令和5年第4回定例会会議録(6月7日_日程第12)

○議長(山下清美) 日程第12、請願第2号、2024年度地方財政の充実・強化に関する意見書の請願、請願第3号、2023年度北海道最低賃金改正等に関する意見書の請願、請願第4号、義務教育費国庫負担制度堅持・負担率2分の1への復元、「30人以下学級」など教育予算確保・拡充と就学保障の実現に向けた意見書の請願、以上3件を一括議題とします。

 請願文書表を朗読させます。事務局長。

○事務局長(大尾 智) 朗読。

○議長(山下清美) 請願第2号について、紹介議員の説明を求めます。4番、川上均議員。

○4番(川上 均) 私のほうからご説明をいたします。

 2024年度地方財政の充実・強化に関する意見書の請願でございます。

 この請願につきましては、毎年、請願を提出させていただきまして、例年採択されているものです。

 簡単にご説明します。

 今、地方公共団体には急激な少子高齢化に伴う医療・介護など、社会保障制度の整備、その他デジタル化、脱炭素化、物価高騰対策など、極めて多岐にわたる役割が求められています。これらに対応する地方財政について、政府は骨太方針2021において、2021年度の地方一般財源水準を2024年度まで確保するとしていますが、それをもって増大する行政需要に十分対応し得るのか、大きな不安が残されています。

 このため、2024年度の政府予算と地方財政の検討に当たっては、地方財政の確立を目指すよう、以下11の項目の実現を求めるものです。

 どうぞご審議のほどよろしくお願いいたします。

○議長(山下清美) これより質疑を行います。質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 質疑なしと認めます。

 お諮りします。ただいま議題となっています請願第2号、2024年度地方財政の充実・強化に関する意見書の請願は、総務産業常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 異議なしと認めます。よって、請願第2号は総務産業常任委員会に審査を付託することに決定しました。

 次に、請願第3号について、紹介議員の説明を求めます。4番、川上均議員。

○4番(川上 均) この件につきまして、私のほうからご説明をいたします。

 この2023年度北海道最低賃金改正等に関する意見書の請願につきましては、例年請願をさせていただきまして採択されているものです。

 簡単にご説明をいたします。

 北海道最低賃金の引上げは、ワーキングプア解消のためのセーフティーネットの一つとして最も重要なものです。国は、経済財政運営と改革の基本方針2022において、できる限り早く早期に全国加重平均が1,000円になることを目指すことが堅持され、令和4年度北海道地方最低賃金審議会の答申書においても同様の内容を表記しました。

 これらのことから、北海道労働局及び北海道地方最低賃金審議会においては、令和5年度の北海道最低賃金の改正にあたって、これらを十分踏まえた措置を講ずるよう強く要望するものです。

 ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○議長(山下清美) これより質疑を行います。質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 質疑なしと認めます。

 お諮りします。ただいま議題となっています請願第3号、2023年度北海道最低賃金改正等に関する意見書の請願は、総務産業常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 異議なしと認めます。よって、請願第3号は総務産業常任委員会に審査を付託することに決定しました。

 次に、請願第4号について、紹介議員の説明を求めます。2番、田村幸紀議員。

○2番(田村幸紀) それでは、私のほうより義務教育費国庫負担制度の堅持・負担率2分の1への復元「30人以下学級」など教育予算確保・拡充と就学保障の実現に向けた意見書の請願についてご説明いたします。

 義務教育費国庫負担制度は、地方財政状況に左右されずに教職員を安定的に確保するため、教職員の給与の一部を国が負担する制度であることを冒頭ご説明いたします。

 子どもたちへのきめ細やかな教育を実現するためには、教職員の定数を抜本的に改善することによる少人数学級の実現と、教職員の超勤・多忙化の解消は不可欠でございます。また、昨今、経済的な理由で進学・就学を断念する子どもが増加してきており、その解消に向けた就学援助制度、奨学金制度、高校授業料無償化制度を拡大させていく必要があります。

 こうしたことから、国において義務教育費無償、義務教育費国庫負担制度の堅持と、2006年に3分の1に変更された当面負担率を2分の1へ復元、そして早急に実効性のある教職員の超勤・多忙化解消、「30人以下学級」の実現など教育予算の確保・拡充、就学保障の充実を図るよう要請するものでございます。

 ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○議長(山下清美) これより質疑を行います。質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 質疑なしと認めます。

 お諮りします。ただいま議題となっています請願第4号、義務教育費国庫負担制度堅持・負担率2分の1への復元、「30人以下学級」など教育予算確保・充実と就学保障の実現に向けた意見書の請願は、厚生文教常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) 異議なしと認めます。よって、請願第4号は厚生文教常任委員会に審査を付託することに決定しました。

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317