〇議長(山下清美) 次の発言を許します。5番、中河つる子議員。
〇5番(中河つる子) 5番日本共産党中河つる子です。それでは質問させていただきます。
1項目目、役場ロビーに庁内を案内する係を配置したらよいのではないか。
役場窓口に町民は申請、手続き、相談などいろいろな用事で行くと思うが、たくさんある窓口のどこに行けばよいかわからない。職員へは仕事をしているので声をかけにくい。案内係に「どうしましたか」と一声かけてもらうと安心して聞くことができ、用事を済ませることができます。そのためにロビーに案内係を配置したらよいと思いますが、町長の考えをお伺いします。
2項目目、役場から町民に発送する文書は誰もが理解できるような内容とし、スマホがなければわからないような文書にはしないで欲しい。
町民は誰もが平等に知る権利があると思いますが、役場から届く文書の中にはQRコードが印刷されているものがあります。町民全員がスマホを持っているわけではありません。それで読み取ることができない人は自分は、はじかれた人間かと思います。
役場から出す文書は本文で誰でもその内容が理解できるように記載し、さらに詳しく知りたい人のためにQRコードを載せるなどの工夫をして欲しいと思いますが、町長の考えをお伺いいたします。
3項目目。ハーモニープラザを清水町の観光をPRする場所としてもっと活用したらよいのではないか。
報道では今は旅行ブームであり、北海道にも多くの観光客が訪れています。今はまだ本町には道の駅はありませんが、今ある施設で清水町をPRすることも大事だと思います。
JRの駅、ハーモニープラザがある駅前には観光客が立ち寄っているようであり、土日祝日も開いているハーモニープラザを、最大限利用して景勝地、特産品の紹介、特産品の注文などをできるような場として活用したらよいのではないでしょうか。町長の考えを伺います。以上です。
〇議長(山下清美) 答弁を求めます。町長。
〇町長(つじ 康裕) それでは中河議員のご質問大項目1の案内係の配置についてお答えいたします。
現在役場庁舎1階ロビーにあったまちづくり情報コーナーのあり方を見直すとともに、明るい雰囲気、見通しのよさ、庁舎案内のわかりやすさなどを改善する取り組みを行っているところであります。
ロビーに案内係の職員を配置してはとのご提案については、現状の職員体制を考慮すると難しいものと考えております。まず、町民生活課戸籍住民係に総合案内的な役割を持たせ、来庁者が迷う場合の問い合わせ先として明示してまいります。また、職員においては迷っていそうな方を見かけたら、「どうしましたか?」「どこかお探しですか?」と積極的に声かけをするよう指導してまいります。
続きまして、大項目2の町から発出する文章のご指摘については、広報しみずで詳細情報を提供したり、各種文書において、参加申し込みを受け付けする際にQRコードを活用することがありますが、QRコードを読み取る以外に方法がないものとはしておりません。
しかしながら、ご指摘を受けるということは、文章の書きぶりに工夫が足りなかったものと考えており、職員に対し文書作成においては、わかりやすさを意識するよう指示してまいります。
続きまして、大項目3のハーモニープラザを清水町の観光をPRする場所としてもっと活用したらよいのではないかについてですが、これまで町としても、ハーモニープラザを観光PRの1つの拠点として、活用するべく事業展開してきた経過があります。
平成28年度から平成30年度までの間、情報発信拠点実証事業として、ハーモニープラザに職員を配置し、情報発信と物産の展示販売などを展開してまいりましたが、ここを訪れる地元以外の方は少数であり、特に現代はインターネット等の情報発信と情報収集方法の変化もあり、特に観光目的として移動される方は、事前に情報収集をされた上で、目的地に向かう方が多いことなどの結果から、この事業を断念した次第です。
この結果を踏まえ町といたしましては、インターネットやSNSをなどを利用した各種情報発信に主力を置き換え、本町の魅力ある食や景観を発信してきているのが現状の取り組みであります。
しかし、ハーモニープラザは市街地の中心的な位置付けには変わりがないことから、ここを訪れる方にまちの情報発信をすることは今後も必要と考えておりますので、ご質問にありました特産品の注文などの手法も含めて、商工会等関係機関と連携しながら考えてまいります。
〇議長(山下清美) 5番、中河つる子議員。
〇5番(中河つる子) 1項目目について再質問します。
5月の末頃には、役場ロビーのレイアウトが変わってベンチが3列ほどできたりしまして、記入場所もできたり使いやすくなったと感じます。
しかし、金融機関などと違い、職員はお客さんの方を、正面を向いておりませんので、お客さんから見れば横に向いて仕事をしている職員の方には声はかけづらいのですね。
それで、芽室町で行われている案内係を先日見てきました。芽室町では玄関が入ったところに案内係がいて、どうしましたかと声をかけてくれ、必要なところに案内してくれる、そういう取り組みをしてました。
清水町が利用人数とかで、そういうものができないとしましても、例えば先ほど言われていた戸籍係のところに案内などというパネルを置いたりして、町民が来たときに、どこに尋ねればいいかなとそういう改善もできるのではないかと思いますがいかがでしょうか。
〇議長(山下清美) 答弁を求めます総務課長。
〇総務課長(藤田哲也) 中河議員の再質問に私の方から答弁をさせていただきます。
現在役場の1階ロビー、こちらの方は途中経過という形なのですけども、あったものをずらし見やすくするとか、そんなことでまだ1ヶ月程度かかるかなとは思いますし、年度途中の中でも随時やれることを取り組み始めているということでございます。
そうした中で来庁された方が、中河議員から今ご指摘あったように、すべてのカウンター役場調査においては職員がお客さんの正面を向いていないというご指摘があって、確かにこれはやはり声をかけづらさにも繋がっているのかなとは感じるところでございますが、この点についても今後検討してまいりますけども、機器の配置等々特に戸籍とか住民窓口の関係については、そこの等々のことも若干出てくるかなという懸念もあるので、その辺も踏まえて、その部分については検討していこうとなおしたいと考えております。
またパネルの明示のお話がありました。今回役場1階ロビー、正面玄関入ったときに、まず戸籍住民係がですね、来客者の目にですね、遠くからすぐ目につくようにということで、まちづくり情報コーナーのあり方も見直したということでございます。ですので玄関入ってすぐとか、カウンターのすぐにも見やすい、しかも大きさもそれなりに見えるようなもので、迷う方とかお困り事があれば気軽にお声掛けくださいというような言葉も添えながらですね、総合案内の窓口ですよと、お気軽にお尋ねくださいという大きな表示をですね、町長の答弁したようにかけていきたいと考えております。
また芽室町の例をご提案というかお話をいただきました。芽室町の総合案内というのも私も芽室町役場に行きますので、存じておりますし、その運営の仕方についてもですね、町民の有償ボランティアみたいな形のものをうまく活用してやっているということも承知してございます。
現状の職員体制の中では、ただいま町長が申し上げていましたとおり、難しい部分があるというのが現状ですけども。そういった町民の方の有償ボランティア等のお力を借りるということは、窓口もそうですし、それ以外の業務もいくつか考えられるのかなと思っておりますので、こういった点を調査研究しながら、総合案内で窓口も含めて検討を今後していこうと考えているところでございます。以上です。
〇議長(山下清美) 5番、中河つる子議員。
○5番(中河つる子) 私もたまに清水町役場の窓口の方に行くこともありますが、なかなかどこの窓口というのを聞くのには勇気が要ることです。それで町民の方の話としてはね、本当にその仕事を足すときに、勇気を持って窓口行くと、そういう話も聞いていまして、自分の用事を足すことが大変なそういうものを思っていっているのだなというのを聞きまして、もう少し誰でもがわかりやすく聞けるような場というところというか、案内を出すことが大事かなと思って、こういう質問をしてみました。
そういうことで、今後使いやすいような改善をされるということで期待していますので、よろしくお願いいたします。
2項目目に行きます。町から発する文書、その中に本当に今は広報にもQRコードが出ていまして、いろいろなものがQRコード見れば詳しく見れるかもしれません。
ですが、この質問の中にもあったように、スマホは町民全員が持っているわけではないのです。そういうことで、私が今これで質問したのは、主に個人宛に送られてくる文章ですね。その中にそういうQRコードがあるということで、例えば、総合計画、これをみんなで作っていますね。この中を見ても何十人もの人のそういうもので作られたものですが、これの中間審査といいますか、そういうような文章の中にこのQRコードがあったと。その方はやはり、一生懸命自分はこの作るのに協力してやってきたという方が、QRコードがついてないということで、なかなかね、それがついているということで何か自分はここまでやってきたのだけど、本当にどうなのかと。そういうような疑問を話してくれまして、私は本当にここ5、6年前にこういう総合計画を立てるために、みんなが集まり、意見を出し合ってできたものだと思っていますので、それをそういう人たちが、中間報告とかそういうものに入っていけないというのは本当に自分たちが今まで努力したことが、何ていうのでしょう、はじかれたっていうそういう感じになったということで、その気持ちはよくわかります。
そういうことでこれからももう少し、そのQRコードを使える人は沢山いますけども、使えない方もいるということで、その方たちのことも理解しながら、文章なども変えてもらいたいと思いますが、どうでしょうか。
〇議長(山下清美) 答弁を求めます総務課長。
〇総務課長(藤田哲也) 中河議員の方から今回、町民の方からのお話のケースも含めて再質問がございました。
町長の方からも答弁があったように、まずはやはりその文章の書きぶりを見た方がわかりやすさというものが、足りなかったのだろうというそういう経過の中で今回町民の方が非常に残念な気持ちになってしまったと、そういう思いをさせてしまったことにつきましては大変申し訳なく感じているところでございますし、こういった点については、全職員の中できちんと意識づけというものを改めてする必要があると考えてございます。
特に情報化が進んでいく中で、QRコードというものをどんどん活用していく場面というのはこれからも増えていくし、こういう情報発信はしてくのですけども。例えばQRコードばかりが目立ってしまって、文書でもできますよとか、お電話でもいいですよとかというような文字が小さかったり、後ろの方に出てくると、やはりスマホを持ってない方とかも、これもQRコードかというような部分で、やはり次の方に読み取りがしづらくなってしまうというわかりづらさが生じるのではないかと思いますし。特に文書の量が多いときですね、大量の文書が何枚も出るときは、特にそういったところは注意をしながら、QRコードでもできるけども、スマホでない方は直接お電話もしくは文書での回答の方をお願いしますとか、そういった明示もするというようなことも、文書導入とか、レイアウト等も含めて工夫していくというような対応が必要と考えてございますし、今後こういったところについては、庁舎全体で気をつけてまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。
〇議長(山下清美) 5番、中河つる子議員。
○5番(中河つる子) そういうふうにスマホを持ってないとかホームページを見れないとかという人は何か自分は置いてけぼりにされた、そういう感じがしているのだと思います。
そういう感じで、初日の敬老祝金のときの説明に、町長の方からね、祝金の説明の中で健康で楽しく生きる、長寿を喜ぶための取り組みだという敬老祝金の説明がありました。
こういう考え方がすごく、このお年寄りの人たちにとっては、すごく身にしみるといいますか、長く生きていてもいいのだと、そういうものを肯定されたように思う。そういう内容だったなと思いまして、私も敬老祝金などの話を老人にするときには、長生きしたらいいこともあるよと、そういうことを言いながら、知らせているわけですが。長い間苦労されてきた、お年寄りの方にそういう思いで生きていってもらいたいと思いますので、これからも、そこのところを配慮しながらして欲しいと思いますので、よろしくお願いします。
〇議長(山下清美) 答弁はよろしいですか。答弁を求めます。総務課長。
〇総務課長(藤田哲也) 高齢者への配慮という点で再度お話をいただきました。敬老祝金制度の中でも、町長の方からですね、職員に対しましてもこういった敬うという気持ちのもとで仕事をしていくというようなお話をいただいております。
そういった町長の姿勢に従いながら行政を進めてまいりたいと考えてございます。以上です。
○5番、中河つる子議員。
○5番(中河つる子) それでは3項目目に移ります。ハーモニープラザのところに、というのはですね、旅行私達も遠くへ出かけたりしますが、そういうときには、一番に行くのはやっぱりトイレのあるとこなんですね。それで、そのついでにその町のことも知りたいと。そういう感じで、私たちも遠出をしたときには立ち寄ったりすることが多いと思いますけども、その時にね、見やすい特産品の紹介、ハーモニープラザに行っていましてね。トイレもありますし、駅前ということで、観光客も立ち寄ることもあると思いますし、今でしたら、新しく国立公園になった、襟裳日高山脈十勝国立公園のね、カードも置いてあるということで、立ち寄る方もやはりいらっしゃると思います。
そういう中で、せっかくある場所が広々とした場所もありますのでね、あそこに置いてあるパッケージなどで商品を説明して、見えるようにしているのもありますけども、やはりそういう今のインターネットの時代では、昔よりは少なくなったかもしれませんけども、利用する方もやはりいます。
そういうことで、パッケージなども1年に1度ぐらいは新しくして欲しいし、あそこにパネルもありますねなんか見られるように、町の役場の入口と同じようなね、ああいうものも見たい人はこうスイッチを入れてくださいっていう感じで見られるようにしてもいいかなと考えております。
そういうものも発信しながら、もしくはこれからね、道の駅を作りたいという町長の意見もありますが、それまで何もしないっていうのもないですけども。今ある場所を有効に使って清水町をPRしていくのも大事ではないかと思います。どうでしょうか。
〇議長(山下清美) 答弁を求めます。商工観光課長。
〇商工観光課長(青沼博信) ただいまの議員の質問にお答えさせていただきます。
ハーモニープラザ利用目的、それから、今観光客の方に対しての対応ということで、ご質問がございました。
私もハーモニープラザの方に、すぐ現地を確認いたしまして、あそこに商品のサンプルが置いてございました。何分本当に申し訳なかったのですけども、経年劣化で変色したものですとか、特に飲料品のサンプルが経年劣化によって少し見栄えが悪いものがございました。すぐそちらについては撤去させていただきまして、清水町のイメージを誤解されないような、そして今、私たちがPRする「食」ですとか景観を少しでも良くしたいという思いは取り組んで参りたいと思います。
それから、今、あそこを訪れる方の話題が出ております。
観光客、先ほど町長の答弁にもありましたけども、観光を目的する方、それから他の町を訪れる方っていうのは、まず目的があって訪れる方が多いと我々は把握してございます。
食ですとか景観ですとか、それから体験ですとかということがありまして、なかなか先ほど答弁にもありましたけども、ハーモニープラザだとか、駅を訪れるという方は、昔と違って少数になってきているのが現実、我々が把握している実態でございます。
ただ、JRを利用する方ですとか、何らかの形で利用される方が多いのも事実でありますので、しっかりとですね、今少し寂しいですとか、あと経年劣化した商品もありますので、その辺をもう少しですね、清水町PR、もっとよく魅力あるものPRできたり、それから、ご質問にもありました物販の商品だとか、注文だとかもありますけども、その辺もですね、少し何らかの工夫をさしていただいて、あそこに寄った方にとって魅力ある清水町をPRできる施設と考えていきたいと思ってございます。
〇議長(山下清美) 5番、中河つる子議員。
○5番(中河つる子) 私の質問に共通するのは、旅行者もインターネットも使うかもしれないけども、普通の使ってない方もいらっしゃる。文章にもそうですけども、今ちょうどそういう過渡期なのかもしれませんし、まだまだでもそういうものを使わない人も旅行しているのではないかと思いますのでね、そういう方も楽しんでいけるように、また清水という町を知ってもらうためにも、ハーモニープラザをね、もう少し利用したらいいのではないかという、私の意見です。
そういうことで、これからもそのような、もう少し力を入れてもらいたいと思いますが、町長の道の駅を立てるっていうその構想とあわせてどのようにお考えかお願いします。
〇議長(山下清美) 答弁を求めます。町長。
〇町長(つじ 康裕) 中河議員からですね、インターネットを使わない方々への配慮をして欲しいと。大変重要なご指摘をいただいたと思っております。また何もしないのではなくて、今ある場所、有効に活用して欲しいと。まさにそのとおりでございます。
道の駅をすぐ今日明日に建てるということはできませんので、今、そういった道の駅が形になるまでハーモニープラザを、関係機関、商工会等連携しながらですね、有効活用をしてまいりたいと考えております。以上でございます。