令和5年第2回定例会会議録(3月10日)

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○議長(山下清美) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により議長において

 3番只野 敏彦 議員

 4番川上  均 議員

 5番中河つる子 議員  を指名いたします。

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○議長(山下清美) 日程第2、会期決定についてを議題といたします。

 お諮りします。本定例会の会期は、本日から3月22日までの13日間にしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 異議なしと認めます。

 会期は、本日から3月22日までの13日間に決定しました。

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○議長(山下清美) 日程第3、諸般の報告を行います。

 事務局長。

○事務局長(田本尚彦) (諸般の報告 事務局長 朗読)

○議長(山下清美) これで諸般の報告を終わります。

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○議長(山下清美) 日程第4、議案第3号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。

 本案について、提案理由の説明を求めます。

 副町長。

○副町長(山本 司) 議案第3号、専決処分の承認を求めることについて、ご説明いたします。

 専決処分第1号、令和4年度清水町一般会計補正予算(第11号)の設定でございます。

 予算書1枚目でございます。

 総額に55,000千円を追加し、それぞれの総額を9,666,550千円とするものです。

 この補正予算の内容につきましては、除雪経費の追加でございます。降雪及び吹雪により出動回数が予定より増加しており、予算残も少なくなったことから、2月14日付で専決処分を行いました。

 2月14日以降の除雪にも備える必要があるため、予算の追加をさせていただいたものでございます。

 歳入よりご説明いたします。

 6ページをお開き願います。

 6ページ、歳入、19款1項1目財政調整基金繰入金は、今回の補正予算の財源といたしまして55,000千円を追加するものでございます。

 続きまして、7ページ、歳出に参ります。

 8款2項2目除雪対策費、町道除雪委託料としまして55,000千円の追加でございます。

 以上、一般会計補正予算(第11号)の説明とさせていただきます。

 ご承認につきまして、ご審議のほど、よろしくお願い申し上げます。

○議長(山下清美) これより、質疑を行います。質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 質疑なしと認めます。

 これより、討論を行います。討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 討論なしと認めます。

 これより、議案第3号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。お諮りします。本案は承認することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 異議なしと認めます。よって、議案第3号は承認することに決定しました。

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○議長(山下清美) 日程第5、町政執行方針について。

 町長より、令和5年度町政執行方針を述べていただきます。町長。

○町長(阿部一男) それでは、令和5年度町政執行方針を述べさせていただきます。

 Ⅰ はじめに

 令和5年度第2回清水町議会定例会の開会に当たり、町政執行に対する所信を申し上げ、町議会議員の皆様並びに町民の皆様にご理解とご協力をお願い申し上げます。

 町長として二期目の町政の舵取りを担わせていただいてから早くも任期の折り返しを迎えました。

 新型コロナの感染者が国内で確認されてから3年が経過しました。この間、社会は大きく変化し、海外情勢の変化などから、エネルギーや食料品等の価格高騰という新たな課題にも直面しています。

 社会は今、不安定で、将来を見通すことが大変難しい状況にありますが、そのような中にあっても、様々な課題や状況を的確にとらえ、町民の皆様の命と暮らしを守ることを最優先に、可能な限り迅速な支援策を講じてまいりました。引き続き、本町の持続的な発展に向け、緊張感を持って全力で町政運営に取り組む所存であります。

 ここに、令和5年度の主要な施策につきまして、基本的な考え方を説明させていただきます。

 Ⅱ 町政執行の基本方針

 1 町政を取り巻く環境

 我が国の経済状況は、長期化するコロナ禍から経済活動が進展するなど、景気は緩やかに持ち直しているところでありますが、物価上昇や供給面での制約、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があるとされています。

 こうした状況のもと、政府は、新型コロナに対応するとともに、デジタル変革への対応やグリーン化の推進、地方への新たな人の流れの強化等による活力ある地域づくりの推進、防災・減災・国土強靱化を始めとする安全・安心な暮らしの実現、人への投資などを進めようとしております。

 地方が安定的な財政運営を行うために必要となる地方交付税等の一般財源総額については、交付団体ベースで、令和4年度を上回る量を確保し、その財政額を確保し、その財政規模は92,035,000,000千円、前年度比1.6%の増となり、地方交付税の出口ベースにあっては、18,361,100,000千円、前年度比1.7%の増となりました。

 2 清水町の財政状況

 令和5年度の町当初予算につきましては、一般会計は8,493,000千円、前年度比1.5%の減。一般会計と3特別会計、2公共企業会計を合わせた予算総額は12,467,200千円、前年度比0.7%の増となったところであります。

 歳入につきましては、原油価格や物価の高騰等による影響を受けながらも、引き続き緩やかに経済が回復するものとし、町税を前年度比2.2%増と見込みつつ、主要財源の普通交付税につきましては、普通交付税の振替である臨時財政対策債の抑制などにより3,060,000千円、前年度比2.3%の増として予算計上したところであります。

 歳出では、物価高騰等による財政需要が増加している中においても、健全で安定した財政を堅持しながら、引き続き住民生活の安定に向けた各種施策を着実に進めるとともに、ゼロカーボン実現への取組やデジタル技術を活用した住民サービスの向上などにも取り組んでまいります。

 3 令和5年度のまちづくり

 新型コロナウイルス感染症を取り巻く状況に少しずつ明るい兆しが見えてきましたが、引き続き「生活の安心・安全」を最優先し、「産業振興」、「定住促進・魅力発信」に力を入れてまいります。さらに、今年度はそれら全ての分野に「環境デジタル」の要素を組み込み、町民の皆様とともに新しい時代のまちづくりに取り組んでまいります。

 安心・安全で生活しやすいまち、そして産業が安定し働きやすいまちをつくっていくことにより、本町の魅力が向上し、定住が促進されるものと考えております。

 これらをさらに補完充実させるため、あらゆる分野において、GX(グリーンバランスフォーメーション)、DX(デジタルトランスフォーメーション)を強く意識し、行動することで「ミライにつなぐ"ゼロカーボンとかち清水"」宣言による取り組みを加速してまいります。

 社会情勢は目まぐるしく変化しておりますが、第6期総合計画で目指す、まちの将来像「まちに気づく まちを築く とかち清水 ~想いをミライに繋ぐまち~」の実現に向けて本町の特長を活かし、町民の皆様が豊かさを感じられるよう、様々な施策を展開してまいります。

 次に、総合計画に定める6つの体系に沿って、主な施策を改めてご説明申し上げます。

 Ⅲ 主要政策の推進

 1 安全・安心に暮らしつづけるまち

 町民が住み続けたいと思えるまちづくりを進めていくために、自然に負荷をかけない地域環境型循環型まちづくりを推進するとともに、防災対策や消防体制、交通防犯対策など、次世代につなぐことができる安全・安心な生活環境を確保できるまちを目指してまいります。

 環境保全に関しましては、2050年カーボンニュートラルの実現のため、地域脱炭素社会に向けた気運の醸成を図ることとし、環境教育の充実や環境に配慮した行動の推進、省エネルギーの促進、再生可能エネルギーの利用拡大などに取り組んでまいります。

 また、森林環境譲与税を有効に活用し、多面的機能を有する大切な森林を守り育てていくため、森林整備計画に基づく適正な森林整備を進め、脱炭素社会の実現に向けて努めてまいります。

 加えて、関係機関と連携し、森林経営J─クレジットの活用を目指してまいります。

 さらに、バイオマス産業都市推進協議会の構成自治体などが取り組む先進事例を参考に、本町に適した、農業を由来とする地域再生エネルギーの在り方について調査研究を進めてまいります。

 ごみの減量・再資源化につきましては、町民、事業者等と連携して、地域循環型社会の構築を目指してまいります。

 交通安全対策につきましては、警察署と連携し啓発活動を実施するとともに、町内事業所等とも含めた町民参加型の交通安全キャンペーンや、各年代に合わせた交通安全教育を行ってまいります。また、高齢ドライバーの事故を防止するため、運転免許証の自主返納の支援とともに、公共交通機関の利用促進を進めてまいります。

 防犯対策につきましては、家庭、学校、地域が連携した地域の見守り体制の充実を図るため、子ども110番の家、店の登録の推進や、生活安全推進委員会を中心とした巡回パトロールを実施してまいります。

 また、複雑化する消費者トラブルに対しては、消費生活センターと連携し、被害の早期発見や経済対策を進めるとともに、出前講座など、自立した消費者の育成を目指してまいります。

 防災対策につきましては、防災備蓄の充実のほか、防災行政無線などあらゆる手段を活用した、迅速で確実な情報伝達に努めるとともに、防災訓練や研修会など、防災意識を高めるための取り組みを進めてまいります。

 2 健やかで笑顔をあふれるまち

 町民の健康増進や福祉の向上のために、予防対策や自立支援の充実、地域と一体となった、切れ目のない子育て支援などにより、安心して子供を産み育てることができ、そして全ての町民が支え合い、健やかに生活することができるまちを目指してまいります。

 健康寿命の延伸に向けて町民一人ひとりの健康への関心を高め、食生活や運動などの生活習慣の改善につながるような取り組みを進める必要があり、医療機関と連携を図りながら、生活習慣病の予防と疾病の早期発見のため、特定健康診査、後期高齢者健診及び早目健診の自己負担額の無料化を継続し、受診率の向上を目指してまいります。

 また、町民の健やかな暮らしを守り、医療保障を推進し、地域になくてはならない医療機関の医療供給体制を維持していくため、継続した支援を行ってまいります。

 さらに、高齢者ができるだけ長く自立した日常生活を送れるよう、地域包括支援センターを中心に関係機関の連携を深め、介護予防や在宅生活を支える各種事業に取り組んでまいります。

 介護保険事業につきましては、必要な支援の提供と適切な事業運営を図るとともに、第9期清水町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の策定業務を進めてまいります。

 障がい者(児)福祉につきましては、障がいのある方やその家族が安心して生活できるように、自立支援の普及啓発と相談支援体制の支援体制の充実に努め、新たに清水町障がい者基本計画などの策定に取り組んでまいります。

 また、身近な地域において、町民が世代や背景を超えて支え合い、社会から孤立せず、安心した生活ができるよう、包括的な支援の実現が求められており、支援に向けた調査研究を進めてまいります。

 子育て支援につきましては、安心して出産、子育てができる環境の充実と子育て世帯の孤立感や負担感の解消等、それぞれの家庭の子育て事情に寄り添った支援を行うため、出産から子育て、教育へのライフステージに合わせた一貫した支援と相談窓口の充実を図ってまいります。

 また、乳幼児から高校生までの医療費無料化の継続など、子育てに係る経済的負担の軽減を図るとともに、地域の関係機関が連携して、地域ぐるみで全ての子育て世帯を支える環境づくりに取り組んでまいります。

 3 学びから生きる力を育むまち

 生きる力と郷土愛を受け継ぐ「学び」を推進し、確かな学力と豊かな心を持つ人材を育む教育を実践するとともに、町民が主体的に学び交流する文化やスポーツの機会を、地域と見つけられるまちを目指してまいります。

 学校教育につきましては、教育理念である「心響」とその実践指標である"しみず「教育の四季」"を基盤に、引き続きこども園、小・中・高の連携の推進や少人数教育と特別支援教育の充実、修学旅行費の全額助成、学校給食の公費負担拡充など、保護者負担の軽減やGIGAスクール構想の推進、学校給食の充実などを図ってまいります。

 また、「コミュニティ・スクール」の推進と充実を図るとともに、義務教育を一貫して系統的・継続的に行う小中一貫教育の実現に向けた取組を進め、次代を担う子供たちのたくましく生き抜く力を育んでまいります。

 高校振興につきましては、総合学科ならではの特色ある教育活動を実践している清水高校との連携をより一層深め、関係団体と一体となって「魅力ある学校づくり」への支援を図ってまいります。

 文化芸術活動につきましては、多彩な文化芸術に触れる機会の提供と新たな文化活動の創出による文化継承に取り組むとともに、文化史跡の保存や開拓の歴史・功績を広く周知し、郷土文化について学ぶ機会を提供してまいります。

 スポーツ活動につきましては、誰もが気軽にできる軽スポーツの普及啓発や青少年のスポーツ活動を支援し、体力の向上や健康の保持増進、生きがいづくりを推進するとともに、町民が安全・安心して集い、気軽に利用できる新体育館の建設を目指して情報収集するなど、準備を進めてまいります。

 生涯学習につきましては、誰もが学びの成果をまちづくりに活かされるよう、主体的・継続的に学べる機会を提供するとともに、リニューアルした郷土史料館の展示室や収蔵品を活用した事業、公民館でのインターネット活用事業を推進するなど、多様な形態で柔軟に学び続けることができる環境づくりを推進充実してまいります。

 4 地域資源と産業を生かし挑戦するまち

 活力あるまちづくりを進めるために、食や農業などの強みを活かした十勝清水ブランド化を図るとともに、地域資源を活かした交流人口拡大によって、地域が潤いと賑わいに満ちたまちを目指してまいります。

 基幹産業である農業は、食料の安定供給はもちろんのこと、関連する多くの企業が本町の地域経済を支える重要な役割を担っております。引き続き、牛乳・乳製品、さらに砂糖の消費拡大運動を展開するとともに、本町農業の足腰を強化するため、国営事業や道営事業を活用した農業基盤整備の推進や、土壌診断に基づいた適正な施肥による化学肥料の減肥、スマート農業の推進のため、関係機関と連携し、生産者の研修の機会を設けてまいります。

 また、大規模経営の増加傾向などによる労働力不足を解消するため、酪農ヘルパー組合への支援を継続するとともに、引き続き高齢後継者対策や担い手確保にも取り組んでまいります。

 家畜伝染病につきましては、防疫体制の強化に努めるとともに、まん延防止に向けて飼養衛生管理基準のさらなる普及指導に取り組んでまいります。

 商工業については、新型コロナの影響に加え、急激な円安や生活必需品の値上げ、海外情勢の変化などから町内経済が縮小傾向にあるため、商工会と連携し、引き続きプレミアム付き商品券の発行を支援し、愛町購買を推進するとともに、中小企業近代化資金の特例貸付制度を継続するなど、国や北海道の動向に柔軟に対応した独自の支援策を講じてまいります。

 また、起業支援に加え既存の事業者における設備投資にも積極的に支援をしていくとともに、事業承継及び雇用対策にも力を入れ、持続可能な経営環境を整えてまいります。

 本町の最大の強みである農畜産物のブランド化を推進するため、生産支援を行い、食育等を通して地産地消を進めてまいります。

 加えて、大規模なイベントは自粛しますが、地理的優位性と豊かな自然や食を町の強みとしたイベントを開催し、知名度アップを図るとともに、渋沢栄一翁関連のつながりを活かし、関係自治体・企業と連携し、地場野菜や特産品等の物産販売を軸とした経済交流に取り組みます。

 また、既存の観光資源に加え、日高山脈・襟裳地域の国立公園指定等の新たな動向に配慮しながら、アウトドア観光、民泊等への支援、歴史的に価値のある渋沢栄一翁関連施設など、地域の魅力を最大限に引き出し、通過型観光から滞在型観光への移行を目指し、町内経済の拡大につなげてまいります。

 5 快適で安らぎを感じられる住みよいまち

 人口減少や少子高齢化が進展する中、町民誰もが暮らしやすいと感じることができる豊かな基盤整備を進めるとともに、長期的視点で居住機能や公共交通など、小さくても質の高いサービスを提供し、町民の満足度を高めることを目指してまいります。

 道路につきましては、引き続き計画的に整備を進めるとともに、国道や道道整備についても積極的に事業要請をしてまいります。

 公園につきましては、子供から高齢者までの異世代が集まり、交流できる環境整備を計画的に進め、施設の改修等を実施し、安全管理に努めてまいります。

 水道及び下水道につきましては、安全な水の安定供給と生活環境衛生を維持するために、施設の適正な管理に努め、計画的な施設更新を進めるとともに、未給水地域の解消に向けた計画策定を実施してまいります。

 高齢化の進展とともに大きな課題となっている高齢者等の交通弱者と言われる方々の交通手段の確保につきましては、コミュニティバスや清水帯広間バス、買い物銀行バスによる移動支援を継続し、効率的で利便性の高い交通手段を検討し提供してまいります。

 移住定住施策につきましては、仕事や住宅、暮らし等移住者の視点に立った情報発信、移住相談を進めるため移住促進協議会の活動を充実し、きめ細かな対応を進めてまいります。

 さらに、本町の強みである優れた子育て支援環境を広く都市部に情報発信することにより、子育て世代のワーケーションの受入れに力を入れるとともに、移住や観光等を軸とするDXビジネスにチャレンジできる環境を整え、移住定住につながる若者世代を獲得、育成してまいります。

 また、既存の財産を有効に活用し、短期から中長期に対応する移住体験住宅へと機能強化を図るとともに、移住・定住につながる賃貸住宅家賃補助や住宅取得支援に引き続き取り組み、御影西都団地の建て替えをはじめ、老朽化が進んでいる町営住宅の建て替えや改修に関わる計画の見直しを進め、既存の空き家、空き地、民間賃貸住宅など民間との連携により住環境の整備をしてまいります。

 6 多様なつながりで協働するまち

 新しい生活スタイルが求められる社会において、町の財政の厳しさが続く中、まちの明るいミライを創造していくために、町民参加のまちづくりをさらに実践し、多様な対話の実現からまちづくりを自分ごととして捉えられる機運と環境がある町を目指してまいります。

 令和そしてウイズコロナ時代において、人と人をつなぐ地域コミュニティの活動は、まちづくりに大きな役割を有しています。町内会等による住民活動への支援を行い、支え合う地域コミュニティの形成を進めるとともに、町民自らが行うまちづくり事業及び自己研さんへの支援を行い、町民の皆様がまちづくりに参加する契機となるよう、町ホームページやSNSを活用し、町民視点に立った情報の提供と発信に努めてまいります。

 また、郷土愛の醸成と故郷の魅力の再認識を図るため、渋沢栄一翁を縁とする自治体での住民同士での交流が推進されるよう取り組みを進めてまいります。

 Ⅳ むすび

 以上、令和5年度の町政運営に当たり、方針と施策の一端を述べさせていただきましたが、ウイズコロナへ一歩を踏み出し、生活の安心安全を最優先しつつ、新たな社会基盤の構築に努力する所存であります。

 また、町民が一丸となり英知を結集し、豊かな自然と先人により培われた歴史や地域性豊かな資源を尊重し、「人と人との絆や心のつながりがあふれ、町民の皆様が住み続けたいと思えるまち」、「ふるさと清水を離れたたくさんの人たちが戻って暮らしたいと思える魅力あふれるまち」、「将来の清水町を担う人財がこの町に残って暮らしたいと思える子供たちに誇れるまち」を築いてまいります。

 議員の皆様をはじめ、町民の皆様の深いご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、町政執行方針といたします。

 令和5年3月10

 清水町長、阿部一男

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○議長(山下清美) 暫時休憩します。11時再開します。

(午前1046分)

○議長(山下清美) 休憩前に引き続き会議を開きます。

(午前1100分)

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○議長(山下清美) 日程第6、教育行政執行方針について。

 教育長より令和5年度教育執行方針を述べていただきます。教育長。

○教育委員会教育長(山下 勇) 私のほうからは令和5年度教育執行方針について説明させていただきます。

Ⅰ はじめに

 令和5年第2回清水町議会定例会の開会に当たり、新年度の清水町教育委員会所管行政に関する主要な方針につきまして、議員各位と町民の皆様にその概要を申し上げます。

 清水町教育委員会では教育理念を「心響」、その実践指標を"しみず「教育の四季」"とし、家庭・学校・地域が一体となって、将来の社会を担う人材を育成するため「心かよわせ、互いに響き合う感性豊かな教育」を推進してまいります。

 町民の潜在的教育力を学校教育へ還元する「異世代交流による循環型教育」から、学ぶことの喜びや楽しさ、成就感を実感する「笑顔をはぐくむ教育」へと発展させるとともに、学校教育と社会教育の情報共有や連携強化を図り、それぞれの教育機能が相乗作用するよう取り組みを進めてまいります。

 また、清水町教育大綱に基づき、総合教育会議での町長との協議、調整により、教育の政治的中立性や継続性、安全性を確保しつつ、町長部局と緊密に連携を図りながら教育行政の充実に努めてまいります。

 ここに、令和5年度の主要な施策につきまして、基本的な考え方を説明させていただきます。

Ⅱ 学校教育の推進

 今年度も新型コロナウイルス感染症につきましては、引き続き文部科学省や北海道教育委員会の方針に基づき必要な対策を実施し、児童生徒や教職員の健康を守り、学びを止めないことを第一に考えて対応してまいります。

 小中学校においては、子どもたちに変化の激しい時代、「生きる力」を身につけさせることを目指す学習指導要領のもと、「社会に開かれた教育課程」や「カリキュラム・マネジメント」による「主体的・対話的で深い学び」のできる授業改善を図るとともに、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく育成する「個別最適な学び」と、多様な個性を最大限生かす「協働的な学び」の充実に取り組んでまいります。

 「地域とともにある学校づくり」を進めるコミュニティ・スクールの充実を図るとともに、ふるさと清水町の歴史や文化、産業などを体験的に学び、「地域を知り・愛し・誇りを持つ」ことにより、生涯を通してふるさと清水町とつながる子どもの育成を目指す「十勝清水学」を進めてまいります。また、現在オンライン等で行っている渋沢栄一の出身地である埼玉県深谷市八基小学校と清水小学校の交流をさらに進め、町内小学生を深谷市へ親善派遣する事業を実施し、「十勝清水学」の充実へとつなげてまいります。

 中学校の部活動の地域移行に関しましては、教職員の働き方改革や地域における文化・スポーツの振興など、学校教育・社会教育両分野の課題解決が必要となりますので、引き続き連携を図り検討してまいります。

 なお、義務教育費の保護者負担軽減として実施している修学旅行費全額補助、高等学校新入生へのタブレット端末購入費の一部助成を引き続き実施し、教育に係る保護者負担軽減を図ってまいります。

 1 確かな学力の育成

 教育における最大の環境は「教職員」であることから、学校内外での研修の機会や体制の充実、指導方法の工夫改善に努めるとともに、「全国学力・学習状況調査」の結果から明らかになった成果や課題を踏まえ、学力向上の具体的方策や方針を明確にし、学校が家庭と連携して学習習慣の定着や生活習慣の確立に取り組んでまいります。

 小中学校の英語教育充実のため、ALT2名と英語活動講師を配置し、外国語や異文化への理解を深め、自分の考えを英語で表現することなどを育む国際理解教育を推進してまいります。3年目の実施となる台湾台中市の小学校との国際交流授業を継続・充実させるとともに、今年度は中学校間の交流授業へと広げてまいります。また、GIGAスクール構想により一人1台配置したタブレット端末を積極的に活用し、今後導入されるデジタル教科書の実証事業などによる授業の充実、教育の質的向上、実践事例の普及を図ってまいります。さらに、リモート授業や家庭学習での活用により子どもたちの学びを保障することができるよう、ICT環境整備の充実も併せて図ってまいります。

 2 豊かな心と健やかな体を育む教育の推進

 しみず「教育の四季」の取り組みを通して、家庭・学校・地域が連携協力し、子ども一人一人に基本的な生活習慣や規範意識を身につけさせ、思いやりの心をもち、感性あふれ表情豊かな子どもを育んでまいります。

 いじめにつきましては、道徳の授業を要に全教育活動を通して、「しない・絶対に許さない」という道徳的な判断力や心情、実践意欲と態度を育み、関係機関とも適切かつ迅速な対応をとり、未然防止、早期発見・早期対応・早期解決に努めてまいります。

 不登校への対応につきましては、学校、家庭、指導専門員、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、保健師等関係者との連携と情報共有を密にして、児童生徒の実情に応じた対応による発生予防や解消に努めるとともに、近隣町で運営している不登校児童生徒の学びの場である「教育支援センター」を広域利用できる環境を整えてまいります。

 また、「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果から明らかとなった成果と課題を踏まえ、体力の向上と健康増進を図るため清水小学校に配置されている体育エキスパート教員を活用しながら、保健体育の授業の工夫改善の取組に努めてまいります。

 3 子どもの安全・安心の確保等

 児童生徒の登下校時の通学路等における安全・安心な環境確保のため、ボランティアによる見守り活動に加え、公安委員会を始め各道路管理者や町民生活課等関係機関との連携協力のもと、地域ぐるみの取り組みに努めてまいります。 本町での災害の実体験を踏まえ、「1日防災学校」の実施などによる防災教育や、子供たちがタブレット等のICT機器や携帯電話などの情報機器の利用においてトラブル等の被害に遭わないよう「しみずソーシャルメディアガイドライン」や「タブレットPCの使い方のルール」等を守り、安全・安心に活用するための情報モラル教育につきましても、学校と連携して進めてまいります。

 4特別支援教育の推進

 子育て支援課きずな園や発達支援センター、保健福祉課など、未就学児童からの支援を行う関係機関との連携を密に行うとともに、インクルーシブ教育の理念の下、特別支援を必要とする児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じた適切な指導と切れ目のない一貫した教育を行えるよう、指導専門員や特別支援教育支援員の配置による支援の充実を図ってまいります。

5 園・小・中の連携の推進と小中一貫教育の推進

 清水・御影こども園での幼児期の教育と小学校の教育とのなめらかな接続のため、幼児と児童の交流活動や教員と保育士など関係者との研修会や情報交流など、引き続き保育活動と教育活動の連続性を図るための取組を進めてまいります。

 小学校から中学校への学びの連続性を図り、高い専門性のある分かりやすい授業を展開するなど、義務教育9年間の連続した教育課程による系統的・継続的な学びを行う「小中一貫教育」の実現に向けた取り組みを継続、充実してまいります。

 また、教育講演会や広報などを通じて積極的に情報を発信し、町民への周知と理解を図ってまいります。

 6清水高等学校の振興。

 総合学科ならではの特色ある教育活動を実践している清水高等学校との連携をより一層深め、「学校の魅力化」の向上を実現するための広報活動や生徒の学習・部活動、進路への意欲を高めるための活動を充実させるための支援を行ってまいります。

 また、御影地区から通学する生徒の通学定期代の全額助成、新入学生のタブレット端末購入費の一部助成による保護者負担軽減など、引き続き関係団体を通じて支援を継続してまいります。

 Ⅲ スクールバス運行及び学校給食の推進

 1 スクールバスの運行

 スクールバスの運行につきましては、全路線を運行委託している事業者と緊密な連携を図り、子どもたち一人一人の安全・安心を第一とした運行に努めるとともに、子供たちが車内に取り残されるなどの事故がないよう乗降車時の確認を徹底してまいります。

 2 学校給食の推進

 学校給食につきましては、物価上昇に伴う材料費高騰分を保護者負担に転嫁することなく、引き続き十勝の地場産物や清水町の食材をより多く取り入れることに努めるとともに、年4回の十勝清水恵みの給食や小学校6年生、中学3年生を対象とした「バイキング給食」の実施を継続してまいります。

 また、栄養教諭による食に関する指導や給食だよりを通じて、子どもたちが食への興味、関心を高められるよう食育活動を推進、充実してまいります。

 さらに、徹底した衛生管理や品質管理、施設整備による安心確保を図り、安心・安全でおいしい学校給食の提供に努めてまいります。

 Ⅳ 社会教育の充実

 町民一人一人が豊かな人生を送るため「学びから生きる力を育むまちづくり」を目指し、自主的・自発的に学び合うことができる環境整備に努め、学びの成果を多くの人々が分かち合うことによって、人と人とがつながり合う地域づくりを推進してまいります。

 1 社会教育活動の推進

 社会教育関係団体の情報を収集・発信し、団体活動の活性化を図るとともに、社会や町民の生活の変化に対応した学習の機会を各種団体と協働して幅広い世代に提供してまいります。

 公民館においては、町民の社会教育活動や集会の拠点として安心して利用できるように運営や施設整備に努めてまいります。

 また、コミュニティ・スクールにおいては、学校と地域住民との連携がスムーズに行われるよう、社会教育と学校教育で連携・協働して引き続き推進してまいります。

 2 文化芸術活動の推進

 町民に、多彩な文化芸術に親しみ、触れる機会を提供し、文化活動への興味関心や意欲を培うことによって、その楽しさや感動の共有と創造性を育んでまいります。

 文化団体と連携し、新たな文化活動を創出するとともに、地域で培われてきた文化芸術活動を支援し、未来へ引き継いでまいります。

 また、郷土の文化・歴史への関心を高め郷土理解・郷土愛を深めるため、文化史跡を保存するとともに、開拓の歴史を広く周知し、学ぶ機会を提供してまいります。

3 スポーツ・レクリエーション活動の推進

 スポーツによる健康づくりや仲間づくりを進めるため、年齢や体力に適した「町民ひとり1スポーツ」を目指し、スポーツ推進委員並びにスポーツ施設の指定管理者等と連携し、気軽に楽しみながらできる軽スポーツの普及に努めてまいります。

 青少年のスポーツについては、少年団や学校部活動を支援するとともに、指導者の支援を進め、スポーツ活動ができる環境を整備し、子どもたちの夢を育むスポーツ活動を推進してまいります。

 また、新体育館の建設においては、安全で安心な活動環境づくりを目指して、基本設計を踏まえて各種情報を収集してまいります。

 4 図書館・郷土史料館の運営

 生涯学習活動の基盤施設として、町民の多様な読書要求や学習意欲に応えられる環境を整備し、図書館サービスや各種事業を推進してまいります。

 子どもの読書活動については、学校図書館と連携した移動図書館や親子で本に親しむ事業を推進するとともに、しみず「教育の四季」で定めた「しみず読書の日」の普及に努めてまいります。

 また、郷土史料館においては、収蔵品を整理・活用し、施設の学習機能を高めるとともに、十勝開墾合資会社を設立した渋沢栄一をはじめ、郷土を学び紹介する拠点として充実を図ってまいります。

Ⅴ むすび

 以上、令和5年度の教育行政執行に関する主要な方針について申し上げました。

 本年度においても、「教育・文化・スポーツの町 清水」を継続・発展させて、生涯学習社会の構築に向けて全力で取り組んでまいりますので、議員並びに関係各位、町民の皆様のご理解と力強いご支援をいただきますようお願い申し上げ、教育行政執行方針といたします。

 令和5年3月10

 清水町教育委員会教育長、山下勇

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○議長(山下清美) 暫時休憩します。

(午前1118分)

○議長(山下清美) 休憩前に引き続き会議を開きます。

(午前1118分)

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○議長(山下清美) 日程第7、議案第9号、清水町個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について、議案第10号、清水町情報公開・個人情報保護審査会条例の制定について、以上2件を一括議題とします。

 本案について、提案理由の説明を求めます。

 総務課長。

○総務課長(神谷昌彦) それでは初めに、議案第9号、清水町個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について、提案理由のご説明を申し上げます。

 議案説明資料の1ページをご覧いただきたいと思います。

 この条例につきましては新設条例となります。条例の制定理由につきましては、令和3年5月のデジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律の成立によりまして、個人情報の保護に関する法律が改正され、これまで国や地方などの団体ごとに規定されていた個人情報の取り扱いに関する規定が一本化されることに伴いまして、同法の施行に関し必要な事項を定める必要があるため、現在の清水町個人情報保護条例を廃止し、新たにこの条例を制定するものでございます。

 条例内容についてご説明いたしますので、議案の条文のほうをご覧いただきたいと思います。

 第1条では、この条例の趣旨を規定してございます。

 第2条では、定義といたしまして、この条例の対象となる町の機関について規定してございます。

 第3条では、開示請求の手続きについて規定しており、第4条では、その開示決定等の期限に関する特例といたしまして、個人情報の保護に関する法律では、30日以内に決定しなければならないとされておりますが、これまで清水町個人情報保護条例では15日以内とされていたため、本条例においても15日以内と規定しているところでございます。

 第5条では、開示請求に係る手数料等について規定しておりまして、これまでどおり開示については無料とし、写しの交付については、コピー代相当分を負担していただくことにしているところでございます。

 第6条では、訂正請求の手続きについて規定しておりまして、第7条では、その訂正決定等の期限に関する特例といたしまして、法律では30日以内に決定しなければならないとされており、これまで個人情報保護条例でも30日以内とされておりましたけれども、本条例におきましては、先ほどの開示請求と併せまして、15日以内と規定しているところでございます。

 第8条では、利用停止請求の手続きについて規定しておりまして、第9条ではその利用停止決定等の期限に関する特例といたしまして、法律では30日以内に決定しなければならないとされており、これまで個人情報保護条例でも30日以内とされておりましたけれども、本条例におきましては先ほどの開示請求等と併せまして15日以内と規定しているところでございます。

 第10条では、清水町情報公開・個人情報保護審査会への諮問としまして、この後議案第10号でご説明いたします、清水町情報公開・個人情報保護審査会への諮問について規定しているところでございます。

 附則といたしましては、第1条では、この条例は、令和5年4月1日から施行するものであります。

 第2条では、先ほどご説明いたしました清水町個人情報保護条例を廃止するものでございます。

 第3条では、清水町個人情報保護条例の廃止に伴う経過措置について規定してございます。

 第4条では、今回の法律の改正に伴いまして、清水町公の施設に係る指定管理者の指定手続き等に関する条例の一部改正について規定しているところでございます。

 第5条では、第4条における清水町公の施設に係る指定管理者の指定手続き等に関する条例の一部改正に伴う経過措置について規定しているところでございます。

 以上、議案第9号の提案理由の説明とさせていただきます。

 続きまして、議案第10号、清水町情報公開・個人情報保護審査会条例の制定について提案理由のご説明を申し上げます。

 この条例につきましても、新設の条例となります。

 条例の制定理由につきましては、議案第9号でご説明申しました、清水町個人情報保護に関する法律施行条例の制定に伴いまして、これまで清水町情報公開条例で清水町情報公開審査会を、清水町個人情報保護条例で清水町個人情報保護審査会を規定しておりましたけれども、国の改正に併せまして2つの審査会を1本化することに伴い、新たにこの条例を制定するものでございます。

 条例内容につきましては、清水町情報公開・個人情報保護審査会の設置及び組織並びに調査審議の手続き等について、必要な事項を規定してございます。その中で第5条の組織では、委員会は5人以内で組織することとしており、第6条では、委員は優れた識見を有する者から町長が委嘱し、委員の任期は2年としているところでございます。

 附則といたしまして、第1条ではこの条例は令和5年4月1日から施行するものでございます。

 第2条では、委員の委嘱に関する準備行為について規定してございます。

 第3条では、議案第11号の清水町情報公開条例の一部改正による旧情報公開審査会の廃止に伴う経過措置について、 第4条では、清水町個人情報保護条例の廃止による清水町個人情報保護審査会の廃止に伴う経過措置について、それぞれ規定しているところでございます。

 附則第5条は、議案説明資料23ページの新旧対照表になりますけれども、今回の条例制定等によりまして、非常勤職員の報酬及び費用弁償条例の別表1につきまして、情報公開審査会及び個人情報審査会を新たに清水町情報公開・個人情報保護審査会へ改めるものでございます。

 以上、議案第9号、第10号の提案理由の説明とさせていただきます。ご審議の程よろしくお願いいたします。

○議長(山下清美) これより一括して質疑を行います。質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 質疑なしと認めます。

 お諮りします。ただいま議題となっております議案第9号及び議案第10号は、総務産業常任委員会に付託することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 異議なしと認めます。よって、議案第9号及び議案第10号は、総務産業常任委員会に付託することに決定しました。

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○議長(山下清美) 日程第8、議案第12号、第1号会計年度任用職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第13号、第2号会計年度任用職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第17号、清水町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、議案第18号、令和5年度清水町一般会計予算の設定について、議案第19号、令和5年度清水町国民健康保険特別会計予算の設定について、議案第20号、令和5年度清水町後期高齢者医療保険特別会計予算の設定について、議案第21号、令和5年度清水町介護保険特別会計予算の設定について、議案第22号、令和5年度清水町水道事業会計予算の設定について、議案第23号、令和5年度清水町下水道事業会計予算の設定について、以上9件を一括議題とします。

 提案者より、提案理由の一括説明を求めます。

 副町長。

○副町長(山本 司) 令和5年度、予算の審議をお願いするに当たり、概要をご説明申し上げます。

 予算書の資料といたしまして、A4版横の予算に関する資料、A4版縦の予算に関する資料2、それと、A4版縦の令和5年度予算に関する資料の説明、これは両面印刷1枚ものでございますけども、その3点を予算書の本体のほかにお配りさせていただいてございます。

 A4版横の予算に関する資料に沿って説明をさせていただきます。

 A4版横の資料でございます。1ページをお開き願います。

 令和5年度清水町予算(案)総括表でございます。

 一般会計及び3特別会計、2企業会計の予算総額は、12,467,200千円で、前年度比83,000千円、0.7%の増となりました。

 一般会計の予算総額は、8,493,000千円で、前年度比132,000千円、1.5%の減でございます。

 特別会計へまいります。

 国民健康保険特別会計は1,306,000千円で、出産育児一時金の増額等により前年度比3,000千円、0.2%の増でございます。

 後期高齢者医療保険特別会計は、204,000千円で、後期高齢者医療保険広域連合納付金の増により、前年度比8,000千円、4.1%の増でございます。

 介護保険特別会計は、1,196,400千円で、保険給付費の増により前年度比3,100千円、0.3%の増でございます。

 次に、企業会計ですけれども、水道事業会計は、収益的支出と資本的支出を合わせまして、605,000千円で、配水管の更新事業等の増加によりまして前年度比126,700千円、26.5%の増でございます。

 下水道事業会計につきましては、662,800千円で、清水終末処理場機器更新事業等の増加により前年度比74,200千円、12.6%の増でございます。

 続きまして、2ページにまいります。

 2ページです。一般会計の歳入歳出予算額をそれぞれの款別、目的別で前年度予算と比較しまして、掲載をしてございます。

 主な増減内容を申し上げます。

 この表の左側です。歳入でございます。

 1款町税につきましては、新築増築家屋の増加見込みなどにより、前年度比29,154千円の増でございます。

 下にまいります。

 15款の国庫支出金につきましては、新型コロナ対策交付金の廃止等により186,170千円の減少になっております。

 つきまして、この表の右側、歳出にまいります。

 2款総務費で、いきいきふるさとづくり寄附金の減に伴う関連経費の減、また参議院議員選挙、町議会議員選挙終了に伴う関連経費の減でございます。

 6款農林業費でございますけれども、町営育成牧場道営草地整備事業の一部完了による減、また、8款の土木費につきましては、橋梁長寿命化修繕事業の減少などにより、歳出総体といたしまして、総額で減少をしてございます。

 次のページ3ページにつきましては、令和5年度一般会計予算(案)の歳出の財源の内訳の表となってございます。

 4ページにまいります。4ページは一般財源の内訳の表となってございます。

 5ページ以降12ページまでにつきましては、一般会計の主な事業の一覧を記載させていただいてございます。

 12ページまでが一般会計の分でございます。

 13ページが同じく特別会計の主な事業の一覧となってございます。

 14ページにまいります。14ページにつきましては、一般会計からの繰出金等の内容を記載してございます。

 次のページ15ページにつきましては、債務残高、基金残高の推移の状況を示す表となってございます。

 16ページにまいります。16ページにつきましては、地方債債務負担行為に係ります年度別の償還予定表を掲載してございます。

 この資料のほかに先ほど申しました別冊の予算に関する資料の2という資料につきましては、主要事業の施策について記載をしてございます。

 以上簡単でございますけれども、令和5年度予算の概要につきまして申し上げました。関連条例3件とともにご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○議長(山下清美) お諮りします。ただいま議題となっております9件の議題につきましては、議長を除く12人の委員で構成する令和5年度予算審査特別委員会を設置し、これに付託し、審査することにしたいと思いますが、これに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 異議なしと認めます。よって、一括議題となっています9件の議案につきましては、議長を除く12人の委員で構成する令和5年度予算審査特別委員会を設置し、これに付託し、審査することに決定しました。

 お諮りします。

 令和5年度予算審査特別委員会に地方自治法第98条第1項の検閲・検査権を委任したいと思います。これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 異議なしと認めます。よって、令和5年度予算審査特別委員会に地方自治法第98条第1項の検閲・検査権を委任することに決定しました。

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○議長(山下清美) 日程第9、請願第1号、食料安全保障の強化及び食料・農業・農村政策の確立と酪農・畜産経営の安定を求める請願書についてを議題とします。

 請願文書表を朗読させます。事務局長。

○事務局長(田本尚彦) 朗読。

○議長(山下清美) 請願第1号について、紹介議員の説明を求めます。

 8番、桜井崇裕議員。

○8番(桜井崇裕) 請願について紹介をいたします。

 これは、清水町農民連盟から請願を受けたものであります。ご存じのように、今、酪農情勢、世界情勢、あるいは金融の関係で大変厳しい状況にありますので、国も新たに食料農村基本計画を見直すということでありますので、しっかりと酪農はもとより、農業が本町といたしましても基幹産業でありますので、しっかりと持続可能なものにしていただくことを強く要望するものであります。よろしくお願いいたします。

○議長(山下清美) これから質疑を行います。質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。ただいま議題となっています請願第1号、食料安全保障の強化及び食料・農業・農村政策の確立と酪農・畜産経営の安定を求める請願書については総務産業常任委員会に審査を付託することにしたいと思いますが、これに異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 異議なしと認めます。よって、請願第1号は総務産業常任委員会に審査を付託することに決定しました。

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○議長(山下清美) 日程第10、所管事務調査についてを議題とします。総務産業厚生文教常任委員会の報告書は、お手元に配付のとおり所管課職員の出席を求め、所管部局の事務事業について説明を受け、調査を行ったとの内容であります。

 お諮りします。本件についての委員長報告は会議規則第40条第3項の規定に基づき省略することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 異議なしと認めます。よって、委員長報告は省略することに決定しました。総務産業、厚生文教常任委員会の報告は、報告書のとおり報告済みといたします。

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 以上で本日の日程は全部終了しました。

 お諮りします。議事の都合により、3月11日、12日の2日間は休会にしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 異議なしと認めます。よって、3月11日、12日の2日間は休会することに決定しました。

 3月13日は午前10時に会議を開きます。

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○議長(山下清美) 本日はこれで散会します。

(午前1145分)

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317