○議長(山下清美) 日程第5、報告第1号、健全化判断比率の報告について、報告第2号、資金不足比率の報告について、以上2件を一括議題とします。
提出者より提案理由の一括説明を求めます。総務課長。
○総務課長(神谷昌彦) それでは、報告第1号、健全化判断比率の報告について及び報告第2号、資金不足比率の報告についての2件について一括してご説明させていただきます。
健全化判断比率及び資金不足比率は、いずれも地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づきまして、監査委員の審査を経て議会に報告し、公表することが義務付けられているところでございまして、令和5年度決算に基づき算定しました各比率を報告するものでございます。
各比率の算定結果と併せまして、説明資料を添付させていただいておりますので、簡単にご説明させていただきます。
最初に、報告第1号、健全化判断比率でございますが、議案1ページの上、1、健全化判断比率の状況(令和5年度決算)をご覧ください。
報告いたします実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の4指標につきまして、本町の算定結果と法令が定めます早期健全化基準、財政再生基準の基準値を記載してございます。
各比率の状況でございますが、真ん中の2、実質赤字比率、連結実質赤字比率の状況(令和5年度決算)に記載のとおり、一般会計の収支が赤字か黒字かを示す実質赤字比率につきましては、実質収支額が286,979千円で黒字となっております。
一般会計のほか本町の全ての会計の収支を足し合わせ、町トータルとして収支が黒字か赤字かを示す連結実質赤字比率につきましても、実質収支額と資金剰余額の合計が1,136,952千円で黒字となっております。
2ページに参りまして、一番上3の実質公債費比率の状況(令和5年度決算)でございますが、ご承知のとおり実質公債費比率は、一般会計の標準的な年間収入が借金の返済にどの程度充てられたかを過去3か年平均で示す指標でございます。
算定結果は、令和3年度から令和5年度の3か年平均で8.9%となったところであり、前年度算定値8.8%を0.1ポイント上回ったところでございます。
前年度を上回った要因につきましては、主に平成28年度台風災害の際に借入れしました地方債の元金償還や大型建設事業の実施に伴う元金償還が増加したことによるものでございます。
3ページに参りまして、4、将来負担比率の状況(令和5年度決算)でございますが、将来負担比率は、背負っている借金が一般会計の標準的な年間収入に比べ、どの程度の大きさであるかを示す指標でございます。
算定結果は、昨年度に引き続き充当可能財源等が将来負担額を上回り、比率が算定されてなかったところでございます。
続きまして、報告2のほうに移ります。報告第2号、資金不足比率の報告についてでございます。
議案の1ページになります。
1、資金不足比率の状況(令和5年度決算)をご覧ください。
資金不足比率は、公営企業会計における事業規模に対する資金不足額の割合のことで、公営企業の経営状況を示す指標でございます。算定対象となります水道事業会計、下水道事業会計はいずれも資金剰余額を生じており、資金不足額は発生しておりませんので、資金不足比率もございません。
以上、報告第1号及び報告第2号の説明をさせていただきました。よろしくお願いいたします。
○議長(山下清美) 報告事項ですが、質疑がありましたら許可します。質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(山下清美) 質疑なしと認めます。報告第1号及び報告第2号は報告済みといたします。