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○議長(山下清美) 次の質問を求めます。9番、佐藤幸一議員。
○9番(佐藤幸一) 9番、佐藤幸一です。議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして、2項目質問いたします。
1つ目は、運転免許証自主返納者タクシー無料乗車券の弾力的な運用について伺います。
今まで自動車を運転して、家族の買物や通院、レジャーにと広く活動しておりましたが、高齢などの理由で運転免許証を自主返納し、町からタクシー無料乗車券の交付を受けましたが、配偶者だけでは買物や通院などに使用できず、無料乗車券の交付を受けた本人も同乗しなければならないといいます。配偶者だけでも使用できるよう、弾力運用を図る考えはないか伺います。
次に、2点目、町内に地域気象観測システム(アメダス)の設置要請について伺います。
最近の異常気象により、いつ集中豪雨や台風あるいは大雪の災害が発生するか分からない状況であります。これら気象災害を防止や軽減するために、局地的な大気現象を監視するアメダスは大きな役割を果たしていると言われております。十勝管内では15市町村に26か所設置されておりますが、本町には設置されておりません。
本町へのアメダス設置について、気象庁など関係機関に要請していただく必要があると思いますが、町長の考えを伺います。
以上、2項目質問いたします。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。町長。
○町長(阿部一男) それでは、佐藤幸一議員のご質問にお答えをいたします。
まず、大項目1の高齢者へのタクシー乗車券交付事業等についてでございます。
現在、交付対象者の生活支援として、本人が乗車する場合は使用できる仕組みとしており、令和5年度からは1人年額18千円の乗車券を交付しております。利用状況につきましては、令和4年度の交付実績は交付者399人、交付総額3,168千円で、うち利用した方は324人、利用額は2,816千円となってございます。利用率は8割を超える状況となってございます。
議員からご質問の交付対象者本人が乗車せず、配偶者のみが乗車する場合でも利用できる弾力運営につきましては、高齢者のみの世帯の生活支援や在宅介護者の負担軽減等を考慮し、令和6年度以降、交付対象者の同居親族のみが乗車する場合でも利用できるよう、弾力運用を検討してまいりたいと思っております。
続いて、大項目2点目の地域気象観測システム(アメダス)の町内への設置要請についてお答えをいたします。
地球気象観測システム(アメダス)から得られる気温や風速・雨量・積雪量などの気象データは、災害対応などにおいて必要な貴重な気象データであり、全国の各地に設置されております。アメダスの設置については、これまでも釧路地方気象台との懇談会の場などにおいて何度も要請してきたところでありますが、近隣の新得町と芽室町に設置されている地点からの距離が、設置基準に照らすと基準を満たされていないことから、設置されておりません。
現在の気象予報においては、気象衛星や気象レーダーなどの技術や観測能力が進歩し、アメダスがなくてもデータ解析により市町村ごとの面的な予報ができるようになっており、より細かい気象予報が提供されております。
アメダスが設置されることは、地域の防災などに役立つものと考えますが、設置されているその地点だけのデータとなります。これからは、点ではなく面的な予報を活用し、気象災害に備えていくことが必要であると考えております。
また、テレビのデータ放送による天気予報や、今後運用が予定されているスマートフォンに対応したデジタルアメダスにより、本町の気象状況が配信されますので、町民の皆様においても、気象情報を見て災害への備えをお願いしたいと思います。
以上、2点についての答弁とさせていただきます。
○議長(山下清美) 9番、佐藤幸一議員。
○9番(佐藤幸一) 再質問いたします。
1番につきまして、タクシー無料乗車券の弾力運用を実施するとの答弁でございます。不自由が解消され、多くの方々が喜ばれると思います。一日も早い取り組みをお願いいたします。いつ頃から取り組みを始めますか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。保健福祉課長。
○保健福祉課長(藤田哲也) 町長の答弁の繰り返しの部分になりますけれども、令和6年度以降検討ということで進めさせていただく予定でございます。
○議長(山下清美) 9番、佐藤幸一議員。
○9番(佐藤幸一) 一日も早い取り組みをお願いをしたいと思います。
次に、2番目、アメダスの設置についてお伺いをいたします。
関係機関に要望しても、実現するには相当の時間を要すると思いますが、町長が今まで培った政治力を発揮し、一日も早い設置を実現していただきたいと思いますが、町長の意気込みについてお聞きいたします。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。町長。
○町長(阿部一男) 先ほど答弁の中で申し上げましたように、点のところではなくて、結局、先日も旭山地区、もし清水にあったとして、多分、役場の近くだとか消防の辺りだとかあったとしても、旭山地区のところで90ミリの予報があるというのは、どこもやはり気象データからの配信のそういう情報がいち早くこう来て危険ですよだとか、災害注意しましょうだとかということが来たので、どこについてあっても、旭山についてなかったらこの間の場合についてはうまくできない。それもアメダスというのはやはり結果の集積だとか、そういう部分が主に利用されたりしますので、そういうことからいくと、今は、先ほど申しましたように、気象データを基にしたデジタルアメダスによって、そういう情報が、この間も講習会等あってたまたま行ってきたのですけれど、担当が行ってきたのですけれども、いち早くみんなのスマートフォンから、それから先ほど言いましたようにテレビからも、今でも見れますけれども、そういう情報をもって、予報の部分でいろいろな情報を早めに察知できて、キャッチできて、そんな状態になることを今目指して進んでおりますので、一部そういうデータも今出ていますし、1キロ四方ぐらいの画面の雨だとか何かは、多分農家の人はもうそういうのを利用しながら今やってると思いますよ。
よりそちらのほうに精度が進んでいくと思いますので、それらを利用するように皆さんと一緒に、そういう利用の仕方ありますよとのことも含めて啓蒙して、あるいは皆さんに連絡をしながら、災害に備えていきましょう、いろいろな場面に想定しながら備えていきましょう、ということになってくるのではないかなと思っているところでございます。
○議長(山下清美) 9番、佐藤幸一議員。
○9番(佐藤幸一) アメダスに載っている町村名は、町村については具体的に予報されておりまして、備えていくことができますが、清水町には具体的な予報は提供されておりません。町民の皆さんの生命に関わることでもあり、設置をぜひお願いをしたいと思いますが、もう一度お答えをいただきたいと思います。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) 企画課長の鈴木でございます。よろしくお願いいたします。
災害に備え、気象データは貴重なものとなっております。
先ほど町長からの答弁にもありますとおり、今、気象庁、気象台等については、予報に力を入れております。その予報を町村ごとに提供しているという現状です。今も各町村ごとに、大雨警報等の気象警報も詳細に出すようになってきておりますので、そういう予報を活用しながら皆さんに提供して、皆様とも町としても、災害への備えをしていくということが大事かと思っておりますので、全くアメダスに関して不要だという認識はありませんけれども、今ある情報を確実に利用して、確実な災害に備えが必要だと考えておりますので、そういう方針で今のところはいきたいと考えてございます。