○委員長(深沼達生) これより、第6款農林業費、132ページから151ページまでの審査を行います。
担当課長に申し上げます。予算の中で特に説明を要する点があれば説明願います。
農業委員会局長。
○農業委員会事務局長(葛西哲義) 私のほうから農業委員会に関する歳出予算の中で特に説明を要する事項につきましてご説明いたします。
恐れ入りますが、予算書の132ページから133ページをご覧ください。
1目農業委員会費につきましては、前年度比1,654千円の減となっております。
増減の主なものとしましては、旅費が2,632千円の減で計上しております。
これは、前年度が農業委員の任期中一度実施しております道外視察研修の実施年であったためであります。また、人件費が924千円の増となっております。
次に147ページをご覧ください。
8目農地移動適正化あっせん事業費につきましては、法改正によりあっせん件数の増が想定されることから報酬を136千円、費用弁償を19千円の増で計上させていただいております。
以上、農業委員会関係予算の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○委員長(深沼達生) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 6款農林業費のうち農林課が所管する予算案の中で特に説明を要する事項についてご説明申し上げます。
最初に3目農業振興費、135ページの中段18節35番の環境保全型農業直接支援対策事業交付金につきましては、令和7年度から有機農業への交付単価の増額と取組面積の増加により昨年度より増額計上となってございます。
次に4目畜産業費、138ページの上段18節21番の草地畜産基盤整備事業清水地区負担金につきましては昨年度から事業参加者の要望調査を実施しており、今年度から草地整備及び暗渠整備を実施する事業となってございます。
事業参加者は畜産経営を行う9戸となっており、事業期間は令和10年度までの計画となってございます。
また、受益者負担は事業費の36%で、町を経由する間接補助事業となっていることから次年度予算において計上するものであります。
続きまして、5目牧場費、ページが飛びまして142ページになります。
中段17節10番の牧場管理用機器3,366千円のうち2,638千円につきましては予算に関する資料にも掲載しておりますが、ドローン3台分を計上しております。
日常行う牛群移動などにおいてこれまでバイクで行っておりましたが、労働負担の軽減や安全性を考慮し、作業の精度向上、効率化を図るため導入するものでございます。
また、導入に当たりましては、昨年度、既に導入している芽室町営育成牧場への視察、さらに芽室町の協力を得て円山牧場での実証を行い、ドローンの効果を確認しております。
財源としましては、国の補助事業、新しい地方経済・生活環境創生交付金デジタル実装型補助率2分の1を活用いたします。
続きまして、6目土地改良事業費、144ページ下段18節14番明渠排水路橋点検業務負担金につきましては、高速道路にかかる水路橋1橋にかかる点検業務負担金としてNEXCO東日本が実施するもので、5年に一度の点検業務負担金1,200千円を計上しております。
以上、農林業費において農林課が所管する予算についての説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○委員長(深沼達生) 水道課長。
○水道課長(菊地 敦) 水道課の菊地です。よろしくお願いいたします。
農林業費のうち水道課が所管します特に説明を要する予算につきましてご説明いたします。
関係する予算は、予算書145ページ上段から147ページ上段までの7目農業用水管理費34,069千円で、前年度と比較し643千円の減額となります。農業用水管理費は十勝川左岸地区、御影地区、美蔓地区の農業用水施設の維持管理費用になります。
以上、農林業費のうち水道課が所管する主な予算の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○委員長(深沼達生) これから順次質疑に入ります。
第6款1項1目農業委員会費、132ページ、133ページの審査を行います。質疑ありませんか。
(なしという声あり)
○委員長(深沼達生) 質疑なしと認めます。
次に第6款1項2目農業総務費、133ページ134ページの審査を行います。質疑ありませんか。
(なしという声あり)
○委員長(深沼達生) 質疑なしと認めます。
次に第6款1項3目農業振興費、134ページから136ページの審査を行います。質疑ありませんか。中河つる子委員。
○委員(中河つる子) この農業振興費でいいと思うのですが、清水でも農業のお祭りといいますか、アスパラまつりやにんにく肉まつりとかをやっていますが、管内でも収穫祭をいろいろなところでやっていまして、清水の方がそういうところへ出ていってその収穫物を買ってくるという話をよく聞くのです。例えば、大正のメークインまつりや芽室の収穫祭でお芋をたくさん買ったとか、そういうお祭りが清水にもあれば地元のものをたくさん地元の人が買えて、地方に送ったり、そういうことができるのではないかと思いまして。今まであるそういうお祭り関係のものにそういうものを含めて地元の人は地元のものを買いたいと思っていますので、そういうお祭りを新たにというか、併せてというか分かりませんが。そういうものがあると町民も楽しく、そして、地元のものを買えるということでいいのではないかと思いますけど、いかがでしょうか。
○委員長(深沼達生) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 中河委員のご質問にお答えいたします。
産業まつり等のお話、そういったものを開催できないかということは私もいくつかの人から聞いております。今のところ、農協で独自に農産物の直売ということをやってございます。町全体として、そういうお祭りをやるに当たりましては、さらに農協等々、今後、協議していかないと開催できないものと思っておりますので、そこについては今後検討はしていきたいと思います。
○委員長(深沼達生) よろしいですか。
ほかに質疑ありませんか。
(なしという声あり)
○委員長(深沼達生) 質疑を終わります。
次に第6款1項4目畜産業費、136ページから138ページの審査を行います。質疑ありませんか。
(なしという声あり)
○委員長(深沼達生) 質疑なしと認めます。
次に第6款1項5目牧場費、138ページから142ページの審査を行います。
質疑ありませんか。橋本晃明委員。
○委員(橋本晃明) せっかくの機会なのであまり今日は質疑も出ていないようですのであれですけど。牧場でドローンを導入するということで予算があがっています。十勝管内でもかなり先進的な取り組みになるのかなとは思うのですけれども、このドローンを早くに導入するということで諸問題を解決していくのが早まるということと、一方で、もう少し待てば同じ値段ですごく性能が上がったものがどんどん出てくるのではないかという、ものを買うときというのはいつもそういう判断があるのだろうと思うのですけど、この場合、今回、予算しているものの機械とかソフトでアップデートとかバージョンアップができるのかどうなのか、この機械でできることとできないこと、まだ、人がやらなければいけないことと、それから、将来、それも含めて進歩していくのかというあたりをどう捉えているかお伺いします。
○委員長(深沼達生) 農林課牧場長。
○農林課牧場長(浅野和幸) ただいまご質問にありましたドローンの導入の関係ですけれども、実際に昨年十勝管内で2町村導入するということで聞いておりまして、今年度はさらに清水町以外でも2町村を導入すると。どんどん普及はしていっている状況ではございます。
基本的にはドローンを牛追いの業務として使うのですけれども、バイクに代わるということで清水町の町牧のバイクもかなり老朽化が進んでおりまして、年間2,000千円、昨年度にいくと2,000千円程度修繕費がかかっております。そちらについてももちろん古くなってきているのでバイクの更新というのも今後検討しなければならないのですけれども、そちらについても、今、だんだんバイクも上がってきていて1,000千円程度1台かかるという状況でございます。今回、ドローンが補助を除いて、今、900千円ぐらい1台見込んでいて、どれぐらい使えるかということなのですけれども、今のところ、特にほかの地区でも使っていてもそんなに壊れないで使えているよと。バッテリーの消耗で更新、その交換ぐらいということなんですけれども、5年は今使えているということなのです。どんどん機械も良くなってきているので5年以上は使えるだろうと。
そういった意味でも、牧場経費はいろいろ資材の高騰など、そういった部分で大変な状況でありますので、費用の関係から見てもドローンを導入するというところで考えて今回導入に至りました。
以上です。
○委員長(深沼達生) よろしいですか。橋本晃明委員。
○委員(橋本晃明) 全部、たくさん質問したのであれですけれども、今、買うことのメリットというのは、現状の牧場の中から、状況からすればあるのかなと思いますけれども、今後出てくる機種や価格など、そういったものの想定はしているのかしていないのか伺います。
○委員長(深沼達生) 農林課牧場長。
○農林課牧場長(浅野和幸) 今後価格が抑えられていくかというご質問ですけれども、その辺についてはなかなか。今回、導入しようとしている機種も特定の機種といいますか、あまり普及が。いろいろなところで出ている分ではなく、中国で生産された機械なのですけれども、その1社でしか生産されていないという機械になります。ドローンだけではなく、音を出して牛を追うのですけれども拡声器ですとか、あと、体温を計測というか、温度管理。温度が見れるというサーモ機能もついていると。そういった機種を選定しているのですけれどもそういった機種は今のところ1社しかないということで、今後、5年10年はそんなに別なメーカーから普及して価格競争があるかというと、今、そういう状況ではないと判断しております。
○委員長(深沼達生) 橋本晃明委員。
○委員(橋本晃明) 温度を感知できるということは夜でも使えるという可能性もあるということですよね。それはこれからのことなのでしょうけれども。では、一方で、人がいなければできない、ドローンには代われない部分というのもあるだろうと思うのですけれども、そこはどのように押さえていますか。
○委員長(深沼達生) 農林課牧場長。
○農林課牧場長(浅野和幸) バイクに代わる部分のドローンなのですけれども、どうしても牛を最終的に牛追いの柵に入れる行為や、あとは、受精業務だとか。受精業務って受精の補助なのですけれども、そういった部分についてはどうしてもドローンではできないので人間の力が必要ということで、かなりの熟練の技術も必要だと感じております。
以上です。
○委員長(深沼達生) よろしいですか。
ほかに質疑ありませんか。
(なしという声あり)
○委員長(深沼達生) 質疑を終わります。
次に第6款1項6目土地改良事業費、143ページ、144ページの審査を行います。
質疑ありませんか。
(なしという声あり)
○委員長(深沼達生) 質疑なしと認めます。
次に第6款1項7目農業用水管理費、145ページから147ページの審査を行います。質疑ありませんか。
(なしという声あり)
○委員長(深沼達生) 質疑なしと認めます。
次に第6款1項8目農地移動適正化あっせん事業費、147ページの審査を行います。質疑ありませんか。
(なしという声あり)
○委員長(深沼達生) 質疑なしと認めます。
次に第6款2項1目林業振興費、147ページから150ページの審査を行います。質疑ありませんか。田村幸紀委員。
○委員(田村幸紀) 149ページ、有害鳥獣対策事業についてです。
本年度の予算24,116千円、昨年度が24,355千円、当初予算です。だったのでほぼほぼ予算額に変更はないのですが、これは骨格だからなのか、骨格だから前年同額に近いのか、それとも、これまでの一般質問とかでいろいろな議論をしてきて有害鳥獣の対策というのは必要ですねというお話をさせていただいた上で、前年度同額というのは対策がこれまでで十分ですよという答えになるのかなというふうに感じるのですが、これはこれから政策の中で追加をどんどん検討されていくものなのか、このままなのかというのをお伺いいたします。
○委員長(深沼達生) 答弁を求めます。林務係長。
○農林課林務係長(木戸悠登) 田村委員のご質問にお答えいたします。
こちらの予算ですが、骨格予算のほうで作成しておりまして、ただ、政策予算のほうでは追加は予定しておりません。
○委員長(深沼達生) 田村幸紀委員。
○委員(田村幸紀) 分かりました。
まず、自然界の有害鳥獣というのはどんどん増えていくというのもその議論の中でさせていただいた中で、前年同額ということはこれまでの事業の成果というか、そういうものに満足しているから前年度と同額の予算になるのだなと判断できるので。ですが、一応、議論の中では「これからちょっと検討していきます」という話をいただいていましたので、これからさらなる対策というのはもっともっと必要になってくる、有害鳥獣に関しては必要だなと思うので、今後の機会で検討していただければと思うのですが、いかがでしょうか。
○委員長(深沼達生) 林務係長。
○農林課林務係長(木戸悠登) おっしゃるとおりだと思います。
今後、猟友会の方ともお話しして、金額のほう、予算のほう、考えていきたいと思います。
ただ、今年の予算については毎年なのですが、猟友会の役員会のほうで協議のほうをさせていただきまして、委託料など、単価のほうを決めさせていただいております。
以上です。
○委員長(深沼達生) よろしいですか。
ほかに。橋本晃明委員。
○委員(橋本晃明) 今、田村委員が質疑したところと同じなのですけれども、有害鳥獣駆除対策事業で予算を組まれていますが、いわゆる北海道で猟友会と市町村との協議を行った上で熊の駆除だとかを行うというような方針が道の方針は出ているけれども、市町村はどうなっているのだろうなと、やはり町民の方も思っている方が多いのではないかと思うのですが、協議はどのようになっているのかお尋ねをしたいと思います。
○委員長(深沼達生) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 熊の駆除に関してですが、ここ数年、都市部市街地に熊が出没するというケースが増えてきております。そのような中で今後、町としてということですけれども、これまでは市街地等で熊が出没した場合は警察の判断によって対応するということになっておりましたが、今度からは市町村長の判断において警察の協力を仰ぎながら最終的には市町村が責任を持つという流れになってきております。また、具体的に猟友会の方が発砲して物に当たったとか、そういった補償の部分について具体的なものは示されていませんが、国のほうではそういうふうな流れで今進んでいるところでございます。
○委員長(深沼達生) 橋本晃明委員。
○委員(橋本晃明) いや、協議が進んでいるかどうかということです。
○委員長(深沼達生) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 失礼しました。猟友会の方とも、その点、共通の課題ではありますので、役員会等々で常にそういった部分については協議をしているところでございます。
○委員長(深沼達生) 橋本晃明委員。
○委員(橋本晃明) もう大分暖かくなってきてそろそろ熊が出てくる頃になってしまうのかなと思うのですけれども、ハンターの責任を問われて猟友会がもう協力しがたいような市町村もあるという中で本町においては大丈夫なのかということですね。一番心配されているのはそこだと思うのですけれどその点は今どうなっているのかお伺いしたいと思います。
○委員長(深沼達生) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 猟友会と町との関係ですが、林務係の担当者と猟友会との打ち合わせで私も出席することもあるのですけれども、常に良好な関係を築いていると私としては思っております。
○委員長(深沼達生) 橋本晃明委員。
○委員(橋本晃明) 例えば行政というか、町の責任でハンターが駆除するといったときに、何かあったときには町が責任を持つということになるのかならないのか。そこもよく分からないままで時期がどんどん来ちゃっているのかなという気がするのですけれども、協議は続けていくというか、具体的に進めていかないとできないことだと思うのですけれども、それはしていくということですよね。
○委員長(深沼達生) 農林課長。
○農林課長(寺岡治彦) 国のほうで補償の部分について詳細が決まり次第、再度、猟友会の方とは、その旨、相談しながら進めてまいりたいと思います。
○委員長(深沼達生) ほかに質疑ありませんか。
(なしという声あり)
○委員長(深沼達生) 質疑なしと認めます。
次に第6款2項2目町有林整備費、150ページの審査を行います。質疑ありませんか。
(なしという声あり)
○委員長(深沼達生) 質疑なしと認めます。
次に第6款2項3目森林整備事業費、150ページ、151ページの審査を行います。質疑ありませんか。
(なしという声あり)
○委員長(深沼達生) 質疑なしと認めます。これで農林業費の審査を終わります。