令和元年第5回定例会会議録(9月18日_日程第1_一般会計 農林業費)

○議長(加来良明) 第6款農林業費、第1項農業費、155ページから172ページの質疑を行います。

 質疑はありませんか。

 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) 農業振興費のことでお伺いします。成果表で、134ページ、農地中間管理機構のことで質問をしたかったのですが、予算書の中では振興費に載っていないのですが、これはどういうことなのか説明願います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) こちらは、農地中間管理事業を行うに当たって、道から消耗品または郵便料等がいただけるものとなってございます。決算書でいうと、それぞれ消耗品、需用費の事務事業用消耗品と158ページになりますけれども役務費の郵便料の中の一部となってございます。

○議長(加来良明) 12番、桜井議員。

 その件につきましてはわかりました。

 次に、担い手の地域再生協議会の関係と農地中間管理事業について、担い手の農地の集約の考え方、この中間管理機構についても集約を目指したけれども、平成30年度は実現しなかった。農家に取りまとめを5年に1回、かなりの方が要望されていると思いますけれども、実際には動いていない。担い手も最近は規模を拡大したり、酪農家ばかりではないですけれども、大型化が進んでいる。そういった中で、集約に向けて、一部では大きな法人がいろいろなところで利用している。だけれども、農業政策として町の考え方を、農林課あるいは農業委員会の考え方をお聞きしたいというふうに思いますが、よろしくお願いします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 それぞれの課と委員会にいいですか。最初に農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 今のご質問ですけれども、確かに、議員が言われたとおり、規模拡大を目指す農家さんが、まだ清水の中には多数いると思います。あるいは、また新規就農を目指す方もいるわけなのですけれども、平成30年度につきましては、農業委員会と、この部分につきましては調整をしながら進めているわけなのですが、残念ながら集積を図ることができなかったということになってございます。

○議長(加来良明) 次に、農業委員会局長。

○農業委員会局長(渡邊義春) 農地の集積でございますけれども、農業委員会といたしましては、あっせん事業で申し出のあったもの、もしくは農地法第3条で、それぞれの相対でもって申し出のあったものが集積化されておりまして、中間事業を使った農地の出し手がなかった状況でございます。

○議長(加来良明) 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) この事業は、主に本州の、本当に耕作地の引き取り手がないような対策に基づいていると認識しているのですが、なかなか北海道は余すことなく作付けができるようなことになっていると思うのですけれども、このまま農業者が借りたいという要望が多くて、毎回、意思表示というか、書類を出さなければならないのでしょうか。そこら辺をお聞きしたいと思います。事業がある限り書類を出さなければならないのか。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 集積、借りたいという方、また貸したいという方に変更がない限り、一度、提出していただいたものは、そのまま毎年ということではなくて、こちらのほうで整理をしておくということになってございます。

○議長(加来良明) 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) 私も農業者として、できれば近くで、近隣の地域で借りられるところがあれば借りたいよと。でも、それが可能でなければ、ちょっとまとまった面積がほしいので、町内どこでもいいですよと、そういう意思表示をしているのですけれども、貸し手が相対でない限り、農業者がそういう申請をしても、出ない限りはないということですよね。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 農業委員会局長。

○農業委員会局長(渡邊義春) 農地につきましては、先ほどもおっしゃいますとおり、出し手の方がいなければ、それを借りることも買うこともできませんので、出し手の方がいた場合は対応になりますけれども、現状では、出し手の方がいて、斡旋で近くの方に農地売買もしくは貸す形、もしくは出し手の方が特定の方を指定いたしまして、契約して農地を売買するなり、貸す形が今はほとんどでございます。

○議長(加来良明) 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) 不満な部分もあるのですけれども、そこはわかりました。

 次に、土地改良についてお伺いします。今、道営の事業が町内でいろいろ展開されております。しかしながら、成果表の中にも書かれていますように、農地基盤整備については、未整備の部分がまだあると。そして、また過去の整備が老朽化している。近年は本当に200馬力もするようなトラクターと何十トンもするような作業機が稼働しています。農地も固くなっているというようなところもあろうかと思いますが、今後の農地耕作条件改善事業にも結びつくのですけれども、今度の基盤整備の進め方を教えていただきたいと思います。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 清水町では、これまで道営事業等の事業を入れていなかったという部分では、平成28年度から順次、松沢地区、美蔓地区、下佐幌・人舞地区、清水・羽帯地区、最後に御影・旭山地区と、毎年、道営事業で希望される方の畑の整備を行う予定となってございます。

○議長(加来良明) 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) なかなか、最初の申し込みというか、道営の事業計画の中で漏れた部分だとか、いろいろな部分があるかもしれません。そういった部分、きめ細かく、後で繰り上げられるような、追加でできるようなこともしっかり考えた対策をお願いしたいというふうに思います。そこら辺、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 事業が始まって、ある程度の部分であれば、変更計画ということで取り組むことができるのですが、完成間近になると、なかなかそれが難しいと。土地改良も1回やればそれで済むという問題ではありませんので、その辺も計画的に、今後も進めていきたいと考えております。

○議長(加来良明) 12番、桜井崇裕議員。

○12番(桜井崇裕) 1回、大きな事業が入ってしまうと、次の機会というのはなかなか難しいので、そこら辺はしっかり、受益者、地域の実情を踏まえて、しっかり対応していただきたいというふうに思います。終わります。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) その辺も受益者さんの意見を踏まえながら進めてまいりたいと思います。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。質疑ありませんか。

2番、川上均議員。

○2番(川上 均) 私からは1点、牧場費について、その中の管理費についてお聞きしたいと思います。中身的には、平成30年、実頭数で5,170頭の管理をやっているということで、ただ、実際に運営している中で、現在、職員のほかに長期臨時の方が10名、短期臨時の方が6名ということで聞いているのですけれども、なかなか作業員が少ない。作業員を募集しても、特殊な事情で、大型免許なり、大型バイクの免許もないと、実際に仕事に就けないということで、なかなか募集しても人が集まらないということを聞いております。

 そういった中で、やはり育成牧場ということで、大切な農家の方の牛を預かった中で、作業員が少ないと、事故等の可能性も出てくると。そういった部分で、実は、先ほど福祉の中でも出ていたのですけれども、福祉の中では町の介護施設の中で、介護人材育成確保事業ということで、資格を取るのに補助金を出しているという部分では、牧場の関係者からも、やはり作業員を募集してもいないので、できたら、そういう資格を取るのにお金を出してもらえれば、やりたいという人がいるということを聞いているのですけれども、ほかの施設に出して、足元の町の職員に、臨時職員ですけれども、出せないのかなということで、ここら辺、総務課それとも町長、考え方をお聞きしたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 今のご質問ですけれども、確かに牧場のほうでは、夏季放牧の見回りだとかという部分ではバイクの免許なり、バイクも中型の免許なり必要な免許というのがございます。現在、臨時、短期、長期、働いていただいている方の中にも、中型免許を持っていない方がおります。これまでも、それぞれ各自で、そういう部分は取っていただいたという部分がございますので、その点については、今後、牧場のほうとも相談しながら進めたいと思います。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) そうですね。今、働いている方は自分で取ってという形なのですけれども、やはり募集の条件の中にそういうものが入っているものですから、なかなか、その募集条件を見て、該当する方がいなくて苦慮しているということですので、今後に向けて、人材確保という面も含めて検討いただきたいなと思います。

○議長(加来良明) 副町長。

○副町長(金田正樹) 募集要件の中で、先ほど大型、どうのこうのという話ですけれども、大型の条件を入れた記憶はないのですが、間違いないですか。

○議長(加来良明) 2番、川上均議員。

○2番(川上 均) すみません、僕、募集要項の細かいところまでは見ていませんけれども、職員の方に聞いたら、そういうことでなかなかいないということをおっしゃっていましたので、そういうことなのかなということでお聞きしました。間違っていたら申し訳ありません。

○議長(加来良明) その中で、今後、どのように。

 副町長。

○副町長(金田正樹) 正式に私も入れていないという記憶でお話ししていましたので、これは確認してみますけれども、そこら辺で人材が少なくなってきているというのは事実でございます。昔の話をしますと、50のスーパーカブで行っていたのが、機動力がないということで大型化しています。そこら辺で、ある程度の資格を持った職員の採用はしていかなければならないということでございます。その資格の関係は、先ほど言った福祉のほうも含めて、別な職種もあるかと思いますので、それを合わせた中で検討はしていきます。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 第6款農林業費、第2項林業費、171ページから174ページの質疑を行います。

 質疑はありませんか。

 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) 174ページの有害鳥獣の関係でお聞きします。

今、御影も清水も、特にカラスが多いかなと。今、一番清水が、カラスがものすごく多くなっているというのが、よく言われているのが、今、新しく新築をしている保育所の、もとの木を伐採した関係上、ものすごい数が増えている。これに対して、何か有効な手はないのかなという部分と、カラスがまちなかにいて、ふんの被害というのが非常に多くなっている。これに対して、ここで質問していいかどうかは別としても、これは農林課が話をすることではないかもしれませんけれども、多くなればなったで、牛屋さんが多い中では、サルモネラとか、そういう問題も引き起こすことになると思います。根本的に、今後、今、非常に多くなっているという認識はあるのかないのかを含めて、役場としてどういう対策を取ろうと思っているか。もし、今の段階であればお聞かせいただきたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 特に、私の農林課のほうにも相談が来ます。巣立ちのときは人を襲うという部分で、農村部であれば銃で捕獲なりできるのですけれども、相談に来るケースが、結構、市街地ということであって、うちのほうでは、猟友会に、もちろん市街地ですのでお願いすることもできませんので、そういうところにはカラスのぬいぐるみだとか、いろいろそういうグッズが売っていますので、そういうもので様子を見てくださいというぐらいしかアドバイスができていない状況です。

○議長(加来良明) 町民生活課長。

○町民生活課長(大尾 智) 今、農林課長のほうからも答弁がありましたように、町民生活課のほうにも駆除したい、何とかしてほしいという相談が来るところでございますが、なかなか鳥獣保護の関係もございますので、駆除するというのが難しい状況ですので、先ほど農林課長も言ったように、どうしても人を襲ったりというのは、子育ての時期とか、そういう時期なので、その間は刺激しないようにしてほしいとか、そういうことでお願いをしているところなのですけれども、なかなか抜本的な、駆除したり、追い払ったりという対策がないのが現状でございます。

○議長(加来良明) よろしいですか。

 5番、鈴木孝寿議員。

○5番(鈴木孝寿) そうですね。ないから、じゃあどうしようかということですね。ぜひ横断的に考えていただき、また、町民にも協力をいただけると、例えば広報を通じて、被害の全容とか、例えば巣がどこにあるのかというのを調べていくのも一つだと思いますし、今、質問したのは農林課のところで、町民生活課の課長も答えていただいて、連携がとれているようには見えますけれども、さらにこの問題の解決に向けて、町一体となってやってもらいたいと思うのですが、副町長、いかがですか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 副町長。

○副町長(金田正樹) 実際、先ほど場所を言われていましたけれども、帰り道、毎日、すごい電線にとまっております。これで、例えば歩いていた場合なら、恐怖を感じる場合もあるかと思います。ただ、場所的に市街地、札幌のほうの熊の関係でもなかなか駆除ができないということがありましたけれども、その辺も今、保育所の木を切ったという話もあります。これも承知していなかったのですけれども、そこら辺もあるかと思います。今、2つの課が連携してやっていますけれども、さらに広めて、何かいい方法がないか、それは詰めてまいります。

○議長(加来良明) よろしいですか。

 次の質疑を受けます。質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 以上で農林業費の質疑を終わります。

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