○議長(山下清美) 日程第13、所管事務調査についてを議題とします。
委員会報告書を朗読させます。事務局。
○事務局(川口二郎) 朗読。
○議長(山下清美) 本件に関して委員長の報告を求めます。初めに、総務産業常任委員会委員長、中河つる子議員。
○総務産業常任委員長(中河つる子) それでは、総務産業常任委員会の報告をいたします。
5月9日に、生産資材等価格高騰に伴う農業経営の実態について、町の農林課、JA十勝清水農協畑作経営者、畜産経営者の協力を得て、それぞれの立場から説明を受け、調査を行いました。
農業資材・飼料・燃料等の価格の高騰は、国際問題が複合的に生じている。生産資材の高騰は個人の努力には限界がある。JAの資材価格の低下努力や政府による政策的交付金などの支援が必要と感じた。
もう一つ、土壌分析による現状を把握、堆肥による有機肥料の活用や可変施肥などのスマート農業も活用した適切、有効な施肥量投下も求められる。また、補助金や交付金の公的資金投入以外に環境整備が求められており、サポートセンター、保育センター、バイオマスプラント、町営育成牧場などの外部委託組織も現状の農業経営には不可欠であり、これらの組織の脆弱化は本町の農業へ多大な影響を及ぼす。これらの外部組織の正常運営が個々の農家の経営を安定させることから、町やJAからの直接な支援がさらに必要と思う。
また、経営安定対策として、中小企業近代化資金の農業版のような利子補給制度の創設の検討も必要ではとの意見も出された。物価高騰問題、物流問題等、潤沢に物が入ってこない世界情勢を個々の力で変えることは困難であり、今後の農業経営にどのように向き合うか、本町の基幹産業をどのように持続可能なものにしていくか、中長期的な視点で見つめ直すことが必要と思われる。
同時に、地産地消、地域ブランド開発、既存の品目の生産に取り組むなど、農家の積極的な動きも重要と考える。労働力不足、資金不足で対応できない農業経営体もあることから、町としても積極的に解決する必要がある。自治体だけが個別に対応するには課題が多く、引き続き国内や海外の社会情勢を見極めながら、国や北海道、関係各所へ要請を引き続き継続していただきたい。
今後も、営農期や収穫期などに継続して調査・研究を続けていきたいと思う。
以上、報告とします。
○議長(山下清美) これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(山下清美) 質疑なしと認めます。
次に、厚生文教常任委員会委員長、川上均議員。
○厚生文教常任委員長(川上 均) 私のほうから、厚生文教常任委員会の報告をいたします。
内容につきましては、ただいま事務局から朗読していただいた内容ですので、特に私の方からは郷土史料館の学芸員の配置につきましては、今後、渋沢栄一氏の偉業を含め、将来にわたり町の歴史的な文化を支える重要性からも、ぜひ地域おこし協力隊といった一時的な配置ではなく、永続的な学芸員の配置を求めていきたいと思います。
それから、葬斎場につきましては、令和9年度に建て替えを予定したいとのことでありますが、今後、他の施設も含めてしっかりと計画を立てていく必要があることを申し上げまして、簡単ですが報告といたします。
○議長(山下清美) これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(山下清美) 質疑なしと認めます。
各常任委員会の報告は報告書のとおり報告済みといたします。
以上で、本日の日程は全て終了いたしました。
お諮りします。議事の都合により、6月8日から6月12日までの5日間は休会といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(山下清美) 異議なしと認めます。よって、6月8日から6月12日の5日間は休会することに決定しました。
6月13日は午前10時に会議を開きます。