○議長(山下清美) 一般質問を続けます。
次の一般質問を受けます。1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 大項目1、「十勝清水学」をもっと多くの方が学べる機会を。
町内の小中学校では、2019年からふるさと清水町の自然、歴史、文化、産業などを調べ、地域の未来の姿を考え、地域のために行動する取り組みなど、地域への愛着醸成につながる「十勝清水学」を学習しています。町の強みや先人から受け継いできた郷土の誇りや魅力を未来につなぐために、子供たちだけではなく、町民や町に関わる方も「十勝清水学」を学べる機会をさらに増やしてはどうか伺います。
よろしくお願いします。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。教育長。
○教育委員会教育長(山下 勇) 山本議員の質問にお答えいたします。
町内の小中学校では、総合的な学習の時間の中で、清水町の自然、歴史、産業、町などについて、教室での授業以外にも校外学習として町を探訪した学びを通して、ふるさと清水への愛着と誇りの醸成を目的とした「十勝清水学」として取り組んでおります。
質問がありました「十勝清水学」につきましては、学校での取り組みに関する情報を町ホームページにて掲載し、広く町民の方々にも知っていただくようになっております。
町民や町に関わる方々に対する取り組みとしては、新しく清水町内の小中学校に赴任した教職員や新規採用した町職員などに対して、町内の史跡や授業に活かすことができる施設などを見学する活動を行っております。
町民の方々が対象となる事業としては、社会教育課が所管する社会教育振興事業や文化芸術振興事業により、清水町の歴史や文化を学ぶための場を提供しております。
今後はより多くの町民の皆様が、郷土の歴史や文化に興味や関心を高めながら、ふるさと清水町への郷土愛や誇りを持っていただくために、子供の学びだけでなく大人になってからも清水町を学ぶ機会を、これまでの事業を継続、拡充や見直しなど、各団体との連携を図りながら実施していきたいと考えております。そのためにも、事業に関わる情報を分かりやすくタイムリーに広く周知するように努めてまいりたいと思っております。
以上、山本議員への一般質問の答弁とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 再質問をさせていただきます。
まず学校教育課にお聞きしたいのですけれども、「十勝清水学」という言葉を聞いて町のことが分かるのかなと思いこの質問をすることになったのですけれども、そんなときにグーグル検索をしてみたのですけれども、数件の新聞の記事と町のホームページの、令和3年の清水中学校のまち探検という記事が1件出てきました。今、ホームページで、小中学校で取り組んでいる「十勝清水学」を知ることができたらいいなと思っていたところ、直近で「十勝清水学」のカリキュラムというページができたようでした。
こちらを、例えばどのような取り組みがあるかということを簡単に説明いただいてもよろしいでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。学校教育課長。
○学校教育課長(渋谷直親) ホームページ、見ていただけたのですね。ホームページにも書かれているところではあるのですけれども、まず、小学校、中学校として目標ということがカリキュラムとして書かれております。
まず、郷土に愛着を持っていただいて、誇りを持っていただいて、さらに町をよく知ってもらいたいというようなことを、「十勝清水学」の中にも書かれていると思うのですけれども、具体的に申しますと、例えば、小学校のうちには清水町にはどういう産業があってどのような歴史があるのかとかそういうことを、小学校1年生から6年生のうちに勉強をしていただく形となっています。それは仕事とかそれだけではなくて、いろいろな、町にある、関わることを教育的なところで、視点で、先生たちが読み込んで考えていくというところなのですけれども、中学校においては、今度はその小学校でできたベースを基に、いろいろな清水町の考え方、実際職場体験に行って小学校のときに勉強したものを、中学校のさらに地理であったり歴史であったりの授業で学んだことを深く掘り下げて勉強していくと。例えば修学旅行とかでも、清水町でできた産業の小豆のことを勉強したと。今度は修学旅行先で、東京、清水御影中学校の話なのですけれど、東京に行っているのですけれど、実際その販売しているようなところに行って、清水町の小豆はどうですか、おいしいですか、すごくいい返事が返ってきて、それでまた清水町のいいところを外からの目も見て知ってもらうと。そういうような取り組みを行っております。歴史、地理、地域とかいろいろな授業があるのですけれども、そういったところで行っているところです。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 簡単に分かりやすく説明いただきました。
その内容については、各学校の先生や校長先生、教頭先生などと相談して決めているものであって、これをやってくださいねということはない、そちらで、各学校で、各クラスで決めるということでよろしいですか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。学校教育課長。
○学校教育課長(渋谷直親) まず、清水町の樹木図というこういう図面とかご覧になったことはあると思うのですけれど、まず、教育理念の心響というものに、さらに樹木図で清水町に枝葉をつけてこういう学びをしようということは、各小中学校に下ろしています。
そこを組んだ中で、話ずれてしまうかもしれないのですけれど、これから小中一貫教育ということを進めるのに、清水中学校区、御影中学校区、それぞれの考え方、基本線を持った中で、それぞれに系統的に考えていただくといった形で行っているところです。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 「十勝清水学」というのを学校で取り組んでいて、子供たちの感想といったのはどういったものがあるかお聞きしたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。学校教育課長。
○学校教育課長(渋谷直親) まず、地域の歴史を知るというところでは私も同席したことがあるのですけれども、例えば渋沢栄一翁を含めた歴史を知るという授業のときに、まず座学でそういうところを勉強した後に、実際に熊牛の渋谷農場さんとかを見て、渋谷さんの話を聞いて、いろいろな感想を聞いたりしました。そうすると、やはり知らなかったことだし、また、これから一万円札になる人たちがここに来てこういうことしたのだよということを聞いて、まずやっぱり驚きのところです。
また、バイオガスプラントなども行かせていただいて、そういうときには当然これが温水になって電気になったりそれを循環させながら、今でいうSDGs、その循環の持続可能な社会をつくるためのそういった一つの方法、清水町にはそういうふん尿とかも再利用できるそういう技術も取り入れたところもやっているとか、例えばまた違う学校では、実際に圃場に行ったり肉牛屋の農場に連れて行っていただいて、その場で、まあ、そこは牧場主の好意なのですけれど、そこの場でそのお肉を食べさせてもらって、行ってみて実際に匂いを嗅いだらすごくきれいな農場だと。匂いもしませんので、全然僕たちが思っていた価値観と違いましたとか、例えばお店屋に行ったときに、普段は車に乗って通り過ぎているお店屋ですけれど、中に入ったらすごく親切なおじさんが話をしてくれてとか、やっぱり一つ一つの場所場所でいろいろな感動をしたという声は、私自身も聞いていますし、学校の先生を通じて聞かせてはいただいているところです。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 聞いているだけで、子どもたちが感動しているのだなと思って、いい取り組みだなと思いました。
そこでなのですけれども、先日小学校の参観日で、校長先生が「十勝清水学」に取り組んでいますとスライドで写真を見ながら少し説明をしてくださいました。現在、「十勝清水学」を取り組むときに対応しているのは、学校全体として対応しているのでしょうか。お聞きしたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。学校教育課長。
○学校教育課長(渋谷直親) まず、学校全体で「十勝清水学」というのは教育目標の中で、実践目標というところで取り組んではいただいております。
例えばなのですけれど、管理職の先生は当然勉強はしていただいて、先生たちも新任で今度赴任されて来るような先生もいらっしゃるではないですか。そこは管理職から、うちの町、清水町はこういう教育を目標としてやっていますということは、管理職から教員に伝えるようにしています。
ですので、例えば授業に入る前であるとか事前研究を行うのですけれども、担当の担任のほうから聞かれたときには管理職を通じて当然説明もしていますし、そこで例えば管理職がなかなかその町のことで少し、赴任してきたばかりとかで伝わらないようなときには、教育長であるとか私たち教育委員会のほうに来て、学んでいただいて、足りないところを補っていくというようなサイクルで授業のほうは組み立てています。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 教える先生たちも学べるようにしていただいているということだったのですけれども、研修だったり、答弁で頂いたのですけれども、授業に活かすことができる施設などを見学する活動を行ったりしていますということだったのですけれども、そちらは1年に1回なのか複数回あるのか適時行っているのか、新しくと先程答弁いただいたのですけれども、継続的にもう2年目だよ3年目だよという方も学べる環境であるのかお聞きしたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。学校教育課長。
○学校教育課長(渋谷直親) これまでもコロナ禍の前までは、勉強していただく機会というのがあったのですけれども、この3年ぐらいの間は、感染症対策のこともあって休止をしておりました。
その後に、今年度、令和5年から、そういうことも許されるような状況になったということと、まあ、そういう要望もあったところで、新人の先生たちをバスに乗っていただいて町内のいろいろな、先ほども言ったバイオガスプラントであるとかそういう史的なところ、あと工場であるとか、例えば浄水場があるとか、浄水場というのは学校の授業の中で浄水場の勉強があるのでこういうところにある位置関係みたいなことも勉強してくださいと、そういう意味で伝えています。
ただ、ここ最近転入されてきた先生は、先ほども申し上げたコロナ禍もあって、見られていない、その場所を知らないという先生もいらっしゃいますので、今、年に1度しか計画のほうはしておりませんけれども、それは学校側と話もしていたり、またもう既に3年、4年といる先生も出席したいということであれば、それはもちろん喜んで参加するような形にはさせていただきたいと思っています。
また、先生、当然先生たちですから意欲のある方々ばかりですので、自分で行かれている方もいらっしゃると思います。そういう方も、もし説明がしてほしいということであれば、例えば社会教育の詳しい職員であるとか水道課の職員であるとか、これはまだ相談した話ではないのですけれど、そういう協力も得て話のほうを深めていければなと思います。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) コロナ禍も終わり、今後はそういった制限もなくなるので取り組んでくださるということで理解いたしました。
続いて、子育て支援課にお聞きしたいのですけれども、子育て支援課では「十勝清水学」という言葉はご存じでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。子育て支援課長補佐。
○子育て支援課長補佐(寺岡淳子) 「十勝清水学」という言葉は存じております。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 「十勝清水学」という言葉はご存じだということなのですけれども、小中学校につながることとして、こども園では「十勝清水学」に関わる取り組みをしているか、もしくは今後取り組む予定があれば教えていただきたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。子育て支援課長補佐。
○子育て支援課長補佐(寺岡淳子) 清水町内の小中学校で、「十勝清水学」というのを総合的な学習として行っているかと思うのですけれども、その中で小学校の1、2年生と5年生との年長児との交流というのが総合学習の中であったりですとか、あと中学生ですと、2年生で、職業体験かな、というのをこども園で受け入れていたり、3年生の保育実習というのを受け入れたりとかというところで、連携した取り組みをしています。
あとほかに、これは郷土愛を育てるというような取り組みですので、幼児教育というのは日々の遊びや活動の中で必要な力を身につけていくよというところで、特に教育・保育課程の中に「十勝清水学」というものは位置づけてないのですけれども、例えばお散歩に行って牛を見たときに、子供たちに清水町は人間よりも牛の数のほうが多いのだよとか、給食を食べたときにこれは清水町で取れたアスパラなのだよとか、あと、今でしたら、保育園留学で来ているお友達と自分たちの住んでいる地域についてお話ししていたりだとかという中で、清水町の良さを知っていたり郷土愛を育んでいけるような取り組みをしています。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 「十勝清水学」という名称ではなくても、郷土愛を育む活動を日々してくださっていることで理解いたしました。
次は総務課にお聞きしたいのですけれども、総務課では「十勝清水学」という言葉はご存じでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(神谷昌彦) 私は以前、学校教育にもおりましたので、当然「十勝清水学」というのは承知してございます。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 役場でお仕事をされている方の中には、清水町出身の方もいれば町外出身の方もいると思うのですけれども、先ほど教育長からの答弁も頂いて、研修なども新しく採用した職員の方は行っているということだったのですけれども、教職員の方と同じような頻度で研修などをする機会があるかどうかお聞きしたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(神谷昌彦) 先ほど教育長の答弁からありましたとおり、最近やはり町外から採用される職員が多いので、まず入った段階で、清水町の歴史だとかそういった施設だとかそういったところを、まず研修で学校の先生と、先ほど言ったとおり合同でそういったところを勉強して、清水町をまず理解していただくという取り組みを行っております。
そのほかにつきましても、それぞれ清水の職員研修なんかでも、「十勝清水学」というわけではないですけれども、この清水町についていろいろ研修をしたりいろいろな事業に参加する中で、例えば物産展なんかにも職員研修を併せて職員を派遣したりしておりますので、そういった中で清水の特産品ですとかそういったものについても学んだりしておりますので、当然そういった研修も含めて、日々業務の中でもそういった清水町について理解を深めていただくような職員研修も含めて実施しているところでございます。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 総務課と町民生活課にお伺いしたいのですけれども、もし窓口で清水町を知りたいと尋ねられた場合、どのような案内をしているか、またはどのような窓口対応にするか決まっているかどうか伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。町民生活課長。
○町民生活課長(奥田啓司) 今、議員からご質問のあった内容でございますけれども、窓口において、特に「十勝清水学」については紹介はしておりません。照会がございましたら、担当は学校教育課になったりしておりますので、その都度紹介はさせていただくということでございます。
それから、庁内で協議をされているかということでございますけれども、現在のところは特に全庁的な協議のほうはしてはおりません。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 「十勝清水学」ではなくて、清水町を知りたいと言った場合にどのような窓口対応をしているか、もしくはどのように対応するか、職員全体で統制がというか共有、こういうことを言いましょうねというか、そういう案内をしたらどうだろうかというような協議はされているかどうか伺いたかったのですけれども、いかがでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(神谷昌彦) 特に具体的にこういった情報を発信するという、特に決めたものはありませんけれども、当然、清水町の観光施設ですとかそういったものの問合せがありましたら、清水の観光パンフレットですとかそういったものを使って、対応した職員が来られた方にお知らせするというような形になろうかなと考えてございます。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 課だったり役場全体で共有して、そういう清水についてどういったことをアピールしていくかということを、それぞれの知識があって個性が出ていいと思うのですけれども、みんなで共有していくことで差が出ないということにもつながるかなと思うので、こういったアピールをしていこうということを共有していただけたらどうか、もう共有しているかもしれないのですけれども、そういった取り組みはなされているのか、これからしていったらどうかなということがあるかお聞きしたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。副町長。
○副町長(山本 司) 役所に様々なことを聞きたいといったことでいろいろなお客様が参ります。どこの課が担当するという部分は一定程度ありますけれども、窓口の職員が、その人の求めていることを聞きながら、そこにその情報を的確に伝えられるように、または案内できるように、パンフレット等をお渡しできるようにきちっとした窓口の対応というのはしているつもりですけれども、不十分な部分がございましたら、また今後、親切に対応できるように職員教育をしてまいりたいと考えてございます。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 次に企画課にお伺いしたいのですけれども、何度も同じ質問になってしまうので「またか」ということかもしれないのですけれども、「十勝清水学」という言葉はご存じでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) 「十勝清水学」につきましては、言葉も存じておりますし、教育委員会で取り組んでいるという状況も把握しているところでございます。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 今後、学校で取り組んでいる「十勝清水学」を町の取り組みと関連づけて、町内・町外に周知していく予定はございますか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。副町長。
○副町長(山本 司) 「十勝清水学」ですね。
子供に限らず誰でも、その町の歴史、風土、産業等ぜひ理解できるように、確かに山本議員おっしゃられたように、ホームページ見るとなかなか町のホームページの中では充実していないという部分、私も再度確認しました。
そういった部分で、町のホームページにきちんと町の、「十勝清水学」を含めて町の成り立ちと現状を、誰もがいつでも見て学べるようなサイトを、どこの課ということではないですけれども、町のホームページなものですから、各課連携して、明らかに、分かりやすく説明をするように工夫してまいりたいと考えてございます。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 工夫していただけるということで理解いたしました。
小中学校で「十勝清水学」を学ぶに当たり、渋沢栄一翁についても町のホームページでも簡単に見つけることができたらよいと思うのですが、清水町のホームページのトップページには渋沢栄一翁が見つけられませんでした。
ピックアップとして、カウントダウンプロジェクトという項目があるだけで顔が見える感じではなく、ユーチューブでは顔が見える形になっていたのかもしれないのですけれども、トップページに渋沢栄一翁に関連したコーナーをつくってはいかがかと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) ホームページに関しての渋沢栄一翁の絡みですけれども、確かに北区との連携の中でのカウントダウンプロジェクトへの誘導のバナーは貼ってあります。
そのほかは歴史として捉えている部分はあるのですけれども、確かにそこに注目したコーナーとかはないような現状ですので、今後、今年一万円札が発行されるということもありますので、見せ方については考えていきたいと思います。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) ぜひ渋沢栄一翁が見れたらいいなと思っております。
あと、広報に、町民の皆に子どもたちの「十勝清水学」というか清水を知ってもらう取り組みをしているので、広報で定期的に取り上げてみてはどうかと思うのですがいかがでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) 広報につきましても、毎月それぞれのテーマに絞った形で特集記事も掲載させていただいております。
その中の一つとして、そういう、小学校、中学校が取り組んでいるものについても、どういう形で取り上げるかは今後考えていきたいと思いますけれども、特集の中の一つの題材として取り入れていきたいと思います。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 子供たちの記事は皆も心が和むと思うので、ぜひ採用していただけたらいいなと思います。
それから、広報に、令和2年10月から「清水歴史探訪」というコーナーがありました。清水町公式のホームページで、「歴史」と検索しても残念ながらこの記事にはたどり着きません。広報をダウンロードすると見れるのですが、せっかく詳しく分かる記事があるので、清水町の歴史を調べたときに簡単にたどり着けるように、「清水歴史探訪」という検索ワードで引っかかるようなページを作成してはどうかと思うのですがいかがでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) 今ご指摘いただきました広報紙の中の歴史探訪につきましては、清水町の郷土史研究会の方々の協力を頂きながら掲載してきたものになっております。
文も全て研究会のほうの方々の作成になっておりますので、今後それをどう活用していくかは研究会の方々と相談していきたいと思います。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 検討していただけるということで理解いたしました。
次に社会教育課にお聞きしたいのですけれども、子どもたちは2019年から、「十勝清水学」として町について継続して学んでいるということなのですけれども、答弁いただいた中で、町民の方にも学ぶ機会の継続、拡充をしていくということだったのですが、現在まで、大人の方が清水町について学ぶ機会はどの程度あったかお聞きしたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。社会教育課長補佐。
○社会教育課長補佐(西田史明) 歴史の関係でいきますと、郷土文化講座というものがございます。それともう一つ、図書館・郷土史料館において、郷土史料館講座ということで、今年は河西鉄道について、河西鉄道ですね、「カサイ」鉄道、(発言する者あり)ビートについて、十勝管内の学芸員の方を招いて講演を開いているところでございます。
合計1回ずつで、年に2回という形になってございます。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 今までも、題材を変えて1年に2回くらい研修など勉強会などを開いているということでよろしいですか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。社会教育課長補佐。
○社会教育課長補佐(西田史明) 形態はいろいろあるかもしれませんが、大体2回くらい開催させていただいてございます。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 例えばどのような感想があったか、お聞きしてもよろしいでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。社会教育課長補佐。
○社会教育課長補佐(西田史明) 事後アンケートを頂いております。
その中では、やはり歴史についてもっと知りたいとか知らなかったことがたくさんあったとか、有意義な回答を頂いているところでございます。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) どれぐらいの方が参加して、何人くらいの方が参加してくださったかお聞きしたいのと、あと、農業従事者も多い町なので、参加しやすい時期、時期はいつなのか、大体の人数と時期などをお伺いしたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。社会教育課長補佐。
○社会教育課長補佐(西田史明) 今年度におきましては、郷土文化講座では文化史跡のバスツアー、それが18名。さらにその後、論語の里ボランティアの方を招いて講演会を開いております。これは45名参加していただいております。先ほど申し上げました図書館については、14名の方が参加していただいているところでございます。
時期につきましては、今年度につきましては10月の半ばということで、実施しているところでございます。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 10月半ばに開催していただくのもよいと思うのですけれども、もし可能であれば農業従事者の方は10月半ばはまだ忙しいかなと思うので、冬の間も一度開催していただいたらどうかなと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。社会教育課長補佐。
○社会教育課長補佐(西田史明) そういったことも含めて、まあ、講師の都合なんかもございますが、調整できるだけしていきたいと考えてございます。
一○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 調整いただくか検討していただくということで理解いたしました。
もしかしたら、継続して学んでいる子どものほうが清水町に詳しいかなと思うのですけれども、それに比べ、大人向けの学ぶ機会が少し少ないようにも感じます。清水町の歴史や町のことを次の世代に伝えていくことは大人の役目でもあると思います。
「十勝清水学」を現在学ぶ子供たちも成長して大人になります。この清水町を知る流れをしっかりつくるために、「十勝清水学」として、子供たちだけでなく大人も学べるように取り組んでみてはどうかと思うのですけれどもいかがでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。社会教育課長補佐。
○社会教育課長補佐(西田史明) 社会教育事業、様々な講座やイベントなんか開催させていただいております。その中で、子ども向けにはチャレンジクラブというようなものでやっているところでございます。
また、高齢者には、しみず学園というようなもので、修学旅行ですとか、あと午後の時間を使って大人のクラブ活動としてカラオケですとか、そういったもので楽しんでいただいております。
一般の方向けには、中央公民館講座というようなもので、バードウォッチングですとか、陶芸教室、絵画教室、DIY講座、スマートフォン講座、いろいろなものを開催させていただいております。
そのほかに、親子講座といたしまして、リトミックですとか木工教室、そういったもの、あとほかにもコンサートですとか演劇ですとか映画、そういったものも開催させていただいてございます。
その中から町民の皆様が、自分に合った、自分が見てみたい、触れてみたい、興味のある、学んでみたい、そういったものを自由に選んでいただいて組み立てていただくというのも、「十勝清水学」の一つになるのかなと考えてございます。
今のところ、社会教育として、「十勝清水学」として一つの講座ということは考えていないところでございます。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 今ので理解いたしました。
次、商工観光課にお伺いしたいのですけれども、子どもたちが「十勝清水学」を学ぶ中で、商店街の方にも協力いただいているようなのですけれども、「十勝清水学」の一環として関わっているというのは、商工会の皆さんは把握していることでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。商工観光課長。
○商工観光課長(前田 真) 商工会と様々な打合せをする中で、そういったことは私のほうも伺っております。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 子どもたちが「十勝清水学」の学びの中で、子どもたちが商店街の皆や農家の皆と関わっていることを、町の魅力の一つとして発信に活用している、もしくは活用する予定などはございますか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。商工観光課長。
○商工観光課長(前田 真) 私、観光の課長ですので、地元の産業というものを、従来であれば、例えばお店であっても開店時間から売っているものだけだったものを、近年では商工会や何かも協力しながら、その町の成り立ちですとかあるいは商店主の人となりですとか、そういったことを通じて観光PRをするようできるだけ努めており、そういったものが好評を得ていると担当課長としては感じているところでございます。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 子どもたちと関わっているからということを発信するのではなくて、お店ごとでやっている取り組みなどを紹介しているということでよろしいでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。商工観光課長。
○商工観光課長(前田 真) すみません、言葉足りなくて。
子供たちとの直接的な関わりというものを、例えば観光パンフレットに載せたり、そういったことを、清水町の強みとして観光PRということは従来しておりません。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 今後、そういった予定もないということでよろしいですか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。商工観光課長。
○商工観光課長(前田 真) こうやって議会等で一般質問等があったときには、観光協会等と、こういった意見があったというお話を都度紹介し、協議するようにします。
今山本議員がおっしゃられたことも、観光資源になるというご意見があったということは、観光協会員で十分協議して、今後どうするかということを決めてまいりたいと思います。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 最後に町長に伺います。
自分の生まれた町に愛着や誇りを持つためには、町の歴史を知り、産業を知ることから始まると思います。少し前までは、近所付き合いから自然と学べていたかもしれませんが、今は誰かが仕掛けていかないとその体制はなかなか取れないように感じます。
今は、近所付き合いも昔よりは希薄となってきています。同じ町に住む人を知り、関わり合うことも大切だと感じています。私も含め、清水町出身ではないご家庭も増え、家庭で地域のことを伝承することが難しくなっていると思います。
ですので、子どもたちが学んでいる「十勝清水学」という言葉をきっかけに、この学びをきっかけに、共通の言葉として町で取り組んでいってはどうかと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。町長。
○町長(阿部一男) そうですね。自分も清水町出身でないので、特に農業を中心にしてこういう、一時はね、そういう活動の仕方をしてきた中で、そしてまたこうやって町長としてなったときに、ああ、この「十勝清水学」って本当に大事なのだな、清水の歴史を知るというのはすごく大事なのだな、よそ者にとっても大事だけれども、実は地元にずっと最初から住んでいる人にももっと何か大事ではないかなと思うときが度々あって、何でみんなこの清水の、歴史ある伝統ある清水のことを悪く言うのかなというようなこともあったりして、そう思いながら日々いろいろなことをやっている状況ですけれども。確かに、今山本議員が言われるように、この清水学をもっともっと広めていくことによって、子供からさらに大人まで広めていくことによって、町の雰囲気がまた大分変わってくる、そんなポテンシャルも持ったところもあるのかなと改めて気づいたところもありますので、しっかりと、今、それぞれほぼ全課にわたって聞いてくれたことが、そのこと自体が大事なことだったのだなということを改めて認識しましたので、しっかりと、またその部分について、全課挙げて、全庁挙げて、そして全町民挙げて、みんながしっかりとこの歴史も含めて、これからの将来どう考えていくのだというものを考えられるような、そんな雰囲気づくりをしていきたいと思いますので、今言われたことを参考にしながら、しっかりとまちづくりにこれからも活用していければなと思います。
これでよろしいですか。終わります。