令和7年第7回定例会会議録(12月16日_日程第3)

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〇議長(山下清美) 日程第3、議案第82号清水町営育成牧場草地改良施設設置及び牧野管理条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。

本案について提案理由の説明を求めます。農林課長。

〇農林課長(寺岡治彦) 議案第82号の提案理由のご説明を申し上げます。

例規集は第2巻、5,731ページから登載されてございます。

今回の条例改正は、牧場使用料を改正するものでございます。

牧場使用料につきましては、平成14年度の改正以降23年間据え置きとなっております。ただ、ここ数年の世界情勢の悪化や円安等の影響により、牛の飼料が高騰し、現在も高止まりが続いており、牧場収支は年々悪化してきております。

牛の飼料高騰を受け、管内の他の預託牧場においては、すでに使用料の値上げを行っており、現在本町の使用料は管内では最低の金額となっております。

近年の酪農情勢におきましては、乳価の上昇や国の生乳生産の増産政策により、徐々に回復傾向に向かっております。

本町の使用料等については原則3年ごとに見直すこととなっており、今回ご提案させていただくものでございます。

なお、今回の収料の改正におきましては、8月に開催しました受託者協議会の役員会において一定程度のご理解を得ており、また、12月に改正された清水町使用料等審議会でも承認されております。

改正の内容につきましては議案の新旧対照表にてご説明いたします。別表第3の夏季放牧におきましては町内牛260円を320円に、町外牛310円を370円に、また冬期舎飼におきましては町内牛610円を650円に、町外牛770円を810円に改正するものでございます。

なお今回の改正により使用料につきましては約30,000万程度の増額を見込んでおります。

付則といたしまして、この条例は令和8年4月1日から施行するものといたします。

以上、議案第82号の提案理由の説明とさせていただきます。ご審議の程よろしくお願いいたします。

〇議長(山下清美) これより質疑を行います。質疑ありませんか。

7番、橋本晃明議員。

〇7番(橋本晃明) 町営牧場に関しては、所管事務調査の報告でもありましたように、今牧場は赤字の状態になっているわけですが、その中で650円と40円上げたというこの数字の根拠について伺いたいと思います。

〇議長(山下清美) 答弁を求めます。農林課長。

〇農林課長(寺岡治彦) はい、値上げの根拠でございますが、管内のこれまでの値上げの状況、それと管内における平均並みの料金ということで設定させていただいてございます。

〇議長(山下清美) 7番、橋本晃明議員。

〇7番(橋本晃明) 先ほどの調査では、牧場の収支では7千数百万円のマイナスになっています。この今回の値上げでは30,000万程度の増ということで見直されるということですけれども、依然として相当額が収支合わない状態になっているのですけれども、これを、もし平成30年以前のように受益者負担率100%ぐらいに持っていくとすれば、110円以上の値上げが必要になろうかと思うのですけれども。さすがにそこにいっぺんに持ってくということはショックが大きいのではないかという判断があったのではないかと思いますけれども、それについては実際どう議論が行われたのか。教えていただきたいと思います。

〇議長(山下清美) 答弁を求めます。農林課長。

〇農林課長(寺岡治彦) 今橋本議員おっしゃったように、今回の値上げによってまだ赤字が続くという状況ではありますが、道営事業が完了しまして、草地更新、また牧草収穫機等を購入しております。

そういった部分で自給飼料の増、購入飼料の減、それとあと今まで収穫作業委託していた部分を直営でという部分で、経営改善に図ってまいりたいと考えております。

〇議長(山下清美) 7番、橋本晃明議員。

〇7番(橋本晃明) 平成14年以来、23年間据え置きできているというところも少し引っかかるところではあるのですけれども、この使用料等の見直しについては、3年に1度検討して適切な価格を決めていくということになっているのですが、先ほど伺った中では原則3年ごととなっておりますが、これは必要に応じて毎年行うとか、そういったことがこれから必要になってくるのではないかと思うのですけれど、特に激変緩和的なものを要素を入れていくとすれば、3年ごとでは間に合わないと言いますか、実態にそぐわないのではないかと思いますけどその点いかがでしょうか。

〇議長(山下清美) 答弁を求めます。総務課長。

〇総務課長(藤田哲也) 使用料等の見直しにつきまして基本的な庁内の考え方でございますが、ただいま橋本議員がありましたように、原則3年ごとに見直すということで、収支の状況であったり物価の状況であったり、利用の状況であったり、十勝管内の動向であったりというようなものを1つの尺度として見直しを図ってございます。

ただいま随時の見直しをということでございましたが、法令等に制約を受けるものについては、3年にこだわらずこれまでも料金改正をということで提案条例改正の提案をしてきた経過でございます。

なお、牧場利用料につきましては、ただいま農林課長の方から自給飼料の増産とかも含めまして、経営改善をまず図るということでございますので、この状況を見ながらその中で仮に収支プラスマイナスゼロという方向性を目指していけるということであれば、そこは農業情勢も踏まえた上で改正をしていくということでございます。

3年程度という期間につきましては、そういった収支改善の状況も踏まえますと、一定程度適正な期間ではないかなと考えてございますので、牧場使用料について3年以内に、現時点では急遽上げなくてはいけないというような情勢にあるとは考えていないということでございます。以上です。

〇議長(山下清美) 次の質疑を受けます。よろしいですか。

他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ声あり)

〇議長(山下清美) これで質疑を終わります。

これより討論を行います。討論はありませんか。

まず、原案に反対者の発言を許します。反対者の方はいますか。

(「なし」と呼ぶ声あり)

〇議長(山下清美) なければ次に、原案に賛成者の発言を許します。

7番、橋本晃明議員。

〇7番(橋本晃明) 原案について賛成の討論を行いたいと思います。

今定例会初日に町営牧場の現状と課題について、総務産業常任委員会の所管事務調査報告がありました。

令和元年度から令和6年度までに実施した道営事業、これ総額22億円ですけれども、完了をしたということを機会に、現地を視察をしながら調査を行ったところであります。

牧場の収支については、平成30年度までは黒字でありましたけれども、それ以降は赤字に転落しております。

牧場の利用状況は、令和7年度で夏季放牧が申請頭数2,406頭に対して承認頭数1,990頭、冬季舎飼が申請頭数1,464頭に対して承認頭数が1,260頭となっております。

この度、牧場使用料について令和8年度から夏季放牧で1日当たり260円を320円に、冬季舎飼では610円を650円にそれぞれ60円と40円の増が提案されております。

私はこの程度の値上げでは不十分と考えております。

町営牧場の年次別決算では、平成30年度までは受益者負担率が100%を超えておりましたけども、それ以降は低下を続け令和6年度には73%まで落ちております。しかもこの中に起債償還は含まれておりません。この6年間に整備された施設機械の事業費は22億円であります。

酪農は本町の基幹産業であり、町として支援することの重要性は町民にも理解されていると思いますけれども、現状の受益者負担率は低すぎると言わざるをえません。

使用料改定に際しては、管内他町村の料金を見ながら検討したと言う事でありましたけれども、施設の整備状況や運営形態の違いなど条件の異なる他町村との比較は単なる参考数値でしかありません。

現在、町外牛の受け入れは全くなく、今年冬季舎飼で入りきらなかった分は61頭が芽室町の牧場に入っておりますけれども、芽室町は今後、牧場の整備等を進める中で、他町村の牛を預からないという方針を打ち出しております。

町内には清流ファームやすくすくライフといった、民間の育成牧場がある中で、町営牧場が一般会計からの補てんを受けながら格安で営業していることは問題であり是正すべきだと考えております。

また冬季舎飼で町営牧場を利用している酪農家戸数は、全酪農家戸数119戸中、19戸であって約16%であります。

今回の使用料改定にあたっては、牧場の収支を改善するためには、100円以上の値上げが必要になりますけれども、いっぺんにそんなに上げるとショックが大きすぎるという判断があったのではないかと想像しております。

激変緩和のために、段階的に改定するためには、使用料の改定を3年に1度とする現在の仕組みを改め、必要に応じて毎年検討する方式にすべきではないかと考えております。

今後、人手不足が深刻になり、新技術を取り入れざるをえない時代が来ることが予想されております。

新しい技術の導入には投資が必要になりますが、それが受胎率の向上などの利用者の満足に繋がれば、料金の問題ではないといえると思います。

先ほどの質疑の中で、使用料の改定は原則3年間に1度、また途中で情勢の変化や判断によっては、3年に1度にこだわらずに随時行っていくとの答弁をいただきましたので、皆さんの考え方が、議会で議論していただいた中で、町営牧場の料金の適正化に向けて取り入れられることを期待して、次年度以降適切な使用料の設定を、期待しながら賛成の討論とさせていただきたい。

今年度については、提案のあったとおりの使用料でよしとするものでございます。以上でございます。

〇議長(山下清美) 次に、同じく賛成者の発言を許します。

(「なし」と呼ぶ声あり)

〇議長(山下清美) なければこれで討論を終わります。

これより議案第82号清水町営育成牧場装置改良施設設置及び牧野管理条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。この採決は起立によって行います。

本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

〇議長(山下清美) 起立多数です。

よって、議案第82号は原案のとおり可決されました。

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