支援に取り組んでおります。

 今後も児童虐待を防止する観点からも、子育てに対する負担の軽減は大変重要であると考えますので、地域の方々とともに地域ぐるみで子育て支援に努めてまいりたいと思っております。

 以上でございます。 

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) ここで休憩します。(午前11時52分)

 

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時00分)

 

       ◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇      

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 3番、山下清美議員。

 

○3番(山下清美) それでは、1項目目の道の駅に関して再質問させていただきます。

 ただいまいろいろご答弁いただきましたけれども、管内の状況につきましてお答えいただきましたけれども、その中で、観光シーズンについてはすごく観光客が来ているなということで承知しているのですが、冬期間の状況というのは、町としてはどのようにその部分、管内の道の駅の状況を捉えているか、お答えいただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 商工観光課長。

 

○商工観光課長(斉木良博) 今の山下議員のご質問にお答えしたいと思います。

 道の駅の季節、シーズンによっての状況ですけれども、細かな月別の数値というものは把握しておりません。十観連等で年間の数値等を把握して、清水町としてもその数値を把握しているところでございますが、月別の部分については把握しておりませんが、個人的に出会ったり立ち寄ったりした中で見させていただく中では、やはり夏場は、例えば地産の野菜ですとか、いろいろな商品も品ぞろえも多かったりしますし、人が動く時期というものがあって、お客さんでにぎわっている道の駅であっても、やはり冬場については人の動きが少なかったり、また、販売する商品が限られていたりということで、訪れる人は少ないなという印象、それから実態を確認しているところでございます。

 

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

 

○3番(山下清美) それでは、管内の状況を今お伺いしましたけれども、今までに清水町において、観光情報ステーション、こういったところで実態把握をしたということでご答弁をいただきました。その中で目的地に向かう行動が主であるということで、そういった中には清水町を目的とする部分というのはどの程度あったのかなと。そして、清水町でそこを利用した部分は、ほかに清水町に広がった部分というのがどの程度あるのかなという部分があれば、お聞きしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 商工観光課長。

 

○商工観光課長(斉木良博) 私につきましては昨年4月からハーモニープラザの中の観光情報ステーションの中で勤務をさせていただきました。昨年の自分が在籍をしてその中で対応させていただいた中では、清水町の観光資源、また観光施設等においては千年の森ですとか清水公園、それから、その内容ですとか場所ですとか、そのようなことを問い合わせいただくという機会があったかなというふうに思ってございます。それから何件か、清水の特産品は何ですかということで、それを売っている場所はどこですかというような問い合わせ等、ご相談をいただいて対応してきたところでございます。

 

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

 

○3番(山下清美) わかりました。そういった中で現時点では道の駅を設置する考えはないということでご答弁をいただいたところでございます。そういった中で今お話がありましたように、千年の森あるいは清水公園、こういったものを充実していきたいというお話がありました。今、具体的に何かお考えがある部分というのをお聞かせいただける部分がありましたらお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 商工観光課長。

 

○商工観光課長(斉木良博) 清水公園、それから千年の森についての今後どのようなことをということですが、まず清水公園につきましては、一昨年から清水公園を観光の目的地にできないかということで、役場内関係課で協議をしてきたところです。今年度、町民の方を委員として、再整備検討委員会というものを設置して、町民の意見を聞きながら基本構想、清水公園が町外の方なりが目的地として訪れる公園となるにはどうしたらよいか、どんな整備ができるかということを検討し、基本構想的なものをまとめようというふうなことを考えてございます。スケジュール的には、その後、基本計画それから実施計画なり策定して、実際の整備に移っていくのかなというふうなことを想定してございます。

 千年の森につきましては、今年度、地域おこし協力隊1名派遣といいましょうか千年の森に常駐をして、施設の中で観光案内、それから物産販売等、施設の業務に携わっているところです。千年の森につきましては、年間6万人なり来られる清水町としては大変多数の方が訪れる観光施設ですので、千年の森と連携しながら、ほかの例えば観光施設とか物販も紹介できるようなことを含めて連携を深めていきたいなというふうに思ってございます。

 

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

 

○3番(山下清美) ただいまご答弁をいただきましたけれども、やはり道の駅というものは魅力もたくさんあると思いますので、それを設置しないけれども、ある程度道の駅に匹敵するようなそういった部分、清水公園も目的地になるようなということでお話しいただきました。あそこの部分ではちょっと狭いような気もしますけれども、そういった部分、しっかりと目的地になるような方策をしていただきたいと思いますが、再度ちょっとお聞きしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 商工観光課長。

 

○商工観光課長(斉木良博) 清水町が町外の方が訪れるような情報発信といいましょうか、魅力の発信という部分では、清水公園、場所ということだけではなくて、清水公園の機能、例えばボートもあったり、広い芝生があったりとか、そういう点を情報発信しながら、また、昨年4月からレストランといいましょうか、飲食できる場所が再開できるようになっています。そちらのメニューについても大変好評でそれを目的に訪れる方も来ています。

 それから、町内には、最初、町長からの答弁のとおり、牛玉ステーキ丼ですとか牛とろ丼ですとか、ネームバリューのあるメニューを提供しているお店がございます。そういったようなことも含めて食ですとか、農業も含めた、その産地であるということも含めた情報発信をして、それから9月8日に肉・丼まつりというイベントも開催をするのですけれども、そういったようなイベントで清水町の畜産資源の情報発信もしながら、インパクトがあるような情報発信をしながら、清水町のイメージづけですとか、清水町のいろいろな魅力を発信しながら来ていただけるような施策に取り組んでいきたいというふうに思っています。

 

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

 

○3番(山下清美) 道の駅の関係については承知をいたしました。

 続きまして、児童虐待防止の関係について何点かお伺いしたいと思います。

 お答えの中で、関係機関で兆候を感じた場合には対応しているとのご答弁でございます。そういった兆候を感じて対応した場合に、その後、成長とともに継続的な対応あるいは幼児期から小学校へということでどんどんつながっていくと思うのですけれども、そこら辺のつながりですか、町と教育委員会との連携の部分について、どのように進めていっているのかお伺いをしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 子育て支援課長。

 

○子育て支援課長(逢坂 登) 清水町といいますか、ほかの町も同じなのですけれども、各市町村には要保護児童対策地域協議会というものを設置してございます。こちらのほうは、もちろん教育委員会、学校ですとか児童相談所、それから保健福祉課ですとか子育て支援課、全てのそういった関係する機関で構成している協議会ございます。そういった中で継続したもの、やはりこういうものは1回で済むことはないわけでして、そういった機関を通して各担当が協力しながら継続して関わっていくという取り組みをしております。

 

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

 

○3番(山下清美) ただいまお話があったそういった機関については、それぞれ機関ごとに優秀な方がたくさんいると思います。例えば幼児期に学校教育関係の優秀な方、専門家がそこで対応に当たる。あるいは、学校でいろいろな部分が発生したときに、町の関係機関の優秀な方がそれぞれ行って対応を図る。そういった部分との連携も必要だと思いますけれども、実際に連携されているかどうか教えていただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 子育て支援課長。

 

○子育て支援課長(逢坂 登) 関係機関というお話をしましたけれども、このほかに児童委員の方ですとかスクールソーシャルワーカーの方ですとか、そういった方にもご協力をいただく。また、地域の近所の方にも場合によってはご協力いただくということもあるということでございます。

 

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

 

○3番(山下清美) それから、次になりますけれども、関係住民の方からの通報というのはやはり重要な部分を占めると思います。そういった部分でなかなか通報したくても通報しづらいという部分があると思いますが、住民からの通報というのは、今までにどの程度あったのか、お教えいただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 子育て支援課長。

 

○子育て支援課長(逢坂 登) 近隣の方につきましては、平成29年度に2件の連絡がございました。この数年ではそのぐらいでございます。

 

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

 

○3番(山下清美) そういうことはないと思うのだけれども、そういった通報した方が逆に逆恨みというのですか、そういった部分というのは名前を伏せるようなそういった形できちんと対応されているのかどうか、お知らせいただきたいと思います。

 

○子育て支援課長(逢坂 登) 通報された方の身元等につきましては、漏れないようにしっかり管理しております。

 

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

 

○3番(山下清美) 続きまして、今の町ではファミリーサポート事業とかでいろいろな部分で町民が関わりながら子育てをしているところですけれども、本当にこういった悲惨な児童虐待、なかなか目に見えない部分なのですけれども、そういった部分を発生する前に未然に防ぐということを方策という部分では何か考えていることはあるのでしょうか。

 

○議長(加来良明) 子育て支援課長。

 

○子育て支援課長(逢坂 登) やはり小さいときからの健診ですね、それと学校や保育所、幼稚園等でお子さんの様子をしっかりと見るということが一番大事なのではないかなというふうに感じております。

 

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

 

○3番(山下清美) ただいま事前にキャッチする中では、未然に防ぐという部分で健診だとか、保育所等でキャッチするというお話がありました。未然に防ぐ部分では、キャッチする部分ではあるのですけれども、本当に子育てに悩んでいる家庭というのはたくさんあると思います。そういった方が悩みながら方策がわからず、ああいった子どもに対して攻撃を加えてしまう。そういった事例が多々あるのではないかなと思います。子育ての悩んでいる方に対してのいろいろな相談の中で、どういった方策を何かされていることってあるのでしょうか。

 

○議長(加来良明) 子育て支援課長。

 

○子育て支援課長(逢坂 登) 子育て支援課では、育児に対する相談も随時メールですとか電話でも受けております。もちろん訪問して来られるお母さん方もいらっしゃいます。また、保健師さんのほうに相談に行くという場合もあります。そして、保育所、幼稚園においても、そういった育児の相談をいつでも受けられるような体制をとっておりますので、そういうふうに対応をしてございます。

 

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

 

○3番(山下清美) 相談に来る対応をしっかりとっているというお話でございます。そういった中でなかなか悩んで相談に来られないという方も結構いると思います。学校教育にいるときには、なかなかこういったことをいろいろPRしても、実際に聞いてほしい方々が来てくれないという部分が結構あったのですけれども、この子育ての部分でも本当に悩んでくる方は相談に来るのだけれども、本当に相談に来られていない方で心配な方が結構いらっしゃるのではないかなと思います。そういった方々への対策について何か考えたことはあるでしょうか。

 

○議長(加来良明) 子育て支援課長。

 

○子育て支援課長(逢坂 登) やはり健診ですね。特に健診などの際、やはりお母さん、保護者の方とお話をする、お子さんの様子をしっかり見るということで、その状況をよく確認するということが、やはり中心になるかなというふうに考えております。

 

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

 

○3番(山下清美) そういった中で、いろいろな未然に健康診断の中でいろいろお話しされていることはたくさんあると思います。そういった中で、先ほど鈴木議員の質問の中でもありましたけれども、教育長から褒めることは大事だというお話がありました。いろいろな部分で、こういった虐待の様子を見ていると、逆に褒めるのではなくて、小さい子が苦しんでいるという部分を、本当につらいことなのですけれども、そういった部分に発してしまうというのがあります。そういった部分で小さい子がとる行動が、本当に褒めて育てるようなそういった部分の普及というもの、そういった方法というのをご存じかどうか。ご存じだと思うのだけれども、そういったものをやはり広めていく必要があるのかなと思います。いろいろな幼児教育、学校教育もそうなのですけれども、褒めながら育てていくという環境をつくっていきたいなという気がするのですが、その辺どうでしょうか。

 

○議長(加来良明) 子育て支援課長。

 

○子育て支援課長(逢坂 登) やはり小さいうちから親子関係というのですか、とっても大事ではないかなというふうに思っております。そういった中でいろいろな研修会等もございますので、そういったところにお誘いしながら、家族の子育ての支援に努めていきたいというふうに感じております。

 

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

 

○3番(山下清美) 育てることに本当に悩んでいる。町ぐるみで本当に子どもを育てる。少子高齢化の中で子どもが少ない中で本当に町ぐるみでどういった子どもを育てていこうか。本当に褒めながら子どもを育てていきたいという部分を強く感じております。町長、そこら辺をどのようにお感じでしょうか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(阿部一男) 今の褒めながらという部分ですか、それとも全体。(「全体」と呼ぶ者あり)全体ですか。どちらにしましてもというか、褒めながらというのは、今の時代において大変大事なところではないかなと思います。

 それとまた、全体の部分にとってみれば、平成21年、22年くらいかな、2年か3年ぐらいに、今まで保健福祉課でそういう幼児の部分をやっていたのですけれども、やっていたというか、健診も含めた中で、健康相談も含めた中でいろいろ虐待もあるかなというような状況のそういう相談も含めていろいろなことをやっていたのですけれども。その後、子育て支援課を新しくつくりまして専門にそのことをやって、それからきずな園のあれも本所に役場の庁舎内に事務局みたいなものを持ってきて、そういったことの中で対応しておりますので、全体的に私が見て言うのも変ですけれども、そういうのは、今山下議員が心配されている部分については、比較的充実した中で体制を整えている状況にあるかなと、そういう認識は持ってございます。

 ただ、そんな中でも見えないところでという部分が今もあったりしている状況はたくさんあるので、そんなところをさらにみんなで体制を整備しながら、少しでもちょっとしたサインでも見逃さない、あるいは出てこない人、健診でいろいろなことある。健診に来ない人がもしいたとすれば、こちらからいろいろなことの中で接触を図っていくだとか、そんなことをしながら、先ほどから山下議員が何回も言っておりますように、子どもは清水の宝として、そういった中でこういった部分にも対応しながら、しっかりと健全に健やかに育つような状況の中でそういう状況をつくりながら、しっかりとそういう子育てのする人をサポートするような体制もさらに充実させていきたいなと、そんなふうに思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。

 

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○議長(加来良明) お諮りします。

 本日の会議はこの程度にとどめ、散会したいと思います。

 これにご異議ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって散会することに決定しました。あすは午前10時に会議を開きます。

 本日はこれで散会します。

(午後1時21分)

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317