令和元年第6回定例会会議録(12月10日_日程第7)

○議長(加来良明) 日程第7、議案第90号、工事請負契約の締結の議決事項の変更について、議案第91号、工事請負契約の締結の議決事項の変更について、以上2件を一括議題とします。

 本案について提案理由の説明を求めます。

 総務課長。

○総務課長(田本尚彦) 工事請負契約の締結の議決事項の変更に係ります議案第90号、議案第91号の件について提案理由の御説明を申し上げます。

 初めに、議案第90号は、令和元年6月10日開催の定例会におきまして議決をいただきました、議案第53号、工事請負契約の締結について〔文化センター大規模改修工事(建築主体)〕の契約金額が設計変更により変更となるものです。

 契約金額の主な変更要因といたしましては、外装改修工事について現地詳細調査を行った結果、ひび割れ等の数量や産廃数量に変更が生じたことから工事費が増加するものです。

 このため、契約金額は、変更前の178,200千円が、変更後178,981千円となり、781千円の増額となったものです。なお、金額につきましては、消費税込みの金額です。

 次に、議案第91号は、令和元年6月10日開催の定例会にて議決をいただきました、議案第54号工事請負契約の締結について〔文化センター大規模改修工事(機械設備)〕の契約金額が設計変更により変更となるものです。

 契約金額の主な変更要因といたしましては、大集会室のエアコン交換時に、冷却配管内部にさびが確認され、配管の交換が必要となったことから工事費が増加するものです。

 このため、契約金額は、変更前68,200千円が、変更後70,598千円となり、2,398千円の増額となったものです。なお、金額につきましては、消費税込みの金額です。

 以上、議案第90号、同じく第91号の2件について提案理由の説明とさせていただきます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) これより、一括して質疑を行います。質疑ありませんか。

 10番、中島里司議員。

○10番(中島里司) 今回の設計額についてはかなり少額。契約金額から見たら、こういう言い方したらちょっと好ましくないかもしれないけれども、微々たる変更というふうに思っています。微々たるものだからいいとか悪いとかということではないのですけれども、議案90号のほうは、外装のひび割れが少し多かったということで設計変更になっています。

 これ、入札というものは、私の昔の記憶ですと、発注して現場見て、この場合、事前に工事費というのは公にしているわけですから、積算内容というのはある程度わかるのです。

 その結果、あとのほうの壁に隠れて中に入って見えないものが工事をやった結果、そういう原因であったからパイプを取りかえなければならないというのはわかるのですが、ひびが入っていた、それが予想より多かった、だから設計変更。これは、業者が入札前に全く現場を見ていないという理解をしていいのかなと。この辺はやっぱり業者にも一定の責任があると自覚を持ってもらいたいというふうに私は思っています。

 その業者が一定の入札前に現場へ行っているかどうか。あなたたちは気がつかなかったのかということを実際に職員のほうから言うべきだと思うのですが、そういうことがあったのか、なかったのか。なければないで結構です。お答えをいただきたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 今回の文化センターの大規模改修の建築主体、この部分の当初の工事発注の設計、そして、この段階で一応コンサルというか、調査するような業者のほうに発注をかけまして、あらかたの目視上のひび割れは押さえております。

 今回の工事の発注に関しましては、特記仕様書の中で詳細なひび割れ調査をしてくださいと。それに応じて最終的には概算発注みたいな、その分だけが概算という形の中で発注をかけて、最終的には精算しましょうという形の流れで、今回、発注してきているような状況になっております。

 そうなると、受注業者が受注後に現場へ入る前に詳細な調査を行って、そして、その結果としてひび割れ等の対策が必要な箇所、それを精査した中での増額という形になっておりますので、御理解のほうをお願いしたいと思います。

○議長(加来良明) 10番、中島里司議員。

○10番(中島里司) 私の聞き違いかもしれないけれども、課長の今の答弁ですと、受注後に見てくださいと言っているのかな。受注後、そうではない、予定価格が公表されているから、それでやったのだから、昔はそういうのがなくて自分たちで現場を見て、自分たちで積算しなければならないことがたくさんあったわけですよ。だから、もう発表になっているから何も見なくていいのです、現場。

 だから、課長、今、私は改めて業者に、入札前には発注・受注を受けた時点、指名を受けた時点でそれぞれ皆さん現場確認してくださいよと。そういう指導をして、地元業者の育成、より強い業者育成を図る必要があるというふうに思います。

 そういうことで、今後、現場においては、受注、入札する前に必ず、指名を受けた時点で現場へ行ってくださいよと。契約してから現場を見に行くのではなくて先に行くべきだということをやはり指導していく必要があるのではないかと思うのですが、課長、いかがなものでしょうか、その考え方。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 今回のひび割れ、理由というか言っているお話ではないのですけれども、どうしても詳細な点検という形になれば、足場等々、仮設、それをつくらなければならない。そういうものもございます。そして、逆に言ったら、そういうものがなくても現場を先に見られる。そういう場合もございます。

 そして、今後におきましては、発注した時点で図面等々、図書等々、それを開示しておりますが、ある一定での機会がある中で、その辺はちょっと現場を見た中で最終的な見積もりをしていただきたいというようなお願いをしていきたいと思います。

○議長(加来良明) よろしいですか。次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 これより一括して討論を行います。討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 これより、議案第90号、工事請負契約の締結の議決事項の変更についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。よって、議案第90号は、原案のとおり可決されました。

 これより、議案第91号、工事請負契約の締結の議決事項の変更についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。よって、議案第91号は、原案のとおり可決されました。

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