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○議長(山下清美) 次の発言を許します。5番、中河つる子議員。
○5番(中河つる子) 清水町役場での女性の課長職登用をどのように考えていますか。
11月16日、総務産業常任委員会の所管事務調査を行うため、栗山町へ行ってきました。その調査に対しての質疑応答は担当の女性課長が行い、こちらの質問に要領よく答えていただき、委員一同満足しました。また、司会を担当した議会事務局長も女性で、私たちの調査の目的を受け止め、上手に進行してくれました。昨年行った和歌山県の上富田町、愛知県豊田市でも女性課長職が活躍していました。そこで男女共同参画の観点から町長の考えを伺いたいと思います。
小項目1、女性の活躍が言われている中、本町でも1名の女性課長がいます。女性の経験、能力を活かしてもっと課長職に女性を登用する考えはありませんか。
小項目2、女性課長職を生み出すには全職員の中で一定数の女性職員が必要と思います。採用時から男女共に平等な人数の採用も必要と思うのですが、どのように考えていますか。
小項目3、採用後も研修、経験等を男女平等に受ける機会を用意し、仕事に精通できれば女性も男性と同じように力を発揮することができるのではないでしょうか。
以上、3項目質問いたします。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。町長。
○町長(阿部一男) それでは、中河議員のご質問にお答えをさせていただきます。
清水町役場での女性の課長職登用の考えについてであります。
本町における女性の課長職につきましては、過去2名いたことがあり、現在も1名が在職しているところでありますが、男性職員に比べ少ない状況であります。
初めに、小項目1点目の課長職に女性を登用する考えはないのかについてですが、男性・女性に関係なくその能力や実績などを評価して、適材適所での登用を行ってまいりたいと考えております。
次に、小項目2点目の男女共に平等な人数での採用についてですが、現在、職員採用におきましては男女間に差なく平等な基準で採用してきております。これまでの傾向を見ると、事務職における採用試験の受験者数が男性に比べて女性の割合が少ない状況であります。今後におきましても、男女に関係なく優秀な人材の採用に努めてまいりたいと考えております。
次に、小項目3点目の男女平等に研修、経験等を得られる機会の用意についてでありますが、現時点におきましても男女に関係なく平等に研修の機会を用意しており、令和3年度、4年度におきましては、北海道及び北海道市町村振興協会への女性職員を派遣してきたところでもあります。今後におきましても、全ての職員が能力を最大限に発揮できるよう、職員研修等を実施してまいりたいと考えているところであります。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(山下清美) 5番、中河つる子議員。
○5番(中河つる子) それでは、小項目1について再質問いたします。
男女共同参画社会基本法というのが国の方で1996年6月施行でつくられ、14条には都道府県に男女共同参画計画の策定を義務づけ、市町村には努力義務を課していますが、本町にはこの策定の計画はありますか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) 議員ご質問の男女共同参画基本計画につきましては、本町におきましては今まで策定しておりません。ただ、本年度中の策定を今予定をしているところでございます。
○議長(山下清美) 5番、中河つる子議員。
○5番(中河つる子) その基本法の中には、2020年に女性管理職を30%までという目標が設定されていました。ですが、実際にはその目標は社会全体に十分共有されず、必要な改革も進まなかったというようです。大幅に先送りされているようです。この目標についてはね。
そういうことで、今年度中に本町でも策定するということですが、この目標を考えた上での策定になりそうでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) 計画の内容につきましては、現在鋭意精査を進めているところでありますし、男女平等計画策定に関する町民の懇話会を設けさせていただきながら、町民の皆様の意見を含めて計画を策定したいと考えております。
女性管理職の登用割合につきましては、基本計画の中でどこまで数値目標を定めるかについては今検討中ですけども、役場事業所としての目標数については、事業所としての目標数を定めるようでありますし、現状の管理職の登用割合ですとか、そこは総務課のほうで公表しているというふうに認識しているところでございます。
○議長(山下清美) 5番、中河つる子議員。
○5番(中河つる子) そういうことで策定、そして女性職員が登用されていくようになっていくようにお願いしたいと思います。
2項目めの質問については、男女一定数の職員採用時から平等な人数が採用されているということでよろしいと思います。
次に、3項目めに行きます。3項目めですが、女性が働き続けていくという上では、どうしても妊娠、出産、育児など、その多くを女性の手に大きくのしかかっています。職場にとって、どうしても女性がいるということは子育てのときに休んだりとか、いろいろ産休・育休休暇を取るなどということで、マイナスと見られがちです。
しかし、子育てというのは子供が大きくなったときには地元の経済、社会の発展の力になるという意味、そういう位置づけに変えていくことが大切ではないかと。そして、その子育てをした経験を社会に還元して、仕事に活かして力を発揮できるのではないかと思っています。そして、世の中は女性も男性も半分ずついます。それで、女性の力も十分発揮して、男性・女性それぞれの力がかみ合って仕事ができれば、住みよいまちづくりに貢献できると思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(神谷昌彦) 今議員ご質問のありましたとおり、世の中、女性・男性それぞれ半数ずついるかと思います。最近、先ほど町長の答弁にもありましたとおり、女性・男性に関係なく同じ目線で採用をしております。昔は、男性に比べて女性職員の採用というのは本当少なかったのですけれども、ここ近年は女性の職員の割合も増えてきているのかなと考えてございます。
ただ、先ほど町長の答弁にもありましたとおり、受験者数がやはり男性に比べて女性が少ないという状況もございますので、同数での採用というのはなかなか難しい状況があるかもしれませんけれども、採用におきましては男女関係なく、優秀な職員の採用に努めてまいりたいと考えてございます。
○議長(山下清美) 5番、中河つる子議員。
○5番(中河つる子) 今までのお話、そのように女性も力を発揮できる役場の仕事と、そういうことでその力を発揮できれば、女性も男性も住みよいまちづくりに貢献できると思います。そういうことで力を発揮してもらい、課長職にも女性をもう少し登用していただくようにこれからも考えていただきたいと思います。
これで質問を終わります。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(神谷昌彦) 今ご質問ありましたとおり、やはり女性目線というのもこれは当然大切な要素になってくるかと思います。やはり男性職員、女性職員がそれぞれ職場にいて、それぞれの立場でいろいろな施策を進めていくのが大事なのかなと考えてございますので、先ほど町長の答弁にもありましたとおり、女性であっても適材適所課長職に採用、これからしていくことになるかと思いますので、そういったことで進めていきたいと考えてございます。
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