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○議長(山下清美) 日程第1、一般質問を行います。
順番に発言を許します。
9番、佐藤幸一議員。
○9番(佐藤幸一) 9番、佐藤幸一です。
議長の許可を頂きましたので通告に従いまして質問いたします。
阿部町長任期最後の定例会に当たりまして町民から強い要望がございます3項目4点について見解を伺いたいと思います。
大項目1、JRに関する問題です。
小項目1、清水駅跨線橋対策について伺います。
この件は幾度となく伺ってまいりましたが、一向に前進が見られません。そこで新たな提案をしたいと思います。跨線橋をハーモニープラザと繋ぎ、ハーモニープラザのエレベーターを利用するとホームのエレベーター1基で対応できることとなり、投資額も大幅に減少すると考えます。この提案を基にJR北海道と協議していただきたいと思いますが、町長のお考えを伺います。
また、清水高等学校のスクールバスの清水帯広線バス一般利用開始以来の利用状況についても伺います。
小項目2、清水10号道路踏切の拡幅について伺います。
清水10号道路の踏切は通勤や通学のラッシュ時は車と人が狭い踏切を横断しなければならず非常に危険でございます。特にこれからの降雪時期になるとさらに危険です。以前、阿部町長にお聞きしておりますが、その後の対応について伺います。
小項目3、御影駅舎トイレの整備について伺います。
御影駅舎のトイレが廃止されてから数年経過しましたが、その代用トイレが本通3丁目ではあまりにも不便です。この際、町がコンパクトなトイレを整備し、JR北海道が管理する公設民営方式を取っていただきたいと考えますが、その対応について伺います。
大項目2、次に公衆浴場に関して伺います。
高齢者の入浴料減額について。公衆浴場は生活環境の確保を図るために必要な施設でありますが、高齢者にとっては憩いの場であり、楽しみの施設でもあります。1回の入浴料480円では週2回が限度であるとの話も聞いております。この際、他町、足寄、大樹町で実施している高齢者の減額措置を本町でも取り入れる考えはないか、伺います。
大項目3、最後に新型コロナウイルスワクチン任意接種の助成について伺います。
新型コロナウイルスワクチン接種は、本年度から特例臨時接種から定期予防接種となり、公費負担を受けながら希望者は接種を受けることになりましたが、定期接種対象者とならない任意接種者は1万5,300円の負担が生じることになりました。
この任意接種者に対し、新聞報道によると、十勝管内では士幌町、中札内村、池田町、豊頃町、足寄町、浦幌町の6町村が助成措置を講じ、特に士幌、豊頃、足寄、浦幌の4町は全世代を対象とし、助成額も生後6か月から高校3年までと特に手厚く住民の健康と生命を守る姿勢が鮮明に打ち出されております。清水町民も6町村に住まなくても同じ恩恵が受けられるよう助成措置を講じていただきたいと考えますが、町長の所信を伺います。よろしくお願いします。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。町長。
○町長(阿部一男) それでは、佐藤議員の3つの大項目3点の質問についてお答えをさせていただきます。
まず、大項目1点目、JRの施設整備についてお答えをいたします。
まず、その中の小項目1点目の清水駅の跨線橋対策についてでありますけれども、これまで幾度となく議員によりご質問を頂きました。エレベーターの設置については、JR北海道の財政状況を見るとJR北海道で整備することは難しいこと、また町が負担して整備することとしても、多額な費用負担が生じ、町の財政状況を鑑みると難しい旨、答弁をさせていただいております。その状況に変わりなく、見通しは厳しいと認識しております。
そのような中、議員より提案いただいたハーモニープラザと跨線橋をつなぐことについては改札口の問題やエレベーターを1基としても多額な整備費用が予想されるため難しいと考えます。
今後も町村会や十勝圏活性化期成会を通じ鉄道施設の整備に対する財政支援の要望を行ってまいりたいと考えております。
なお、質問にありました清水帯広線の利用状況でありますが、平成30年度より運行を開始し、平成30年度で延べ1,456人、令和元年度で1,672人、令和2年度1,184人、令和3年度1,420人、令和4年度1,438人、令和5年度1,570人と、コロナ禍で一時利用者が減少しましたが、現在は回復してきている状況にあります。主に帯広方面の病院への通院手段として利用されていると認識しております。
次に、小項目2点目、清水10号道路の拡幅についてですが、この点についても、以前、通行者の安全確保を図るべきとご質問を頂き、拡幅については全て町負担で施工することになり、費用も高額となることから難しく、JR北海道と連携しながら町民の安全を図る旨、答弁させていただきました。
その後、令和4年度になりますが、改めて拡幅と歩道の設置に関しましてJR北海道と協議しましたが、その協議において、踏切内の工事はJRの発注工事となること、踏切内の拡幅・歩道設置は、原則、立体交差を前提とし、客観的に立体交差ができない場合は拡幅となるが、その際は1年から2年の通行止めを行う必要がある旨、回答を得ているところであります。このことから踏切内の道路拡幅については費用などから難しいと判断しているところであります。
次に3点目の御影駅舎トイレの整備についてですが、御影駅のトイレについては、令和3年10月より廃止され、現在に至っております。廃止の理由としては、設置から53年が経過し、汲み取り方式であること、トイレに生活ごみが投棄され、処理費用がかさんでいること、列車には全てトイレが完備されていることなどがあります。
議員ご提案のトイレの公設民営方式でありますが、本町でトイレを整備することは財政運営上難しいこと、廃止理由である全ての列車内にトイレが完備されていることや管理費用の負担などから実現は難しいと考えられます。
トイレの廃止に伴い、町としては御影市街地にある公共施設を利用していただくよう周知するとともに令和4年度に御影本通トイレを通年開放できるよう改修したところであります。引き続き公共施設や御影本通トイレを利用していただくよう周知してまいります。
次に、大項目2点目、高齢者の入浴料の減免についてお答えをいたします。
高齢者にとって、公衆浴場は入浴の場であるほか、地域社会との交流や健康増進に必要な憩いの場であることは認識しております。
また、十勝管内における公設公共公衆浴場においては8町村が高齢者向けの入浴料を設定しています。しかしながら、本町においては財政の健全化や他の公共サービス提供確保の観点からも高齢者等の入浴料の減免を行う予定はございません。
なお、生活困窮世帯等につきましては経済支援を目的に入浴料に応分する助成を検討してまいりたいと考えております。
続きまして大項目3点目の新型コロナウイルスワクチン任意接種への助成についてお答えいたします。
新型コロナウイルスワクチン接種については、本年度から65歳以上の高齢者と一定の基礎疾患のある60歳から64歳までが予防接種法において定期接種の対象者とされ、本町におきましては本年10月から町内医療機関等において公費負担のある定期接種を開始しているところであります。
ご質問の任意接種に対する助成につきましては、十勝管内では現在6町村で助成措置を実施していることを承知しておりますが、基本的には公費負担は予防接種法の定める定期接種と考えており、現状の感染状況等も考慮した上で現時点では任意接種への助成については考えていないところであります。
以上、大項目3点にわたる答弁とさせていただきます。
○議長(山下清美) 9番、佐藤幸一議員。
○9番(佐藤幸一) 再質問をさせていただきます。
初めの大項目1のJRの問題について質問いたします。
跨線橋対策の一環として清水高校スクールバスの運用を図っておりますが、朝夕の1往復では十分とは言えないと思います。その費用対効果について伺います。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) 清水帯広線の費用対効果という点のご質問でございますけれども、現在、議員ご指摘のとおり朝夕1往復の運行となっております。この点につきましては、町単独の補助路線という形で運行しておりますので、現在、利用者も増えてきているところでありますけれども、引き続き利用者の方々の利便性向上というものを目指しながら運営主体であります十勝バスとも協議していきたいと考えております。
○議長(山下清美) 9番、佐藤幸一議員。
○9番(佐藤幸一) 分かりました。
10号道路踏切について質問いたします。本当に見ていたら危ないのですよ、歩く人と車が擦れ違うときには。10号道路踏切問題は今後も実現に向けて取り組んでいただきたいと思いますが、再度、お聞きします。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) 10号道路の踏切拡幅等についてなのですけれども、先程町長の答弁にもあったとおり基本的にJRと協議した中では立体交差での通行に関する前提の協議となっております。
実際のところ、立体交差はあの地域では無理だと我々も認識しておりますので、拡幅についても協議を進めているところなのですけれども、実際のところ、拡幅にしても立体交差にしても通行止めの期間が長期間になることが予想されます。ましてや費用の面もあるので、そういったことも含めて慎重に検討していきたいと考えております。
以上です。
○議長(山下清美) 9番、佐藤幸一議員。
○9番(佐藤幸一) 大変苦しいところでありますからよく分かりました。
最後のコロナウイルスについてお聞きしたいと思います。清水町民の健康と生命を守ってこそ清水の町長です。新型コロナは全国的に広がりを見せております。ぜひ対象となる全町民が接種を受けやすい環境を整えていただきたいと考えますが、再度、お聞きします。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。保健福祉課長。
○保健福祉課長(藤田哲也) 私のほうから再質問のほうにご答弁をさせていただきます。
現在の新型コロナウイルスワクチンにつきましては定期予防接種法ではB類として主たる効果を重症化の予防という点において実施をされているところでございます。
また、コロナウイルスの定点報告というのがありますけれども、現状では、若干、冬場に北海道も上がっておりますけれども、昨年度の最高潮時から比べれば半分以下というような感染状況という点もございますし、また国が出している定点報告の中では、コロナにかかって入院しますよ、いわゆる重症化しましたよというような方については60歳以上の方が8割以上を占めているということでございます。
さらに、昨年、令和5年度に行いました臨時特例接種として無料で行った集団接種、それから個別接種、この中では65歳未満の方の接種率というのが16%程度にとどまっているというような接種状況、こういった点を総合的に勘案いたしまして現状の感染状況等の中では公費負担をもって任意接種に対応していくというところについては現状ではないということで町長から答弁があったところでございますのでご理解のほうお願いを申し上げます。
○議長(山下清美) 次の発言を許します。
1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 2項目にわたって質問します。
大項目1番目、アイスホッケーの振興について。
アイスホッケーは清水町において約90年の歴史があり、町民に親しまれてきたスポーツでありますが、施設の老朽化に伴う整備や町内での競技人口の減少などの課題も挙げられます。これまで町としてアイスホッケーの振興のために行ってきた取り組みとその評価また今後の振興策について伺います。
大項目2番目、令和6年度の除雪について伺います。
冬期における降雪対策として町内の除雪作業は町民の安全を守るために非常に重要な役割を果たしています。特に通勤・通学路における除雪が不十分であった場合、町民の安全に大きな影響を及ぼすことになります。これまでの除雪の成果を踏まえた令和6年度の除雪の計画、通勤・通学路の安全確保、担い手不足の改善、町民からの要望や周知について伺います。よろしくお願いします。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。教育長。
○教育長(山下 勇) 大項目1についてお答えいたします。
本町のアイスホッケー競技は御影村で昭和12年頃に端を発し、昭和24年にはリンクづくりとチームづくりが始まり、活動が活発になったことを契機に町では昭和55年度に御影アイスホッケー場を、平成4年度に現在の清水町アイスアリーナを整備し、その振興に進めてまいりました。
この間、地域のアイスホッケー協会が核となり、各種大会の開催や競技チームの強化、競技会の開催、施設の運営など地域と共にアイスホッケーの振興にご尽力いただいております。
平成4年のアイスアリーナの開設後は町内のアイスホッケーチームは21チームで競技人口500人でしたが、現在、アイスホッケー協会加盟団体は少年団を含め14チーム330人程になっております。小学生・中学生においては、以前は清水・御影両校に少年団・部活動が設置されていましたが、平成17年頃から町内合同チームとなり、中学生においては平成26年頃から十勝連合チームとなるなど、児童生徒の減少に伴い、その枠組みが変更されてきております。
しかしながら、清水御影アイスホッケー少年団は、近年、40人前後で推移し、本年度は36名で清水町の少年団の中では一番会員が多いことからアイスホッケーがしっかりと地域に根づいていると思っています。
競技人口が減少している中ではありますが、清水アイスホッケー協会においては幼児から一般を対象とした大会を年17回程開催するとともに、小中学生を対象としたアイスホッケー教室や未就学児を対象とした幼年アイスホッケー体験会のほか氷上スポーツ体験会などの体験学習の開催、利用状況や大会記事などを掲載したアイスアリーナ通信やホームページによる情報発信を行うなどアイスホッケーの普及に努めております。
同時に、加盟チームであります少年団や中学校、高等学校等においては、アイスアリーナでの練習の成果が遺憾なく発揮され、各種大会で常に全国を狙えるレベルであることは周知のところです。
アイスホッケーをはじめとした冬期スポーツ人口は減少傾向にあり、全国中体連においても全国大会の廃止の方針が出されておりますが、歴史あるアイスホッケーの町として今後も環境整備や競技支援を続けるとともに、学校教育の中でも、アイスアリーナの活用を促し、アイスホッケーに親しんでもらえるよう取り組んでまいりたいと思います。
以上、答弁とさせていただきます。
○町長(阿部一男) それでは、私のほうから大項目2の除雪につきましてお答えをさせていただきます。
本町の除雪業務につきましては町の直営及び業者委託により実施をしております。今年度の除雪に関しましては、去る11月13日に委託予定事業者を参集し、除雪会議において業務内容を確認させていただいております。
その中の代表的な内容としては、おおむね連続した積雪が10センチ程度に達すると判断した段階で除雪の出動を判断すること、作業時間開始は午前4時を基本とする上で積雪状況により開始時間に柔軟性を持たせること、通学路やスクールバス路線を確認し適切な除雪に心がけること、車道は極力広く除雪することなどを確認したところであります。
近年は、一度に大量の降雪や日中も降り続く雪や強風による吹きだまり解消の対応など気象の状況に変化が生じ、対応に苦慮しているところでありますが、各関係機関や除雪業者とも連携してよりよい除雪体制が構築できるよう努めてまいる所存であります。
また、除雪の担い手不足に関しましては、本町に限らずオペレーターの高齢化や除雪機械の老朽化等、様々な問題があると承知しております。本町の除雪事業については複数の事業者から成る企業体で業務を担っていますが、持続可能な除雪体制を維持するため町の商工業人材育成確保事業による免許取得費用の一部助成を有効に活用するなど新規参入者の確保を進めていきたいと考えております。
町民からの要望につきましては、玄関先や車庫前に雪を置かれていくとの苦情が多いですが、限られた時間内で道路通行の確保を行わなければならないため道路の雪を両端に寄せていく方法で実施しております。このため自宅や車庫前に雪を残していくこととなりますが、ご理解とご協力をお願いしております。
また、自宅敷地内の雪を道路上に捨てる方がおりますが、道路に雪を捨てることは事故誘発や作業時間の大幅な増加にもつながるため絶対に行わないよう広報やホームページでの注意喚起を行ってまいります。
さらに本年10月より町の公式LINEアカウントが開設されましたので、町からの除雪に関する情報や注意喚起の発信や住民からの通報の受付等で運用していく予定であります。
今後も気象条件や降雪・積雪の状況に応じた対応と交差点の視界確保に努め、児童、高齢者、車両が安心して通行できるよう対応してまいりたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 大項目1番から再質問をさせていただきます。
まず、アイスホッケーの町ということで清水町でもアイスホッケーは歴史があって、これからも町民の方に愛される町のアイスホッケーであるように今回質問させていただきたいと思います。
まず、お聞きしたいのですけれども、施設についてなのですが、アイスアリーナは平成4年から始まっているということだったのですけれども、長期的な施設の整備計画などは今あるのかどうか、お聞きしたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。社会教育課長。
○社会教育課長(安ヶ平宗重) 長期的な修繕計画でありますけれども、この後、予定しているのは、屋根の防水工事であったりとか、それ以外に施設内の控室の壁の修繕であったりとか、またはLED化工事など、総合計画に載せてそれぞれ計画しております。どちらのほうも、たくさんあるのですけれども、いかんせん費用が1千万円単位でかかるものでありますので財政状況を鑑みながらできるところから実施していく計画であります。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) いろいろお金がこれからもかかるよということが分かりました。
整備計画、計画書みたいに文字起こしをしているわけではなくて、そういう町民が見られるような形になって整備計画があるわけではないかどうか、伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。社会教育課長。
○社会教育課長(安ヶ平宗重) 町民の方が見られるかははっきりとしていないのですけれども、今、私が申し上げた項目及び金額につきましても総合計画の実施計画の中において記載してございます。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 町のアイスホッケーを続けていくこととして。これからも計画的に施設の整備などをしていっていただけたらと思います。
次なのですけれども、今回、町長のまちづくり懇談会の資料を見てみたところ、スポーツ指導者の養成だったり資格取得に対する支援などもしていますよと記入されていたのですけれども、アイスホッケーについても同じだと思いますが、指導者の養成や資格取得に対する支援は今どのように行われているか、また成果などがあればお聞きしたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。社会教育課長。
○社会教育課長(安ヶ平宗重) 各スポーツ競技の資格取得の奨励事業でありますが、こちらにつきましてはアイスホッケーのみならず少年団の指導者が新たに資格を取得する場合もしくは現在持っている認定資格を新たな資格に切り替える場合の助成をしております。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 全てのスポーツにということだったのですけれども、アイスホッケーも同じでそういった関わりがある資格を取って資格を取得する方もいたりするということだと思うのですけれども、何人くらいだったりとか、どういった資格を取って、資格を取った方の反応とかはどうなのか、伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。社会教育課長。
○社会教育課長(安ヶ平宗重) 申し訳ありません。今、手元に資料がないのですが、令和の2年程から少年団の資格から新たな資格に切り替わることがありまして、それに対して、講習費用、そして認定費用など補助しております。その中でアイスホッケーの少年団の方から申請があったかというのは今定かではないのですけれども、それ以外の競技については、資格の申請、そして助成を行っておりまして、近隣の他町よりも十分手厚い助成をしていると認識してございます。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 町としてスポーツの少年団などを支えるために支援していただいているのでこれからもお願いしたいと思います。
次なのですけれども、町民がより親しみを感じるようにアイスホッケーと関わる取り組みを先程ご答弁いただいて、小中学生を対象としたアイスホッケー教室などといろいろやってきてくださっているということなのですけれども、今までに何年ぐらい続けてきているのか、年に何回あって何人くらい参加したのかということが分かればお聞きしたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。社会教育課長。
○社会教育課長(安ヶ平宗重) 小学生、そして未就学者が対象の体験教室でありますが、こちらにつきましてはアイスホッケー協会の中でやっていただいておりまして。申し訳ありません。今、本町のほう、教育委員会のほうでその人数・回数については手元に押さえていないところでございます。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) なかなか参加する方が少ないのだと町民の方から聞いていたのでどれぐらいの参加があるのかなと思ってお聞きしました。
親しみを持ってもらえるようにアイスホッケーと関わっていってもらうことが大事だと思いますので、町民がより感じてもらえるようにと思っております。子供、小中学生とか小さい子を対象にということだったのですけれども、町内の大人の方向けには何かそういった取り組みなどはありますか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。社会教育課長。
○社会教育課長(安ヶ平宗重) アイスホッケーの振興につきましては、アイスアリーナの委託をしておりますアイスホッケー協会と連携して行っておりまして、体験教室、そして大人向けの講習会などにつきましてはアイスホッケー協会のほうで担っていただいているところでございます。
その上でアイスホッケー協会においては、町民スケートの日であったりとか氷上スポーツの体験会などをメニューとして持って実施しておりますので、そちらのほうで一般の方も参加されているものだと思っております。
そのPRにつきましてもアイスホッケー協会のほうでホームページであったりとか新聞折り込みチラシであったりとかして十分な周知をしており、十分周知しているのですけれども、町の人たちのアイスホッケーを行ってみようというそういう機運を盛り上げるにはなかなか時間を要するものかなと思っております。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) アイスホッケー協会で取り組んでいただいているというのは私も承知しております。アリーナ通信なども新聞折り込みがされているので見ています。
公民館講座みたいなのだったり、町内ツアーでバス学習みたいなのを公民館講座で社会教育課でなさっていると思うので、その一環としてアイスアリーナツアーとか例えばアリーナでの直接の試合の観戦だとか今で言えばICTを活用した試合観戦だったりとかそういった取り組みもあったらいいのではないかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。社会教育課長。
○社会教育課長(安ヶ平宗重) 社会教育課のほうでは、昨年になりますけれども、清水と新得の子供たちを集める事業がございまして、その中でアイスアリーナを使いまして長靴アイスホッケーの体験会を実施しました。清水と新得、合わせて50人ぐらいの子供が参加して、初めてアイスアリーナに来たとかという子供もいましたので、そういった事業を今後も講座の中の一つとして続けていきたいなと考えております。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) ICTを使って試合観戦を見るようなシステムを社会教育課だけではなくてほかの課とも連携してできるかどうか、伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。社会教育課長。
○社会教育課長(安ヶ平宗重) 以前、ICTといいましょうか、アイスアリーナでの試合の動画を撮影してリアルタイムで配信するということも提案を受けたことがあるのですけれども、なかなか動画をどれだけの人が見るだろうかなというのは少し不安感がありまして、それに対する費用対効果を考えまして今は取り下げているところでございます。
今後、アイスアリーナにおいて例えば全道レベルの大会がたくさん開催されるようになれれば、ICTを使ってリアルタイムで試合情報を流したりとか、ほかのアリーナのほうでは実施していますので、そういった配信も利用頻度が上がってくれば、もしくは注目度が集まってくれば考えていくこともできるかなと思っております。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) アイスホッケーがもっと広がったらいいなと思っているので今後も検討をよろしくお願いします。
次なのですけれども、さっきご答弁いただいて、学校教育の中でもアイスアリーナの活用を促していくよということだったのですけれども、現在までの状況は、清水だったり、御影だったり、どうか伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。学校教育課長。
○学校教育課長(渋谷直親) 学校教育の中でアリーナを使っているというのは、中学校が、今度、小中一貫教育を進めていくに当たって御影の小中学校で合同で授業を行うとかそういう授業はこれから行う計画をしているところです。その他、清水小中学校に関しては今のところアリーナを使って授業ということは実施のほうはしていないところです。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 私は御影に住んでいるので当たり前だと思っていたのですけれども、中学校に入ったらアイスホッケーをアイスアリーナでやるものだと思っていて、自分も中学生のときはアイスホッケーがある小学校に通っていたので当たり前だと思っていたのですけれども、清水はアイスホッケーをやる機会がないというのを今回聞いてびっくりしているのですけれども、今後、時間、何単位か使って清水小学校や中学校でアイスホッケーの授業を取り入れるということは可能かどうか、伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。学校教育課長。
○学校教育課長(渋谷直親) アイスホッケーは清水町の大切なスポーツだと思っておりますので、議員のおっしゃるとおり、これは学校のこれからの教育課程の中でいろいろ相談しなくてはならないところなのですけれども、例えばアイスアリーナに行く時間が取れないということであればアイスアリーナの方に用具を持ってきていただいて学校のアウトリンクで授業を行っていただくとか少しでも子供たちがなじめるような体験できるようなそんな機会は考えていきたいかなと考えております。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) アイスホッケーをなさっているご家族から、もっともっと清水の方に愛される競技になってほしいということだったので小中学校でもと思って質問いたしました。
また、提案なのですけれども、例えば出前出張授業といいますか、アイスホッケー協会の職員や、選手に来ていただいて小中学校で出前出張授業をしてもらってアイスホッケーの魅力をより伝えることはどうかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。学校教育課長。
○学校教育課長(渋谷直親) 今言われた出前授業みたいなものは、先程も少しお話ししたのですけれども、検討してもよろしいかなと思っています。例えば、選手というところでいうと、例えば高校ともいろいろ連携もしておりますので、そういったリンクができたときに清水高校のアイスホッケーというのが近くにありますからそんなことで協力できないのかなとかそんな相談もしてみたり、今までにないような体験は行っていきたいかなと。
ただ、学校の指導時間の中に冬のスケートの授業って約7日から10日間ぐらいしか取っていないのですね。その中で学校の中で教育目標でこういうことをやるということを示しているところでもあるので、その中でホッケーというものを組み入れられるかというのは学校との協議が必要になってくるのかなと思っております。
ただ、生徒指導要領というか、指導課程の中に北海道独自のそういう地域性を生かしたスポーツに取り組みましょうということも書いてありますので、そこも清水町という特性を考えながら実施できればいいのかなと考えているところです。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 清水全体として小中学生の皆にも親しみを持っていただける取り組みが今後あったらいいなと思っております。
次なのですけれども、清水のふるさと納税の返礼品にアイスホッケーの3日間強化合宿400千円というものがあるのですけれども、こちら、今、利用状況とか、あと評判はどうか、伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) 企画課、鈴木でございます。
ただいまふるさと納税に係りまして、アイスホッケーの返礼品としまして議員のほうから400千円の3日間コースというお話がありました。そのほかに700千円の5日間コースというのがありまして2つの体験コースをふるさと納税の返礼品として提供させていただいております。
実績といたしましては、5日間コースは昨年1件、今年度1件という形での寄附を頂いております。来ていただいた方と寄附していただいた方の評判は大変よろしくて、大変この体験はいいものだというような評価を頂いているところであります。
現在、ふるさと納税につきましてはいろいろな体験型というものをかなりどの自治体も取り入れている状況にございますので、今後も、事業主であるアイスホッケー協会様との協議というのは必要になるかと思いますけれども、体験型というものを十分にPRしていきたいと思っております。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 昨年も今年も1件ずつということだったので、よりふるさと納税のアイスホッケーでも親しみを持ってもらえたらうれしいなと思います。
次なのですけれども、町の魅力発信として伺いたいのですけれども、移住体験や保育所留学などでもアイスホッケーに関わるような機会があるか、伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。商工観光課長。
○商工観光課長(前田 真) 移住体験住宅を活用しながら清水町の移住を目指している方というのは何件かいらっしゃって、結果、アイスホッケーをきっかけとして移住に結びついている方というのも、年間二、三件なのですけれども、いらっしゃるのですよ。保育園留学に関しては目的はどちらかというと子育てがメインでいっているので、今のところホッケーを目的に保育園留学をされるという方は存じ上げておりません。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) せっかく清水と関わることが移住体験であったり保育所留学でもあるので、アイスホッケーに対しても関わるような取り組みができたらいいなと思うのですが、今後、そういった予定はありますか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。商工観光課長。
○商工観光課長(前田 真) 繰り返しの答弁になるかもしれないのですけれども、もともと第6期総合計画の中で清水町のまちづくりのメインに据えているものとして「強みを活かしたまちづくり」というのがあります。その強みの一つがアイスホッケーであるということは教育委員会に限らず町長部局も共通の認識でございます。
もちろん、私どもも移住・定住を進めていたり、あるいは経済振興というのを進めていく中でその強みというのを最大限生かしながらまちづくりを進めていくというのは、どこの部署でも変わらない目標として持っておりますので、今後についてもアイスホッケーというものがどうまちづくりや経済振興に結びつくのかということを考えながら、今あったご指摘のようなことに取り組んでいければと考えております。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 今の答弁で理解いたしました。
次なのですけれども、町のホームページを見たところアイスホッケーに関する情報があまりないので、例えばホームページのアイスホッケーはトップ画面にあることとアイスホッケー協会へのリンクしか今のところ私が探したところは見当たりませんでした。アイスホッケーの町と言っているので、もう少しホームページを開いたところでアイスホッケーのことを知れるようなページがあったらいいなと思うのですけれども、そういった点はどうでしょうか。伺います。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) ホームページにおけるアイスホッケーの取り上げ方について、今、議員ご指摘のとおりアイスホッケー協会様のホームページのリンクというのがあるしかない状況ではあるかと思います。
ホームページとして今まで行政情報をいかに皆様にお伝えするかという形で作ってきたという観点もございまして、なかなかそういうスポーツ振興ですとか細かなところまでホームページのほうでトップ画面から見られるような状況にはなっていないというのは確かでございます。
今後、ホームページを通じていかに清水というものをアピールしていくかということも大切になってきますので、議員ご指摘のアイスホッケーというものをどう取り上げていくかというものは、今後、検討の一つとさせていただきたいと思います。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) アイスホッケーだけではないのですけれども、ホームページで「アイスホッケー」と検索窓に入れると議会の答弁しか出て、「しか」ではないのですけれども、議会の答弁がまず先に出てきてなかなか見たい情報にたどり着かないので、「アイスホッケー」と入れたらもう少しアイスホッケーのことにつながるような情報にしてほしいなと思うのですけれども、ほかのやつも全部同じで「除雪」と入れてもなかなか町民が見たいだろう除雪のページに行かなかったりだとか、ほかのものも同じなのですけれども、議会のものと町民の方が見たいなと思う情報が分けて検索できるといいなと思っているのですが、いかがでしょうか。関わりないこともあるかもしれないので分かる範囲でお願いいたします。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) ホームページに載っている情報がよく検索サイトでキーワードを入れてすぐに町のホームページの内容に行くということは確かに少ないことも事実であります。確かに清水町といえばどうしても静岡県ですとかそういうところが一番上に出てきてしまうということもありますけれども、検索の数をいかに増やしていくかということもそうですし、キーワードをどういう形で載せていくかというのが大切になってくるかと思っております。
今後、我々の知識の範囲内では限界もございますので、ある程度、知識を持った方々の助言を頂きながら、どういう形で検索キーワードをつくっていくかということはよくよく調査なり検討をさせていただきたいなと思います。
○議長(山下清美) ここで休憩します。再開は11時5分とします。
(午前10時54分)
○議長(山下清美) 休憩前に引き続き会議を開きます。
(午前11時05分)
○議長(山下清美) 一般質問を続けます。1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 大項目2項目に移りたいと思います。
除雪についてなのですけれども、まずお伝えしたいのは、いつも毎年除雪をしていただいてとても感謝しております。町民の方も、もちろん要望はあるのですけれども、除雪してもらってとても助かっているという言葉がたくさん聞こえますので、まずそれをお伝えしたいと思います。
再質問に移りたいと思います。答弁でもいろいろ伺ったのですけれども、まず昨年の降雪状況や除雪作業における問題点、例えば遅延だったり作業が足りなかったなどがあればどんな問題点だったか、お聞きしたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) まず、初めに感謝の言葉を述べていただいて大変ありがとうございます。普段やって当たり前の世界なので、こういった優しい言葉をかけていただけると大変ありがたいです。
続きまして、昨年度の除雪の回数等の出動状況についての説明なのですが、令和5年度に関しては、大きく分けて、降雪時の全車除雪並びに吹雪、風が吹いたときによる吹きだまりの除雪、そしてあとは降雪の累計が大体150センチになったら考える、市街地における雪の排雪とか、その3種類の除雪が大体主なものになるのですが、令和5年度に関しては、降雪時による全車除雪が8回、そして吹きだまりによる除雪、これは路線ごとによるのですけれども、全路線というわけではないのですけれども、場所によってのカウントによると、42回、42日間という除雪の回数となっています。ちなみに、一番多い除雪の年、近年でいくと平成29年が一番多かったのですが、そのときは全車除雪が11日、吹雪除雪が69日という形になっています。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 降雪状況で除雪の状況を今伺いました。
どういった問題点があったかどうか、お聞きしてもよろしいでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) 問題点としては、先程町長からも答弁があったと思うのですけれども、出動の基準としておおむね10センチに達するときは全車除雪の判断基準になるのですが、近年の降雪の状況によっても朝方にとても多く降る場合だったり、そのまま降って日中もずっと降り続けることもあるので除雪車を出すタイミングで判断がなかなか難しいところではありました。
去年でいくと、大体午前2時ぐらいに最終判断をする形になるのですが、そうなると、当然、運転手の負担もかなり大きくなる場合もあるので、今年度からに関しては、なるべく、その日のうち、12時前には出勤の判断をしたいと。これも実際やってみなくては分からないのですけれども、そうなることによって、当然、空振りの回数も増えるわけなのですが、そういったものを含めてもう少し早める判断をしていきたいということを確認しております。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 判断が難しいということなので、今年は12時には判断ということで時間も朝早かったり大変だと思うのですけれども、いろいろ試して除雪をしていただきたいと思います。
特に重点的に除雪が必要とされる箇所があると思うのですけれども、通学路だったり交通量の多い道路、昨年までの除雪の状況を見て今年度はどういった計画になっているか、あれば伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) どんなことを重点的に考えているかということだと思うのですけれども、もちろん、除雪の要綱等で定めている、それ、各業者に当然お配りはしているのですけれども、基本的には通学路とスクールバス路線並びに牛乳の集乳の路線、なるべくそちら側を優先的に行うことを確認しています。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 例年どおり大事なポイントはしっかり除雪していくということで受け取りました。
先程排雪は150センチに達したところで考えるよということだったのですけれども、札幌とか、あと、多分、帯広も考えていることなのではないかなと思うのですけれども、150センチよりもう少し積雪の量が少ない時点で判断をして排雪で運搬していくことで道路脇の雪が減って次の雪が降ったときに除雪も楽になると札幌のホームページや新聞の記事で見たのですけれども、清水においてはもう少し積雪量が少ない時点で排雪をしていくといったような予定はあるかどうか、伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) 先程、150センチの目安、累積した毎日の積雪量を積み上げていってその時点で150センチあるよというわけではなくて少しずつ降っていったやつが150を超えたところをあくまで目安とするという話だけでありまして、当然、年によっては12月に大量の雪が降った年もありました。そういった場合においては、当然150センチを満たしていないのですが、市街地とかそういうところの状況を確認した中で排雪を行った場合も当然ございます。要は、そのときの状況、町なかの状況、そういったことを見ながら判断していきたいと思っております。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 札幌のホームページで見たところ、年に1回か2回と決まっていますと書いてあったのですけれども、清水でも年に何回という限度の回数というのは決まっているかどうか、伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) 札幌とかでは年に1回とかそういったことをうたっているところもあるのですが、通常除雪ではないので、排雪というものは、基本的には見ておりません、回数的には。では、どうするかというと、そういったことは、補正なり何なり通常の業務の除雪。予算の話ですね。通常の契約している除雪の項目ではないので新たな契約をするという形になります。なので、積雪の状況によってそれらは自然と決まっていくものと考えていますので。大体、1回、排雪とやると軽く10,000千を超えるのですよ。そういった中で予算との兼ね合いを考えながら判断していきたいと思っています。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 予算の兼ね合いもあって多ければ排雪作業をすることもあるよということが分かりました。
交差点においてなのですけれども、雪が積もって見づらいこともあるのですが、もう一方で、つるつるの路面で危ないよという、けがをする方はつるつるの路面で滑って転んでけがをするよという方が多いというふうに新聞の記事でも見たのですけれども、清水ではどういった対応をされているのかを伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) 基本的に、交差点の拡幅であるとか歩道とかの滑るところの対応についてなのですが、主に、そちらの対策としては、町でも直営で行う部隊がありますのでそういった方々に例えば交差点の拡幅作業だとかそういったものを行ってもらったり、あと人力で砂をまいたりするそういう担当の者もおりますので、そういった方々が降雪に合わせて確認してそういう危険があるところは砂をまいたり融雪剤、凍結防止剤をまいたりとかそういった対応をしている部分もありますし、あと委託で外注で山間部においても凍結防止剤散布車を持っている業者がおりますので、そういった方にも委託を行ってそういう作業をしていただいているところであります。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 砂を撒いたり凍結防止剤で対応してくださっているということだったのですが、子供の通学路でも場所によってはそれをしていただいてもまだまだつるつるの路面があって危ないよということだったので、今後もパトロールして見ていただけたらと思います。
また、帯広ではまく焼砂という普通よりも滑り止めの効果があるような砂を使っているということだったのですけれども、清水でもそのような少し違うような砂を使っているのかどうか、それとも一般的なものを使っているのか、伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) 今、滑り止め用の砂というお話だったのですけれども、清水でも使用しているものは焼砂という種類で、一般の砂は凍ってしまうと固まってしまうものですから、そういう焼いた処理をして冬でも凍って固まりになりにくいような砂を使用しています。
状況によってはそれを凍結防止剤と混ぜたものとかもしておりますし、中には、そういう凍結防止剤を入れないでほしいという地域というか、場所もあるので、そういったことを使い分けをしながら設置の対応をしているところです。
大体、清水に砂箱と言われるものが、町なかはそんなにないのですけれども、山間部の坂道とかそういうところに、大体20から30くらいの場所、数、設置しておりますので、そういった中にも袋詰めしたそういう砂を置いて対応しております。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 山間部にそういった砂の袋を置いていただいているので助かっていると思います。
帯広とか浦幌、豊頃、新得では、町民の方、市民の方に焼砂を、数に限りはあるのですけれども、無料配付して必要なところにまいてもらっているということだったのですが、清水でもそういった取り組みがあるかどうか、伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) 特に取り組みというわけではないのですけれども、事業所とかそういったところから要望がある場合がございますので、そういった場合には無料でお配りしています。もっと個人的に欲しいだとかそういったことであればまた今後考えていきたいと思っております。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 町内で必要であれば町内の道路にまくような砂は相談すればということで受け取りました。
次なのですが、通勤・通学路の除雪体制について伺います。
通学路の除雪が遅れて保護者から苦情が寄せられることがあるのかどうか、またあれば具体的な措置をどうしたのかというのを伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) 通学のみならず通勤においても除雪作業が遅延する場合が当然ございます。そういう苦情も当然多いのが事実でありますが、現在、清水地区と御影地区というので2地区に分けて大体全部で10業者ぐらいの業者によって連携して行っているのですが、そういった遅れている地域についてはほかの地域からの応援等も考えながら進めていきたいと思っています。
あと、通学路については、歩道除雪の専用車両があって通学路にもかかわらずそれが入れない幅のところの歩道も当然あるのですが、それの解消を進めるべく歩道の拡幅工事を行う予定であります。現在、御影地区の一部の歩道の地区の車道を若干狭めて歩道を広げて除雪の対応ができるような、そして歩道上にある電柱だとか街灯だとかそういったものを後退させて除雪とか通行に支障にならないような形で今後進めていく路線もあります。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 雪が降ったときに除雪の作業を効率的に進めるために町内会、自治会や学校との連携を取っているかと思うのですが、そういった連携を強化する方法など今やっている方法などがあれば教えていただきたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) 今現在やっている方法としては、通常の降雪ではないパターンのもの、例えば日中もずっと降り続いたり風がずっと強風で吹き続いたりする場合が多々あります。朝に除雪しても1時間後には埋まってしまっている、そういった路線も当然あるので、そういったことをスクールバス関係者とも連携をしながら、朝にやったのだけれどもスクールバスの下校時の運行に合わせて再度除雪を行う、そういったことも今まで連携して実施しております。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 子供たちの通学路についてなのですが、大人が車で通る目線と大人が歩く目線と子供が歩く目線が違うので難しいかもしれないのですけれども、子供の目線となって通学路を歩いてみれば、夏であれば、草の状況、道路の状況だったり、冬であれば除雪の状況はどういったところが足りないのか、もしくは足りているのかというのが分かるかなと思うのですけれども、こういった通学路を目で確かめるということは可能かどうか、伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) 子供路線、子供の目線で見るという機会はあまり我々も考えていなかったので、パトロールをする上においてもそういった目線で今後考えていくようにしていきたいと思います。実際、それをどうやるかというのはここでは答えられないのですれども、その考えも念頭に入れて検討していきたいと思います。
以上です。
○議長(山下清美) 学校教育課長。
○学校教育課長(渋谷直親) 今、通学路のお話が出たところなのですけれども、通学路に関しては大雪また凍結が激しいときというのは学校の教員が通学路のパトロールを行っているところです。その際に「危険な箇所があるよ」とか「ここは滑るよね」なんて話があったときには私たち教育委員会のほうに連絡が来て、その旨を建設課のほうにお話しして改善のほうを図っているというのを今進めております。
例えば、清水小学校の学校から出た上り坂なんかというのは結構傾斜があってつるつるになることがあるのですけれども、例えば我々教育委員会の職員がそこを通るときには砂を少し持って行って撒いてくるとか先生方にも学校にも先程建設課長も話をしていた焼砂を頂いているところもあったりするので、教員が撒いたりとかそういう安全対策をしているところです。
また、雪も、校舎の中に学校の敷地内にたくさん雪が降るのですけれども、それも学校に排土板のついたジープみたいな形のSUVの車があったりするのでそういう車で除雪をしたり、あと公務補が手押しの除雪車を使って除雪とかをしていますので、学校の範囲についてはそういった配慮のほうはしているところとなっています。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 小学校に送っていってもいつも除雪していただいているので助かるなと思って子供を送迎しております。今後もよろしくお願いします。
もう一つ、提案なのですけれども、子供たちへの冬期交通安全教室みたいなのを開催して、例えば重機のデモンストレーションだったり、あとこういう道だと危ないよねという注意喚起などができるといいのではないかなと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。学校教育課長。
○学校教育課長(渋谷直親) 雪は必ず冬になれば降るものでもありますし、交通安全というのは学校の活動の中で必ず取り入れておりますので、過去にも確か何年か前にそういうことをやったことがあるような気もするのですが、そういったことを学校にも話して冬の交通安全についての学習も道徳の時間であったり、総合の学習の時間であったり可能かどうかというのを確認して、前向きに検討していきたいなというふうに思います。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 学校のことは理解いたしました。
除雪の先程学校のことの前の質問に続いてしまうかもしれないのですけれども、苦情があったり要望があった後に対応して、その後、どのように現場が作業されたのかという確認がどのようにされているのか、伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) 基本的に除雪の苦情があった場合は、担当の者がパトロールを行い、その下に担当している業者に作業の対応をお願いして、それが終わったところでまた再度担当の者が確認して状況によってはその旨を通報者にお伝えしたりして対応している次第です。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 最初の町長に頂いた答弁で今後LINEの活用をしたいということだったのですけれども、LINEの活用方法で道路状況の通報ができるのですが、そのように雪道に対して、除雪に対しても、通報というか、町民からの要望が送れるようになるのかどうか、伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) LINEの通報によるものなのですけれども、道路の項目からそういった通報ができるようになっていますので、そういった通報に関しては建設課にもその通知が来る形になっていますのでそれを基に対応する形となります。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 除雪も道路と同じように通報できるようになるということでよろしいですか。
○議長(山下清美) 除雪の発信。答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) 道路と同じ項目になります。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) そういったLINEを活用して情報が上がってくると思うのですけれども、似たような通報があると思うのでそういったものを取りまとめてLINEで情報発信をしていくと何度も重複しないかなと思うのですけれども、通報だけではなくて取りまとめた情報なども発信していくのはどうかと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) そういうことができるのが理想形ではあると考えています。ただ、実際、運用をまだ行っていない状況であるので今後どのような活用がしていけるかというのを考えながら対応していきたいと考えています。当然やったばかりなので課題等も出てくると思いますのでそういったことを考察しながら今後の糧にしたいと考えています。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 次に担い手不足の改善についてお聞きしたいのですけれども、平成30年の一般質問の町長の答弁でも委託業者からの話として除雪作業における担い手不足についてもお話しされていました。今回、答弁いただいた中でも担い手不足ということだったのですけれども、それに対して改善に向けてどのような取り組みが行われているのか、お伺いしたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) 先程町長からの答弁もあったように担い手不足については我々も痛感しております。委託業者からもそういう声も聞いておりますので、同じ回答にはなるのですが、そういった免許取得の助成制度であるとか、あと例えば、最近、違う業種の方、農業法人の方も除雪作業に参加してもらっている、除雪の企業体に加わってもらっている事例もありますので、今後そういった形も増えればいいなということも考えております。
あと、各農事組合においては、除雪事業の報奨金、金額では微々たるものなのですけれども、各農事組合が除雪作業を行った場合にそういったお金を支出しますよという形も若干取っていますのでそういったことも今後拡大していく必要があるなとは考えています。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 今、ご答弁いただいたのは、多分、除雪のパートナーシップ制度というのが札幌とか帯広で行われているので、そういったもの、名前が違うけれども、地域の方と協力して除雪の費用を少し町で負担してやっていくということに近いのかなと思うのですけれども、札幌でも除雪パートナーシップ制度というのをつくって費用を地域と町で負担し合って除雪をしているのでクレームだったりも減ってきているよということだったのですが、畑作農家と協力したりというのとかでもいいと思うのですけれども、今後、そういったパートナーシップ制度を町でも地域の方と結んで除雪をより向上させていくということができないかどうか、伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) 現在の形態ではパートナーシップという大層なものでは当然ないのが事実です。例えば、所管している福祉館の除雪であったりとかその周りの道路の除雪であったりとかそういった作業を行ってもらった農事組合に対して、一定程度のお金を払うという形を取っています。ただ、今後、そういった場合においての制度を構築するというのは悪いことではないと思いますので、考えて今後の検討材料にしたいと思います。ただ、当然、課題の解決もして各種課題が出てくると思いますのでそういったものを含めながら検討していきたいと思います。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 住民への周知について伺いたいのですが、LINEを活用し始めたのでこれからできることはたくさんあるかと思うのですけれども、例えばほかの市町村では「これから除雪に行きます」とSNSで発信したり「ここは除雪しました」というのをSNSで発信したりしているので、清水でも「あしたの朝は何時から除雪しますよ」とか「ここは今日除雪しましたよ」とかやっていることを町民の方にもどんどん知ってもらうことが大切ではないかなと思うのですけれども、こういった情報発信ができるかどうか、今後、予定があるか、伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(山田寿彦) 除雪の発信とかそういうこと、リアルタイムの発信についてなのですけれども、今考えられるものとしては、例えば夜中の12時に「あした除雪しますよ」と発信するのもどうだろうというのもありますので、明らかに分かっている場合とか、例えば雪が多く降り続いて排雪整備をやりますよといった場合は、早い時間で作業するのが分かっているので、そういった場合については当然発信していくべきではあるのかなと思っていますので、例えば朝の4時から「これから発進します」とかそういった動画を上げるというのは、実際、今後の状況を見ながらの話になるのですが、そういったサービスも当然必要なのかなというのは感じております。
以上です。
○議長(山下清美) 1番、山本奈央議員。
○1番(山本奈央) 企画課のSNSでの発信で町でやっていることを発信もしているのでそれと併せて除雪についても町民の方に知ってもらっていったらいいかなと思うのですけれども、企画課としてどうか、伺いたいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) 情報発信というツールとしてLINEを活用する形で導入させていただいておりますので、できる限り皆様に速やかに情報伝達ということをしていきたいと思っております。ただ、送る際にも送るタイミングですとか、あと送る人員的なものもありますので総合的に考えていかなければならないなと思っておりますけれども、原則、基本的には皆様にきちんと情報を伝えていくということが大切だと思っております。
○議長(山下清美) 次の発言を許します。
5番、中河つる子議員。
○5番(中河つる子) 5番、日本共産党、中河つる子です。
清水町でもパートナーシップ制度の導入を。
性の多様性を尊重する動きが世の中で本格化しています。LGBTQなど性的少数者のカップルを公的に認めるパートナーシップ制度を十勝管内でも帯広市をはじめ管内の3分の1に相当する自治体が導入予定または検討中としています。道内では17年の札幌市を皮切りに今年度末までに順次制度を開始するところを合わせると、道内人口の約7割が制度を利用可能になります。
パートナーシップ制度とは、婚姻関係にはないが継続的に共同生活を行う同性カップルなどの2人の関係を町として受け止め、パートナーシップ登録証等を交付することにより公的に認める仕組みです。
適用される住民サービスは市町村によって様々で、公営住宅への入居が可能になること、お互いが病院の受診時の緊急連絡先になれるなどが利点です。この制度の導入によりパートナーシップ制度を利用する人たちの清水町への移住にもつながるのではないかと考えます。
清水町でも、性的指向や性自認に伴う差別や偏見の解消、日常生活の困難や生きづらさの軽減を図り、性の在り方にかかわらず誰もが個人として尊重され、住んでよかったと思える地域社会の実現を目指すパートナーシップ制度について町長の考えを伺いたいと思います。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。町長。
○町長(阿部一男) それでは中河議員のご質問にお答えをさせていただきます。
清水町におけるパートナーシップ制の導入についてであります。
パートナーシップ制度については議員もご存じのとおりLGBTQカップルに対して結婚に相当する関係を自治体が証明することで、委任状なしでパートナーの各種証明書の申請ができたり、家族として公営住宅に入居できるなど様々なサービスや社会的配慮を受けやすくする制度であります。
近年、性的指向や性自認に伴う差別・偏見の解消、日常生活の困難や生きづらさの軽減を図り、性の在り方にかかわらず誰もが個人として尊重され、住んでよかったと思える地域社会を実現することが求められていることも認識しているところであります。
十勝管内では既にご案内がありましたように帯広市が導入済みであり、その他、北海道新聞社の調査によると6自治体が本年度中の導入または検討を行っており、24年度末には道民全体の7割程度が利用できる状況になるとのことでありました。
本町としてはパートナーシップ制度が地域課題の解決にどのように寄与するかは不明でありますけれども、多様性を受け入れる社会の醸成を図る上で大切な取り組みであると考えておりますので、来年度以降、前向きにしっかりと検討してまいりたいと思っているところであります。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(山下清美) 5番、中河つる子議員。
○5番(中河つる子) 帯広市が令和4年12月1日からパートナーシップ制度を始めたときから、本町でもこの制度があったらよいなと思っていました。それはパートナーシップ制度を導入している町からこちらの町へ来るときにスムーズに受入れができるということで、そういうのがあったらいいなと思っていたのですが、今の答弁にありましたように来年度以降ということですが、ぜひ早めに導入をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) パートナーシップ制度の導入に関しましては先程町長から答弁がありましたとおり、多様性を意識した社会の醸成という意味では重要な取り組みであると考えておりますので、積極的にというか、前向きに検討していきたいと思いますし、市町村間の異動でどの程度同じようなサービスを受けられるということについては、それぞれの町同士の協定なり約束事が必要になってきますので、導入の際にはそういうことも念頭に置きながら検討を進めていきたいと思っております。
○議長(山下清美) 5番、中河つる子議員。
○5番(中河つる子) ぜひ始めるに当たっては各町村との話合いの上でやっていただきたいと思います。
質問は変わりますというか、次の質問です。2022年の文科省の生徒指導提要でLGBTQなどの子供へきめ細やかな対応をしなければならないと明記されたようですが、本町でもLGBTQなどの子供へきめ細やかな対応をされているのか、お聞きしたいと思います。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。学校教育課長。
○学校教育課長(渋谷直親) 中河議員からの質問にお答えしたいと思います。
今おっしゃいましたとおり文科省の2022年の生徒指導提要の中で第12章の中に性に関する課題ということで、性的マイノリティーに関する学校での対応ということで文科省から指示のほうが来ております。その後、道教委からも同様に性的マイノリティーに関しての対応を適切に行うようにというような通知も頂いているところです。
具体的に申しますと、小学校では、まず高学年の保健の学習の中ではジェンダーフリーでありますとか人権に関わる学習の中で、性的マイノリティー、LGBTQ、そういった学びをしているところでございます。また、社会科の中ではSDGsにも掲げられておりますジェンダーの平等を実現しようというところでも実施しております。また、道徳の授業、これは5年生なのですけれども、世界人権宣言ということを学習の題材といたしまして、象徴でもあるレインボーの旗ですか、そういったものを学習の中に取り入れて学びのほうをしているところです。
一方、中学校に関しましては、また今度は性というところで学びのところがあるのですけれども、道徳の学習であるとか保健の授業の中で性の悩みであるとか、また男女の交際ということで、学びのほう、LGBTQに関わったことも当然話題に出しながら、また、学級活動、学活の活動の中でも教員が例えばニュースとかで取り上げられたようなときにはそういうことを少し話題にして学校活動の中でもLGBTQ、性的マイノリティーの方々への対応とか考え方とか多様性のある社会というものを少しずつ取り入れて、浸透というか、みんなに理解していただくというような学びを進めているところです。
以上です。
○議長(山下清美) 5番、中河つる子議員。
○5番(中河つる子) 性の多様性を認め合う教育が始まり、人が人らしく生きる基本的人権を尊重した教育も始まっているようです。今後、この教育を受けた子供たちが大きくなり、自分のことを普通に話したり、それの理解をする世の中になってくるでしょう。本町でもパートナーシップ制度の導入を改めて早めに進めていただきたいと思います。
基本的人権擁護のための制度づくりには多大な労力が必要とのことですが、この制度によって幸せになれる人もいるという希望を持って取り組んでいただきたいと思いますが、いかがですか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) 一部、繰り返しの答弁になるかもしれませんけれども、パートナーシップ制度というものは今後必要となってくるものと認識しております。ただ、制度を導入するに当たっては公的な部分や民間の方を含めてあらゆる人たちの方のご理解とLGBTQに対する考え方というもののお互いの意思疎通を図っていかなければならないと思っておりますので、その点については丁寧に進めながら検討を進めていきたいと思っております。
○議長(山下清美) ここで休憩します。再開は午後1時とします。
(午前11時52分)
○議長(山下清美) 休憩前に引き続き会議を開きます。
(午後1時00分)
○議長(山下清美) 一般質問を続けます。次の発言を許します。
10番、西山輝和議員。
○10番(西山輝和) 10番、西山輝和。
2項目にわたって一般質問をさせていただきます。
1項目め、事務事業の見直しについてです。
先の定例会で阿部町長から引き続き3期目の町政を担っていきたいとの力強い言葉がありました。平成29年の就任以来、様々な公約を実現していますが、町民に喜ばれる政策だけではなく特に賛同を得にくいことであってもリーダーシップを持って取り組まなければならないことがあると考えております。
本町はかつて財政状況の悪化から行財政健全化実行プランにより集中と選択による事務事業の見直しや各種補助金、人件費の削減等を行い、効率的な行政運営に取り組み、行政サービスの質を高めながら経費削減を図ってきた歴史があることや今後のさらなる少子高齢化社会による社会保障経費や40年以上経過した公共施設などの維持経費の増大、大型建設事業が控えている中で抜本的な事務事業の見直しを図るべきと考えています。いかがか。お願いいたします。
2番目、特別職の報酬改定についてです。
特別職においては平成17年を最後に改定しておらず、管内の他の町村と比較しても下位であります。町長自身は報酬を抑え一生懸命働くことで評価が上がると思われるが、それに伴い、他の特別職等において改定しにくい状況があると考えています。同程度の自治体を参考にしながら人口規模によって報酬を見直すべきと思うが、町長の考えや実現の可能性、スケジュール等について伺います。
以上、よろしくお願いします。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。町長。
○町長(阿部一男) それでは、西山議員の質問にお答えをさせていただきます。
まず、大項目1点目の事務事業の見直しについてお答えをいたします。
本町の事務事業の見直しにつきましては、危機的な財政状況を受け、平成14年度から5か年計画で事務事業の見直しをはじめとする行財政改革推進計画を推進し、さらに平成17年度から平成26年度までの10か年計画として清水町行財政健全化実行プランを実施し、事務事業や補助事業の見直し、事業経費及び人件費の削減等に取り組み、財政の健全化を進めてまいりました。
現在は、総合計画の目標達成に向けて実施計画やヒアリングを実施し、各種施策の視点、考え方、コスト面等について議論の上で新年度予算の編成を行い、健全な財政運営に努めているところであります。
議員のご質問にありましたとおり、今後、人口減少や少子高齢化による社会保障費負担の問題、体育館をはじめとする公共施設の老朽化による更新時期の到来や維持経費の増大など財政需要が大きくなります。
将来に向けて健全で安定した財政を堅持するためにも、これまで以上に歳入歳出の収支均衡の維持を意識しながら効率的な行財政運営が求められていることから、抜本的な事務事業の見直しについて取り組む必要があると考えているところであります。
続きまして大項目2点目の特別職の報酬改定についてお答えをいたします。
特別職の報酬についてでありますが、平成14年に行財政改革推進計画を策定し、当時の財政状況等を勘案して特別職においてはこれまでに町長は938千円から700千円に、副町長は746千円から584千円に、教育長は645千円から540千円に改定しております。
また、議員におきましても議長は319千円から284千円に、副議長は253千円から226千円に、常任委員長は225千円から201千円に、議員は211千円から189千円に改定しております。
その後、特別職においては平成17年度から現在まで、議員においては平成20年度から現在まで報酬の引上げは行っておりませんので、本町の報酬水準は管内の町村において下位に位置している状況であります。
特別職等の報酬につきましては、清水町特別職報酬等審議会へ諮問し、その責務や地域の経済情勢、職員の給与改定並びに近隣町村の状況等を参考に答申がなされる仕組みであります。適切な時期に特別職報酬等審議会においてご意見を頂く機会を持つことは必要と思いますが、私としては現時点において報酬の引上げについては考えていないところでございます。
以上、2点についての答弁とさせていただきます。
○議長(山下清美) 10番、西山輝和議員。
○10番(西山輝和) それでは幾つか再質問をさせていただきます。
健全な財政運営に努めているというお話を頂きましたが、誰が町長をやったとしても今後増加する経費というものはあると思います。例えば、人件費や公債費、債務負担行為の施設の維持に係る経費などがこれに当たると思います。町民も過去の歴史から心配しておるわけで、今後4年間でどのぐらい、いわゆる義務的経費が増加する見込みなのか、具体的に教えてください。もし減少する見込み経費もあるのであれば教えてください。
○議長(山下清美) 総務課長。
○総務課長(神谷昌彦) ただいまの再質問の今後の義務的経費がどのくらい増加するかの見込みなのかということについてお答えをしたいと思います。
現在、財政推計につきましては検討中であるため大まかな数字となりますけれども、ご了承いただきたいと思います。
まず、ご質問を頂きました人件費についてですけれども、例えば本年度の人勧によりまして当初予算に比べまして約65,000千円弱増となっております。
次年度以降につきましても、当然、民間企業の賃金アップに伴う人事院勧告が出れば当然その分が上昇していくのかなと予想しているところでございます。
次に物件費及び維持補修費になるのですけれども、日銀が出しております経済物価情勢の展望によりますと、生鮮食品を除く消費者物価の前年度比につきまして、令和6年度に2%半ばとなった後に令和7年度、令和8年度はおおむね2%程度で推移するとされていることからそれを基に推計しますと、令和5年度決算比で令和6年度の物件費では約33,500千円程度、維持補修費では約7,500千円の増、さらに令和7年度におきましては令和6年度比で物件費では約27,500千円、維持補修費では約6,200千円程度の増になると推計されるところでございます。
また、大型建設事業では、先程の答弁でありましたとおり今後予定されております体育館の建設事業におきましては、令和5年3月の基本設計のときでは約2,390,000千でしたけれども、現在では約2,700,000千円となる見通しとなってございまして、大型建設事業に関しましては、当然、単年度での財政不足が生じますので、こういった場合につきましては、当然、各種基金を取り崩しながら健全な財政運営に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。
以上です。
○議長(山下清美) 再質問はありますか。10番、西山輝和議員。
○10番(西山輝和) 承知しました。どんどん値上がりしていて大変な時代が来るのですけれども、これから人口減少社会に転じていく中、地方交付税が今後大幅に削減されるのでないかと予想されるのですけれども、生産年齢の人口の減少により税収がかなり落ちるのではないかと思って心配しているのですけれども、高齢者の増加によって社会保障経費の増加がかなり増えると思うのですけれども、その辺の個人住民税の減収などはどのぐらい下がるかとかそのぐらいのことは何か考えているのでしょうか。
それと、今、国会でも話題になっていますけれども、年収の壁を1,030千円から750千円引き上げたとしたら本町でどのぐらいの影響があるのか、もし試算していれば教えてください。なければよろしいです。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。税務課長。
○税務課長(青沼博信) 今、町民税に関わるご質問がありましたので私のほうからご回答させていただきます。
まず、令和7年度の住民税の見積りの予測が1点ございました。今、来年度の予算編成に向けて担当課、財政当局等含めて慎重に検討させていただいているところであります。議員からもご指摘があったとおり、人口減少、それから、コロナ禍から脱却して緩やかに経済も回復はしつつあるのですけれども、何分、物価高騰等の影響もあり、今、住民税含め町税の見積りを非常に慎重に検討させていただいているところでございます。
後日、皆様にご提案をさせていただいて、そのときにはなるべく分かりやすいご説明をさせていただきたいと思いますので、今、検討中ということでまずご回答させていただきます。
次に、先程というか、もう一点、いわゆる報道が衆議院選挙以降にありました1,030千円の壁の住民税の減少の影響の件のご質問があったと思います。
11月22日に閣議決定され、国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策ということの中に盛り込まれて、令和7年度の税制改正の中でいわゆる1,030千円の壁の見直しについて記載されてございます。
詳しい数値については令和7年度の中で今後検討ということで記載されておりますので、まだ確定情報はございません。ただ、先の報道でもありましたとおり帯広市の試算がありました。それを受けて、担当課といたしましても、仮定の話ですけれども、最大1,030千円を1,780千、いわゆる750千円に基礎控除を引き上げるということで試算をさせていただきました。現在の住民税の課税状況で機械的に算定した数字ですので、つかみの概々算な数字になりますけれども、現在の数値で機械的に算定したところ約166,000千円の減収が見込まれます。
それから、帯広市でもされておりましたけれども、もう一パターン、170千円を引き上げた場合の2パターンが報道されておりましたので担当課としてはもう一例も試算させていただきました。170千円を引き上げた場合につきましては、約41,000千円の住民税が減少されるという見込みで、今のところ、概々算ですけれども、担当課としては見積りをしてございます。
以上でございます。
○議長(山下清美) 10番、西山輝和議員。
○10番(西山輝和) ありがとうございます。本当にいろいろな影響が出てくるかなとは思うのですけれども、いろいろな施策をやって、どうなるかまだ分かりませんけれども、ある程度は影響が来るかなと思ってお伺いしました。
これから財政運営の行政肥大化を是正して、公共施設の今後の運営とか団体活動の交付金だとか支援事業補助金の削減の見通しなどをどのぐらい考えているのか、お聞きしたいと思います。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。副町長。
○副町長(山本 司) 議員の質問にあったとおり、歳入においてはどうしても人口減少の中で税収はじめ交付税等の削減というのは時代の流れでやむを得ない部分があるのかなと考えてございます。
それに見合った歳出の予算ということにつきましても、今、物価高で、家計もそうですけれども、町の財政規模につきましても当然あらゆる経費が数%の中で上昇しているといったところがあります。
そういった部分で歳入に見合った歳出を組んでいくというのが原則でございますので、どの部分をどうするということは全体の中で話をしていかなくてはならない問題だと思いますけれども、必要なものには、当然、必要な経費をかけていかなければなりませんけれども、重要度、緊急度を考慮しながらあらゆる歳出全体について慎重に今後の健全な財政状況を確保する上で、予算編成、あと将来見通しについて示して皆と議論していかなければならないとは考えてございます。
○議長(山下清美) 10番、西山輝和議員。
○10番(西山輝和) 助成金だとか補助金だとか各団体の交付金だとかいろいろたくさんあるのですけれども、人口減少で団体活動やなんかのもう少し中身を精査して、本当にそれで見合っているのかどうかという中身をもう少し見ていただきたいなと思うのですけれども、縮小していれば補助金を下げてあげるとか一生懸命頑張って成果が上がっているところにはもっと上げてあげるとかそういう方法をもう少し事務事業でもっと厳しく見ていただきたいなと思うのですけれども。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。副町長。
○副町長(山本 司) 毎年の予算が適切に使われているかどうかといった部分では、事業評価をした上でその効果なりが達成されていることを前提に必要な予算を随時措置していくといったのが当然原則なものですから、そういった部分で予算編成に当たってまいりたい、改めて行財政の見直しに関わっていきたいと考えてございます。
○議長(山下清美) 10番、西山輝和議員。
○10番(西山輝和) 第2期の清水町人口ビジョン・総合戦略の中で、令和6年の2月に改正されたものなのですけれども、この中の人口減少、人口の推計を見ると令和27年には7,039人となっていて、令和7年は8,893人になっているのですよね。そうしたら、今月の11月号の清水の広報、清水の人口が8,784人になっているのですけれども、ここ、令和7年で8,893人で全然100人以上ずれているというのはどういう。見込みが甘いのかどうなのか、教えてください。
○議長(山下清美) 企画課長。
○企画課長(鈴木 聡) 人口ビジョンの推計目標人口でございますけれども、議員おっしゃるとおり現在の人口については当初の目標をかなり下回ってきているというのが現状でございます。
策定当時は、若干の社会増減も上向きになるのではないかということも考慮しながら、また、自然増減も、出生と死亡との因果関係、ありますけれども、緩やかな部分を想定していたのですけれども、想定以上に自然減が多かったり、昨年でいくと亡くなられる方が150人を超え方がいらっしゃったりとか、想定外と言っては失礼なのですけれども、かなり人口減少が進んできているというのが現状でございます。
今の人口ビジョンについては令和7年度で一つの計画期間となっておりますので、今後、推計値、目標値も含めてさらなる検討を踏まえて第3期の人口ビジョンというものを策定していかなければならないなと思っております。
また、併せて総合計画の後期計画と策定も同じ時期に当たりますので両方きちんと連携しながら計画策定というものを進めていきたいと思っております。
○議長(山下清美) 10番、西山輝和議員。
○10番(西山輝和) 人口のことですから上下はあると思うので仕方ない点もあるかもしれませんけれども、こんなに100人以上もずれているということは早くから分かっていることなのだから、きちんと直しておいたほうがいいと思うのですよね。
そういうことで7,000人の町になるということですので、清水町の人口が5,000人になって御影が2,000人の町になるという、将来的にはそのぐらいになるということですので、公共施設の大規模な修繕や建設、建て替えなどの更新時期を迎えて、人口減少に伴い、現状の施設数や面積は削減しなければならないと思うのですけれども、今後、建築50年余りを経過して老朽化した体育館を早く見直して建ててあげられるような検討をしていただきたいと思いますけれども、どうでしょうか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。副町長。
○副町長(山本 司) 確かに公共施設は年々老朽化してございます。そういった中で人口も年々減ってくる中で、今ある公共施設の維持管理経費も当然負担となってきている部分もございます。公共施設の在り方につきましては、公共施設の財政でつくりました計画もございますので、そういった部分を必要に応じて見直しながら、身の丈に合った施設運営、施設の大きさも含めて総合的に検討してまいりたいということでございます。
直近は体育館のことが話題になってございますけれども、その後も例えば御影の公民館だとかそういった部分も含めて古くなってきてございますので、全体的な考え方を整理した上で今後の計画をつくって推進してまいりたいと考えてございます。
○議長(山下清美) 10番、西山輝和議員。
○10番(西山輝和) 今言われたように御影支所だとか御影消防署もあります。消防署が本当に危険な状態で早くしてあげないと大きい地震が来たら潰れてしまうのではないかと思っていますけれども、そういう中でコンパクトな屈足のように支所と消防を一緒にして併用して建ててあげるとか、何か早い方法を考えてあげないと本当に遅くなったらまずいかなと思いますので考えていただきたいと思います。従来の習慣や考え方にとらわれることなく、柔軟で大胆な発想と的確な判断をもって施設全般にわたって見直しをしていただきたいと思いますけれども。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。副町長。
○副町長(山本 司) 施設の更新に当たっては複合的な考え方も当然持ちながら、最小の経費で最大の効果が上がるように検討を重ねてまいりたいと思います。
○議長(山下清美) よろしいでしょうか。10番、西山輝和議員。
○10番(西山輝和) 当初の見込みより建設事業にお金がかかったり物価高騰により維持経費がかかるということです。人事院勧告により人件費が増えるということもよく分かりました。
町長は、8年間、様々な事業に取り組んでこられたと思いますが、効率的な財政運営に努めるとのことですが、今後どのような分野を伸ばして逆にどの分野に関して見直しをしていくのかをお伺いしてこの質問を終えたいと思います。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。町長。
○町長(阿部一男) 私のほうからお答えをさせていただきます。
今、ご案内があったように私が町長を務めてから間もなく8年を迎えるところでございます。振り返ってみれば1年目は災害復旧でありました。どうやってやっていくのかというところでありました。2年目はコロナ対策に重点を置きながら町政運営をしてきたところであります。そういった中で、人口減少、それからまた少子高齢化を意識しながらできる限りの子育て支援や教育振興、清水町の魅力発信等に取り組んできたところでございます。
先の前回の議会でも述べさせていただきましたが、人口減少に合わせて行政の在り方も変化していく必要があると考えております。新年度は第6期総合計画の前期計画が終了することから、後期の5か年計画を議会をはじめとして町民の皆様にお示ししていく所存であります。もちろんその経過の中で体育館の建設をはじめ分野によっては厳しいことを町民の皆様にご理解いただかなければならない場面も当然出てくると思います。効率的に物事を進めるために機構なども改革する必要が出てくるかもしれません。
いずれにいたしましても、様々な意見を頂戴しながら見直し、二度と過去に経験した財政状況の悪化を招かないように行財政運営に努めてまいりたいと思いますので、皆のご理解とご協力を賜りますようお願いをいたします。
○議長(山下清美) 10番、西山輝和議員。次の項目に移りますか。
○10番(西山輝和) はい。
○議長(山下清美) 次の項目の前に先程の答弁の訂正があります。総務課長。
○総務課長(神谷昌彦) 申し訳ございません。先程の特別職の報酬の改定についての町長の答弁の中で議員の報酬について、1つ古い数字でしたので訂正させていただきたいと思います。
議員におきまして議長が319千円から284千円と申し上げましたけれども、275千円の訂正です。副議長におきましては253千円から226千円と申し上げましたけれども、219千円に訂正をお願いいたします。それから、常任委員長につきましては225千円から201千円と申し上げましたが、195千円に訂正をお願いいたします。それから、議員においては211千円から189千円と申し上げましたが、183千円に訂正をお願いしたいと思います。大変申し訳ございませんでした。
○議長(山下清美) 10番、西山輝和議員。
○10番(西山輝和) 先程事務事業の見直しのところでいろいろお伺いしましたのでこれに関してはあまりしつこく質問するつもりはありませんが、どうしてこの質問にしようと思ったのかを含めて1点だけ指摘と質問をさせてください。
町長自身が現時点で報酬の引上げを考えていないことは今の答弁からよく分かりました。これから選挙をするお立場としては当たり前といえば当たり前なのでこれ以上は何も言いません。ただ、絶対的なルールではありませんが、一般的に町長の報酬に合わせて副町長や教育長あるいは各種委員の報酬も据え置かれているということは常に念頭に置いていただきたいと思います。
先月の臨時会で人事院勧告に基づく職員の給与改定がありました。職員の給与ベースは今後どんどん上がる見込みだと思います。初任給を大幅に上げたのも民間の給与ベースと比較して優秀な人材を確保するために必要な改正なのだと思います。今後、よい町をつくっていくために優秀な人材を確保するためには特別職等の報酬も例外ではないと考えるのが普通ではないでしょうか。
今後、後継者づくりのために、退職しても今は元気で働くところがたくさんありまして、今の報酬の中ではなかなか人材を見つけるということは非常に難しいことではないかと思います。町長の意思で報酬を上げる上げないを決めるのではなく、例えば職員給与の何%にするとか、4年に1度は審議会に意見をもらうだとかルールをつくったほうが健全だと思うのですが、そういったことを考える余地はありませんか。
○議長(山下清美) 答弁を求めます。町長。
○町長(阿部一男) ここも私が答弁をいたします。
先程の答弁の繰り返しになりますが、今、具体的な提案を頂いたような職員給与の何%にするだとかそういったことのものは、先程も言いましたように現時点では考えていないところでございますが、1点目の質問でもお答えしましたように時代に合わせて様々なことを見直していく時期に来ているのも事実でありますので、皆様方の意見を頂きながら、今後どういった形が本町にとって一番いい形の報酬度とか、そういった決めるのがいいのか、いろいろと、適当なのか、考えてまいりたいと思っております。
○議長(山下清美) 以上で一般質問を終わります。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(山下清美) お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、散会したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(山下清美) 異議なしと認めます。
明日12月11日は午前10時に会議を開きます。
本日はこれで散会します。
(午後1時39分)