令和6年第4回定例会会議録(6月13日_日程第2-橋本議員)

○議長(山下清美) 次の発言を許します。

7番、橋本晃明議員。

○7番(橋本晃明) 7番、橋本晃明です。

議長のお許しいただきましたので、通告に基づきまして、一般質問を行います。

1つ目。農作業機械大型化に対応した道路等の整備について伺います。

近年、農家戸数が減少する一方で、1戸当たりの規模拡大がそれをカバーして、当然農作業機械の大型化が著しくなっております。また、物流においても、大型トラックトレーラーの利用が進んでおり、これが幹線道路だけではなくて、農道にまで入り込んできている現状があります。

農道、橋などの農村インフラの強化が求められていると思いますが、農業のまち清水町として、この問題にどのように取り組んでいくのか、伺いたいと思います。

2つ目は、乳牛への鳥インフルエンザ感染防止についてであります。

米国において、乳牛が鳥インフルエンザウイルスに感染する事例が確認されております。通告の後にですね北海道新聞にも載りましたので、ご覧なっている方も多いかと思いますが、すでに米国からの生体輸入は停止中でありますので、乳牛を介して持ち込まれるということはないと思いますが、国内において野鳥からの感染というものについては、改めて注意が必要であると思います。町としてどのように認識しているか伺いたいと思います。

以上2点、よろしくお願いいたします。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

町長。

○町長(阿部一男) それでは、橋本議員のご質問に順次お答えをいたします。

まず大項目1点目の農業機械大型化に対応した道路等の整備についてお答えいたします。

初めに、本町が管理する町道延長は約634キロメートルあり、そのうち舗装道路が62%。未舗装道路が約38%となっています。ご質問にありますように、近年、農作業機械や運搬車両の大型化が進んでいることは承知しておりますが、道路の幅員や、勾配の決定に当たりましては、道路法の適用を受けることになり、道路構造令を参酌して、地方公共団体の条例で定めることが規定されています。

本町においては、清水町道路の構造の技術的基準等を定める条例を制定して、平成25年4月1日から施行しています。道路構造令等において、道路の幅員は、計画交通量によって決定するものとされており、一般的に中央線が入る道路につきましては、車線の合計が5.5メートル、さらに交通量が少ない中央線が入らないタイプの道路については、車線幅4メートルで整備を進めています。また、橋梁についても、直近の道路供用指示書に基づき整備を行っており、平成28年からは5年に1度の橋梁点検で橋梁の損傷度合いを判定し、計画的に修繕を進めております。本町の道路整備にあたっては、道路構造令に準じているため、大型車に合わせて、すべての道路を拡幅整備することは考えておりませんが、道路脇の雑木や街路地等が運行の支障とならないように管理を進めて参りたいと考えております。

次に大項目2、乳牛への鳥インフルエンザ感染防止についてお答えをいたします。

令和5年度における高病原性鳥インフルエンザは、全国で11ヶ所の養鶏場にて発生しております。また、北海道においては、昨年の10月から5月までに回収された野鳥から、74例のウイルスが検出されております。町内の各養鶏場においては、可能な限り防疫対策に努めており、今年の8月下旬には、町内養鶏場にて防疫演習を行う予定となっております。

これまでも、哺乳類への感染事例が散発的に報告されておりましたが、乳牛の感染が複数確認されているとのことで、さらにリスクは高まってきたものと考えております。米国においては、農場内で死亡した野鳥が感染源と見られており、また搾乳作業を開始して牛から牛への感染が広まったと推定され、直接接触した人が完成したとの確認もされております。牛の臨床所見は食欲低下や泌乳量の減少など、死亡率が高い鳥への感染と異なり、症状は比較的軽く10日程度で回復するということですが、生産者には飼養衛生管理基準に基づく基本的な衛生管理を徹底していただくとともに、家畜保健衛生支所などからの情報については、その都度、生産者に対し周知を図って参りたいと考えております。

以上、答弁とさせていただきます。

○議長(山下清美) 7番、橋本晃明議員。

○7番(橋本晃明) 平成25年に道路の構造の技術的基準と定める条例が制定されたということで今から11年前となりますけれど、このときに道路の基準というのは、それ以前と変わったのかそのままなのかお聞きします。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

建設課長。

○建設課長(山田寿彦) 町で定めている清水町道路の構造の技術的基準を定める条例に関しては、ここで初めて、条例を制定したものでありまして、以前の道路構造令に関してから大きく変わってるのかっていう質問なんですけど、基本的には、道路構造令を承継してる形となっております。

以上です。

○議長(山下清美) 7番、橋本晃明議員。

○7番(橋本晃明) 10年と言わずもう5年単位ででもですね、どんどん機械が大きくなってきて、特にここ何年かは、ものすごくトラクターにしても大きくなっていますし、そういった面では、基準がですね、これ国の基準に基づいていると思いますので、勝手には変えられないにしてもですね、現実を見ながら対応していくことが必要だろうと思いますけれど、これが何と言うのでしょう、次にまた改定されるような予定っていうのはあるのでしょうか。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

建設課長。

○建設課長(山田寿彦) 農業機械が大型化していることは当然わかっております。この条例自体を変えていく考えがないのかっていうのは、現時点では考えておりませんが、今後国の基準等が改定された暁には、当然町もそれに合わせた形で、有効幅とかを決定していかなければ、そういう基準を設けなければならないという形で考えておりますが、あくまで幅員の決定というのは、その道路いったい一日に何台通るのか。想定交通量も勘案しなければならないので、それを考えると、幅員の拡幅というのは、厳しいかなという考えでございます。以上です。

○議長(山下清美) 7番、橋本晃明議員。

○7番(橋本晃明) なかなかハードルの高い話なのかなとは思いますけれども、現場では、それに合わせた形の中で、いろいろ努力しながらやっているわけですけれども、道路の傷み具合だとかですね、そういったものを現実に見てみれば、やはりある程度町独自に直していく、あるいは路肩を少し強化するだとか、そういったことが必要になるのではないかなと思いますが、例えばその取り付け道路のにも規格がある、あるのかもしれないですけれど、道路幅が狭くて交差できないようなときには取り付け道路がやはり、それを回避する場所として非常に有効になるだろうと思いますので、その辺をこれから町内の事例を確認しながら、改善していっていただくことができないかなと思うのですがいかがでしょう。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

建設課長。

○建設課長(山田寿彦) 当然、現在そういう問題は明らかでありますので、そういったことも今後検討していかなければならないと思っています。

現時点でできることとしては、路肩の邪魔をする木、そういうのを除去したり、例えば街路樹を撤去していくと、そういった考えのことを、できることから手をつけていきたいと思っています。

以上です。

○議長(山下清美) 7番、橋本晃明議員。

○7番(橋本晃明) 街路樹という話が出ましたけれども、清水公園から羽帯に向かう旧国道にナナカマドがあってですね、これ町の木が植えられているわけで、それをスポスポ切るというのはなかなか抵抗があるかもわかりませんけれど、あそこを大型の農業機械が通るということになるとですね、低速車は左ピタッと寄って走るのが、やはり道路のマナーとしては、あると思うのですが、あるいは、後ろに車が連なってきたときには、取付に1回入って先に追い越しせるとかそういうことありますけれども、街路樹は街路樹として美しい景観には大事かもしれませんけれども、農作業機が通る際にその左寄り切れないことによる、交通安全への何というのでしょう、危険度が増してるというようなことが実際あると思いますので、街路樹の道路側の剪定はですね、もっと明確に実施してもいいのではないかな。これはなんでしょうね。木の管理をしている庭木屋から見れば、その形がおかしいとか、片側だけないのだというのは印象は悪いかもしれませんけれども、これが、例えばその何ていうのでしょうね、農業のまち清水町の文化として1つの形態になっていると、新しいデザインだと主張することもできなくはないのかな。ちょっと苦しいですけど、前にチコちゃんに怒られる番組の中で、信号機がなぜ横なのかというのがあったときにですね、あれなんですかね、路面電車にトロリーバスに電気を送るための配線よりも低くつけた上で信号機を見えるようにしなくてはならないということで横になったという例がありましたのでね、現実というか現場の形を見ながら、そこに即した形態にしていくということは、やはりその地域の文化もいえるのではないかと思いますので、何よりも安全に通行ができて、産業が発展していくような方向、これを皆で考えていただきたいなと思います。いかがでしょう。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

建設課長。

○建設課長(山田寿彦) おっしゃられている旧国道の街路樹につきましては、何年か前からか、その選定に関しましては、片側を強くやるというか少し工夫をして、何年かやっていたところなのですけれども、これについては、やはりトレーラー同士の、農業機械だけではなくて、大型トレーラー、そういった形でも、荷台が多少擦れるとか、そういった場合もあると思われます。あと町内の国道と国道の間にある5丁目通りにおいても同じ事例が見受けられます。

こういうことも勘案しながら、強めの剪定、場合によっては撤去という形を進めて参りたいと思います。

以上です。

○議長(山下清美) 7番、橋本晃明議員。

○7番(橋本晃明) あとですね農道において、枝払いの必要性があるところがかなり見受けられたりとか、そういった部分もあるのですが、国の予算でもってそれを実施する地域の環境保全会っていうのがあるのですけれども、何て言うのでしょうね、事務作業の大変さだとか、集合日に必ず集まらなくてはいけないというのが負担になっていたりとかしてですね、なかなか地域の中でも、どんどん盛り上がっていくわけではなくて少し下火になってきているのかなと思いますけれどもね、これ活用できれば、町としての金銭的な負担というのは最低限に抑えられた上で実施していけると思いますので、この辺ですね他の団体とも連絡を取りながら進めていくというところに力を入れるべきではないかなと思いますけど、いかがでしょうか。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) ただいま多面的活動の部分の話かと思います。

こちらの事業、各保全会において計画的に年明けだとか、砂利引き行っていただいております。町としても、町の持ち出し4分の1という中で、とてもありがたい事業だと思っております。

今橋本議員おっしゃったその枝払いにつきましては、過去には本当に皆がですね集まって枝払いをしている姿を私も拝見をさせていただいておりましたが、枝払いにつきましても業者委託というものもできますので、そういった部分で構成員の方が忙しければそういう委託先がもしあるのであれば、そういう枝の剪定だとかっていう部分につきましては、委託も可能かなと思っております。

○議長(山下清美) 7番、橋本晃明議員。

○7番(橋本晃明) 農作業機にかかる部分では、いろいろありますけども、次の機会にしたいと思う。まだ準備が多分できていないのではないかなと思われる部分もありますので、したいと思いますが、一般質問でこの問題についてやりますというチラシに議会のかわら版に出たのを見た方からですね、うちの近所も何とかしてくれというような件数、結構あります。

実際にはなかなか道路を直すとかですね、そういったことは難しいですけれども、見通しをよくするとか、ちょっとしたことで周辺の住民の方がですね、明日改善したなと感じられるところってのはかなり多いと思いますので、大変だとは思いますけれども、道路の管理していく上で、パトロールを欠かさずですね、管理を徹底してやっていただきたいなと思います。

以上、いかがでしょうか。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

建設課長。

○建設課長(山田寿彦) おっしゃるとおり、これからもですね、パトロール等強化して、危険なところについては改善していきたいということは念頭に置いて、これからも実施いたしたいと思います。

以上です。

○議長(山下清美) 7番、橋本晃明議員。

○7番(橋本晃明) あとどのくらいの交通量っていうか利用だとか、そういったものが大きなポイントになるというお話ありました。公益性という部分で言うとですね、意外に知られていないのですけれども、西十勝農業センターという小麦や大豆の調整をしている工場、国道から工場に至るまでの部分というのはちょうど町道です。ここをですね、最近は非常に大型のトラックが入ってくるようになって、カーブで路肩を痛めるというようなケースが増えています。特に出庫する場合ですね、でき上がった製品を広尾なり、本州なりに移動する際は、30トントレーラーっていうのが入ってきますので、狭い町道、その取り付けのところでですね、やはり都度修繕が必要なぐらいなイメージになっているということで、この道路についてですね、勾配が急で、冬の出航などのときにはトレーラーが上がれないというような実態も聞いておりますので、ここについては、少し町の方でもですね実際現場を見た上で、何かしら手を打っていただいた方がよろしいのではないかなと思います。農業センターも今建て替えどうするかっていうのは問題があったりだとか、いろいろありますけれども、そこは生産者がやはりきちんと収支を考えた上で負担していく部分だと思いますけれど、こういう道路を直すということでですね、町としてもそこを支えていくっていうのは、非常に支援の仕方としては真っ当ではないかなと思いますがいかがでしょうか。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

町長。

○町長(阿部一男) 今の農業センターのですね、取り付け道路の部分については、大型化している、あるいは30トンのトレーラーが入るだとかそういう情報は、私の方にも入っていますのでね。

そんなことも含めながら、先程、他のところでも取付道路の話が出ていたりしましたけれどもね、やはりいろいろな経過の中で、少しでも大型になっても大丈夫なようなね、そんな支援は少し、少しじゃなくて、していかなければならないかなと思っているところでありますし、なおさら生産者の方もね、いろいろなその自分たちの利益のためにいろいろなことを考えるということの中でいくとね、農協と一緒になっていろいろなことを応援していかなければならないかなと思うところでありますし、それからまた先ほど問題になっていたですね、街路樹だとか、そんなところについてもですね、道路の幅だとかその辺はいろいろ難しいところはあっても、しっかりと皆がですね安全に通れるようなね、大型化の農業用機械であってもですね、取れるようなことの中で、いろいろ情報をいただければ、順次そういったところは改善しながら、切るものは切ったり、うまく剪定したりだとかね、そういうこともやっておりますのでね。それからまた先ほどあった、環境保全会とも協力しながらと言われましたけれども、なおさら、より協力しながらそういうこともね、しっかりとこうやって安心して道路を通れるようなね、そんな状況も作っていければなと思っているところでございます。

以上です。

○議長(山下清美) 7番、橋本晃明議員。

○7番(橋本晃明) いずれにしましても、本当にこれからもまた機械の大型化さらに進むものと思いますので、スピード感を持って対応していただければなと思います。

2番目の質問に移りますが、ここはもう書いてある通りかなと思いますが、米国においても非常に牛は軽症で済んでいるということと、牛乳を飲んで感染した人はいないということでありますので、そこは過度になんというか反応する必要はないと思いますけれども、まだこれからの問題、わからない問題が多いですので、注意だけはしていただきたいなと思います。飲んで、鳥インフルエンザなった人がいないっていうところだけは少し強調しておきたいと思うのですが、それらを含めてですね、これからどう管理していくのかお聞きしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。

農林課長。

○農林課長(寺岡治彦) 鳥インフルエンザのみならず、牛、いろいろな病気が持ち込まれます。野生動物とかに、そういった中では石灰を撒くだとか、生産者の方の方で基本的に衛生管理基準に則った基本的な対策を今後もこちらの方としては指導して参りたいと考えております。

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