令和元年第5回定例会会議録(9月10日_日程第7)

○議長(加来良明) 日程第7、議案第68号、清水町立清水幼稚園保育料等徴収条例を廃止する条例の制定について、議案第66号、清水町特定教育・保育施設等の利用者負担金条例の一部を改正する条例の制定について、議案第63号、清水町学校給食センター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第73号、損害賠償の額の決定及び和解について、議案第69号、令和元年度清水町一般会計補正予算(第4号)の設定について、議案第70号、令和元年度清水町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第2号)の設定について、議案第71号、令和元年度清水町介護保険特別会計補正予算(第2号)の設定について、以上7件を一括議題とします。

 本案について提案理由の説明を求めます。

 初めに、議案第68号及び66号について。

 子育て支援課長。

○子育て支援課長(逢坂 登) 私のほうからは、議案第68号、清水町立清水幼稚園保育料等徴収条例を廃止する条例の制定について及び議案第66号、清水町特定教育・保育施設等の利用者負担金条例の一部を改正する条例についての2件の提案理由について説明をいたします。

 例規集には、幼稚園保育料等徴収条例が第2巻821ページから、特定教育・保育施設等の利用者負担金条例が2211ページから掲載されております。

 今回の条例の改廃につきましては、国の幼児教育・保育の無償化によるもので、主な内容といたしましては、幼稚園の保育料と保育所・こども園の3歳以上の子ども及び住民税が非課税の世帯の3歳未満の子どもの保育料を、今年10月から無料とするものです。

 なお、国の制度におきましては、保育料無償化の際、今まで保育所、こども園の保育料に含まれていました給食の副食材料費については、保護者から徴収することとしていますけれども、本町においては以前から第2子以降の保育料を無料とするなど子育て支援策を進めていることから、副食材料費についても無料とし、それにあわせて今回無償化の対象とならなかった3歳未満の子どもについても、副食材料費を町が負担することとして現在の保育料から副食材料費相当分を減額して設定することとします。

 また、この後、議案第63号で説明がありますけれども、学校給食センターで提供している幼稚園児の給食費についても同様に町が負担し、無料とすることとします。

 では、まず初めに、議案第68号、清水町立清水幼稚園保育料等徴収条例を廃止する条例の制定について説明させていただきます。

 幼稚園保育料等徴収条例につきましては、幼稚園に通園する子どもの保育料及び預かり保育料を規定しているものですけれども、先ほど説明をしましたとおり、幼稚園保育料が無料になることから、幼稚園保育料等徴収条例を廃止し、この後説明します特定教育施設等の利用者負担金条例に幼稚園の保育料等をあわせて規定することとするものです。

 附則としまして、この条例の施行を令和元年10月1日からとし、条例廃止後も令和元年9月までの保育料については、従前のとおりとするものです。

 次に、議案第66号、清水町特定教育・保育施設等の利用者負担金条例の一部を改正する条例について説明をいたします。

 新旧対照表で説明させていただきました議案説明資料の14ページをご覧ください。

 まず、この条例の題名につきまして、清水町特定教育・保育施設等の利用者負担金条例を清水町特定教育・保育施設等の利用者負担等に関する条例に改めます。これは先ほど説明しましたとおり、幼稚園保育料等の使用料と保育所等負担金の両方を規定することになりますので、題名もそれにあわせて修正をするものです。

 次に、第1条、第2条、第3条の第1項及び第2項につきましては、幼稚園の保育料、預かり保育料をこの条例で規定するための追加及び3歳以上の子どもの保育料を無料とする規定、また保育料の年齢の基準を今まで入所または入園した月の初日としていたものを、今回の改正で国の基準とあわせて年度の初めの日を基準とするための所要の改正です。

 第3条第3項につきましては、語句の整理です。

 次のページ、15ページをご覧ください。新たに第6条として幼稚園の預かり保育料の規定を追加します。改正前の第6条から第10条までを1条ずつ繰り下げて第7条から第11条とします。条文繰り下げ後の第7条及び第8条につきましては、保育料の納付及び免除の規定に預かり保育料を追加するものです。

 15ページ下段から20ページにかけては、保育料を規定している別表1及び別表2を改正するものです。3歳以上の子どもの保育料を無料としますので、別表1を削り別表2から3歳以上の子どもの保育料の規定を削り、3歳未満の子どもの保育料について先ほど説明しましたとおり、保育料から副食材料費等を減額して設定するものです。

 附則としまして、この条例の施行を令和元年10月1日からとし、施行日前までの保育料については、従前のとおりとします。

 次に、経過措置としまして、年齢の基準を月の初日から年度の初日に変更することによる経過措置です。今年度中に3歳に到達した子どもの保育料を無料とする規定をしております。

 なお、この改正後の保育料につきましては、さきの使用料等審議会において諮問をし、原案のとおりの答申をいただいております。

 以上、議案66号及び第68号の説明とさせていただきます。ご審議よろしくお願いします。

○議長(加来良明) 次に、議案第63号及び議案第73号について。

 学校教育課長。

○学校教育課長(神谷昌彦) 私のほうからは、議案第63号、清水町学校給食センター条例の一部を改正する条例の制定について、議案第73号、損害賠償の額の決定及び和解についてご説明させていただきます。

 初めに、議案第63号、清水町学校給食センター条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由のご説明をさせていただきます。

 例規集では、第2巻611ページから登載されております。

 改正理由としましては、ただいま子育て支援課長からもありましたとおり、本町の子育て支援策の一環として幼稚園児の給食費について無料とするものであります。

 議案説明資料の5ページをご覧いただきたいと思います。新旧対照表に基づいてご説明させていただきます。

 条例第3条の給食費の納付につきまして、第3項第4項としまして、第3項として「新たに町内に住所を有する幼稚園児は、給食費を無料とする」を加えるものであります。

 次に、別表中、区分欄の小学生、中学生、幼稚園児につきまして、幼稚園児、それから児童生徒のほかに教職員等からも給食費を納入いただくことから、条例施行規則にあわせまして、それぞれ小学校、中学校、幼稚園と開設するものであります。

 なお、幼稚園につきましては、幼稚園児は無料といたしますが、職員については従来どおり給食費を納入することとなりますことから、引き続き別表に規定するものであります。

 附則といたしまして、附則第1項は、施行規則として本改正につきましては、令和元年10月1日から施行するというものでございます。

 附則第2項は、経過措置としまして、改正後の条例第3条第3項の規定は、施行日の令和元年10月1日以後の期間に対応する給食について適用し、同日前に対応するものについては、なお従前の例によるとするものでございます。

 なお、本定例会に今回の改正によります補正予算は、あわせて提案させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上、議案第63号、清水町学校給食センター条例の一部を改正する条例の説明をさせていただきます。ご審議のほどをよろしくお願いいたします。

 続きまして、議案第73号、損害賠償の額の決定及び和解につきまして、提案理由の説明をさせていただきます。

 本件につきましては、先ほど行政報告をさせていただきました町民バスによる物損事故に係る損害賠償であります。

 この事故の内容及び原因につきましては、行政報告をさせていただきましたとおりでありますけれども、令和元年7月13日、午後3時30分頃、北海道小学生陸上競技大会送迎業務中、厚別公園競技場の駐車場から町民バスが出る際、入ってきました乗用車と接触し、相手方車両の車体後方側面に損傷を与えたものであります。

 損害賠償の額につきましては、当方の過失割合100%相当額、251,813円を賠償するもので和解したところであります。

 なお、本件にかかります賠償金につきまして、本定例会に補正予算を提案させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上、議案第73号、損害賠償の額の決定及び和解についての説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

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○議長(加来良明) ここで休憩します。

(午前10時54分)

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。

(午前11時05分)

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○議長(加来良明) 引き続き、提案理由の説明を求めます。

議案61号から議案第71号までについて。

 副町長。

○副町長(金田正樹) それでは、補正予算の提案説明をいたします。

 まず、議案第69号、令和元年度清水町一般会計補正予算(第4号)の設定について説明をいたします。

 総額に325,879千円を追加し、それぞれの総額を10,431,516千円とするものです。

 それでは、歳入により説明いたします。9ページをお開きください。

 9ページの1款の町税、1項の町民税、2項の固定資産税、3項の軽自動車税につきましては、いずれも現年課税分の賦課決定による増収見込みによりまして、合計で28,000千円の追加です。

 9款1項1目の地方特例交付金につきましては、交付額の決定により3,290千円の追加です。

 次、10ページです。

 10款1項1目地方交付税につきましても、交付額決定による追加です。若干説明をいたします。本年度の普通交付税決定額は2,697,493千円となりまして、前年度対比では公債費の支出増による地方債算入額等の増加によりまして、54,310千円の増となり、本年度の当初予算対比では47,493千円の増となります。

 次に、12款1項1目民生費負担金につきましては、議案第66号にて説明いたしました清水町特定教育・保育施設等の利用者負担金条例の一部改正により、負担金4,403千円の減額です。

 4目の教育費負担金につきましても、これは議案63号で説明いたしました清水町学校給食センター条例の一部改正による負担金191千円の減額です。

 13款1項5目の教育使用料につきましては、議案第68号で説明いたしました清水町立清水幼稚園保育料等徴収条例を廃止する条例によりまして、保育料1,275千円の減額です。

 次、下11ページにまいります。

 14款1項1目民生費国庫負担金につきましては、自立支援給付費負担金の前年度実績確定に伴う国庫負担金の追給により120千円の追加です。

 2項2目の民生費国庫補助金、1節の4番障害者総合支援事業費補助金につきましては、障害福祉サービスと報酬改定及び就学前障害児の発達支援の無償化に対応するシステム改修分の補助内示によりまして767千円の追加です。

 2節5番の子ども・子育て支援事業費補助金につきましては、幼児教育・保育の無償化に対応するシステム改修費の補助内示によりまして6,556千円の追加です。

 4目の土木費国庫補助金につきましては、社会資本整備総合交付金の交付内示に伴いまして、除雪機械分で27,412千円の減額です。

 5目の教育費国庫補助金につきましても、社会資本整備総合交付金の交付内示に伴いまして、文化センター耐震化分で8,768千円の減額です。

 3項1目総務費国庫委託金につきましては、自衛官募集事務委託金の追加内示により53千円の追加です。

 次に、12ページにまいります。

 15款の1項1目民生費道負担金につきましては、国庫負担でも説明いたしましたが、自立支援給付費負担金の前年度実施額の確定に伴いまして、同費負担分で60千円の追加です。

 次に、2項4目の農林業費道補助金、3節の2番、多面的機能支払事業補助金につきましては、補助金の内示追加に伴いまして3,965千円の追加です。10番の畑作構造転換事業補助金につきましては、補助の採択に伴いまして154,569千円の追加です。

 16款1項2目の利子及び配当金につきましては、清水町森林組合出資配当の確定に伴いまして217千円の追加です。

 2項4目の有価証券等売払収入につきましては、帯広空港ターミナルビル株式売却に伴いまして、1,918千円の追加です。

 下、13ページです。

 17款1項2目特定寄附金につきましては、環境保全関連への寄附金1件と保育施設建設に係る指定寄附金1件を受領しまして25千円の追加です。

19款1項1目の繰越金につきましては、平成30年度決算剰余金219,611,842円から財政調整基金への積み立て100,000千円、それと繰越明許費の充当財源繰越額、これが22,790千円、これを差し引いた91,822千円を前年度繰越金として追加するものです。

 20款の3項2目御影診療所整備資金貸付金収入につきましては、歯科開設に伴う経費増加により、資金負担軽減のために平成29年11月から令和元年10月までの間、貸付金償還の期間を猶予しておりましたが、歯科運営を軌道に乗せるためにさらに1年間の猶予の申し出を受けましたことから猶予をすることとし、貸付金収入2,984千円の減額です。

 4項の3目雑入、3節の31番、自動車事故共済金につきましては、議案第73号で提出しております、令和元年7月13日に発生した町民バスの事故につきまして、相手方への損害賠償金の全額が保険で対応となりますことから、自動車事故共済金252千円を追加するものです。

 42番の東京たいとう・すみだ連携交流事業実施助成金につきましては、十勝地域と東京都台東区、墨田区との連携交流事業が令和2年度から事業開始されることを受けてプレイベントを本年度実施し、その事業に参加する経費に対して十勝町村会から助成金が交付されることとなったことから、250千円の追加です。

 下から2行目です、44番、市町村防災・減災対策事業推進交付金につきましては、北海道市町村振興協会から車両の整備事業として交付金が採択されましたことから1,915千円の追加です。

 45番の廃車車両スクラップ売払収入につきましては、2月のスクールバスの事故車両を廃車スクラップして売り払うことから、その収入として216千円の追加です。

 次、14ページにまいります。

 21款1項5目の土木債、7目の教育債につきましては、社会資本整備交付金の減額に伴いまして、財源として合わせて36,020千円の増額です。

 9目の臨時財政対策債につきましては、普通交付税の振替分として算定されます発行可能額の決定により6,878千円の減額です。

 次に、15ページにまいりまして、歳出について説明をいたします。

 まず、2款1項1目一般管理費につきましては、自衛官募集事務委託金の追加に伴いまして事務事業費として事業費53千円の追加です。

 6目企画費の8節の15番、総合計画住民協議会報償につきましては、当初委嘱予定の協議会委員30名を51名に増員したことから84千円の追加です。

 9節、20番の普通旅費につきましては、歳入において説明いたしました東京たいとう・すみだ連携交流事業にかかります事業費として235千円の追加です。

 次に、渋沢栄一翁生誕の地であります埼玉県深谷市との相互交流に向けた関連予算について説明をいたします。

 渋沢栄一翁におきましては、ご存じのとおり十勝開墾合資会社を設立したことが町発祥の起点となっており、今回、2024年に刷新される1万円札の図柄に選ばれたことを機に、本町をつくった人物の生誕の地、深谷市を訪ね、交流に向けた取り組みを進めていくために関連予算を計上するものです。

 まず、8節の19番、まちづくり講演会講師謝礼につきましては、渋沢栄一翁に関する講演会を開催するための経費として100千円の追加です。

 9節、20番の普通旅費につきましては、深谷市で開催されます生誕祭及び産業祭に合わせて訪問する、これにかかる予算で683千円の追加です。

 次に、18節の12番、公共交通用車両購入費につきましては、事業費確定に伴い548千円の減額です。

 最後の19節の30番、地方バス路線維持費補助金92千円の追加につきましては、運行コストの増加等による補助金の追加です。

 16ページにまいります。

 2項1目税務総務費につきましては、税申告による還付の増によりまして還付金、還付加算金1,000千円の追加です。

 3款1項3目老人福祉費につきましては、特別会計の補正予算に伴い介護保険特別会計繰出金で114千円の減額です。

 4目の障害福祉費、13節の31番、障害者福祉システム改修業務委託料につきましては、障害福祉サービス報酬改定、就学前障害児の発達支援の無償化等に対応するためのシステム改修費として927千円の追加です。

 23節の10番、国庫道費負担金返還金につきましては、前年度実績確定に伴い障害福祉医療費で3,176千円の追加です。

 下の17ページです。

 2項1目の児童福祉総務費、8節の報償費につきましては、幼児教育・保育無償化に伴う制度改正によるファミリーサポート事業報償の利用者に対する助成方法が変更となることから403千円の減額です。

 13節の委託料につきましては、幼児教育・保育の無償化に対応するためのシステム改修費として6,556千円の追加です。

 20節の10番、乳児保育金につきましては、乳児保育金利用者が見込まれることとなったことから319千円の追加です。

 20節13番の子育てサポート事業助成費につきましては、先ほど報償費で説明しましたが、幼児教育・保育の無償化に伴う制度改正、これにより利用者に対する助成方法の変更に伴いまして報償費からの振替404千円の追加です。

 20節、14番の施設等利用給付費につきましては、幼児教育・保育の無償化に伴う制度改正に新たに利用者へ助成することから74千円の追加です。

 2目の保育施設運営費、23節の11番、国庫道費補助金返還金につきましては、前年度実績確定に伴います返還金として84千円の追加です。

 次に、17ページ下段から18ページにまいりますが、6目の児童療育支援費につきましては、前年度実績確定に伴う国庫道費の返還金で、特別児童扶養手当事務費で1千円、障害児通所給付費で3,239千円、育成医療給付費で282千円の追加です。

 次に、18ページの中段です。

 4款1項1目の保健衛生総務費につきましては、特別会計の予算補正に伴う繰出金の補正と、19節16番の帯広厚生病院運営費補助金につきましては、帯広市と十勝町村会で定める本年度の帯広厚生病院運営費補助要綱に基づき本町助成分が示されたことから、補助金562千円の追加です。

 2目の保健予防費につきましては、養育医療給付費の前年度実績確定に伴い国庫道費の返還金として222千円の追加です。

 下の19ページです。

 2項1目清掃費につきましては、特定財源のみの補正です。

 次に、19ページの中段から20ページにまいります。

 6款1項3目の農業振興費、8節の11番、清水町農業施設整備奨励金につきましては、農業施設整備希望者の増に伴いまして、奨励金1,323千円の追加です。

 次に、19節の58番、畑作構造転換事業補助金につきましては、JAや清水町が実施します先進的生産技術作業体系の導入支援、馬鈴薯、てん菜作業のための省力化機械の導入、これに係る補助金として補助採択を受けましたことから154,569千円の追加です。

 次に、19節の59番、十勝清水にんにく肉まつり実行委員会補助金につきましては、十勝清水にんにく肉まつり開催に係ります実行委員会の補助金として2,000千円の追加です。

 十勝清水にんにく肉まつりの開催に関しましては、去る8月1日に関係団体による実行委員会が発足し、10月5日に実施することを決定したところです。その事業に関わります経費として実行委員会から補助金の要望があったところです。本事業は清水町がにんにくの生産を開始してから10年が経過し、他の産地に先駆けて十勝清水にんにくの産地化を宣言し不動の地位を確立することで、認知度、生産量、生産面積が充実され、持続的な産地形成を取り組むことで農業振興が図られるものと考えているところでございます。

 次に、一番下、19節の30番、多面的機能支払事務補助金につきましては、補助金の追加に伴いまして事業費として5,286千円の追加です。

 次、20ページになります。

 5目の牧場費につきましては、平成28年度台風の影響により、円山エリアの牧草地の植生が回復に至っておらず、牧草が不足しており、冬期舎飼い部分の飼料が不足する見通しとなったことから、飼料費14,222千円の追加です。

 2項1目の林業振興費につきましては、北海道造林協会から事業負担金の変更通知があったことから15千円の追加です。

 7款1項2目の観光費につきましては、企画費の中でもご説明いたしましたが、渋沢栄一翁のご縁で、埼玉県深谷市で開催されます産業祭に出店依頼があり、出店について観光協会と協議を行い、可能と回答をいただいたことから、その出店に伴う経費として清水町観光協会補助金600千円を追加するものです。

 下、21ページにまいります。

 8款2項1目、道路維持費につきましては、町内における大型車両の往来等により道路の傷みが激しく道路補修箇所が増えたことから、補修経費5,000千円の追加です。

 2目の除雪対策費につきましては、町有除雪車両故障により車両修繕が不能となったことから、今年度の対応として借上料1,320千円の追加です。

 10款3項2目のスクールバス管理費、12節の役務費につきましては、2月に発生しましたスクールバス事故車両廃車に係る登録抹消経費として12千円の追加です。

 15節の11番、スクールバス車庫修繕工事につきましては、給食配送車が保管車庫シャッターにぶつかったことで破損し、シャッター開閉に支障が生じていることから、その修繕工事費として692千円の追加です。

 23節の10番、国庫道費補助金返還金につきましては、先ほど役務費でもご説明しましたスクールバス廃車処分に伴い購入時の国庫補助金の返還が決定したことから、その返還金として821千円の追加です。

 なお、スクールバス購入には、地方債、これは過疎対策事業債も活用しており、その地方債に係る償還の取り扱いにつきましては、現在北海道財務局と協議中となっているところでございます。

 22ページへまいります。

22節の10番、自動車事故賠償金につきましては、議案第73号で議案提出しております、7月13日に発生した町民バス物損事故につきまして、相手方への損害賠償金252千円の追加です。

 4項1目の幼稚園管理費につきましては、子どものための教育、保育給付費の前年度実績確定に伴いまして、返還金2千円の追加です。

 22ページ下から23ページにまいります。

 5項3目の文化会館費、6項3目の学校給食管理費につきましては、特定財源のみの補正です。

 一番下の13款2項1目基金費です。25節、11番の減債基金積立金と次のページになりますが、13番の北海道市町村備荒資金組合納付金につきましては、平成30年度決算剰余によります前年度繰越金の増額分をもって追加するもので、将来の公債費償還財源としていくために減債基金積立金で71,822千円、災害時の備えとして北海道市町村備荒資金組合納付金で、普通交付税との予算上振れと合わせまして30,000千円を追加するものです。

 12番の公共施設建設等基金積立金につきましては、町税、普通交付税の予算上振れ等による今回の補正予算調整額22,190千円につきまして、今後の公共施設整備に向け積立金として追加するものでございます。

 次に、地方債につきまして説明いたします。5ページにお戻りください。

 5ページ、第2表、地方債補正です。過疎対策事業につきまして、除雪機械購入事業、文化センター大規模改修事業の町債補正に伴いまして、起債発行限度額を1,188,400千円から1,224,600千円に36,200千円引き上げるものです。

 臨時財政対策債につきましては、発行可能額の確定による歳入補正にあわせまして、限度額を6,878千円引き上げまして153,122千円に変更するものです。

 以上、一般会計補正予算第4号の説明です。

 続きまして、議案第70号、令和元年度清水町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第2号)の設定について説明をいたします。

 総額に93千円を追加し、それぞれの総額を175,172千円とするものです。

 歳入より説明します。5ページをお開きください。

 1款の後期高齢者医療保険料につきましては、滞納繰越分保険料の確定に伴い93千円の追加です。

 2款の繰入金及び3款の繰越金につきましては、平成30年度の繰越額の確定に伴いそれぞれ1,275千円を増減するものです。

 次、6ページ歳出でございます。

 1款総務費につきましては、30年度の繰越額の確定に伴う財源内訳の変更です。

 2款の後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、歳入でご説明をいたしました30年度の滞納繰越額の確定により93千円の追加です。

 以上、後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第2号)の説明です。

 続きまして、議案第71号、令和元年度清水町介護保険特別会計補正予算(第2号)の設定についてご説明申し上げます。

 総額に41,186千円を追加し、それぞれの総額を1,167,656千円とするものです。

 歳入で説明いたします。5ページお開き願います。

 2款1項の国庫負担金につきましては、介護保険給付費の増に伴いまして、負担金120千円の増額です。

 2項の国庫補助金につきましては、事務処理システム改修補助金、これの確定に伴いまして189千円の増額です。

 3款の支払基金交付金につきましては、介護給付費の増に伴いまして現年度分で162千円、過年度分で776千円の増額です。

 次、6ページです。

 4款の道支出金につきましては、介護保険給付費の増に伴い残金75千円の増額です。

 6款1項1目の一般会計繰入金につきましては、1節の介護保険給付費の増によりまして75千円増額と2節で事務処理システムの改修補助金、これの確定に伴いまして189千円の減額です。

 2項2目の介護給付費準備基金繰入金につきましても、介護給付費の増に伴いまして169千円の増額です。

 下7ページの7款の繰越金につきましては、30年度の繰越金の確定により39,809千円の追加です。

 次、歳出にまいります。8ページをお開き願います。

 1款総務費につきましては、国庫補助金の変更に伴う財源内訳の補正です。

 2款の保険給付費につきましては、介護サービス利用増に伴いまして600千円の追加です。

 下、9ページです。

 3款の基金積立金につきましては、前年度の介護給付金及び地域支援事業費の確定によりまして、余剰金について介護給付費準備基金として17,129千円の積み立てです。

 最後に、5款1項2目の償還金につきましては、前年度の介護給付費及び地域支援事業の確定により、当初の概算負担金に対して確定額が下回った精算返還金について、国、道、支払基金の総額23,457千円を追加するものです。

 以上、介護保険特別会計補正予算(第2号)の説明とさせていただきます。

 以上で、一括としての補正予算の説明とさせていただきます。ご審議よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) これより一括して質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) 日程番号7番を一括してということでいいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)それでは、議案第69号の一般会計補正予算の中で、まず(「何項目か」と呼ぶ者あり)3項目ほどあります。

 まず1項目目、15ページ企画費の中で普通旅費683千円について、これ、どのような企画にどのような体制で訪問して、その交流によるどのような成果を目指すのかということを説明願いたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 企画課長。

○企画課長(前田 真) 683千円の内訳と内容について説明をさせていただきます。

 日程は11月8日から11日までの3泊4日を予定しております。こちらから訪れる予定としては、町長、それから議長、それから商工会長、農協の組合長、観光協会長、それから地域の方、全部で8名を予定しております。

 予算に関しては、町長と議長に関しては規定の予算がございますので、こちらにのっかっている683千円というのは6名分の旅費でございます。

 それから、あちらに行って、どういった行程で動くのかというお話をさせていただきます。今年、渋沢栄一翁が1万円札の肖像に選ばれたということもあって、深谷市も力の入ったイベントを実施しているところでございます。

 ご案内をいただいているのは、10日の日に渋沢栄一記念館をはじめとする渋沢栄一翁に関連する施設のご案内、それから全国から渋沢栄一翁に関係する団体を集めた記念講演、それから関係団体の集いということを10日の日に予定しております。

 それから、これは毎年やっているのですが、11日が渋沢栄一翁の命日になっていることから、駅前の渋沢栄一翁の銅像に献花式というのがございます。こちらに参加をする予定です。

 それと9日の日、日程が前後するのですが、10日と11日は、深谷市は、全国の渋沢栄一翁に関連する団体にご案内をしていることから、9日は私どもが訪れる、例えば商工会ですとか農協ですとか観光協会に対応する向こう側の役員とこちらの役員とで意見交換会というのを予定しているところでございます。

 今年度に関しては、まずは深谷市に訪れて、いろいろな連携をするという打ち合わせ、表敬訪問に近いものになります。具体的に町民の交流ですとか、そういったことは新年度の予算に向けて、そのときの様子を考えながら検討していきたいと考えているところでございます。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) 深谷市の詳細については、わからないところもあるのですが、清水町と深谷市、そもそも主産業が同じだということでもなく、農業についても体制は全然違うものであり、たまたま渋沢栄一絡みでこういう交流を目指す。その交流の先には何があるのかよく見えないのが現状であって、そのイベントのときに全国各地からいろいろなところが来ると思うのですが、その中で清水町というのはどの位置にいるのかというのが見えてこない。その辺について、もしわかっていることがあったら教えていただきたいと思います。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) 6月3日に町長と私で深谷市を訪ねております。そのときに先方の市長から、市長とお話をしてきたのですが、まずは町民と市民で渋沢栄一翁に関する理解と知識を深めようということ。それから清水町も農業の町、深谷市も農業の町でございますので、これはどうなるかまだわからないのですけれども、農業の連携等も取れたらいいなというお話をしているところでございます。

 具体的に、こちらが深谷市に訪れて、どういったインパクトがあるのかというのは、先方の考えにもよるとは思うのですが、まずは深谷市に訪れて、渋沢栄一翁について連携を取っていければということを考えているところでございます。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) とりあえずとっかかりの事業ということで理解してよろしいですか。はい。

 では、次の質問に移りたいと思います。同じく19ページのにんにく肉まつりなのですけれども、先ほど副町長からの説明の中で、背景と目的というのはおおむねわかったのですが、補正予算を組んでまでやるべき行事としては何かその背景がよく見えてこないという中で、せめて実行するにあたり、企画内容ですとか、例えばどのように情報発信していくのかとか、肉・丼まつりと同じように寄附金を求めるのか、この実行委員会、清水町の補助金だけで運営しているとは思えないので、その辺のちょっと細かい内容も説明いただきたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 最初に、なぜこの時期にという話がありました。現在にんにくにつきましては、青森県が約7割のシェアを占めております。2位が北海道、さらに清水町については収穫面積がその4分の1という位置付けになってございます。

 北海道各町村で収穫面積が徐々に増えているという状況にありまして、今のところ北海道では一番、十勝清水にんにくの収穫量が多いという中で、いち早くにんにくは、北海道でのにんにくは十勝清水にんにくだというPR、宣伝をしまして、今でも足寄と池田からにんにくは十勝清水に卸されて、十勝清水にんにくとして販売されておりますが、今後さらにJA間の垣根を取っ払ったブランド化を目指していきたい。そういう中で、ほかの産地に先駆けて、まずはそのPRをしていきたいというお話があって、実行委員会を立ち上げたところでございます。

 予算についてですが、大体の概算総事業費が固まりました。その中で北海道の地域づくり総合交付金の打ち合わせ相談も行っておりまして、約総事業費で6,250千円という中で、農協さん2,000千円、町が2,000千円、さらに地域づくり交付金で2,000千円、あと出店料で幾らかというような予算組みをしているところでございます。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) 今の中で農協さんも町も出して、あと道の補助金ということだと思うのですが。これは決定ではないと思うのですが、もし道で却下された場合、足りない分はどこが出すのでしょうか。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) このお話があった後に振興局の担当課と打ち合わせをしまして、対象経費であるもの、対象にならないものを一つずつ確認してまいりました。ある程度の目安的なものはつかんでいるのですけれども、例えば対象外になってしまった部分に関しましては、農協さんのほうで負担せざるを得ないというふうに考えております。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) 最初に質問した答えが、お祭りの内容について説明がなかったのですが。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) お祭りの内容につきましては、農協さんが今年で8回目を迎えますアスパラまつりの会場を使わせていただきます。時間もないという中では、農協さんも8回ほどアスパラまつりを開催してきておりますので、そのノウハウを生かしながら行っていきたいと考えております。

 内容ですけれども、まず、出店の募集を、商工会さんも参画いただいておりますので、出店の募集をかけまして、出店者の皆様にはにんにくを、にんにく味を使った料理の提供をしていただくということと、あと、司会進行についてはアスパラまつり同様、FM─JAGAさんのほうにお願いしようと。

 それと、イベント的なものとしてではジャズダンス、スタジオゼロ、それと北海道で活躍されているタレントなのですけれども、NACSの森崎さんをお招きしてトークライブというものを考えております。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) これ3回目ということでいいですか。(発言する者あり)今の答弁だと、出店者を今募集している段階のような答弁に聞こえたのですが、もう開催時期まで一月を切っていて、出店者が少ないとかそういう心配はないのでしょうか。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 事前に商工会と相談しているところですが、本会議を通りましたら農協さんは、町も含めて出店のお願いに、ちょっとお店のほうを回らせていただこうかなと考えております。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) それでは、次の質問に移りたいと思います。

 同じく20ページ、これも清水町観光協会の補助金、これもほぼほぼ旅費のような感覚で説明を聞いていましたけれども、これも出向く体制というか、誰が行ってどんなことをしてくるのか、その辺を詳しく教えていただきたいと思います。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 今ご質問をいただきました観光協会補助金の600千円の内訳として、考えている内容でございますが、まずは、産業祭に出向く体制として出店者2名ぐらいを考えてございます。

 それから、ブースの支援といいましょうか、それを2名ほど職員、観光協会事務局なりを考えてございまして、4名、11月8日から11日まで深谷市に行って、深谷産業祭の業務にあたるということで450千円ぐらいを考えてございます。

 そのほか、当日産業祭の中で、ブースを開設した中で、必要な物品等のレンタル料ですとか、パネルの作成ですとか、消耗品ですとか、そういったようなものを見込んで、全体として600千円を見込んでいるところでございます。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 10番、中島里司議員。

○10番(中島里司) まず、重複する部分もありますが、今回の私の質問4項目考えております。ページ数としては15、16、20、22ページ。その中で、全体で言えることは、特に深谷市との関係につきまして批判するものではございませんが、なぜこの補正予算で、一括で上がってきているのか疑問でございます。というのは、質問のあり方といたしましては、議会のルールにのっとって3回ということですから、質問の内容として限られてくるのですね。何かちょっとゆがんだ考えでは、この補正予算で上げれば、そんなに深まった質疑にならないだろうというのもちょっとゆがんだ考えで、そういうふうにも思えないわけではないのですが。それで4項目を1つずついきます。

 結局は、15ページの普通旅費、深谷市云々というのですが、課長から先ほど説明があった中で、今後のことをということで、今後はだから何をどうしたいというふうに思って行くのか。そういうときに先ほど言ったメンバーで行かなければ先のことは考えられないのかと。最初に町長と課長と行かれたと。

 私が疑問を持っているのは、あちらのほうで11月8日から11日までイベントがあるわけですね。そのさなかに、多分かなり忙しいと思うのです、向こうは。市の職員はたくさんいると思いますが。そういう中にあって、忙しいさなかに打ち合わせをする予定ということですけれども、もし受ける側だったらどう思いますか、その忙しいさなかに。真剣に清水町と深谷市の今後、渋沢栄一さんのご縁で何らかのつながりを持とうというのであれば、そんな何で忙しいさなかに行かなければならないの。

 それともう一つは、やっぱり課長、清水町として、ある程度の骨格を持って私は伺うべきだろうと。そういう思いからいくと、どうもこの15ページの、ちょっと走り過ぎで、何か便乗して、その中で、ワタワタとしているときに行ってという思いが若干するのですが、その辺について、成果としてね、将来清水町はどう深谷市と交流を深めていくかという部分が、まずは方向性がしっかり出ていない中で、その体制でいく必要があるのかどうか。逆に少人数で行って、しっかりと向こうと打ち合わせして、それをそれぞれ伝えて、いや、それだったら直接行って聞きましょうと、それぞれ担当同士。それが手順だと思うのですが、その辺についてはどういうふうに解釈していますか。まず15ページから。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) お答えいたします。

 先ほどご説明したとおり、6月3日に町長が表敬訪問したことによる、11月の8、9、10、11の表敬訪問だということをご理解いただきたいと思います。こちらから押しかけるわけではなくて、先方から10日の日に渋沢栄一翁関連の記念館の視察ですとか、あるいは関係団体の集いですとか、あるいは毎年やっている11日の銅像献花式ですとか、ぜひ関連する町、清水町に訪れてほしいということから始まったものでございます。

 10日と11日だけ訪れて全国の皆さんと交流を深めるのも、それだけでもよかったのですが、せっかく行く機会でありますので、深谷市の担当の方とお話をして、9日の日であれば日程が取れるのでということで、交流を深めるものでございます。

 メンバーの選出に関しては、先を見据えたメンバーの選出をというご意見だと思うのですが、当面向こう側、深谷市が示してきたことは経済交流ですとか、あるいは町の将来的には姉妹町提携ですとか、そういったお話をしたので、まずはそれぞれの団体の代表が向こうを訪れて、それぞれ深谷市のそれに相応する代表の方と顔見知りになるところからスタートだなと思いまして、このメンバーを選出したところでございます。

 補正予算でございますので、あまりたくさんの予算を盛り込むつもりは担当としてもございませんでした。新年度に関しては、歴史を学ぶということに重点を置いてみる、あるいは子どもや市民との交流ということを、深谷市の担当とも打ち合わせをしながら進めていければいいなと考えているところでございます。

○議長(加来良明) 10番、中島里司議員。

○10番(中島里司) 今の課長、後段で言ったことが将来の清水町の一つの、交流の目的の一つかと。なぜそれを先に言わない。結局はそういう段取りの仕方が何か後づけで来ているという思いがちょっとするのですよね。結局はビジョンがないわけですね。どういう交流をしようか、代表者同士で会って何かあれしようと。

 それで、その辺をしっかり無駄にならない、これ補正予算で大きな金額は上げられないと言って680千円は大きいですよ、これ旅費で。旅費で六十何万円とか50万円以上の旅費の補正なんて年間そんなにないですよ。大きな金だという認識を持ってもらいたい。

 だから、私、新しい事業、何か広がりを持とうという気持ちはわからないわけではないけれども、今課長が言ったのは、やっぱり金額が、なんぼが大きくてなんぼが少ないということはないのだけれども、全部町民の金ですから。だから、その辺から言って成果というのが、どういう形で、これ課長ね、今お話いろいろされた中で、その成果は私どもにどういう形で報告をしてもらえるか、そういう考え方を持っておられるか、ちょっとお聞きしたい。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) 旅費の計上をしておりますが、先ほど副町長のほうからお話があったように、まちづくり講演会の報償費も盛り込んでいるところでございます。

 今年度に関しては、まず深谷市の表敬訪問をすること、それから渋沢栄一翁に関する勉強会等あるのですが、直接深谷市の、そういったことにたけている方を呼んで、深谷市との交流の話ですとか、あるいは渋沢栄一翁のお話ですとか、そういうことを町民に伝えられたらと考えているところでございます。

○議長(加来良明) 10番、中島里司議員。

○10番(中島里司) 私はどちらかと言うと質問責めにするのは苦手なほうで、得手ではないのですけれども。どちらにしても、講演会を開くとかそういう状況の中では、今言った旅費を使って行くという部分とはちょっと関係のない話で、私はこの旅費を使った成果を、まちづくりにつながる成果を期待していますので、それがまだ見えないので質問させてもらったところなのですが。

 どちらにしても、それぞれ代表の方が行かれるよう、それとほかにも行く方がいるようですけれども、これについては何らかの形でやっぱり、ただ行ってきましただけではなくて、何らかの形で報告の機会をいただければなと思って、次に移ります。

○議長(加来良明) 中島議員、次の項目に移る前に休憩して。

○10番(中島里司) あと残り3項目ありますので、わかりました。

○議長(加来良明) よろしくお願いします。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) ここで休憩します。

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) 質疑を続けます。

 10番、中島里司議員。

○10番(中島里司) 19ページのにんにく肉まつり2,000千円、これにつきましては先ほど副町長の説明で8月1日──あ、違う課長か。8月1日に会議が開かれたと。これ10月5日でしたか。10月に実施するということで今回の補正に上げたと。これ何ですか、8月1日に会議があって、その事前に何もなかったのですか。そういう祭りをやろうというか。そういうものはどこからどう出てきたか、ちょっとその辺からこの、昨年でしたか、一昨年でしたか──あ、昨年ですね。この間あった、私はちらっと歩いてきて成功しつつあるのかなと内心喜びながら、日曜日の日に歩いてきましたけれども。結局はあれも、ヨーイドンのときはどうも補正予算で上がってきたと記憶しているのですね。私はそれ悪いことではないのだから、もう少し行政の会計というものを、単年度会計で物事に取り組まれているわけですから、思いつきではなくて年次計画の中で、より周知して、いいものにしていっていただきたい。

 これにつきましても、私は内容が、どういうメンバーで第1回目の会議が開かれて、費用負担は説明から理解していますが、内容的にはもう少ししっかりしたものはあってもいいのではないかと。これは今会議の、8月1日の会議で集まったメンバー、支障がなければ、まずそれを教えていただきたい。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 8月1日に実行委員会を設立いたしました。実行委員会には、町長、農協組合長、商工会長、観光協会の会長、あと、それぞれの事務局担当者が集まって、第1回目の実行委員会ということで開催をしております。

○議長(加来良明) 10番、中島里司議員。

○10番(中島里司) メンバーを聞いても、トップの集まりですから、そこで決められたことは、職員等々は指示に従わなければならない。だから、ものを決めるというときに権限を持っている方、やはり働く人の、手伝う人の思いもやはり見ていただきたい。

 昨日、日曜日ですか、あたりを見ても、実行委員会でやっていて、僕はどうも実行委員会と思えない、あれは町の直営だなと。私が見えたのは、あまり人の顔がよくわかりませんからあれですが、役場職員ばかりがあそこで頑張っていたと。

 これはちょっと余談になりますけれども、日曜日の日、職員をああいうふうに出して、実行委員会で出しているから、勤務ではないから勤務扱いしていないのかなという、これはまた機会あるとき聞きたいことなのですが。どうもそういう中で今回、にんにく肉まつりについても、職員がどの程度ここに出てくるまでに承知していたのかなと。周知ということの大切さがあると思うのですが。その辺については、昨年の肉・丼まつりの進め方と同じ。そういうふうに私もちょっと言っていると思うのですが。

 こういう補正予算で出されちゃうと、さっきお話ししたとおり内容を把握していなくても、3回の質疑で終わるのです。これはある面ではちょっと言葉がきついですけれども議会軽視。これもうちょっと町長、配慮していただきたい。私、いいとか悪いとか、内容がいい悪いではないですよ。手続きとして、やはり私たちにも立場があります。あえて言うことでもないのですが、やはりそういう、立場を尊重し合いながら進めていただければと。というのは、8月1日で決めたのだから、全員協議会があったはずですよね。そういう場で、ある程度フリートークさせてもらうような状況で、本会議場で何もしゃべらないのも問題がありますけれども。どうもその辺で、先ほど申し上げました、どうも今回、今また3項目上げて言っていますけれども、補正予算で組んだら本当質疑なくて3回で終わるよな。議員も言いたいことがあるだろうが大して言えない、限られた範囲だから。ひがんでしまうのです。

 もう少しそういう議会という立場、そして、より成功させるという部分で、私は決まったことには協力しようと思っています。自分でできること。ということは何かと言ったら、この間も券を買うことしかできません。だけれども、自分ではそういう協力をしていこうと。決まるまでは何だかんだ言います、言うこともあります。だけれども、決まったら、町ぐるみとして盛り上がっていくべきであると思っていますから、なおさらそういうものを事前に周知してもらう。なぜそれができなかったのか。事前に議会の全員協議会などに諮ることができなかったのか。期間がないということなら、それでもいいのですけれども、いまだにはっきりしていない、課長の説明、ちょっと曖昧なところがある。いま一度流れというものをお聞かせ願いたい。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) にんにく肉まつりの開催に至る経緯ですけれども、7月の上旬ぐらいにご承知かと思いますけれども、農協さんとしましてはかなりにんにくの生産、高収益作物ということでにんにくの生産に力を入れており、またウイルス・フリー種子も7年間にわたって研究をされてきております。

 その中で、先ほども申しましたが、他産地でも収穫量が増えてきているという中で、7月の上旬ぐらいに十勝清水ブランドとして対外的にPRをしたい、産地化に持っていきたいということで、各団体、全町的に取り組みたいという考えのもと、商工会、観光協会、蔬菜振興会にんにく部会にそれぞれ賛同を得まして、事務局会議を開いた中で、先ほど言った8月1日の実行委員会を開かせていただいております。

 その後も開催にあたりましては、農協さんのノウハウを生かしながら事務局会議を数回開いて、ある程度の概算総事業費が出たところで、第2回目の実行委員会、各団体のトップにお集まりいただいて、第2回の実行委員会を8月16日に開かせていただいて今日に至っているところです。

○議長(加来良明) 10番、中島里司議員。

○10番(中島里司) 今の説明で、にんにくを、清水町を軸にした、先ほどほかの町の名前も出て、一体化して北海道のにんにく、十勝のにんにく、そしてそれを強いて言えば清水町でブランド化していこうという思いを感じたのですけれども、それだから1か月や2か月の話ではないでしょ。結局はあれだけ農協が大々的に力を入れてにんにくの生産をやっているのだから、今の話を、町の意気込みを私は評価したいと思うのです。なぜ今なのということなのです。

 そういう思いを持っているのであれば、少なくとも内容云々というのは、こういう補正予算で上げてこられて、中途半端な審議しかできない、より早く議会にという、何かあったら全員協議会にというのを、うち結構、普通は簡単に開いているはずですから、その場を何で利用してそういう、それこそその場で、前提でもいいではないですか。今年こういうことやろうと思っています、まとまったらまた議会に出しますとか、それが全く何もなしでこうやって補正にボンと出てきて、それに対して私は不満を言っているのです。中身云々ではなしに。だから、これはちょっと正直言って、すんなり「はい」と言うわけにはいかないのかなと思いながらも、この補正予算の内容を見たときに、いかがなものかなと疑問を持ちながら、ただ、これ今一度あれなのですけれども、何件ぐらい出店できそうですか。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 事務局のほうでいろいろ協議している中では、10店舗ぐらいは確保できそうかなという話は今のところしております。

○議長(加来良明) 10番、中島里司議員。

○10番(中島里司) こういう言い方はあまり好きではないけれども、今日は9月10日、先ほど話があったけれども1か月ない。その時点で10店舗あまりです、10店舗程度ですという説明というのは、これは、何とか今年1回実績をつけて、来年に向かっていこうという、そういう思いもあるのかもわかりませんが、やはり今、その話を聞いていて、あ、そういうことかと。事前に議員には伝える暇がなかったな。良く言って。悪く言えば議員には相談しなくてもいい。補正で出せばまず通るだろうからそれでいいと。それでいこうということになったのかなという、ちょっと思いをするところがあるのですね。

 私、今回このにんにく肉まつりについての手続きは、去年の肉・丼の関係と同じ。またちょっとこれは手続上からいったら悪質だと思っています。やはり審議する場所。決して悪いことではない。これは継続してもらいたいです、うまくいったら。そのためには、こういうやり方できっかけをつくられたのでは議員として非常に残念だという思いをしています。

 これは成功する、しないは初めてのことで評価も難しいのですが、これは今後とも次年度以降続けようという思いで今回実施すると理解していてよろしいですか。

○議長(加来良明) 中島議員、3項目目に入っているのですけれども、いいですか。(発言する者あり)そのような捉え方でいいですか。

 答弁求めます。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 今回の実行委員会、商工会、農協、観光協会、行政、にんにく部会が入った中で全町的に取り組むということでは、持続性を持ったイベントにしていきたいと考えております。

○議長(加来良明) 10番、中島里司議員。

○10番(中島里司) 付け加えたいことがありますけれども、次に移ります。

20ページの観光振興の旅費、補助金600千円、これについても15ページに関連するわけですが、今、まちづくりと、結局は今回の深谷市との関係で、清水町のまちづくりのビジョンがまだ私には見えません。ただ、渋沢栄一のあれがあって、それをきっかけに何とか見つけようという努力をしようとしているのかなと思いながらも、ですけれども、ただ人が行って広げてきてということでは、ちょっと疑問を持っています。

 先ほど言った、普通旅費で見ている部分と観光振興という部分での、これはどうも、まだまだ具体的な話のない中で、ただ、先ほど課長が言った、顔を知る、人を知るという大切さというのはあるということですが、将来どういうふうにしていこうという議論がなしで、「いやいやいやいや」ということでやってくるのか、その程度で考えているのか、もう一度、内容についてもうちょっと深まった答えをいただきたい。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 今、観光協会の補助金についてのご質問として受け止めました。今回600千円の補正を提案しています。観光協会として深谷市の産業祭に出店するということで、内容を観光協会の役員会で協議をしまして、参加をする確認を得て事務を進めてきたところです。

 町としては、商工観光課の中に定住移住促進係を設けて、いわゆる定住人口、それから交流人口の増、それから最近よく言われる関係人口の増加という部分にも着目しながら取り組んでいるところでございます。

 この深谷市の産業祭についても、関係人口の増加を目指して、これまでつながりがなかったと言いましょうか、新たなつながりを深谷市と持った中で、例えば清水町にない資源ですとか文化ですとか、それから新たな人脈が築ければ、その中でまたいろいろなことも広がっていくのかなというふうなことを考えてございます。

 商工観光課としては、そのような目的というか目標を持って取り組んでいくということをもって今回の補正予算を提案しています。

○議長(加来良明) 10番、中島里司議員。

○10番(中島里司) 今の課長の説明がわからないわけではないです。一定の理解はできるのですけれども、方向性。今回は産業祭に出店するということですけれども、その後の広がりというのが、実際にどの程度読めるのかなというのは、私は全くわかりませんから、町の規模が全然違う。 いろいろなものからいったら、本当にそういうつながりというのを、長い目で見て可能性があるのかなと。そういう疑問を持っていますので、それらについてしっかりしたものを。課長も事務局というか、町の担当課長としてそういうものに一緒に行くのであれば、しっかりしたものをやはり見出してもらいたい。

 私がなぜそれを言うかというと、職員と観光協会の会員とでは、ものの見方、今後の進め方というもの、実権がある人間とない人間ですから、そういう部分の、見下げるとかそういう意味ではありません。それぞれ職員としてのプロとしての意識を持ちながら、こういう人がこう言ったから、ああいう人がああ言ったからではなくて、やはりまちづくり、将来をしっかり見据えた中で、担当課として、これは課長だけに言っているのではなくて、課長としてはプロとしての意識を持ってもらいたい。先々のことを。

 その辺を啓蒙したいと思うのですが、その辺の認識、覚悟というか、そんなに重いものではないので、認識を改めて持っていただきたいと思うのですが、いかがなものでしょうか。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 私、今、商工観光課を担当させていただいております。先ほどのにんにく肉まつりの質問の中で、一昨日、肉・丼まつりの件もお話をさせていただきました。地域といいますか、清水町の経済の活性化ですとか、それから人との交流の部分での関係人口の増ですとか、商工、それから観光を含めていろいろな分野と言いましょうか、項目があるというふうに思っています。

 なかなか広くて、全てができているというふうには思っていませんけれども、役場職員として観光協会の事務局、もしくは肉・丼まつりの事務局として精いっぱい取り組んできているつもりですし、今、中島議員が言われたように、職員としての自覚と言いましょうか、そういったような部分で自分は取り組んできていますし、今後も取り組んでいこうと思っています。

○議長(加来良明) 10番、中島里司議員。

○10番(中島里司) 斉木課長にだけ個人的に申し上げたのではなくて、ちょっと余計なことだったと思いますけれども、やはり意識を持っていただいて、今、3項目申し上げた中で、これは必ず、方向性が出たときには仕事外でも、その行事を進めるときには職員に協力を求めなければならないはずですから、やはりその辺についても、ここまで話が出てくるときには職員の大半が知っている。こういうことを10月にやるということを、そういう周知も捉えていただきたいということを申し添えて最後の質問に移ります。

 22ページの賠償金の関係、スクールバスですね。これにつきましても、私は行政報告でやろうかなと思ったのですけれども、どこにも比率がありませんでしたから、こっちの予算書を見たら100対0ということになっている。交通事故で100対0はあまり聞いたことがないですよね。

 これ、私もちょっと車をぶつけられたことが過去にありますけれども、バスが出ようと思って、要するに公道のほうに出ようと思ったのでしょ。このあれからいったら、相手方は会場に入ろうと思って入ってきたのでしょ。乗用車が動けなくてとまった。100対0の理由はバスが揺れたから100対0だというけれども、それはそうなのですよ。交通事故は動いたほうが不利なのです。とまっていればいいのです。入ってきたのだから、あなたが出ていきなさいと。

 だから、その辺がね、僕は専門家ではないからどっちがどうか、100が正しいのかどうかわからないけれども、これはどうも安易に受け取って和解をしたなという解釈をしています。

 今までの公用車等の事故においては、全部保険会社から出るのですね。表向きそこの損害賠償となったけれども、実は持ち出しゼロでしょ。だから、安易に受け取っているのです。というのは、私はお金のことを言いたいのです。また余計なことを言っていると言われる可能性があるので、言いたいことはですね、委託団体の運転手は、そういう気持ちで運転していないか。事故に対しての反省の頻度がちょっと軽すぎないか。これは担当課長とか教育委員会に言っているのではなくて、もっともっと厳しくやっていただきたいと思うのですが、課長、何かいい方法ないですか。

○議長(加来良明) 学校教育課長。

○学校教育課長(神谷昌彦) 今ご指摘いただきました委託業者の運転手の関係ですけれども、先ほど2月にもスクールバスの事故がございました。これにつきましては、こちら側、過失は20%ということで、相手側に過失があるということだったのですけれども。先日、運転手さんが退院されて、復帰されるときに教育委員会のほうに「大変ご迷惑をおかけしました」ということでご挨拶に来られました。

 そのときにも会社のほうと教育委員会、教育長も含めまして話をさせていただきまして、こちらが仮に交通ルールを守っていてもやはり相手があるということですので、十分認識をして、やはり予測をして、十分交通安全に努めていただきたいという指導をさせていただいたところでありますし、しっかりとそういった交通安全の徹底ということで、社内教育や研修を行っていただきたいということで、申し入れをしているところでございますので、ご了解いただきたいというふうに思います。

○議長(加来良明) 10番、中島里司議員。

○10番(中島里司) 当然、直接厳しく申し入れをするというふうに思いますが、これが町ではなくて民間だったらどうなるのかなと。会社持ちにしたらどうだったのかな、この対応。仮定の話はできないので、対応の仕方は少なくとも違うと思います。会社が直であって運転手に対する。姿勢というもの。だから委託団体、町が委託して町がやっているから、多分運転手が、けがをされた方は退院できたというから喜びますけれども。そういう部分から言ったら課長どうでしょうかね、1年間、多分これ委託契約は毎年だったと思うので、1年間、ないほうがいいけれども、こういう事故があったときに、会社のほうから、今課長が言われた研修だとか、そういうものをしっかりやるというお話を聞いているというけれども、この事故の報告、トータルの報告、反省文みたいなものだよね。会社のほうから事故を起こした部分と、それに対して運転手にどう対応したか。そういうものを役所から儀礼的ではなく、ちゃんと書類として、会社の経営者が、そういうことをやったら役場に対して教育委員会に対してこういうものを出さなければならない、そういう方法というのは来年というか検討、やる、やらないはそちらの判断だけれども、私はそういう意識をちょっと高めてもらう方法として、文書でもちょっと1枚出してもらうようなことも、今ここで返事は要らないです。相手のあることなので。来年からそういうことを求めますよと、だからしっかり対応してくださいよということを取り組むというのも一つの方法かなと思って、これは提案的なものなのですが、検討願えればと。ここで今やる、やらないはいいです。検討願いたいと思うのですが、いかがでしょうか。

 これで質問は終わる予定をしています。

○議長(加来良明) 学校教育課長。

○学校教育課長(神谷昌彦) 先日、先ほど言われました会社等の打ち合わせの中で、こちらも社内教育等を十分やってほしいということで申し入れしましたら、会社のほうからも1年間の社員教育、こういったものの計画というので出していただきました。

 そういったことも含めまして、今後もより委託会社と教育委員会と連携しまして、そういった運転手の安全運転教育についても意思疎通を図りながら確認をしてまいりたいと思っております。

○議長(加来良明) 次に、質疑を受けます。

 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 質問をさせていただきます。項目につきましては30項目を予定しております。

 まず、10ページといいますか、議案第68号及び第66号の子育て支援課に絡むことなので一括して質問したいのですが、国の制度が変わって、10月から多分変わるよと。今まで負担した部分については国が負担してくれるので、この部分が安くなっていきますよということで、まず間違いないと思うのですが。これで年間に対して、今年、半年分で考えるとあれですけれども、1年分にすると結構な金額になると思うのです。その部分については、今まで町が子育てに対しての支援という形でやっていたのですけれども、この浮いた部分を新たな子育て支援として何か考えているのか、考えていないのか、これは町長に聞いたほうがよろしいですね。よろしくお願いします。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 今すぐということではありませんけれども、来年から今回の半年分の当然2倍になってきます。

 ただ、今年は補助金としてはっきりとしたお金が入るのですけれども、来年からは一般財源の交付税の中に一括してということでありますので、ちょっとその辺が不透明なところがあるのですけれども、ただ我々としてはちゃんと「見える化」してほしいと、何でもそうやって言われるので、「見える化」してほしいという要求はこれからも新年度に向かってやっていきたいなと思います。

 それから、本当の本来の質問ですけれども、その部分については、計算すれば、まだはっきりとは出てこないのですけれども、幾らかの、うちらが先駆けて、いわゆる無料とかそういうことをやっておりまして、保育料の無料をやっておりましたので、その分国から入ってくるということがありまして、出し入れ的にはプラスのほうになってきますので、その余裕のできた部分については、新年度については間違いなく、子育てのほうのさらにプラスした支援を、自分もいろいろと「子育てしやすい町ナンバーワン」という言葉を使っていることもありますので、さらに少なくともその部分については間違いなく支援を上乗せしていきたい、そういう思いは持っていますけれども、まだ新年度のことですのでわかりませんけれども。そんな思いを持って、これからやっていきたいなというふうに思います。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) ぜひ、もうその一言をいただければ、その部分につきましては、質問はもうこれ以上しません。ぜひ検討していただきたいし、実現していただきたいと思います。よろしくお願いします。

 続いて、予算書の15ページ、総合計画住民協議会の報償が30名から51名に変わりました。これ、大きく変わった部分とともに、これ全部自薦で来ている人なのか、それとも他薦の人がいらっしゃるのかという部分をちょっとお聞かせください。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) 説明いたします。

 総合計画を作成するにあたって2千名に無作為抽出でのアンケートをかけております。その2千名に対して無作為で今回の住民協議会に参加してもいいと思われる方の意思を確認したものが全部で51名だということです。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 参考までにお聞きしたいのですけれども、この30名というのは何から出したのか。2千名で出すと、構想日本の過去の例でいけば30人ぐらいは来ますよということでやられたのか、それとも清水は非常によかったのかということ、この部分だけ教えてください。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) 無作為抽出を初めて実施いたしました。2千名程度の中で、おおよそ私の中では1%から3%ぐらいだろうなという感じを持っておりました。結果、大体真ん中ぐらいをとって30名の当初予算をとっていたものの、結果としてみると自分の予想よりはちょっと多くて51名になったというところでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) この部分につきましては、ぜひこちらも興味がありますので、もし名簿があれば、よろしければ後日提出していただきたいと思うのですが、よろしいでしょうか。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) 提出いたします。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) どんどん行きます。続きまして、深谷市の交流事業の件です。同じく15ページの旅費から始まっての部分ですが、ここで話すのがいいのか悪いのかあれなのですけれども、実は私もいろいろなところにいろいろな友人、知人がおりまして、深谷市には直接仲のいい人はいないのですけれども、私の北海道内の中で深谷市とすごく仲のいい人がおりまして、何かの折に実は、先月かな、そんな話になったのですね。

 そうすると、正直なところ1万円札になったから、1万円札に渋沢栄一翁が出たことによって、こういうふうにいろいろ寄ってくる方がいらっしゃると。ちょっと言葉、ニュアンスは難しいと思うのですが。深谷市の担当部分についても「どうも清水町さんとの温度差はあるよね」というような現実的な話を、友人を介して聞かさせていただいたのですよね。その部分について、こちら側のほうがちょっと盛り上がり過ぎていて、向こうのほうが冷静だよというような話は聞いていますが、現実的に課長は何度か行かれているというふうに、2~3回行かれているのですか、きっと。わからないですけれども。その中で、どのような感触なのでしょう。多分この状況は便乗商法とかいう言葉、世の中にありますけれども、そういうのに乗っかってやるというのもあれですから、その辺の温度差について、もしわかれば教えてください。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) お答えいたします。

 私、先ほど6月3日に町長と表敬訪問に随行したという話をしましたが、その後に事務担当者として 8月16日に深谷市を訪れております。今回の補正予算の打ち合わせ等もその場でいたしました。そのときには市長を介さずに担当の協働推進課というところやこちらで言うところの産業振興系の私と同じような立場の人間と話したところでございます。

 町長と表敬訪問したときには、もちろん先方の市長も政治家でございますので、将来的には姉妹町提携もしたいし、産業交流もしたいというお話を受けたのは新聞報道等で皆さんもご存じのとおり、それは事実でございます。

 その後、私ども担当同士で話をしたところ、深谷市に訪れる方は実際1万円札の肖像に選ばれた後、とてつもなく多いという話を聞いております。渋沢栄一翁は500社も会社をつくった方でございますので、そこに関連する団体や私どものような町と全て姉妹町提携を結ぶとなると、それは相当な労力があるという話も率直なところで聞かせていただきました。

 まずは、市長は姉妹町提携、そういったことを言ったものの、市民レベルの交流が進んだ後に、それぞれがお互いに信頼関係を築いた後に、最終的にはそういった方向に行ったらいいというお互いの協議もありまして、今回の補正予算の計上になったところでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 温度差はあるらしいですけれども、できるだけ温度を同じようにしていただきたいなと思います。

 あわせて、ちょっとお聞きしたいのが、1万円になったので、1万円札の肖像になった。これはもう渋沢栄一を何度も断っている部分がなくなって、しばらくしてから今回1万円になったという歴史的背景があると思うのですけれども。

 質問に移ります。渋沢栄一が清水町に来たのが十勝開墾合資会社の設立を含めて、まずそこからスタートしているのが事実なのですけれども。1万円札になるよ、渋沢栄一は清水にゆかりはあるのだよと言いながら、去年まで、1万円札になるまでは特に何もなかったと思っているのです。ただ先ほどの別の方の質問の中に、生誕祭を含めて案内をいただいている、案内を毎年いただいているというようなお話が課長からありましたけれども、これまでは断っていたということでよろしいでしょうか。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) すみません、私の説明がうまく伝わってなかったのであれば、ここで謝罪しますけれども、毎年はいただいていないのです。今年度町長が表敬訪問したことによって、初めてご案内をいただく運びになったことでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) ということは、まず産業振興の中で、産業というか経済活動の中で何とか結びつきを持ちたいというのはわかるのですけれども、渋沢栄一さんが何をしたかわかっていらっしゃいますよね。

 ということは、まずやるべきことというのは、渋沢栄一翁の功績を含めて、企業をつくるのではなくて、この人は社会事業も千近くやっているはずなのですよね。その考え方のまず取り組み、さらには今渋谷さんの、熊牛の渋谷さんの牛舎程度かな、まともに残っているのは。あとは、記念碑はありますけれども、何かもうちょっとそういう部分の清水町のソフトをもう少し開発するような、そういうような取り組みを連動して行わないと、単なる便乗にしかならないと思うのですけれども、その辺はどういうふうに考えていらっしゃいますか。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) 私から答えていいかというのはわからないのですけれども、今年度、社会教育課のほうで郷土史の勉強会を4回シリーズでやっております。1回目は松浦武四郎さんをやって、先週の土曜日ですね、土曜日に渋沢栄一翁の歴史や清水町との関わりを町民で興味のある方が集まって勉強しております。

 私が聞いている限りでは、郷土史を研究したいというサークルも立ち上がりつつあると聞いております。そういったところと連携しながら、清水町と渋沢栄一翁の関係も整理できたらなと思っております。

 余談なのですが、そのときに講師の先生から言われたことも、渋沢栄一翁はあくまでも企業人であるので、企業の歴史として十勝開墾合資会社の歴史は残っているけれども、そこに清水町の人々が関わった歴史というのは、残念ながらまだ整理されていないというお話を率直に指摘されました。

 そういったことも含めて、清水町民が渋沢栄一翁とどういった関係があるのかということを今後検証していきたいなと考えております。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) そういう部分であれば、ぜひどんどん進めてほしいなというふうに思うのですが、そのような流れがある中で、今回、農協組合長、商工会長、観光協会長とあるのですが、ここに当然教育長の名前が入ってしかりだと思うのですけれども、教育長も入っているという認識でよろしかったでしょうか。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) 申し訳ありません。町長や教育長や議長に関しては、行くとしたら既存の予算で行くので、今回の補正予算の中には入っていません。6名の中には先ほど申し上げたとおり経済団体と地域の代表の方ということを想定しているところでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) ということは、教育長は入られているという形でいいですね。今の答えではそういうことですね。地域の代表の選考の部分については、多分渋谷さんになるのではないかなと思うのですけれども、それ以外にいらっしゃいますか。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) 今おっしゃられているとおり渋谷さんを想定しております。教育長はこちらの予算の中では計上しておりません。社会教育の関係もあるので、担当職員が行くか教育長が行くかというのは、まだ決まっていないのですけれども、どちらかがおそらく、随行できたらいいなということを考えております。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 質問を変えていきたいと思います。

 また渋沢栄一翁の話になるのですけれども、講師の方は企業人だと言われております。企業人であれば、企業と付き合うのがいいだろうけれども、現実、今出版されている本とか、それを解説される本とか読んだときに、基本的にはなぜこういうふうにしたのかという考え方が、渋沢栄一が今でも生き続けているものだと思うのですよ。単なる企業人ではなくて、しっかりとした哲学もしくは信念を持ってやられた方だというふうに私は考えております。

 課長とのちょっと認識が違うかもしれませんけれども、例えば二松学舎の三島中洲とか何に力を入れたかと言ったら育英、要は子育てとか、子育てとは言わないですね、どちらかと言ったら学業とかまず地域にしっかり貢献できる子どもたちをつくっていくというか、大人をつくるというような運動を晩年というかずっとされていたという部分。

 それでいくと、今回は誰が行こうがまずは「とっかかり」という部分だと思うのですけれども、まずは、やっぱり交流は、子どもたちにぜひこれを見せてあげたいなというような感じがするのですが、今は当然始まったばかりですけれども、これについては来年以降もそういう大規模な交流事業とかも考えて想定して今準備をしているという認識でよろしいでしょうか。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) 町民との交流事業に関してお答えいたします。

 町長も新聞紙上等でお答えしているのですが、町民にはまだまだ渋沢栄一翁のことが深く浸透していないというのが現実的にあると思います。特に今、鈴木議員がおっしゃるように哲学的なところ、私もさほど勉強しているわけではないのですが、例えば、論語とそろばん、社会貢献だとか、そういったことが子どもたちに広く伝わるような町民と市民との交流ができたらいいということは、担当としては考えているところでございます。新年度の予算に向けても検討していきたいと思っております。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) まあ、そうですね、もう一つまだ質問を変えていきます。

 先ほど姉妹町も含めてというような話はありました。現実的に清水町はいろいろな全国の4つの当町も含めて、そのとき広域が平成の合併があったり、大きな大規模合併があったりして、どんどん解消していったという事実があります。これ1万円札が順調にいったら、多分何年かだと思うのです、正直に言えば、思えばですよ。それを継続的にずっとやっていくためには、すごい、人的交流も含めていろいろなことを考えていかなければならない。片手間でやるような仕事ではなくて、これ結構大変な仕事だと思うのですね。これをやられるという覚悟と言っても変ですけれども、町長はこの後どのように展開したいと考えていますか。町長のほうから、お願いします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) これからどんどん交流を深めながら、経済も含めて、経済の父とも言われておりますので、そんなことも含めて、どんどん経済交流も盛んになって、清水町のまちづくりに大いに発展していけるような流れで、仕事もこれからの交流も進めていければなというふうに思います。

 それから、やっぱりよそと違うところ、500も会社をつくって、そのうちの清水町は1つなのですけれども。多分、開拓から関わったところは本町だけだと思うのですね。農業関係で七、八つの企業といいますか法人をつくったという、そういうところまではわかっているのですけれども、それからいろいろなことを歴史で、詳しくは調べておりませんけれども、 いろいろな資料や何かを見たときに、本当の町の開拓から関わったのはうちだけであって、しかもその中で渋沢栄一さんは会社で開墾合資会社をつくって、そこで農地の払い下げを受けて、そしてそれを小作させておりました。そして、それを、独立をしている。独立をどんどんさせてきて、今の熊牛を中心とした清水の農家の人もあるというようなことでいきますと、こういう今農業の町としての清水町として、こういう精神も脈々と受け継がれてきておりますのでね。やはりほかの部分の経済的な部分の先生と言われていることも含めて、渋沢栄一翁のいろいろなことの功績も含めてたたえていくことも我が町にとって大切なことではないかなと。

 そして、実は皆さんもう知っていると思うのですけれども、2021年、再来年の大河ドラマが渋沢栄一翁の生涯と言いますか、「青天を衝け」だったと思うのですけれども、それが昨日発表されたばかりですけれども。これからいろいろなことをさらにやっていくと、深谷市だけではなくて本当に全国的な、1万円札の前にまた全国的なブームもできてくると思うのです。

 そういうようなことを考えますと、これから歴史の部分を、渋沢栄一翁を敬いながら、この歴史の部分もまたいろいろなことの中で今回、清水町はそれを資源にして観光だとか、そういったところに深くつなげていければなと、それがまた渋沢先生の、翁の功績に応えることだし、それがまた清水町の町の発展にとってすごくプラスになってくることではないかなと、そんな思いを持って今回も、まずは向こうに行って、町を代表する人たちで向こうに行ってというようなことを計画したところでありますので、私としては今後に向けてずっと広がりを持った対応をしていきたいと、そんな思いは強く持っているところでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) たしか、渋谷さんの牛舎も町の文化財か何かに指定されていますね。多分この後、いろいろなことを本当に複雑に考えていかなければならないぐらいやることはいっぱいあるし、先ほど言いましたようにNHKの関係も、多分そのために、観光のためにやるのがいいのかどうかは別としても、まあまあそれはチャンスと捉えてやらなければならないかと思いますので。

 今回「なつぞら」の中でも、最初のシーンの場所も、牧場内だったからなかなか表に出すことはできなかったのはちょっと残念だったのですけれども、今度はやはり戦略的に考えてやらなければならないのかなというのを、ぜひやってほしいなというのと。渋沢栄一翁というのは、基本的な考え方は起業家ではありますけれども、やっぱり国を思う、町にしてみたら町を思うという、そういう精神の持ち主だと思うのですよね。そういう思いを大切にしないと、多分渋沢栄一財団の方々もあんまり、清水町は一過性の町だなと思われがちになると思いますので、その辺の取り扱いを十分注意してもらいたいと思います。これ意見で言ってはいけないので、思いますがいかがでしょうかという質問をしたほうがいいですね。課長、よろしいですか。町長でもどちらでも。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) そのような気持ちで進めてまいりたいと思います。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 続きまして、十勝清水にんにく肉まつりについて質問をさせていただきたいと思います。先ほどこれは諸先輩方、ほかの議員からも出ておりましたので、大分割愛はさせていただきたいと思うのですが、先ほど8月1日に実行委員会が開かれたとあるのですけれども、その、例えば要綱ですね、もしくはどういう考え方で、先ほどどういう流れでイベントが行われるかという話はしていましたけれども、全く何もわからないのですね。主催は実行委員会、実行委員長は通常でいったら、アスパラまつりと同じだったら組合長かなと思ったら、今回うわさによると町長だと、町長が実行委員長だと。要綱が全くない中で、何を協議していいのかがわからないのですね。ただお金だけ出すだけで許してくれと言うのであれば、はっきりそう言っていただければいいのですけれども、どうでしょう。要綱は出せますか。

○議長(加来良明) 農林課長、要綱等の資料があれば提出できますか。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) はい、できます。

○議長(加来良明) お諮りします。ただいま鈴木孝寿議員から、にんにく肉まつりの要綱等の資料の請求がありましたが、申し出の資料を要求することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。全員に資料を提出するよう要求いたします。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) ここで休憩します。

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) 資料を用意するため、若干開会が遅れたことをお詫び申し上げます。

 ただいま提出された資料につき、説明があれば説明をお願いいたします。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 大変お待たせして申し訳ございませんでした。

 資料を二通りお配りさせていただいております。

 まず、十勝清水にんにく産地化事業要綱というものがございます。こちらにつきましては、今回の事業を進めるにあたって、産地化事業ということで、十勝清水にんにくの産地化からの地域振興を図るということの内容、第2には主たる構成員、その他ということで、この要綱に定めるもののほかは協議して決定するという内容になってございます。

 2枚目でございます。今回のにんにくまつりの実行委員の名簿となってございます。

 さらに、3枚目につきましては、こちら概算の事業予算案となってございます。

 それともう一部、こちらが十勝清水にんにく肉まつりの開催要領となっております。開催要領の表裏、さらに肉まつりの開催細則、こちらも表裏、そして最後が肉まつり実行委員会規約となってございます。

○議長(加来良明) 質疑を受けます。

 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 急な資料要求をしまして、また要求どおり資料を提出いただきました課長に感謝申し上げます。

 質問を再開します。

 この中で、町長が実行委員長をされておりますけれども、実行委員長が今回、阿部町長であることの理由って何ですか。というのが、やっぱり単純に思うのは、アスパラまつりと同じようなという、先ほどから答弁もありましたけれども、その中で、このにんにく肉まつりだけは実行委員会形式のもとで、町長が実行委員長、この実行委員長になっている理由というのは、これ、町長のほうからお聞かせ願えればと思います。よろしくお願いします。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) これらにつきましては、このにんにく肉まつりを実施したいという申し入れを8月1日以前に受けたときに、できるのであれば、町長の実行委員長の中でやりたいと、そんなような、具体的には申し入れもありました。

 それを受けまして、私といたしましては、実は、にんにくのこの振興については、いろいろと、例えば、選挙公約の中の6番目の項目として出ていたのもありますし、何とか振興を図っていきたいというのもありました。なぜなら、今、農業は、これからの将来ある、TPPの問題はまた別次元の話ですのであれとして、比較的落ち着いたような状況、生産も安定しているような状況にありますけれども、ただ、酪農、畜産の伸びがぐっとしっかりしていて、去年もおととしも史上最高ということで、清水の農業生産が上がっておりますけれども、それをさらに詳しく分析してみますと、農産関係はやはり少し不安定な部分がありまして、畜産で引っ張られてトータルとしては上がっているけれども、60億行ったり、五十何億、50億台にまで落ちたりだとか、そんな、あるいは50億を切っただとか、そんな状況が続いておりまして、もともとこのもう一品目、しっかりとした清水の農産で、経営的にもプラスになるものを生産振興する、そういう考え方を持って、今、進んできた経過がございまして、そういう中で、この、皆さんのところに見せてあるにんにく産地化要綱、これでお祭りをやる部分も含めて、補助金が、道からの補助金ももらえるというめどがついたということも含めて、申し入れがあって、こういう経過になったということもありますので、私の思いも含めて、思いをここで言ってはいけないのかもしれないですけれども、そんなのも含めて、しっかりと農産経営を安定させて、清水の農業をさらに基盤強化していくことが、今後のまちづくりにとってすごくプラスになるのではないなかと、そんな思いもあって、そういう申し入れも受けた中で、私が実行委員長として、承諾をして、「ではやりましょう」という話になった経過がございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 今の質問の継続として再質問するのであれば、例えば、これが違う祭りであっても、違う祭りを開催するときに、これは全く関係ない。例えばですよ、例えばの話、してもしょうがないのですけれども、商工事業者が何か事業をやりたいと、そのときに清水の産業の発展、商工産業の発展といったときに、町長は実行委員長に依頼されればなる可能性はあるということですか。という、何か変な質問ですけれども、町長が実行委員長になるのは、全然、僕は構わないと思うのですけれども、何かこう今回、8月1日になっている書類で、非常に計画性がないかなというのを正直思うところなのですね。町長が実行委員長であれば何とか通るだろうというようなニュアンスとしてもとってしまう。計画があまりない中で、何とか無理やり進めているのかなという感覚はあるのですけれども、その中で、ほかに、例えば、これ、町長が実行委員長になるガイドラインみたいなのはあるのか、ないのか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) ガイドラインがあるのかないのかといったら、ございません。

 それから、今後、いろいろなことの中で、よその団体も含めて、頼まれれば実行委員長になるのかと、依頼があればということの中は、やはりケース・バイ・ケースでこれから進めていかなければならないかなと。ものによっては、なったほうがいい場合もありますし、それから、民間の団体に任せていたほうがいい場合もある。それはケース・バイ・ケースで考えさせていただきたいなと思いますけれども、今回の中で、なったから予算が通りやすいかな、そんな思いは、今言われて、全然、そういうものはありませんでした。

 ただ、私のにんにくに対する、この生産振興に対する思いは強いものがあったので、そういった部分で依頼を受けることにして、今回、こういう提案になったところでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 次の質問に移ります。

 先ほど課長のほうから、商工業者も10店舗程度、依頼して、入るのではないかというようなお話がありました。

 一応、耳に入ってくるところによると、にんにくをできるだけ安価に提供して、それを使っていただきながら、祭りで提供してもらえないかというようなお話が来ていますけれども、それは実行委員会から補填するような形なのですかね。それとも、農協さんが自主的に補填するのか。それをもし知っていれば、お答えください。知らなければ「知らない」と言っていただければ結構です。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 今回、出店いただくお店の方、メニューの開発からにんにくを使っていくという段階では、その試作にあたるにんにくの材料費、それと当日のにんにくの材料費につきましては、実行委員会のほうで持つということになってございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 町長が実行委員長になられた話を先ほどの質問でしました。ということは、やはりこれは町全体で盛り上げていく祭りなのだよという認識で、当然、よろしいかと思うのです。

 それで、この町の飲食店に対しても、今後、この祭りを起点として清水のにんにくをより一般消費者に提供できるような形をとるために、町としてはどのようなことを考えていますか。

 例えば、今後、飲食店で使うといった分のにんにくは半額、町が助成するとか、そのぐらいをして、やる計画があるのか、ないのか、お聞きします。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) にんにく代、町で半額して提供するということまでは、今のところ考えてはいないのですけれども、商工会さんが実行委員の中に入っておりまして、商工会さんのほうでは、このお祭りが終わったらすぐ、11月5日から15日までの間、これまでも開催してきています「清水ぐるっと新メニュー」というイベントをやっているのですけれども、その企画の中で、飲食店全店において、十勝清水にんにくを使ったメニューを提供していただくという企画を今から練っていただいているところです。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 先ほど、なぜ、町長が実行委員長をされるのかという質問の続きというのが今のところにつながってくるのですよね。産地として、まずは的確なものをつくっていきたい、これはもうぜひ、議会というか、町民全体で応援しなければならないとは思うのです。

 ただ、やはり、それを提供していくお店屋さん、それを宣伝していくというか「清水町はにんにくがすごくいいよ」と言うのは、だから、使ってくれではなく、やはり町が率先して応援するということは、そういう、販売的な、このプロモーションの計画があってしかりだと思うのですね。全くない中で、単発でやるということは多分考えていないと思うのです。今後も含めて、将来的にまずどういうことをやっていくかというのを、もちろん、今、計画はないにしても、計画がないというよりも、書面に入れた計画はないにしても、まず間違いなく、その先どうしていくかというぐらいは考えているのですよね。それは、誰が答えていただけますか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) これまでも、農協さんが力を入れていましたにんにくの生産につきましては、町としましても、ウイルス・フリーの開発の経費ですとか、あと、いろいろ、産地パワーアップ事業への取り組みへの支援という部分では、これまでもやってきたところです。

 今後、また、そういう部分でウイルス・フリーも一応でき上がった、建物もでき上がった、これから、そうしたら、農協というよりも、やはり生産者支援という考えの中で、どういうふうな、町として支援が生産者の人に対してできるかというのは、農協さんと一緒に考えていきたいと思います。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) ということは、これ、3つ目なのかな。ということは、生産者がまずメインだよ、まず、売ることがメインであって、生産することと販売することがメインであって、それを、例えば、お祭りとかでやっても、それは、消費に関しては、町内においてはあんまり考えていない、今の段階では考えていないということで、これからは考えていないということでは、まず、合わせ技で一つなのですけれども、それと同時に、今後、考える余裕があるのか、考えているのかいないのか、ちょっと複雑な質問になりましたけれども。

 整理すると、生産者に対しての補助はたくさんしてきたし、これからも頑張って、これを一つの産地としていくよとあるけれども、税金の使い方としては、そっちのほうであって、消費者もしくは町内でそれを提供する飲食店にしても何にしても、それは勝手にやってくれと。お祭りはやって、安くは提供するけれども、そのときだけで、あとは自由に何とかやってくださいということなのですかね。それでいいのか。多分、そうだと思うのですけれども。

 町長が実行委員長をするということは、町が率先して全てをやると言っているようなものですよ。宣言しているようなものだと思うのです、多分。違いますか、私の認識が違うのですかね。多分、そうだと思うのですけれども。これは、逆に、やっぱり生産者だけではなく、町民全体にどう普及していくかというのもやはり数字として、これから考えていかなければならない。もしくは、本当は、それがないとこれができないはずなのです、お祭りが。そんなことないという声も聞こえましたけれども、そんなことあるのですよ。

 まずは、税金は農家さんからもらっているわけではなくて、いろいろな人からもらっているのです。消費者に対しても、どういうふうに考えているのか。

 どこの町のブランドづくりも、最初は地元からです。地元は、生産者が、それを負担するということはできないのですよ。ということは、それを、農協がやるなら別としても、今回、町長が実行委員長でやるということは、今後、清水町としても町民に対して、にんにくをしっかりと買いやすいように提供していくということで理解していきたいのですが、それ、この部分として最後にします。まだほかにもありますから。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 産地振興というのを、私もずっとそっちのほうに携わってきて、そんなに簡単なことではないですね。

 例えば、長芋、川西の長芋がこれと同じ状況だったと思います。過去には青森の長芋、それにどうやって産地競争で勝っていくかだとか、そんなことも含めていくと、このにんにくも同じことが言えます。まずは、そういったところも含めて、他の農協からのあれも含めて、うちだけではやはり、今、20ヘクタール前後、プラスマイナス、何ヘクタールかあるけれども、うちだけで産業、それを全部ということが、50ヘクタールぐらいあればいいなと思っていますけれども、単位当たりの収益性というのはすごく高いので、それがみんなのところに1ヘクタールから2ヘクタールぐらいの作付けけができるような、そんな流れになればいいなと思っていますけれども、そういうことをやっていくうちに、まずは地元のことの消費ということも考えていったほうがいいというようなことを言われましたけれども、私もそのとおりだと思います。

 そういうことも含めながら、ただ、最後はもっともっと幅広い産地形成のためのPR、いわゆるプロモーションや、いろいろなことをしていかなければ、本当の意味でなっていかないかな、その一つのきっかけにしたいなという思いがあるし、それが、うちに、清水町にとっても、それから農家の人、個々の経営の安定にとってもプラスになるのではないかな。

 それから、また、あそこの、にんにくの加工施設を持っているから、うちは強いのですよね。それにあれする雇用というのが、今、20人以上いるはず。下手したら30人超えている部分もあって、この部分の雇用というのは非常にパートや何かも使いやすいのですね。だから、そんなのも含めていくと、今、人手不足だけれども、そんなのも含めていくと、生産を安定することによって、そういった面の波及効果もすごく大きくて、町全体にもたらす効果というのは大きいかな。そんなことも含めて総合的に、今、そういう提案があったときに、もともとそんなふうになればいいなと考えていたところもありますので、まあ、これ、都合いいなと言われたらそれまでなのですけれども、でも、本当にそんなことを思っておりましたので、まずは町内へ進めることから、でも、町内に結構いいのありますよね。鳥せいの、いやいや、ごめんなさいね。ちょっと言葉が出なかったかな。鳥せいのにんにくフライドポテトね。普通のフライドポテトに比べたら、私、フライドポテトはそんなに好きではなかったけれども、あのにんにくフライドポテトは本当においしいですよね。そういったことの中で、地場産の利用でどんどん広がってきているし、来ているというか、皆さん、そっちを注文する率がずっと高くなっていると思うのですけれども、そんな、今回、コンクールや何かもやりますので、そんなアイデアでもって、町の中にだんだん広まって、それを清水のにんにくが、こういう中で、町も含めて支援をしながら、使いやすいようにあれしていくというのは、第一歩としてはそんな考えも持ちながら、今後に発展させていきたいと、そんな思いを持って進めていきたいと今後も思っております。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 質問が1問につき3回ですから、次の質問に移ります。

 次の質問というのが、似たような質問なのですけれども、清水の商工業者、例えば、黒にんにくの販売をさせてくれてないというわけではないけれども、させてはくれるけれども、卸としてはなかなかできていない事実があると思うのです。それも積極的に今後販売の中でやれるように、清水町、どこへ行っても買える、もしくは、というような町にしないと、まず足元から、清水で買えるといったら、食彩館しかないという話にはならないと思います。もちろん、観光の出先でもあるとは思うのですけれど、もうちょっと協力できるような状況をつくるべきだと思うのですけれども、その辺は、今、町長が言ったように、まだ計画はこれからということですけれども、これらを含めて、今後どういうふうに考えていくか、今の段階で、今、指摘した段階で、それはないと思いますけれども、今後、考えていくなら考えていくということで言っていただきたいなと思うのですが、いかがでしょうか、課長。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 先ほど、鈴木議員もおっしゃったとおり、まずは地元からという話は、事務局会議の中でも出ていました。そういう部分では、まずは地元等で、そういう、北海道のにんにくは十勝清水にんにくだというものをまず覚えてもらって、その後に、町内外に広めていこう、まずは町内、消費者に食べていただこうという考えを持っていますので、その辺については、今後、農協さんともいろいろ話をしていきたいと思います。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) なぜこんなことを言うかというと、例えば、丼まつりが先日行われて、非常に多くの出店者の中でやられました。もちろん、売れた、売れないは当然出てくるとは思うのですけれども、やっぱり町の特産品を使いながらやることはやって、もうけるだけもうけてくれというわけではなくて、でも、何かその後、続くのかなというのがやっぱりあると思うのです。

 例えば、いろいろな、新しい商品が出てきても、どこかのイベントに行ったら、もちろん、うちのパイオニア的な牛玉ステーキ丼がありますけれども、去年からどんどん出している、丼だってできている。これはやっぱりどんどんスポットを当てていかなければならないけれども、継続して売っているかといったら祭りだけなのですよね。だから、そういう使い方もまずいだろうし、今回、それがもうにんにく肉まつり、これから始まるということもありまして、にんにくを消費させるというか、消費してもらう、町内で消費してもらうという考え方をしっかり町として、どういうふうにバックアップできるかということをぜひ考えていただきたいと思います。

 これは、このままいくと12月の一般質問とかでやろうかなと思うのですけれども、今の段階でないのはないとは思うのですけれども、町としてしっかり考えてほしいなと思うのですが、今さっき、実行委員会ということでしたけれども、町として再度お聞きします。にんにくの分について、または清水の農産品の特産品について、しっかりと販売もしくは消費いただけるような形の何か、新しい施策をつくっていけるかどうかだけ、考えていただけるかどうか、まずお伺いして、この質問を終わります。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) にんにくの産地化宣言をした後の今後の町の支援等につきましても、関係機関といろいろ協議をしながら進めていきたいと思います。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 質問を変えて、今回の、僕、これだけ質問していますけれども、にんにくまつり、大賛成しておりますので、本当に皆さんとともに発展をさせていきたい、そう強く思っていますので。ただ、お聞きしたいのが、今回、10店舗ぐらいの出店の中に、例えば、清水を代表する牛玉ステーキ丼のブースがあるのか、そして牛とろのブースはあるのか、今回の肉丼まつりのメインは牛とろのスタートから切っています。そういう、二大この丼が必ずあるのかどうかだけ、ちょっとまず確認させてください。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 今、出店の打診をしているところでありますが、スローフードさんにつきましては、牛とろではないメニューの提供をしたいというお話をいただいております。

 あと、牛玉ステーキ丼さんは、ちょっと私のほうでは把握していないのですけれども、商工会さんのほうでは、出てくれるのではないかという話はお聞きしていたかと思います。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 奥に何かを入れながらしゃべるような言い方は言いたくない、私はもともと農協職員ですから、牛とろ丼とのいろいろな誤解等々、誤解というか、何か、まあ、ないとは思うのですけれども、なかなか入りづらいといううわさを聞いたことがあるものですから、そういうことのないように、商品を変えるということは、それだけ、今度はそれを目当てにしてくれる人も少なくなるという可能性もありますし、その辺は十分、町としてぜひ、これ、農林課長に言う話でもない部分でもあるのですけれども、あとは商工観光課長と相談しながら、ぜひやってほしいなと思います。あんまり追及してもしょうがないから。

 最後に、本当の最後に質問をしたいと思います。

 この後、諸先輩方も質問すると思うのですけれども、出店者は町内業者ということでよろしいでしょうか。町外の業者もいらっしゃる。その中、どのように考えていらっしゃいますか。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 基本は町内の飲食店、あと、先ほどちょっと申し上げた、池田町と足寄町で作付されているにんにくが十勝清水にんにくとして今販売されているということで、そちらのほうからの出店がもしかしたらあるかもしれないという話を伺っております。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 町内業者、全く声がかからないという業者もいらっしゃるというふうに聞いています。ぜひ、町内業者を優先するというわけではなくて、これ、清水のにんにくは、それこそさっきも言った、長芋のような、広域でつくられているのも知っておりますので、ただ、やはり声がかからないというのは寂しい話だと思いますし、ぜひ、その辺、町がメインになっておりますので、ぜひやってほしいなと思います。よろしいですか。町がしっかりと声をかけていただきたいということで、この質問で終わりたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 出店、飲食店さんの漏れがないように、商工会あるいは観光協会からその旨、文書で依頼をしていただいておりますので、その点は大丈夫かと思います。

 先ほど、私、答弁の中で、十勝清水にんにくとして、足寄町と池田町、ちょっと間違って言ったかもしれないのですけれども、足寄町と池田町が十勝清水にんにくとしてというところは訂正させていただきたいと思います。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。質疑ありませんか。

 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) 私からは、にんにく肉まつりについて一言、町長の考え方を再度聞きたいというふうに思います。

 このにんにくにつきましては、農協の前組合長が発案して、私も、どうして清水町でにんにくなんだという話を随分した経緯があります。そして、農家の生産者がいろいろな形の中で試行錯誤して、失敗もしただろうと思いますし、そして、今の体制が確立されているというふうに私も認識しているところでありますので、それがやっとここまで来たかなという思いがあります。

 その中で、清水町のにんにくの産地化宣言ですとか、そういったものに対して、実行委員長である町長の、改めての考え方というか、町民に向けて、あるいはいろいろな思いに向けての考え方をいま一度お聞きしたいというふうに思います。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 先ほども少し、一部、お話をしてきた経過がありますけれども、いろいろな角度から検討するまでもなく、いろいろな角度、状況を踏まえた中で、それから、今までの、過去の経過も踏まえた中で、このにんにくの生産というのは、清水の生産の安定というのは、清水の畑作農家の不安定な部分を解消できる一つの大きなもの、作物になってくるのではないかなと、そんな思いをずっと以前から持っていたところでございまして、今回、それのことが、そういうことも含めて、こうやってにんにくまつりをやりながら、にんにくの産地化宣言というのができること、大変そういう意味では、自分としては、そういう流れになったかということで、自分自身にいろいろと思うところは強く持っているところでございまして、桜井議員が言われたように、今後についても、こうやってやったからには、途中で手を抜くことなく、本当にそういった状況になるまで、いろいろな形の中で支援をしていく、そんな思いを持って、これから進めていきたいなと、そんなつもりでおりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) それでは、1点だけ考え方をお聞かせ願いたいというふうに思います。

 細かいことはさておきまして、補正そのものについて、一つ考え方を伺いたいと思います。

 今回の補正の提案でございますけれども、どうしても思いつき提案というふうに感じるわけでございます。

 補正そのものは、予算に対して緊急事態が発生した場合、緊急性が出た場合において、補正で対応するというのが建前ではないかなというふうに思うわけです。だがしかし、一般的に、「補正で上げればスムーズに通るから、何でもかんでも補正に上げちゃえ」と、そういうきらいがあるのではないかなというふうに思うので、そこら辺の感覚として、どういうふうに感じているか、ひとつお知らせ願いたいと。これは誰がいいか、副町長がいいか、担当者がいいか、それはお任せいたします。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 補正で上げればスムーズにいくということは考えたことなかったですね、実は。かえって補正のほうが当初の予算のいっぱいある予算の中から、皆さんが質問する時間、長い質問をする時間があったにしても、補正のほうがむしろいろいろなことの中で、こういった、質問だとか何かがたくさん出て、本質を、こうあるだろうなということは思いながら、今回も出させていただいたのですけれども、当初に提案できない部分については、先ほど言いましたように、後からもちろんわかったのですけれども、その補助金の部分もありますし、お祭りをやるとなれば何百万もかかって、丼まつりとまたちょっと違いますので、いろいろなことの中でやっていくと、それだけの予算というのはなかなか厳しいだろうなと思っているときに、交付金の採択をほぼ内諾を得てやることができて、そしてまた、町と農協でその残りの部分を半分ずつ持っていけば、こういうことができるなという、そんな流れをくんでの、今回の提案をさせていただきました。

 ただ、それに至るまでに、自分としては、先ほど、皆さん、わかってくれたのではないかと思うのですけれども、にんにくに対するいろいろな生産支援というのは、どこかで必要な部分になってくるのではないかな。それは畑作への安定のためにということも含めて、それから、さっきも言いましたように、町経済のいろいろなところの中で、プラス効果がこれからどんどん出てきて、この生産が拡大していくに従って、まちづくりの経済効果も高まってくるのではないかなと。そんな思いを持ってこういう提案を受けた中で今回というようなことで思ったので、そういう部分があると捉えたかもしれないですけれども、自分としては、今までの思いも含めてにんにくの生産、そのかわり生産の部分では少しずつ予算はつけてきておりましたので、今回も通っておりますけれども、そんなことで、そういう状況になったときに提案をしないと、また次年度まで待ったら補助金がもらえるかどうかわからないというような状況になったときに、厳しい、今度は本当にそういう部分が提案できるかどうかというのも、難しい場面になってくるのもありますので、今回については、そういう経過があって、補正という中で提案をさせていただいた状況にございます。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) とにかく、私も祭りがだめだとか、交流がだめだとは思っておりません。いいことだと思っているけれども、この間言ったように、「またお祭りか、今の町長はお祭りが好きだな」ととられても仕方ないように、続けざまに出てくる。ましてや、今回、補正で上げてきたから「何を考えているのだ」と、一般的に内容がわからなければ、そういうふうに受けとめるものですから、「思いつきの補正ではないのか」という指摘をしているのです。今、町長は「違う」と言われるかもしれないけれども、私はやっぱり、当初から予算を立てたのだから、それに見合った中で、緊急事態が起きた場合には補正、これが緊急事態だと言われれば、そうかもしれませんけれども、それが本来の補正だろうというふうにしか、私、思っていませんから、そういうことなのですよ。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 先ほど説明したとおり、結果としては、そういうふうになった部分はありますけれども、お祭りをやるというところの中で、やはり予算ということが一番関係してきますので、これまた、予算が不確定の中で我々が提案したら、逆に言えば3,000千円ずつというような話にもなりかねない部分もありますので、今回はまた補正になったなというのも十分わかりながら、自分のいろいろなことの考え、これは清水町にとって大きなプラスになっていくのだという、そういう思いで提案をさせていただいた経過がありますので、その辺についてもご理解をいただければなというふうに思います。

○議長(加来良明) 9番、口田邦男議員。

○9番(口田邦男) 今、町長の説明でわかりました。その理由はわかりました。とにかく補正を組むにしても、あまり補正をどんどんと提案しないでほしい。補正は、本当に困ったときの補正です。それを念頭に置いて、今後ともよろしく頼みます。

○議長(加来良明) 答弁求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 補正をどんどんというようなことは、本当に考えておりません。

 ただ、ある程度いいチャンスが来たときに、いい意味のですよ、チャンスが来たときにぐっとこうやらないと、また半年過ぎたり、1年過ぎたりすると、その熱量の部分もありますので、そんなことも含めながら、今回の反省も含めて、今後しっかりと考えた中で、いろいろなことをまた予算づけしていければなと思います。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 私からは2項目、簡単に質問させていただきます。

 先ほどから出されています15ページの深谷市の表敬訪問の関係ですけれども、これにつきましては、表敬訪問ということで、今回、否定するものではありませんけれども、先ほどいろいろお話を聞いた中で、将来的には、町民と市民との交流または姉妹町を結ぶという形でお答えはありましたけれども、過去の姉妹町の関係から含めまして、私としては、それだけの、これからの、今後の予算をかけてまでやる必要があるのかなというのが1点あります。

 ですので、やはり、過去の姉妹町の交流の実際の実績、そして効果、費用対効果等も含めた中で、慎重に進めていく必要があるのかなと思っています。少なくとも、私、一職員、元職員、そして一町民としては、姉妹町には全く関わっていませんし、多くの町民の方にとっては、もう姉妹町、そういう交流については、関わっていないというのがほとんどだと思います。そういう部分では、水を差すような話ではありませんけれども、慎重に、やはり今後の進め方については、取り組んでいただきたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) お答えいたします。

 川上議員からお話があったとおり、清水町はかつて、かつてというか、今も続いてはいるのですが、清水町という名前のつくところと姉妹町交流をしていた実績がございます。残念ながら、合併等によって清水町という名前そのものが失われたところもあり、自然消滅に近いことにはなっているのですが、今も町民レベルでの交流や文化交流は細々とですけれども、続いているような実態がございます。

 新年度に市民との交流を考えたいといったのは、その辺の整理もございまして、今、静岡清水との姉妹町、いろいろとやられている方、それから、これから深谷市と提携したい方、そういった方のバランスをとりながら、新年度の予算については検討してまいりたいと思います。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 今も継続して細々とされているということなのですけれども、それはそれで結構だとは思うのですけれども、やはり多くの町民にとっては、やはりこれだけの予算をかけて、今後、進めていくべきものなのかなという点もやはり実際はあると思いますので、慎重に進めていただきたいなというのが私の質問ですけれども、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 企画課長。

○企画課長(前田 真) もちろん、税金でございますので、費用対効果等を考えて、慎重に検討してまいりたいと思います。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) ありがとうございます。

 次に、先ほどからやはり出ています、十勝清水のにんにく肉まつりなのですけれども、先ほどからお話を聞いた中で、今回の取り組みというのは、地産地消の中で、まず町民からということでお話もあったと思うのですけれども、今回は町民を対象にするのか、町外の人たちも対象にしながら広くやるのか、そこら辺のところはいかがでしょうか。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) まつりの告知というか、周知につきましては、管内に広げて行っていきたいと思っています。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) にんにくというのは、非常に、アスパラまつりと違って、私もいろいろな町民の人から聞き、娘にも聞いたら「いや、にんにくと聞いただけでは、私、行かないわ」という、なかなか、やはり食材として難しい位置づけにあると思うのですよね。

 先ほどから町長の意気込み、そして生産者の方のご努力は認めますけれども、そういった部分で、せっかくやるのであれば、やはり宣伝ですね。いかににんにくという項目、これは難しいのですけれども、にんにくという呼び方の中で広く人を集めるような効果的な広告、広報がないと、なかなかやはり、こういう集客というのは難しいかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 広告、そのとおりだと思います。今回、司会のほうをFM─JAGAさんにお願いしておりまして、FM─JAGAさんのほうでは、ラジオ番組でも扱ってくれると、あと、広告、チラシ等、ポスターにつきましても、作成準備にすぐに取りかかって、いろいろな、目立つ場所あるいはチケットぴあ等でもチケットを販売していきたいと考えております。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 最後ですけれども、私もにんにくは、実際に自分ではドレッシングにして食べてはいるのですけれども、なかなか料理、食材としては難しい、先ほども言いましたように。なので、今回の10店の予定ですが、そういった中で、どのような料理が出てくるか楽しみなのですけれども、広く、今後、続けていけるような形のものをできればつくっていただきたいなと思いますけれども、いかがでしょう。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 今回、初めてのイベントということでありますので、いろいろ反省点とか出てくるかと思います。それにつきましては、また実行委員会の中で持続的に、また発展的なイベントになるような打ち合わせ等を行い、進めていきたいと考えております。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。質疑ありませんか。

 7番、佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) 今回、肉丼まつり、そして、今回の肉にんにくまつり、清水町の基幹産業は第1次産業でございまして、とてもすばらしいことだというふうに見ておりますが、第1次産業の中では、肉農家さんばかりではありません。アスパラも使うようですが、その他の野菜農家さんのために何か祭りを考えていただきたいと思いますが、その点、どうでしょうか。

○議長(加来良明) 答弁、どちらですか。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 今回、にんにく肉まつりという部分では、清水町がにんにくを生産し始めてから10年が経過したという節目の年でもありましたし、また、ウイルス・フリーの開発もある程度、来年度から配給される。それと道内で今、4分の1の収穫面積を誇っているのですけれども、他産地もどんどん伸びてきているという中で、先ほど来申し上げていますけれども、今回については、とりあえず十勝清水アスパラを北海道のにんにくということでPRしていきたいということで、今回はにんにくに絞ったイベントとしております。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 これより一括して討論を行います。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 これより議案第68号、清水町立清水幼稚園保育料等徴収条例を廃止する条例の制定についてを採決します。

 この採決は起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第68号は原案のとおり可決されました。

 これより議案第66号、清水町特定教育・保育施設等の利用者負担金条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。

 この採決は起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第66号は原案のとおり可決されました。

 これより議案第63号、清水町学校給食センター条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。

 この採決は起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第63号は原案のとおり可決されました。

 これより議案第73号、損害賠償額の決定及び和解についてを採決します。

 この採決は起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第73号は原案のとおり可決されました。

 これより議案第69号、令和元年度清水町一般会計補正予算(第4号)の設定についてを採決します。

 この採決は起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第69号は原案のとおり可決されました。

 これより議案第70号、令和元年度清水町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第2号)の設定についてを採決します。

 この採決は起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第70号は原案のとおり可決されました。

 これより議案第71号、令和元年度清水町介護保険特別会計補正予算(第2号)の設定についてを採決します。

 この採決は起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第71号は原案のとおり可決されました。

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317