令和元年第5回定例会会議録(9月26日_日程第9)

○議長(加来良明) 日程第9、意見案第8号、新たな過疎対策法の制定に関する意見書についてを議題とします。

 職員に意見書案を朗読させます。

 事務局。

○事務局(宇都宮学) 意見書本文を朗読します。 

 新たな過疎対策法の制定に関する意見書
 過疎対策については、昭和45年に「過疎地域対策緊急措置法J制定以来、4次にわたる特別措置法の制定により、総合的な過疎対策事業が実施され、過疎地域における生活環境の整備や産業の振興など一定の成果を上げたところである。
 しかしながら、依然として多くの集落が消滅の危機に瀕し、また、森林管理の放置による森林の荒廃や度重なる豪雨・地震等の発生による林地崩壊、河川の氾濫など、極めて深刻な状況に直面している。
 過疎地域は、我が国の国土の過半を占め、豊かな自然や歴史・文化を有するふるさとの地域であり、都市に対する食料・水・エネルギーの供給、国土・自然環境の保全、いやしの場の提供、災害の防止、森林による地球温暖化の防止などに多大な貢献をしている。
 過疎地域が果たしているこのような多面的・公益的機能は国民共有の財産であり、それは過疎地域の住民によって支えられてきたものである。
 現行の「過疎地域自立促進特別措置法」は令和3年3月末をもって失効することとなるが、過疎地域が果たしている多面的・公益的機能を今後も維持していくためには、引き続き、過疎地域に対して総合的かっ積極的な支援を充実・強化し、住民の暮らしを支えてして政策を確立・推進することが重要である。
 過疎地域が、そこに住み続ける住民にとって安心・安全に暮らせる地域として健全に維持されることは、同時に、都市をも含めた国民全体の安心・安全な生活に寄与するものであることから、引き続き総合的な過疎対策を充実・強化させることが必要である。
 よって、新たな過疎対策法の制定を強く要望する。

○議長(加来良明) 本案について、提案理由の説明を求めます。

 奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) 意見案第8号についてご説明を申し上げます。

 これは、全国過疎地域自立促進連盟北海道支部からの意見書提出の依頼でございます。

 現行の過疎地域自立促進特別措置法が令和3年3月末に失効することから、清水町議会においても、今後も引き続き、総合的な過疎対策の充実・強化をされるように、新たに法律の制定実現に向けて、国会及び関係省庁へ意見書の提出を願いたいというものでございます。

 ただいま、事務局が、内容等につきましては、朗読したとおりでございます。

 委員会で協議をいたしました。その結果、この趣旨に理解をし、このような文面で過疎対策の充実・強化に向けての意見書の提出をするということで可決をいたしました。

 議員各位には、この趣旨にご理解をいただきますようお願いいたしまして報告といたします。

○議長(加来良明) これから、質疑を行います。

 質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 これより、討論を行います。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 これより、意見案第8号、新たな過疎対策法の制定に関する意見書についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、意見案第8号は原案のとおり可決されました。

 提出先は、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、農林水産大臣、国土交通大臣といたします。

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317