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○議長(山下清美) 日程第1、請願第6号、選択的夫婦別姓制度の議論の活性化を求める意見書の請願について、請願第7号、パンデミック条約締結及び国際保健規則改正に係る情報開示等を求める請願について、以上2件を一括議題とします。
委員会報告書を朗読させます。事務局長。
○事務局長(大尾 智) 朗読。
○議長(山下清美) 本件について、厚生文教常任委員長の報告を求めます。委員長、川上均議員。
○厚生文教常任委員長(川上 均) ただいまこの2件の請願につきましては、先日、厚生文教常任委員会の中で審議をいたしまして、ただいま報告があったように採択といたします。よろしく、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(山下清美) これより、委員長報告に対する一括質疑を行います。質疑ありませんか。6番、鈴木孝寿議員。
○6番(鈴木孝寿) お聞きをしたいのですが、夫婦、選択的夫婦別姓制度については、基本、反対するものではなく、推進されてもいいかなと私は思ってはいるのですが、ただ、世の中の盛り上がりは欠けているというところは、逆を言えば、どうなのだろうと。まだよく分からないのだなという。分からないのだなというのと、非常に、ナイーブな問題でもありますし、微妙な問題でもありますので。
それについて、もちろん町議会として活性化を求める意見書を出すことについて問題はないのですが、私の中ではこれは本当に国の中でやられるものであって、活性化されてないというような意味合いですが、それだけ国民感情も、盛り上がっていないというのも事実であって、これは見守っていく部分でもあるのかなと私の中では解釈しています。
その中で、町議会としてこの部分、町民の生活には、これに対して、非常に制度に賛成されている方については辛い思いをしている可能性は拭い切れませんけれども、町として、やれることというのは非常に、薄いのかな、ないのかな。その中で、これは、町としては見守っていくという姿勢のほうが私は大切かなというような思いをしているのですが、その辺はいかがでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。委員長。
○厚生文教常任委員長(川上 均) ただいま鈴木議員からそのようなご指摘がありましたが、確かに、盛り上がっているかどうかという議論をすれば、そうではないかもしれません。
ただ、やはり当事者の方にとっては切実な問題であって、なかなかそれが、国会の中でも審議がされないと。議論が滞っている状況の中で、やはり現実的にそのリスクを負っている方、不便を感じている方等が国民の中に相当いるということは、紛れもない事実でございます。
特に、内閣府の世論調査でも、先日ではないのですけれど以前、調査したときには、この制度につきましては賛成が約67%、なおかつ30歳から39歳までのいわゆるこれから結婚するだとかそういう若い方にとっては、約85%の方が、何とか進めてほしいという世論調査の結果もございます。
先日、私もテレビを見ていましたら、まあちょうどいいタイミングかどうかは分からないのですけれども、女性の方が出ていて、結婚する予定だったけれども、夫婦別姓の話ししたら反対されて、結婚を取りやめたという若い女性の話もありました。これ現実だと思うのですね。
そういう部分で、なかなか国会で議論が進まないのを、私たちは、やっぱり町議会として、国会に対して、議論を進めてほしいという、そういう今回の請願の意味ですので、それを十分ご理解いただきまして、審議をいただきたいなと、判断をいただきたいなと思います。
○議長(山下清美) ほか、質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(山下清美) これで質疑を終わります。
これより、請願第6号について討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(山下清美) 討論なしと認めます。
これより、請願第6号を採決します。この採決は、起立によって行います。
この請願に対する委員長の報告は採択です。請願第6号は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(山下清美) 起立多数です。よって、請願第6号は委員長の報告のとおり採択することに決定しました。
これより、請願第7号について討論を行います。討論はありませんか。
最初に、反対の討論を行います。6番、鈴木孝寿議員。反対で。
○6番(鈴木孝寿) 6番、鈴木孝寿でございます。
反対の立場に立って、討論をさせていただきたいと思います。
しかるべきこの請願の意見書、意見書というか請願書について確認をしたところ、おおむね、言われているところ、言いたいところ、知りたいところというのは分かります。すごく分かるし、その部分について賛成はするのですけれども、ただいま請願6号にもありましたし、今回7号の関係ではございますけども、町議会の仕事って何だろうって考えたときに、我々、ほかにいろいろな、国政選挙もやっています、道の選挙もやっています。その中で、そこの仕事をやるべきところに、やってないから仕事しろと言うのは、少し私は違うと思っています。
国は国の仕事があり、道は道の仕事がある。町は町の仕事がある。我々は、その町の仕事をしっかりやっているかどうか。そんな中で、国にきちんとやれよと言うのは、まあもちろんそういう気持ちはたくさん、今の政治を見ていると、ありますけれども、まして国際的な問題、外交的な問題も含めて入ってくると、そこに、町議会として意見書を出していくというのには物すごく私にとっては違和感を感じざるを得ません。
個別に政務としてやられるのなら構わないですが、これを一つの公務として、この意見書を出されるということは、まあもちろん出すことに関しては問題ありませんけれども、町議会の仕事として考えたときに、果たしてそれは正しいのかどうか。我々はもう少し何か違う仕事をすべきではないか。町民の声をもっともっと膨らませることも、私たちの仕事ですし、事実を教えていく、もしくは知らせていくというのも私たちの仕事ですが、それを少し、まあ今請願6号は承認されましたけれども、7号を含めて、国の仕事に町の議員が、やっていくことというのは、ものすごい違和感を感じざるを得ないというその理由によって、今回、中身については理解はするものの、議員として、清水町議会議員としては、反対させていただくということで、議員各位のご理解のほどよろしくお願いします。
○議長(山下清美) 次に、採択に賛成者の発言を許します。4番、川上均議員。(「提案者は駄目」と呼ぶ者あり)
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○議長(山下清美) 暫時休憩します。
(午前10時13分)
○議長(山下清美) 休憩前に引き続き会議を開きます。
(午前10時30分)
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先ほどの賛成討論については、休憩中に川上議員から発言を取り消す旨の申し出がありましたので取り消します。
次に、賛成の方の討論を許します。賛成討論ありますか。1番、山本議員。
○1番(山本奈央) 賛成討論をさせていただきます。
先ほどの、いただいたところで町で議論することではなくて、国で議論することではないかということだったのですが、その考えもとても分かります。ですが、清水町民も日本国民でありますので、日本国の問題は清水町でも起こり得ることだと思っております。国で判断することが町民に全く関係ないかといったら、全て関わることであると思います。
今回のことは、まず国民に知ってもらうということも入っておりますので、まず国会議員にさえあまり知られていないということが問題であり、国民の代表である、町民の代表でもある国民の代表でもある国会議員がそれを知り、議論して審議してもらうというところが大事なところだと思っております。そして、日本国憲法よりも国際条約のほうが法的拘束力がありますので、とても重要な問題だと思っております。
今回のコロナ騒動でありましても、国際条約の法的拘束力がなくても移動の制限が出たり、マスクの強制が出たり、ワクチンを打ったりなどいろいろありました。今度は、それに法的拘束力が加わってきて、個々に判断が任されず人権侵害にもなることもあり得ると思います。
町民は国民でありますので、国会で国民の代表である国会議員に審議していただくということで、町民から、町から意見を、請願を出すことに意味があると思っておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(山下清美) 次に反対者の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(山下清美) なければ賛成者の発言を許します。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(山下清美) ないですので、これで討論を終わります。
これより請願第7号パンデミック条約締結及び国際保健規則改正に係る情報開示等を求める請願を採決します。
この採決は起立によって行います。この請願に対する委員長の報告は採択です。請願第7号は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(山下清美) 起立多数です。よって、請願第7号は委員長の報告のとおり採択することに決定しました。