令和6年第5回定例会会議録(9月11日_労働費)

○議長(山下清美) 第5款労働費第1項労働費、159ページ、160ページの質疑を行います。質疑ありませんか。4番、川上均議員。

○4番(川上 均) 労働諸費、1節の決算書159ページ、成果表151ページになると思うのですが、これ予算委員会のときもお話ししたのですが、求人情報検索システムの導入、いわゆる求人情報サイトシステムの保守点検委託料なのですが、成果として、令和5年度末15件となっているのですが、これはこのサイトを見て成立したということでよろしいのでしょうか、それともそのほかにいろいろなサイトありますね。そのほか、ハローワークもあります。そういった中での成立なのかどうかをお聞きしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) この15件の押さえ方なのですけれども、成立するごとに事業者のほうから契約が成立したので取り下げたいというお話があって、それを積み上げたものが15件なのですよ。

 だから、もちろんホームページだけではなくて、掲示板にも掲載していますし、ほかにもダブってというか、ほかにもいろいろなチャンネルを使って募集をかけているとは思うのですよね。

 だから、必ずしもこのホームページを見て、マッチング者がというのは、そこまでは把握していないです。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) そういう部分で、費用対効果の部分でいったら、私は疑問だと思うのですね。前回質問をさせていただいたのですが、情報の中で、社会保険の部分だとかが一部載っていない企業が結構あるのですね。

 そういう部分、今こういう求人サイトで、そういうサイトはないのですね。そういう部分では、前回統一様式が必要ではないかと質問したのですが、前向きに取り組むというようなお話を聞いたと思うのですが、その点について、お伺いしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 指摘されたの、記憶もあるのですよね。それで、もちろん担当と打ち合わして、至らない点、例えば雇用保険の話ですとか、そういったものに関しては直したつもりではいるのですよね。

 ただ、本当に細かいところまで掲載できるかというと、ハローワークという名前は使っているのですけれども、実際に斡旋をしているわけではなくて、あくまでも情報提供で、そのマッチングに関しては、事業者と労働者がおのおの話し合って決めてくださいという情報提供ですので、もちろんご指摘のとおり、できるだけ情報は載せるようにしますけれども、もし載っていないのがあれば、そういったことだとは思います。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) ただ、求人として働きたいなという方について、今このご時世ですから、やはり社会保険制度がきちんと整っている、尚且つ賃金も高いというのが最低条件だと思うのです。そういった部分で、見劣りする部分があったら、せっかく情報サイトを立ち上げても、これはもったいない話だと思うのですね。

 そして、私もいろいろ調べてみました。特に、インディードとか、コマーシャルやっていますが、民間求人サイトのほうが求人数多いのですね。ハローワークはそんなにはないのですが、そういった部分で、総体的に本当にこれ費用対効果として必要なのかどうかということを、必要だと言うのでしょうけれども、私は、やはり疑問だと思うのですが、それについてお伺いしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 予算委員会のときにも話しましたよね。川上議員は、必要ないという話と、僕は、できるだけ情報のチャンネルというのは多いほうがいいというお話をしました。

 必要か必要ではないかと言われると、今までも役場のロビーですとか、あるいは商工会の掲示板に同様の情報が掲載されているのですよね。チャンネルで言うと、今言った民間企業ですとか、あるいは新聞だとか、いろんなところで求人情報はあるので、なかったからといって情報が全く伝わらないかといったら、そういう時代ではないのですけれども、行政サービスの一環として紙で掲示してある情報というのをできるだけデジタルで、スマートフォンだとかホームページだとかで、見やすいようにというための事業であることをご理解いただければと思います。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) 問題は、やはりこれ行政でやるべき問題、事業なのかなということだと思うのですね。もちろんいろいろなチャンネルがあって、いろいろなところで見れるのはいいのですが、求人で募集して、その応募してくる人というのは、やはり基本的にはハローワークだとか、そういう求人の民間サイトを見て求めてくる人が多いと思うのですね。

 そういった部分での町としてやるべきなのかなという部分は、大きく疑問に思っているところです。これは見解の違いだと思うのですが、今年からタイミーとの連携協定も結んだということですが、タイミーの状況について、今現在の実績等ありましたら、お伺いしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 6年度の事業でございます。まだ協定して二月ぐらいしかたっていなくて、商工会等を通して、タイミーという仕組みがあるということを周知しているような段階で、もちろん補助金やなにかもつくったので、使って手数料がかかったところがあれば、その後、私どもというのは、その手数料を通して把握はできると思うのですよね。

 ただ、都度タイミーを使ったという調査をかけているかといったらそんなことはないので、これから勉強会等を通して、どれぐらいの企業というのが、そのタイミーという仕組みを使ってバイトを募集するかということは、これからの話だと思ってください。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) 事業者からの要望で実際に始まったのかなと思ったら、そうでもないみたいなのですね。このタイミー、6年度の事業だから、関連するということでお伺いしたいと思うのですが、これ経費的にはどのような、経費がある程度かかっているのか、それとも連携協定によってかかっているのか、それとも全くなくて、ただ、そういう連携協定だけなのか、その点についてお伺いしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) マッチングサイトというか、労働者とその事業者を結びつけるシステムなのですよね。事業者がタイミーというアプリに掲載する分に関しては、無料なのですよ。ワーカーと契約が結びついたときに、そのワーカーにお支払いした手数料というのが支払い、発生する仕組みになっています。今回連携協定と併せて、当初予算のときにも説明したのですけれども、その手数料の助成というのを仕組みとしてつくっているのです。

 ただ、要綱を作ったのが、まだ作ってから2か月ぐらいしかたっていないので、まだ申請というのがないような状態なので、年度いっぱいぐらいかけたら、その仕組みというのがうまく周知されていれば、手数料払ったところというのは、清水町に請求があると思います。かかっている経費に関しては、その手数料助成だけだということをご理解いただければと思います。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) やはり手数料が結局生じてきて、それが町が払うという形なのですね。そういう状況で、今お話を聞いたところによりますと、タイミー、僕も調べたのですが、清水御影のとんかつ屋が1件出ていましたけれども、いずれにしましても、これどうなのかなって、予算委員会のときもお話ししたのですが、これアルバイトですよね、はっきり言って。この隙間時間をアルバイトするというのが、これは時流に乗っているのかどうか知りませんが、やはり低賃金労働者を補完するような形のものなのかなということで、甚だ私は疑問だと思うのですが、今後の推移を見ながら、進めていただきたいなと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 働き方は多様化しているので、アルバイトだよねという言い方は改めてほしいのですけれども、本人が希望してアルバイトという形式、あるいは副業という形式や様々な働き方を選択して、その働き方ということを個人が選んでいるのだと思います。もちろんいろいろな考えがあると思うのですよね。

 ただ、需要があるからそういった事業があるということもご理解いただきたいなと思います。

○議長(山下清美) ほかに。続けますか。

○4番(川上 均) はい。

○議長(山下清美) 4番、川上均議員。

○4番(川上 均) ただ、やはり労働行政というのは、やはりそこにいる労働者を守るというのが基本だと思うのですね。

 そういった部分で、アルバイトという言葉が悪いのかどうか分からないのですが、隙間時間の1時間、2時間に働くというのがタイミーの一つの目玉だと思うのですね。

 そういった部分で、これ本当に町の労働行政にマッチするのかなというのが甚だ疑問だと思うのですが、その点について労働者を守るという労働行政の立場から見てどうなのかということを最後にお伺いしたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) もちろん川上議員がイメージする生涯雇用ですとか、正社員の登用だとかって、それにこしたことはないと思うのですよね。もともと商工会が募集しているマッチング事業というのも正社員、20事業者が42件、昨年このサイトで申し込んだのですけれども、正社員の募集というのは15件にとどまっているのですよ。

 隙間バイトは、その短期間のバイトの中でも、より短期間のバイトで、多分昔の考え方ではあり得ないような考え方かもしれないのですけれども、今、昨日か、おとといか、新聞にも載っていたのですけれども、ワーカーの登録者が9,000千人を全国で超えたというのもあります。

 働き方にもいろいろあって、タイミーのアプリを使って働いた人は、労働終了後、僅か2時間ぐらいで賃金が振り込まれるというメリットもあるようです。もっといいところとしてみたら、僕もずっと隙間バイトで人生というか、生計を立てるということには賛同しかねるのですけれども、そのタイミーのアプリを使って、隙間バイトというもので、もしその事業者とワーカーというのがその場でうまく合意できるのであれば、いわゆる引き抜きというものを推奨している会社でもございますので、ホームページだとか、紙や何かで募集をかけるというよりは、その全国大手のタイミーというアプリを、いわゆるフックというか、きっかけにして正社員登用というのが増えるというのが僕の描いているイメージだということをご理解いただければと思います。

○議長(山下清美) ほかに質疑ありませんか。6番、鈴木孝寿議員。

○6番(鈴木孝寿) すみません。横入りして申し訳ございません。僕は、どちらかというと、タイミー、面白いなと思っている人なのです。僕の周りの中でもタイミーがいっぱいではないですけれども、やっている方もいらっしゃいます。これ決算と違うこと言ったら怒られてしまうのであれなのですけれども、例えば建設課で、昨日もそんな話があって、草刈りとか何とかと、タイミー、登録したらどうですか。

 例えば、保育の代替、タイミー登録をしてみるとかという、何かそういうこともできるのではないかななんて思ったりもして、まあまあやればいろいろあるなとは思ってはいるのですけれども、ただ、某JAとお話をしたときに、やはり結構「でめんさん」は専門性があるので難しいのですよねと言ってたのは事実でありますし、ただ、やり始めて、まだ結果も何も出ていない中で、僕が判断するのはあれなので、しっかりと清水に合わせたような。

 でも、これタイミーは都会向けなのですよね。どちらかと言ったらね。それはもう多分分かっていると思いますけれども、でも、これ役場職員もタイミー使って、副業ができるというような形もいいわけですよね。ぜひ若い職員に推奨していいのか管理職という感じですけれども、まあまあいろいろなやり方を考えてほしいなと思います。

 以上です。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 今言ったように、昨日から問題になっているとおり、なかなか労働力というのが人口減少とともに不足しています。草刈りですとか、従来シルバー人材センターだとか、一部の民間事業者で担えていた事業というのがなかなかできなくなっています。

 かといって、直営に戻せるかといったら、それはそれでこう人事的、財政的な問題から、戻せないようなときもあります。今考えているのは役場も直接タイミーというものを使えるようにしたり、あるいはシルバー人材センターだったり、あるいは環境整備に係るところがタイミーを使ったりということで、高齢者ですとか、あるいはまだまだ余力のある人材ですとか、そういったものを少しでも活用して、清水町の経済が持続すればいいなという思いの下で、タイミーというものを活用したいと思っています。公務員が直接タイミーを使えるかというのは、今まさに総務省といろいろと見解の相違もあって、やり取りしている最中なのです。

 だから、これはできるということは、今この場では言えないのですけれども、最終的にはそういう時代も来るのではないかという話を、今、総務省と直接清水町が第1号になってできるかどうかというのを話している最中なので、もう少しお時間を頂ければなと思います。

○議長(山下清美) ほかに質疑ありませんか。8番、桜井崇裕議員。

○8番(桜井崇裕) 今の働き方なのですが、実際今、私のうちに朝の搾乳だけ搾乳をしたいという女性が、20代の女性なのですが、本来は新得の育成牧場に哺育の関係で500600の牛を担当していて、ただ、朝の早い時間でも搾乳の仕事をしたいということでうちに来ていただいているのですが、そういった働き方もこれから意欲があればどんどんできるのかなという思いがありますので、そういった今のタイミーでないですけれども、そういう働き方もありなのかなという考えを持っているところでありますので、今後しっかりと見てまいりたいと思います。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。商工観光課長。

○商工観光課長(前田 真) 今、桜井議員がおっしゃったような声が僕のところに多く届いての話なのです。特に、農業のいわゆる「でめんさん」と言われている人ですとか、パートタイムと言われている人で、募集はかけているし、あるいは人材派遣会社に登録して、かなり苦労されて人を集めているという実態があるということは僕も把握しています。そういったものの一助に少しでもなればいいなということと、今まさに桜井議員がおっしゃったのですけれども、働き方というのが少しずつ変わっていて、今までは一人一つの仕事しかやらなかったものが、自分のメインの仕事がありながら搾乳の仕事をやりたい、自分のメインの仕事がありながら農業体験的にバイトをしてみたいという考え方があるので、そういった時代の需要というものに少しでも寄り添えるような働き方というのをこれから研究して、でも、なおかつ川上議員が言うように、それでいて労働者にあまり不利にならないような形を行政としては模索しながら進めてまいりたいと思います。

○議長(山下清美) ほかに質疑ありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(山下清美) これで質疑を終わります。

 以上で労働費の質疑を終わります。

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