令和元年第6回定例会会議録(12月17日_日程第1_一般質問 高橋政悦議員)

○議長(加来良明) 次に、6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) 6番、高橋政悦でございます。

 通告に従いまして、2点質問させていただきます。

 まず1点目、公園利用の現状と将来の公園の在り方についてということで、現在、清水町には、清水公園、有明公園、清水中央公園等の都市公園が14か所、その他、近隣公園、児童公園が6か所設置されております。

 町条例に規定されている、地域住民のコミュニケーションやレクリエーションの拠点、災害時の避難場所としての機能を有するなど公園事業に対する規定と、それら、現在設置されている公園に整合性があるのか、十分に機能が発揮されているか。

 また、時代の変化とともに、町民が公園に求めるニーズや満足度の変化、これに対する対応策、要するに遊び方も変わってくる、憩いを求める求め方も変わってくる等々の多角的な観点から見て、町民のニーズをどのように把握し、どのような対応策がとられているか、公園利用の現状と将来の公園の在り方についてお伺いいたします。

 続きまして、2点目、市街地の街灯・防犯灯の在り方について。この質問に関しては、9月定例会でも若干出されたものですが、ちょっと視点を変えて質問していきたいと思います。

 2000年、警察庁が制定した安全・安心まちづくり推進要綱を受けて、北海道が2005年に、北海道犯罪のない安全で安心な地域づくり条例を制定しましたが、これらの条例を踏まえて、清水町では安全で安心な地域づくりに向けた街灯・防犯灯の設置基準、あるいは町の責務、町民の自主的な活動支援に対する施策等々、定めたものがありましたらお伺いいたします。

 また、現状として、夜間、道路を歩くとき、暗さを感じて不安だという声をよく耳にします。LED照明への転換が進んでいる中、明るさの確保について、LED照明の特徴を踏まえた上での設置の仕方または照明の色がばらばらであるというのも、なかなか見栄えが悪いということで、色等を統一していくことも必要と考えますが、いかがかお伺いいたします。

 以上でございます。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

○町長(阿部一男) それでは、高橋議員の質問にお答えをしたいと思います。

 まず、1点目の公園利用の現状と将来の公園の在り方についてでございます。公園事業に対する規定との整合性については、町条例では、それぞれの特質に応じ、都市公園の配置及び規模の基準が記載されております。

 清水公園は、休憩、観賞、散歩、遊戯、運動など総合的な利用を目的とする公園で、面積は45.51ヘクタールあり、主にパークゴルフやバーベキュー、ボート、散策などの利用者が多い状況です。

 有明公園は、主に運動を目的とする公園で、面積は3.61ヘクタールあり、サッカーやソフトボールなどスポーツの利用が多く、また、地震災害時の指定緊急避難場所となっております。

 清水中央公園は、町民の憩いの場として、近隣に居住する方が容易に利用できる公園で、面積は1.01ヘクタールあり、小学校など児童の遠足や築山、水遊びなどの利用が多く、同じく地震災害時の指定緊急避難場所となっております。

 そのほか、都市公園は0.25ヘクタールを標準に、街区内に居住する方が容易に利用できる公園の位置付けとなっております。

 将来の公園の在り方については、清水公園は現在、公園の活性化を図るため再整備について検討を行っており、町民の憩いの場とするとともに、休憩型観光による町内ににぎわいのある、親しまれる公園を目指しております。

 有明公園は、現状の運動広場を保全し、スポーツを通した健康の増進を図り、防災対策を兼ねた公園を目指します。

 清水中央公園は、清水市街の中心に位置し、文化センターに隣接していることから、現状の景観を維持し、次世代のくつろぎができる場と防災対策も兼ねた公園を目指しています。

 その他の公園も含めて、それぞれの公園の特質に応じた公園づくりを考えていきたいと思っております。

 次に、2点目、街路・防犯灯の在り方についての答弁でございます。

 本町では、北海道条例を踏まえた街灯・防犯灯の設置などに関する基準についてはない状況でありますが、現在の設置状況は、市街地中心部や通学路などに連続した街灯を設置し、住宅街は電柱1本置きに街路器具を設置しております。

 また、街灯の点灯確認や、住宅街の新築等による状況に応じた新設や維持管理などを現在行っているところでございます。

 街灯・防犯灯における町民の自主的な活動への支援策について御質問がありましたが、現在、街灯の設置、管理については町で行っており、今後も同様の対応を行ってまいります。

 照明器具のLED化については、効率的な照明で消費電力を抑えることにより、地球温暖化対策の一助となることから、全国的に進められている状況であります。

 清水町の現状の灯具は、水銀灯とナトリウム灯とLED照明が混在している状況であり、水銀灯については2020年6月ころ生産中止となり、ナトリウム灯も将来製造がなくなる情報もあることから、LED照明の設置を順次進めております。

 現在のLED照明は直射型であるため、他の照明器具より光の範囲が多少狭い特徴がありますが、歩行者の安全に支障がないよう配慮をしてまいります。

 照明の色の統一化については、ナトリウム灯の故障などが発生した場合、随時LEDの照明へ転換し、将来、ナトリウム灯の製造が中止された場合には、LEDの照明への転換を進めてまいります。

 以上、答弁とさせていただきます。

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○議長(加来良明) ここで休憩します。

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

 質問を受けます。

 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) それでは、再質問をさせていただきます。

 まず、公園利用の現状と将来の公園の在り方についてということで再質問をさせていただきますが、答弁の中に、それぞれの公園の特質に応じた公園づくりを考えていきたいと。結論としてやっていただけるという答えがあったので、それでおしまいだろうと言われたらそれまでなんですけれども、とりあえず、町民ニーズを交えた形で質問をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 まず、清水公園についてなのですけれども、活性化を図るために再整備をしていくということで、これは、町民の皆さんにやるんだという話は通っている話だと思います。

 ただ、最後の形というか、目指すところが見えていなくて、町民の中に、何で清水公園だけ、どんなふうにやっていくのだという不満の声だったり、反対の声が聞こえたりしているのは町長も御存じだと思いますが。

 これを、要するに反対ではなくて、町民みんなでこういうふうにやっていくのだというのを、町民全員というか、みんなで思った形にしていくということで、何か目指すところの絵面といいますか、何かそういうのを示すと、みんなでそういうふうに向かっていけるのではないかなと思いますが、その辺についてお伺いしたいと思います。

○議長(加来良明) 商工観光課長。

○商工観光課長(斉木良博) 清水公園の再整備についての検討の内容、経過についてお話をさせていただこうと思います。

 清水公園の再整備については、一昨年の夏に、町長と各団体の懇談会の中で、町長が食の拠点として清水公園を考えたい、清水公園の活性化について考えたいということでスタートとして、一昨年から検討を始めたところでございます。

 一昨年度、それと昨年度、関係課を集めて何回か活性化、再整備の内容について協議をしてきたところです。その中で、木製階段の改修ですとか、それから昨年実施いたしましたトイレの改修ですとか、機能的に不十分なところ、まずやっていけるところを実施してきたところです。

 ただ、職員だけで話をして、協議をしてきても、なかなか、高橋議員がおっしゃったような町民のニーズ、それから観光客なり、町外から来る方の要望等も行き詰まったというか、わからない部分もありますので、町民を委員にした再整備検討委員会というものを今年度立ち上げて、12月6日までに第4回までの検討委員会を進めてきたところでございます。

 今回の再整備検討委員会の中で今まとめているのは、基本構想的なもの、基本方針とコンセプトという形で今まとめようと思っております。1月下旬には、ある程度お示しできるような形で報告をするような形を考えてございます。そちらにつきましては、報告後、町民の方にも見ていただけるような形で示しながら、次年度、基本計画、それから実施計画というふうなステップに進めていこうというふうに考えてございます。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) ありがとうございます。きっとそういう形で示していただければ、町民の方も納得してくれることと思います。

 清水公園、当然のように、交流人口増加に関しては、いいアイテムの一つだとは思います。町民みんなが反対することなくいけることを望んで、清水公園については終わりたいと思います。

 続きまして、有明公園、これ町民の方はみんな、答弁にあったとおり、運動公園というか、運動広場というか、そういうイメージで位置付けられていると思います。

 サッカーの専門家ではないので、事の真偽はよくわからないのですが、あそこでサッカーの大会等々、少年団でやるときに、土のグラウンドだと嫌がる少年団が多いという話を聞いております。

 芝生のグラウンド用のスパイクが要ると、土のグラウンド用のスパイクがさらに要るとか、あと、土のグラウンドだと風が吹くとほこりとか、何かそういうイメージがあるみたいで。ほかにも、サッカーの専門家の話を聞くと、小さいころから土のグラウンドに親しんでサッカーをやると、芝生で育った子とは全く違って、危ないというのが植えつけられて、ちゃんとしたプレーができなくなるという、そんな話も聞きます。

 それらも踏まえて、せっかくいろいろなところからサッカー少年団が来て試合をやるということであれば、あそこのグラウンドを整備するなり何なりという、これはすぐに来年からできるとか、そんな話ではないと思いますが、将来的に、そういうことも課題として捉えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 答弁求めます。

 社会教育課参事。

○社会教育課参事(佐々木亘) 今、高橋議員からの有明公園、多目的広場、運動するところを一部多目的広場ということで利用していただいてございます。今、芝生の部分の関係でいいますと、当時いろいろ、高橋議員が言われるように、土よりも芝生、土ですとほこりも立つというようなところがあって、芝生化の要望があり、芝生の工事をしたところで、かなり十数年ぐらいもう経過しているかなという状況にございます。

 芝生の状態についても、本当に満足がいくような状態では一部ないところもございますけれども、あと、ソフトボールで利用するというところでは、当然そこの部分については、グラウンド化、土というところで利用していただいているところでございます。

 全面を芝生化ということになれば、多少また費用の問題ですとか、そういったところがあることから、今後、またいろいろな方の御意見を聞きながら検討してまいりたいというふうに思います。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) ぜひお願いしたいと思います。

 続きまして、清水中央公園でございます。清水中央公園、ここは本当に清水公園と違って、清水公園に町民の方が行くとなると、大抵車で行かなければ行けないところというか、ましてや歩いていくと、国道があって危ないというので、なかなか思い切って行かないと行けないところ。

 ただ、清水中央公園というのは、歩いて、例えばベビーカーを押して行ってもいいし、近くには病院もありますし、養護施設もあります。そこから車椅子で行って休憩する場所といった位置付けであって、気軽に行けるところだと思います。

 今、整備されていないと言ったらうそになります。整備はきちんとされていると思います。ただ、そのままではなくて、もっともっとコンパクトながらも、いろいろと工夫できるだろうという町民の方もおります。そこに、世代を超えて、子供からお年寄りの方まで、そこに集ったら、みんながいて話ができる、そんな場所が欲しいという話が結構出ています。

 最近のことですけれども、整備されていないとは言いませんが、ごみを捨てても大丈夫だろうみたいな町民の方が、町民の方なのかほかの方なのかわかりませんが、危険な針金型のハンガーを50束ぐらい投げてあったとか、それに気づいて、文化センターのほうに届けたとかという話も聞きます。

 それって、これは捨てても大丈夫だろうというイメージを持たれたのか、それとも本当に心ない人なのかよくわかりませんが、そういうことも管理の一つだと思いますし、そこら辺が捨てられないような状況にするぐらいの整備が必要かなと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 中央公園に関しましては、築山だとか、あとは芝生、噴水、遊具で遊んだりだとか、あとは木陰を利用して、テーブルを用意して休憩施設等々を設置しているような状況でございます。

 現状が、文化センターに接しておりまして、公園管理側としましても、かなり気をつけて管理をしている状況ではありますが、なかなか短い時間帯の中の点検等々というのが難しい状況になっております。

 今後におきましても、文化センター利用の際に、ちょっとした時間の中で、晴れた日、公園のほうに行ってベンチ等々に座って、児童が遊んでいるところを見守るような形の公園的な管理というか、そういうことを十分やっていきたいと思います。

 ごみですけれども、ごみの注意喚起、それを防止するための看板等々ということも考えられるような状況ですけれども、今後、頻繁に出てきた場合には、そういうものの設置も考えていきたいと。

 ただし、景観をなるべく配慮した中で、皆さんそれぞれ気を使った中で使用していただきたいというのが、公園管理の担当の考え方でございます。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) そのようにお願いしたいと思います。加えて、とりあえず既存の景観、もちろんそれを崩すことなくということは当たり前ですが、毎年毎年工夫して、こんな形こんな形というふうに、町民のニーズを聞く機会を多く持って、都度、大きな予算を投入するということにはならないと思いますが、そのような形で町民の声を聞いていただきたいと思います。

 続きまして、市街地の街灯・防犯灯について再質問させていただきます。

 答弁の中で、要するに設置基準はないということでしたが、つまり設置基準がないということは、多少感情論で訴えてもいいのかなという気持ちでちょっと質問させていただきます。

 夜の町、清水町を見ると、どうも寂しい、明るさが足りないような印象を受けるのは私だけではないと思うのですが。それで、たまたま隣町、芽室町へ行くと、こんなに光を使っていいのかと思うぐらいの明るさを持っている。その差を見ると、清水町、もうちょっと頑張ってもいいのではないかなという気になるのですが。

 芽室町は芽室町で設置の仕方も工夫されていて、ただ、大雪降ったらどうなるのかなというような設置の仕方で、これはちょっと無駄があるかなとは思うのですが、それは芽室町の話なのでいいのですけれども。

 ただ、清水ももうちょっと、せっかく、例えばこの答弁の中にあった、電灯が製造中止になって、どんどんLEDに変えていく、その機会、きっとそれが製造中止になってどんどん変えるときになったら、そのときにはきっと大きく変わることもあるのかと思うのですが。順繰り、順繰りというのもあるのかもしれないけれども、そういうときにもう少し計画性を持って、景観をも含めた設置の仕方とか、そのぐらいのぜいたくはできるのではないかなという気もするのですが、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 市街地、本通ですか、御影と清水、本通に関しましては、車道と歩道、そちらのほうを照らすような形で街灯を設置させていただいております。

 なおかつ、まだ、単独柱に関しましては、LEDを採用しておりませんので、今のところは水銀灯、ナトリウム灯の設置をしているような状況でございます。

 今後におきましては、水銀灯の製造は中止され、あとナトリウム灯に関しましても、いつになるかわからないという中で、いずれはなくなるだろうというような情報も入っております。

 それで、LED自体も当初から見ると、かなりいろいろな幅のLEDが設置されていますので、暗さに関しましては、LED自体が直射型という中で、多少幅が狭い状況にもなっております。今後におきましても、そのLEDの改良型だとか、そういうものを、いろいろな中の情報を入れた中で、今後、更新だとかする時期になれば、それも一つの検討の中に入れて進めていきたいと思います。

○議長(加来良明) 6番、高橋政悦議員。

○6番(高橋政悦) よろしくお願いします。

 あと一つ、前回の9月の定例会のときに、新たに設置されたのが6基という話が出たと思うのですけれども、町民の求めに応じて新しくつくったよというのが6基だったと思うのですけれども、それはそれでいいのですが。例えばきっと6基つけてくれと言った町民の方って、それなりにその手法もわかっていて、役場職員、担当課に行って、ここが暗いぞとかきちんと言える方だと思うのですね。

 ただ、今私が耳にする人は、暗くて、地面の凹凸がわからないぐらいだって、外に出るのが怖いから出ないとかって言っている人は、当然のように役場に言えるわけもなくということで。それを役場職員が見て回って、危ないところはここだとかって特定も多分しづらいというか、清水町中、回るのは大変だし、であれば、なるべく話が聞けるような状況をつくっていただきたいというか、広報でもいいですし、何か危ないところがあったら気軽に電話してくださいぐらいの、やってないことはないと思うのですけれども、それぐらいの配慮をしていただきたいなと思いますが、いかがですか。

○議長(加来良明) 建設課長。

○建設課長(内澤 悟) 担当のほうとしましても、巡回等々回っております。それと、実際に単独で立っている部分に関しましては、等間隔という形の中で、ほぼ網羅されるというような状況になっております。

 ただし、電柱取付型となれば、電柱の間隔がほぼ等間隔なんですけれども、たまにちょっと離れた場所もあります。そういう面に関しまして、町民からの要望だとか、もちろん町のほうでも通学路等々、それも含めた中で見づらい場所、それに関しましては増設という形でやっております。

 今後に関しましては、議員おっしゃるような形の中で、なかなか町職員だけでの確認事項、増設も含めた確認事項というのはちょっと難しいような状況になりますので、お知らせ版だとか、何かの機会があれば、それを皆様方にお願いという形の中で周知していきたいかなと。

 ただし、その中でも原課というか、担当のほうが見た中で、どうしてもここは不要ではないかなだとか、そういうものは、ある程度出る可能性がありますので、その辺に関しましては担当課のほうの判断という形の中で進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

○6番(高橋政悦) 終わります。

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