令和元年第5回定例会会議録(9月26日_日程第3)

○議長(加来良明) 日程第3、議案第65号、清水町文化会館条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。

 本案について、提案理由の説明を求めます。

 社会教育課長。

○社会教育課長(藤田哲也) 議案の第65号、清水町文化会館条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由をご説明いたします。

 例規集では、第2巻1271ページからの登載となっております。

 文化会館に係ります条例の一部改正につきましても、議案第64号の公民館使用条例の一部改正同様、主に、文化センター大規模改修工事に伴います使用料の改正でございます。

 議案説明資料の8ページ、改正条例による新旧対照表をご覧ください。

 改正の1点目といたしましては、大ホール等の附属設備使用料の改正でございます。別表1の2、附属設備使用料の新旧につきまして、議案説明資料の8ページから9ページ、10ページ、11ページまでにわたって記載をしております。改正となる附属設備の品名等には下線表示をしているところでございます。更新、新設等に伴いまして、附属設備の名称変更、料金の新たな設定を行いますとともに、老朽化により撤去いたしました附属設備につきましては、料金設定の廃止を行うものでございます。

 議案説明資料の12ページにまいりまして、改正の2点目でございます。今回の改修によりまして、文化会館2階の練習室3に、新たに冷房設備が設置されたことに伴い、冷房に係る使用料金の設定を行うものでございます。一般利用の場合に適用いたします料金表の別表1、これの3、「暖房使用料」につきまして、改正後は、「冷暖房使用料」と改めるものでございます。また、冷房使用が可能な期間を設定するため、改正前の備考1、「暖房使用期間」は、改正後、「暖房期間」と文言整理をし、備考2に。改正前の備考2は備考3にそれぞれ繰り下げを行い、改正後の備考1といたしまして、冷房期間は5月15日から10月15日までの間とする規定を追加するものでございます。

 議案説明資料の13ページにお進みください。

 学校教育、社会教育等の関係団体、いわゆる減免団体の利用の場合に適用する料金表となります。

 この別表2のうち、2の暖房使用料につきまして新旧を掲載してございます。これにつきましても、別表1と同様に、「暖房使用料」を「冷暖房使用料」と改め、また、備考の規定につきましても同様の改正を行うものでございます。

 附則として規定いたします施行期日につきましては、公民館使用条例の一部改正と同様、文化センター大規模改修工事の完了が本年12月末となっておりますことから、令和2年1月1日とするものでございます。

 以上、提案理由の説明といたします。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) これより、質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 10番、中島里司議員。

○10番(中島里司) 冷暖房の使用料ということで、先ほどの議案の中にも出ておりますが、全て据え置きのようになっています。これ、何年前にやったかちょっと思い出していないのですけれども、これを当初決めた、大体50円になっているけど、そういうときの時代の燃料費、非常に今、燃料費が上がっているということと、変化が非常に大きい。この変化というのはそれでは拾えないので、この当初、最初にこれを決めたときの燃料費の単価というのは、こういう改正のときに資料として何か調べたのか。

 そして、ということは、この50円という単価、妥当か妥当でないかは別として、少なくとも可決されているから妥当だという判断していいと思うけれども、やはり、その歴史的なものがあるので、その現状、その時代に合った単価設定というのをしていかなければ、行き詰まったときにまとめて大きな改正というのも出てくる可能性が。それからいったら段階的なものと、私、値上げをしろと言っているのではないのですが、段階的なものは把握しておく必要があると思うのですが、その辺について、内部で検討されたかどうかお聞きしたいと思います。

○議長(加来良明) 社会教育課長。

○社会教育課長(藤田哲也) ただいま、暖房料が50円というお話がございました。この本規定につきましては、平成16年度に行革の中で料金設定が行われた際に下限料金として設定されたということでございます。

 また、議員指摘の燃料単価の変動ということにつきましては、ちょっと詳細な数値、金額データというのを手元に持っておりませんけれども、平成16年度から現在にかけて、当然上がってきているということで認識をしているところでございます。今回の料金改正におきましては、燃料費またその他の経費等々につきましても、直近の収支の状況、気温の増減状況、また消費税の改正ということが今年10月にございましたので、こういった点についても含めて庁内全体での検討を行った上で、今回、いわゆる燃料単価に伴う部分については値上げをしないという形の中で料金改正を提案させていただいているところでございます。

 文化センター、中央公民館、文化会館につきましては、各文化団体の方々が当然主に使われているということでございますけれども、各団体のほうからも、会員の減少等々の中で、団体の維持活動がかなり厳しくなってきている。料金についても何とか緩和をできないかというようなお声もいただいているところであり、こういった点も考慮して料金改正をこのたび提案させていただいているということでございます。

○議長(加来良明) 10番、中島里司議員。

○10番(中島里司) 今課長から説明いただいた中で、利用者が、負担が云々、要するに自分たちの団体の運営上云々というのが出てきている。これ、ほかの団体も、社会教育団体はほとんどそういう傾向にあると昔からそういうふうには思っていますけれども。実際に、今きっかけが行財政改革、この50円が妥当かどうかというのは何も協議されていない。当時は行財政改革、財政が厳しいからゼロではなくてということで提案された数字だったと思います。

 それからいくと、私が今申し上げたいのは、実際に町民の方がここを使うと、実際には町としてどれだけ負担しているのだと。見える、これは社会教育施設ばかりではなくて公共施設全部に言えることですけれども、今こういう厳しい時代で、値上げしろとかそういうことを言っているのではなくて、意外と知らないのです。だから、ゼロが一番いいと思って考えておられる。私、このゼロというのは、イコール町民が全部負担しているのですよ。職員が負担しているのではないのです。

 だから、ほかの町民の方全員がどれだけ負担しているのかというのを承知の上で、施設利用というのを私は図ってもらいたい。何かもう、こういう金額はただというのが一番怖いのですけれども、何にでもあるのです、ただというのは。だから、ある程度有料化というのはやむを得ない。多分、私、当初は反対していたと思うのですが、こういう時代の流れの中ではやむを得ないと私なりには思っています。

 ただ、実際に幾らかかっているものを、これだけを負担してくださいというそういうものを、大変忙しいでしょうけれども、一定のベースというのを示しておいてもいいのではないかと。決してそれは団体に恩を着せるとか、そうではなくて、現実、運営するにはこれだけかかっているのですということを承知の上で一定の負担をしてもらう。であれば、先ほど出た、団体の運営が大変だから上げないでくれとかというそういう話になるかならないか。そういうものを、ほかの施設も含めてこういう厳しい時代に向かっていっているわけですから、ぜひ忙しいでしょうけれども、それぞれの関係課で、私はいつまでとは申しませんが、資料として持っていていいのではないかと思うのですが、その点についてはどう思いますか。

○議長(加来良明) 社会教育課長。

○社会教育課長(藤田哲也) 公共施設の料金、文化センターを含めてということでございまして、健康増進の関連で一部無料としているものもございますけども、基本的には、文化センターをはじめ、受益者負担の観点で、やっぱり利用者の方には一定の料金負担をいただくということが当然原則というふうに捉えているところでございます。

 議員ご指摘の、まず施設の運営状況等と、利用者はもとより町民の皆様全体によく知っていただくということが非常に重要であるというご指摘をいただきました。現行の決算の公表ということで、広報のほうに、主要施設の運営費の状況、経常経費の状況というものを掲載しておりますけれども、なかなかわかりづらいというところがあるかと思いますし、議員ご指摘の、もうちょっと担当課のほうとして細かなデータの状況把握というものに努めるべきというご指摘をいただいたというふうに認識しております。

 決算の状況等々についても、利用者団体を含め、広報等を通じる形になろうかと思いますけれども、今後、町民にわかりやすく知っていただくようなことで進めてまいります。

 また、細かな情報につきましても、すぐに燃料費の動向についてお答えできなくて、大変申し訳なく思っておりますけれども、十分、データの分析等々を進めながら、料金改正は3年ごとに見直しを行ってまいりますので、その際にも当然必要になるものでございますので、データの情報収集に努めてまいります。

○議長(加来良明) 10番、中島里司議員。

○10番(中島里司) 今私が申し上げた時点では、私は値上げしなさいとかどうのこうのと言っているのではなくて、実際に、今1つの部屋を使うときに、1時間これ実際に幾らかかっているのだというのを、やはり知ってもらう必要があるのではないかということをお話ししています。値上げするしないは執行部側が判断することですから、今私は値上げしろとか下げろとかいう話を申し上げているつもりはありません。

 ただ、今課長のほうから、所管外になるのですけど、福祉的な部分で無料というのが確かにあります。これは、実はちょっと聞いたことがあるのですけれども、福祉館でやる福祉は健康増進で、体育等々でやるものは、これは健康じゃなくて趣味の世界だという、私は今そういう思いをしています。だから、ほかは有料で福祉は無料だと。そうしたら、社会教育関係、要するにスポーツ関係の施設利用は、あれは趣味の世界というかそういう解釈、私はそうしています。あれは健康づくりだとか体力の云々ということになれば、場所が違うだけで有料無料というのは、これは町民として不満を持っている部分があります。

 これは、社会教育ではなくてこちらのほうに聞きたいのですが、全体の平準化というか平等的な部分で、やはり何かそれを言ったら上げなさいというふうに聞こえるかもしれないけれども、それもはっきりしたものをしっかり示さなければ、場所を変えるだけで同じ町の施設を使って、片方は無料、片方は有料ですと。これはちょっとどうも、最近ちょっと耳にしたのです。そういうことで、その辺については、執行部側として、これは町長か副町長に答えていただければ、こっちの管轄ではないので、町全体のこととしてどう。急に言ったことですから今私がお話ししている中でひらめいたお答えで結構ですけれども、考え方を聞かせていただければと思います。

○議長(加来良明) 副町長。

○副町長(金田正樹) 今の会館の使用の、保健福祉センターですと器具の使用料等も入ってくるかと思います。

 平成10年に保健福祉センターが開設された時点で、当時、使用料を取っていなかったのです。その時点は、体育館とのバランス等もいろいろあったと思います。あそこで取ったのは、修繕費に充てていきましょうと。それと、1日たばこ1個程度のお金をいただいて大事に使ってもらおうという設定で、初めて料金の設定がされたと思います。

 今議員が言われましたように、当初、40歳以上の方に利用をお願いして健康の維持を図っていただこうと。筋力増強ではないというような位置づけで保健福祉センターがスタートしたと記憶しております。

 ただ、使用料の関係で、先ほど社会教育課長からもお話ししましたけれども、一気に上げるのではなくて3年ごとということでやってきております。当時、体育館の器具もあまり新しいものがなかったものですから、そういうことで利用も含めて、今後は体育館全体、施設全体の利用も含めて使用料審議会等を経て検討していきます。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 これより、討論を行います。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 これより、議案第65号、清水町文化会館条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって議案第65号は原案のとおり可決されました。

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317