令和元年第5回定例会会議録(9月17日_日程第1 一般質問 川上 均議員)

○議長(加来良明) 次に、2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 私からは2項目、5点について質問いたします。

 大項目1ですけれども、公園の遊具整備及び公園活用による交流人口の拡大についてです。

 現在、町では子育て支援について、町長も重点的に力を入れ、充実が図られております。しかしながら、子育て中の保護者からは子どもを公園で遊ばせたいが、子どもが喜ぶ遊具が少ないなど、公園遊具の充実の声が強く寄せられております。

 現在21か所ある公園のほとんどですべり台が撤去され、既存の設備も老朽化が進んでおります。その結果、多くの保護者から芽室公園やグリーンパークなど、他町の公園に出かけざるを得ないと聞いております。

 そこで、町として公園遊具の整備とあわせた今後の交流人口の拡大を図るための取り組みについて伺います。

 1点目です。中央公園と御影公園の遊具の充実についてお伺いします。

 2点目です。総合公園である中央公園と御影公園を町外からも子どもたちや親子を呼んで、遊びながらバーベキューができるなど交流人口の輪を広げられる場にできないかを伺います。

 3点目です。遊具整備のため、社会資本整備交付金事業などを活用するなど、国や道の制度を活用できないかを伺います。

 大項目2点目です。社会体育施設、体育館前パークゴルフ場、町民野球場の補修についてです。

 1点目です。体育館前パークゴルフ場は初心者にもプレーしやすく、高齢者を初め、多くの町民に愛され、利用されております。しかし、平成28年の台風の影響もあり、コースのところどころで土が露出し、傷みも激しく、多くの利用者から改善の要望が出されております。

 指定管理者であるNPO法人清水町体育協会の管理にも限界があると聞いておりますが、来年度に向けた対応について伺います。

 2点目です。町民野球場は、平成27年に大規模改修が行われましたが、これも平成28年台風災害の影響による地盤の緩みにより、徐々にバックネット下部の網がめくれ、バックネットとしての機能が果たされず、指定管理者であるNPO法人清水町体育協会が応急処置で現在対応しております。

 球場関係者、軟式野球連盟等からも補修整備の要望が出されておりますが、来年度の対応についてお伺いします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、川上議員の質問にお答えをしたいと思います。

 まず、1点目の公園の遊具整備及び公園活用による交流人口の拡大についてという中で、1から3問までの小項目でございますけれども、あわせて答弁させていただきます。

 交流人口の拡大については、清水公園において、遊具やバーベキューハウスの充実も含め、公園再整備の検討を進めているところでありますが、中央公園と御影公園については、小学校など児童の遠足や地域のお祭りなど、多くの町民が利用している現状であります。

 中央公園と御影公園は、今後も町民の憩いの場として位置づけし、中央公園の遊具の整備については、昨年の点検結果に基づき、現状の景観を維持した更新を考えてまいります。

 また、御影公園の遊具については、老朽化が進み、利用も少ない状況にあり、築山での遊びや水遊びなどが多く見受けられるため、利用状況などを鑑み、地域と協議してまいります。

 なお、遊具の更新に関して、各種補助金、補助、交付金などを参照しながら、有効な財源を考えていきたいと思っております。

 バーベキューの利用については、中央公園と御影公園は幼児並びに児童の利用が多く見受けられ、公園内の安全性を確保するため、火気を使用するバーベキューの利用は認めることができない状況であります。

 今後も既存の清水公園内と御影パークゴルフ場内及び下佐幌運動公園内のバーベキューハウスを利用していただきたいなというふうに考えているところでございます。

 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) それでは、川上議員の大項目の2番目でございます、社会体育施設、体育館前パークゴルフ場、町民野球場の補修についてお答えをさせていただきます。

 1点目の体育館前パークゴルフ場につきましては、昭和62年にパークゴルフの普及に伴い開設し、町民の健康増進や憩いの場として多くの方にご利用いただいているところでございます。

 施設の管理につきましては、指定管理者により、利用者が楽しんでプレーをしていただけるよう行っているところでありますが、もともとパークゴルフ場専用に造成工事を行ったものではなく、肥料散布等は行っておりますが、年数の経過とともに土壌もひ弱な状況で、さらには台風の影響もあり、議員ご指摘のとおり、土が露出した箇所や芝の育成も悪い箇所が見受けられる等、なかなか改善されない状況にあります。

 利用者の要望に応えるべく、土壌改良や張り芝の施工となりますと、大規模な改修が必要と考えますが、現状としては難しい状況にあることから、散布する肥料を研究するなど、指定管理者と協議しながら、プレーに支障をきたさないよう、維持管理に努めてまいります。

 次に、2点目の町民野球場の補修整備についてですが、町民野球場は昭和43年に開設し、施設の老朽化等から平成27年に大規模改修を行い、ご利用いただいているところであります。

 ご質問のありました、バックネット下部につきましては、固定しているワイヤの伸び、ネットの歪み等が原因と思われ、地盤とネットの間に隙間が生じている状況にあります。この部分につきましては、この後、野球場の使用予定もあることから、速やかにワイヤとネットの調整を行い、隙間が生じないよう補修をしてまいります。

 また、来年度以降もバックネットとしての機能が十分果たせるよう、定期的なメンテナンス等を指定管理者と協議しながら、施設管理に努めてまいります。

 以上、社会体育施設の補修についての答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) まず、大項目1の1点目について再質問いたします。

 実は、この今回の質問に関連しまして、平成27年度に町で子ども・子育て支援の計画をつくられていますけれども、この中の26ページ、5の項目として、清水町の子ども・子育て支援の課題の中で、中でも最も要望の高かったのが、実は、子ども連れでも出かけやすく、楽しめる場所を増やしてほしいというのが45.5%あったわけです。現在、それから約5年たちまして、状況はどうかといいますと、残念ながら、老朽化した設備はそのままで、逆にすべり台などが危険だということで撤去されたのが現状です。

 親御さんたちの要望は、あくまでも気軽に散歩しながら公園に行って遊べる、また小さな子どもでも遊べる幼児用の遊具がほしい、この点だけだったと思います。

 回答の中で、昨年の点検結果に基づき、現状の景観を維持した更新を考えていくということですが、私が要望するのは、清水であれば中央公園、御影であれば御影公園を中心に、現在の遊具の更新と幼児向けの遊具を今後計画的に整備してほしいということですけれども、それについて再度お伺いします。

○議長(加来良明) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) まず、遊具の点検ですけれども、すべり台を、本年度は5か所で撤去している状況です。こちらのほうに関しては、点検結果に基づいて少し危険だという中で、先行した中で撤去を進めてきている状況でございます。

 今後におきましても、毎年の点検の中で、危険な箇所に関しては撤去しながら、それともう一つが、ブランコだとか、鉄棒、すべり台、こちらのほうが基礎的な遊具ということで考えておりますので、これを全部つけるという話ではなくて、基本的にということで考えております。

 それと、今回に関しましては、更新という形で考えておりますので、新たな増設ということは、今のところ考えておりません。ただし、その中でも、今、議員からお話が出た中で、幼児用の遊具という言葉もありましたので、そちらのほうを設置するかしないかというのは、今後、いろいろな検討をした中で、更新に向けて考えていこうと思っているところでございます。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 今、ご回答いただいたように、幼児用の遊具がやはり今、子育てのほうでも次年度の次期計画を立てる中のアンケートをとった中でも、やはり遊具がほしいというのが、要望が強いみたいなのです。そういった部分で、既存の遊具の整備ももちろん必要かと思うのですけれども、幼児用の遊具といいましたら、そんなに予算的には何百万もするようなものではないということを、一応、調べております。そういった中で、少ない予算の中で、ある程度の最低限の遊具だけはやはり中央公園なり御影公園にそろえていただきたいということで、計画的にそこら辺を、特に町長も子育てには力を入れておられますので、要望したいと思うのですけれども、いかがでしょう。

○議長(加来良明) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 先ほどと少し同じような話になるのですけれども、今回は劣化、老朽化という形の中で、更新ということを第一前提で考えております。

 その部分的な公園の位置づけの中で、幼児用の遊具等々ということは、先ほど申し上げたような形の中で検討しながら考えていきたいと。

 それと、御影に関しましては、噴水の部分と、あとグラウンドがあって、反対側のほうに遊具がございます。そちらのほうの遊具は、今現在、複合遊具でございますが、今後の位置づけというか、場所の、エリア的なもの、その辺も含めまして、御影の地域のほうと協議しながら、進めていきたいと思います。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) ぜひ、御影も含めて計画的に対応をお願いしたいなと思います。

 次に、2点目について再質問させていただきます。

 回答の中で、バーベキューの関係につきましては、清水公園、そして御影公園のパークゴルフ場、そして下佐幌の運動公園等を利用してくださいとあるのですけれども、現実的にはなかなか遠くて、わざわざ、予約も必要ですし、わざわざ出かけるというのも難しいのが、使いにくいというのが現状だと思っております。

 やはり町民の皆さんが言うのは、もう少しまちなかで気軽に仲間が集まって、芽室公園みたいなイメージですけれども、バーベキューができて、小さな子どもたちも遊べる、そのような空間をつくることが結果的には、これはどうかわからないのですけれども、町外からも人を呼ぶきっかけになるのではないかということなのですけれども。

 例えば、中央公園であれば、遊歩道で区切られていますので、例えば、遊歩道の手前側を夏季使用区域にして、例えば、遊歩道の築山ですか、山のところの、遊具との間のところに、例えば、子ども用の、幼児用の遊具を設置するなど、そういう区域を分けて、わかりやすくして、そういった形で利用してもらえるような方法を何とかとれないのかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) バーベキューでございますが、現在、中央公園の遊びのエリアとしまして、まず、水遊びをする場所または遊具のある場所、あと築山の場所、それとグリーン帯という形の中で、広場でボールを蹴ったりだとか、走ったりする場所という形の中で分かれていると思います。

 議員ご存じのような形の中で、中央公園はちょっと狭いというか、広いような状況でもないような状況がありまして、その中での、例えば、一部エリアを決めた中でも、炭穴、炭を起こして火を使うという形になれば、そこで走ったり、遊んだり、ボールを蹴ったり、そういう形の中で接触というか、そういう懸念もあるという中で、火気を使用禁止という形の中で考えておりますので、その分、ちょっと遠くなりますけれども、既存のバーベキューハウス、そちらのほうを使っていただきたいということでお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 確かに、狭い中というのはわかりますけれども、僕が見てきた中でも、例えば、遊歩道のこちら側はそれなりにスペースがあるのかなと。だから、きちんと区域を分けて使用制限をすれば可能なのかなと思いますけれども、それについては、今後また引き続き検討をお願いしたいと思います。

 続きまして、3点目ですけれども、回答の中で、遊具の更新に各種補助金など、有効な財源を考えていくということでありましたけれども、確かに、私が質問した中で、社会資本整備総合交付金事業は国交省の交付金事業で、都市公園とか緑地等の事業に該当して、ちょっと大げさな計画にはなるのですけれども、そこまで私も必要ではないと思っていますけれども、今後、町として、そこら辺の計画について、どのように考えているか伺いたいと思います。

○議長(加来良明) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 今後の計画に関しましては、遊具に関しましては、先ほどお話ししたような形の中で、ある程度、3つの遊具という形の中で考えてきています。

 そして、財政的な話でいけば、議員がおっしゃるような形の中で、社会資本整備事業交付金は単年度で3,000万円以上の事業費が必要になります。

 それと、うちの今回の点検のほかに、計画策定等々という形の中で、別途、単費的な、費用も要するような形になっております。

原課としましては、今後においてという話になるのですけれども、起債も含めた中で、財政のほうと協議をしながら、一番よりよい財政の活用ということで考えております。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 私も、そんな大げさな、何百万円もかけて整備してほしいということではなくて、児童、幼児用の遊具ですから、そんなに予算をかけないでも整備できるのかなということで質問をさせていただきました。

 それで、関連しますが、今、郊外で、公園で遊べる遊具ということでお話をしたのですけれども、室内で遊べる空間ということでは、現在、老人福祉センターの社会福祉協議会の中で、キッズスペースとか、憩いの場がありまして、平成30年度には3千人以上の利用があるということで、非常ににぎわっていていいかなと思ってはいるのですけれども、逆に、御影地区につきましては、今、改善センターの中にちょっとプレイルーム、多目的ホールですか、運動場の見えるところにすべり台が1つだけあるということで、ちょっと内容的には寂しいかなと思うのですけれども、今後、遊具の整備、改善センターの中でもできないかどうかについて、ちょっとご質問したいと思うのですが。

○議長(加来良明) 御影支所長。

○御影支所長(菅野靖洋) ただいま、改善センターのプレイルームの話がありました。改善センターにプレイルームもありますが、アリーナ、運動場でも幼児が遊んでいる状況にあります。

 遊具の設置について、今後の考えということでありましたが、今のところ、利用者の方からそういう要望は出ていませんが、利用している人がいますので、話を聞きながら考えたいと思います。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) ぜひ、利用者の方の話を聞きながら、進めていただきたいと思います。

 では、続きまして、大項目2について再質問をさせていただきます。

 まず1点目ですけれども、パークゴルフ場の関係ですけれども、実は、私も現在、昨年からこのパークゴルフ場の草刈りを毎週木曜日にやっていまして、状況はよくわかっております。

 それで、体協のやる補修はあくまでも、本当の応急処置ということですよね。そういう部分で、例えば、今入れている土というのは、実は台風の災害で出たような土、いい土を入れているわけでもないので、なかなか種をまいても定着しない。やはり良質な、ある程度良質な土を持ってきて、それをもとに張り芝をするのが一番有効なのかと思うのですけれども、何も何百万もかけて整備してほしいということではなくて、利用者の方が言うのも、広いところだけ何箇所かをやってほしいというだけのことなのですよね。それで、ちょっと知っている人に聞いても、何十万円もかかるわけではない、十数万か20万あれば土も用意できるし、張り芝はちょっとするかもしれないのですけれども、あとは実際に利用者の方が手伝って、ボランティアで、そこら辺は手伝うよという話もしております。

 そういう部分で、現状ではなかなか体協の中でやるのは、予算的にも非常にちょっと難しい。ですので、私があえて言うのは、やはり若干予算をつけてもらって、少し改善をしてほしいということなのですけれども、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 社会教育課参事。

○社会教育課参事(佐々木亘) 体育館前パークゴルフ場の補修に関わる予算化というご質問かと思います。体育館前パークゴルフ場、これらを含めた社会体育施設、全部で6か所ございますけれども、総体的に修繕の予算を持っているところでもございます。そんな中で、ちょっと対応のほう、指定管理者のほうとも協議しながら進めてまいりたいと思います。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) ぜひ、指定管理者である体協と協議しながら進めていただきたいなと思っております。

 特に、やはり、清水公園の中にもパークゴルフ場がありますけれども、今、利用している方、やはり高齢になってきて足腰が弱くなって、体育館前がやはり一番身近で利用しやすいということで、利用されているのが現状だと思います。そういう部分では、先ほどから繰り返しになりますけれども、そんなに予算をかけなくてもよろしいですので、何とか、ある程度の予算をちょっとかけて、整備をお願いしたいと思います。

 続きまして、2点目について再質問いたします。

 バックネットについては、繰り返しになりますけど、私も体協の草刈りの手伝いで、バックネットの、野球場の草刈りもたまに手伝ったりするのですけれども、現状を確認したら、確かに、めくれ上がって漬物石をちょっと置いているのですよね。僕も手伝いました、実際に。それから、先週見ましたら、修繕がされていました。ワイヤを下にかけて、それにとめて、ちょっと短いのですけれども、これぐらいのU字で下に何箇所か打って、とめてあるのですけれども、果たしてそれで十分な改善になるのかなという部分が現状だと思っております。

 僕も新得や芽室、ちょっと近場の野球場は見てきたのですけれども、芽室は円柱の鉄柱に溶接した金具をつけて、きちんと網を重さで固定している。新得はがっちりしたL字型の金具で網をとめている。そのような、ちょっとある程度の、そんなに予算はかからないと思うのですけれども、芽室方式でいえば、もうちょっと改善する余地があるのかな。現状では応急処置だと思うのですけど、されているのですけれども、そこら辺の根本的な部分について、今後について、ちょっとお伺いしたいなと思います。

○議長(加来良明) 社会教育課参事。

○社会教育課参事(佐々木亘) 町民野球場のバックネットの関係になりますけれども、今回、補修を実施いたしました。

 今、川上議員がおっしゃるとおり、芽室、新得もご覧いただいているということで、今の意見を参考に、今後また、当然、ワイヤの伸び、ネットの歪み等が生じてくるものと思われますので、川上議員の意見を参考に、どういった方法が一番いいのかというのをまた研究しながら、施設の管理に努めてまいりたいと思います。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) いずれにしましても、メンテナンスは毎年必要だと思いますので、今後の、来年度もまた私も見ながら、ちょっと注視しながら見ていきたいなと思っております。

 特に、野球場につきましては、やはり今、スポーツ、今、サッカーも盛んですけれども、小学生から大人まで、全般的にやるスポーツで他町からもやはり試合のときには来るので、あんまりちょっと格好悪いのも見せられないなと思いますので、そこら辺、今後に向けてまた体協と協議しながら、進めていただきたいなと思います。

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317