令和7年第4回定例会会議録(6月17日_日程第3_佐藤議員)

〇議長(山下清美) 日程第3、一般質問を行います。順番に発言を許し

ます。9番、佐藤幸一議員。

○9番(佐藤幸一) 9番、佐藤幸一です。議長にお許しをいただきましたので質問させていただきます。

「政治が変われば暮らしが変わる。」これはつじ町長選挙期間中に有権者に訴えてきた言葉です。まさにそのとおりで、早速水道料の免除や、補聴器支援、帯状疱疹ワクチン接種補助など、物価高で厳しい暮らしが続く中、町民から大変喜ばれております。また職場の雰囲気も良くなったと声が寄せられております。これからもつじ町長の手腕に大きな期待するところでございます。

通告に従いまして質問させていただきます。2項目について質問させていただきますので、簡潔な答弁をお願いいたします。

1項目目、清水町葬斎場の冷房設備設置についてであります。

本件につきましては、令和5年第7回定例会で前町長に質問したところでありますが、前町長は多額の支出が伴うので困難であるとの冷たい答弁で実現しておりません。

昨今の猛暑が続く中、亡くなられた方との最期の別れをする葬祭場に、冷房設備の設置を望む声が多数寄せられております。つじ町長の見解を伺います。

次に移ります。2項目目。清水高等学校の支援について伺います。清水高等学校への給食提供の見通しについて伺います。

今回、町外から通学する生徒への交通費支援が図られるようになることは大きな前進であり、つじ町長の英断に敬意を表するものであります。

さて、この交通費支援とともに、給食提供は町長の選挙公約の1つでもあります。しかし、山下教育長は3月の私の質問に対し、「給食費の無償提供は考えておりません」との答弁でございました。

高等学校への給食提供は期待する関係者も多く、ここに改めて清水高等学校への給食提供の見通しについて、公約に掲げたつじ町長に伺います。

以上、2項目について質問いたします。よろしくお願いをいたします。

〇議長(山下清美) 答弁を求めます。町長。

〇町長(つじ 康裕) それでは佐藤議員のご質問、大項目1の清水町葬斎場控え室の冷房設備の設置についてお答えいたします。

近年の地球温暖化の影響により、本町においても公共施設に冷房設備の整備を計画的に順次実施をしているところでありますが、葬斎場は本年で築49年を経過した施設であり、令和4年に策定した公共施設等総合管理計画において、老朽化、住民ニーズ、民間の代替施設の有無などを踏まえ、施設の統廃合や改築等の検討が必要な施設と位置付けられております。

従前は改築等を実施する際に冷暖房を整備することがコスト面から有利であるとお答えしておりましたが、具体的な改築の目途は立っていないことや、さらに近年、1年を通して80件から100件程度の利用、そして気温の高い時期には30件から40件の利用があることから、新年度に向けて冷暖房設備の設置を検討し、利便性の向上を図りたいと考えております。なお、今年度に関しては、扇風機を複数台配置し、対応していきたいと考えておりますので、ご理解願います。

大項目2については、教育長より答弁いたします。

〇議長(山下清美) 教育長。

〇教育長(山下 勇) それでは私の方から、大項目2清水高校への給食提供の見通しについてお答えいたします。

現在高校では、町内のパン屋さんが週3回、昼食時にパンの販売をしていただいており、大変好評のため、多くの生徒や職員に利用されています。管内における高校への給食提供につきましては、学級数1間口の小規模校において一部実施していることは承知しておりますが、道立学校であることから、給食搬入口の設置や一時保管場所の確保、校内での受け渡し或いは配膳体制の構築など、高校の施設整備に関わる予算付けも含めて道教委と協議し理解を得る必要があります。

本町の学校給食センターは平成9年に開設以来、28年が経過し、この間、施設修繕や設備更新を行いながら、1日700食程度の給食を提供できる規模の施設となっております。現在、アレルギー対応食を含め約700食分の調理や後片付けを行っており、大幅に食数を増やすとなると、大規模改修が必要となります。また、人手不足による限られた人数の中で、地場産品を活用した清水ならではの給食を提供するには、人的かつ時間的なゆとりを確保することができないことや、調理員などへの負担がさらに大きくなることで、今後の食の安全・安心を守ることが大変厳しくなるものと考えております。

これらの理由から、現状においては清水高校への給食提供は難しいものと考えておりますが、他自治体の状況などをさらに調査していきたいと思います。

いずれにしましても、清水高等学校振興会の様々な協力を得ながら、子供達に通いたいと思われるよう、「学校の魅力化」向上のための支援を引き続き実施してまいりたいと思います。

以上、答弁とさせていただきます。

○議長(山下清美) 9番、佐藤幸一議員。

○9番(佐藤幸一) 再質問させていただきます。

1項目目の葬斎場につきましては、新年度にやるということですので、よろしくお願いをしたいと思います。

2項目目、もろもろ説明をいただきました。大変な時代だと思いますが、教育長の見解をいただきましたが、町長良い方向へ舵をとっていただきたいと存じますが、町長の一言いただけますか。

○議長(山下清美) 答弁を求めます。町長。

〇町長(つじ 康裕) 佐藤委員からは先ほど身に余るお言葉をいただきましてありがとうございます。

清水高校生徒の昼食対応につきましては、町の給食センターによる提供の他、外部委託、例えばコンビニや生協などの配達による提供も考えられますが、これまでも教育委員会と高校で検討されつつも、結論に至っていないと聞いております。

ただ、どの方法で実施するにしても、多額の費用が発生することから、他の自治体の状況等を十分調査研究しながら、今後の方策を見極めていきたいと考えております。

この情報に関するお問い合わせ先
議会事務局 電話番号:0156-62-3317