令和元年第5回定例会会議録(9月17日)

○議長(加来良明) これより本日の会議を開きます。

(午前10時00分)

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○議長(加来良明) 日程第1、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 一般質問をさせていただきます。2項目についてお伺いをいたします。

 初めに、ひきこもりについてでございます。

 内閣府では、社会生活を営む上で困難を有する子ども・若者の支援に向けて、平成21年度と27年度に子ども・若者を対象としたひきこもりに関する調査を実施したところです。その中で、ひきこもりの長期化傾向が明らかになったところです。

 そこで、平成30年度、昨年ですが、満40歳から64歳までの者及びその同居者を対象に生活状況に関する調査が行われたところです。その中で、今年3月にその結果が発表されたところですが、その内容は、全国の満40歳から64歳までの人口の1.4%に当たる61万3千人、これ推計でございますが、この方が趣味や用事、あるいはコンビニ以外に外出しない、または一切外出しない、そういった状態が6か月以上継続している、そういった状況のいわゆるひきこもりの状態にあると推計されております。

 そういった中で、平成27年度には15歳から39歳までで調査をした結果、1.57%に当たる54万1千人、これらが同じ状態にあると推計されております。そういった中で、総計では、総数では100万人を超えるのではないかと想定をされております。

 清水町においても、この人口の中では、少なからずひきこもり状態にある方が多数いらっしゃると思います。何十人になるか、100人前後になるかわかりませんが、数多くの方がいらっしゃると思います。この方々も、きっと悩んでおられるのではないかと思っております。

 そこで、次の点について伺います。

 町内のひきこもりの実態をどの程度把握しているのでしょうか。対象者と思われる方がいることを耳にしたときにどのような働きかけをしているのでしょうか。町長は「8050問題」をどのように捉えているのでしょうか。以上3点についてお伺いをいたします。

 次の項目でございます。

 芸術鑑賞事業についてお伺いをいたします。

 文化センターを平成30年度から2か年にわたって大規模改修をされたところでございます。今も工事中でございまして、今後の施設の活用については、さらに広がることと思っております。

 そこで、その活用について2点お伺いしたいと思います。

 大ホールの活用方針は今後どのように考えておられるのでしょうか。また芸術鑑賞の機会を積極的に提供する考えはあるのでしょうか。以上2点について、活用についてお伺いをいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、山下議員の質問にお答えしたいと思います。

 まず、大項目の1、ひきこもりについての小項目、1、2、3でございますけれども、答弁をさせていただきます。

 1点目のひきこもりの実態把握についてのご質問ですが、実態の把握自体が非常に難しい現状にあります。ご家族からの相談や近隣住民からの情報の提供などがあれば、その自宅を訪問するなどし、家庭の状況等を把握することはできますが、近年そういった相談や情報提供はない現状となっております。

 しかし、潜在的なケースもあると考えられておりますので、町民からの相談や情報提供に適切に対応し、その状況について積み上げを行い、その把握に努めてまいりたいと考えております。

 2点目の対象者への働きかけでありますが、過去のケースにおいては、その家庭を訪問させていただき、その方の心身の状況や生活実態などの把握に努めた上で、経済面や医療面などの支援などにつながったということもありました。また、就労が可能な方については、就労支援などを行い、社会復帰につながるような対応をとってまいります。

 いずれにいたしましても、長期間にわたっての関わりが必要であるものと考えており、対象者それぞれに応じた対応をとっていく考えであります。

 次に、3点目の「8050問題」ですが、80代の親が無職の50代の子どもの生計を支え、生活に行き詰まっていくものであり、医療的な課題や高齢者への支援など、複数の分野にまたがるような深刻な問題を抱えているものと考えております。何らかのサービスにつながるような場合は把握できるというところもございますが、潜在的なケースの把握についてどのようにするかということは課題であります。

 町といたしましては、家族やその周辺の方からの支援の求めにはできる限り対応させていただきたいと考えておりますので、保健福祉課に電話等でも結構ですので、声を寄せていただければと考えております。

 以上、私の答弁とさせていただきます。

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) それでは、芸術鑑賞の事業についてお答えをさせていただきます。

 1点目の大ホールの活用方針についてですが、大ホールにおいては、音楽、演劇、映画などの鑑賞を通じ、町民の皆様がさまざまな文化芸術に触れる機会となる場でありますとともに、町民の皆様自身がステージに立ち、さまざまな発表活動が行われる場でもあり、大ホールを含め、文化センター全体を、文化芸術活動を活性化させる場として活用していく考えであります。

 2点目の芸術鑑賞の機会の積極的な提供につきましては、例年、教育委員会の主催事業として幼児、小学生、中学生、一般向けの芸術鑑賞会のほか、映画会、ロビーコンサート等の実施をしておりますが、大規模改修によりリニューアルした文化センターにより多くの町民の皆様に足を運んでいただき、文化芸術への関心を深め、また文化芸術が身近なものに感じられるよう芸術鑑賞会の機会を増加し、また収蔵している絵画の展示などの取り組みを行ってまいりたいと考えております。

 以上、芸術鑑賞事業についての答弁とさせていただきます。よろしくお願いをいたします。

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 再質問をさせていただきます。

 まず、ひきこもりの関係でございます。

 ひきこもりの関係につきましては、周りの人に知られたくない、あるいはどこに相談したらいいかわからない、どうしたらいいかという部分で悩んでいる方が多数いらっしゃると思います。

 そういった中で、実態把握については実際に情報を耳にした部分で対応しているということでございますが、国ではアンケート等を実施して、全国的にどれぐらいいるか把握をしたところでございます。町としても実態把握に向けて何がしかの積極的な、全町的な調査といいますか、全町的なそういった部分で何か考えられているか、お伺いをいたします。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) 実態把握についての全町的な調査ですとか、そういったご質問かと思います。現在のところそういうような調査は予定しておりません。

 ただ、今ご質問にあるとおり、全国的には、世帯数でいきますと、32万世帯がそういったような家庭環境にあると。全世帯の0.67%でございます。 これを清水町に当てはめますと31世帯ということで、単純な計算ではそうなるわけでございますけれども、他町村にお伺いしましても、このひきこもりの実態把握ということについては、相当苦慮されているようでございます。今言われたとおり、ご質問の中にもあったとおり、なかなか外に出したくない、そういう悩みを出したくないですとか、そういったこともあって、あるいはひきこもりということを認めないということもあろうかと思います。そのあたりの行政としての捉え方というものも、なかなか難しい部分はあるのではないかなというふうには感じております。

 いずれにいたしましても、私どもといたしましては、全く何も手をつけないということではなくて、私も過去にそういったご家庭を訪問させていただいたこともあります。それは民生委員さんからの通報といいますか、連絡をいただいてご家庭を訪問させていただいたことがあります。そういったことを一つ一つ積み重ねて、時間はかかりますけれども、積み重ねさせていただいて、それぞれ課題のある家庭の把握に努めたいというふうに考えているところです。

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 実態把握は難しい部分でございます。そういった部分で、今課長から、全国的にいくと31世帯程度ということでお話がありましたが、実際に今、町として把握している世帯、あるいは人数とか、もし数字などが出せるのであれば教えていただきたいと思います。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) 先ほどの31世帯は、あくまでも全国的な存在率のパーセントを掛けた単純計算の数字でございますので、それがそのまま清水町に当てはまるかというと、そういうことではございません。

 それから、ご質問の中にあります1.45%、1.57%、こういったものを入れますと、人数的には七十数名ということになるものですから、これも単純に清水町の人口に掛けますと、そういう数字になるということで、これが清水町の実態かというと、そういうことではございません。私どもとしましては、そういった世帯、いろいろな機会を捉えて訪問させていただいて実態把握に努めたいという考えであります。

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 実態把握に努めたい。難しいところですが、ぜひぜひ努力をしていただきたいと思います。

 次の項目で、その対象者に対する働きかけでございますけれども、町としても努力されているということでご答弁をいただいたところでございます。そういった中では、どの程度働きかけるかという部分では難しい面が多々あると思います。

 そういった部分で、働きかけたケース、最近ではそういったものを耳にしないので、そういった働きかけは少ないのかなと思います。そういった部分で、その働きかけの中で課題と考える部分がどの程度あるのか、町としてどのように課題を考えているか、お伺いしたいと思います。働きかけの難しさですか、その中での課題ですね。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) 働きかけの課題ということでございます。

 ご連絡をいただきましても、そこに住んでいるのであろうけれども、なかなか姿を見ないですとか、そういったことでご心配、近所ですとか、あるいは先ほど申し上げた民生委員さんから通報をいただくことがございます。

 それについては、そういったストレートな言い方をするということではなくて、例えば私どものほうではいろいろな健診事業も抱えているものですから、そういったことを一つの訪問する理由にしつつ、そしてその家庭の中に、世帯の中に入らせていただいて健診の話ももちろんさせていただきますけれども、その他の困っていること、あるいはそういうことを、世帯の状況等を少しずつ聞きながら、そして、そこの世帯についてはどうなのだということを把握、確認していくということです。

 ですから、先ほど町長から答弁がございましたけれども、非常に時間のかかる課題かなというふうに捉えています。1世帯についても、1回、2回の訪問ではなくて、数回、あるいは十数回お訪ねさせていただいて、そしてやっとその世帯の状況を確認できるということが実態かなというふうに考えているところであります。

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 働きかけについては、ご努力されているということで、そういった中で、いろいろな難しい対応があるということで言っておりました。そういったひきこもりになるきっかけというのは、さまざまな要因があると言われております。人間関係だとか、不登校だとか、病気だとか、いろいろな受験の失敗だとか、いろいろな部分が、要因があると思われます。また、介護をきっかけにしても、本当になぜかわからないという原因の方もいらっしゃるようなことでございます。

 そういったことで、働きかけをした中で、そういったきっかけになっている状況というのは、どういったことでなったのかという分類をされているのかどうか、ちょっとお伺いをいたします。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) ひきこもった原因の分類ですけれども、それについては、特に統計的なものはとってございません。

 ただ、今議員さんからおっしゃられたように、就職に失敗したとか、進学に失敗、それから仕事上のいろいろなトラブル、そういったことがきっかけにあるのかなということは、過去の事例からいくと、そういったことが多いのかなというふうに考えています。

 あといろいろな部分で、この医療的な部分で、どうしてもそうなってしまっているという方も中にはおられるということでございます。

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 続きまして、80代の方が50代の子どもを抱えているという部分で、1点目でもお話ししましたけれども、実際に周りの方に知られたくない、あるいはどうしたらいいのだろうかという部分で、とても悩んでいる方が多くいらっしゃると思います。私の知っている方も何人かそういった方がいらっしゃいまして、どうしたらいいのだろうという不安を抱えている状況でございます。

 そういった部分で、親がいる間はいいのですけれども、そういった方がいなくなったときにどうしたらいいかという不安がすごくあるという状況だと伺っております。そういった方の不安を解消できるような方法、先ほど町長のご答弁をいただきましたが、いろいろな部分で対策をとっていきたいという話がありました。

 そういった意味では、今の働きかけ、一生懸命、長年かけて、長い時間をかけてやっていくというお話がありました。そういった意味では、本当に支えている家族の不安をできるだけ解消できるようなことを一生懸命やっていただければなと思います。そういった不安というものを、親の不安をいつでも役場に来れば相談に乗りますよという部分を発信できるようなことが何かあればいいかなという、待っている部分も多いと思いますけれども、何かそういった部分、ひきこもりに対して発信できる部分、何かあればなと思うのですが、その点、何かお考えがあればお伺いいたします。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) いろいろお悩みになっている親御さんですとか、それからあるいは当事者のまた兄弟の方、いろいろなケースがあると思います。

 先ほど町長からもご答弁がありましたけれども、私どもはそういったいろいろな相談の対応窓口ということになろうかと思います。保健福祉課に電話等でも結構ですので、声を寄せていただきたいという、先ほどの町長の答弁でありましたが、加えればそういったことの周知、いろいろな形の周知の仕方、それから私どももいろいろな講演会、いろいろなものをしてございます。そういった機会を周知させていただいて、いろいろな心の悩みですとか、そういったこともそれぞれお持ちかなというふうに考えています。

 そういったところから、そういう機会にぜひ足を運んで、なかなかひきこもりの方が足を運ぶといっても、そうはならないかと思いますけれども、その家族の方、親ごさん等に大変申し訳ありませんけれども、足を運んでいただくなどして、どういうようなことがある、どうすればいいだろうか、私どもの相談窓口を利用していただくと、そういう講演の中を通じて周知を図っていきたいというふうに考えているところです。

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 失礼をいたしました。今ご提言をいただきました。本当にどうしたらいいかわからないというのが正直なところだと思います。そういった部分で、町は、いつでも来てくださいと、相談に来てくださいという部分からいえば、なかなか相談もできない人がいるので、ぜひぜひ対応のほどよろしくお願いします。

 次の質問に移ります。

 芸術鑑賞の関係でございます。

 今回大きく大改修をされまして、本当に音響、あるいは照明関係がかなりいいものとなっております。また、ホールの規模につきましても、西部では本当に大きい施設ということで、清水町ばかりではなくて、西部でもいろいろと活用できるのかなという気がいたします。

 そういった部分で、町だけの町民のホールということで考えているということで話がありましたが、その方面的な部分で何か活用方針を考えていらっしゃればお伺いしたいと思います。

○議長(加来良明) 社会教育課長。

○社会教育課長(藤田哲也) 清水町の文化センター大ホールは801席という規模でございます。一般的には中規模と言われるホールの規模でございます。今、山下議員のほうから西部でということで、清水町民のみならず、近隣町の住民の方々も含めて参加できるような事業をと、検討はというご質問かと思います。

 現在、近隣町、鹿追、新得、芽室さんのほうと具体的にこういった事業を一緒にやろうというようなことを話し合ってきた経過というのは、ここ最近はないと思いますし、過去にもあまりないのではないかというふうに私、承知をしているところでございます。

 ご指摘のとおり、なかなか800規模の清水町の人口の方々で全て満席にしていくという事業というのはつくりづらい部分も当然ございますので、今、山下議員からお話がありました近隣町とのいわゆるタッグを組んで事業を立案していく、企画していくということについても、今後検討してまいりたいと思いますし、近隣町と話す機会をまず私のほうで持ちたいというふうに考えます。

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 活用方針については、西部を含めた活用方針を考えていくということですので、よろしくお願いいたします。

 続きまして、芸術鑑賞の機会の積極的な提供ということでございますけれども、これに関しましては、いろいろな部分で十勝管内を見ていますと、新得、あるいは音更、幕別等のホールでは、いろいろな部分を十勝管内にPRしている、新得ではかなりいろいろ発信しているように感じます。

 そういった部分で、清水町ではこういった立派なホールがあればもっともっと発信できるのかと思いますけれども、そういった部分の発信できる芸術鑑賞の機会、そういった部分については今後どのように考えているのか、お伺いをいたします。

○議長(加来良明) 社会教育課長。

○社会教育課長(藤田哲也) 芸術鑑賞会の件でございます。

 清水町の芸術鑑賞会、保育所、幼稚園、小学校、中学校、こういったところを中心に事業の一環も兼ねて、舞台や演劇であったり音楽であったりというものを鑑賞していただくという形が主流になっております。

 一方、議員のほうからお話がありました近隣町で新得町ということでありましたけれども、500円、1,000円、時には2,000円といった入場料も徴収しながら事業展開をされているのかなと。こういった部分で若干清水町の事業に関しても、もうちょっとそういった取り組みをしてはということかというふうに伺ったところでございます。

 先ほど申しました801席という規模、いわゆる著名人のコンサートとかというような興行性の高いようなものであっても、なかなか採算性の合わない規模、ちょうどそういう規模というところもありますので、この点は、先ほどご答弁させていただきました西部の近隣町のタッグというものを考えていく部分はあると思いますし、そういった部分でなくても、まず芸術鑑賞の機会として回数をどんどんどんどん増やしていきましょうという形をしていくと、先ほど申し上げた採算性の部分で、なかなか財源が伴ってこないという課題もありますので、どんどん増やしていく、何回も何回も増やしていくということは現状難しいかなと思っていますけれども、今回文化センターが新しくなりまして、30代、40代、50代、特に現役世代の方々にはぜひ文化センターに足を運んでもらいたいと思っておりますので、一つでも二つでも音楽、芸術、特に本町の関わりの深いようなものについて、芸術鑑賞の機会を確保していきたい、増やしていきたいと考えているところでございます。

○議長(加来良明) 3番、山下清美議員。

○3番(山下清美) 芸術鑑賞の機会を、ぜひぜひ提供をお願いします。

 そういった中で、大分前に町民の方々が団体となっていろいろな部分をやってきた経過がありますけれども、今後は町の行政、単独ではなくて、そういった町民の力を借りながら、そういった芸術鑑賞の提供を図りたいという部分についてはどのようにお考えでしょうか。

○議長(加来良明) 社会教育課長。

○社会教育課長(藤田哲也) 平成28年頃だったと認識をしておりますけれども、町民劇場というか、町民の方々で組織づくりをして、その中で芸術鑑賞事業の選定や企画、立案といったものを進めていこうという動きがあって、検討されたことがあったと認識をしております。

 現在、具体的にそういったものをこのスケジュール感で決めましょう、やりましょうという部分のところまでは至っておりませんけれども、広く町民の方々のほうからお声を聞いて、事業を立案、企画していくということについては、集客、それから文化そのものの関心を深め、高めるということにもつながってまいりますので、こういった点についても、特に町内の文化団体の方々のご意見も聞きながら、再度、27、28年度の検討計画がございますので、再度ということになろうかと思いますけれども、検討をしてまいりたいと思います。

○議長(加来良明) 社会教育課長、今の答弁の中で、平成28年に町民劇場がというふうに答弁しましたけど、年数は合っていますか、平成28年。

○社会教育課長(藤田哲也) 平成28年に町民劇場という組織をつくろうと。

○議長(加来良明) つくろうと。

○社会教育課長(藤田哲也) つくろうという動きがあったということです。

○議長(加来良明) 失礼しました。

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○議長(加来良明) 次に、7番、佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) 議長の許可を得ましたので、3項目、7点について、通告に従って質問をいたします。

 初めに、旧しみず温泉フロイデについて伺います。

 旧しみず温泉フロイデは、2008年に行財政改革の一環として民間に売却されましたが、購入した業者は、わずか1年で営業を中止し、その後、6年ほど前に大阪府堺市に差し押さえられたと聞いております。その後の経過について伺います。

 1つ、現在の所有者はどなたか。

 2つ、施設周辺の環境が非常に悪くなっております。防犯や防火の観点から、何らかの対策が求められていると思いますが、町としてどのような対処を考えているのか、お聞きをいたします。

 3つ目、道路に設置されている案内看板の所有者はどなたか。観光シーズンになると、その看板に誘われて温泉に行き、営業されていないことを知って帰ったということが実際にあったと聞いております。景観上も悪く、町のイメージも悪い。これも何らかの対策が必要ではないかと思いますが、町長の考えを伺います。

 次に、十勝清水駅への特急列車停車増加要請と跨線橋対策について伺います。

 新聞報道によりますと、去る8月26日に町長は、芽室の手島町長とともに、JR北海道釧路支社を訪れ、特急「スーパーおおぞら」の停車増加を要請したとのことでありますが、今後の取り組みと跨線橋対策について伺います。

 1つ、特急停車増加が実現すれば、まちづくりも大きなプラスになることは間違いありません。1回の要請で実現するわけがないと思いますので、今後どのような取り組みを展開しようとしているのか伺います。

 2つ目、特急列車の停車本数が増えても、今の跨線橋の不便さは変わりません。今回の要請の際、跨線橋対策についても要請したかと思いますが、要請内容とJR側の対応についてお聞きをいたします。

 3、私は3月の定例会で構内通路の設置を提案しましたが、町長はJR側の説明を答弁しただけで、積極的に取り組もうとする姿勢が見えないと、町民から指摘をいただきました。

 そこで、再度お聞きしますが、この構内通路の設置に対し、特急列車増加要請と一体になって取り組む考えはないか、町長に伺います。

 次に、新保育施設周辺の車進入規制計画の策定についてお聞きをいたします。

 国は、2020年度に保育所等の周辺生活道路への車進入を規制するため、市町村が作成した計画に基づく安全対策に財政支援を行う方針といいます。保育所と周辺道路一帯を一つのエリアと位置づけ、面的な安全対策を推進することが目的とされております。

 そこで、本町の新保育所周辺の安全対策として車進入規制計画を策定する必要があると思いますが、町長の考えを伺います。よろしくお願いをいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、佐藤議員のご質問にお答えをさせていただきます。

 まず、大項目の1、旧しみず温泉フロイデについてのさらに小項目の1番目でございます。

 現在の状況についてでありますが、町営しみず温泉フロイデは、平成7年4月に開業し、多いときには年間利用者19万人以上が利用されておりましたが、年々利用者が減少したことにより、来館者へのサービスの充実により利用者の増加を図るには、町営で継続するよりも民間企業のノウハウを生かした運営に委ねたほうがいいとの結論に至り、平成19年度に移譲先の公募を行いました。

 平成20年4月に堺市に所在する株式会社コンセルジュが売買契約により施設を取得し、同年6月から営業を開始しましたが、平成22年10月から休業となり、それ以降も休業状態が続いているところでございます。営業の再開について、相手方に文書により通知した経過がありますが、営業が再開されることもなく、現在に至っております。

 次に、2点目の施設周辺の環境についてお答えを申し上げます。

 防犯、防火上の観点からの対策でございます。

 町といたしましては、町内の空き地などについて、周辺住民などから苦情が寄せられた際、所有者がわかる場合には草取り等の対応をお願いする文書を発送しております。旧フロイデの管理状況について、無断で私有地に入ることができませんので、詳細を把握している状況ではございません。

 また、苦情なども寄せられていないことから、これまで文書による通知はしていない状況であります。相手側の所有物であるため、管理が悪いことのみをもって町が指導を行うことはできないと考えますが、危険性があるなど、判断できる状況になった際には、所有者に対し、改善について通知することになると考えております。

 次に、3点目、道路に設置してある看板の所有者は誰か。観光客が勘違いするので、対策が必要ではないかという問いにお答えをさせていただきます。

 看板については、売却先である株式会社コンセルジュが売買契約により、施設とともに、一括で取得したものと認識しております。以前に利用されていた方などが営業再開の時期や看板の劣化などについて、町に対し、問い合わせが寄せられているところであります。

 これまで看板設置についての問い合わせが多いこともあり、その対応について弁護士に相談した経緯がありますが、本体施設及び看板などが相手方の所有物であるため、同意が得られないと、町が改装、処分することができないという判断をいただいたところでございます。

 現在まで相手方からの事業再開や看板の取り扱いについての明確な意思表示がないため、本町が講じることができる手段については、具体的な方針を立てられない状況でございます。

 町といたしましては、今後相手方の具体的な意思が確認できる状況が生まれた場合、この時点において対応策を検討してまいりたいと考えているところでございます。

 次に、2点目、JR関係のご質問に対する答弁をさせていただきます。

 まず、1点目の特急列車停車増加に向けた今後の取り組みについてでありますが、8月26日に訪れた際には「スーパーおおぞら」全車の十勝清水駅での停車を強く要望してまいりました。現在、札幌と帯広─釧路間の特急列車は上下線とも「スーパーとかち」5本、「スーパーおおぞら」6本の計11本の列車が走行していますが、「おおぞら」で十勝清水駅、あるいは芽室駅に停車する列車は、上下線とも各1本です。

 このことはビジネス客や観光客の多い両町にとって大きなマイナスであり、町の発展を阻害している要因の一つとなっております。JR側としては、乗り継ぎなども含めて検討するとのことでありますが、将来の人口推移を見ても、両町の乗降客の比率は総体的に高まると思われますので、今後におきましても粘り強く要請を続けてまいる所存でございます。

 2点目の跨線橋対策についてでありますが、今回を含め、さまざまな機会においてJR北海道に対し、継続的に協議、要望をしておりますが、JR北海道としては、財政的に実施が困難であるとの考えは変わっておりません。

 3点目の構内通路の設置要望についてでありますが、こちらは安全性の確保のため、JR北海道としては新たな構内通路の設置は行わないとの考えは変わっておりません。

 次に、大項目3点目、新保育所施設周辺の車両規制計画の策定についての答弁とさせていただきます。

 来年度からの幼稚園、保育所などの周辺生活道路への車の進入規制等の安全対策に関する財政支援等につきましては、国からの制度の要綱など計画策定に関する情報が来ていない状況であり、どのような計画策定をする必要があるのか、財政支援の対象はどのようなものなのかなど詳細がわからない状況です。今後制度の内容等をよく把握した上で判断したいと考えております。

 また、新保育施設開所後の周辺の交通安全につきましては、朝夕のお子さんの送迎の際などに交通量が増えることと思われますので、保護者の方々や近隣にお住まいの方々にも安全に通行していただくようご理解とご協力をお願いしてまいりたいと考えております。

 以上、3点についての答弁とさせていただきます。

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 7番、佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) 持ち主は株式会社コンセルジュということでございますが、今まで所有者との接触はあったのか、文書で通知したという答弁がありましたが、あったとすれば、その内容についてお聞きしたいと思います。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 今ご質問ありました所有者との接触、またその内容についてということでございますが、答弁させていただいた内容と重複しますが、休止状態になった後、文書によって、数回文書の通知をさせていただいております。具体的な意思表示等がなく、休止状態のまま現在に至っているという状況でございます。

○議長(加来良明) 7番、佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) 建物の固定資産税や看板の道路使用料はどのようになっているのでしょうか、お聞きしたいと思います。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 税金、それから使用料等の部分です。

 詳細については、それぞれ担当がございますけれども、一般的なことでお話しさせていただくと、それぞれ法人情報に該当する内容だというふうに思ってございますので、この場ではお答えできないというふうに思ってございます。

○議長(加来良明) 7番、佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) 看板でございますが、他人の所有物に勝手に手をつけられないことはわかりますが、そうであれば、法的手段も含めて対応すべきと考えますが、いかがですか。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 答弁の中で、フロイデが営業しているときに利用された方がいつ再開するのだとか、それから今現在も看板が設置されていることから、営業していないのに看板があるとか、もしくは営業していないのに看板があることによって景観を害する等の苦情をいただいているところでございます。

 答弁させていただいたとおり、建物と一緒に看板についても一括して譲渡しているという状況でございます。町も、その他人の所有物についてはなかなか改装、処理等ができないという状況でございます。明らかに危険があるとか、そういったような状況になれば法令、もしくは関連する条例等に基づいて対応するという状況があろうかと思いますが、そのような状況になった際には対応したいというふうに考えてございます。

○議長(加来良明) 7番、佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) よろしくお願いします。

 3番、看板でございますが、他人の所有物に勝手に手をつけられないことはわかりますが、そうであれば法的手段も含めて対応すべきと考えますが、いかがでしょう。

○議長(加来良明) 佐藤議員、ただいまその質問に答弁されたと思います。

○7番(佐藤幸一) 失礼しました。

 十勝清水駅特急列車停車増加の要請と跨線橋対策に移ります。

 この要請が実現するためにも、例えば期成会の立ち上げとか、官民一体となって取り組む考えはありませんか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) まだそこまでは、先日行ってきましたので、もう少し、それから今芽室の町長と一緒に活動もしてございますので、今回の答弁にもありましたように、粘り強く、だけれども、いろいろな状況を考えると、清水と芽室に停まらないのは、かえって経済的なマイナスにもつながりますよということも含めて強く要望しておりますので、今後についても、その点も含めて、根気強く要望していきたいというふうに考えてございます。

○議長(加来良明) 7番、佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) よろしくお願いします。

 町長から支社長に跨線橋対策についてもお願いをしていただきたかったのですが、これは町民の希望ですので、進めてほしいと思いますが、いかがですか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 跨線橋対策につきましては、こちらから出かけるばかりではなくて、向こうからも年2回ぐらい表敬訪問というか、そういうふうな場面があるのですね。

 それから、今回の肉・丼まつりにも来ていただいて、JRの支社長が、釧路の支社長が、そんな折を見てお話はしておりますけれども、いい返事はもらえそうな雰囲気はなかなか、次の構内通路も含めて感じ取れないかなという状況であります。

○議長(加来良明) 7番、佐藤幸一議員。

○7番(佐藤幸一) いろいろなお話があるようでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。

 構内通路は国鉄時代に設置したものとはいえ、現に多数存在しているわけですから、町民の立場に立って、その実現に向けて取り組んでほしいと思いますが、再度伺います。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 今JRにつきましても、一番はスピードの時代でありますけれども、安全をどうやって確保するかというのが非常に大きな問題でありまして、国鉄時代にはよかったけれども、今のJR、民間になってからの基本的な考えとして全くこの部分については難しい、考えられないという返事をいただいているところでございまして、なかなか難しいかなと判断しているところでございます。

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○議長(加来良明) ここで休憩します。

(午前10時52分)

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。

(午前11時05分)

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○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

 11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) 安心安全なまちづくりについてお伺いをいたします。

 住民の生活様式が多様化するにつれまして、犯罪の形態も広域化、凶悪化する中で、安全で安心して生活できる環境を地域ぐるみでつくることが大切でございます。現在、清水町でも通学路の安全を確保するために見守り隊など、防犯対策を図っていただいていることに感謝を申し上げたいと思います。

 それでは、質問に入りたいと思います。

 本町では年間どれくらいの犯罪が発生しているでしょうか、市街地、農村地区、それぞれの直近の刑法犯件数をお伺いいたします。

 次に、不審者などの情報提供があった場合、その情報をどのような方法で地域住民に伝えているのか、情報発信の現状についてお伺いをいたします。

 次、夜間における犯罪の防止及び交通安全に対する有効な手だてである防犯灯設置の整備状況についてお伺いをいたします。

 次に、防犯カメラは犯罪抑止効果や万が一の事件の解決に有効と評価され、住民組織の設置者が地域の公共施設にも防犯カメラが設置される傾向にございます。清水町の防犯カメラの設置状況と今後の設置予定の施設はあるのかを伺います。

 また、撮影された画像の取り扱いによっては、住民のプライバシーが侵害されるおそれがあると不安を感じる住民もいらっしゃいます。現時点で清水町には、公共の場所に向けられた防犯カメラの設置及び利用について、防犯カメラを設置する者が順守すべき義務などを定めた要綱、条例がないというように私は認識をしております。現状では防犯カメラの設置者の自由に委ねられているのが実態であると考えております。

 防犯カメラが善良な住民しか利用しない地域コミュニティの場所に設置してあること自体何かしらの不安を感じることに対して、安心安全なまちづくりとプライバシーの保護の観点から慎重でなければならないと思います。公共の場所の防犯カメラの有用性に配慮しつつも、住民の権利を保護することを目的に、防犯カメラの設置、管理に特化した規範を速やかに設けるべきと考えますが、いかがでしょうか。

 以上、町長の所信をお伺いいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、奥秋議員のご質問にお答えしたいと思います。

 安心安全なまちづくりについての1点目の本町での1年間の発生している犯罪の件数について答弁をさせていただきます。

 新得警察署刑事・生活安全課より提供いただいた資料によりますと、平成30年1月から12月までの1年間における清水町内で発生した犯罪の認知件数は17件となっております。犯罪別の内訳では、凶悪犯が1件、粗暴犯が1件、窃盗犯が12件、知能犯が2件、その他が1件となっております。

 なお、市街地区、農村地区別の件数は示されておりませんが、清水交番管轄の認知件数は13件、内訳は、粗暴犯1件、窃盗犯9件、知能犯2件、その他1件であります。

 御影駐在所管轄の認知件数は4件、内訳は、凶悪犯1件、窃盗犯3件となっております。

 2点目の不審者の情報等の地域住民に対する情報発信の現状について、ご答弁申し上げます。

 通学路等において不審者などが発生した際、各学校や保育所等の施設管理者や警察へ通報された場合は、その後、学校教育課、子育て支援課、警察等を通じ、役場防犯担当者に情報提供されております。

 また、警察等へ通報が行われない場合は、役場防犯担当へ連絡があり、その情報を学校教育課、子育て支援課を通じて、学校、保育所、各保護者へ伝達し、注意喚起が行われているところです。

 さらに、警戒行動が必要と判断するような情報がもたらされた場合には、防犯担当職員が生活安全推進委員会(防犯・交通)部会員の協力をいただき、青色回転灯搭載車両によるパトロールを実施することがございます。犯罪者が潜伏している可能性があるなど、住民に対する真に緊急を要する情報提供が必要な場合に、防犯無線などを活用する手だてによる情報提供を行うことは考えられますが、信憑性の不確かな情報の提供や過度な情報提供は、かえって住民に不安を与えてしまうこともありますので、不審者情報等を先ほど申し上げた方法により、幼児、児童生徒、保護者及び施設管理者へ情報提供を行う以外は、地域住民への情報発信は実施しておりません。

 次に、3点目の防犯灯の整備状況についてお答えを申し上げます。

 夜間の歩行者や車両等の通行への危険防止のために設置し、明るく照らすことにより、防犯灯の役割も果たしております街路灯につきまして、街路灯と防犯灯に明確な区別はしておりませんが、あわせて清水町全体で1,400基を設置しており、そのうち約400基は御影地区に設置をしております。

 4点目の防犯カメラの設置状況と今後の設置予定の施設について答弁をさせていただきます。

 町が設置している防犯カメラは、清水小学校の通学路上である北3条2丁目で、JR線路下を通る地下歩道に2台設置されております。今後設置を予定している防犯カメラは、現在建設中の保育所の出入り口やベランダなど、侵入される可能性のある箇所に5~6台予定しております。

 次に、防犯カメラの設置、管理に特化した規範を設けるべきについてのご答弁を申し上げます。

 首都圏を中心とした都市部では、犯罪が多発するため、歩道や通路等を監視することを目的とした防犯カメラが数多く設置され、それらの多くは恒常的に不特定多数の方の画像を記録することにより、犯罪の抑止を目的としているものであり、そのような現状を抱える東京都特別区や中核市等においては、防犯カメラの設置や管理に当たって個人情報等が担保されるよう私人、自治体、地域団体等も含め、地域の防犯カメラを統一的に管理する条例を制定している自治体があります。

 また、自治体が自主管理を行うため、条例規則、あるいは要綱等を定めている場合や住民に対し、防犯カメラの適正、自主的な管理を促すガイドラインを定めている自治体もございます。本町においては、現在、私人設置による防犯カメラがどの程度設置されているか承知しておりませんが、自治体設置のものが1件のみであります。

 また、今後も、先ほど申し上げた都市部での運用のように、犯罪が行われることへの抑止等を目的として、不特定多数の方が恒常的に記録されるような場所へ防犯カメラを設置する予定はなく、今後とも公共施設における防犯カメラの設置に関しては、防犯上、必要最小限のものに限定するものであります。

 つきましては、現時点で防犯カメラの設置、管理については、1つとして、設置に係る目的が明確であること、2点目として、目的を達成するために必要な範囲内で利用されること、3点目として、設置者による責任を持った管理運営がなされること等を基準として、適切に設置の必要性を判断してまいりたいと考えております。

 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) それでは、再質問をさせていただきます。

 最初に、清水町の刑法犯件数の件数でございますが、昨年1年間で17件だったということでございますが、清水町の1万弱の人口に対して多いのか少ないのかという判断になれば、これはどう判断したらよろしいでしょうか。

○議長(加来良明) 町民生活課長。

○町民生活課長(大尾 智) 今ご質問のありました清水町の人口規模に対して多いか少ないかということでございますけれども、ちょっと私どもでは多いか少ないかの判断はわからないところでございますけれども、ここ数年間の状況を見てみますと、大体20件前後からというところでございますので、増えたり減ったりということはないと思いますけれども、うちの規模というところの件数としてはちょっとわかりかねるところでございます。

○議長(加来良明) 11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) 件数は多いか少ないか、なかなかこれ判断のしかねるところだと思いますが、できればゼロでありたいというのが町民の願いでございます。

 それでは次に、不審者の情報発信の方法でございますが、非常にご答弁をいただいた中では、連携を密にしながらやっているということでございますので、そういう中で、また今年は清水町の通学路の安全推進会議というものがあって、国と道と連携しながら、この通学路の安全推進会議ができたということでございますので、それにもまた期待をしておりますけれども、その活動の内容というのはどういうものなのでしょうか。

○議長(加来良明) 町民生活課長。

○町民生活課長(大尾 智) その会議につきましては、各関係者、町の関係者ですとか、学校教育関係の関係者が集まりまして、国、道の道路管理者も含めて集まりまして、通学路の点検等をやっていると承知しています。

 その中で、危険な箇所について点検をしたり、あと道路につきましては、例えば白線を引いて車が通ると、がたがたとしてスピードを落とすとか、ちょうど道道の跨線橋のところにも新しく白線の点線が引かれたところでございますけれども、そういうような提言をいただいて、予算の範囲内ではございますけれども、各担当で対応しているというところでございます。

 そのほか町といたしましても、生活安全推進委員会(防犯・交通)の担当している団体がございますけれども、そちらのほうでも点検等を行いまして、必要な道路の先ほど言ったような白線を引いたりですとか、あるいはとまれの看板等を設置したりというような活動をしているところでございます。

○議長(加来良明) 11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) ありがとうございます。

 それで、防犯灯の設置の整備状況なのですが、清水町、御影も合わせて1,400基ということでございます。そういう中で、各町内会とか、地域の要望に対して何%ぐらい、これは100%の設置率になっているのかどうかということをお伺いしたいと思います。

○議長(加来良明) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 防犯灯、街路灯、両方合わせてという形の中で、基数を書かせていただきました。全町的には、市街地に関しましては、ほぼ100%ついているような状況でございます。

 あと農村部に関しましては、今現在、旧小学校の跡地の、ある程度の農村地区が集中的にあった場所、その部分に関しましてはついているような状況で、あと大きな長い橋梁、この部分にもつけてございます。

 それと、北海道のほうもある程度の農村部の交差点、大きな交差点ですか、その部分もつけているという形の中で、全町的、農村部を100%つけるというのはちょっと不可能だということで考えております。現状はほぼ100%に近いのかなということで認識しております。

○議長(加来良明) 11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) そうですね。ありがとうございます。

 それで、4番に移りたいと思うのですけれども、町で今のところ設置してあるカメラは、時々不審者の情報がある場所でございますが、2台、1か所のみであるということですね。今までご答弁いただいた中の非常にこの刑法犯件数だとか、不審者の情報の発信方法、そして防犯灯の設置状況から見ましても、犯罪予防の段階では、一般には、この公共の安全に害するおそれもないという中で、また比較的小さく、防犯カメラをつける必要がないということで、今まで防犯カメラをつけてこなかったのかなということでございますけれども、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 町民生活課長。

○町民生活課長(大尾 智) お答えいたします。

 今防犯カメラの必要性の部分だと思うのですけれども、とりわけ町長の答弁の中にもございましたように、防犯カメラを設置しているのは多くの犯罪が起きる都市部というところでございますので、本町におきましては、先ほどの答弁の中で、犯罪の認知もございますけれども、そういった部分は比較的多くないというふうに判断をしているというところでございますので、防犯カメラにつきましては、今までそれほど必要性を感じてこなかったということでございます。

○議長(加来良明) 11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) この防犯カメラの問題というものが、最初は警察が危ないところから防犯カメラを設置するというところから始まって、金融機関だとか、コンビニと広まってきたというところでございまして、今は公共施設でも取り上げられているというお話でございます。

 町民のニーズとしては、基本的に犯罪も怖いと、見たことのない車が地域の福祉館の駐車場にとまっているのも気持ちが悪いという感覚なので、非常に防犯カメラの設置には積極的なところもあります。

 しかし、一方で住民の中には肖像権を侵害されることについて、非常にセンシティブな人もいるわけでございます。福祉館への防犯カメラの設置についても、地域の合意であるから、行政としては何ら干渉しないという非常にシンプルにお考えになっているのではないかと思います。その考えは今も変わらないでしょうか。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) ただいま地域の福祉館というお話でございましたから、私から答弁をさせていただきたいと思います。

 地域の福祉館で防犯カメラを設置しているのは1か所でございます。この用途につきましては、福祉館といいますか、地域で使うごみステーション、こちらについて不法投棄が多いということで、地域の方からお話がございました。それを抑制するためにカメラを設置させてほしいということで、地域の負担で設置したという経過がございます。あくまでも目的は、先ほど申し上げたごみの不法投棄の抑制ということでございます。

 私どもは、今議員さんからありましたとおり、肖像権等のお話もございましたけれども、肖像権の侵害等ということかなというふうに思いますけれども、これについては公共の利益、福祉、そういったことを優先させるべきだろうということの判断で、ごみステーションを監視、不法投棄を監視するための防犯カメラの設置を許可したところでございます。

○議長(加来良明) 11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) ごみの不法投棄ということもございます。本来防犯カメラというものは、あくまでも防犯カメラだということでございますね。この防犯カメラというのは非常に論点自体、非常にシンプルだというふうに思いますが、個人とか、特に地域住民の肖像権にかかわる憲法上の問題にも私は関係をしてくるのではないかと考えております。非常にそのように微妙な問題も含んでおります。

 安全管理であるためと、理解がある一方で、その施設を利用した地域の会合などに参加するときも監視カメラの設置されていることに対して非常に気になるわけでございます。何も後ろめたいことをしていなければ気にすることがないのではという方ももちろんいると思いますが、行動を監視されているようで、非常に気分のいいものではないというわけでございます。

 町の施設を利用される方は、私は、善良な町民ですので、撮影された映像のほとんどが犯罪と無関係なものだというふうに思います。本当に防犯が目的であるならば、カメラの設置をしていることをしっかりと明確に明示してほしいと思いますが、そこら辺はいかがでしょうか。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) 先ほど申し上げましたとおり、福祉館で設置しているのは1か所でございます。理由は、先ほど地域連合会からの要望ということで、十分に連合会の中で協議されまして、そしてそういう判断をされたものと承知してございます。

 なお、録画された画像につきましては、当然公共施設についているということでございますので、目的外の使用はしないということは確約をさせていただいているところでございます。

 そんな中で、私どもといたしましては、重なるお答えになりますけれども、今、肖像権等のお話をされましたけれども、そういった部分については公共の福祉、公共の利益、地域の利益が優先されるだろうということで判断をさせていただいたところです。

○議長(加来良明) 11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) 住民組織団体、連合会はございますね。そういう中で、公共の施設、公共の場に何ら規制もないまま防犯カメラを設置する、連合会のもちろん合意であるということでございますけれども、しかし、何か防犯カメラに対する苦情があったときには、誰がそれを受け止めてくれるのかという問題なのですけれども、それらはどうすればいいのでしょうか。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) 建物は、確かに私どもの管理する施設でございますけれども、カメラ自体は、地域の連合会のカメラということでございます。

 そして、あわせて録画された画像等も、これは当然連合会の所有するものということになるということでございますので、そういった点については連合会のほうにご相談いただくというのが適切だと考えております。

○議長(加来良明) 11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) 福祉館は、あくまでも公共施設でございます。利用するのは地域の住民でございますが、じゃあ行政としては、じゃあ連合会でこれは決まったことだから、全部地域住民で解決しなさいというのは、あまりにもこれはちょっと酷な問題ではないかと思います。

 やはり行政として、福祉館の管理というものは、全部この福祉館の条例に、管理規則にございますが、これは町の建物だということも、私は認識しておりますので、何かあるときは、「町長が特に必要と認めたときは」ということもうたってございますので、全て連合会とか地域にこれを丸投げではないけれども、任せてしまうというのは難しいなと思います。こういう考えでは難しいですか。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) 実態といたしましては、福祉館というのは12館持ってございますけれども、それぞれ地域集団の皆さんが拠点として施設をご活用いただいていると。あわせて管理についても地域の皆さんにお世話になっているということで、私どもとしては深くお礼を申し上げているところでございます。

 今回の防犯カメラ、その1か所ついている福祉館の部分につきましては、これは館の管理自体は私どもでありますけれども、防犯カメラの、これはあくまでもごみステーションを撮影するという趣旨、目的でございますので、そこにいろいろな分別をしないごみをどの程度の方がされるかは承知しておりませんけれども、いろいろと入れていくと。非常に地域の皆さんお困りになっているというお話をお伺いしているところであります。これについては、そこそこの地域もそうでしょうし、市街地の町内会においても、ごみステーションに鍵をかけているというような町内会もございます。

 そんな中で、非常にあとの始末はそこそこの町内会の方であったり、地域の皆さんであったりということで、非常に苦労されているということのお話を伺いまして、これは私どもとして、地域の皆さんに協力できる部分はさせていただきたいということで判断をさせていただいたことです。

○議長(加来良明) 11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) 防犯カメラは防犯のための意味があるというもので、住民組織の予算であれば地域の福祉館にごみの不法投棄があるのでつけようという議論で一気に流れていくというような、それほど単純なものではないと私は認識しております。一般的には防犯だったらいいのではないかと、積極的に考える傾向が強いのでありますけれども、公共施設を利用するというのはほとんどが地域の住民でございます。

 そういう中で、何ら規制もないままつけるということは、行政として、私は無責任ではないのかなと思います。公共施設に公共の場所です。駐車場も全部公共の場所です。そういう場所にそういうことを、これからもまたどんどん増えていくのかもしれませんけれども、第1号の地域の防犯カメラの設置問題でこういうことを申し上げてあれですけれども、しっかりとした規範というものが必要だと思うのです。公共施設に私人、行政移管でなくても、住民それぞれの団体が設置される場合については、統一の管理条例型というものがありますので、防犯カメラの設置基準の作成をしっかりと義務づけて、それを自治体に、どういう理由であるから、これ防犯カメラを設置するということを届け出るということは、私は今やるべきではないのかなというふうに思いますけれども、いかがでしょう。

○議長(加来良明) 町民生活課長。

○町民生活課長(大尾 智) お答えいたします。

 現在、福祉館に設置されたカメラにつきましては、先ほど保健福祉課長からも答弁がございましたように、その目的、何に使いますよと、またしっかりした管理をしますよという申請をいただいて、その中身を吟味させていただいて許可を出しているという形をとってございます。

 それから、今後の規範の設置についてですけれども、先ほど町長からの答弁の繰り返しになる部分もございますけれども、まだ本町としましては公共施設の設置等につきましても、そういう防犯というか外部からの侵入を防ぐというか、実際に何かあったときには、そのカメラによって対応ができるという部分が中心でございますし、今後ともそういうような方針でカメラを設置していきたいというふうに考えてございますので、現時点におきましては規範をつくるということをせずに、個別に、その個々の施設の管理者等が目的と、あとどういうふうに利用するか。あるいはどういうふうに管理運営をするかということをそれぞれ基準にして、その必要性を判断して設置していきたいというふうに考えてございます。

○議長(加来良明) 11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) 非常に行政として何かこれ、今のところ防犯カメラもない。設置、1カ所のみ。自治体も今後つけるのは、新しく開設される保育所にはつけるということです。

 そういう中で、非常に消極的だなって私は思います。現実にこの防犯カメラというのは、犯罪が起きて、警察から任意提出を求められた、そういうときどうするのかという、そういう部分にも発展する可能性もあります。大変これは、私は複雑な問題だというふうにも考えております。

 そういう中で、この防犯カメラの設置に当たっては最小限度、行政としての要綱なり、せめてガイドラインなどはつくっておくべきだと、私はそう思います。いかがでしょう。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町民生活課長。

○町民生活課長(大尾 智) 現在、そういう規範をつくるというところまでは、先ほど申し上げたように、まだ考えていないところでございますけれども、今後、議員のおっしゃるように、増えていくという部分もあるかなというふうに思いますので、ちょっと他町村の状況も注視しながら、今後について検討していきたいというふうに考えてございます。

○議長(加来良明) 11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) 住民組織、公共の場所に設置する防犯カメラを規制するのではなくて、行政が防犯カメラを導入するための環境整備として、町民の安心・安全のために行き過ぎることのないようにガイドラインを作成するに当たって、憲法や刑事訴訟法の知識のある専門家の意見を聞いていただきたい。

 そして、防犯カメラの設置に向けてのガイドラインなどを、規範作成に向けて、私は前向きに考えていただきたいというふうに思います。

○議長(加来良明) 町民生活課長。

○町民生活課長(大尾 智) 知識を持った専門家の意見等を聞いてはという部分でございますけれども、ちょっとその点については、今後必要かどうかもございますけれども、当面いろいろ研究をさせていただきたいというふうに思います。それをいろいろ研究、調査させていただいて、その中で判断していきたいというふうに思います。

○議長(加来良明) ただいま奥秋議員の質問中に、先ほどの建設課長の答弁において「●●」との発言がされましたが、不適切と認めますので、「農村地区」と訂正いたします

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○議長(加来良明) ここで休憩します。

(午前11時43分)

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。

(午後1時00分)

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○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 議長の許可をいただきましたので、質問に入らせていただきたいと思います。

 まず、第1番目、三流政策の清水町と表現をされました町長の今後の町政方針についてお伺いをさせていただきます。

 これは私自身が十勝地方議員連絡協議会の席において、町長にお時間を、1時間40分程度でしたか、講演をいただいた。

 そして、その中には、十勝管内の町村議員さん、さらには帯広市の市会議員さん、第三者的な方がたくさんいらっしゃった。その中での講演内容の若干ひっかかった部分でございます。三流政策からの脱出ということでお話がありました。

 これは、最初は、もしこれが職員研修であれば、私は何の問題もないかなと、多少の問題はあるとは思いますが、ただ、この対外的になったときに、残念ながら、清水町ってどういう町なのだろうと、一般論として疑問視がされてしまいます。

 この責任は、町民が悪いのか、もしくは町職員が悪いのか、または議会議員が悪いのか、そういう部分について、どうしてもそこに行き着いてしまう。多分どこかの誤解からそうなったのかもしれませんし、それは訂正するべきは訂正しなければならないのではないかな、そういうふうに思っています。これは本当に揚げ足を取るのではなくて、姿勢として、これからどういうふうにしていくかという部分も含めて、この部分、今日お聞きしたいと思います。

 そして、2点目、給食費無料化の公約はいつ実行されるか。この部分については、町長が公約で給食費の無料化ということで、町内のお子さんをお持ちの世帯は非常に期待をしていると。ただし、私自身、議員として言うならば、やはり町の財政を考えたときには厳しいだろうと。しかしながら、町長が約束したこの部分を一体これからどういうふうにやっていくのか。これについては議員としてのジレンマもありますが、やはり町民として期待する声も大きい。この部分をどのようにこれからやっていくのか、今後のスケジュールを含めてお伺いしたいと思っています。

 そして、3点目、デイサービス事業の現状について、これは先般の6月、質問をさせていただきました。福祉の世界において、町民が安心して、最後の最後まで本当に暮らしていくためには、デイサービスを含めた福祉事業なんていうのは、やはり人ごとではなく、自分事の世界だと思っています。

 その中で、いまだまだ結論が出ていないと思っています。ただし、今、清水町で起きているこのデイサービスの事業に対してのすごく関心の高まりが、1つずつ解いていかなきゃならない。町民に対して今こういう状況だよというのをどこかで必ずお伝えしていかないと、町民が安心して暮らせる町にならないのではないかと。そのことを踏まえて、現段階での方向性をお伺いさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、鈴木議員の質問にお答えをしたいと思います。

 まず、1番目の大項目についての答弁でございます。

 講演の際に使われる資料についてのご質問も含めてだと思いますけれども、私が現在進めている政策を町職員や先般開催された十勝地方議員連絡協議会へ講話をした際に、表題として用いたことを指しているのだと思われます。

 昨年10月に実施した町職員への講話の表題が「今後のまちづくり政策実現に向けて今何をすべきか」という、そういう講話の表題でございました。

 そして、先般開催された十勝地方議連の皆様の講話の表題が「人口減少時代における十勝、そして清水町の取り組みについて」でございます。いずれも、その後に副表題として「三流政策からの脱出」と表現しております。

 講話の内容は、人口減少問題と清水町の現状、まちづくりに主眼を置いたものとなっており、人口の推計を正しく分析する必要性や私の考える人口問題を中心としたまちづくり政策の基本を伝える内容でありました。

 ご指摘にあるような、今までに清水町のまちづくりに関わった町民や議会、町職員を否定する内容とはなっていないと考えています。過去から進められてきた政策は、私も職員時代に携わっておりますが、その時代時代で、町民との対話を繰り返し、議会の協力を得ながら、できる限り最善な選択をしてきたものと考えています。

 しかし、現在、国や北海道が進めている政策や清水町で取り組んでいる政策が将来にわたって正しいものとも限らないのも事実でございます。社会は常に動いており、ある時点で正しくても変わっていく可能性があり、時代によっては、政策は常に変化を求められるものであると考えております。

 そういう柔軟な発想で政策づくりを進めたいとの思いから、一度政策を決めたら、それが正しいものだという固定観念にとらわれないよう、三流政策からの脱出という表現を用いたところであります。その表現が誤解を招くのであれば、今後においては誤解のないよう、丁寧な説明に心がけたいと存じます。

 私の公約の5本柱の一つは、町民が主役のまちづくりです。まちづくり基本条例の理念に基づき、町民対話を重視したまちづくりを掲げております。町民こそがまちづくりの主役であり、みんなで情報を共有し、互いに尊重し合い、助け合い、協働していくことを町政方針の柱にし、今後もまちづくりを進めてまいる所存であります。

 次に、大項目2点目、給食費無料化についてのお答えであります。

 町民との懇談会、教育関係者や職員等、さまざまな意見を総合的に判断し、今回の議会での使用料の改正における無料化の提案は見送らせていただきました。

 私の公約の大きな柱の一つに、子どもたちの幸せを第一に考える町があります。子どもたちの未来に夢を広げる子育て、教育環境を充実することを掲げており、人口減少対策においても、これらは子育て支援、教育環境の充実は最も重要な政策の一つになると考えております。

 どのような家庭環境にあっても、子どもたちが伸び伸びと教育を受けることができるよう義務教育関連では、修学旅行費の助成を初め、中学生の各種大会派遣助成や就学奨励費の助成、さらに今年度からは部活動等の送迎バス運行事業等を実施するほか、教育を含む子育て環境を充実するために18歳までの子どもにかかわる医療費の助成や義務教育後においても奨学金の貸付制度を充実する等、さまざまな施策を実施してきたところでございます。

 学校給食においては、現在、無料化とはなっていませんが、地元食材を積極的に活用するよう努め、年々値上がりする食材費の価格上昇分や過去の消費税増税分について、町費で負担することにより、保護者の負担軽減を図っているところであります。

 今年度におきましては、教育を含め、子育て環境全体を充実させる必要があると考え、町民の生活環境、町の財政的な事情も勘案し、優先順位として保育所や幼稚園の給食費の無償化に踏み切ったところでございます。

 今後は安心・安全な地場産品を取り入れたおいしい給食を教育の一環と捉え、さらに無料化の検討も含め、義務教育費の負担軽減に向けて努力してまいりたいと考えております。

 次に、3点目、デイサービス事業にかかわるご質問に対する答弁でございます。

 町民の皆様には、現在の状況においてご心配をいただいているものと考えております。現状ではありますが、6月に社会福祉協議会役員の改選がありましたが、その挨拶を兼ねて、移譲予定の法人を訪問し、必要とする資料の提供を行ったところであります。相手側の法人においては、理事会等を行い、適切に検討をされているとのことでありますが、現在においては、まだデイサービスの運営について、結論には至っていないところであります。

 また、今後の予定でありますが、社会福祉協議会においては、来年4月に移譲していくとの考えでありますので、その間において移譲の決定がなされた後、移譲に向けて諸準備を両法人において取り進めていくとのことであります。今後におきましては、移譲に際して運営に支障となる課題の解決について、町として必要な対応はとってまいりたいと考えております。

 以上で答弁といたします。

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 質問をさせていただきます。

 まずは、1項目目なのですけれども、今町長から回答をいただきました。そういう思いで言われているのであれば、これで話を打ち切ってもいいぐらいなのですけれども、現実的に私もそこの講演の場におりました。せっかく講演して、お願いした立場ではありましたけれども、同じことを職員にやっているのかと思うと、ちょっと疑念を思わざるを得ない。

 なぜ今回こういう質問をしたか、揚げ足を取るような質問はしたくないのです。ただし、今回の場合は、三流政策の脱出というところのお話の中で、ちょっと耳を疑ったのですけれども、そのときに枕詞ではないですが、清水町は平成17年からの財政健全化実行プラン、いわゆる町長はそのとき、財政再建中の事業でしたから、これについては、これを脱出していくのだというような形でちょっと、要は聞き手側には間違いなく違う意味で伝わってしまっているのですね。根底には、もしかしたらそういう部分があるのではないかということで、今回質問させていただいています。

 それでは、先ほどの答弁の中にありました国や北海道、そして町が取り組んでいる政策が、そのときはよくても、将来にわたって正しいとは限らない。これは当たり前のことだと思うのですよね。毎年一度決めたものは、ずっと固定してやっているという事業は、私は今のところ見たことがありません。

 でも、過去の先輩方、もしかしたら役場のOBさんも含めて、そういうふうに固定概念にとらわれて事業をやったという経過は現実にあるのでしょうか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) 質問からちょっとだけずれるかもしれないですけれども、この職員研修をやったときに、前例踏襲主義は打破しましょうと。過去において、財政困難なときに、それはだめです、これはだめといった、こうあれして、受け付け、町民に耳を傾けていながら、できないからお断りをしていたというような時代もいっぱいあって、そういうところから前例踏襲主義は打破しましょうと。それから町民としっかり対話しましょう。そういうことを含めて、職員に対しては、今までと変わった気持ちの中で、これから政策を立てて、みんなでいろいろなことを考えて、時代に合ったような、それからはっきりと今後の方向性がしっかりとしたところに向かって政策がとれるようにというようなことの中で、職員に対してはそんな講演の内容になったところでありまして、また今回の鈴木議員も聞いていた管内の議員連盟の方々の講演の部分については、そういうことよりも、人口減少に対して、うちらはこういうふうにやっていくのだということの中で、しっかりとお話をして、表題にはあったけれども、町職員に対してもそうだったけれども、そこに対してはほとんど触れないで、こうやって清水町は頑張って、方向性を向いて、そして帯広や管内の町村と連携を取りながら、これから頑張ってやっていきますよと。そんなもので皆さんの参考になればいいな、自分の考えが参考になればいいな、もうちょっとほかの人に聞けば、もっといい案があったかもしれないし、そんな意味で講演についてはお話をさせてもらった経過がございます。

 そんなことの中で、自分としては、今後の政策や何かについては頑張ってやっていきたいと、そういう意思表明をしたつもりでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) あまりこの件で、そんなに責めるというか、質問を重ねるつもりはないのですけれども、その後、十勝地方議員連絡協議会の聞かれたメンバーから「ちょっと大変だね、清水町さんは」というような軽く受け流された部分もありましたが、それはさておき、何人か職員にもお話を個人的にですけど、誰とは言えませんけど、お伺いしました。

 だから、決してそういうつもりはないよねと、そういう固定観念にとらわれてやっているつもりはないし、ただ、これ長年、例えばやってきた人、若い人はあまりわからない部分はあるかもしれませんけれども、一生懸命やってきたなと言っている人に対しても、このような言葉になると、言葉っておっかなくて、まさに今まで自分がやってきたことも否定されてしまうのではないかというような場面もあると思います。この言葉の選択というのが本当に大事になってくると思うのですが、今後この言葉は使わないということで理解してよろしいでしょうか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 結果としてこういうふうに残ってしまって、さっき言いましたように、全然しゃべっていないところもあって、前の政策を批判したつもりもないですけれども、今そういうふうに答弁しましたように、今後いろいろなことを考えると、使わないほうがいいのかなと、こういう場面というのはそんなに出てこないと思うのですけれども、例えばよその議員にそういう講演をするなんていうのは、これからずっとないかもしれないし、ただ、いろいろな場面で、いろいろなお話をするときには、この言葉は使ってはいないけれども、紙にも残さないような形の中で、とにかく今後しっかりと政策をみんなで立てていきましょうということを常に発信しながら、していきたいと思いますし、私、常日頃、清水町はポテンシャルが高い町だと言っていたと思うのです。それを何回か聞いていると思うのです。

 そんな中で、せっかくポテンシャルの高い状況にあるのに、それが発揮できないというのは政策にちょっといろいろな、自分の政策も含めて、今後ですよ。だから、いい政策をみんなで考えて、そのポテンシャルどおり、ポテンシャルの高さを、ちょっとポテンシャルという言葉は潜在能力というふうにも解釈できますね。

 そんな高い潜在能力を持っているのに、それがうまくまちづくりに反映されないというのは、引き出せないというのは、政策が悪いのだということを自分自身にも言い聞かせながら、今後の政策についてはやっていきたいなと、そんなふうに思うところでございます。職員に対しても、そんなつもりで講演をしたところでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) もう使わないという表現をしっかりとしていただけるのであればいいのですが、高倉町長から始まり、矢地町長、そして若原町長、高薄町長と、もちろんこの間にはいろいろな時代があって、この時代時代が、この回答によると、国の政策やどの政策も間違いはあると書いてありますけれども、もちろん町もそのときはベストの政策をしているはずなのです。

 それの中で、でも、途中からは、振り返ったらだめなときもあるよね、それはあると思います。それは、そんなことをしたら過去の戦争時代までさかのぼったりとか、もっとさかのぼったりしたらどんな反省をしなければならないのかと。この回答自体はいいとしても、それぞれ先人が携わってきた町政、これを一つの言葉によってちょっと嫌な気持ちになった私もいたし、そのときの議員の中でもいたし、さらには職員の中にもいらっしゃったということは、心にとどめておいていただきたいと思います。

 ここで、もう一つ質問します。

 今回企画課でこちらの回答をいただいておりますけれども、本来職員研修のデータで使われているのであれば、本来は総務課の回答となるのですが、なぜ企画課なのかなという部分と、あわせて研修後、これは職員からの研修報告書というのが総務課さんではとっていらっしゃるのですか。

○議長(加来良明) 総務課長。

○総務課長(田本尚彦) 研修の参加に伴う報告書につきましては個別、例えば町村会で開催をしている研修に出席をして職員が参加をするもの、あるいは事務研修等で出張をして出席をしたもの、こういったものにつきましては報告書及び研修復命書という形で、その参加の内容について、参加した職員の所見で報告を上げてきております。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) わかりました。あまりこの辺を深く追求し過ぎると、私も嫌がらせじゃないかと思われても困りますので、この辺で終わりたいと思うのですが、ただ、もう一回繰り返しにはなるのですけれども、まちづくり基本条例があって、そして総合計画、今5期目、今度6期目をやろうとしているのですけれども、町の基本は町民とともにというか、町民が重ねてつくってきた部分、そしてそれに対して事業を派生させるのは、確かに役場の職員の知恵と努力とその辺の賜物だと思うのですけれども、それ自体どこかを批判しちゃうと全部批判されてしまうことになるし、特に携わった人間にしてみると、またそれはそれでやはり居心地がよくないですよね。だから、言葉というのは十分注意して、今後ともやっていただければと思います。

 質問を次に移します。

 給食費の無料化についてお聞きします。

 先ほどの答弁の中に、なかなか給食費無償化は、今のところは難しいけれども、義務教育関連では修学旅行の助成、さらには各種中学生とかの大会派遣助成、就学奨励金、さらには奨学金の貸付制度も充実しております。この部分をやっていますから、まだ無償化までは手が回らないような答弁だったように思うのですが、今言った義務教育関連の修学旅行費の助成とか、各種大会の派遣、それぞれの奨学金とか、それは全部、町長の公約の中に入っているのです。

 今回聞いているのは、給食費です。給食費は、結果としては今のところ難しいなというような意見でございますけれども、町長としては任期中、もしくは任期後であっても、この給食費無料化を絶対にやるという意志はあるのかないのか、お聞きしたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) まず、公約ですのでいっぱい、もちろん承知と思いますけれども、私は、5つの基本的な政策の中に43の宣言としてマニフェストに掲げてやり、それに沿った中で今もずっと、ソフト事業もいっぱいありますので、そういったことをぐっと進めてきております。そして、私も実は気になっているのが、この給食費無料のところです。

 ただ、その前に教育関係の教育委員さんだとか、そういう皆さんと、年に何回か意見交換をする場があって、これとこれとこれ、こういうようなことをやるという政策の中で、順番をつけていったらどれでしょうねとかという意見を参考にもらうようにしてきた経過がありますけれども、その中でいくと、これが先、給食費が後だよということでなくて、先にこっちはできないのですかだとか、そんな意見ももらいながら順番をつけて、そういうふうなことでやってきている、今もってそういう経過にございます。

 それで、給食費の問題については、実は、私の任期、今3年目ですけど、4年目までに何らかの形で、今も少し、本当は給食費というのは、基本は材料でかかったものを生徒さんで割り算して、そのときの値段を決めてというようなことで、1人当たり何ぼいただくというようなことでやるのが給食費の今までの運営の仕方だというのを聞いているのですけれども、そんな中で、消費税増税分も5から8に上がっただけ、それは私のときではないですけれども、そんなときにそれを飲み込むような政策を持ち、それからおいしいものをできるだけ、それから価格の上昇だとか、そういうものも、材料費のそんなものも全部町の中で飲み込んできて、それなりの1割ぐらいのその部分については、いろいろと補助しているような部分は出てきているところであります。

 ただ、先ほどからいつしゃべるのだと多分思っていると思うのですけれども、この給食費問題については4年目にいろいろと、少しでも前進させたいと、その前に修学旅行の問題だとか、いろいろなことをやって、半分助成だとか何かしてきましたけれども、修学旅行もさらに4年目にはぐっともうちょっと、今半額の部分がありますけれども、ぐっと進めて、さらにこの無料の部分は、全額無料とまではちょっと難しい場面があると思うのですけれども、かなり前進をしたような、当初から思っていた部分で前進をできるような政策を打ちたいと、そんなような思いを持って、今これから進めるところでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) さあ、どういうふうにお話をしていこうかなと思うのですけれども、やるのかやらないのかという話でいけば、4年後、4年目をめどに大きな形をつくりたいというお話でした。ということは、まだまだ公約をしっかりと果たしたいという町長の意向はあると思います。

 でも、現実的に、例えば今持ち出しが3,000万円から、もしこれを町費で、町で全部負担するとするなら、今いただいている給食費というのが年間を通じて大体3,000万円から4,000万円近くまではいかないにしても3,000万円から4,000万円の間だったと記憶しています。

 単年度ではそうですけど、この10年になると、4億円とか3億円になるわけです。給食費を最低限負担していただいた中でも、例えば今学校に関わる、例えば通学路であり、もしくは子どもたちが使うグラウンドなり何なりの整備に本来回したほうが、そういう学校関連の施設等により有効に使えるように回したほうが私はいいと思うのですね。これはできるなら、私は公約ですからやってくださいと言っているわけではないです。逆に言えば、やらないでほしいです、正直言えば。

 でも、町長はどうするのですか。その約束をしている上ではどうするのですかという今回の質問ですけれども、これはそういう今先ほど言った教育環境の部分に恒常的に回したほうが、より子どもたちの幸せにつながるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) いろいろな意見があると思います。相談したといいますか、その会議の中で本当にいろいろな意見が出てきて、順番はこっちが先ではないのだとか、いろいろな意見を参考にさせてもらいながら、最後は自分が決断しなければならないなと、そういう思いを持って、皆さんからいろいろな意見をいただいているところであります。

 それから、当初思っていなかったところにいろいろなものが、新しく出てきたところ、そっちのほうが先だなと思うようなところ、例えば今部活の子どもたちに送り迎えを、特に部活だとか、少年団の送り迎えやなんかを御影と清水間にバスを走らせたらとか、そんなことも新たにやってきたところで、当初考えていなかった部分で、でも、これは大事なことだなと思った部分については、今まで進めてきているものもありますので、そんなことをあれすると、4年目にやりたいという思いは持っているけれども、少し全額というのは難しい部分もありますし、何か工夫をした中でいろいろな、少しでも実現できるような方法は取っていきたいと思いますけれども、今先ほど言いましたように、たくさんの皆さんの意見を本当に聞きながら、いろいろとやって、この部分については、なおさら学校関係者やそういう人たちのお話を聞きながらやっていますので、今議員のおっしゃった意見も本当に同感するところはいっぱいありますので、それも参考にさせていただきながら、私としては、この給食費無償化の問題については、来年度についてはいろいろなことの中でどのぐらい進めるか、その度合い等についてもしっかりと判断をしていきたいなと、そんな思いを持っているところでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) ごめんなさい。ちょっと話をもとに戻すのですけれども、答弁の内容的には、町長が町民と約束したよ。しかし、その教育関係者や職員と話したときには、それは見送りましょう。ちょっと優先順位つけましょう。町民との約束がまず一番だと思うのです。

 だから、順番の教育関係者、これは教育関係者イコール教育委員会だったりするのかなと思ったりもするのですけれども、それは置いても、そういった部分は反対するからというか、ちょっと待ちましょうというのではなくて、これは町民と1回約束しているのですよね。これをやるかやらないかなのですよ、やっぱり。今の段階で言ったら、関係者が反対したからやめますとなるのか、今の町の将来的な財政を考えたときに、ちょっと今の段階では無理だなというのであれば、変に期待を持った町民に対しては失礼に当たるので、町民に対しても、今はちょっと、できませんならできませんというふうに言っていただくと、私自身も、議員鈴木孝寿としても、少しすっきりするのですが、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) その辺も含めて、新年度予算がつくまでにまだ時間がありますので、いろいろと当初のマニフェストにのせたということも含めて、町民との約束ということも含めて、しっかりと判断していきたいと思いますけれども、マニフェストというのは鈴木議員も書いていると思うのですけれども、全部100%できれば、そんなすばらしいことはないですけれども、どれだけ到達できるかというのも一つの評価の判断材料になると思いますので、ほかの部分については大分積み上げてきて、いろいろなところで進んでいます。

 ソフト事業も含めて、そんなところの中で、全部が全部100%でないのは、これはちゃんと皆さんにお話をしながら、例えば次のどこに回すだとか、次の人に回すだとか、そんなようなことも考えの中に入れながら、この部分についてはしっかりと考えた中で進めていきたいなというふうに思います。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 私の議員としての約束事は、医療、福祉、教育、この3つだけです。

 そして、町長の公約は約束ですので、守れない約束はできない、してはいけないし、だめだと思うのです。それをこの4年間でちゃんとやるというようなことで、ぜひやってほしいと思うのです。

 ちなみに、「教育の四季」というのは、4つ掛ける4つで、4×4=16の窓がある。「教育の四季」は16でしたか、(「12」と呼ぶ者あり)12でしたか、「12の窓」になります。この中の家庭のところの一番上に何て書いてあるか、町長は、多分、今すぐには当然出ないと思うのですけれども、ここに1つだけあるのです。「親子で守ろう、決まりやルール」、親子は、この決まりとルールをしっかり守っていこう、これ子どもに対して教育委員会が出しているのです。

 それを言っているから、それをちゃんと守りなさいよというのも、また変な話ですけれども、ただし、できないときはどうしたらいいか、これまた「教育の四季」の学校の窓の一番上に、今、ホームページで、白枠で抜いてあるのですね。「ありがとう ごめんね」を伝えよう、約束は守る、でも、できなかったら「ごめんね」を言えばいいのですよ。

 だから、さっきの話に戻りますけれども、町民は期待している。でも、町長は、ちょっとできないかなと言っている。できるのがちょっと難しいかなと言っている。

 でも、町長は役場の課長も経験されていますし、道職員も経験されている。行政経験は非常に豊富な方である。その中で、約束したところは、当然やってくれるだろうという町民が多いのです。その期待に対して今どのように考えるか、お願いします。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 今大変参考になる意見をいただきました。それもしっかりと今後の私が前進する中で十分に、私も「教育の四季」は12のあれがあるなというのは、もちろんわかっていますけれども、その何番目かに、右の上にそれがあるというのはちょっとわかりませんでしたけれども、本当に参考になる意見をいただきましたので、それはそれでなくて、本当にその部分はしっかりと参考にさせていただきながら進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 私が賛成する、反対するは別として、町長が町民と約束したこと、約束イコール本当これは大切なことですから、ぜひ職員一丸となって、もしくはまた議会もそれを総合する本当にすばらしい事業であるならば、しっかりと検討をさせてもらいたいと私も思っていますし、時代に合わせて、先ほど第1番目の三流政策の話からじゃないですけれども、そのときよくても、少しずつ変えれば、柔軟な発想を持ってやっていけば、これも可能ではないかなと思っています。ぜひみんなで知恵を出してやらせてもらえばというふうに思っています。

 それでは、3番目、デイサービス事業の現状についてお聞きします。

 今の段階では特別に、この前から比べて大きく進んでいるようには感じません。

 しかし、今町民の関心が、私が6月にやったからというわけではなくて、今現状でデイサービスが、本当にどうなっていくのかというのが、町民が非常に厳しく注意して見ている、注視して見ているというところなのです。

 現実問題、移譲をしていく上で、今後どのような取り組み、もしくはどのようなことが今考えられるか、発生するか、今の段階でわかることがあれば教えていただければと思います。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) 皆さんにご心配をいただいているデイサービスの関係でございます。

 今後想定している取り組みということかなと思いますけれども、私どものほうからしてみれば、ご存じのとおり、保健福祉センターは平成10年に建って、それからオープンしている、かれこれ20年を超えている施設であります。

 そういった中で、現在まで社会福祉協議会がデイサービスを運営してまいりましたけれども、これまでの間も施設の設備的にいろいろ老朽化してきますと、いろいろなところも傷んでくる。特に、水回りですとか、それから20年前につくった施設ですので、そのときはよくても、最先端だということもありましたけれども、20年が経つと、時代も変わりまして、当時は最先端でも、今は施設的にどうなのかという部分も多々あるのかなというふうに思っています。

 今移譲を予定している先の法人は、ご存じの方も多いと思いますけれども、長く福祉事業に携わってきたところでございますので、そういったところを、我々よりもむしろ専門的な見方で、この設備についてはどうかというようなご意見ももしかしたらお持ちかなというところもあります。

 おそらく今考えられるのは、そういったことがいろいろな要望の中で出てくるのではないかなというふうに考えております。それについては、6月の定例会の際も町長から答弁がありましたけれども、運営については、いろいろな意味での支援をしてまいりたい、そういったことに変わりはございませんので、そういう考え方で臨んでまいりたいと思っております。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 直接移譲されるだろうというところとは、直接しゃべってはいないのです。しゃべればもっと面倒くさい話になるものですから、個人的には面倒な話になるよりは、一般論として話したほうが私も話しやすいということでやらせてもらっています。

 ただ、今9月、もうすぐ10月に入ります。一般的に考えて、そのまま今施設の方が、デイサービスで働いている方がそのまま行くのであれば、それはそれでいいのかなと思いますけれども、そうならないパターンのほうが多いような、この前もいろいろなところとうわさというわけではないのですけれども、お話を聞きます。

 一刻も早く決めないと、デイサービス事業自体が滞ってしまうという部分もあると思いますので、社協と移譲先と、打ち合わせに対しては町としてもう少し一歩踏み込んで、早く動かすような状況を取る必要があると思うのですが、そこの部分について、もしあれば。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) 実は先週の金曜日に、私、そちらのほうの入所者の判定委員にもなっているものですから、それが終わってから、そこの代表の方とお会いいたしまして、いろいろご要望もあるようにお伺いしていましたので、そのことについては、むしろ社会福祉協議会とは別に、私どもの施設管理の部分が多いという部分はありまして、そういうお話をさせていただいたところでございます。

 それで、その際に鈴木議員がおっしゃられたとおり、今9月も終わって、予定では半年ということでございますので、その間にスムーズに移行できるように私どもも先方と連絡し合いながら、そしてスムーズな運営にいくようにというようなことで考えていますとお話をさせていただいたところでございます。

 ですので、今後も今言われたとおり、社会福祉協議会さんはもちろん、従来から私どもとの関係でありますし、先方の法人とも全く知らない法人ではありませんので、そういったことで連絡をし合いながら早急に、早い時期に結論を得るようにというようなことで進んでまいりたいと考えております。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 6月にこの問題を話した後、利用者のご家族、もしくはこれから利用したくなるだろうというご家族をお持ちの方々のご家族とちょっと話をする機会が多々増えました。私のほうに皆さん聞いてきます。現実的にはどうなのだろうと。社協さんが移譲する背景ってありますよね。例えば、経営的な部分であったり人的な部分であったり、今度そっちに普通にやったとしても、また同じことになるのではないのかというのが一般的にも思いますし、私も思っていましたし、今利用されている方、もしくは利用される予備軍というか、予備軍と言ったら失礼だけれども、そのご家族の方からそういうふうに不安を、ずっと清水町にあるのだろうかという不安があります。

 これはそれこそ、先ほどの町長の公約じゃないですけれども、人為的な部分と、また施設的な部分についてのしっかりと確保していく、もしくは施設補助をしていくというような公約があったように思います。町長としては、この問題、継続して清水町に根づいてもらうというか、デイサービスをちゃんと運用できるようにするためには、町としてどのぐらいの協力体制をもってやるべきか、もし町長の中でその考えがあるのであればお伺いをしたいと思います。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) 今は社会福祉協議会がいろいろと私のところに来た状況は、今のままではいろいろなことの中で社会福祉協議会が続けていくと、これは赤字が大きくなって、もちろん全体的にはプラスなのですよ。この部分の赤字が大きくなって、どうもやっていけないというようなお話をもらいました。

 そんな中で、これはできるところがあれば移譲に向けていくのが一番いい方法かなと、そのために相手としていろいろ探しながらやっていくという中で、今具体的な法人が出てきたわけでございます。その法人というのは、もちろんいろいろなことの中で福祉政策の福祉の施設運営、そしてまた介護の施設運営で、本当にうまくいっているところでございますので、そんなことも含めると、デイサービスも過去においてはちょっとやっていたことが、はっきりとしたデイサービスはあるのですけれども、それは数年前に、5年以上前に閉鎖したのですけれども、今度容量の大きい、清水町全体のデイサービスの部分でありますので、それを運営するのにしっかりとしたノウハウを、能力を持った法人であるかなと、そんなことの中で判断をさせていただきまして、そういうことを今、話を進めているということでございますので、そういった部分については、今課長も答えましたけれども、しっかりと応援をさせて、今後のいろいろなことも含めて、老朽化しているだとか、いろいろなことも含めて、町としてはできる限りの支援はしていきたいと思いますけれども、本当の部分のそういう施設だとか、いろいろなことはありますけれども、本当の運営の部分は、今のこの介護の部分の世の中の流れというのは、しっかりとその部分については独立で運営できるような、そういうものを持ってもらわなければ、いろいろなことの中でうまくいかないで、途中でやめる。そういったところが出てきておりますので、その部分については、これにしっかりとその能力を持ったところだろうと私自身も判断していますので、運営がしっかりやっていけるような、そのための補助的な支援等については、しっかりとやっていきたいなと、そしてスタートからして円滑に、今までの空白ができることなく、しっかりと運営できるような、そんな体制になっていければなという、そんな思いも持っていますし、そんなことができるような、いろいろと支援をしていければなと思っているところでございます。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 社会福祉協議会といったら、基本的には役場と一心同体のイメージがあるのです。全く別法人だということはよくわかってはいるのですが、社会福祉協議会がつくって、また役場から事務局で行くなど、そういう部分があった時代も含めていくと、密接な関係であったことは、誰もが認めるところだと思うのです。

 その中で、最近は違うと言ったとしても、社協にまずこのデイサービスを持たせたという、まず役場としての責任もあるわけです。その役場ですらできないのを民間でやれば何とかなるのだという気持ちも多少はわかるのですが、同じことになるのではないかなと、逆に言えば、よりよいサービスを民間でやりながら、そして役場としてタッグは組めないですよ。これ業者ですから、業者とお金を支払う側というか、癒着になっちゃいますから、それはまた別としても、何らかの形で成功させていかなければならないと思うのですね。一番町民が望んでいるのは、安心して老後を過ごせる町なのですね。

 その中で、経営云々と、今ここまでしか出せないとか、出せるとかというのではなくて、ここは町としてはしっかり知恵と、お金が出せないのなら、また違う形の何かがあるのではないかと、そういう部分を今後、まだ時間はあると思いますし、相手も望んでいると思いますので、そういう部分をぜひ移譲先、もしくは医療福祉関係者と打ち合わせをしていただいて、何か清水町でできることをというのを今後検討していただきたいのですけれども、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) デイサービスですけれども、ご存じかと思いますけれども、介護保険に入る前は町が事業主体となって、そして国、道の補助金を受けて、社会福祉協議会に委託をして実施していたと、そして介護保険、始まったのが平成12年ですから、それからは社会福祉協議会が事業主となって、現在まで20年目になりますか、結構歴史を刻んできたなというふうに考えています。

 今お話があったとおり、私どもも社会福祉協議会がいろいろな事情の中で、経営自体がうまくいかなくなったということでありますから、これをまた同じようなことにするというわけには当然いかないわけで、もちろん町民の皆さんもいろいろな意味でデイサービス、介護事業というのは本当に期待されているのだなということは私も保健センターの窓口におりまして感じているところです。

 長年いますから、それを感じるところは大きいのですけれども、そんな中で、今言ったとおり、社会福祉協議会と同じようなことで、5年だとか、あまり年数のいかない中でうまくいかなくなったということにはしたくありませんので、金銭的なことは、また別ですけれども、いろいろな中で支援ができるというようなことがありますので、そのことについても先方のほうに今回から連絡を密にしていきましょうというお話を先週させていただいたばかりですから、そういう中でいろいろなお話を聞いて、できることとできないこと、当然ありますけれども、できることについては対応してまいりたいというふうに考えています。

○議長(加来良明) 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 先ほど改修も含めていろいろなものを考えている、町としては本当に今までの答えにはないぐらい一歩前進してきているかなというふうに思っております。ぜひ町民ための施設として生かしていただければと思います。

 また、あわせて非常にこれどこの町村も、私も本当にそれこそ先ほどの十勝評議員、連絡協議会のメンバーの方からよく電話来ます。よくこんな質問したなと、おまえ刺されなかったかと、これちょっと難しい話ですけれども、怒られなかったかと言われました。どこの町も実は、社協でも困っているというのは本当に聞いております。

 多分これをやると、管内では早いほうだと思いますし、全道でもまあまあ早いほうだと思いますので、せっかくですから、これを一つの清水は福祉のモデルになるぐらいのイメージで、町長も福祉施設にいらっしゃいましたので、そういう部分で言ったら、そういう先進地として、ぜひ清水の取り組みが十勝管内はもとより、全道に紹介されるぐらいの先進福祉地域としてやってもらいたいと思います。

 最後これを聞いて終わりたいと思います、町長。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(阿部一男) モデルになるかどうかは別として、モデルになる町村は十勝管内でも福祉を前面に出して、福祉のまちだと言っているところも何町村かあり、いろいろありますので、モデルになるかどうかはまた別として、とにかく議員もおっしゃられていたように、みんなが安心してデイサービスもしかり、ほかの部分も含めて、入所の施設やそういうことも含めて、これからまだまだ清水町の場合には2割ぐらい介護の認定者が増えるような状況になります。

 そんな人たちが安心して、できるだけ元気で頑張ってもらうような施策も立てますけれど、最後、福祉施設を、介護施設を利用しなければならないという人でも安心してデイサービスを利用できたり、入所の施設を利用できたり、そんなふうになるようにしっかりとこの福祉政策については長期を展望しながらやっていきたいなと、そういう思いを持っているところでございます。

○5番(鈴木孝寿) 終わります。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) ここで休憩します。

(午後1時56分)

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。

(午後2時15分)

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) 昨日の敬老の日の発表にもありましたが、日本全体の高齢化が進んでいます。清水町も高齢化が進み、7月末人口9,388人のうち、高齢者と呼ばれる65歳以上の人が3,423人と36.4%を占めます。私もその一人ですが、高齢者からの質問を2点いたします。

 まず初めに、難聴と認知症の関係から補聴器に助成を。

 一般的に70歳を超えると、約半数の人が加齢による難聴になると言われています。また、国民の10人に1人が加齢性難聴者と言われています。はた目にはわかりづらいし、難聴になると人と会うのが億劫になり、大勢のところへ出なくなるために、社会的に見過ごされてしまいます。私の住む町内会でも、年2回、昼食会を開いておりますが、ひとり暮らしのお年寄りをお誘いしても、耳が悪いから、そういうところへは出たくないと断る方が複数おられました。

 難聴によってコミュニケーションがうまくできなくなると、家族や社会から孤立して、生活の質や生きる意欲まで低下してしまいます。認知症の8割は難聴の放置が背景にあると言われています。そこで、本町の認知症発症者のうち、難聴が原因と思われる人は何人ぐらいいますか。お伺いいたします。

 加齢性難聴のうち、ほとんどの方は聞こえないまま放置されており、難聴が悪化してしまいます。日常生活に支障が出るだけでなく、認知症のリスクも高まります。難聴になった人が、コミュニケーションを円滑にするためには、補聴器の活用が必要になります。しかし、一般的には片耳だけで7万円から20万円と高額なのです。また、一人一人丁寧に調整する仕組みが整っていないため、ガーガーうるさいばかりで聞き取れない、頭が痛いなど、補聴器に不満を持つ人も多いようです。難聴を悪化させないためには、早目に手を打ったほうがよいのです。

 そこで伺います。

 町の特定健診に聴力検査を入れてはどうでしょうか。そして、難聴者を見つけたら、早目に補聴器の使用を勧めるのです。そのため、町からも援助をして、補聴器の利用をしやすくしてほしい、そのために補聴器の公費補助制度をつくりませんか。早く補聴器を利用しやすくして、認知症やうつ病への進行を防ぐのです。これは、町全体の医療費を抑える効果もあります。町長の考えをお伺いします。

 2点目です。町から発送される文書の文字を大きくして、読みやすくしてほしい。

 町が発行される文書類が最近きれいになり、町の情報として参加の町民の活躍も捉えられ、好評を博しています。そこで、さらに読まれるものとして、人口の多くを占める高齢者のために、文字を大きくして読みやすくしてほしい、また広報紙の色づけも工夫してほしいと思います。

 そこで、1つ目。役場の各係より文書が送られてきますが、文字が小さくて読みづらいことがあります。ボランティアやサークル、町内会役員などは、このごろは年配の方たちも役員をやっているケースが多いので、今使用の文字の大きさ10.5ポイントから12から14ポイントにしてくれると、読みやすく理解しやすいです。また、インクも少し薄いのではないかという声も聞かれますが、どうでしょうか。

 2つ目、窓つき封筒を使用している係もありますが、窓に薄く色がついているために名前が読みづらいのです。名前だけでも文字を大きくして読みやすくしてほしいと思います。

 次に、広報紙です。4月から表紙がカラーになり、とてもきれいで見やすくなりました。特に、7月号は「なつぞら」のあのドラマのような風景で、とても見やすく、引きつけられました。しかし、裏表紙の「清水人」のところの下地にいろいろなカラーがついているため、肝心の文字が読みづらいのですね。老眼になると、下地と文字がはっきりしていないと読みづらいのです。これは、広報を一生懸命読みたいと思い、虫眼鏡やルーペを片手に読んでいる人の切なる要望です。広報の中身は盛りだくさんで楽しく読ませてもらっています。

 以上、町長のお考えを伺いたいと思います。よろしくお願いします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、中河議員のご質問にお答えをいたします。

 まず、大項目1の(1)のほうからでございます。

 本町における7月末現在での介護認定を受けている方は619名でありますが、そのうち医師の意見書による認知症発症者は309名であり、ほぼ半数であります。また、619名のうち認定調査により聞こえに支障のある方は188名で、約3割となっています。

 ご質問の認知症発症者のうち、難聴が原因と思われる方の数ですが、介護認定については、その方の現在の状況について認定調査を行うものであり、原因を調査するものとはなっておらず、そのようなデータもないことから、その数は把握しておりません。

 次に、2点目、3点目、あわせて答弁をさせていただきます。

 町の特定健診は、死亡原因の約6割を占める生活習慣病の予防のために、40歳から74歳までの方を対象に健診を行うものであり、その結果から生活習慣病の改善による生活習慣病の予防のため、保健指導につなげていくものであり、検査項目についても厚生労働省により統一されたものとなっております。

 このことから、聴力検査を特定健診に加える予定はありませんが、耳の聞こえの症状については本人が自覚され、家族や周りの方が気づくことが多いものと考えておりますので、専門医の診断を受け、必要があれば聴覚障害の身体障害者手帳を取得していただいた上で、その方に適合する補聴器について北海道の専門機関による判定を受けていただければ、障害者自立支援法に基づく補聴器給付の助成対象となりますので、ぜひ保健福祉課に相談をいただければと考えております。

 次に、大項目の2、町からお送りしている文書につきましては、いろいろなサービスや手続の案内あるいは税や使用料の納付のお知らせ、町のさまざまな情報など、町民の皆様にとっては重要で、内容を確実に理解していただけるよう、それぞれの方にお送りしているものです。受け取っていただいた方に読んでいただき、確実にその内容を理解していただくために、担当者も常に工夫をしながら、書類の作成などに取り組んでいるところです。

 それで、1点目の各係からお送りする文書の大きさと色合いについての答弁でございますけれども、文字の大きさについての対応ですが、職員が手元のパソコンを使って独自に作成している文章については、文字の大きさが調整できる余地があると思われますので、今後の作成においては、ご指摘の内容を踏まえ対応してまいります。

 それ以外の文書で、例えば、法令等で様式の内容、形態が規定されている場合は、限られた範囲に必要な情報量を漏れなく表示する必要があり、住所で言えば、何条何丁目何番地の表記で済む方もいれば、何条何丁目何番地何々アパート何棟何号室など、多くの文字の表記を同じ範囲におさめることが必要であり、文字の大きさの設定に自由な調整ができない場合があります。

 また、印刷物のインクが薄いのではないかとの指摘ですが、発送文書の部数が多い場合、コピー機よりも経費が安い印刷機により文書の作成を行っており、色合いの違いやにじみなどにより、業者に依頼した印刷物などよりは読みにくい場合もあるかもしれません。

 事務経費を考慮しますと、現状の印刷機の対応を継続しなければならない状況にあると考えますが、文字の書体を工夫したいと思います。いずれにいたしましても、できる範囲での対応となりますが、可能な限り、文書を受け取られた方が読みやすいように工夫と対応をしてまいります。

 2点目の、窓あき封筒を使用している場合の読みにくさについてでありますが、町が現在使用している多くの窓あき封筒は、窓あき部分もそのまま紙資源としてリサイクルできる素材のものを使用しており、白っぽく濁ったような状態になり、少し読みづらくなっているかもしれません。透明のフィルムを使用した封筒も流通していますが、ごみの分別が必要なこともあり、町としては、引き続きリサイクル可能な現在の封筒を使用したいと考えております。

 窓あき封筒で送付している文書の多くは、税の納付書など限られた枠の中に、住所、氏名を表記するもので、先ほどの説明と重なりますが、限られた枠の中に多くの文字表記ができるよう、文字の大きさに制限が出てしまいます。ある程度、限界はありますが、調整が可能な文書につきましては、改善に向け、対応してまいります。

 次に、3点目の広報紙の文字についてでありますが、ご指摘のとおり、改善を図りたいと考えております。

 今月、今年度4月号より広報紙については、表紙と裏表紙をカラーにいたしました。たくさんの町民に読んでもらいたいと担当職員も日々研さんを重ね、レイアウト等に工夫を凝らしているところでございますが、先般カラー模様と重なって文字が読みにくいとのご指摘を広報モニターからもいただいたところでございます。

 今後におきましては、カラー紙面のレイアウトはもちろんのこと、文字の大きさや書体なども含め、より読みやすい紙面づくりに努めてまいりたいと考えております。

 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) 1番目の質問の公費で補聴器の公費補助制度をつくってほしいというこの質問を瓦版で見た町民から、期待の声が何人か寄せられました。やはり高くてなかなか使えないという、そういう意見といいますか、そういう、自分が体験している人たちからの声が寄せられまして、これについては、難聴者へは障害者としての、そういう、購入のための助成はあると思いますが、高齢者の難聴に対しての、そういうものに対しての補助というのはまだないようでして、そのことを町民が期待しているということも町のほうでわかってほしいと思います。

 そういうことで、よろしくお願いします。

○議長(加来良明) 答弁求めます。

 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) 難聴者の補聴器の補助ということでございますけれども、先ほど町長から答弁されたことでございますが、これについては、年齢は特に制限があるわけではなく、耳鼻咽喉科の専門医に手帳が必要だと、そして補聴器が必要な方だということであれば、身体障害者手帳の交付の要件に達するわけでございます。あわせて、補聴器が必要だということであれば、当然、意見書等医師からいただきまして、意見書ですから、検査の内容に基づいて、そして、この方についてはどういう補聴器が必要だと、そしてそれに基づいて補聴器の業者さんからいろいろな補聴器の形式がありますけれども、そういったものの中で意見書とあわせて、そして北海道の心身障害者総合相談所、こちらのほうで判定をして、その方に適切に合う補聴器だということであれば、そのとおり交付するということでございます。

 今言われたように、高齢者が云々ということじゃなくて、年齢に、先ほど申し上げましたけど、年齢に制限があるわけではございませんので、誤解のないようにお願いしたいと思います。

○議長(加来良明) 4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) 年齢に制限がないということはわかります。ですが、一般的に年を取ると難聴の人が増える、そういう中で、障害かどうかという、そういう判定のしないままに、私たちでも年を取ってくると少しずつ聞きづらくなるということもありますが、そういう場合に早目に補聴器をつける、それが耳の悪いのを悪くしてしまわないで済むという、そういうことらしいです。なるべく早く耳の検査をしたり、補聴器を早目につけたりという、そういうものが一般的になれば、老人になったから、耳が聞こえないから、そういうことで社会と分断されることがないような、そういう、世の中がそういうふうになっていけば、なお高齢者が生活しやすいのではないかと思いますので、障害者になる、障害者でなくても聴力が落ちた場合に補聴器が手軽に使えるような、そういうような補助制度があれば、なお一層町民は使えるようになるのではないかと思います。そういうことでの質問です。よろしくお願いします。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) 身体障害者手帳を取得するまでいかなくてもというお話でございますけれども、法にのっとった制度でございますので、まずはこれを活用いただくということが一番、先決かなと思います。

 あわせて、議員からご質問がありますけれども、補聴器によってはガーガーうるさいですとか、聞き取れないだとか、これはまさしくその補聴器がその方に合っていないのかなと。このことだけを見れば、そのような感じは受け取れるのですけれども、そういうことがないようにするためにも、ぜひ、専門医に診断していただいて、そしてその方に適切な補聴器がどのようなものかと。いろいろ昔からありますよね。箱型ですとか、イヤーモールドだとか、いろいろな種類の補聴器ありますけれども、その方の生活と合わせて、どういう型のものがいいのかと、そういうものもあわせて専門医とご相談いただいて、そして、その上で業者さんとご相談いただいて、そういうような手順を踏んでいただければなというふうに感じております。

 そのことについては、私どもの保健センターにご相談いただければ、こうこうこういうことですよということでご相談に乗りますので、ぜひ私どものほうにも、そういう方についてはお伝えいただければなというふうに思っているところであります。

○議長(加来良明) 4番、中河つる子議員。

○4番(中河つる子) そういうことであれば、補聴器が必要かなと思った人たちには保健福祉課に相談に行くように、そして少しでも、そういう、早く見つけて、耳が不自由な人が少なくなるように、そのように保健福祉課のほうでも指導してもらいたいと思いますし、私もそのように町民の人に聞かれたときには言いたいと思います。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(青木光春) 私どもの窓口で、いろいろな相談、乗らせていただきます。現状ある制度で対応できるのではないかなというふうに感じていますので、その上で相談においでになった方には、親切丁寧というのは当たり前のことでございますけれども、特に高齢者については、わかりやすく、指導といいますか、ご案内をさせていただきたいなというふうに考えております。

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○議長(加来良明) 次に、2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 私からは2項目、5点について質問いたします。

 大項目1ですけれども、公園の遊具整備及び公園活用による交流人口の拡大についてです。

 現在、町では子育て支援について、町長も重点的に力を入れ、充実が図られております。しかしながら、子育て中の保護者からは子どもを公園で遊ばせたいが、子どもが喜ぶ遊具が少ないなど、公園遊具の充実の声が強く寄せられております。

 現在21か所ある公園のほとんどですべり台が撤去され、既存の設備も老朽化が進んでおります。その結果、多くの保護者から芽室公園やグリーンパークなど、他町の公園に出かけざるを得ないと聞いております。

 そこで、町として公園遊具の整備とあわせた今後の交流人口の拡大を図るための取り組みについて伺います。

 1点目です。中央公園と御影公園の遊具の充実についてお伺いします。

 2点目です。総合公園である中央公園と御影公園を町外からも子どもたちや親子を呼んで、遊びながらバーベキューができるなど交流人口の輪を広げられる場にできないかを伺います。

 3点目です。遊具整備のため、社会資本整備交付金事業などを活用するなど、国や道の制度を活用できないかを伺います。

 大項目2点目です。社会体育施設、体育館前パークゴルフ場、町民野球場の補修についてです。

 1点目です。体育館前パークゴルフ場は初心者にもプレーしやすく、高齢者を初め、多くの町民に愛され、利用されております。しかし、平成28年の台風の影響もあり、コースのところどころで土が露出し、傷みも激しく、多くの利用者から改善の要望が出されております。

 指定管理者であるNPO法人清水町体育協会の管理にも限界があると聞いておりますが、来年度に向けた対応について伺います。

 2点目です。町民野球場は、平成27年に大規模改修が行われましたが、これも平成28年台風災害の影響による地盤の緩みにより、徐々にバックネット下部の網がめくれ、バックネットとしての機能が果たされず、指定管理者であるNPO法人清水町体育協会が応急処置で現在対応しております。

 球場関係者、軟式野球連盟等からも補修整備の要望が出されておりますが、来年度の対応についてお伺いします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、川上議員の質問にお答えをしたいと思います。

 まず、1点目の公園の遊具整備及び公園活用による交流人口の拡大についてという中で、1から3問までの小項目でございますけれども、あわせて答弁させていただきます。

 交流人口の拡大については、清水公園において、遊具やバーベキューハウスの充実も含め、公園再整備の検討を進めているところでありますが、中央公園と御影公園については、小学校など児童の遠足や地域のお祭りなど、多くの町民が利用している現状であります。

 中央公園と御影公園は、今後も町民の憩いの場として位置づけし、中央公園の遊具の整備については、昨年の点検結果に基づき、現状の景観を維持した更新を考えてまいります。

 また、御影公園の遊具については、老朽化が進み、利用も少ない状況にあり、築山での遊びや水遊びなどが多く見受けられるため、利用状況などを鑑み、地域と協議してまいります。

 なお、遊具の更新に関して、各種補助金、補助、交付金などを参照しながら、有効な財源を考えていきたいと思っております。

 バーベキューの利用については、中央公園と御影公園は幼児並びに児童の利用が多く見受けられ、公園内の安全性を確保するため、火気を使用するバーベキューの利用は認めることができない状況であります。

 今後も既存の清水公園内と御影パークゴルフ場内及び下佐幌運動公園内のバーベキューハウスを利用していただきたいなというふうに考えているところでございます。

 以上、答弁とさせていただきます。

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。

 教育長。

○教育長(三澤吏佐子) それでは、川上議員の大項目の2番目でございます、社会体育施設、体育館前パークゴルフ場、町民野球場の補修についてお答えをさせていただきます。

 1点目の体育館前パークゴルフ場につきましては、昭和62年にパークゴルフの普及に伴い開設し、町民の健康増進や憩いの場として多くの方にご利用いただいているところでございます。

 施設の管理につきましては、指定管理者により、利用者が楽しんでプレーをしていただけるよう行っているところでありますが、もともとパークゴルフ場専用に造成工事を行ったものではなく、肥料散布等は行っておりますが、年数の経過とともに土壌もひ弱な状況で、さらには台風の影響もあり、議員ご指摘のとおり、土が露出した箇所や芝の育成も悪い箇所が見受けられる等、なかなか改善されない状況にあります。

 利用者の要望に応えるべく、土壌改良や張り芝の施工となりますと、大規模な改修が必要と考えますが、現状としては難しい状況にあることから、散布する肥料を研究するなど、指定管理者と協議しながら、プレーに支障をきたさないよう、維持管理に努めてまいります。

 次に、2点目の町民野球場の補修整備についてですが、町民野球場は昭和43年に開設し、施設の老朽化等から平成27年に大規模改修を行い、ご利用いただいているところであります。

 ご質問のありました、バックネット下部につきましては、固定しているワイヤの伸び、ネットの歪み等が原因と思われ、地盤とネットの間に隙間が生じている状況にあります。この部分につきましては、この後、野球場の使用予定もあることから、速やかにワイヤとネットの調整を行い、隙間が生じないよう補修をしてまいります。

 また、来年度以降もバックネットとしての機能が十分果たせるよう、定期的なメンテナンス等を指定管理者と協議しながら、施設管理に努めてまいります。

 以上、社会体育施設の補修についての答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) まず、大項目1の1点目について再質問いたします。

 実は、この今回の質問に関連しまして、平成27年度に町で子ども・子育て支援の計画をつくられていますけれども、この中の26ページ、5の項目として、清水町の子ども・子育て支援の課題の中で、中でも最も要望の高かったのが、実は、子ども連れでも出かけやすく、楽しめる場所を増やしてほしいというのが45.5%あったわけです。現在、それから約5年たちまして、状況はどうかといいますと、残念ながら、老朽化した設備はそのままで、逆にすべり台などが危険だということで撤去されたのが現状です。

 親御さんたちの要望は、あくまでも気軽に散歩しながら公園に行って遊べる、また小さな子どもでも遊べる幼児用の遊具がほしい、この点だけだったと思います。

 回答の中で、昨年の点検結果に基づき、現状の景観を維持した更新を考えていくということですが、私が要望するのは、清水であれば中央公園、御影であれば御影公園を中心に、現在の遊具の更新と幼児向けの遊具を今後計画的に整備してほしいということですけれども、それについて再度お伺いします。

○議長(加来良明) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) まず、遊具の点検ですけれども、すべり台を、本年度は5か所で撤去している状況です。こちらのほうに関しては、点検結果に基づいて少し危険だという中で、先行した中で撤去を進めてきている状況でございます。

 今後におきましても、毎年の点検の中で、危険な箇所に関しては撤去しながら、それともう一つが、ブランコだとか、鉄棒、すべり台、こちらのほうが基礎的な遊具ということで考えておりますので、これを全部つけるという話ではなくて、基本的にということで考えております。

 それと、今回に関しましては、更新という形で考えておりますので、新たな増設ということは、今のところ考えておりません。ただし、その中でも、今、議員からお話が出た中で、幼児用の遊具という言葉もありましたので、そちらのほうを設置するかしないかというのは、今後、いろいろな検討をした中で、更新に向けて考えていこうと思っているところでございます。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 今、ご回答いただいたように、幼児用の遊具がやはり今、子育てのほうでも次年度の次期計画を立てる中のアンケートをとった中でも、やはり遊具がほしいというのが、要望が強いみたいなのです。そういった部分で、既存の遊具の整備ももちろん必要かと思うのですけれども、幼児用の遊具といいましたら、そんなに予算的には何百万もするようなものではないということを、一応、調べております。そういった中で、少ない予算の中で、ある程度の最低限の遊具だけはやはり中央公園なり御影公園にそろえていただきたいということで、計画的にそこら辺を、特に町長も子育てには力を入れておられますので、要望したいと思うのですけれども、いかがでしょう。

○議長(加来良明) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 先ほどと少し同じような話になるのですけれども、今回は劣化、老朽化という形の中で、更新ということを第一前提で考えております。

 その部分的な公園の位置づけの中で、幼児用の遊具等々ということは、先ほど申し上げたような形の中で検討しながら考えていきたいと。

 それと、御影に関しましては、噴水の部分と、あとグラウンドがあって、反対側のほうに遊具がございます。そちらのほうの遊具は、今現在、複合遊具でございますが、今後の位置づけというか、場所の、エリア的なもの、その辺も含めまして、御影の地域のほうと協議しながら、進めていきたいと思います。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) ぜひ、御影も含めて計画的に対応をお願いしたいなと思います。

 次に、2点目について再質問させていただきます。

 回答の中で、バーベキューの関係につきましては、清水公園、そして御影公園のパークゴルフ場、そして下佐幌の運動公園等を利用してくださいとあるのですけれども、現実的にはなかなか遠くて、わざわざ、予約も必要ですし、わざわざ出かけるというのも難しいのが、使いにくいというのが現状だと思っております。

 やはり町民の皆さんが言うのは、もう少しまちなかで気軽に仲間が集まって、芽室公園みたいなイメージですけれども、バーベキューができて、小さな子どもたちも遊べる、そのような空間をつくることが結果的には、これはどうかわからないのですけれども、町外からも人を呼ぶきっかけになるのではないかということなのですけれども。

 例えば、中央公園であれば、遊歩道で区切られていますので、例えば、遊歩道の手前側を夏季使用区域にして、例えば、遊歩道の築山ですか、山のところの、遊具との間のところに、例えば、子ども用の、幼児用の遊具を設置するなど、そういう区域を分けて、わかりやすくして、そういった形で利用してもらえるような方法を何とかとれないのかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) バーベキューでございますが、現在、中央公園の遊びのエリアとしまして、まず、水遊びをする場所または遊具のある場所、あと築山の場所、それとグリーン帯という形の中で、広場でボールを蹴ったりだとか、走ったりする場所という形の中で分かれていると思います。

 議員ご存じのような形の中で、中央公園はちょっと狭いというか、広いような状況でもないような状況がありまして、その中での、例えば、一部エリアを決めた中でも、炭穴、炭を起こして火を使うという形になれば、そこで走ったり、遊んだり、ボールを蹴ったり、そういう形の中で接触というか、そういう懸念もあるという中で、火気を使用禁止という形の中で考えておりますので、その分、ちょっと遠くなりますけれども、既存のバーベキューハウス、そちらのほうを使っていただきたいということでお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 確かに、狭い中というのはわかりますけれども、僕が見てきた中でも、例えば、遊歩道のこちら側はそれなりにスペースがあるのかなと。だから、きちんと区域を分けて使用制限をすれば可能なのかなと思いますけれども、それについては、今後また引き続き検討をお願いしたいと思います。

 続きまして、3点目ですけれども、回答の中で、遊具の更新に各種補助金など、有効な財源を考えていくということでありましたけれども、確かに、私が質問した中で、社会資本整備総合交付金事業は国交省の交付金事業で、都市公園とか緑地等の事業に該当して、ちょっと大げさな計画にはなるのですけれども、そこまで私も必要ではないと思っていますけれども、今後、町として、そこら辺の計画について、どのように考えているか伺いたいと思います。

○議長(加来良明) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 今後の計画に関しましては、遊具に関しましては、先ほどお話ししたような形の中で、ある程度、3つの遊具という形の中で考えてきています。

 そして、財政的な話でいけば、議員がおっしゃるような形の中で、社会資本整備事業交付金は単年度で3,000万円以上の事業費が必要になります。

 それと、うちの今回の点検のほかに、計画策定等々という形の中で、別途、単費的な、費用も要するような形になっております。

原課としましては、今後においてという話になるのですけれども、起債も含めた中で、財政のほうと協議をしながら、一番よりよい財政の活用ということで考えております。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 私も、そんな大げさな、何百万円もかけて整備してほしいということではなくて、児童、幼児用の遊具ですから、そんなに予算をかけないでも整備できるのかなということで質問をさせていただきました。

 それで、関連しますが、今、郊外で、公園で遊べる遊具ということでお話をしたのですけれども、室内で遊べる空間ということでは、現在、老人福祉センターの社会福祉協議会の中で、キッズスペースとか、憩いの場がありまして、平成30年度には3千人以上の利用があるということで、非常ににぎわっていていいかなと思ってはいるのですけれども、逆に、御影地区につきましては、今、改善センターの中にちょっとプレイルーム、多目的ホールですか、運動場の見えるところにすべり台が1つだけあるということで、ちょっと内容的には寂しいかなと思うのですけれども、今後、遊具の整備、改善センターの中でもできないかどうかについて、ちょっとご質問したいと思うのですが。

○議長(加来良明) 御影支所長。

○御影支所長(菅野靖洋) ただいま、改善センターのプレイルームの話がありました。改善センターにプレイルームもありますが、アリーナ、運動場でも幼児が遊んでいる状況にあります。

 遊具の設置について、今後の考えということでありましたが、今のところ、利用者の方からそういう要望は出ていませんが、利用している人がいますので、話を聞きながら考えたいと思います。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) ぜひ、利用者の方の話を聞きながら、進めていただきたいと思います。

 では、続きまして、大項目2について再質問をさせていただきます。

 まず1点目ですけれども、パークゴルフ場の関係ですけれども、実は、私も現在、昨年からこのパークゴルフ場の草刈りを毎週木曜日にやっていまして、状況はよくわかっております。

 それで、体協のやる補修はあくまでも、本当の応急処置ということですよね。そういう部分で、例えば、今入れている土というのは、実は台風の災害で出たような土、いい土を入れているわけでもないので、なかなか種をまいても定着しない。やはり良質な、ある程度良質な土を持ってきて、それをもとに張り芝をするのが一番有効なのかと思うのですけれども、何も何百万もかけて整備してほしいということではなくて、利用者の方が言うのも、広いところだけ何箇所かをやってほしいというだけのことなのですよね。それで、ちょっと知っている人に聞いても、何十万円もかかるわけではない、十数万か20万あれば土も用意できるし、張り芝はちょっとするかもしれないのですけれども、あとは実際に利用者の方が手伝って、ボランティアで、そこら辺は手伝うよという話もしております。

 そういう部分で、現状ではなかなか体協の中でやるのは、予算的にも非常にちょっと難しい。ですので、私があえて言うのは、やはり若干予算をつけてもらって、少し改善をしてほしいということなのですけれども、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 社会教育課参事。

○社会教育課参事(佐々木亘) 体育館前パークゴルフ場の補修に関わる予算化というご質問かと思います。体育館前パークゴルフ場、これらを含めた社会体育施設、全部で6か所ございますけれども、総体的に修繕の予算を持っているところでもございます。そんな中で、ちょっと対応のほう、指定管理者のほうとも協議しながら進めてまいりたいと思います。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) ぜひ、指定管理者である体協と協議しながら進めていただきたいなと思っております。

 特に、やはり、清水公園の中にもパークゴルフ場がありますけれども、今、利用している方、やはり高齢になってきて足腰が弱くなって、体育館前がやはり一番身近で利用しやすいということで、利用されているのが現状だと思います。そういう部分では、先ほどから繰り返しになりますけれども、そんなに予算をかけなくてもよろしいですので、何とか、ある程度の予算をちょっとかけて、整備をお願いしたいと思います。

 続きまして、2点目について再質問いたします。

 バックネットについては、繰り返しになりますけど、私も体協の草刈りの手伝いで、バックネットの、野球場の草刈りもたまに手伝ったりするのですけれども、現状を確認したら、確かに、めくれ上がって漬物石をちょっと置いているのですよね。僕も手伝いました、実際に。それから、先週見ましたら、修繕がされていました。ワイヤを下にかけて、それにとめて、ちょっと短いのですけれども、これぐらいのU字で下に何箇所か打って、とめてあるのですけれども、果たしてそれで十分な改善になるのかなという部分が現状だと思っております。

 僕も新得や芽室、ちょっと近場の野球場は見てきたのですけれども、芽室は円柱の鉄柱に溶接した金具をつけて、きちんと網を重さで固定している。新得はがっちりしたL字型の金具で網をとめている。そのような、ちょっとある程度の、そんなに予算はかからないと思うのですけれども、芽室方式でいえば、もうちょっと改善する余地があるのかな。現状では応急処置だと思うのですけど、されているのですけれども、そこら辺の根本的な部分について、今後について、ちょっとお伺いしたいなと思います。

○議長(加来良明) 社会教育課参事。

○社会教育課参事(佐々木亘) 町民野球場のバックネットの関係になりますけれども、今回、補修を実施いたしました。

 今、川上議員がおっしゃるとおり、芽室、新得もご覧いただいているということで、今の意見を参考に、今後また、当然、ワイヤの伸び、ネットの歪み等が生じてくるものと思われますので、川上議員の意見を参考に、どういった方法が一番いいのかというのをまた研究しながら、施設の管理に努めてまいりたいと思います。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) いずれにしましても、メンテナンスは毎年必要だと思いますので、今後の、来年度もまた私も見ながら、ちょっと注視しながら見ていきたいなと思っております。

 特に、野球場につきましては、やはり今、スポーツ、今、サッカーも盛んですけれども、小学生から大人まで、全般的にやるスポーツで他町からもやはり試合のときには来るので、あんまりちょっと格好悪いのも見せられないなと思いますので、そこら辺、今後に向けてまた体協と協議しながら、進めていただきたいなと思います。

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○議長(加来良明) 以上で、本日の日程は全部終了しました。

 明日、9月18日は午前10時に会議を開きます。

 本日は、これで散会します。

(午後3時07分)

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317