○委員長(中河つる子) これより第6款農林業費、135ページから156ページまでの審査を行います。
担当課長に申し上げます。予算の中で特に説明を要する点があれば説明願います。
農業委員会局長。
○農業委員会事務局長(葛西哲義) 私のほうから、農業委員会に関する歳出予算につきましてご説明申し上げます。
ご説明します内容につきましては、135ページから136ページにかけての1目農業委員会費、そして152ページ中段にあります8目農地移動適正化斡旋事業費となっております。
まず最初に、135ページから136ページのほうをご覧いただきたいと思います。
1目農業委員会費につきましては、昨年度当初予算と比較しまして2,910千円の増となっております。増減の主なものといたしまして、職員の人件費が251千円の増、旅費につきまして3年に1度の農業委員の道外研修の年となりますので2,719千円の増、そして需用費の消耗品が前年度農業委員の改選期の関係で少し増やしていただいておりますので60千円の減となっております。
続きまして、152ページ、8目農地移動適正化斡旋事業費につきましては、前年度と同額となっております。
簡単ではございますが、農業委員会費の説明とさせていただきます。ご審議の程よろしくお願いいたします。
○委員長(中河つる子) 次、農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 6款農林業費のうち農林課が所管する予算案の中で、特に説明を要する事項についてご説明申し上げます。
最初に、3目農業振興費、138ページの上段、7節14番の砂糖消費拡大奨励事業、報償500千円につきましては、数年間に及ぶコロナ禍によるお土産需要の減少や近年の低糖質ブームといった食生活の変化などにより砂糖の需要が減少傾向となっております。このことから、砂糖の正しい知識や砂糖の持っている効用などについて広く周知することを目的に、町内各種行事においてPRチラシとともに砂糖を使用した菓子類などを無償提供いただいた主催者に対してその経費を報償費として負担し、砂糖の消費拡大につなげることを目的としております。
続きまして、同じく138ページの下段、18節32番畑作総合振興事業補助金につきましてですが、別冊の予算に関する資料2の10ページに事業シートを掲載しております。畑作総合振興事業補助金のうち、てん菜支援対策として新規にてん菜作付支援といたしまして11,000千円を計上しております。こちらは、砂糖の消費減退に伴い、国の生産調整やここ数年の猛暑による褐斑病の多発、化学肥料の高騰などの影響を受け、想定以上に作付面積が減少しております。てん菜は輪作体系を維持する上で基幹的な作物でもあり、また製糖工場を有する本町においてはてん菜の作付面積の維持は欠かすことのできない作物であるため、作付面積1ヘクタールあたり10千円の補助を行い、生産者への作付意欲を促すものであります。
次に、ページが飛びまして142ページの下段、4目畜産業費の18節34番自給飼料品質向上対策補助金3,000千円につきましては、海外情勢の悪化と円安等の影響により飼料の高止まりが続いている中、自給飼料の確保が重要となっております。畑作農家と畜産農家との耕畜連携によるデントコーンの委託栽培による生産費を農協と同額の助成をすることで、デントコーンの増収と品質向上を図ることを目的としており、今年度の実施結果において効果が上がってきていることから、前年度予算に対し750千円の増額計上としております。
続きまして、ページが少し飛びまして147ページ中段の5目牧場費ですが、18節10番の道営農業農村整備事業負担金87,535千円につきましては、来年度が道営事業の最終年度となります。事業内容としましては、装置更新のほか、パドック施設整備やトラクターなどの作業機械7台の導入予定となっております。
次に、6目土地改良事業費の149ページの上段、12節委託料の50番の農業水利等長寿命化事業実施計画設計委託料6,930千円につきましては、農業水利施設の長寿命化対策及び防災・減災対策として機能低下した排水路の機能回復を行い、周辺農地及び地域の湛水被害等の防止を図ることを目的としております。なお、実施設計委託料に係る費用につきましては73%が道補助金となっております。
同じく149ページの下段の18節負担金、補助金及び交付金につきましては、清水松沢地区、清水美蔓地区、御影旭山地区で実施しております道営事業に係る負担金となっております。いずれの地区におきましても、来年度が最終年度の予定となっております。道営事業につきましては町内の全地区において実施してきましたが、今後も生産者の要望を聞き取り、計画的に農業整備事業に取り組んでまいります。
次に、ページ数が少し飛びまして153ページの2項林業費の1目林業振興費11節52番Jクレジット登録モニタリング検証手数料1,500千円ですが、別冊の予算に関する資料2の11ページに事業シートを載せてございます。今年度からJクレジットの発行に向け取り組んできておりますが、来年度に向けてはJクレジットの発行に向け、認証委員会においてモニタリング検証を行うこととなります。Jクレジットを販売することにより、地球温暖化防止対策と合わせて、販売収入により本町の適正な森林施業をさらに加速させ、二酸化炭素を吸収する豊かな森林づくりを推進してまいります。
最後になりますが、154ページの上段、18節31番の北海道苗木安定供給推進事業補助金6,207千円ですが、こちらは来年度町内において事業実施主体が育苗施設の建設について補助金を活用し、整備するものであります。この補助金につきましては、町を経由する間接補助事業となっていることから、次年度予算において計上しているものであります。
以上、農林業費において農林課が所管する予算についてのご説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○委員長(中河つる子) 水道課長。
○水道課長(野々村淳) 水道課が所管いたします農林業費のうち、主な予算について概要についてご説明申し上げます。
関係する予算につきましては、予算書150ページ上段から152ページ上段までの7目農業用水管理費34,712千円で、前年度と比較いたしまして814千円の増額となってございます。
農業用水管理費は、十勝川左岸地区、御影地区、美蔓地区の農業用水施設の維持管理費用になりますが、主な増額の要因といたしましては、御影地区農業用水管理事務の令和6年度メーター交換対象件数の増によりまして、工事請負費及びメーター購入費がそれぞれ増額となってございます。
以上、農林業費のうち水道課が所管いたします主な予算について説明申し上げました。ご審議の程どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(中河つる子) これから、順次質疑に入ります。
第6款1項1目農業委員会費、135ページ136ページの審査を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(中河つる子) 質疑なしと認めます。質疑を終わります。
次に、第6款1項2目農業総務費、136ページ、137ページの審査を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(中河つる子) 質疑なしと認めます。質疑を終わります。
次に、第6款1項3目農業振興費、137ページから140ページの審査を行います。質疑ありませんか。
桜井委員。
○委員(桜井崇裕) 畑作総合振興事業費、先ほど課長のほうから説明を頂きましたてん菜の関係でございますけれども、昨年の収穫状況だとか生育状況だとかいろいろなものありましたけれども、いま一度お聞きすると100町に上る面積が減るということでありますので、先ほど課長も言われましたように、管理作物あるいは輪作の関係で重要な作物ではありますし、本町においては製糖工場あるいは過去にはペーパーポットの一大工場であります日甜工場、いろいろなものがありまして、てん菜が基幹産業の農業を本当に支えているものであります。
それで、いろいろな遍歴を経て、育苗センターだとかいろいろなものが構築されて今の農業が確立されていると思っています。この中で、大きな100町に上る減反という部分に対しての先ほど要因となるものを述べられましたけども、改めて何が原因なのかをもう一度説明いただきたいと思います。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) コロナ禍においてお土産需要が減少し、さらに健康ブームということで砂糖の消費が在庫がかさんできたという部分で、国においてもてん菜から高収益作物への切替えだとか、それとあと先ほど申しました褐斑病の部分につきましては、本町のみならず全道的な原因でもありました。
そんな中で、国としては令和8年産を目標にてん菜作付面積5万5千ヘクタールを令和8年産には5万ヘクタールまで持っていきたいという指標を掲げております。既に今年度、そういった要因もありまして、令和8年が5万ヘクタールという目標なのですけれども、ややそれにも近づきつつあるという状況であります。
そのような中で、本町におきましてはそれほど、昨年度から今年に比べては30、40ヘクタールぐらいの減少にとどまっていたのですが、来年度100町弱ぐらいの減少が見込まれるという予想が立たれております。
先ほども申し上げましたが、本町の地域経済を支える工場を維持していくためにも、作付面積の維持という部分については取り組んでいかないといけない課題だと思っております。そのような中で、今回のてん菜の支援対策につきましては、生産者の方にてん菜の作付意欲、そちらをぜひとも感じ取っていただいて、今後においても、輪作体系の中でも基幹作物でありますので、今後さらに減らすことなく維持をしていきたいということでございます。
○委員長(中河つる子) 桜井委員。
○委員(桜井崇裕) 豆類については、なかなか完熟というか木が枯れないような状態で大変な状況になっています。これが温暖化なのか、これから大変だなという、私はビートを作っていないので分かりませんけれども、過去には作っていましたが。
それと、また高温で病気が蔓延したことと、一番やはり肥料をどうしてもほかの作物より多く投入しなければならないという作物でありますので、この肥料価格の高騰だとかそういったことがかなり多くのしかかっているのではないかと思います。
そういった感じで、一度ビートをやめてしまうとなかなか再開は難しいと。恐らく機械も処分してしまうのであろうし。だから、なるべく減らさないような対策というのが必要になってくるし、今後とも生産の維持が極めて大切だと思いますが、農家の意欲を何とかということで今回の対策を打ったということでありますが、今農家は営農計画の真っ最中でありまして、原料所あるいは農協の農産課当たりも必死に本当に1反でもいいから増やしてくれとそういうところであるとお聞きしていますので、補助を出すからいいというものではありませんし、しっかりとその関係機関と連携を取って維持するように努力していただきたいと思います。
今後、ほかにもいろいろストックポイントだとかいろいろな関連の事業をしていただいているのは分かりますが、今後その維持に向けて考えられるような施策があるのであれば、今年度はないのですけれども、今後どんなふうにこのビートの作付についてお考えがあれば、お伺いしたいと思います。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 今委員おっしゃったとおり、ホクレン原料所、農協もそうですけども、作付面積の維持に向けた取り組みというのを行っております。
町といたしましても今回事業予算を組んでいるところでございますけども、先ほどおっしゃられた来年度の営農計画を立てる前に、できるだけ早く生産者の方に支援策だとかそういったものを提示して、営農対策のときにはてん菜を作付してみようという生産者へのそういう周知というか、そういうことを行ってまいりたいと考えております。
○委員長(中河つる子) 桜井委員。
○委員(桜井崇裕) 今議会が始まって、たまたま道議長会の冊子が配られて見たのですが十勝の議長会からこのビートの対策についていろいろ道のほうに要望を出しているのがありました。その中で、輪作体制を維持することと、この褐斑病等に対するこの耐病性あるいは高温耐性の高い品質の確立に向けた要望と、肥料を低減しても安定的に生産が確保できるような栽培技術の確立を求めた提言というか、要望をされております。
清水町においてもいろんな関係、町長もここに糖業がある自治体の協議会もあろうと思いますし、課長もいろんな立場の中でそういった連携もあると思いますので、しっかりそういったことも含めて、存続あるいはビートの安定的な生産のためにお力添えを頂きたいと思いますが、いかがでしょうか。
○委員長(中河つる子) 町長。
○町長(阿部一男) 今いろいろと面積維持と農家の経営安定のために頑張ってくれというお話でしたので、それは真摯に受け止めてしっかりと今後も行動していきたいと思うのですけれども。まず、今回こうやってぐっと減ったというのは、やはり国が大きな減反政策といいますか、平成8年度に向けて5万ヘクタールまで下げるのだという、そういう国の支援の力の入れ方を落としたと言ったらあれですが、そんなことのところと。
それから、たまたま過去に例を見ないような低収になって低糖分になったと。収量は、かさは平年くらいあったのだけれども、低糖分になって、しかも今年度から糖分の基準単価も下がったと。トリプルパンチがこうきたことによって、すっかりと生産者の、ビートを作っている皆の生産意欲が低下したし、それからほかの作物に対する支援だとかなんかが結構あったりするので、そっちのほうがまず少し儲かるのかなということも含めて、このような流れになったのではないかなと思うのですけれども。
ただ、ほかの作物行くといったってその作物ばかり、言われているように、作るわけにいかないので、これを皆にそういうこともしっかりと考えていただきながら、私としてはこの今の8年度に向けて5万ヘクタールを目指すということだったので、今既にささやかれているのは、4万8,600ヘクタールぐらいまで一気に減るというようなことが言われているので、この5万ヘクタールというのをもう最低限、今年はいろいろなことがあって最低限の面積だけども、これからはもうこの面積をしっかりと維持していくのだよと。
そんなことも含めて、あるいは少しでも増反していくのだよということも含めて、私たちがこういう施策を出したことによってというか、ホクレンも合わせて増反に対して、簡単に言うと反2千円をつけただとかいろいろなことがあるのだけれども、もう既にほとんど利用がないというような話を、みんな減らしているところに増反に対してだとか、そんなことでちぐはぐではないけども。
そんなことも含めて、そういうものも合わせて一緒になって面積維持に向けてやっていければなと思います。今言われたような安定生産、褐斑病だとか何か。
去年の場合には、もうホクレンのビートが少し褐斑病抵抗性が弱いと言われていたのだけれども、もうあの日甜の種を使っている芽室町でさえ、私たちよりも糖分が低いだとかそのような状況になったりしているので、その辺の差はなかったのだけれども。
でも、今後それは未然に防ぐという、適期防除だとかいろいろなことを含めて、そのようなことの中も含めて。それから、種の選択は会社ごとにかなり厳しいところがあるので、そのようなことも含めて総合的にどのようなことをして維持できるのかホクレンとしっかりと相談しながら、あるいは農協とも相談しながら今後やっていければなと考えておりますので、そういう面でしっかりとチェックをしていただければなと思います。
○委員長(中河つる子) 桜井委員。
○委員(桜井崇裕) 町長が一番分かっておられるところなので、しっかりと先頭に立ってそういった対応をしていただきたいと思いますし、農家の安定、清水町の農業経営の安定のために頑張っていただきたいと。
まあ極端にいろいろな条件があり、国の政策もあるわけなのですが、あまりにも砂糖が減反するとよく再編なんていうことも考えられないわけでもないし、現実にも起こっているわけですが、この清水工場を抱えているということもありますので、そこら辺も含めて清水町に与える経済効果、いろいろな物流、輸送から全て関わるわけでありますので、総合的にしっかり対応をお願いいたします。
以上で終わります。
○委員長(中河つる子) 町長。
○町長(阿部一男) 今先ほど言ったことと含めて。今の桜井委員の意見も十分、参考でなくて一緒になってやれればいいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○委員長(中河つる子) 山本委員。
○委員(山本奈央) 砂糖消費拡大奨励事業のところなのですけれども、小学校でてん菜糖が配られたのはこの事業の中の一部でしょうか。その後聞きたいことがあるので、まずここを聞きたいなと思います。
○委員長(中河つる子) 農林課長補佐。
○農林課長補佐兼農政係長(西垣輝明) 学校に配られたのはこれとは違います。これは、今回新しく令和6年度に実施していくものなので、学校に配られたものに関しては農林課のほうでは関与はしておりません。
以上です。
○委員長(中河つる子) 山本委員。
○委員(山本奈央) 違うものだったということで、別の関連した話になるか分からないのですけれども、学校ではてん菜糖というのを配られたのですけれども、この間ビートの関係でお話を聞いたら、白砂糖が余っていて糖蜜は結構人気があるよということだったので、白砂糖が余っているということも聞いたので、そちらの白砂糖も含めた消費拡大ということでお菓子を配ったりとかそういったことに使っているということでよろしいでしょうか。
○委員長(中河つる子) 農林課長補佐。
○農林課長補佐兼農政係長(西垣輝明) この砂糖消費拡大奨励事業につきましては、基本的には白砂糖といいますかてん菜糖、白いお砂糖を使った、先ほども課長のほうからもお話ありましたけれども、飲食物、飲み物とかにも使われているものがありますので、そういうものを。実際、砂糖そのものを配ってしまうと家庭で在庫に回ったりもしてしまうということもありますので、そういう飲食物をお配りすることによって随時といいますか、なるべく早く消費していただいて循環につなげていっていただければということで計画を立てているところでございます。
○委員長(中河つる子) 山本委員。
○委員(山本奈央) 理解しました。
家庭で消費するというのはなかなか量も決まってくると思うので、調べただけなのですけれども、砂糖を消費している消費量が多い県というのがありましたので、もし可能だったらそういう町と連携していく。例えば、調べた中では長崎ではカステラを作るので砂糖の消費が多いということだったので、農協がやることか町がやることか分からないのですけれども、砂糖で提携ということも生産とは別に今度は消費という面でも考えていったらどうかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(中河つる子) 農林課長補佐。
○農林課長補佐兼農政係長(西垣輝明) いろいろな情報をこちらも農協、それからホクレンとかと一緒に組織している協議会とかもありましてお話しする場面もありますので、そういったところでいろいろな情報を集めながら、まず今年はこの消費の事業をやってみて、これを今後どういう形で展開していけるかというのは模索していきたいと思っております。
○委員長(中河つる子) 鈴木委員。
○委員(鈴木孝寿) 私からも畑作総合振興事業補助金、てん菜支援対策のことでお聞きしたいと思います。
営農計画をする段階で、もうそれも大分早い段階なのですけれど、そのときに来年度以降こういう事業があるからということで、例えばヘクタール当たり助成するよということになっていたのを伝えたのはいつ頃なのですか。大体これこうやりますから増やしてくださいと。その営農計画のときなのか。それとも、もう11,000千となっているので、もう決まった段階で11,000千という形でやられたのか。どちらが先なのかなということで、まず事務的な農協との打合せの中でどのような形でこうなったのかを時系列でお願いします。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 農協とは、次年度予算について11月頃に毎年協議させていただいております。その後、副町長査定、町長査定、もちろん予算委員会、議会で議決を頂かないとはっきりしたことは申し上げられないという部分では、来年度に向けた営農計画の部分には間に合ってはございません。
ただ、こういう対策を打つということによって、来年度以降の部分につきまして生産者の方に、こういう町からの補助があるのであればまた作付してみようかなという部分で生産者の方には訴えていきたいと考えております。
○委員長(中河つる子) 鈴木委員。
○委員(鈴木孝寿) ということは、今回は決まったものに対して、数字がこれだからヘクタール当たりこのような補助を、助成をするよという形だった。とは、打合せの中ではこうあるかもしれないよというのは農家さんも知らなかった中で今回営農計画を立てて、4月以降、3月、育苗センターとかも動き出したり、直まきも今ありますから。
この10千円があるかないかは、農家は知らなかったという認識でよろしいですね、もう1度確認しますけど。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) こちらとしては、公にはしておりません。
○委員長(中河つる子) 鈴木委員。
○委員(鈴木孝寿) 来年度以降のてん菜支援の対策ですよね、そうすると。仕組みとしては、議会もあるし、町長査定もあるし、当然そうなりますわね。仕方がないのだけれど、ただこれ支援していくよと言ったのは、結果が多分11,000千ですから何町なのだというのはすぐ分かりますね。出しやすい計算ですよね。
でも、増やしてほしいという考え方でやるのであれば、やはりこういう部分については大体こういうことで、流れとしてはこうやっていきますよというのを事前に伝えた上で、農家も増えるかもしれないという考えになると思うのですけれど。そこは残念かな。ただ、ここで言える話と言えない話も当然あるでしょうからそれはそれで理解はするのですけれど。
では、話を変えて聞くのですが、ヘクタール当たり10千円の積算根拠を教えてください。これで農家がすごくビートいいな、ヘクタール当たり10千円分助成してくれるのなら、いやこれやるわってなりますかね。
何でこれなのか。うちの財政が許される範囲でやっているって言ってしまえばそれでいいのですけれど、意欲を持ってやれる金額として積算されたのかどうかということも含めて、この積算根拠をお願いします。
○委員長(中河つる子) 農林課長補佐。
○農林課長補佐兼農政係長(西垣輝明) 積算根拠なのですけれども、11月の時点で農協と打合せをさせていただいたときに、一応いろいろな畑作総合振興事業というのはほかの作物のメニューとかもありますので、それの関係もありますけれども、てん菜についても昨年の褐斑病だとかかなりひどかった状況も踏まえまして、一応その防除、病害虫の発生を防ぐための作業、それで大体防除にかかる費用が安いほうの薬剤を使ったとして1ヘクタール当たり大体3,000円ぐらいの薬剤の費用が、安いほう等で計算してもそれぐらいはかかるだろうという農協のお話がありまして。
てん菜については、やはり作付から収穫まで期間が長い作物でありますので、大体1年間防除をする回数としましては約6回から7回、本当に小まめにやっている方は結構8回とか、本当に優良な農家はそれぐらいやる方もいるのですけども、平均すると大体6回から7回ぐらい、清水町の現状としては。なので、どうしても1回分ぐらいだと本当に1ヘクタール当たり3千円ぐらいで本当に1回なので、それでは気持ち程度かなというところもありまして、それであれば防除の回数を大体平均6回程度としまして、その半分ぐらいの3回分ぐらい。あとは、端数出てしまいますので、切りのいいところと言いましたらあれなのですけれども、1ヘクタール当たり10千円という形で積算させていただいているところでございます。
○委員長(中河つる子) 鈴木委員。
○委員(鈴木孝寿) 積算根拠については一応聞いたのだけれど、実際お話をしたいというのはこの農業のそれぞれの個別の農家の収入の問題とかというのは、当然これ春一番先にやって一番後に収穫するという作物だし、肥料もたくさん使うと。砂糖の価格もすごい下落している。そんな中で誰がやるのかというところは正直あるのですけれど。
これうちの町ってもう道内で、もう本別もなくなってしまいましたけど、一番特に製糖工場を抱える町として考えていったときに清水町はどんな町、清水町の何とか、ごめんなさい、出てこないな、憲章にも清水町農産加工の町って言われているぐらいの町なのです。
その中で、農家も大変だけど、これホクレンの製糖工場のいろいろな関係を考えたときに、ここをやはり工場を維持していくというのは清水町だけ頑張ったとしてもどうしようもない、国も含めての話になってくるから何とも言えないのですけれど、これ何よりも優先すべき事項だと私はもう議員になったときから最初からずっと言っているのが、大きい声では言っていましたけど、製糖工場の維持というのがこれからどんどん厳しくなるというのはもう実は10年ぐらい前から分かっていたわけで、ここまで維持できただけで本当に奇跡かなとは思っています。
ただ、もうここまできたら、後々本当に崖っ縁に来ているのだなという考え方の中で、今回例えば決まったところの11,000千でやるのと、決まる前にやるのとは全く違った段階、そしてビートをどんどん敬遠していっている農家さんも確かに多いと思います。ものすごい経費がかかるという中で。
一旦機械を売り払うともう買えないのですよね、現実的に。もう古い機械もしくはどんどん今出てくると今度は飽和状態になってくるかもしれないですけれど、機械はどんどん買えなくなってくるというのは現実、価格高騰していて。だから、これを維持するために一生懸命やらなくてはならないときに、残念ながら今回の出し方については、打合せはしていたと思いますけど、それを含めていくとうちの町としては全然まだまだ出してもよかったのかな。もしくは、それ以外にもてん菜支援対策を練らない限りはもう。
焼け石に水という言葉もありますけれど、でも最後の最後まで我々は清水町としてはホクレン製糖工場を含めたてん菜事業については、しっかりと最後の最後までというか、いや最後と言ったらおしまいだけれど、継続するためにもう一生懸命支援をしていくという形を示していかなくてはならないのかなと思うのですけれど、どうもそれが今回の予算の中では見えてこない。一応やりましたという形ではあるのですけれど、もう少しこれやっていく最中に途中でもまだまだできることがあればやるべきではないかな。もしくは、例えば補正でもかけてでも何かいいことがあるならやるべきではないかなと非常に強く思うんですね。
これをやはり事業を継続するためにしっかりやらないと、清水町何ぼこれから頑張りますって総合計画で何年か書いてあったのだけれど、全部多分そういう想定はしていませんから、総合計画自体がもう崩壊していくというような私はそのぐらいの強い気持ちでこれはもう少し頑張ってほしいなと思うのですけれど。
町でやれる限界もあるのかと思うのですけれど、町長どうでしょうか。
○委員長(中河つる子) 町長。
○町長(阿部一男) いろいろな時期的なこともあって、先ほど担当同士ではあれしてないけれど、私は早めにつくかどうかは分からないけど、でも頑張ってあれだからといって組合長には話して、営農計画に間に合うように、担当者にもそういう含みを持ってやってくれと。
その結果がこれだった、1千円という話だったですので。それで防除で300円のやつが上がってきたから、こんなんじゃ駄目だから、実はこの1千円あるいはヘクタール10千円というのは私のあれで最後そういうものが上がってきたから、担当まずは最低1千円にするよということの中で。
そして清水も一緒になって、町も一緒になってビートの振興を図っていくのだよということの今からそういうことを示して、先ほども言いましたように、5万ヘクタール、4万8,600ヘクタールが今になろうとしているときにそれを最低限としてここからどれだけ上げていくのだよ、上げていくのに皆さんにまた支援をしますよということの中で、ホクレンがやった増反に対して支援をするということなのだけれども。
自分としては、来年はこの1千円は変わらないで、増反部分に対してもっとプレミアをつけようかなという。来年と言ったらまたあれですけど。そんなことも含めて考えていて、ビートの振興についてはすごく大事なことで、それ全体が清水町を守ることだし、畑作農家の人の安定経営に資することだということを強く思っていますので、頑張ってやれということであればさすがに補正では出さないとは思うのですけれども、でも次年度に向かってさっき言った考えをホクレンの考えと合体させて、さらにホクレンも含めてそういうところをやればもっともっとそういうところに、面積維持にお金が回っていくのではないかなと思いますので、そんなことも含めて頑張ってやっていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○委員長(中河つる子) 鈴木委員。
○委員(鈴木孝寿) まさに本当にそのとおりで、ぜひこれはもう多分清水町の極論を言うと死活問題につながっていくのですよね、現実的に。でも、そう思わない方もいらっしゃるとは思いますけれど、現実的にはやはり崩壊していく。ここらはもうてん菜は一丁目一番地だと思っています。
もちろん酪農とかも大切な部分、たくさん農業はあるのですけれど、まずもって目に見えて大変なことになっていくという可能性があるので、ぜひこれは、それこそ補正で出せと言うのではないけれど、何か適宜でどんどんやっていっても僕は全然構わないし、それについては応援していきたいと思うし、ぜひそのつもりで。町長に今答弁いただいたのであれですけど、本当に清水町役場異次元の対策をぜひ取ってほしいなと思います。
続いて、次の質問に移るのですけれど、139ページの、先ほど説明していたらごめんなさい、これ40番の農業次世代人材投資事業補助金4,125千円。もう1回これ中身についてお聞きしたいと思います。
○委員長(中河つる子) 農林課長補佐。
○農林課長補佐兼農政係長(西垣輝明) これにつきましては国の補助事業でありまして、町からの財源、支出はないものになっているのですけれども、新規で就農された方が、最長なのですけれども5年間、その就農が安定するまでの間といいますか、5年間国のほうから補助金が出る制度になっておりまして、今現在清水町のほうでは一応夫婦型というものと、例えばお1人で経営、夫婦でなければ単身型というパターンとあるのですけれども、その夫婦型という方が2件、それから単身型お1人でということの方が1件対象になっておりまして、その方に対して国のほうから出る補助金、間接補助なのでうちのほうから通して補助金を払っているというものでございます。
○委員長(中河つる子) 鈴木委員。
○委員(鈴木孝寿) 新規就農ということでよろしいですね。これについては、新規就農全然これいいのです、いわゆる国からのトンネルといったらあれですけれども、通過していくだけのやつですから。
町としての支援というのは、別途継続して行っている部分というのは。この方々に今偶然3件出てきましたけど、3件に対する町としての支援というのは具体的にはどういうことがあるのか。金銭的な支援があるのか含めて、お聞きしたいと思います。
○委員長(中河つる子) 農林課長補佐。
○農林課長補佐兼農政係長(西垣輝明) 町として、現在では新規就農者のこの方たちに対しての金銭的な補助はありませんが、あとは関係機関と連携した協議会がありますので、その計画だとか相談だとかがあればそういうのには対処はしていっているところでございます。
○委員長(中河つる子) 鈴木委員。
○委員(鈴木孝寿) なぜこれ聞いたかといったら、新規就農に対する考え方と町の対応というのをお聞きしているのですけれど、意外にあまりないのかな、町としてのプログラムというのは実は少ないのかなと。
逆に、商工業者ですけど商工業者は新規就業したら例えば家賃補助が何ぼとか、例えば改修したら何ぼとかというのはあるのですけれど。そういう部分で、農業に対しての新規移住者に対しての、移住なのかそれ元々いた人が脱サラしたのかは分からないですけど、何かそういうプログラムというのはないのが。(「1,000千」と呼ぶ者あり)1,000千だけあるの。役場から出しているのですね。あるのですか、役場で1,000千出しているというのは、毎年。
○委員長(中河つる子) 農林課長補佐。
○農林課長補佐兼農政係長(西垣輝明) 新規就農者奨励交付金ということで、今次世代投資事業費補助金の少し上のほう、139ページの一番上に一応1,000千円ということで、これに対しては新規就農した時点で一定の条件を満たした方に一応補助金、交付金ということで1,000千円補助するという制度はございます。
ただ、これについては今その農業次世代投資事業の補助金の対象者の方については、もう既に4年、もう今年、来年当たりで終わる方ばかりですのでこれの対象にはなってはいないのですけれども、一応そういう新規就農者の方に対してはそういう補助金は町では用意してはおります。
あとは、清水町地域再生協議会という協議会が別にあるのですけれども、そういうところで少し古いのですけれども住宅とかを管理しておりまして、そういうところに。例えば清水町の中で住宅を探しているだとか、例えば家を建てている最中だとか、そういうときにはそういう安くそういうところでお貸しして、その住む場所が決まるまでの間そこに入ってもらうというようなこともやってはいます。
○委員長(中河つる子) 鈴木委員。
○委員(鈴木孝寿) 1,000千円が何年間続くかは。1回きりだよね。これって多分ね。そうだよね。逆に、そうなのさって友達言葉になってしまいましたけど。例えば、清水町スタートアップ事業、その後に出てくる商工の関係ですけど、そこから比べると微妙に同じレベルなのかなと。
でも、農業って個人でやる仕事としては、例えば最初の投資がでかいですよね。もちろん、そこを借りてやっていたりとかいろいろやっているとは思うのですけれど、農業ほど本当に今金のかかる産業はないというか、最初に新規就農すごい難しくなっている。けれども、これ力入れていかないといつまでも、清水は全て牧草地になるのではないかという一時期そういう話もありましたけど、本当土地を管理している人もいずれ何年か後には本当に厳しい状態になってくるのかなという想像もできますので、これもう少しプログラムを、今すぐ考えろと言っているわけではないですけれど、よりほかの町村に合わせる、もしくは一番いい、管内で言ったら例えば音更とか何か非常に優れているという話は聞いておりますので、もう少しこれ協議して。
それこそ、本当に定住・移住につながるのと同時に地域を担うという方も、特に農業やりたいという方は都会からよく多くいらっしゃいます。もちろん継続されていく方というのも数は限られていますけど。
でもどんどん門戸を開いてやっていくという体制は必要かなと考えますし、それには今の状態では厳しいのではないかなと思いますので、ぜひぜひこれを検証してほしいなと。特に、清水町は新規就農の少ない町って昔から言われておりますので、排他的な町という、どちらかというと。そんなこと言ったら怒られるけど。ただ現実はそうなっておりますので、もう時代は変わってきているので、そういった部分に力を入れてほしいなと思います。よろしくお願いします。
以上、質問です。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 今委員のおっしゃられたように、関係機関とも相談しながら、対策を打っている町村等のやり方等も参考にしながら今後検討していきたいと思います。
○委員(鈴木孝寿) 終わります。
○委員長(中河つる子) 中島委員。
○委員(中島里司) 私農業関係あまり詳しくないので、場合によったらこれは総括のときに聞いたほうがいいのかもしれませんけれども、今現実としてビート関係いろいろ議論されて、ほかの町、国策として云々というあれがありますけども。それを、やはり工場を抱えている自治体として何とか減反であろうがビートを確保するという方針でなければ、今のここにおられる方、担当者いないので、人口減の推移、根本的に変わるのではないかなとそういう懸念もしております。
そのためには、町としてまずビートを作っていただける方にほかの町云々じゃなくて我が町として、この10千円が妥当かどうか私は分かりません。だけど、ほかもそのようなものを出しているのであれば、清水はこうだよということで私はもっと思い切ったことをやっていいのではないかなと思うのです。
というのは、農林課としても清水の人口を維持していくための一部を担っているわけですから、そういう部分もやはり積極的に庁舎内で協議をしていただきたい。だからこうなのですよと、これがなかったら人口こうなりますよということも含めて、それぞれの課長方が自分が持っている仕事の部分でそっちのほうに影響しますよと。人ごとではないのですよね。
これから新しい企業を誘致することは口では言えますけど、なかなか厳しいものがあろうと思います。ただ、若干の希望は私個人的には持っていることはありますけども、非常に厳しいと思います。であれば、今ある現状をよそからいろいろこう人を引くということも、来ていただくことも大事ですけども、今あるものを失わないようにやはり努力すべきだと思うのですが。
そういうことで、これ以上のことは農林課に聞けないのですけれども、人口推計にも影響してくるような問題が発生するのではないかなという心配もしています。だから、まず農業としてその一翼を担うという自負の下に、この反の補助について真剣にこういう町に影響が大きくなりますよということを含めて理事者等にも。
理事者だと、分かって金持っているからそういうのも制約して、要するにバランスの取れた支出をしていかなければならないけれども、担当課としてはそういうものに大きく影響するのでということの要望を積極的にやってほしいと思うのですが、いかがなものでしょうか、課長。もうひと踏ん張りできないかな、来年以降。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 今社会情勢、あと物価高騰と円安等の影響により大変厳しい農業情勢が続いております。これは、関係機関ともに同じ認識の下で進んでおります。
本町基幹産業農業でありますので、もちろん農業の衰退ということは避けていかなければいけないという部分では、いろいろ関係機関とも協議しながら今後の進め方について再度検討してまいりたいと思います。
○委員長(中河つる子) 中島委員。
○委員(中島里司) 農業サイドではそういうことを頑張っていただきたい。あとは、総括のときに私は人口の推移、どう推移に影響するのかというものを、農業の今この項目に絡めて、総括でやるとき、1か所というわけにいかないので、ほかの課絡んでいる場合は総括でやるということで、総括のほうで人口、今のこのビートに関して町民あるいは私どもが望んでいる状況が維持されるのかどうか、維持してできなかったらどうなるかというものを総括の中で、担当者いませんので、そっちの担当は。
だから、そのときに改めて聞きたいと思いますが、とにかく現状を維持する、そしてプラスアルファをどういう形であろうがそれぞれの担当課長が理事者に積極的に申出しながら、自分のエリアの部分をより発展させるという努力を。これはたまたまこういう話で農林課長申し訳ない。これ課長全体にここでお願いしたいなと思っていますので。改めて農業が清水を守っているのは間違い僕はないと思っていますので、ぜひともその努力を希望したいと思うのですが、いかがでしょうか。町長、答えていただければありがたいです。
○委員長(中河つる子) 町長。
○町長(阿部一男) 今中島委員の言うことも十分分かります。私も日頃そういうことも含めて、正職員というのは、ホクレンの正職員って具体的には言いませんでしたけれども、正職員には60人以上いて、それから製糖期には200人以上の雇用を抱えて製糖している。だから、それが工場が縮小されていたりだとかなんかなると当然影響が大きくなる。所得もホクレンさんの職員は高いですし、大きな影響もあるというようなことも含めてビートの振興をしっかり図っていかなくてはならないなという思いは持っています。
ただ、私先ほど10,000千、もう少しやったらいいのではないかというお話があったのだけれども、生産者の気持ちとして多分不可能、育てれば分かるかもしれないけれど、ビートを作ったら分かる。こういうときに少しぐらい誘導しても今気持ちがすっかり離れている部分もあるので、ビートってもう望みない、希望がないのだなというところもあるので、こういうときでなくて一番大事なのは、これからしっかりとして支援していくよということも含めて大切なことがあるのだけれども、なかなか、今例えばうちが5千円つけたって多分、500千もらえばあれかもしれないけれども。
でも、ビートって一軒の家で10,000千以上上がっているのですからね。そこで、300千や500千の中ですごい影響力を与えるかといったらそうではなくて、全体的なことを含めていくとそういうことでなくて、1回離れた、今年いろいろなトリプルパンチが来たという話をしたのだけれども、新年度において平年作になればまたまた気持ちが変わってきます。
だから、まずはしっかりと取れるような気持ちをしながら、2、3年こう揺れ動くときある。そういう部分というのは大きなものに流されながら、それに関係なく自分はしっかり作っていくという人といろいろな人がいて、やはり少しでも経営の安定になる作物のほうに行くというのは、これは農家の人の心情として当たり前の話。それでなりわいで生活しているのですから。
そういうようなことも含めてしっかりと、今年も含めて、来年度用に新年度のものも含めて、先を見通してやっていくことが大事かなということで、まずはその気持ちを町もしっかり支えているのだよという気持ちをしっかりと出すためにこれをつけたのでありまして、それから今後についても、その部分含めて今言われたような、農業ばかりでなく、清水町全体に大きな影響を与えるということも含めた中で自分としては大事な部門だということで支援を続けていきたいし、それからまた様子を見ながらどこで一番タイムリーな政策を打てるのかということを様子を見ながらやっていければなということで、今あまりにも厳しい条件が重なりすぎた部分もあるのかなということを含めて、しっかりと未来、数年後に向けて、何年かに向けて清水町で1,100ヘクタールの維持に向けて支援をしていければなということを考えております。
あるいは、元のように1,200ヘクタール以上なるような政策を頑張って取っていければなと考えております。
○委員長(中河つる子) 中島委員。
○委員(中島里司) ありがとうございます。
私お話、私は根本的に農業者の経営とかということについて云々という気はないので。ただ、私が今このこういうお話させていただいたのは、清水町はこれだけやっているのだよと。これから何かの変化あったときには、陳情なり要請なりしなくてはならない団体ありますよね。そういうところに、我が町は町長としてこれだけ頑張っているのだよという姿を表すときに、町長が今お話しあった町長の気持ちで私はこういう気持ちですではなくて、実際に形としてここまで農家、ビートを作っていただいている方は町として応援しているのだよと。大変な、体制的にも厳しいのだけれどということをやはり要請なり陳情のときに、我が清水はほかの町と違うことで頑張っているのだよというものを町長として持っていただきたい。
これが、私今回質問した中でこれを言いたかったのですけれど、なかなかうまく話できなかった。ぜひ、清水町はビートに関しては工場もあるから、特別町長としてはこれだけ力入れているのだよというものをぜひ、議会で言っていただくことも大事かもしれないけど、まずは関係機関に胸張って言っていただけるような政策、意気込みなりを期待を申し上げたいと思います。お答えお話いただいたら終わります。
○委員長(中河つる子) 町長。
○町長(阿部一男) そのとおりなのですよね。今ホクレン当区管内の全体のビートもそうですけども、5,000ヘクタールくらいなのですよ。うちら1,100ヘクタールくらいだから5分の1しかないのですよ。だから、うちらが何ぼ100ヘクタール、200ヘクタール頑張ったとしても、よその町村が減らしてあれしたらここのホクレン工場自体はかなりの影響を受けるということも認識をしっかりしております。
ですから、先ほど桜井委員の意見にもありましたように、ビートの協議会みたいなのを作って、その中に一応工場のあれなので地区の町村長は役員になって出ておりますので、そんなことも訴えていきながらみんなでとにかく守っていこう。全部なのだけれど、道東を含めて、斜網地区も含めて、オホーツクも含めて全部なのだけれど、あるいは士別のほうのあれも含めて全部なのだけれど。
特に、やはり周りのその影響を与えるところの皆に協力も得ながら頑張って、どこもビートの位置づけというのは同じような位置づけでもって大切な作物になっていると思いますので、1千円で大きく言えるかどうか分からないけれど、今後に含めて大きな皆さんから頑張れという意見を頂いたから、もっと大きな支援をしながら維持していくのだよということはみんなに訴えて、全体の面積が下がらないようなそんな形をぜひ作っていければなと思っているところであります。よろしくお願いをいたします。
○委員長(中河つる子) 橋本委員。(「休憩しよう」と呼ぶ者あり)
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○委員長(中河つる子) それでは、ここで休憩します。なお、再開は11時20分とします。
(午前11時06分)
○委員長(中河つる子) 休憩前に引き続き会議を開きます。
(午前11時20分)
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○委員長(中河つる子) 深沼委員。
○委員(深沼達生) 私も畑作総合振興事業の部分で、今まで皆からいろいろな意見というか質疑があって、納得している部分もあります。私自身ビートも作付してひしひしと感じている部分はあります。実際、肥料の高騰で昨年の作柄が悪かったということで、単価のいい作物のほうに実際ビートが流れているというのは、これは現実的です。ただ、先ほど町長からもあったように、揺らぐ時期があるというのはそのとおりだと思います。
ただ、唯一1点だけお願いしたいのが、今回100近く清水は減りました。他の3町も減ってはいるとは言っていました。ただ、清水が少し今回多かったという部分で、これは来年度作付するに当たって、今回の作付反別がもしほかが増えたとした場合に基準になるので、ここはこれ以上は下げないという、本当にそこら辺は農協とも各関係機関と話した中で、絶対これ以上は作付の面積を減らさないような形を取っていかないと、いざ作ろうと思っても作れなくなるので、そこら辺はお願いしたいと思うのですが、いかがですか。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) その点につきましては、十分、関係機関と協議して、委員のおっしゃったようにこれ以上増やさないよう努力してまいります。
○委員長(中河つる子) 橋本委員。
○委員(橋本晃明) てん菜については、これまで何人かの質問がありましたが、国の方針でもって減らせよと言われていて、生乳は国ではないですけど、牛乳なんかでも上部の判断で減らす方向にいったら、夏は暑すぎて今度は繁殖が遅れてどうもこれからは伸びないという、もう何というか振り回されているような状況というのが現実だと思います。
てん菜についても、あんなに褐斑病が出るとはというようなところもあって、きっと何か小麦がまあまあ取れたので安心していたところにビートだったので、少しやはり落差があったのかなと思います。
国の方針というのは、全国といってもビートは全道ですけど、全道でどのぐらいの面積にというのはあるかも分かりませんけれど、町の農政としては国の方針とは別個に、やはり自分の町はこうやっていくというものをきちんと持っていないと、農協はやはり国というか地方会で決めれば、そのように持っていかざるを得ない部分はありますけれど、やはり町は町として農協とコミュニケーションを取りながらにはなりますけども、今、町長が答弁の中でおっしゃっていたように、うちの町はビート大事だし、それはビートだけじゃなくて畑作の輪作の中でも重要だというところは持っていらっしゃるので、ある意味頼もしくは感じていますけれども、やはり町の農政が国に振り回されることのないように、しっかりとしたものを位置づけていただきたいなと思います。それについて、一言お願いいたします。
○委員長(中河つる子) 町長。
○町長(阿部一男) 本当に言われることを危惧している部分も自分としては思っていて、やはり単価下げられたり、そういった政策を取られたら、やはり農家の人はそれ作っていて、生活できなくなったら従わざるを得ないようなところもあるのだけれども、そんなことも含めて質問の本筋に戻りますけど、実はビート一番大きい清水町のときは1,400か1,500くらいあったのではないか、分かんないか。補佐、分かんない。過去のところで4、5五百あって、それからずっと減って今が最低でないのですよね。前にもう少し減ったときがあったような気がする。(「平成元年2,700」と呼ぶ者あり)平成元年、2,700、平成元年ね。その後は。(「平成18年1,600、今は大体1,300を前後、行ったり来たりしているのがここ」と呼ぶ者あり)ずっとか。(「数年、はい」と呼ぶ者あり)なるほどね。分かりました。 そんな中で、これはほかの作物が比較的安定して取れるようになっている部分もあるのです。ただ、麦は安定しているわけではないのだけれども、そんなことの中でほかの作物とのバランスもあったりしてあれなのですけれどね。自分としては1,200台、あるいは1,300ぐらいが一番いいところかなと。
でも、最終的にはこれは農家の人がいろいろなホクレンの位置だとかいろいろなことを考えたときに、政策というのは関係してくるかもしれないけれど、本当に自分のところで輪作がどうのこうの言ったとしても、食べていけなければそれにどうのこうの、輪作で飯食えるわけでもないですので、そんなことも含めていくと、今、落ち着いてきた1,300ぐらいの中でちょうどいいところなのかなと。
私たちはなぜかというと、飼料作物がだいぶ入っているから、畑作と酪農、あるいは畜産と同じぐらいの面積を持っているのですけれどもね、そのうちに飼料作物が大分入っているので、やはり畑作の面積がこうよその町に比べるとね、本当の畑作専業に比べると少ない部分があるのですけれども、そんな中でいろいろ皆バランスを含めながら、今も実は890だとか900しかなくて一番少ないのだけれどもね。
そんな中で、4年輪作からいくとバランス悪いのだけれども、そこそこに皆しっかりと営農やって来れて、安定した経営が続けて来られたということを見ていくとね、1,300ぐらいのところの中で落ち着いてくれればなという思いはあるけれども、なかなかこれからあれするとね、豆もずっと増えてきて少し安定してきた部分があるので、価格も安定してきていますしね、1,200台、さっき1,300と言ったけどね、1,200台ぐらいにもう1回頑張って回復するような、状況の中で持っていけるような状況。
それからホクレン当区の中でね、やっぱり5,500だとか5,000は保てるような状況の中でいくというのが大事なところなのかなという気はしております。
○委員長(中河つる子) 橋本委員。
○委員(橋本晃明) 次、参ります。
139ページの中ほど、42番の十勝清水にんにく肉まつりについてでありますが、昨年はここが予算は1,000千あっただけだと記憶しております。コロナ明けということで、やるかやらないかも含めて予算組まれたということだと思いますが、本年については2,750千円最初からばっとついているということで、やるという計画というか、意思の下に予算組まれているのだろうと思いますが、今年の方針をお聞かせください。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 昨年度の部分につきましては、今、橋本委員おっしゃったとおり9月で補正いたしまして、期間のない中でも10月の中頃に開催できたところでございます。
来年度につきましては、事業の内容的には最終的には実行委員会のほうで決めていくこととなりますが、十勝清水にんにく肉まつり自体は開催していこうと考えております。
○委員長(中河つる子) 橋本委員。
○委員(橋本晃明) 清水は一時、何々祭りというのが随分いっぱいあって大変だった。来場者の方は喜んでくれたかもしれないけれども、職員だとかいろんな団体の方の負担も結構あったのかなと思いますが、やはりどれかに絞ってといっても町が清流祭りをやめるわけにはいかないと思いますけれども、農協を絡めてやるものの中でいえば、にんにく肉まつりに集約して、本当にこれが実を結ぶようなものになっていくような形で開催されればいいなと思っているのですが、昨年は調査から始まった、調査といいますかね、意思決定の部分にかなり時間を割いたので、本当にできるのかなというぐらいから準備が始まったような記憶がありますけど、今年度については、実行委員会をなるべく早期に立ち上げて計画していくというようなことを進めていただきたいと思いますが、いかがでしょう。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 実行委員会の部分につきましては、できるだけ余裕を持った形で、開催日決定までに余裕を持った中でいろいろな部分を決めてもらいたいとは考えております。
○委員長(中河つる子) ほかに質疑ありませんか。川上委員。
○委員(川上 均) てん菜の話はいろいろ出ましたので、私は割愛させていただいて、先ほど新規就農の関係のお話があったのですけれども、農家戸数、私も一時農業委員会にいたことがあったので、農家戸数については、最盛期はもう600戸近くの農家、もう少しあったのかなと思うのですね。そして、現在が300ちょっとということで、いずれにしても後継者がいない方はどんどんどんどんやはり離農していくということで、いつまでもやはり規模拡大ということで、残った方が受皿を受け手となっていくのは、ますます困難になっていく状況かなと、今の農業情勢の中では。
そういった中で、やはり新規就農というのを商工業社、今回、予算面で見たら目立つのですけれども、農業に対してももっと農業者に対しても予算を割くなり、施策をやっていくべきかなと思っております。
そういった部分で、もう少し農林課のほうで新規就農に対する、新規就農はいわゆる農地の受皿ともう一つは結構ほかの自治体の移住定住番組とかいろいろ見ていたら、結構地域の起爆剤になる人材が結構見受けられるのですね。そういった部分では、やはり町の活性化という部分も含めて、そういう新規就農者を増やしていくというような政策を、今後もう少し力を入れていただきたいなと思うのですが、考えをお聞きかせ願いたいと思います。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 本町において、新規就農者ということであれば、ここ5年ぐらいで3組ほどが新規就農されているかと思います。また、農業後継者の方も毎年平均で大体3名ぐらいずつは戻って来られているかと思います。
その中で、今、農業情勢がかなり厳しいということで、今後を予測しますと後継者がいない方だとか、高齢者の方だとかという部分では、離農されていく方も増えていくのかなと思っているところでございます。
まだ清水町では規模拡大傾向がございますが、農林課としましては、できることならば農家戸数を減らさない地域の生産コミュニティというのですか、そういったものも大事にしていきたいということも考えております。
居抜きによる第三者継承だとか、そういった部分で関係機関、農業委員会とも、今後いろいろな部分で相談をしていきたいと考えております。
○委員長(中河つる子) 川上委員。
○委員(川上 均) 清水町は移住定住、力を入れています。そういった部分ではやはり農業もすばらしい対象になると思いますので、農業を含めて対応をお願いしたいと思っております。
そして、次に、今、にんにく肉まつりのお話もあったのですが、アスパラの収量がだんだん減っているということで、しばらくアスパラまつりがなくなっているのですが、今後、アスパラまつりというのはもう再開できないということで、そこの点についてどのように考えているか、お聞きしたいと思います。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 春先に農協主体でアスパラまつり、ずっと続けてこられておりました。コロナで一時中断されて、その後開催していない状況ではございます。
来年度、開催するかしないかという部分につきましては、はっきり私どもは聞いてはおりませんけれども、アスパラの収穫量がどんどん減ってきているということでは、農協からも営対協としてアスパラの収穫量を増やしていきたいという思いはあるとのことを聞いておりますので、その部分については関係機関を含め、来年度においていろいろ調査してまいりたいと考えております。
○委員長(中河つる子) 川上委員。
○委員(川上 均) 一時期、盛大にアスパラまつりをやって、清水アスパラの町ということもPRしていたところだと思います。
先ほど集約したらどうかということで話があったのですけれども、もし時期的なものがね、にんにくの収穫時期というのもあるのでしょうけれども、アスパラとにんにくまつりを春に6月ですか、一緒にやるだとか、そういった発想もないのかどうなのか、今後検討はどうなのかどうか、お聞きしたいと思います。
○委員長(中河つる子) 町長。
○町長(阿部一男) アスパラまつりは農協が全て主催でやっているところであります。それで話、聞いているところによりますと、去年もできなかった。一昨年もやっていないのかな、分からないけれども、去年の6月にやる予定もできなかったと。
それはなぜかというと、面積も減ってきているし収量もちょっと長く、年数が長くたつとやはり収量も落ちてきますので、面積とダブルパンチで落ちてきて、一変にそのまつりのときの皆楽しみにしている安売りだとか、そういったことができなくなって、多分、今年も無理だろうなというお話は伺っております。
ただ、先ほど課長が言ったように、どうなるか分からないけど、多分、私もそうなのかなというお話を伺っていて、そんなことも含めて今回このにんにくまつりにね、町と農協が一緒になって、私が実行委員長をやっているのですけれども、そのにんにくまつりにいろいろな物を、流石に冷凍アスパラは売るわけにはいかないでしょうけれども、そんなことも含めて産業祭りふうなところも含めて、一つに絞って開催をするというような、今、流れになっているところでありますので、その辺については、今、議員、先ほどから言われている部分も含めて、大きなまつりとして、にんにくだけでも、さらに清水町全体の農業祭りみたいな形の中で進めていければなというような思いは強く持っているところであります。
○委員長(中河つる子) ほかに質疑ありませんか。
(なしという声あり)
○委員長(中河つる子) それでは質疑なしと認めて、次に、第6款1項4目畜産業費、140ページから143ページの審査を行います。
質疑ありませんか。西山委員。
○委員(西山輝和) 先ほど説明あった34番の自給飼料品質向上対策、デントコーンのことなのですけれども、これ3,000千円の助成は、これ個人にお願いしてやる事業なのでしょうか。どういった考えでやるのかを説明してください。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) こちら、農協が取りまとめていただいているものなのですけれども、最終的に畑作農家がデントコーンを作って、それにはいろいろな条件があるのですけれども、そこに対して町と農協で同額を生産者に対して交付しているという事業であります。
○委員長(中河つる子) 西山委員。
○委員(西山輝和) そうしたら、これ何十件か農協とで振り分けして頼んでいるわけですね。その後、収穫した後とか何とかは、これ検証しているのですか。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) デントコーンの検証というよりも、デントコーン栽培にかかって使う肥料だとかというものをあらかじめこちらのほうで指定させていただいた品質のいいデントコーンの作付に対しての補助というか、交付金であります。
○委員長(中河つる子) 西山委員。
○委員(西山輝和) それをいろいろな肥料や何か決めて作付しているわけですけど、それの検証をやはりしなくてはいけないではないですか。品質向上という名目でやっている以上は、どこか畜大かどこかに頼んで検証してもらうとか。ただやっているだけでは無駄になってしまうではないですか。酪農が何百件もあって、たったの3,000千ぐらいで、何件かお願いしてやっているのだろうけれども、どうなのですか。
○委員長(中河つる子) 町長。
○町長(阿部一男) これは何件でなくて、酪農家の餌も大変で、そして、今、餌も高くなっていますよね。100千ぐらいの農耕飼料のもので買っているのだけれども、これで反当り、例えば畑作農家に作ってもらっているだとか、いろいろなことの中でいくとね、牧草も普通にいい牧草を取って、繊維が大事であれなのですけれども、3トン500円くらいしか取れないのですよね。1番と2番合わせてもね。これで5トン、あるいは6トンぐらいのデントコーンを取って、それすごいデントコーンはエネルギーが高いですから、乳量いっぱい出れるようなということの中でね、そういう応援も含めて交換耕作だとかなんかでね。
ただ、そのときに品質もということの中で入れないと、何かねただ作っているとこということになっているので、そういった部分は入っていますけれどもね、しっかりと作ってもらって、両方がこのデントコーンを作ってあげても、それなりに利益を上げて畑作で手が回らないところを蒔いて収穫するだけで、どこかに委託して収穫してもらえばそれでいいし、そういった相互にいろいろな面で補完ができるようなことの中で、奨励を出して作ってもらうということにして、これは両方にとってすごく酪農家、畑作、両方ある清水町にとってね、それなりにいいというかね、そういった評価を受けられるような政策でないかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○委員長(中河つる子) ほかに質疑ありますか。山本委員。
○委員(山本奈央) バイオマス利活用促進事業のところに関係するかなと思うのですけれども、この消化液とか、あと個体の何でしたっけ、個体の分も何かできると思うのですけれど、すみません、名前が分からないのですけれども、それは町民の方も循環の中にいるよということで、町民のふれあい農園とか、あとは町民の方が利用できるようなそういった環境はなく、農家の方と連携して消化液を使ったりしているということでしょうか。町民の方が使うような機会はあるかどうか、お聞きしたいです。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 31番のバイオマス利活用推進事業補助金のことでよろしいですか。
○委員(山本奈央) そこにこだわらないのですけど、バイオガスプラントとかあるので。
○農林課長(寺岡治彦) 町民が使う、家庭栽園とかですよね。そういった、今、消化液を製造している会社が町内に2社あるのですけども、そういった家庭用の消化液の話もお聞きはしていたのですけども、まだそこまでの販売等はしておりません。
○委員長(中河つる子) 山本委員。
○委員(山本奈央) 町でも補助するお金を出しているので、ほかの町でいうと、町民の方が自由に利用できるタンクを町に設置しているところもありますので、例えば岡山県真庭市というところでは、町民の方も利用できるように、町にスタンドということで設置している場合もあります。
あと子どもたちが町探検とかでバイオガスプラントを見に行ったりもしているので、学校の畑があると思うので、そこでも使えればこう循環しているのだなということが分かると思うので、ぜひ町民の皆にも町で取り組んでいることを知ってもらうためにも、もう少し身近になるような取り組みもあったらよいかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(中河つる子) 町長。
○町長(阿部一男) これは、この予算自体は先ほどあれしたようになのですけれども、私も実は真庭市長と話したことがあります。たまたま何かの会議で一緒になって、いわゆるこういった有機肥料だとかバイオガスも含めて、それから自然エネルギーのそういった会議で会って、いやすごい町長だなと思ったのですけれども、ただうちの場合はさすがにこの美蔓から持ってくるにしては規模が大きすぎて、いろいろなことが出てくると思うのですね。
個別に対応できるかどうかという難しい問題が出てくるので、それからかといって御影のほうにあるノベルズのそこだって、それと同じぐらいの規模を持っていますのでね。もしです。もし、もう少しもう1基賦存量からいくともう1基あれして、自然エネルギーにとってすごくいいという情報もあるのでね、そういった場合で、今はやっぱりコスト高くてなかなかね、それから電気の需要も自然エネルギーも十分だというような話も、何が本当なのか分からないような状況も出てきていますので、今、一時ストップしてゼロカーボンに向かってという思いは持っているのだけれども、ストップしているのだけれども、もしそういった場合になったときに、こんなこともできるような状況をしっかりとつくっていけるように、真庭市とやはりうちの町民のあるいは市だから人口問題はどのぐらいだかな5、6万居たのでなかったかと思うのですけれども、そういった状況がだいぶ違うのでね、そういった状況につくれるような、あるいはそういった感じのプラントができるようになったときに、この部分も含めてやっていければなと思います。
ただ、うちの場合は畜産農家やなんかで取れた有機肥料やなんかもどんどん庭先に使ってもらえるように、多分、農協あたりでもそうやって出していたり、有機化成肥料として出している場合もありますけどもね、そういうのを使って有機の部分を進めてもらえばいいのではないかなと思いますけれども、そうなるのがひょっとしたらいい、もっといい進んだ状況なのかもしれない。
自然エネルギーを生みながら、そして家庭菜園にもそういったものが使えるというのは、町のPRとしてはいい状況になってくるのではないかなと思いますけども、もうしばらくなれるように頑張りたいと思いますけども、本当にしばらく経たないとそういったことにはなっていかないかなと思います。よろしくお願いします。
○委員長(中河つる子) ほかにありませんか。川上委員。
○委員(川上 均) 1点だけ、バイオマス利活用促進事業補助金の関係ですけれども、集合型のこれ助成期間8年目のうち5年間とあるのですが、いわゆる固定資産税の相当額の助成ですよね。これもし8年後過ぎたらどのような形になるのか、お聞きしたいと思います。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 当初8年間という中で補助をしてきております。まだ先の話ですので、まだそこまで農協あたりとは協議はしたことがありません。今後、農業情勢がどのようになっていくか、酪農情勢がどのようになっていくかという部分もあろうかと思いますけれども、具体的にはまだその8年後以降の部分については、検討もしておりません。
○委員長(中河つる子) 川上委員。
○委員(川上 均) 例えば、僕は詳しく分からないので、8年後、固定資産税相当分の助成がなくなったときには、経営がそのまま続けられるかどうかというのは分からないのでしょうかね、お聞きしたいと思います。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) バイオマスプラントの経営自体は、毎年それぞれコンサルも入りながらも経営努力はしているところでございますので、今後ともバイオマスプラントの安定経営については、十分に調査研究して会社として行っていくものと考えております。
○委員長(中河つる子) ほかにありませんか。質疑ありませんか。
(なしという声あり)
○委員長(中河つる子) それでは質疑なしと認めます。
次に、第6款1項5目牧場費、143ページから147ページの審査を行います。
質疑ありませんか。西山委員。
○委員(西山輝和) 80番の医療材料費、それと23番かペルタッグをこれ耳につけるので1,000千円ほどこれ昨年より多いということでよろしいのか。
○委員長(中河つる子) 農林課主幹。
○農林課主幹(浅野和幸) 今、おっしゃられたとおり、ペルタッグの購入の増によるものになります。
以上です。
○委員長(中河つる子) 西山委員。
○委員(西山輝和) 56番の粗飼料収穫運搬事業なのですけれど、去年から見たら6,000千が、去年10,000千ほどかかっているのですけれど、この下がった要因は。
○委員長(中河つる子) 農林課主幹。
○農林課主幹(浅野和幸) 委託料が減少してございます。
理由は、昨年度道営事業によりまして、収穫機ですね、ハーベスターご立派な収穫能力の高い機械が導入されました。それによりまして、自前で収穫することができるようになりましたので、委託費については減額したということでございます。
○委員長(中河つる子) 西山委員。
○委員(西山輝和) 15番の草地用肥料が昨年よりだいぶ下がっているのですけれども、これはどうしてなのかな。肥料高騰になっているはずなのに下がっているということは。
○委員長(中河つる子) 農林課主幹。
○農林課主幹(浅野和幸) いろいろ経費の削減のほうを考えて、今回、予算を組みました。近隣の牧場ですね、町営牧場のほうにも協議いろいろさせていただいたら、草地の肥料を今まで年2回施肥をしていたのですけれども、一度でも十分効果があるという話伺いまして、一気に半減もよくないのかなと思いまして、ある程度1回で済ませる草地も検討しまして、そのような形で減額してございます。
○委員長(中河つる子) 西山委員。ページ数言ってくださいね。
○委員(西山輝和) 同じとこ聞くのですけれども、これ受入れしていてもね、たくさんいろいろなものを物価高騰で大変だと思うのですけれど、入場料は上げなくても大丈夫なのですか。
○委員長(中河つる子) 農林課主幹。
○農林課主幹(浅野和幸) いろいろ資材もそうですし、飼料のほうも高騰してございます。実際、今年度も予算編成の中で、収支に見合う運営を検討したのですけども、59,000千程度やはりマイナスということでございます。
さらに道営事業、先ほどもお話したのですけれども、それによって草地の更新事業、今、指定がございます。その部分については、牛を放せないだとか牧草の収穫もできないだとか、そういったものがずっと続いてきました。これについては、令和6年度事業を完了いたしますので、令和7年度からその辺は少し改善されていくのかなと。とは言いながらも、やはりプラマイゼロというのはなかなか厳しいのかなというところもございますので、近隣町村の動向も踏まえまして、今後は使用料の改定も考えなければならないかなと考えております。
○委員長(中河つる子) ほかに質疑ありませんか。橋本委員。
○委員(橋本晃明) 143ページ牧場費の人件費について、昨年度が職員給料2人分だったかと思うのですが、これも3人に増えているのを含めて、人件費の中身について教えていただきたいと思います。
○委員長(中河つる子) 総務課長。
○総務課長(神谷昌彦) 昨年、当初予算につきましては2名でしたのですけれども、その後職員の異動等も含めまして、途中の予算で3名に補正をしてございますので、トータルでは現状維持ということになっております。
○委員長(中河つる子) 橋本委員。
○委員(橋本晃明) 牧場で、昔と随分の何て言うのですかね、牛の集め方だとか施設だとかも改善されているとは思うのですけれども、カブに乗って作業されている方を募集しても、なかなか集まらないというような話も聞きますけれども、その点について現状どうなっているか教えていただきたいと思います。
○委員長(中河つる子) 農林課主幹。
○農林課主幹(浅野和幸) 一応、職員の手当ではなく、また2号職員の給料のほうになってくるかと思うのですけれども、こちらについては今年も募集をかけまして、1年通しての方もおりますし、夏場だけ8か月雇用という方もいらっしゃるのですけれども、無事、募集、来ていただきまして、新年度は予定していた人数の中で、作業できる予定でございます。
いろいろ牧場ですね。免許の資格がかなり多いです。機械もそうですし、バイクもそうですし、そういった要件も、夏場雇用の方は今までずっとバイク必須ですよということだったのですけれども、外してみました。そうしたところ普通免許だけで来ていただいたということもありますので、今後もそういった形で時代に合わせたというか、募集の仕方をしていきたいと思っております。
○委員長(中河つる子) 橋本委員。
○委員(橋本晃明) 牧場で働く方、人数そろったというのは大変いいと思いますが、まだ荒唐無稽な話に聞こえるかも分かりませんけれども、試験場レベルではドローンを使って牛集めするのに成功したというようなところもあるようです。まだ僕らから見るとそんなことできるのかなという気持ちもありますけれども、食わず嫌いにならずにあらゆる方法を考えて、ドローンを使うのであれば当然牧場のレイアウトも変えなくてはならないのかもしれないですけれど、なかなか現場の人を雇用集めるというのが大変な時期になっていますので、いろいろなものを考慮していかれたらよいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○委員長(中河つる子) 農林課主幹。
○農林課主幹(浅野和幸) AIを使ったというところでございますけれども、隣町、芽室町さんでドローンで、来年度からやっていきたいというようなことを新聞報道もされていました。その辺の情報も芽室の牧場長ともお話聞いているところなのですけれども、霧、雨を降った日は使えませんだとか、いろいろなまだ懸案している部分がございますので、一応、私も見学というか視察には行きたいと思っているのですけれども、そういったAIも含めて人件費削減、今後、検討してまいりたいと思っております。
○委員長(中河つる子) ほかに質疑ありませんか。
(なしという声あり)
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○委員長(中河つる子) 質疑なしと認めます。
それでここで休憩とします。再開は13時とします。
(午後0時00分)
○委員長(中河つる子) 休憩前に引き続き会議を開きます。
(午後1時00分)
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○委員長(中河つる子) 第6款1項6目土地改良事業費、147ページから150ページの審査を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(中河つる子) 質疑なしと認めます。
質疑を終わります。
次に、第6款1項7目農業用水管理費、150ページから152ページの審査を行います。質疑ありませんか。
西山委員。
○委員(西山輝和) ページは150ページの一番下、水質検査手数料とあるのですけれど、最近、何も検査しても異常は出てきていないのですか。
○委員長(中河つる子) 水道課長。
○水道課長(野々村淳) こちらのほうの水質検査手数料なのですが、こちらについては毎年実施しております。こちらにつきましては、特に異常等は検出されてございません。
以上です。
○委員長(中河つる子) 西山委員。
○委員(西山輝和) あと14番の11メーター交換機と備品のメーター購入費あるのですけれど、何基ぐらいやるのですか。
○委員長(中河つる子) 水道課長。
○水道課長(野々村淳) 今年度は、新設といたしまして4基予定を見込んでおります。それから、取替用メーターといたしましては11基、今年度実施する予定でございます。
○委員長(中河つる子) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(中河つる子) 質疑なしと認めます。
次に、第6款1項8目農地移動適正化斡旋事業費、152ページの審査を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(中河つる子) 質疑なしと認めます。
質疑を終わります。
次に、第6款2項1目林業振興費、152ページから155ページの審査を行います。質疑ありませんか。
田村委員。
○委員(田村幸紀) 林業振興費、152から153のところで、まずJクレジットの関係については、昨年の予算委員会でもいろいろと質問をさせていただいて、制度、理解はしてまいりました。
今回、この財源内訳のところの、財源の立てつけのところで確認をしたかったのですが、まず森林環境税で住民税から上乗せして、町民からまず徴収をして、その分を全国で再配分して各自治体のほうに、森林環境譲与税ということで配分されるというところで確認をしているのですが、これは歳入に関わる部分なのですが、町民からの住民税に上乗せされる森林環境税の見込み、譲与税については12,750千程度というのは予算書に載っているのですが、住民税から上乗せして引かれる分と戻ってくる分の差、どちらが大きいのかというのをもし分かっていたら教えていただきたいです。
○委員長(中河つる子) 歳入のほうでいいですか。
○委員(田村幸紀) はい、それでは今の質問は取り消しという形で、歳入のほうで再度確認させていただきます。
では、今度予算の事業シートの、予算資料の2の11ページの財源内訳のところで、その他特定財源で森林環境譲与税基金繰入金が、今年度1,500千円で予算書を見るとJクレジット登録モニタリング検証手数料1,500千円ということで、これが一致しているのかなと思ったのですが、予算書の中の財源内訳の繰入金のところの森林環境譲与税基金繰入金242千円となっているのですが、これどちらが正しいのか、もし少し別な考え方があるのであれば教えてください。
○委員長(中河つる子) 林務係長。
○農林課林務係長(木戸悠登) 森林環境譲与税の繰入金につきましてですが、こちらにつきましては、令和5年度の決算として1,320千円、こちらを繰入金として予定しております。来年度、森林環境譲与税の基金の繰入金242千円につきましては、こちらが19節森のプロジェクト負担金、こちらのほうで利用する予定となっております。
以上です。
○委員長(中河つる子) 田村委員。
○委員(田村幸紀) 分かりました。ありがとうございました。失礼しました。
それでは、質問を移ります。154ページの有害鳥獣対策事業についてお伺いいたします。
有害鳥獣駆除委託料の部分なのですが、13節委託料の部分で、昨年度から若干委託料増えてはいるのですが、昨年度、令和5年度清水町の中で町民の皆を不安に駆り立てたというか、不安に思った部分というのが熊の関係だと思うのですが、熊の駆除なり、いろいろな被害防止のためにどのような施策を打っていく予定なのかお伺いいたします。
○委員長(中河つる子) 林務係長。
○農林課林務係長(木戸悠登) 熊の防止対策につきましてですが、こちらにつきましては、来年度、箱わなの設置の巡回活動に対する費用、委託料を昨年度に比べて金額を増額させていただいております。また、新規で箱わなのヒグマの検体を、実際に取れた際に金額のほうを出させていただいて、よりヒグマの対策のほうをやらさせていただければと思っております。
また、実際に、町内などで熊が出没した際の対策についてですが、こちらのほうそれぞれ市街地や市街地周辺、農村地域とそれぞれ分けてマニュアル化をさせていただいております。
市街地で発生した場合は、防災無線や防災メール、ファクスやSNS、ホームページ、広報車による注意喚起を実施していきたいと思っております。
以上です。
○委員長(中河つる子) 田村委員。
○委員(田村幸紀) 町民の皆さんに注意喚起という部分では当然必要なことだなと思っておりますので、漏れのないように周知していただきたいという部分と、あと注意喚起をする、あと箱わなの設置という部分のほかに、なかなか厳しいのかなと思うのですが、追い払うとか追い払うために、市街地に来ないためにどうしたらいいのかというのはなかなか規模が大きいことなので難しいのかなとは思ってはいるのですけれど、そういうところのまず初期の段階でどう防止を、対策をしていくのかというところも必要だと思うのです。現れたから注意してくださいねという前に、現れる前に何か、現れない方策というのは何かという部分も必要な部分かなと思っておりますので、その辺の対策についても、今後検討していただければと思っております。よろしくお願いいたします。
○委員長(中河つる子) 答弁はいいですか。
農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 冬眠明け、餌を求めてそばにというか、山の餌を食べ、市街地のほうにだんだん下りてくると、なかなかそれを食い止める対策というのは難しいかとは思っているのですけれど、通報なり情報なりが入り次第、猟友会の方にすぐ連絡を取って、箱わなを設置すると同時に、どちら側に向いて逃げていったかというのも情報としてまずはつかみまして、そちらのほうに民家がもしあれば、そういう注意喚起もいたしますし、なかなか下りてこない対策という部分については、かなり難しいものがあるのかなと思います。
○委員長(中河つる子) ほかに質疑ありませんか。
鈴木委員。
○委員(鈴木孝寿) 私は、153ページです。Jクレジットの登録モニタリングの関係、全体プロジェクトの関係なのですけれど、その後、Jクレジットは全体的な話になってしまうかもしれないのですが、これ、町有林、国有林、そして私有林とあるのですけれど、これのモニタリングするのは清水町全体のということなのですか。僕はその辺のこのJクレジットの考え方というのが微妙に分からなくて、町有林だけで見るのか、国有林も見るのか、そして、私有林も見るのかというのが、この区分けというのはどうなっているのですか。
○委員長(中河つる子) 林務係長。
○農林課林務係長(木戸悠登) 今回、清水町のモニタリングですが、町有林を対象にしておりますので、町有林のモニタリングになります。
以上です。
○委員長(中河つる子) 鈴木委員。
○委員(鈴木孝寿) ここで聞いたら駄目なのかな、その後、北区との森づくりをやると思うのですけれど、その部分については、カーボン・オフセットというのは、町有林から出る部分とのオフセットなのか、それとも、清水町全体の例えば私有林も含めた、国有林も入るのか入らないか別として、その部分のオフセットなのかというのは、その辺は町有林ということでよろしいでしょうか。
○委員長(中河つる子) 林務係長。
○農林課林務係長(木戸悠登) おっしゃるとおり、町有林が対象となっておりますので、町有林で間伐や下刈りなどを行った場合に、木が育った分、その育った分が森林吸収量として、Jクレジットとして発行できる部分になります。
以上です。
○委員長(中河つる子) 鈴木委員。
○委員(鈴木孝寿) 例えばこれ私有林というのはどういうような考え方になるのでしょうか。私有林は要は今度は個人の問題でありますというのか、それとも町として、それも加えていいものかどうなのかといったら、加えられないのでしょうけれど、私有林のほうが多いですよね、多分、当然。その辺の扱いというのはどうなるのかなということで教えてください。
○委員長(中河つる子) 林務係長。
○農林課林務係長(木戸悠登) 町有林と私有林の面積ですが、町有林が1,814ヘクタール、私有林が4,512ヘクタールで、私有林のほうが多くなっておりますが、私有林を今回入れなかった理由なのですが、理由としては大きく2点ございまして、一つ目としましては、こちらJクレジット、計画、保管化する場合、最低8年間、最大16年間の計画になりまして、そちらとその計画が終わった後10年間につきましては、そちらのほう、原則土地の転用ができないという決まりになっております。そのため、最低18年間、土地を転用ができないため、私有林で使うのは難しいという判断をさせていただきました。もう1点としましては、こちらがJクレジットの要件になるのですが、こちらも市町村単位、大きな塊として計画を上げる必要があるため、私有林、森林所有者の方一名一名がやる、やらないといった判断ができないため、私有林としてやるとなると全部を入れなくてはいけないため、その18年間の縛りがあるため、厳しいと判断いたしました。
以上です。
○委員長(中河つる子) 鈴木委員。
○委員(鈴木孝寿) 難しいですね、結構。でも、ご苦労されているのだなと思って。その1,814ヘクタールか、その部分についてのということでありましたので、分かりました。
もう1点、私も、今、田村委員が言った有害駆除の関係なのですけれど、先ほど言った、去年も実はどこかで言っていたし、農林課長にも電話したりとか、町民生活課長に電話していたのがちょうど八十八ヶ所あたりのところにクマがよくよく歩いていると町民の方が見ている、通報してきたのかな。そのときに連絡したら、はっと見たら町民生活課のパトロールが、要はあの辺の登校下校のスクールゾーンというか、子どもが歩くところを中心に広報活動して、小学校とかにも連絡していたとありました。しかしながら、やはり知らない奥様方とか、年配の方、男性の方とかも含めて散歩しているのですよね。ちょうど私もそれが出たという話を僕も知り合いから連絡が来て、そこの向こうの町内会長もどうしたらいいのですかこれというようなFAXしろと言われても、我々FAX一軒ずつ知らないしみたいな、町内会であっても、やはり防災無線等でやるべきかどうかという、ちょうどそこまでのところでは結局何回かあったけど出なかった。ただやはり札幌市の南区あたりとか、またはあの出没状況とか、そういうのはいつ清水町であってもおかしくないなとは思っています。
箱わなも難しいのですよね。設置も何か所かに分けたり、特にこれ旭山地域によく仕掛けているというのは聞いてはいるのですけれど、やはり八十八ヶ所あたりは特に熊の通り道と言われているという話を猟友会からも聞いたことがあるのですけど、あそこ、ちょうど西清水の町内会も多数住んでいらっしゃる地域でもありますので、やはり出たときの対応というのは、多分、去年見ていただけでは被害なかったからいいのですけれど、本当に下りてきたとき、例えば早朝とか下りてきたときには、今の段階では出てこないでしょうけれど、もう少し秋ぐらいかな、夏秋についてはやはり出てくる可能性は通り道でありますから、出てくる可能性は十分あるので、これ新たに何か考えないとまずいかな、被害出てからでは遅いな、ましてあそこは本当に居住地域でもありますので、非常に難しいところがあるなと、あとはそれぞれの会社が何件かあって、作業している方もいらっしゃる場所ですので、連絡体制を今からでも構築しながら、何かあったときはこの広報車ですぐ、農林課なのか、町民生活課なのか分からないですけど、これそのとき電話したときはなかなか課長も初めて知っていたというときも一回ありましたので、連絡体制というのはお金かからないでしょうから、至急構築して、町内会との打合せもするべきだと思うのですがいかがでしょうか。今の段階ではまだできているようには感じていないものですから、質問させていただきました。
○委員長(中河つる子) 林務係長。
○農林課林務係長(木戸悠登) おっしゃるとおりで、これからの話にはなりますが、広報のほうでなるべく早く迅速に早急に、通報を受けたら周知できるようにしていきたいと思います。
あと、町内会の連絡体制、そちらのほうについても、今後検討させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○委員(鈴木孝寿) 終わります。
○委員長(中河つる子) ほかにありませんか。
桜井委員。
○委員(桜井崇裕) まず2つ、2項目について質問をしたいと思います。
まず鳥獣のことについて、町民には注意喚起はできるわけなのですが、山林に入る人間だとか、登山あるいは山菜だとか、町外からも見えられたり、誰が入るか分からないと、そういった状況の中で、熊の今すごい騒がれている中で、あってはならないことあってもいけないということで、できれば出没の位置だとか、あるいは目撃情報がある程度ロードマップみたいなもので分かるようなことというのはできるのかどうか、そういう要望をいただいたこともありますので、それができるのかできないのか、そんなにお金かけなくてもできるのではないかと思うのですが、今は看板だとか、そういった注意喚起あるいは広報で町民に呼びかける以外の部分について、お伺いします。
○委員長(中河つる子) 林務係長。
○農林課林務係長(木戸悠登) 熊の対策でございます。先ほど申し上げたとおり、発生したところについては看板のほうを出していただいておりまして、あとほかにも、町のホームページのほうにも出没情報ということで掲載させていただいております。あとSNSのほうも活用していければと思っております。
以上です。
○委員長(中河つる子) 桜井委員。
○委員(桜井崇裕) 大部分、分かりやすいように、よろしくお願いします。
それでは、次の質問に移ります。
Jクレジットの事業についてですが、私もJ─クレジットについての登録に関する勉強会、研修会に参加した経緯がありまして、なかなか登録のハードルが難しいと、6年度から募集するということなのですが、登録事務というのは順調に進んで登録できるかどうかをまずお伺いしたいと思います。
○委員長(中河つる子) 林務係長。
○農林課林務係長(木戸悠登) Jクレジットの登録につきまして、当初の予定どおり、2か年、令和5年度、今年度と来年度2年に分けて登録のほうを現在進めております。
今の段階としましては、プロジェクト登録、計画の登録を進めているところであります。そちらの登録のほうが終わりましたら、実際に現地のほうの受講や胸高直径を測定して、実際の吸収量を確認しまして、その報告を認証してもらって、クレジットの発行になります。
クレジットの発行としましては、令和6年度中を目指しております。
以上です。
○委員(桜井崇裕) 登録に向けて進んでいるということは十分分かりました。
私、その研修会で自治体、東京都というか都市部との自治体同士のクレジット事業というのは可能なのかどうかということをお伺いしました。可能であるという返事をいただきまして、実際、我が町でもそう進んでいるのだということをお伝えしたところなのですが、この事業のシートではないどこかで気になる項目があったので、それを確認させていただきます。
この譲与税をつくって、新たな市民づくりの管理等をするということなのですが、適切に行われていない森林の整備を推進するというような文言がありました。適切に整備されていないというのはどこを指すのか、分かれば教えていただきたいと思います。
○委員長(中河つる子) 林務係長。
○農林課林務係長(木戸悠登) 適切に管理されていない森林につきましては、森林のほうは実際植林してから下刈り、木が育つように育てていって、ある程度大きくなったら間引き、間伐を行って育てているのですが、入れなかった森林などもございますので、そちらの管理をしたいと思っております。
以上です。
○委員長(中河つる子) 桜井委員。
○委員(桜井崇裕) この事業8年間というある程度の縛りがあるということなのですが、これから新たに募集をしたりする中で、外国資本とかそういったものが、そういった可能性とか、そういった心配というのはないのかどうかをお伺いします。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 現在のところ心配はしてございません。
○委員長(中河つる子) 桜井委員。
○委員(桜井崇裕) 東京北区との環境譲与税にまつわって、こういう事業が提携されて、そういう事業が展開されるということなのですが、渋沢栄一、全国に500以上の会社を立ち上げたということでありますから、北区とは言わず、これからそれに関連するようなことも考えているのかいないのか、少しオーバーな言い方ですけども、そういったこういう事業も考えているのかどうかお伺いします。
○委員長(中河つる子) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 先ほど林務係長からもありましたとおり、来年度、モニタリング調査をして、本町が発行できる吸収量というのが正確に出てくるわけでございますけれども、余剰があればそういったことも考えていきたいとは思うのですけれども、今のところ北区との、来年度事業に係る部分で、それ以上の余剰の部分というのは、来年度については生まれてこないかなと、今後、計画的に森林整備を行っていくわけですけれども、その中で吸収量がどんどん増えていくと、もしそういうことになれば、今、委員のおっしゃったことも考えていければと思っております。
○委員長(中河つる子) 桜井委員。
○委員(桜井崇裕) いち早く新聞にクレジット事業の記事が出ましたけれども、オリンピック前に十勝の中で森林認証材をするというような十勝全体の動きがありました。
今回、Jクレジット事業、ゼロカーボンに向けて十勝的な動きがあるのかないのか、そこら辺を確認したいと思います。
○委員長(中河つる子) 町長。
○町長(阿部一男) これにつきましては、新聞の話でも、十勝初だと、Jクレジットとして炭素の部分をクレジットにして販売するのは十勝初だということが出ていましたけれども、皆さん、むしろ森林というのは先ほどうちらが言いましたように、町有林1,800、それから民有林4,500、そのほかに国有林1万1,000ありますから、そんなことも含めると、それでも管内にとってみれば、十勝管内の中でどうかというと全然多いほうではないのですよね。そんなのから含めると当然多い地区やなんかはこれらも活用しながら、特に都会では、先ほど委員もおっしゃいましたように、環境贈与税をせっかく都会に配分しているのに、実はうちらは9,000千円しか来ていないのですね、今年度の場合9,000千円だよな。新年度はもう少し12,000千円くらいになるはずなのですけれども、そんな中でいくと、例えば東京北区だと今年度で36,000千円くらい来ているのです。でも、それは実際に使いようがないというようなこともあって、そしてうちらからの協定しながら、うちらのカーボンを買ってもらって、さらに、今回は3,000千くらいで買ってもらう、二百五十何万で買ってもらうのだけれども、それを3年間くらいの事業が続くように、今回、Jクレジットで承認受ける部分は900トンくらいになる予定でいるのだな、今のところ。今年の場合は400トン、来年度は400トンでしょう。だから、その次もいろいろ認証していただきながらやって、それを継続して買ってもらうということだけれども、ほかにそういう地区が現れてくれば、いろいろ昨日も話題になりましたけど12地区との連携協定なんか結んでおりますので、そんなことを含めていくとやりたいというところはもしかしたらまた出てくるかもしれないし、ただうちらのカーボンのことも考えなくてはいけないので、全部売ってしまうとまたそれでうちらのじゃあどうするのだというようなこともありますので、その辺バランスよくしながら、そしてまた、この頃いつも百何町ぐらいな民有林も含めて、伐採じゃない、除間伐だとか、そういったことで森林整備にお金かけてますけれども、この頃、単価高くなったから、それだけまたお金かけて炭素の吸収量を増やすことができない部分もあるので、そういったところにもらったお金を再投資できるような状況をつくりながら、炭素の吸収量を増やしていくというのは、そんな循環ができるような流れに持っていきたいなと思っている計画した事業でありますし、一番最初の質問のように、ほかのところも当然そういったことの中で、うちらの例を見た中で、いろいろなことで、いや、うちもう少し多いから、まだまだこういうところに伸ばせるなだとか、そんなことは当然動きは出てくるのではないかなと思います。ただ、全体的に苦労するのですけれども、その炭素の評価というのが意外と低かったりだとか、そんなことで、もう少し価値のあるような、高くなるようなJクレジットそのものをもう少し改善してもらうような、そんな働きも実はしてきたのですけれども、なかなかそうはいかなくて、かえって厳しい状況の中で出てくるということもありますので、その辺も含めて、北海道やなんかと色々相談をしながら進めていければなと思っているところであります。
○委員長(中河つる子) 桜井委員。
○委員(桜井崇裕) 答弁ありがとうございました。実は前に議長をやった時に、町長とも北区の商工会とみえたときに、森林譲与税の話が出て、こういったことで使えたらいいのになという話をしていました。それを私も一緒に同席していましたので、それがこうやってこういう提携に結びついて、こういうクレジット事業になったのだなという思いは私も持っていますので、またそういった関係の役員もやっておりますので、しっかりこの事業が今年もいろいろ植樹だとか、交流があると思いますので、そこら辺をやはり町民とともに、そういった事業をこれからも成功するように頑張っていただきたいと思います。 終わります。
○委員長(中河つる子) ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(中河つる子) 質疑なしと認めます。
質疑を終わります。
次に、第6款2項2目町有林整備費、155ページ、156ページの審査を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(中河つる子) 質疑なしと認めます。
質疑を終わります。
次に、第6款2項3目森林整備事業費、156ページの審査を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(中河つる子) 質疑なしと認めます。
質疑を終わります。
これで、農林業費の審査を終わります。