令和5年第7回定例会会議録(12月12日_日程第1-川上)

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○議長(山下清美) 一般質問を続けます。次の発言を許します。

 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) 4番、川上議員です。議長の許可がありましたので、私からは4項目についてご質問をさせていただきます。

 大項目1つ目ですけれども、町内事業者の人材確保に係る人材育成に向けた町の支援策拡充について、考えをお伺いします。

 先ほど只野議員からもありましたように、町内事業者の人手不足による人材確保は、非常に困難を極めている現状にあります。特に、特殊な技術や資格保持者はなおさらであり、そのような中でも社員を高等学校・専門学校へ入学させ、入学金や授業料、そして給与も2年間事業所で負担し、人材育成に取り組んでいる事業所もあり、その負担は大きいと聞いております。

 町では、資格取得時における受験料などを助成する清水町商工業人材育成確保の事業補助金の制度がありますが、上限100千円と決して十分とは言えないと思います。

 そこで、これら事業者に対する支援の拡充が求められていると思いますので、町長の考えをお伺いいたします。

 大項目2点目です。令和6年度に向けた委託による買物銀行バス、そして部活バス、これは少年団の送迎も含めてですけれども、それとコミュニティバスの運行についてお伺いします。

 現在、町では委託によって、買物銀行バス、そして部活バス及びコミュニティバスの運行を行っておりますが、現状での課題、そして、今後令和6年度に向けた取り組みについて、町長の考えをお伺いいたします。

 大項目3点目ですが、小中一貫教育、いわゆる義務教育学校の取り組みに向けた現在の取り組みについてお伺いいたします。

 現在、町では令和7年度実施に向け、具体的な小中一貫教育の取り組みを進めておりますが、改めて町としての小中一貫教育の目指す目的と推進状況、現状で明らかになっている課題、そして完全実施に向けての体制づくりについて、教育長及び町長の考えをお伺いいたします。

 最後4点目ですが、学童保育所、いわゆる放課後児童クラブの今後の取り組みについてお伺いいたします。

 清水学童保育所につきましては、現在の児童館の老朽化が著しく、令和6年度より清水小学校に統合すると聞いております。今後の少子化における空き教室の利活用とのことではありますが、それが本当に子供たちにとって望ましい体制なのか、現状の課題と今後将来に向けての途中経過なのか、町長の考えをお伺いいたします。

 以上、4項目につきまして質問いたしますので、よろしくお願い申し上げます。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、川上議員のご質問に順次お答えをさせていただきます。

 ただ、3問目のところは教育長なので一番最後に回して、私、1、2、4と続けて答弁をさせていただきます。

 大項目1点目、人材確保に関わる町の支援策拡充についてお答えをいたします。

 清水町商工業人材育成確保事業補助金につきましては、本町に所在する商工業を営む事業所に対し、業務執行の充実のため必要となる資格取得に関わる経費の一部を補助することで、事業所における人材確保・育成及び定住促進に資することを目的としております。

 平成31年に事業が開始されて以来、14件の利用がありました。主に、大型特殊車両免許を取得するための経費でありますが、またフードマイスターや危険作業主任者等、様々な資格の取得にも活用されております。制度開始時は、対象経費の3分の1以内、限度が50千円の支援でありましたが、令和4年度からは、対象経費の2分の1以内、限度を100千円に改正をしております。

 ご指摘のとおり、近年本町においても、会社から給料を受け取りながら専門技術を取得する学校に進学し、卒業後に正社員として雇用する育成社員制度を設け、人材確保に取り組んでいる事業所がいくつかございます。国の助成制度を活用しながら取り組んでいるようですが、限度額が定められているため、事業所の負担もかなりの金額となっているものと思われます。

 町の補助制度策定時には想定していなかった独自の取り組みを実施している事業所も見受けられるため、今後におきましては、従来の支援方法にこだわらず、効果的な支援について十分検討してまいりたいと思っております。

 次に、大項目2点目、令和6年度に向けた委託の買物銀行バス、部活バス及びコミュニティバスの運行についてのお答えをいたします。

 まず、高齢者の方や運転免許を返納した方の移動支援として運行している買物銀行バスの現状についてですが、本年10月末の登録者が292名、月の延べ利用者が366.7人となっており、町民へ定着してきているものと考えております。

 また、本年から買い物支援を行う補助員も同乗し、支援の充実を図っているところであります。令和6年度以降においても、利用者の方々の利便性の向上を常に検討しながら運行してまいります。

 運行における課題としては、運行を担う運転手を恒常的に確保していくことが上げられますが、委託先である社会福祉協議会とも連携し、対応していきたいと考えております。

 次に、部活バスについてですが、買物銀行バスと同様に社会福祉協議会に運行を委託し、小中学生の少年団活動や部活動の移動支援として運行しているところでもあります。現状として、本年度は8団体28人の送迎を実施しております。

 今後の課題といたしましては、利用団体の増加とともに、送迎人数の増加に対応した車両体制や運行管理体制が上げられます。少年団活動や部活動における移動支援は、少子化による団体の統合や共働き世代の増加などにより需要は増加してきており、令和6年度以降も活動に影響が出ないよう、体制整備を検討してまいります。

 最後にコミュニティバスですが、現在、清水巡回線と清水・御影連絡線を合わせて1日6回運行しており、本年10月の1日平均の乗車率は8.7人となっております。コミュニティバスにおける1日の平均乗車率は年々減少し、運行に要する費用は増加しているのが実態であります。

 コミュニティバスについては、予約をせずに乗車できるとの利点がありますが、自宅からバス停まで自力で移動しなければならない課題もあります。また、運行において国庫補助を受けておりますが、現状のままですと輸送人員の基準を満たせず、令和5年事業年度から国庫補助が段階的に縮小され、運行費用の全てを町費で賄うことになり、財政負担が増します。

 このような状況を踏まえ、町としてはコミュニティバスの在り方について、さらに検討していかなければならないと考えております。

 次に、4点目になります。

 本町は児童が放課後を過ごす場所として児童館で学童クラブを、小学校の余裕教室を活用して放課後子ども教室を運営しております。

 児童館は昭和55年に建設され、改修工事や修繕をしながら現在まで学童クラブとして使用していますが、老朽化し、今後の使用には難しい状況です。また、2か所で事業を運営するための指導員の確保も課題となっています。

 国は、新放課後子ども総合プランにおいて、地域の実情やニーズに応じて小学校の余裕教室の積極的な活用を推奨しており、今後は本町においても清水小学校の余裕教室で、学童クラブと放課後子ども教室を一体的に運営していく方針であります。

 放課後学童クラブまでの移動距離が縮まり、指導員を手厚く配置することで、放課後の児童がより安全に過ごすことができる環境をつくってまいりたいと考えております。

 以上、私からの答弁とさせていただきます。

○議長(山下清美) 教育長。

○教育委員会教育長(山下 勇) 大項目3、小中一貫教育に向けた取り組みについてお答えします。

 清水町における小中一貫教育は、令和2年度から清水町小中一貫教育検討委員会を立ち上げ、令和7年度の実施に向けて取り組んでいます。令和3年度には清水町小中一貫教育推進協議会を設置し、令和4年度からは北海道教育委員会における小中一貫教育サポート事業を採択を受けて、清水中学校区・御影中学校区の2地域として、子供たちの主体的で対話的で深い学びの実現のために、全道の小中一貫教育実施校や北海道教育委員会及び十勝教育局と連携を取りながら、事業の実施に向けて準備を進めているところです。

 小中一貫教育は、学びの連続性を重視し、高い専門性のある教育であり、「十勝清水学」をはじめとした学びを9年間の義務教育の中で系統的につながることが、より深い学びとなるものと考えています。

 保護者に対しましては、小中一貫教育に関する通信の発行や教育講演会の開催をして周知しており、今後はPTAなどの保護者が参加する会議などで必要な求めに応じて小中一貫教育に対する説明を行い、理解を深めていただくよう周知を図ってまいります。

 学校内においては、職員会議や校内研修などでの話合いのほかに、令和3年度からは全教職員が参加する小中一貫教育推進協議会において、清水町が目指している教育の姿に対しての説明を行い、新しく赴任した教職員に対しても理解を深めていただいているところです。

 小中一貫教育を実施するに当たり、メリットとなる具体的な問題の解決の取り組みとして、1つには中一ギャップの解消があります。環境の変化という段差を滑らかにすることで、中学校という新たな入り口へのアプローチを緩やかにするものであり、現代の繊細な子供たちへの必要な配慮として有効なものであると考えております。

 2つ目には、9年間を見通した教育課程の編成や、共通した目指す子供や学校の姿を明確にすることができることです。小中学校で共通するグランドデザインを作成することで、中学校側からは小学校での学びを知ることができ、中学生のつまずきや学習の仕方の違いを知ることで、生徒への理解を深めることができます。

 また、小学校側からは、中学校生活に必要な学習や生活習慣の習得に取り組むことができると考えています。

 これらを実施していくことで、教師自身の授業力や生徒指導力の向上、教員個々の専門性を発揮するなど、教員の資質や能力の向上につながっていきます。

 教職員には新たな研修や打合せなどの機会が増えることで、時間の確保などこれまでにない負担がありますが、それ以上に子供たちの成長や教員自身にプラスとなる要因が大きいことは、既に小中一貫教育に取り組み実践している、他地域の学校からの報告が証明しているところです。

 また、文部科学省や北海道教育委員会、十勝教育局において、小中一貫教育を重要な施策の一つとして上げており、全国市町村教育委員会連合会においても、令和6年度文教施策と予算に関する要望書の中において、小中一貫教育の推進・充実に係る要望を上げているところです。

 これらのことから、しみず「教育の四季」にうたっている、家庭・学校・地域が連携し、町民総ぐるみで、感性あふれ表情豊かな子供を育てる取組を実現するために、小中一貫教育が必要な取り組みと考えております。

 以上のことから、小中一貫教育に対するご理解とご協力をお願いし、川上議員からの質問に対する答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) 大項目1つ目から再質問させていただきたいと思います。

 答弁の中で検討していただくということでしたので、ぜひ前向きにご検討いただきたいなと思っております。

 そういった中で、ぜひ検討していただく中では、より幅広い事業に対する対応可能な制度設計にしていただきたいなと、できれば考えたいと思います。例えば通信教育を受けたときに、その費用だとか、どこまで負担できるかというのは難しいところだとは思うのですけれども、そのような部分だとか、例えば、特に清水高校の卒業生を優先的に採用している企業が今増えております。そういった部分では、ぜひ清水高校の卒業生を採用したときには、さらなるインセンティブを与えるような形のものを制度設計の中で組み入れていただければ、高校振興という部分についても、かなり効果的な部分に、一つの効果が出るのではないかと思いますので、それについて若干考えをお伺いしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

 商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 今回、川上議員からご提案されて、私なりにいろいろと再度現地調査を重ねてみました。ご指摘のとおり、いろいろな形で人材を確保されている事業所があるということが分かりました。

 先ほど町長からも答弁したとおり、もともとこの制度をつくったときには、商工会との協議の中で、資格を取るのにはお金がかかるので、そういったものを助成してくれるとありがたいというお話からスタートしたのが、これはきっかけなのですよね。

 ただ、今は、そういったものから一歩踏み込んで、お給料を払いながら学校に通わせるという、育成社員制度というのを取っているということもよく分かりました。そうしないと、もう人材確保できないということと、先ほど只野議員のほうからも質問がありましたけども、どうしてもマッチング事業に関しても、いつまでも雇用がマッチングしない業種の代表が、やはり工業だったり製造だったり、資格を持っていない、特殊な能力を持っていないと企業としては雇えないというところが多かったというのもありました。

 今、ご指摘のあったとおり、通信教育だとか、ジャンルというか補助を出す幅というのは、これから検討していかなければいけないかもしれないです。なぜかと言うと、直接それが、その業種に役立つかどうかというのは吟味しなければいけません。今の助成制度の中でも、例えば普通自動車ですとか、単なる大型自動車に関しては、資格の取得経費から除くということもしております。

 ただ、指摘のあったとおり、給料を払いながら資格取得にチャレンジしている事業所があって、それも国の制度があって助成金をもらいながら実施しているようです。

 ただ、これも現場といろいろヒアリングを重ねた結果、分かったのですけれども、上限があって1,200時間という上限と、あるいは1時間当たり760円という上限があるので、2年間専門学校に通わせていたとしても、もらえる助成金というのは900千円、その間に150千円の給料を2年間払い続けるという仕組みもよく分かりました。

 こういった仕組みに上乗せ助成をするだとか、あるいは町の独自の仕組みをつくるだとかというのは、これから予算に向けて協議は重ねていきたいと思うのですけども、何らかの形で、今指摘のあったようなことが解決できるようなことを検討できればと思っています。

 清水高校の採用に関しては、これとは違った制度で、スタートアップ補助金というのがありまして、新規の事業を実施するときには、清水高校生を雇うという場合にはインセンティブをつけるという制度もあります。あるんですけれども、全体のもともと事業を実施している方に、清水高校の採用のみでインセンティブをつけているという助成制度はないので、そういったことも含めて幅広くいろいろなことを考えて、予算の協議に挑みたいと思っております。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) 新たな制度ですので、ぜひご検討いただきまして、できればすばらしい内容になるかどうか分からないですけれども、前向きにご検討いただきたいなと思っております。

 次の質問に移ります。大2項目めの再質問です。

 先ほど答弁ありましたように、買物銀行バス、併せて部活バス、いわゆる少年団の送迎バスにつきましては、それぞれ今利用者の方については好評いただいていると思っております。

 なかなか近隣町でも、このような制度を取っているとこがまだまだ少ないということでは、清水町はそういう部分で、そういう制度を早く取り入れて、今、好評を得ているということですけれども、ぜひこれらの制度を持続可能なものにする上での課題について、若干何点かご質問させていただきたいと思っております。

 1つ目は、やはり答弁にもありましたように、買物銀行バスと部活バスが同じ社会福祉協議会の中でされていると。

 現状、お話を聞きますと、やはり4人の運転手の中で、毎日2台は最低でも確保して稼働させていると。買物銀行バス終わった後に、今度部活のバスで、なおかつ新得・鹿追に送迎しているというのが主な活用だと聞いております。

 そういった中で、運転手の方の拘束時間がやはり10時間を超える、夜になったら7時ぐらい以降にもなるという話も聞いております。そういった部分で、やはり10時間を超えるという部分では、やはりここら辺はちょっと事業者としても社会福祉協議会としても負担ですし、運転手の方についても負担だと思っております。

 そういう部分で、1つは買物銀行バスを充実させるためにも、今後、部活、少年団の送迎バスにつきましては、やはり分離して社協から切り離して、別な形で取り組む必要があると考えるのですが、それについて町長の考えをお伺いします。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

 企画課長。

○企画課長(鈴木 聡) 今、議員おっしゃられたとおり、現在、買物銀行バス、部活バスに関しては、同じく社会福祉協議会に委託させていただいて、車両も一体的な形で運行させていただいております。

 そのような中で、運転手の労働環境ですとか、そういうことに関しましては、社会福祉協議会からもお話はお聞きしているところではございます。

 そのような中で、効率的にどのような体制がいいのかというのは常に協議させていただいておりますので、現状におきましては、今の体制が有効な車両の運行体制ではないかという考えもございますので、今後についても現状の体制を維持しつつ、運転手の待遇ですとか、そういうことに関しましては、きちっと協議会と協議はしていきたいと思っております。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) これにつきましては、今後の課題として前向きにぜひ検討していただきたいなと思っております。というのも、やはり10時間拘束となりましたら、これから冬の季節になりまして、やはり事故の心配とかもあります。過労による事故の可能性も当然出てくるわけで、現在、運転手の方、高齢の方だと聞いております。そういう部分では、やはり持続可能な今後のことを考えたときには、検討していただきたい項目かなと思っております。

 あわせて、いわゆる運転手の方に対する処遇の改善ですけれども、現在お話を聞いていたら、時給1,200円ということです。なかなかこれ、この金額で運転手を担う方が現実には難しいということで、現在の体制を維持していくにも、あと数年で今の4人の運転手の方は、みんないなくなると。これは年齢の関係でいなくなるということで、今後この制度を持続可能なことにしていくためには、やはり新たなそういう運転手の確保が必要だなと私は思っております。

 そういう部分で、やはり根本的な委託の部分、これなかなか社協ですので難しい点はあるかなと思うのですけども、例えば役場の会計年度の2号職員の運転手並みの、やはり賃金を年間保障していくだとか、様々なやはり取り組みを進めていかないと、これ運転手の確保というのが非常に難しいと思うのですが、それについて考えをお伺いいたしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 運転手の確保、確かに先ほどからいろいろ出ていますように、運転手に限らず、人の確保、労働人口の確保というのは大切なことでないかなということで思っているところです。

 ただ、どちらにしても、今コミュニティバスも、これから質問に入るのかもしれないけども、いろんなことの中で非常に効率悪いし、国からの補助金は外されるしというようなことを考えていったときに、それらも含めて全体的にどうつくっていくかというのは今後の課題ですし、二、三年中にそういうのが訪れるというのは、もちろん理解していないわけではないし、そんなことも含めて、自分としても部活の運行、それから買物銀行バスだとかそういったもの、いわゆる交通弱者の人たちの移動だとか、そういったものは基本的に大切なことだということで、まちづくりにとってすごく大切なことだということで考えた中で、こういうことでずっと来て、そしてだんだん変化させながら、自分としては少し満足度が少しずつ高まってきているのではないかなと思うところがあるのですけれども、さらに、そういう今後の部分に向けて難しい問題があるということも十分認識した中で、しっかりと皆さんが安心して利用できるような体制は、しっかりとつくっていきたいなという思いは強く持っているところであります。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) ただいま町長の強いお言葉をお聞きしましたので、ぜひその面についてもご検討いただいて、よりよいものにしていただきたいなと思います。

 それで、利用者から、いろいろな細かい点ですけれども、要望が出ております。それらについても、検討していただきたいなと思うのですけれども、例えば、今、日曜日運行されていないのですけれども、やはり買い物をする方にとっては、土日のセールのときにやはり買い物したいという声が非常に多くありますので、日曜運行、なかなか難しいかもしれないのですけれども、検討の中での議題の一つとしていただきたいなと思います。

 それと、併せて買い物以外のちょっとした所用、これがなかなか陸運の許可受ける中では難しい面もあるかもしれないのですけれども、床屋に行くだとか、ちょっとした用事足しにも利用できるような形の、幅広いちょっと対応についてもご検討いただきたいなと思うのですが、これにつきまして、もし考えがありましたらお伺いしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

 企画課長。

○企画課長(鈴木 聡) 今、ご質問いただきました、運行する曜日と行き先についてですけれども、この点については、やはりいろいろな難しい課題でありまして、既存の交通事業者の方のこともあります。全てを行き先に加えるということは、交通事業者様への影響ということも考えなければならないというところでもあります。

 やはり使っていただく方の利便性を高めるということは必要なのですけども、そういう関係者の皆様との協議が必要となりますので、今の要望等についてはお聞きさせていただいて、今後の検討材料の一つとさせていただければと思います。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) なかなか全部が難しいと思いますので、可能な限り対応を考えていただきたいなと思っています。

 あと一点、1つ心配なのですけれども、コミバスが現在、結構通院されている方が、コミバスを利用している方が多いと思うのですね。そういった部分で、今後、町内病院への通院に支障がないような形のものを取り入れていただきたいということと、これはちょっと本来、今回の質問から外れるかもしれないのですけれども、関連として、できればやはり前回、以前質問したのですけれども、町外の病院への通院、例えば脳神経外科だとか、心臓疾患の関する病院だとか、なかなか町内では対応できない疾患の方が、なかなか足の確保ができなくて通院するのが大変だという声を多く聞いております。社協の中でも、そういう声が多いと聞いております。

 そういう部分で、今後ですが、ぜひともこれらについてもご検討いただきたいなと思いまして、町長の考えをお伺いしまして、次の質問に移っていきたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 通院については、結果的には、病院の送迎もいろいろやっているとこだし、そういうことも含めて、御影でも清水でもいろいろとやってくれて、それから、もう一つの前田病院でもそういう部分がありますので、なるべくそれを利用していただきながらということになってくるかなと思っております。

 それから、もう一つ町外についてはいろいろあるのですけれど、これは朝の清水帯広線のバスを利用してもらいながらだとか、そのようなことも考えたり、それからドクタータウンみたいなことで、本当にまたこれも町内の病院と同じように、西帯辺りからしっかりと運行してくる部分もありますよね、頼めば。そういう予約制を取っているところもありますし、それから、基本的に大きな病院に、厚生病院だとかなんかについては、帰りの時間は若干遅くて、皆さんにいろいろなことあるのかもしれないけれども、そのような中で大きな病院にも停車場まで設けて通えるような状況をつくっておりますので、まだまだ絶対それ以外に受け付けられないかということではないけれども、そのようなことも含めていろいろな総合的な、先ほど言いましたような観点から、町内も含めて町外も含めて総合的な観点から、とにかくしっかりと皆さんに満足してもらえるような、100%に近づけられるような、そういう交通の支援体制というのはつくっていければなと考えております。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) ぜひご検討いただきたいなと思います。

 続きまして、3項目めの小中一貫教育に向けた取り組みについての再質問をさせていただきたいと思います。

 これ、いわゆる義務教育学校の制度ですが、既にこれ全国では取り組まれて、先進的に取り組まれているとこからすれば、もう16年が経過しているということを聞いております。そういった中で、様々な課題も浮き彫りになっていると聞いております。

 そこで、この制度、小中一貫を進めていくためにも、今後想定される課題等に対して、どのくらい準備をされているか、今後の1年間、検討期間はまだありますので、そういった中でどのような準備をされているかについて、若干ご質問をさせていただきます。

 1つは通信とかで、保護者の方や何かには、ホームページを通しても含めて知らせているということですけれども、私もホームページで通信を見たときに、中身が分からないのですよね。

 要するに、今日、検討委員会やりました、協議会やりました、やりましたで終わっているのですよね。何を検討して何が課題で、どのような協議をされているか分かっていない。そこら辺が私たちには分からないと。そういう部分では、もう少しやはり知らしめる方法というのはないのか、お伺いしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

○学校教育課長(渋谷直親) 学校教育課長、渋谷です。よろしくお願いいたします。

 今、川上議員から質問があった件ですけれども、私たちも「きょういく・イッカン」という小中一環教育に対しての通信は発行して、ホームページに載せていたところなのですが、やはり準備を進めていくときに、いろいろな方々からちょっと分かりづらいねという話が伺っております。

 先日、PTAの役員の方ともお話をしたときに、説明はしていたつもりではいたのですけれど、少し伝わりづらいところがあったので、そういう話を聞いて、次の機会、例えば保護者の集まりであるとかそういうところ、積極的にちょっと場をつくって、まず保護者の方々と、また新たな文書みたいなものも必要であれば、そういったものを町民の方々にもぜひ見ていただきたいなということを考えているとこです。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) ぜひ対応をお願いしたいなと思います。

 それから、やはり特に清水で今後問題になる、問題になるのかどうか分からないですけれども、御影も清水も小学校と中学校は校舎は別ですね。これに併せて新しい校舎を造るわけではないと。いわゆる分離校方式でやるということなのですけれども、これ様々な課題があると聞いております。それらについて、どのような形で今考えておられるか、考えをお伺いしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

○学校教育課長(渋谷直親) 確かに義務教育学校となると、まず1つの建物の中になるので、これはまた運営の仕方が違うと思うのですが、今清水町で進めようとしているのは、川上議員がおっしゃられたとおりの分離型方式です。

 今、全道の中で義務教育学校も26校くらいあるのかな。小中一貫教育というところが50近くあるのですけれど、そのうちの46校が分離型ということで実施しております。

 メリットは、やはり今回、教育長が説明したとおりのところなのですけども、デメリットとして、やはり場所が離れていることによって、教職員がどう移動するかとか、そういったところがやはりあるのも、これ事実であります。

 ただ、先行をして、いろいろと事例を踏まえながら、清水町でどう小中一貫教育を子供たちに一番のメリットとして提供できるのかってことを考えながら、これは令和6年の中に来年度の中に、今と令和6年度の中で、より検討を深めていきたいなと考えているとこです。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) これらについても、ぜひこの1年間の中で、十分検討されていただきたいなと思っています。

 やはり一番懸念されるのが、結局みんな異動するのですよね、はっきり言って。今年、来年の中で協議して十分理解、先生方も理解したとしても、毎年異動するわけですね。そして教育長もいずれ、課長もいずれ、そしてもちろん学校長もいずれ異動になって、何年か後には全部変わってしまうと。

 そういった中で、初期のやはり考え方を、これなかなか継承していくというのは、過去この16年間余りの中の取り組みの中でも、非常に大きな課題となっている部分があると聞いているのですね。

 そこら辺、この意思をどう継承していくかということについて、どのように対応されるのか、今時点での考えをお伺いしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

○学校教育課長(渋谷直親) 川上議員がおっしゃられたこと、これ本当に一番大事なところだと思っています。いくらいいことをやっていても、やはりつながりがなければ、やはり駄目になってしまうというか、意味のないものになってしまうのかなと思っています。

 話がずれてしまうかもしれないのですけれど、今、幼保小連携ということで清水町は実施させていただいております。これは手前みそな話かもしれませんけれど、私たちの清水町の幼児教育、そして小学校につながるところって、本当に北海道でも多分指折りにすごく優れている形なのではないかなと思っているところです。

 そのせっかくいいものを、今度は小中と続けていかせるために、私たち今、学校長もはじめ、いろいろな方々の協力を得て、その気持ちをきちんと続けられるような、今まで少し引継ぎがうまくいっていないなというところもうまく継承していけるような、そのような体制はしっかりと整えるように、そこは一番のやはり課題として向き合っていきたいなと考えています。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) そして、今連携につきましては、いろいろまた今後検討していただきたいと思うのですが、やはり一番最大の懸念というのが、やはり学校の先生、教職員だと思うのですね。教職員の方が実際に授業をやって、これを進めていくといった中で、現在、学校の先生方の理解をどの程度まで進んでいるのかを、お伺いしたいと思います。よろしいですか。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

○学校教育課長(渋谷直親) 学校の先生たちの部分は、今答弁にもあったとおりなのですが、やはり先生たちの協力なしにはできない、これ一番だと思います。

 また、議員もご承知だと思うのですけれど、働き方改革の中においても、やはり先生たちの負担が多くなる。これは計画をして、今話をしている中でも、やはり今までにやったことのないことを始めるというところから考えると、やはり大きな負担になるのではないかなと考えてはいます。

 ただ、答弁にもありました、それ以上に子供たちに還元できるものが大きいということを信じて、この事業を始めていきたいと考えておりますので、ただ、そこは先生たちに一方的に負担だけを乗せるのではなく、その中でバランスの取れた授業のつくり方であるとか、時間割の工夫であるとか何かそういったことも、今教育長とともに学校全体と考えているところです。

 また、教職員の方々に対しても、先ほど答弁にもあったのですが、小中一貫に関する勉強会というものを相当多くこなしております。毎月1回、全道のオンラインで会議等をしていて、その中でも管理職員には特にそういうことを周知していると。学校に各担当の先生がいらっしゃいますので、そういう方々から職員会議であったりとか、話合いの場で話ししていると報告もいただいておりますので、浸透の部分については、どんどんとよくなっていっているのではないかなと教育委員会としては受け止めています。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) 先生方にも、内容につきましては浸透しているということですけれども、少なくとも私が聞いているところでは、多くの先生方はやはり理解はされていない、はっきり言いまして。

 そういった中で、やはり先生の戸惑いもあると思うのですね。ここで小中一貫でやって、異動でまた6・3制の学校に戻る。6・3制の学校から、人事異動で清水に来て、小中一貫で9年間のスパンでやったとなると、かなりやはり授業も中身も違うし、当然、多分乗り入れも、中学校から小学校に対する教員の乗り入れもあると思うのですけれども、中学校の先生がやはり小学校の授業の勉強もしないとならないと、かなり負担があると聞いております。

 そういった部分の教職員の配置、加配は本来ではないと思いますので、やはりこれは職員配置をきちんとしていかなければならないと思うのですけれども、そこら辺についてはどうお考えかお伺いします。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

○学校教育課長(渋谷直親) 今、十勝管内は小中一環教育で言うと、陸別町さんと、あと幕別町でしか実施していません。義務教育学校は、新得町の富村牛であったり、帯広の大空学園、これご承知だと思うのですけど、実は多くの先生が小中一貫ということに携わったことがない方のほうが多いのだと思います。

 ただ、今、文科省のほうからもそうですけども、小中一貫教育ということをどんどんと推進をしていきましょうと。新しい21世紀型の教育の形としてやっていきましょうということなので、恐らくここで清水町で学んだ先生たちが、次の異動した学校で、それを実践できるのではないかなというと、清水町が先駆けになって、清水町で学んだ先生が違う市町村に行ったときに、そのことを活かして全体に広がっていく。産みの苦しみではないですけど、うちは本当に今苦しんでいるところだと思います。

 幕別町あたりは、一歩進んで義務教育学校ということで話のほうは進めていますけど、町としては、今そういった形で推進していこうと。

 また、授業も、今やれるところから、まずやっていこうと。いきなり令和7年から100%でやっていこうということではなく、まずつながるところ、渋沢栄一を中心とした十勝清水学であるとか、また数学、算数のつながりとか、そういうところをやれるところから手をつけてやっていこうとしていますので、先生の負担感というのも、100%スタートではないところを考えれば、少し軽減できるのかなと。そこは学校と私たちと考えながら、歩調を合わせて進めていければいいのかなと考えています。

職員に関しては、今、加配という制度をご存じだと思いますけれど、十勝教育局のほうには、小中一貫に関わる加配の申請のほうを行っております。そこで職員が1人、1名しか要望のほうは出せていないところですけれども、そういう方がいらっしゃれば、きっとそのつながりに関わっては、特に専属的にやっていただけるものではないかなと考えております。

 以上です。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) 先ほど言いましたように、加配というのは本来ではないと思うのですね。あくまでもやはり教職員をきちんと配置するというのが本来だと思いますので、なかなかこれは清水だけでできる問題ではないので難しいとは思うのですが、スムーズに移行するためにも、それらについて今後さらにご検討いただきたいなと思っております。

 この質問に対する最後ですけれども、これ教職員、先ほども言いましたが、決して皆さん十分理解しているとは思いません。そういった部分では、やはり僕は100%とは言いませんが、99%の先生方がやはり理解しながら行くぞという気持ちにならないと、なかなかこれ難しいと思うのですね、現実。

 そういった部分では、この1年間でそれができるのか。できなければ、令和7年度目標ですが、これは令和8年、令和9年に延ばしながら準備を整えながら進めるのか、それについて考えをお伺いしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

○学校教育課長(渋谷直親) 川上議員からの改めて教員の理解というところなのですけれども、理解につきましては十分理解していただけるように、実際私も教職員の方々と、やはり話を聞かなければ駄目だということで、相当数の先生たちとお話はしているところです。

 おっしゃるように、なかなか必要性みたいなことも問う先生がいらっしゃったりもするのも事実なのですけれども、そこは一言一言きちんとしっかり伝えて、何とか一緒に頑張ってもらいたいと、理解してほしいという、お話できる、直接できる方にはそういうお話はしているのですけれども、そうではない方々もたくさんいらっしゃいますので、そういう方には研修であったり、また管理職を通じて、そういう話はどんどんと知っていただく、協力していただくと、理解していただくというような形にしていきたいと考えております。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) ぜひ今後この1年間、十分やはり先生方と話し合って理解を深めていただきたいと思います。

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○議長(山下清美) 4項目めに入るということですので、ここで休憩をさせていただきたいと思います。再開は午後1時再開いたします。                       (午前1200分)

○議長(山下清美) 休憩前に引き続き会議を開きます。

(午後1時00分)

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○議長(山下清美) 一般質問を続けます。4番、川上均議員。

○4番(川上 均) 4項目めの学童保育、いわゆる放課後児童クラブの今後の取り組みについて、若干お伺いいたします。

 以前、今の児童館から小学校に移りまして、またこちらのほうに、今の児童館にまた移ったという経緯があるのですけれど、あれ何か理由があったかどうか、お伺いしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。子育て支援課長補佐。

○子育て支援課長補佐(寺岡淳子) 小学校で学童クラブを運営していて、その後また児童館に戻ったという経過についてですけれども、子供の利用の人数に合わせて、小学校の余裕教室を使わせていただいて、今後そこで学童クラブを運営していくという方向だったのですが、6年生までお預かりできるようにだとかと、いろいろ制度が変わっていった中で、利用のお子さんの人数が多くなって、児童館と小学校のほう両方で、平成29年に旧児童館を少し改装していただいて、両方で事業をしているという状況です。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) 制度の改正によっていろいろ移動があったということですけれども、若干そしたら懸念される部分もありますので、それについて今後の検討とかを含めて取り組みをお願いしたいと思うのですけれども、まず1つ目は、学校の先生の話ですけれども、現在もある程度はあるとは思うのですけれども、1階、学童で、1階部分でやるのですけれども、いわゆる4月、5月とかの入学時期に、新入生が入ったときに、2階上では授業をやっているわけです。高学年は。

 そうしたら、かなり学童の子供たちの騒ぐ声がうるさくて、授業に集中できないということが言われて、今回それについても懸念される部分があるなということで、お話を聞いているのですけれども、その点についてご承知か、それともどのような、これ難しいのですけれども、対応をもし考えておられるなら、お聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。子育て支援課長補佐。

○子育て支援課長補佐(寺岡淳子) 普通の学校生活においても、活動によっては他学年の声が聞こえたりだとか、そういうことあるのかなと思っております。

 学童の新しい1年生とか、低学年のお子さんたちは、高学年のお子さんよりも下校時間が早いので、下で学童の活動をしているときに、上の学年の妨げになってしまうということも懸念されるかと思います。

 ただ、そこは指導員がきちんとついて、指導の下で学童の活動をしますし、お互いに学校にいるお子さんが急に学童に来たら、別のお子さんになるわけではなくて、清水町の清水小学校のお子さんが学童クラブを利用されるので、学校の先生と学童の指導員と連携しながら、上手にすみ分けできるように指導していきたいなと考えております。

○議長(山下清美) 学校教育課長。

○学校教育課長(渋谷直親) 今の川上議員からの質問ですけれども、学校のほうからは、教育委員会にそういった声があると聞いていませんでしたので、今、寺岡補佐からもありましたけれども、そういうことが懸念されるようであれば、学校とも確認の上、改善していきたいなと思います。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) 子供たちに静かにしてと言っても、小学校の1年生、2年生、低学年だとなかなか言うことを聞かないというのもあると思うんです。

 そういう懸念があるということをまずご承知いただいて、うまくすみ分けできるような形の対応をしていただきたいなと思います。

 次に、体育館の使用ですけれども、よく言われるように学習発表会だとか、学校ではいろいろな行事が、入学式、卒業式も含めてあると思うのですけれども、ある程度の準備期間の間は、もちろん少年団もそうなのですけれども、体育館使えないと、そういうときにはどのような対応をされるのか、検討されているのか、もし考えがありましたらお伺いしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。子育て支援課長補佐。

○子育て支援課長補佐(寺岡淳子) これ1130日に設計の予算を通していただいたばかりですので、細かいところ、これから連携の中で協議していくかなとは思うのですけれども、春休みとかに、卒業式から入学式までの飾りつけを損傷しないようにだとか、学校もそういう要望おありだと思いますし、ただ学童のお子さんも教室の中だけで過ごすというのは、もちろん子供ですので、毎日そういう過ごし方は無理だなと思いますので、これからいろいろな方法を一緒に考えていきたいなと思っています。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) 今後の対応という形ですけれども、これ日頃の学童の中だけでなくて、やはり長期の夏休みとか、冬休みの期間、もちろん少年団が体育館を使うわけですから、その中で学童がどうすみ分けできるのか、できないのかを含めて、十分検討していただいて対応していただきたいなと思っています。

 続きまして、先生方からも言われるのですけれども、体育館に要するに暖房機能、冷房機能も含めてないと、そういった中で、やはり夏の、これは学校全体の問題にもなるのかもしれないのですけれども、この暑さ対策、今現在です。それと冬になった場合は、暖房の問題等も今後問題になるのではないかということで、お話を聞いているのですけれども、その点についてはどのように考えられているのか、お伺いしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。学校教育課長。

○学校教育課長(渋谷直親) 今の清水の小学校の体育館ということで、今お聞きしています。冷房につきましては、各学校、要望としてはやはり暑い時期、清水町は早い段階から冷房のほうは、各教室、特別教室につけているところなのですけれども、体育館のほうにはまだついていません。

 ただ、実際暑い時期に体育館を使えないときには、使えないなりの、また授業を組み込むということで、学校とはお話ししております。

 ということは、当然つけられれば最高なのかもしれないのですけれど、できないなりに工夫しながらやっていきますので、学童の活動に対しましても、やれる中での工夫で対応すればいいかなというふうに考えています。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) それにつきましては、学童、もちろん少年団の活動もそうですし、学校生活の中でもそうですし、避難所としての対応も、ちょっと話は変わってくるのですけれども、やはり将来的には冷房、暖房設備が必要なのかなと思いますので、今後の検討材料としていただきたいなと思っております。

 あと心配している点については、今、学童の先生というのが、清水では学童側に3人と、そして小学校側に1人、4人体制でやっているということで、正職員がいないのです。学童の所長は今こども園の園長が兼ねてやっているということですので、やはり正職員をきちんと配置しないと、これ問題ではないかなと思うのです。責任問題、いろんな問題が起きたときにじゃあどう対処するのだということも含めて、2号職員、1号職員では、やはり責任が取れないという部分もありますので、きちんとした正職員の配置について、考えられているかどうかについてお伺いしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。副町長。

○副町長(山本 司) 今現在、学童の所長はこども園の所長が兼ねているといった状況がございます。新年度に向けて、なるべく職員の配置を持っていきたいと考えてまいりたいと思います。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) ぜひ、前向きな対応をお願いしたいと思います。

 最後の質問になります。本来やはり学童というのは、学校の、私からすれば間借りみたいな形にしか見えないのです。

 老朽化であれば、やはり今後子供たちのことを考えれば、財政上の問題もいろいろあるとは思うのですけれども、新築移転が必要ではないかと思うのですけれども、これについて、今後そういう新築移転については考えていないのか、このままやるのか、それとも将来的には検討もしたいのかどうかということを、そこらの辺の現在の考えについて、町長の考えをお伺いしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。町長。

○町長(阿部一男) いろいろな観点から考えなければいけないというのも分かりますし、ましてや、今、新築という話まで将来的にというお話もあったのだけれども、それは今どうして学校を使うような状況、少しの困難は、いろいろな問題、困難といいますか、問題あったにしても、そういうふうにもっていったかということをいろいろ考えると、新築ということは将来においても、これは町長が代われば分からないですけれども、私の中ではちょっと無理かなと、そのような考えは持っているところであります。そう考えております。

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